JP2005326118A - ガスこんろ - Google Patents
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Abstract
【課題】高効率化をはかるために強制燃焼式のこんろバーナを備えたガスこんろにおいても、構造を単純化して安価に製造することを目的とする。
【解決手段】本実施例のテーブルこんろ1によれば、火力調節レバー6によりこんろバーナ3が所定火力以上に設定されている場合には、送風ファン14によってこんろバーナ3に燃焼用空気が供給され、こんろバーナ3は強制燃焼する。そして、火力調節レバー6により所定火力以下に設定されると、送風ファン14の運転を停止して、こんろバーナ3へは自然吸気口11からの自然吸気のみによって燃焼用空気が供給されるようになり、こんろバーナ3は自然燃焼式バーナとなる。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり、製造コストを低減することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】本実施例のテーブルこんろ1によれば、火力調節レバー6によりこんろバーナ3が所定火力以上に設定されている場合には、送風ファン14によってこんろバーナ3に燃焼用空気が供給され、こんろバーナ3は強制燃焼する。そして、火力調節レバー6により所定火力以下に設定されると、送風ファン14の運転を停止して、こんろバーナ3へは自然吸気口11からの自然吸気のみによって燃焼用空気が供給されるようになり、こんろバーナ3は自然燃焼式バーナとなる。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり、製造コストを低減することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファンにより燃焼用空気が供給される強制燃焼式バーナを備えたガスこんろに関する。
最近では、環境問題などへの関心の高まりから、調理用こんろにおいても熱効率を向上させることが望まれている。調理用こんろの熱効率を向上させる方法の一つとして、こんろバーナと調理鍋との距離を縮めることにより、火炎と鍋底との接触面積を大きくして伝熱面積を大きくする方法が知られている。ところが、こんろバーナと鍋底との距離を縮めていくと、燃焼空間が狭くなって燃焼用空気が取り込みにくくなり、不完全燃焼を起こしてしまうという問題があった。
そこで、本発明者らは、こんろバーナとして燃焼用空気を送風ファンで強制的に供給することにより非常に狭い燃焼空間で完全燃焼することができる強制燃焼式バーナを用いることによって、良好な燃焼状態を維持したまま調理鍋とこんろバーナとの距離を極めて近づけることが可能になると考えた。
そこで、本発明者らは、こんろバーナとして燃焼用空気を送風ファンで強制的に供給することにより非常に狭い燃焼空間で完全燃焼することができる強制燃焼式バーナを用いることによって、良好な燃焼状態を維持したまま調理鍋とこんろバーナとの距離を極めて近づけることが可能になると考えた。
他方、強制燃焼式のこんろバーナを備えた調理用こんろとしては、主要部をマイコンによって構成されたコントローラからの指示によって、火力調節レバーにより設定される強制燃焼式バーナの火力に対して、バーナに供給される燃料ガスの流量をガス比例弁により制御するとともに、バーナに供給される燃焼用一次空気の流量を送風ファンにより制御することによって弱火力(とろ火)から強火力までの火力調節を可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−139329号公報
しかしながら、本発明者らが考えた高熱効率化をはかるためにこんろバーナを強制燃焼式バーナとする調理用こんろに、上述した従来から知られている構成を適用すると、送風ファンの風量を制御したり燃料ガスの流量を制御するために、高価なコントローラを備えなければならず、しかも、構造が複雑となってしまうため、製造コストが上昇するという問題があった。さらに、ガス比例弁も高価な部品であり、一層のコスト高を招いてしまう。
また、強火力の時、すなわち風量が大きい時に十分な風量が得られる能力をもった送風ファンを用いると、弱火力の時(特にとろ火調理時)、すなわち風量が小さい時には、送風ファンの回転数を極めて少なくしなければならず安定した回転として制御することが難しいため、風量が不安定になってしまうという問題もあった。特に、最近のガスこんろでは、火力調整範囲がかなり広い(例えば、最大火力4.2kWに対して最小火力0.49kW)ため、ガス供給量にあわせて風量をコントロールすることは非常に難しかった。
また、強火力の時、すなわち風量が大きい時に十分な風量が得られる能力をもった送風ファンを用いると、弱火力の時(特にとろ火調理時)、すなわち風量が小さい時には、送風ファンの回転数を極めて少なくしなければならず安定した回転として制御することが難しいため、風量が不安定になってしまうという問題もあった。特に、最近のガスこんろでは、火力調整範囲がかなり広い(例えば、最大火力4.2kWに対して最小火力0.49kW)ため、ガス供給量にあわせて風量をコントロールすることは非常に難しかった。
こうした背景において、本発明者らが、こんろバーナと鍋底との距離を縮めた調理用こんろを作製して種々の実験を行ったところ、火力を絞った時、すなわち、燃料ガス供給量が少ない時には、炎口負荷(燃料ガス供給量/炎口面積)が小さくなるため、送風ファンで強制的に燃焼用空気を送らなくても、従来のこんろバーナのようにノズルからの燃料ガスの噴出に伴い吸気される自然吸気だけで十分に良好な燃焼性能が維持できることが分かった。つまり、強制燃焼させる必要があるのは、こんろバーナを炎口負荷が大きくなる強火力で用いる時のみであった。
