JP2005336045A - 多結晶シリコンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポリマー化合物およびシリコン微粉末の発生が少ない多結晶シリコンの製造方法を提供する。
【手段】 原料ガスのトリクロロシランの熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に、四塩化珪素を1〜50mol%を含有させることにより、または塩化水素を0.05〜5mol%含有させることによって、あるいは上記所定量の四塩化珪素と塩化水素を共に含有させることによってシリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制することができ、さらに、析出する多結晶シリコンの平均リン濃度を低減し、かつリン濃度の変動を抑制することができる多結晶シリコンの製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は半導体材料として用いられる多結晶シリコン(以下、ポリシリコンとも云う)の製造方法に関する。より詳しくは、多結晶シリコンの反応工程において副生するシリコン微粉末や高沸点シラン化合物の発生量を低減すると共に析出する多結晶シリコン中のリン濃度を低減した製造方法に関する。
半導体級純度のポリシリコンを製造する方法としては、三塩化シラン(SiHCl3:トリクロロシラン、TCS)の熱分解および水素還元による製造法(シーメンス法)が従来から知られている。この製造法は、塩化水素と金属シリコンを反応させて粗三塩化シランを製造し、これを蒸留等によって精製し、赤熱するシリコン棒を備えた加熱反応炉に精製したトリクロロシランガスを導入し、このトリクロロシランの熱分解(4SiHCl3 → Si+3SiCl4+2H2)および水素還元(SiHCl3+H2→ Si+3HCl)によってポリシリコンを赤熱したシリコン棒表面に析出させて、棒状の高純度ポリシリコンを製造する方法である。
上記シーメンス法では、反応式に示すように、原料のトリクロロシラン反応によってシリコン微粉末や四塩化珪素(4CS)、塩化水素、および高沸点のシラン化合物(ポリマー化合物と略称する)が副生する。従来、シーメンス法の反応効率が低く、反応後の排ガスに多量の未反応のトリクロロシランと共に多くの上記副生物が含まれているため、排ガスを回収して蒸留精製し、水素を分離して反応炉に戻し、水素を分離した排ガスを更に蒸留精製して未反応のトリクロロシランを四塩化珪素と分離し、これを反応炉に循環して再利用している。
しかし、排ガスを再利用する過程で、排ガス中に含まれているシリコン微粉末やポリマー化合物は反応炉や排ガス管の冷却部分に析出するため、回収が難しく、大部分がロスになるうえ、管路を閉塞する原因になる。従って、シリコン微粉末やポリマー化合物の副生をできるだけ抑制することが求められるが、これまで有効な手段が見出されていない。従来は、発生したポリマー化合物の除去に関する技術が開発されているに過ぎない(特許文献1、2)。
特許第2818780号公報 特開2003−095635号公報
本発明は、従来のポリシリコンの製造における上記問題を解決したものであり、ポリマー化合物およびシリコン微粉末の発生を抑制したポリシリコンの製造方法を提供する。さらに、本発明の製造方法によれば析出する多結晶シリコン中のリン濃度を低減することができる。
本発明は多結晶シリコンを製造する以下の製造方法に関する。
(1)原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素を1〜50mol%含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。
(2)原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素を4〜10mol%含有させることによって、多結晶シリコン中のリン濃度を低減すると共にリン濃度の変動を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。
(3)上記(2)の方法において、原料ガス中に四塩化珪素を4〜10mol%含有させることによって、多結晶シリコン中の平均リン濃度を0.03ppba以下に低減し、リン濃度の変動範囲を0.04ppba以下に抑制する製造方法。
(4)原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に塩化水素を0.05〜5mol%含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。
(5)原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素1〜50mol%および塩化水素0.05〜5mol%を含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制する上記(1)または(4)に記載する多結晶シリコンの製造方法。
(6)上記(5)の方法において、原料ガス中に四塩化珪素4〜10mol%および塩化水素0.05〜5mol%を含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制すると共に、多結晶シリコン中の平均リン濃度を0.03ppba以下に低減し、リン濃度の変動範囲を0.04ppba以下に抑制する多結晶シリコンの製造方法。
(7)上記(1)〜(6)の何れかに記載する製造方法において、原料ガス中に含有させる四塩化珪素および/または塩化水素が、多結晶シリコンの反応炉から排出された排ガスを精製分離する工程から抜き出したものである多結晶シリコンの製造方法。
〔具体的な説明〕
本発明の製造方法は、原料ガスのトリクロロシランの熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に、四塩化珪素を1〜50mol%を含有させることにより、または塩化水素を0.05〜5mol%含有させることによって、あるいは上記所定量の四塩化珪素と塩化水素を共に含有させることによってシリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法である。
