JP2005207668A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】 天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部でガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を介して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロに於いて、燃焼室(2)の高さを低くしてガスコンロの薄型化を可能にすると共に、燃焼室(2)の上方の五徳等にガスバーナ(3)の火炎が接触するのを防止して前記一酸化炭素の発生等を防ぐ。
【解決手段】 前記ガスバーナ(3)は、全一次空気式のガスバーナであること。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガス燃焼を完結させる為の燃焼室から吐出された燃焼排気で鍋を加熱する形式のガスコンロに関するものである。
図4は、ガス燃焼を完結させる為の燃焼室から吐出された燃焼排気で鍋を加熱する従来のガスコンロの要部断面図である。
ガスコンロのケーシング(1)内にはガス燃焼ユニット(U)の燃焼室(2)が形成されていると共に、該燃焼室(2)の上端はケーシング(1)の天板(10)に開放している。又、燃焼室(2)の上端開放部は五徳兼用カバー(4)で覆われていると共に、該五徳兼用カバー(4)の上面には放射状に延びる複数の鍋載置リブ(40)が隆起しており、該鍋載置リブ(40)には燃焼室(2)を内外に連通させる為の排気口(41)が開設されている。
一方、燃焼室(2)内にはブンゼン式のガスバーナ(3)の炎孔(35)(35)が露出していると共に、燃焼室(2)の底壁(21)には二次空気孔(22)(22)が開設されている。
このものでは、ガス燃焼用の二次空気は燃焼室(2)の底壁(21)に開設された二次空気孔(22)から該燃焼室(2)内に流入すると共に、該二次空気によってガスバーナ(3)の燃焼が燃焼室(2)内で完結する。そして、この燃焼の完結によって生成された燃焼排気は、燃焼室(2)の上端開放部を覆う五徳兼用カバー(4)に開設された排気口(41)(41)から吐出されて鍋(9)を加熱する。
このものでは、鍋(9)と五徳兼用カバー(4)との上下間には燃焼排気が接触できるような空間が確保されれば良い。従って、ブンゼン式のガスバーナ(3)を天板(10)の上方で燃焼させる為に背の高い五徳を用いる形式のガスコンロに比べ、鍋(9)の載置高さを低くすることができ、これにより、鍋(9)の安定化を図ることができる。又、ケーシング(1)に於ける天板(10)の上面の凹凸度合いが小さくなり、意匠感が向上する。
特開平5−141660号公報
しかしながら、上記従来のものでは、燃焼室(2)の高さを十分に低くすることができず、ガスコンロ全体の薄型化を図ることができないという問題があった。
上記問題点について更に詳述する。
上記従来のものでは、ガス燃焼部への二次空気の供給量は専ら二次空気孔(22)(22)の大きさに依存する。ところが、二次空気孔(22)(22)を大きくした場合、例えば、底壁(21)が実質的に存在しないに等しい程度に二次空気孔(22)(22)を大きくした場合には、ガスバーナ(3)の火炎が、大きな二次空気孔(22)(22)の一部を介して下方に漏出するという、火炎の逆流現象を招来する。
かかる背景の下、上記従来のものでは、火炎の逆流防止を優先させるべく小さな二次空気孔(22)(22)を採用することから、二次空気量が不足気味になってガスバーナ(3)の火炎が長くなる。その結果、前記長い火炎が五徳兼用カバー(4)の排気口(41)(41)から溢れるのを防止すべく、燃焼室(2)の高さを大きくする必要があり、これにより、ガスコンロの薄型化が図れないのである。
尚、上記従来のように、ガスバーナ(3)の炎孔(35)に形成される火炎が長いと、その先端が五徳兼用カバー(4)に接触して冷却され、一酸化炭素が生じやすくなるという問題もある。
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、