本発明は上記課題を解決し、高熱効率化をはかるために強制燃焼式のこんろバーナを備えたガスこんろにおいても、構造を単純化して安価に製造することを目的とする。
本発明は上記課題を解決し、高熱効率化をはかるために強制燃焼式のこんろバーナを備えたガスこんろにおいても、構造を単純化して安価に製造することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガスこんろは、
調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ガス量調節レバーにより上記こんろバーナが所定火力以下に設定されると、上記ファンの運転を停止して、上記こんろバーナを自然燃焼式とすることを要旨とする。
調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ガス量調節レバーにより上記こんろバーナが所定火力以下に設定されると、上記ファンの運転を停止して、上記こんろバーナを自然燃焼式とすることを要旨とする。
また、本発明の請求項2記載のガスこんろは、上記請求項1記載のガスこんろにおいて、
上記ファンヘの通電のON/OFFを切り替えるマイクロスイッチを備えるとともに、該マイクロスイッチのON/OFF動作を上記ガス量調節レバーの動作に連動させることを要旨とする。
上記ファンヘの通電のON/OFFを切り替えるマイクロスイッチを備えるとともに、該マイクロスイッチのON/OFF動作を上記ガス量調節レバーの動作に連動させることを要旨とする。
また、本発明の請求項3記載のガスこんろは、上記請求項1記載のガスこんろにおいて、
上記ファンと上記こんろバーナとの間の送風通路を開閉する通路開閉弁を備えるとともに、該通路開閉弁の開閉動作を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを要旨とする。
上記ファンと上記こんろバーナとの間の送風通路を開閉する通路開閉弁を備えるとともに、該通路開閉弁の開閉動作を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを要旨とする。
また、本発明の請求項4記載のガスこんろは、
調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
上記ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ファンと上記こんろバーナとの間の送風通路の通路断面積を変化させる風量調節弁を備えるとともに、該風量調節弁の調節位置を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを要旨とする。
調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
上記ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ファンと上記こんろバーナとの間の送風通路の通路断面積を変化させる風量調節弁を備えるとともに、該風量調節弁の調節位置を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを要旨とする。
また、本発明の請求項5記載のガスこんろは、
調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
上記ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ファンへの通電抵抗を変化させる可変抵抗器を備えるとともに、該可変抵抗器の抵抗値を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを要旨とする。
調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
上記ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ファンへの通電抵抗を変化させる可変抵抗器を備えるとともに、該可変抵抗器の抵抗値を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガスこんろは、ガス量調節レバーによりこんろバーナが所定火力以上に設定されている場合には、ファンによってこんろバーナに燃焼用空気が供給され、こんろバーナは強制燃焼する。尚、この際、ノズルからの燃料ガスの噴出に伴って自然吸気口からも燃焼用空気は吸引される。
そして、ガス量調節レバーにより所定火力以下に設定されると、ファンの運転を停止して、こんろバーナへは自然吸気口からの自然吸気のみによって燃焼用空気が供給され、こんろバーナは自然燃焼式バーナとなる。
つまり、火力が強い、すなわち炎口負荷(燃料ガス供給量/炎口面積)が大きく燃焼用空気が多量に必要な場合には、強制燃焼式とすることによって高熱効率化をはかり、火力が弱い場合には、炎口負荷が小さくなるので、強制燃焼式としなくても自然吸気だけで十分に良好な燃焼性能を担保することができるため、自然燃焼式とするのである。この結果、ファンの回転数をガス供給量にあわせて制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり、製造コストを低減することが可能となる。例えば、強火力側では、一定回転数のファンによる一定の強制供給空気量で良好に燃焼できる範囲だけで火力を調節し、それ以下の火力調節範囲では、従来のこんろバーナと同じように、自然吸気によって燃焼用空気量とガス量とのバランスをとることによって、強火力から弱火力までの火力調節を行うことができる。