また、本発明の製造方法は、原料ガスのトリクロロシランの熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素を4〜10mol%含有させることによって、多結晶シリコン中のリン濃度を低減すると共にリン濃度の変動を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法であり、具体的には例えば、多結晶シリコン中の平均リン濃度を0.03ppba以下に低減し、リン濃度の変動範囲を0.04ppba以下に抑制する多結晶シリコンの製造方法である。
トリクロロシランの熱分解ないし水素還元によってポリシリコンを製造する方法(シーメンス法)では、原料ガスのトリクロロシランと水素とを加熱反応炉に導入し、炉内の赤熱したシリコン棒表面でトリクロロシランの熱分解ないし水素還元が進み、ポリシリコンが析出する。本発明の製造方法は、この原料ガスにあらかじめ上記所定量の四塩化珪素および/または塩化水素を導入してトリクロロシランの熱分解ないし水素還元の反応を行わせる。
原料ガスに導入される四塩化珪素および/または塩化水素の量は、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制するためには、原料ガス中の四塩化珪素の濃度は1〜50mol%が適当であり、10〜30mol%が好ましい。また、塩化水素の濃度は0.05〜5mol%が適当であり、好ましくは、塩化水素の濃度は、四塩化珪素を導入せずに塩化水素を導入する場合には0.5〜0.8mol%が適当であり、四塩化珪素導入下では1〜3mol%が好ましい。なお、この四塩化珪素および塩化水素の濃度が上記範囲より低いとシリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制する効果が十分ではなく、一方、これらの濃度が上記範囲より高いとポリシリコンの生成効率が低下するので好ましくない。
また、本発明の上記製造方法においては、原料ガス中の四塩化珪素の量を4〜10mol%に調整することによって、多結晶シリコン中の平均リン濃度を低減することができると共にリン濃度の変動を抑制することができる。具体的には例えば、多結晶シリコン中の平均リン濃度を0.03ppba以下に低減し、リン濃度の変動範囲を0.04ppba以下に抑制することができる。原料ガスに四塩化珪素を含有させないで多結晶シリコンを析出させた場合、その含有リン濃度は概ね0.03〜0.05ppbaであり、本発明の製造方法によれば従来のものより含有リン濃度の少ない多結晶シリコンを得ることができる。
原料のトリクロロシランガス中に含有させる四塩化珪素および/または塩化水素は、ポリシリコンの反応炉から排出された排ガスを精製分離する工程から抜き出したものを利用することができる。トリクロロシランの熱分解ないし水素還元においては、ポリシリコンが析出すると共に副生成物として四塩化珪素および塩化水素が発生し、排ガスには未反応のトリクロロシランと共に四塩化珪素および塩化水素が含まれている。例えば、蒸留精製前の上記排ガスには一般に未反応のトリクロロシランが50〜60mol%、四塩化珪素が40〜30mol%、塩化水素が0〜3mol%および水素が含まれている。
通常、原料ガスの生成効率を高めるため、この排ガスを回収して蒸留精製し、水素を分離して反応炉に戻し、水素を分離した排ガスを更に蒸留精製して未反応のトリクロロシランを四塩化珪素と分離し、これを反応炉に循環して再利用している。本発明の製造方法は、この排ガスを蒸留精製して水素を分離する工程、あるいは蒸留精製によって未反応のトリクロロシランを分離する工程で、四塩化珪素および塩化水素を含むガス分を抜き出して利用し、原料ガスの四塩化珪素および/または塩化水素の濃度が上記範囲内になるように原料ガスに導入すればよい。
排ガスの蒸留精製によって回収した水素および未反応のトリクロロシランは、通常の製造方法と同様に、これを反応炉に戻して再利用する。因みに、蒸留精製によって排ガスから回収したトリクロロシランにも四塩化珪素や塩化水素が僅かに混在しているが、この量は僅かであり概ね2ppm以下である。一方、本発明の製造方法において、原料ガスのトリクロロシランに導入される四塩化珪素および塩化水素の量は、例えば、おのおの1〜50mol%、0.05〜5mol%であり、排ガスから回収したトリクロロシランガスに含まれる四塩化珪素の約50,000〜150,000倍量、塩化水素の約5,000〜15,000倍量である。
原料ガスに四塩化珪素および/または塩化水素を添加する場合、あらかじめ原料ガスに四塩化珪素や塩化水素を添加した後に原料ガスを反応炉に導入してもよく、または原料ガス中の四塩化珪素濃度および/または塩化水素濃度が上記範囲になるように、原料ガスと並列に四塩化珪素および塩化水素を反応炉に導入してもよい。
排ガスの精製工程から抜き出した四塩化珪素や塩化水素のガスは概ね常温程度であるので、これを反応炉に導入すると、炉内のガス温度が低下する。そこで、シリコン棒に流す電流を調整して反応中のシリコン棒表面の温度低下を防止するのが適当である。
本発明の製造方法によれば、原料ガスに四塩化珪素および/または塩化水素を所定量含有させることによって、トリクロロシランの熱分解反応ないし水素還元によるポリシリコンの生成において、ポリシリコンの生成効率を実質的に低下させずに、シリコン微粉末および高沸点シラン化合物の発生を抑制することができる。また、原料ガス中の四塩化珪素の含有量を調整することによって、析出する多結晶シリコンの平均リン含有量を低減し、またリン濃度の変動を抑制することができる。
また、本発明の製造方法においては、原料ガス(TCS)に四塩化珪素(4CS)を導入することによって4CS原単位が低下する。4CS原単位は析出したシリコン単位量当たりの反応炉から排出された4CS量である。先に述べたように、反応炉内ではポリシリコンの析出に伴って四塩化珪素が副生するので、原料ガスに四塩化珪素を導入しても4CS原単位が低減することは反応炉での4CS発生量を抑制されることを示している。