『天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部でガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を介して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロ』に於いて、燃焼室(2)の高さを低くしてガスコンロの薄型化を可能にすると共に、燃焼室(2)の上方の五徳等にガスバーナ(3)の火炎が接触するのを確実に防止して一酸化炭素の発生等を防ぐことをその課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、
『前記ガスバーナ(3)は全一次空気式のガスバーナである』ことである。
上記技術的手段によれば、全一次空気式のガスバーナ(3)で燃焼する燃料ガスには、完全燃焼に必要な量の空気すべてが一次空気として予め混合されている。従って、ガスバーナ(3)の燃焼には二次空気を必要としないから、該ガスバーナ(3)で生成される火炎が二次空気を求めて長くなることがない。これにより、前記火炎の長さが短くなり、燃焼室(2)の高さを低くすることが出来るから、その分、ガスコンロの薄型化を図ることができる。
又、ガスバーナ(3)で生成される火炎が短いから、該火炎の先端が燃焼室(2)の上方の五徳等に接触して冷却される心配もなく、該冷却による一酸化炭素の発生を防止することができる。
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
『前記燃焼室(2)は横断面円形の筒状であり、
前記ガスバーナ(3)は、前記燃焼室(2)と同軸状に配設された円環状のバーナボディの上面に炎孔群が形成された構造を有する』ものでは、円形鍋の鍋底形状と略相似形をした円環状のガスバーナ(3)を用いることにより、前記円形鍋を効率的に加熱することが出来る。
[請求項3に係る発明]
請求項2に係る発明に於いて、
『前記燃焼室(2)内であって前記バーナボディの中央上方の位置には、ガスバーナ(3)で赤熱される赤熱ブロックが配設されている』ものでは、赤熱ブロックからの輻射熱が被加熱物たる鍋底に照射されるから、該鍋の加熱効率が向上する。
[請求項4に係る発明]
請求項1〜3に係る発明に於いて、
『前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを炎孔から吐出させる濃バーナと、空気過剰率が1を超える燃料ガスを炎孔から吐出させる淡バーナを組み合わせた濃淡バーナであり、
前記濃バーナから淡バーナに火移り可能な距離にこれら両バーナの炎孔が接近している』ものとすることが出来る。
熱効率の向上の為には、燃焼室(2)の高さを一層低く設定することにより、被加熱物たる鍋底とガスバーナ(3)の距離を短くするのが望ましい。ところが、燃焼室(2)の高さを低くすると、既述したように、ガスバーナ(3)からの炎が五徳に接触することにより冷却されて一酸化炭素が発生し易くなる。
これに対し、請求項4に係る発明によれば、淡バーナで燃焼する燃料ガスは、1を超える高い空気過剰率に設定されているから、火炎の温度が低く、該淡バーナで生成される火炎が五徳に接触することがあっても、前記一酸化炭素が発生する心配が少ない。
一方、上記のように空気過剰率の高い燃料ガスを淡バーナで燃焼させると、その火炎がリフティングし易くなるが、請求項4に係る発明では、淡バーナに火移り可能な距離に濃バーナを設け、これら両バーナの炎孔を接近させている。従って、空気過剰率が1未満の低い値である為にリフティングし難い濃バーナの火炎が、前記淡バーナに火移りして補炎機能を発揮し、これにより、ガスバーナ(3)の正常燃焼が継続する。
[請求項5に係る発明]
請求項1〜4に係る発明に於いて、
『前記バーナ用開口(101)は、上面に複数の鍋支持突起が設けられ且つ上下に貫通する排気口(41)を備えた五徳兼用カバーで覆われている』ものでは、五徳兼用カバーの上面に設けられた複数の鍋支持突起に鍋を載置することができる。従って、独立した五徳を設ける必要がなく、部品点数が少なくなると共に、清掃が容易になる。
本願発明は次の特有の効果を有する。
全一次空気式のガスバーナ(3)を採用することにより、火炎の長さを短くすることができるから、燃焼室(2)の高さを低くすることが出来、その分、ガスコンロの薄型化を図ることができる。
又、ガスバーナ(3)に形成される火炎が短いことから、該火炎の先端が燃焼室(2)の上方の五徳等に接触して冷却される心配もなく、火炎の冷却による一酸化炭素の発生を防止すことができる。
請求項2に係る発明では、既述したように、円形鍋を効率的に加熱することが出来る。