また、高価なガス比例弁を用いずに手動のガス量調節レバーに連動したニードル弁で火力を可変することが可能なため、構造を単純化してより一層安価に製造できる。
さらに、ファンの回転数の制御を行わないため、弱火力時にも風量が不安定になることはなく、良好に燃焼させることができる。
そして、ガス量調節レバーにより所定火力以下に設定されると、ファンの運転を停止して、こんろバーナへは自然吸気口からの自然吸気のみによって燃焼用空気が供給され、こんろバーナは自然燃焼式バーナとなる。
つまり、火力が強い、すなわち炎口負荷(燃料ガス供給量/炎口面積)が大きく燃焼用空気が多量に必要な場合には、強制燃焼式とすることによって高熱効率化をはかり、火力が弱い場合には、炎口負荷が小さくなるので、強制燃焼式としなくても自然吸気だけで十分に良好な燃焼性能を担保することができるため、自然燃焼式とするのである。この結果、ファンの回転数をガス供給量にあわせて制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり、製造コストを低減することが可能となる。例えば、強火力側では、一定回転数のファンによる一定の強制供給空気量で良好に燃焼できる範囲だけで火力を調節し、それ以下の火力調節範囲では、従来のこんろバーナと同じように、自然吸気によって燃焼用空気量とガス量とのバランスをとることによって、強火力から弱火力までの火力調節を行うことができる。
また、高価なガス比例弁を用いずに手動のガス量調節レバーに連動したニードル弁で火力を可変することが可能なため、構造を単純化してより一層安価に製造できる。
さらに、ファンの回転数の制御を行わないため、弱火力時にも風量が不安定になることはなく、良好に燃焼させることができる。
また、本発明の請求項2記載のガスこんろは、ガス量調節レバーが所定火力以上に設定されるとマイクロスイッチがON動作してファンは運転され、所定火力以下に設定されるとマイクロスイッチがOFF動作してファンは停止される。
このように、簡単な構成でファンのON/OFFを切り替えることができ、製造コストを低減することが可能となる。
このように、簡単な構成でファンのON/OFFを切り替えることができ、製造コストを低減することが可能となる。
また、本発明の請求項3記載のガスこんろは、ガス量調節レバーが所定火力以上に設定されると通路開閉弁は開弁してファンからこんろバーナへ送風が行われ、所定火力以下に設定されると通路開閉弁は開弁してファンからこんろバーナへの送風が遮断される。
このように、簡単な構成でファンからこんろバーナへの送風の通/断を切り替えることができ、製造コストを低減することが可能となる。
このように、簡単な構成でファンからこんろバーナへの送風の通/断を切り替えることができ、製造コストを低減することが可能となる。
また、本発明の請求項4記載のガスこんろは、ガス量調節レバーによりこんろバーナの火力を調節すると、それに連動してファンとこんろバーナとの間の送風通路の通路断面積を変化させる風量調節弁の調節位置が機械的に調節されることによって、ガス量と風量とのバランスがとられる。従って、ファンの回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり製造コストを低減できる。
また、こんろバーナがノズルからの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備えているため、火力を大きく絞った際には、風量調節弁で通路断面積を極力絞ってファンの影響をなくすことにより自然燃焼式のこんろバーナとして使用することで、弱火力でも燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
また、こんろバーナがノズルからの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備えているため、火力を大きく絞った際には、風量調節弁で通路断面積を極力絞ってファンの影響をなくすことにより自然燃焼式のこんろバーナとして使用することで、弱火力でも燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
また、本発明の請求項5記載のガスこんろは、ガス量調節レバーによりこんろバーナの火力を調節すると、それに連動してファンへの通電抵抗を変化させる可変抵抗器の抵抗値が調節されることによって、ガス量と風量とのバランスがとられる。従って、ファンの回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり製造コストを低減できる。
また、こんろバーナがノズルからの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備えているため、火力を大きく絞った際には、可変抵抗器の抵抗値を極力大きくしてファンの影響をなくすことにより自然燃焼式のこんろバーナとして使用することで、弱火力でも燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
また、こんろバーナがノズルからの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備えているため、火力を大きく絞った際には、可変抵抗器の抵抗値を極力大きくしてファンの影響をなくすことにより自然燃焼式のこんろバーナとして使用することで、弱火力でも燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガスこんろの好適な実施例について説明する。
