JP2005340435A - クリーンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 隔壁を用いずにクリーンカプセル内を清浄な環境に保つことができ、かつ、容易に物品を出し入れすることが可能なクリーンユニットを提供する。
【解決手段】 パスボックス32、33の内部容積をクリーンボックス11の内部容積よりも小さくなるように形成し、かつ、メイン除塵ユニット12がクリーンボックス11に向けて送り込む空気の流速よりも、サブ除塵ユニット46、47からパスボックス32、33に向けて空気を送り込む空気の流速を速く設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内部を除塵環境に保つことが可能なクリーンカプセルを有するクリーンユニットに関する。
例えば、半導体等を製造するクリーンルームでは、HEPAフィルター等を備えた空気浄化装置を通して清浄化された、極めて塵の少ない空気を通気口から送り出すことで、クリーンルーム内を高度な清浄環境に保っている。こうしたクリーンルームの設置は、建築物全体や仕切られたフロアに除塵装置やダクトを設計、設置していく大規模な工事を伴う。一方、室内の机上などに設置して、一定の区画された小エリアを清浄環境下に保つ、クリーンカプセルなどと称される簡易的なクリーンルームが知られている。
このようなクリーンカプセル内に外部から物品等を出し入れする際には、クリーンカプセル内の清浄環境を保つために、外気が極力クリーンカプセル内に侵入しないようにする必要がある。このため、従来のクリーンカプセルでは、クリーンカプセルに隣接してパスボックス等を設置して、このパスボックスの外気に面した開口にシャッタやビニールカーテン等の隔壁を設置するとともにクリーンカプセル内を陽圧にして、物品等を出し入れする際に外気ができるだけクリーンカプセル内に侵入しないような構造になっている。また、例えば、特許文献1に示すように、クリーンルームに隣接してインターフェイスチャンバーを形成し、このインターフェイスチャンバーの開口に循環式のエアカーテンを形成したものも知られている。
特開2000−297953号公報
しかしながら、従来のようにパスボックスの外気に面した開口にシャッタやビニールカーテン等の隔壁を設置してクリーンカプセル内の清浄環境を保つ方法では、隔壁を順次開放していくなど、物品をクリーンカプセルから出し入れするのに手間がかかり、誤った隔壁の操作でクリーンカプセル内を汚染してしまう懸念があった。また、小型のクリーンカプセルでは、開口面積がクリーンカプセルの容量に対して比較的大きくなるので、隔壁の開放時に外気の侵入が起こりやすく、クリーンカプセル内を汚染してしまう懸念があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、隔壁を用いずにクリーンカプセル内を清浄な環境に保つことができ、かつ、容易に物品を出し入れすることが可能なクリーンユニットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、空気を除塵するメイン除塵ユニットから送り出される除塵された空気が流入するクリーンボックスと、前記クリーンボックスに隣接して配置され、空気を除塵するサブ除塵ユニットから送り出される除塵された空気が流入するパスボックスを少なくとも1つ以上有し、前記パスボックスの内部容積が前記クリーンボックスの内部容積よりも小さくなるように前記パスボックスを形成するとともに、前記メイン除塵ユニットから前記クリーンボックスに送り出される空気の流速よりも、前記サブ除塵ユニットから前記パスボックスに送り出される空気の流速が速くなるように設定したこと特徴とするクリーンユニットが提供される。
前記パスボックスは底面が通気可能に形成され、少なくとも前記底面において空気の流通が確保されればよい。前記パスボックスの第1側面には前記クリーンボックスに開かれた第1開口が形成され、前記第1側面と対面する第2側面には外気に向けて開かれた第2開口が形成されればよい。
本発明のクリーンユニットによれば、パスボックスの内部容積をクリーンボックスの内部容積よりも小さくなるように形成し、かつ、メイン除塵ユニットがクリーンボックスに向けて送り込む空気の流速よりも、サブ除塵ユニットからパスボックスに向けて空気を送り込む空気の流速を速く設定することによって、クリーンボックスはパスボックスを介して常に開放状態であっても、クリーンボックス内の清浄度を所定のレベルに保つことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を交えて説明する。図1は、本発明のクリーンユニットの構成の一例を示す外観斜視図である。また、図2はその正面平面図である。机上等に設置可能な小型のクリーンルームであるクリーンユニット10は、クリーンボックス11、メイン除塵ユニット12および循環部30とからなるメインユニット31と、クリーンボックス11の両側にそれぞれ隣接して配置されるパスボックス32、33とから構成されている。