請求項3に係る発明では、赤熱ブロックからの輻射熱が五徳上の鍋に照射されるから、該鍋の加熱効率が向上する。
請求項4に係る発明によれば、濃バーナの補炎機能により、リフティングし易い淡バーナの正常燃焼が継続する。
請求項5に係る発明では、独立した五徳を設ける必要がないから、部品点数が少なくて済むと共に、清掃が容易になる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態を説明するガスコンロの概略斜視図である。
扁平な矩形箱状に形成されたケーシング(1)の天板(10)にはバーナ用開口(101)が開設されていると共に、該バーナ用開口(101)部分には、五徳兼用カバー(4)とガスバーナ(3)等から成るガス燃焼ユニット(U)が配設されており、該ガスバーナ(3)は燃焼室(2)を構成する筒体(26)内で燃焼するようになっている。又、ケーシング(1)の前面の操作部(11)(11)には、ガス燃焼ユニット(U)に点・消火する際に押し込み操作し、且つ、火力調節の際には回転操作する操作つまみ(51)(51)と、ガス燃焼ユニット(U)が燃焼状態にあることを報知する燃焼ランプ(52)(52)が配設されている。
図2は上記ガス燃焼ユニット(U)の配設部の拡大断面図である。
ガス燃焼ユニット(U)は、全一次空気式のガスバーナ(3)と、該ガスバーナ(3)の燃焼室(2)を構成する横断面円形の筒体(26)と、更に、該筒体(26)の上端開放部を覆う五徳兼用カバー(4)とから構成されている。
図2,3に示すように、前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを炎孔(311)(311)から吐出させる濃バーナ(31)と、空気過剰率が1を超える燃料ガスを炎孔(321)(321)から吐出させる淡バーナ(32)を組み合わせた濃淡バーナであり、淡バーナ(32)の中空円環状のバーナボディ(320)とその内側に位置する濃バーナ(31)の中空円環状のバーナボディ(310)は燃焼室(2)と同軸状に配設されている。
バーナボディ(320)の上端周縁部は径方向に扁平化されていると共に、その上面には長孔状の炎孔(321)(321)群が周方向に所定ピッチで配設されている。又、バーナボディ(320)の外周下部にはベンチュリ(322)が突設されていると共に、該ベンチュリ(322)の上流端のガス入り口(323)にはダンパ(324)が対接している。そして、このダンパ(324)に開設された絞り孔(324a)にガスノズル(325)が臨んでいる。前記絞り孔(324a)の開口面積は、淡バーナ(32)で燃焼する燃料ガスの空気過剰率を約1.3に設定できるような大きさになっている。尚、前記空気過剰率は、前記1.3の値に限定されるものではなく、1.1〜1.8の値を採用することができ、これにより、空気過剰得率が1を超える燃料ガスを炎孔(321)(321)から噴出させることが出来る。
濃バーナ(31)は、これのガス入り口(313)に対接したダンパ(314)の絞り孔(314a)にガスノズル(315)が臨み、この絞り孔(314a)の開口面積が既述絞り孔(324a)よりも小さくなっている点を除いて、既述淡バーナ(32)と同様の構造を有している。そして、絞り孔(314a)の開口面積は、濃バーナ(31)で燃焼する燃料ガスの空気過剰率を約0.6に設定できるような大きさになっている。尚、前記空気過剰率としては、前記0.6の値に限定されるものではなく、0.4〜0.9の値を採用することができ、これにより、空気過剰得率が1未満のガスを炎孔(311)(311)から噴出させることが出来る。
上記濃バーナ(31)の下流端に設けられた炎孔(311)(311)と淡バーナ(32)の下流端に設けられた炎孔(321)(321)は、隣接するように設けられている。具体的には、濃バーナ(31)から淡バーナ(32)に火移りし得るような距離に前記炎孔(311)(311)と炎孔(321)(321)が接近している。これにより、淡バーナ(32)で燃焼する燃料ガスの空気過剰率が高い値(本実施の形態では1.3)に設定されて火炎がリフティングを起こし易くなっていても、空気過剰率が0.6である為にリフティングし難い濃バーナ(31)の火炎が淡バーナ(32)側に火移りしてこれの補炎機能を発揮し、これにより、ガスバーナ(3)全体の正常燃焼が継続する。
尚、淡バーナ(32)と濃バーナ(31)から噴出する燃料ガスが混合されることにより、該混合ガスの空気過剰率は約1.1程度になる。