図5は、テーブルこんろ1の外観図を示している。
テーブルこんろ1は、トッププレート2にこんろバーナ3が設けられ、その周囲に設けた五徳4上に図示しない調理鍋を載せ、テーブルこんろ1の前面に設けられる操作ボタン5を押すことによりこんろバーナ3が点火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろバーナ3の火力は、火力調節レバー6(本発明のガス量調節レバーに相当する)を左右に操作することによって調節される。例えば、火力調節範囲は、4.2kW〜0.49kWであり、最大火力は最小火力の約8.6倍である。
テーブルこんろ1は、トッププレート2にこんろバーナ3が設けられ、その周囲に設けた五徳4上に図示しない調理鍋を載せ、テーブルこんろ1の前面に設けられる操作ボタン5を押すことによりこんろバーナ3が点火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろバーナ3の火力は、火力調節レバー6(本発明のガス量調節レバーに相当する)を左右に操作することによって調節される。例えば、火力調節範囲は、4.2kW〜0.49kWであり、最大火力は最小火力の約8.6倍である。
テーブルこんろ1の概略構成図を図1に示す。尚、図1中においては、調理鍋及び五徳の一部を省略してある。
こんろバーナ3は、ノズル7と、ノズル7から噴出する燃料ガスとその際同時に供給される一次空気とからなる混合ガスが流入するバーナ本体8と、バーナ本体8上に載置されバーナ本体8との間に多数の炎口9を形成するバーナヘッド10とにより構成される。ノズル7はバーナ本体8の基端に設けられ、その周りには一次空気を吸引するための自然吸気口11と強制吸気口12とが設けられる。
自然吸気口11は外気に開放され、強制吸気口12は送風管13によって送風ファン14と接続される。従って、自然吸気口11からは、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用一次空気が吸引され、強制吸気口12からは、送風ファン14により強制的に燃焼用一次空気が供給される。
尚、こんろバーナ3へは、燃焼用二次空気も燃焼によって生じたドラフト力によりこんろバーナ3の中央開口19を通って供給される。
こんろバーナ3は、ノズル7と、ノズル7から噴出する燃料ガスとその際同時に供給される一次空気とからなる混合ガスが流入するバーナ本体8と、バーナ本体8上に載置されバーナ本体8との間に多数の炎口9を形成するバーナヘッド10とにより構成される。ノズル7はバーナ本体8の基端に設けられ、その周りには一次空気を吸引するための自然吸気口11と強制吸気口12とが設けられる。
自然吸気口11は外気に開放され、強制吸気口12は送風管13によって送風ファン14と接続される。従って、自然吸気口11からは、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用一次空気が吸引され、強制吸気口12からは、送風ファン14により強制的に燃焼用一次空気が供給される。
尚、こんろバーナ3へは、燃焼用二次空気も燃焼によって生じたドラフト力によりこんろバーナ3の中央開口19を通って供給される。
五徳4は、調理鍋を載置支持する複数の五徳爪20と、こんろバーナ3の周囲に設けられ五徳爪20を立設する基盤となる五徳リング21とにより一体的に構成される。五徳リング21はリング板状であり、五徳爪20の上面に当接される調理鍋底面との間にリング状の燃焼ガスの通過流路を形成して外側へ導く。
また、こんろバーナ3は、燃焼用空気が送風ファン14により強制的に供給される強制燃焼式バーナであるから、非常に狭い燃焼空間で完全燃焼することができるので、五徳爪20を低く形成して調理鍋との距離を極めて近く設定することができる(例えば、調理鍋の底面とこんろバーナ3との距離を10mmに設定できる。)。さらに、五徳リング21の内周側をこんろバーナ3の外周側面近傍まで延設して燃焼空間を仕切り無駄な放熱を減らすことによって、熱効率をより一層向上させている。
また、こんろバーナ3は、燃焼用空気が送風ファン14により強制的に供給される強制燃焼式バーナであるから、非常に狭い燃焼空間で完全燃焼することができるので、五徳爪20を低く形成して調理鍋との距離を極めて近く設定することができる(例えば、調理鍋の底面とこんろバーナ3との距離を10mmに設定できる。)。さらに、五徳リング21の内周側をこんろバーナ3の外周側面近傍まで延設して燃焼空間を仕切り無駄な放熱を減らすことによって、熱効率をより一層向上させている。
ノズル7へのガス流路の途中には、火力調節レバー6の操作に連動して上下動して、その位置に応じたガス流量に調節するニードル弁15(本発明のガス量調節弁に相当する)が設けられる。火力調節レバー6を強火力側に操作すると、ニードル弁15は上方向に動き、ガス流路がひろげられて供給ガス量が増加する。弱火力側に操作すると、ニードル弁15は下方向に動き、ガス流路がせばめられて供給ガス量が減少する。尚、ガス流路は、操作ボタン5の押し操作に連動する図示しない開閉弁により開閉される。
また、ニードル弁15の頭部には、連動ピン16が設けられニードル弁15とともに上下動する。そして、連動ピン16の先端位置には、連動ピン16の上下動に応じてON/OFFされるマイクロスイッチ17が設けられる。連動ピン16が所定位置より下になるとマイクロスイッチ17はOFF状態となり、所定位置より上になるとマイクロスイッチ17はON状態となる。つまり、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が所定火力以下に設定されるとマイクロスイッチ17はOFF状態となり、所定火力以上に設定されるとマイクロスイッチ17はON状態となる。