クリーンボックス11は、例えばアルミ製骨材などから形成された矩形の枠体に、例えば帯電防止処理を施した透明なアクリルプレートを固定して形成すれば良い。このようなクリーンボックス11の内部には、清浄な環境下に置く必要のある装置等を収容され、例えば、500mm立方の大きさの小型の立方体に形成されれば良い。
クリーンボックス11の前面側には、陽圧確保排気口18が形成されている。この陽圧確保排気口18は、開閉自在なダンパー板19で覆われる構造であれば良い。
クリーンボックス11の両側面には、後述するパスボックス32、33との間で開放される開口34、35がそれぞれ形成されている。こうした開口34、35を介してクリーンボックス11とパスボックス32、33との間は常に開放状態におかれる。クリーンボックス11の背面下部には通気口38が形成されている。通気口38は、循環部30との間で空気の流通を可能にし、メインユニット31の空気の循環過程でクリーンボックス11内の空気を循環部30に流入させる役割りを果たす。
メイン除塵ユニット12は、クリーンボックス11および循環部30の上部に設置されており、ファン36およびフィルタユニット37とを備えている。ファン36は、回転によってフィルタユニット37側を加圧にする。フィルタユニット37は、グラスウールを主材としたペーパー状のフィルタ、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air )フィルタが内蔵されている。HEPAフィルタは集塵効果を高めるために、例えば、広い表面積のものが屈曲されて収められていればよく、慣性、拡散、衝突のフィルタ3作用により1μm以下の非常に微細な塵も捕捉することができる。
このようなフィルタユニット37の下面からは、例えば1立方フィート中に微細な塵が10個以下の清浄な空気が供給される。なお、フィルタユニット37に用いられるフィルタ材は、前述したHEPAフィルタ以外にも、例えば、ULPA(Ultra Low Particulate Air)フィルタなど、更なる高性能のフィルタを用いても良い。こうした構成のメイン除塵ユニット12からは、例えば流速が0.45m/sでクリーンボックス11に向けて除塵した空気を送り込めばよい。
クリーンボックス11の後背部には、循環部30が形成されている。循環部30は、クリーンボックス11の通気口38とメイン除塵ユニット12のファン36とを結ぶダクトの役割りを果たし、メイン除塵ユニット12からクリーンボックス11に吹き出された空気を再びメイン除塵ユニット12にリターンさせ、メインユニット31の空気の循環工程を形成する。
このような循環部30の一端には、給気ファン39が設けられていても良い。給気ファン39は、外気を一定量だけメインユニット31内に導入し、クリーンボックス11内を加圧環境に保つ。
以上のような構成のメインユニット31では、給気ファン39や通気口38から循環部30に流入した空気は、メイン除塵ユニット12のファン36によってフィルタユニット37に送られ、フィルタユニット37を構成するHEPAフィルタなどによって所定のクリーンレベル(例えば、0.3μm基準でクラス10)まで除塵される。
こうして、フィルタユニット37で所定のクリーンレベルまで除塵された清浄な空気はクリーンボックス11に流入する。クリーンボックス11は、所定のクリーンレベルまで除塵された清浄な空気で満たされる。そして、クリーンボックス11内の空気は通気口38を介して再び循環部30に戻る。こうしてメインユニット31内の空気の循環工程(破線矢印R)が形成される。
クリーンボックス11の両側面にそれぞれ接続されるパスボックス32、33は、例えば帯電防止処理を施した透明なアクリルプレートから構成されればよく、例えば、200mm立方の大きさの小型の立方体に形成されれば良い。
こうしたパスボックス32、33の内部容積は、クリーンボックス11の内部容積よりも小さくなるように形成される。例えば、クリーンボックス11の内部容積が500mm立方に形成されたとき、パスボックス32、33の内部容積は200mm立方に形成されればよい。
パスボックス32、33のクリーンボックス11に対面する第1側面32a,33aには、クリーンボックス11の開口34、35にそれぞれ対応する第1開口41、42がそれぞれ形成されている。こうした第1開口41、42とクリーンボックス11の開口34、35とがそれぞれ対面して形成されることによって、パスボックス32、33には、それぞれクリーンボックス11に対して常時開放された開放面が形成される。
パスボックス32、33の第1側面32a,33aと対面する第2側面32b,33bには、外気に向けて開かれた第2開口43,44がそれぞれ形成されている。こうした外気に面した第2開口43,44およびクリーンボックス11に面した第1開口41、42によって、クリーンボックス11からパスボックス32、33を介して外気に至る隔壁のない一連の開放通路Pが形成される。