以下に、本発明を実施例によって具体的に示す。
U字型に組んだシリコン棒(8.5mm角、全長195cm)を反応炉にセットし、その表面温度が1000℃程度になるように電流を流しながら、原料ガスを炉内に供給し、100時間反応させてポリシリコンを製造した。また、炉内にはSUS板を置き、反応炉から取り出したSUS板について反応前後の重量変化を測定した。このSUS板にはシリカが付着しており、これは炉内の反応で生成したポリマー化合物が付着し、大気に触れて酸化して生じたシリカ分、および炉内反応で生じた粉末シリコンが付着したものと考えられ、この重量増加が多いほどポリマー化合物および粉末シリコンの発生量が多いことを示している。四塩化珪素(4CS)の導入量とポリマー化合物等の発生量、および4CS導入量に対する4CS原単位(析出したシリコン単位量当たりの4CS量)、ポリマー化合物等の発生量、およびシリコン収率を表1に示した。
表1に示すように、原料ガスに導入する4CS添加量が増加するのに比例してポリマー化合物等の発生量が減少する。具体的には、4CS無添加のときにポリマー化合物等の発生量が1.8(g/25cm2)である場合に、原料ガスに4CSを10mol%、15mol%添加すると、ポリマー化合物等の発生量は約3/5、約1/2に減少し、4CS添加量が20mol%、30mol%のときはポリマー化合物等の発生量は約2/5以下に減少する。
また、表1に示すように、原料ガスに4CSを4mol%〜20mol%導入すると、ポリマー化合物等の発生量は1.8gから0.7gに次第に減少する。一方、シリコン収率は概ね10%前後と変わらない。なお、4CS導入量に比例して4CS原単位も減少しており、4CSの発生も抑制されることを示している。
Figure 2005336045
4CSと共に表2に示す量の塩化水素を原料ガスに導入した以外は実施例1と同様にしてポリシリコンを製造した。この結果を表2に示した。4CSと共に塩化水素を原料ガスに導入することによってポリマー化合物等の発生量が減少し、一方、シリコン収率は実質的に変わらないことが確認された。
Figure 2005336045
U字型に組んだシリコン棒(8.5mm角、全長195cm)を反応炉にセットし、その表面温度が1000℃程度になるように電流を流しながら原料ガスを炉内に供給し、100時間反応させて多結晶シリコンを製造した。また、反応中は所定量の四塩化珪素(4CS)を反応容器内に添加し、添加量はガスクロマトグラフにて成分分析確認を行った。反応が終了した多結晶シリコンロッドについて、PL(フォトルミネッセンス)によって平均リン濃度およびリン濃度の変動範囲を測定した。この結果を表3に示した。
表3に示すように、原料ガスに導入する四塩化珪素の添加量が4mol%未満の場合には、多結晶シリコン中の平均リン濃度が0.03ppbaであり、また0.03ppbaを超えるバッチ数が28.2%と多く、リン濃度が004ppba、0.05ppbaを超えるバッチ数も多く、リン濃度の変動幅が大きい。一方、原料ガスに導入する四塩化珪素の添加量が4〜10mol%の場合には、多結晶シリコン中の平均リン濃度が0.022ppbaと低く、また、0.03ppbaを超えるバッチ数が5.6%と低い。また、リン濃度が004ppba、0.05ppbaを超えるバッチ数も大幅に少なく、リン濃度の変動幅が小さい。
Figure 2005336045

Claims (7)

  1. 原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素を1〜50mol%含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。
  2. 原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素を4〜10mol%含有させることによって、多結晶シリコン中のリン濃度を低減すると共にリン濃度の変動を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。
  3. 請求項2の方法において、原料ガス中に四塩化珪素を4〜10mol%含有させることによって、多結晶シリコン中の平均リン濃度を0.03ppba以下に低減し、リン濃度の変動範囲を0.04ppba以下に抑制する製造方法。
  4. 原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に塩化水素を0.05〜5mol%含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。
  5. 原料ガスのトリクロロシラン(三塩化シラン)の熱分解および水素還元によって多結晶シリコンを製造する方法において、原料ガス中に四塩化珪素1〜50mol%および塩化水素0.05〜5mol%を含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制する請求項1または4に記載する多結晶シリコンの製造方法。
  6. 請求項5の方法において、原料ガス中に四塩化珪素4〜10mol%および塩化水素0.05〜5mol%を含有させることによって、シリコン微粉末ないし高沸点シラン化合物の発生を抑制すると共に、多結晶シリコン中の平均リン濃度を0.03ppba以下に低減し、リン濃度の変動範囲を0.04ppba以下に抑制する多結晶シリコンの製造方法。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載する製造方法において、原料ガス中に含有させる四塩化珪素および/または塩化水素が、多結晶シリコンの反応炉から排出された排ガスを精製分離する工程から抜き出したものである多結晶シリコンの製造方法。


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