マイクロスイッチ17は、送風ファン14の電源18と接続され送風ファン14への電源供給のON/OFFを切り替える。
また、ニードル弁15の頭部には、連動ピン16が設けられニードル弁15とともに上下動する。そして、連動ピン16の先端位置には、連動ピン16の上下動に応じてON/OFFされるマイクロスイッチ17が設けられる。連動ピン16が所定位置より下になるとマイクロスイッチ17はOFF状態となり、所定位置より上になるとマイクロスイッチ17はON状態となる。つまり、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が所定火力以下に設定されるとマイクロスイッチ17はOFF状態となり、所定火力以上に設定されるとマイクロスイッチ17はON状態となる。
マイクロスイッチ17は、送風ファン14の電源18と接続され送風ファン14への電源供給のON/OFFを切り替える。
上述したテーブルこんろ1によれば、火力調節レバー6によりこんろバーナ3が最大火力と最小火力との間の途中の所定火力(例えば、中火)以上に設定されている場合には、送風ファン14によってこんろバーナ3に燃焼用空気が供給され、こんろバーナ3は強制燃焼する。尚、この際、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って自然吸気口11からも燃焼用空気は吸引される。
そして、火力調節レバー6により最大火力と最小火力との間の途中の所定火力(例えば、中火)以下に設定されると、送風ファン14の運転を停止して、こんろバーナ3へは自然吸気口11からの自然吸気のみによって燃焼用空気が供給されるようになり、こんろバーナ3は自然燃焼式バーナに切り替えられる。すなわち、火力調整範囲の途中で送風ファン14のON/OFFが切り替えられ、こんろバーナ3は強火力側では強制燃焼式(+自然燃焼式)バーナに、弱火力側では自然燃焼式バーナに切り替えられる。
つまり、火力が強い、すなわち炎口負荷が大きい場合は、強制燃焼式とすることによって高熱効率化をはかり、火力が弱い場合には、炎口負荷が小さくなるので、強制燃焼式としなくても自然吸気だけで十分に良好な燃焼性能を担保することができるため、自然燃焼式とするのである。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり、製造コストを低減することが可能となる。例えば、強火力側では、一定回転数の送風ファン14による一定の強制供給空気量で良好に燃焼できる範囲だけで火力を調節し、それ以下の火力調節範囲では、従来のこんろバーナと同じように、自然吸気によって燃焼用空気量とガス量とのバランスをとることによって、強火力から弱火力までの火力調節を行うことができる。
しかも、火力調節レバー6の動きに連動してON/OFFするマイクロスイッチ17を備えるといった簡単な構成で送風ファン14の運転のON/OFFを切り替えることができるため、より一層の製造コストの低減がはかれる。
更に、高価なガス比例弁を用いずに手動の火力調節レバー6に連動したニードル弁15で火力を可変することが可能なため、構造を単純化してより一層安価に製造できる。
また、送風ファン14の回転数の制御を行わないため、弱火力時にも風量が不安定になることはなく、良好に燃焼させることができる。
そして、火力調節レバー6により最大火力と最小火力との間の途中の所定火力(例えば、中火)以下に設定されると、送風ファン14の運転を停止して、こんろバーナ3へは自然吸気口11からの自然吸気のみによって燃焼用空気が供給されるようになり、こんろバーナ3は自然燃焼式バーナに切り替えられる。すなわち、火力調整範囲の途中で送風ファン14のON/OFFが切り替えられ、こんろバーナ3は強火力側では強制燃焼式(+自然燃焼式)バーナに、弱火力側では自然燃焼式バーナに切り替えられる。
つまり、火力が強い、すなわち炎口負荷が大きい場合は、強制燃焼式とすることによって高熱効率化をはかり、火力が弱い場合には、炎口負荷が小さくなるので、強制燃焼式としなくても自然吸気だけで十分に良好な燃焼性能を担保することができるため、自然燃焼式とするのである。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり、製造コストを低減することが可能となる。例えば、強火力側では、一定回転数の送風ファン14による一定の強制供給空気量で良好に燃焼できる範囲だけで火力を調節し、それ以下の火力調節範囲では、従来のこんろバーナと同じように、自然吸気によって燃焼用空気量とガス量とのバランスをとることによって、強火力から弱火力までの火力調節を行うことができる。
しかも、火力調節レバー6の動きに連動してON/OFFするマイクロスイッチ17を備えるといった簡単な構成で送風ファン14の運転のON/OFFを切り替えることができるため、より一層の製造コストの低減がはかれる。
更に、高価なガス比例弁を用いずに手動の火力調節レバー6に連動したニードル弁15で火力を可変することが可能なため、構造を単純化してより一層安価に製造できる。
また、送風ファン14の回転数の制御を行わないため、弱火力時にも風量が不安定になることはなく、良好に燃焼させることができる。