パスボックス32、33の底面32c,33cは、通気可能な開放面を成す。こうした底面32c,33cは、例えば金属網やパンチングボードなど、通気可能でかつ、パスボックス32、33を介してクリーンボックス11から出し入れする物品が落下しないもので構成されていれば良い。
パスボックス32、33の上部には、それぞれサブ除塵ユニット46、47が設置されてている。サブ除塵ユニット46、47は、それぞれファン51、52およびフィルタユニット53、54とを備えている。ファン51、52は、回転によってフィルタユニット53、54側をそれぞれ加圧にする。
フィルタユニット53、54も、メイン除塵ユニット12のフィルタユニット37と同様に、例えばHEPA フィルタが内蔵されていればよい。このようなフィルタユニット53、54の下面からは、例えば1立方フィート中に微細な塵が100個以下の清浄な空気が供給される。なお、フィルタユニット37に用いられるフィルタ材は、前述したHEPAフィルタ以外にも、例えば、ULPA(Ultra Low Particulate Air)フィルタなど、更なる高性能のフィルタを用いても良い。
このようなサブ除塵ユニット46、47からは、メイン除塵ユニット12がクリーンボックス11に向けて送り込む空気の流速よりも早い流速で除塵した空気がパスボックス32、33に送り込まれる。メイン除塵ユニット12から送り出される空気の流速が0.45m/sに設定されたときに、サブ除塵ユニット46、47からは、例えば流速が1.1m/sでパスボックス32、33に向けて除塵した空気を送り込めばよい。そして、サブ除塵ユニット46、47から送り出された清浄な空気は、パスボックス32、33の通気可能な底面32c,33cから排出される。これによって、パスボックス32、33の底面32c,33cは、常に空気の流通が確保される。
クリーンユニット10は、上述したように、パスボックス32、33の内部容積をクリーンボックス11の内部容積よりも小さくなるように形成し、かつ、メイン除塵ユニット12がクリーンボックス11に向けて送り込む空気の流速よりも、サブ除塵ユニット46、47からパスボックス32、33に向けて空気を送り込む空気の流速を速く設定することによって、クリーンボックス11はパスボックス32、33を介して常に開放状態であっても、クリーンボックス11内の清浄度を所定のレベルに保つことが可能になる。
次に、本発明のクリーンユニットの作用を説明する。クリーンユニット10は、クリーンボックス11がパスボックス32、33との間で開放面を形成し、そのパスボックス32、33は、外気に向けて第2開口43,44で開放されている。即ち、クリーンボックス11はパスボックス32、33を介した外気との間で隔壁の存在しない開放通路Pが形成されている。
シャッタ等の隔壁でクリーンボックス内の清浄度を保つ方式では、クリーンボックス内の静圧を上げればよいが、本発明のクリーンユニット10では、クリーンボックス11がパスボックス32、33を介して常に外気に向けて開放されており、クリーンボックス11の静圧と、メイン除塵ユニット12やサブ除塵ユニット46、47から送り出される空気の流速による動圧とによって、クリーンボックス11内の清浄度が確保される。
そのため、メイン除塵ユニット12がクリーンボックス11に向けて送り込む空気の流速よりも、サブ除塵ユニット46、47からパスボックス32、33に向けて空気を送り込む空気の流速を速くなるように設定し、パスボックス32、33の底面32c,33cで常に空気の流通が確保されるように構成することで、パスボックス32、33の静圧と動圧とからなる全圧が、クリーンボックス11の全圧よりも高まり、隔壁を設けなくてもクリーンボックス11内の清浄度を所定のレベルに保つことができる。
本発明のクリーンユニット10のように、隔壁等を設けないでクリーンボックス11内の清浄度を保てれば、物品等をクリーンボックス11内から出し入れする際に、格段に操作しやすくなり、隔壁の操作手順ミスによるクリーンボックス内の汚染といったこともなくなる。また、パスボックス32からクリーンボックス11を経てパスボックス33に至る直線状の開放された開放通路Pが形成されることによって、例えば、清浄度を要求される製造工程を含む製造ラインを、連続して動かしつつ清浄度を確保することも可能になる。
本発明のクリーンユニット10では、例えば、図3aに示すように、パーティクルが0.3μm粒径基準において、パスボックス32、33の外気に面した第2開口43,44の近傍ではクラス30000程度になるが、パスボックス32、33の静圧と動圧とからなる全圧によって、パスボックス32、33のクリーンボックス11寄りの部分はクラス200の清浄度に保たれる。そして、こうしたパスボックス32、33に挟まれたクリーンボックス11内は、クラス10の清浄度を達成することができる。
また、例えば、図3bに示すように、パーティクルが0.5μm粒径基準において、パスボックス32、33の外気に面した第2開口43,44の近傍ではクラス10000程度になるが、パスボックス32、33の静圧と動圧とからなる全圧によって、パスボックス32、33のクリーンボックス11寄りの部分はクラス100の清浄度に保たれる。クリーンボックス11内は、クラス1の清浄度を達成することができる。