次に、実施例2のテーブルこんろ201について図2を用いて説明する。尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。また、図2中においても図1中と同様に、調理鍋及び五徳の一部を省略してある。
実施例2のテーブルこんろ201では、マイクロスイッチを設けず、送風管213内に火力調節レバー6の動きに連動して送風通路を開閉する通路開閉弁223を備える。
ニードル弁15の頭部に設けられた連動ピン216の先端に通路開閉弁223が設けられる。連動ピン216が所定位置より下になると通路開閉弁223は閉弁状態となり、連動ピン216が所定位置より上になると通路開閉弁223は開弁状態となる。従って、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が所定火力以下に設定されると通路開閉弁223は閉弁状態となり、所定火力以上に設定されると通路開閉弁223は開弁状態となる。
この結果、こんろバーナ3は、実施例1の場合と同様に最大火力と最小火力との間の途中の所定火力(例えば、中火)以上では強制燃焼式(+自然燃焼式)のバーナとなり、所定火力以下では自然燃焼式のバーナに切り替えられて、実施例1と同様の効果を奏する。
更に、所定火力以上の強制燃焼式の場合においては、送風通路の通路断面積を通路開閉弁223で可変とすることにより火力に応じた風量に調節することが可能となり、より一層良好に燃焼させることができ、さらなる高熱効率化が可能となる。
実施例2のテーブルこんろ201では、マイクロスイッチを設けず、送風管213内に火力調節レバー6の動きに連動して送風通路を開閉する通路開閉弁223を備える。
ニードル弁15の頭部に設けられた連動ピン216の先端に通路開閉弁223が設けられる。連動ピン216が所定位置より下になると通路開閉弁223は閉弁状態となり、連動ピン216が所定位置より上になると通路開閉弁223は開弁状態となる。従って、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が所定火力以下に設定されると通路開閉弁223は閉弁状態となり、所定火力以上に設定されると通路開閉弁223は開弁状態となる。
この結果、こんろバーナ3は、実施例1の場合と同様に最大火力と最小火力との間の途中の所定火力(例えば、中火)以上では強制燃焼式(+自然燃焼式)のバーナとなり、所定火力以下では自然燃焼式のバーナに切り替えられて、実施例1と同様の効果を奏する。
更に、所定火力以上の強制燃焼式の場合においては、送風通路の通路断面積を通路開閉弁223で可変とすることにより火力に応じた風量に調節することが可能となり、より一層良好に燃焼させることができ、さらなる高熱効率化が可能となる。
次に、実施例3のテーブルこんろ301について図3を用いて説明する。尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。また、図3中においても図1、図2中と同様に、調理鍋及び五徳の一部を省略してある。
実施例3のテーブルこんろ301では、マイクロスイッチのかわりに送風ファン14への通電抵抗を変化させる可変抵抗器324を設ける。
ニードル弁15の頭部に設けられた連動ピン316が下に動いていくにつれて可変抵抗器324の抵抗値は大きくなり、上に動いていくにつれて抵抗値は小さくなっていく。つまり、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が絞られていくと送風ファン14への通電抵抗が大きくなって送風ファン14の回転数は減り、火力が強くなっていくにつれて通電抵抗が小さくなって回転数は増加する。このようにして、ガス量と風量とのバランスをとって、弱火力から強火力までの火力調節を可能としている。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり製造コストを低減できる。
また、火力を絞っていき最大火力と最小火力との間の所定火力位置までくると、可変抵抗器324の抵抗値が極力大きくなり送風ファン14が最低回転数となるように構成する。このため、所定火力以下では、送風ファン14は極微風しか供給できなくなりその影響がほとんどなくなる。そして、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口11を備えているため、こんろバーナ3を自然燃焼式のバーナとして使用することができる。この結果、送風ファン14では安定した空気供給が難しい弱火力(とろ火)時においても燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
尚、本実施例では、弱火力時においても送風ファン14の最低回転数を維持して送風ファン14の運転を停止しない構成としているが、これに限ったものではなく、弱火力時には送風ファン14の回転を停止する構成としても構わない。
実施例3のテーブルこんろ301では、マイクロスイッチのかわりに送風ファン14への通電抵抗を変化させる可変抵抗器324を設ける。
ニードル弁15の頭部に設けられた連動ピン316が下に動いていくにつれて可変抵抗器324の抵抗値は大きくなり、上に動いていくにつれて抵抗値は小さくなっていく。つまり、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が絞られていくと送風ファン14への通電抵抗が大きくなって送風ファン14の回転数は減り、火力が強くなっていくにつれて通電抵抗が小さくなって回転数は増加する。このようにして、ガス量と風量とのバランスをとって、弱火力から強火力までの火力調節を可能としている。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり製造コストを低減できる。
また、火力を絞っていき最大火力と最小火力との間の所定火力位置までくると、可変抵抗器324の抵抗値が極力大きくなり送風ファン14が最低回転数となるように構成する。このため、所定火力以下では、送風ファン14は極微風しか供給できなくなりその影響がほとんどなくなる。そして、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口11を備えているため、こんろバーナ3を自然燃焼式のバーナとして使用することができる。この結果、送風ファン14では安定した空気供給が難しい弱火力(とろ火)時においても燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
尚、本実施例では、弱火力時においても送風ファン14の最低回転数を維持して送風ファン14の運転を停止しない構成としているが、これに限ったものではなく、弱火力時には送風ファン14の回転を停止する構成としても構わない。
次に、実施例4のテーブルこんろ401について図4を用いて説明する。尚、実施例2と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。また、図4中においても図1、図2、図3中と同様に、調理鍋及び五徳の一部を省略してある。
実施例4のテーブルこんろ401では、実施例2のテーブルこんろ201に設けられていた通路開閉弁223のかわりに、送風通路の開閉はせずにその通路断面積のみを変化させる通路面積調節弁425(本発明の風量調節弁に相当する)を設ける。
ニードル弁15の頭部に設けられた連動ピン416が下に動いていくにつれて通路面積調節弁425は送風通路断面積をせばめていき、連動ピン416が上に動いていくにつれて通路断面積をひろげていく。つまり、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が絞られていくと送風管413内の送風抵抗が大きくなってこんろバーナ3への通風量は減り、火力が強くなっていくにつれて送風抵抗が小さくなってこんろバーナ3への通風量は増加する。このようにして、ガス量と風量とのバランスをとって、弱火力から強火力までの火力調節を可能としている。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり製造コストを低減できる。
また、火力を絞っていき最大火力と最小火力との間の所定火力位置までくると、通路面積調節弁425により送風通路の通路断面積が極力小さくなるように構成する。このため、所定火力以下では、送風ファン14からは極微風しか供給されなくなりその影響はほとんどなくなる。そして、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口11を備えているため、こんろバーナ3を自然燃焼式のバーナとして使用することができる。この結果、送風ファン14では安定した空気供給が難しい弱火力(とろ火)時においても燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
実施例4のテーブルこんろ401では、実施例2のテーブルこんろ201に設けられていた通路開閉弁223のかわりに、送風通路の開閉はせずにその通路断面積のみを変化させる通路面積調節弁425(本発明の風量調節弁に相当する)を設ける。
ニードル弁15の頭部に設けられた連動ピン416が下に動いていくにつれて通路面積調節弁425は送風通路断面積をせばめていき、連動ピン416が上に動いていくにつれて通路断面積をひろげていく。つまり、火力調節レバー6によりこんろバーナ3の火力が絞られていくと送風管413内の送風抵抗が大きくなってこんろバーナ3への通風量は減り、火力が強くなっていくにつれて送風抵抗が小さくなってこんろバーナ3への通風量は増加する。このようにして、ガス量と風量とのバランスをとって、弱火力から強火力までの火力調節を可能としている。この結果、送風ファン14の回転数を制御するための高価なコントローラを備える必要がなくなり製造コストを低減できる。
また、火力を絞っていき最大火力と最小火力との間の所定火力位置までくると、通路面積調節弁425により送風通路の通路断面積が極力小さくなるように構成する。このため、所定火力以下では、送風ファン14からは極微風しか供給されなくなりその影響はほとんどなくなる。そして、ノズル7からの燃料ガスの噴出に伴って燃焼用空気を吸引する自然吸気口11を備えているため、こんろバーナ3を自然燃焼式のバーナとして使用することができる。この結果、送風ファン14では安定した空気供給が難しい弱火力(とろ火)時においても燃焼用空気量を安定させて良好に燃焼させることができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施例1及び2のテーブルこんろでは、強制燃焼式と自然燃焼式とを切り替える所定火力位置として中火位置を用いているが、これに限ったものではなく、最大火力位置と最小火力位置との間で任意に設定して構わない。また、最小火力位置で切り替わるように構成しても構わない。
また、実施例3及び4のテーブルこんろでも、送風ファン14を最小回転数としたり送風通路の通路断面積を最小としたりして送風ファン14の影響をなくすのは、最大火力位置と最小火力位置との間の任意位置に設定して構わなく、さらに最小火力とした時に送風ファン14の影響がなくなるように構成しても構わない。