本出願人は、本発明の効果を検証した。検証にあたって、図1、2に示すクリーンユニット10を準備した。クリーンボックス11は、350×350×430(mm)の大きさのアクリル製のものを用いた。2つのパスボックス32、33は、180×180×220(mm)大きさのアクリル製のものをそれぞれ用いた。メイン除塵ユニット12は、0.3μm粒径基準でクラス10の除塵能力のあるものを用いた。また、サブ除塵ユニット46、47は、0.3μm粒径基準でクラス200の除塵能力のあるものを用いた。
上述したようなクリーンユニット10を用い、メイン除塵ユニット12の空気の流速を0.15m/s,0.45msの2段階に変化させ、また、サブ除塵ユニット46、47の空気の流速を0m/s(OFF),0.4ms,1.1m/sの3段階に変化させた。そして、クリーンボックス11およびパスボックス32、33に設定した複数の測定ポイントにおいて、0.3μm粒径基準および0.5μm粒径基準における1立方フィート中のパーティクル数(クラス)をパーティクルカウンタで計測した。図4に検証に用いたクリーンユニット10における測定ポイントの位置を丸付き数字で示した。こうした測定ポイントを示す丸付き数字は、後ほど示す測定結果の各表中の測定点の項目に対応する。
表1に、0.3μm粒径基準において、メイン除塵ユニット12およびサブ除塵ユニット46、47の流速を変化させ、主要な測定点でのパーティクル数(クラス)を測定した結果を示す。同様に、表2に、0.5μm粒径基準において、メイン除塵ユニット12およびサブ除塵ユニット46、47の流速を変化させ、主要な測定点でのパーティクル数(クラス)を測定した結果を示す。
Figure 2005340435
Figure 2005340435
表1および表2に示す検証結果によれば、メイン除塵ユニット12およびサブ除塵ユニット46、47ともに流速を速くすることで各測定点でのパーティクル数(クラス)が減少することが確認された。そして、メイン除塵ユニット1の流速よりもサブ除塵ユニット46、47の流速を速くする、即ち、クリーンボックス11の空気の流速よりも、パスボックス32、33の空気の流速を速くすることにより、クリーンボックス11内は、0.3μm粒径基準でほぼクラス10に、0.5μm粒径基準でクラス1以下の清浄度が得られることが確認された。
こうした表1、表2に示す結果に基づいて、各測定点での清浄度の相対評価を行った結果を0.3μm粒径基準について表3に、0.5μm粒径基準について表4にそれぞれ示す。また、こうした表3、表4に示す各測定点での清浄度の相対評価をクリーンユニットの測定点に記載した結果を図5に示す。
Figure 2005340435
Figure 2005340435
表3、表4および図5に示す相対評価によれば、メイン除塵ユニット12およびサブ除塵ユニット46、47ともに流速を速くすることでクリーンボックス11内の清浄度が顕著に向上することが明らかになり、本発明のクリーンユニットの効果が確認された。
図1は、本発明のクリーンユニットを示す分解斜視図である。 図2は、本発明のクリーンユニットの正面平面図である。 図3は、本発明のクリーンユニットの作用を示す説明図である。 図4は、本発明の検証に際して測定ポイントを示した説明図である。 図5は、本発明の検証結果を示す説明図である。
符号の説明
10 クリーンユニット
11 クリーンボックス
12 メイン除塵ユニット
32,33 パスボックス
32a,33a 第1側面
32b,33b 第2側面
41,42 第1開口
43,44 第2開口
46,47 サブ除塵ユニット

Claims (3)

  1. 空気を除塵するメイン除塵ユニットから送り出される除塵された空気が流入するクリーンボックスと、前記クリーンボックスに隣接して配置され、空気を除塵するサブ除塵ユニットから送り出される除塵された空気が流入するパスボックスを少なくとも1つ以上有し、
    前記パスボックスの内部容積が前記クリーンボックスの内部容積よりも小さくなるように前記パスボックスを形成するとともに、前記メイン除塵ユニットから前記クリーンボックスに送り出される空気の流速よりも、前記サブ除塵ユニットから前記パスボックスに送り出される空気の流速が速くなるように設定したこと特徴とするクリーンユニット。
  2. 前記パスボックスは底面が通気可能に形成され、少なくとも前記底面において空気の流通が確保されることを特徴とする請求項1に記載のクリーンユニット。
  3. 前記パスボックスの第1側面には前記クリーンボックスに開かれた第1開口が形成され、前記第1側面と対面する第2側面には外気に向けて開かれた第2開口が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーンユニット。
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