例えば、本実施例1及び2のテーブルこんろでは、強制燃焼式と自然燃焼式とを切り替える所定火力位置として中火位置を用いているが、これに限ったものではなく、最大火力位置と最小火力位置との間で任意に設定して構わない。また、最小火力位置で切り替わるように構成しても構わない。
また、実施例3及び4のテーブルこんろでも、送風ファン14を最小回転数としたり送風通路の通路断面積を最小としたりして送風ファン14の影響をなくすのは、最大火力位置と最小火力位置との間の任意位置に設定して構わなく、さらに最小火力とした時に送風ファン14の影響がなくなるように構成しても構わない。
調理台に載置して使われるテーブルこんろや調理台に組み込んで使われるビルトインこんろ等に適用可能である。
1、201、301、401 テーブルこんろ
3 こんろバーナ
6 火力調節レバー
7 ノズル
11 自然吸気口
14 送風ファン
15 ニードル弁
28 連動ピン
17 マイクロスイッチ
223 通路開閉弁
324 可変抵抗器
425 通路面積調節弁
3 こんろバーナ
6 火力調節レバー
7 ノズル
11 自然吸気口
14 送風ファン
15 ニードル弁
28 連動ピン
17 マイクロスイッチ
223 通路開閉弁
324 可変抵抗器
425 通路面積調節弁
Claims (5)
- 調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ガス量調節レバーにより上記こんろバーナが所定火力以下に設定されると、上記ファンの運転を停止して、上記こんろバーナを自然燃焼式とすることを特徴とするガスこんろ。 - 上記ファンヘの通電のON/OFFを切り替えるマイクロスイッチを備えるとともに、該マイクロスイッチのON/OFF動作を上記ガス量調節レバーの動作に連動させることを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。
- 上記ファンと上記こんろバーナとの間の送風通路を開閉する通路開閉弁を備えるとともに、該通路開閉弁の開閉動作を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。
- 調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
上記ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ファンと上記こんろバーナとの間の送風通路の通路断面積を変化させる風量調節弁を備えるとともに、該風量調節弁の調節位置を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを特徴とするガスこんろ。 - 調理容器を加熱するこんろバーナと、
上記こんろバーナに燃料ガスを噴出供給するノズルと、
上記こんろバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
上記ガス量調節レバーにより手動操作され、上記ノズルへの供給ガス量を調節するガス量調節弁と
を備えたガスこんろにおいて、
上記こんろバーナは上記ノズルからの燃料ガスの噴出にともない燃焼用空気を吸引する自然吸気口を備え、上記ファンへの通電抵抗を変化させる可変抵抗器を備えるとともに、該可変抵抗器の抵抗値を上記ガス量調節レバーの動きに連動させることを特徴とするガスこんろ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004146346A JP2005326118A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | ガスこんろ |
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JP2004146346A JP2005326118A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | ガスこんろ |
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JP2004146346A Pending JP2005326118A (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | ガスこんろ |
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JP (1) | JP2005326118A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104344432A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-02-11 | 李军伟 | 一种厨用炒灶 |
CN109707890A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-03 | 嵊州市格伦电子机械科技有限公司 | 0度熄火保护脉冲型双喷嘴三微动阀门 |
-
2004
- 2004-05-17 JP JP2004146346A patent/JP2005326118A/ja active Pending
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CN109707890A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-03 | 嵊州市格伦电子机械科技有限公司 | 0度熄火保护脉冲型双喷嘴三微动阀门 |
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