上記ガスバーナ(3)の燃焼室(2)を構成する筒体(26)は断熱材料で構成されていると共に、該筒体(26)の下端内周にはフランジ(27)が周設されており、該フランジ(27)内にガスバーナ(3)の上端が嵌入されている。又、ガスバーナ(3)を構成する濃バーナ(31)のバーナボディ(310)の上部に設けられた内周テーパ部(316)には、閉塞板(36)が嵌入されていると共に、該閉塞板(36)には赤熱ブロック(38)が載置されており、該赤熱ブロック(38)は、バーナボディ(310)(320)の中央上方に位置している。従って、ガスバーナ(3)の燃焼によって赤熱される赤熱ブロック(38)からの赤外線が五徳兼用カバー(4)上の鍋(9)に照射されるから、該鍋(9)の加熱効率が向上する。
筒体(26)の上端開口部に被蓋配設される五徳兼用カバー(4)は、本実施の形態では、熱伝導性の良好な金属材料で形成されており、図1,図2に示すように、中央のドーム状隆起部(43)に貫設された中央排気口(41a)(41a)と、その外周域に貫設された周辺排気口(41b)(41b)とを備えている。又、五徳兼用カバー(4)の上面には、鍋(9)が載置される鍋支持突起(44)(44)が周方向に所定ピッチで配設されている。
次に、上記ガスコンロの使用の実際を説明する。
図1に表れる特定の操作つまみ(51)を押し込むと、図示しない点火装置が作動してガスバーナ(3)の炎孔(311)(311)(321)(321)部分に点火用スパークが連射される。
又、上記操作つまみ(51)が押し込まれると、ガスバーナ(3)へのガス回路に挿入されたガス弁(図示せず)が開弁してガスノズル(315)(325)からダンパ(314)(324)の絞り孔(314a)(324a)を介して濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)のガス入り口(313)(323)に燃料ガスが噴出されると共に、該噴出時のエゼクタ効果によって、ガスノズル(315)(325)の周囲の空気が燃焼用一次空気としてガス入り口(313)(323)内に誘引され、これにより、既述した空気過剰率に調整された燃焼ガスが濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)の炎孔(311)(311)(321)(321)から噴出する。そして、この燃料ガスが上記点火用スパークによって点火され、これにより、ガスバーナ(3)が燃焼し始める。そして、該燃焼によって生成される燃焼排気は、燃焼室(2)を上昇して五徳兼用カバー(4)の中央排気口(41a)及び周辺排気口(41b)から吐出されて鍋(9)を加熱する。又、この燃焼によって赤熱される赤熱ブロック(38)からの赤外線が五徳兼用カバー(4)の中央排気口(41a)及び周辺排気口(41b)を通過して鍋(9)に照射されて熱効率の向上を図る。
又、ガスバーナ(3)が燃焼し始めると、空気過剰率の高い燃料ガスを吐出する淡バーナ(32)の炎孔(321)(321)にはリフティングを起こし易い火炎が形成される。ところが、空気過剰率の低い燃料ガスを吐出する濃バーナ(31)の炎孔(311)(311)にはリフティングを起こし難い火炎が形成されるから、既述したように、濃バーナ(31)に形成される火炎が淡バーナ(32)の補炎機能を発揮し、これにより、ガスバーナ(3)全体の正常燃焼が継続する。
本実施の形態に係るガスコンロでは、ガス燃焼ユニット(U)には全一次空気式のガスバーナ(3)が組み込まれているから、該ガスバーナ(3)に形成される火炎は二次空気を必要とせず、該火炎が二次空気を求めて長くなることがない。よって、火炎の長さが短くなるから、燃焼室(2)の高さを低くすることが出来、その分、ガスコンロの薄型化を図ることができる。
又、全一次空気式のガスバーナ(3)に形成される火炎が短いことから、該火炎の先端が燃焼室(2)の上方の五徳兼用カバー(4)等に接触して冷却される心配が少なくなり、該火炎の冷却による一酸化炭素の発生を防止することができる。
更に、淡バーナ(32)の空気過剰率は高い値に設定されている。従って、仮に、燃焼室(2)の高さを更に低くすることにより淡バーナ(32)の火炎が五徳兼用カバー(4)に接触する場合があっても、淡バーナ(32)の火炎は温度が低いため、一酸化炭素が発生しにくくなる。よって、燃焼室(2)の高さを一層低くしてガスコンロの更なる薄型化を図ることができる。
尚、本実施の形態では筒体(26)の上端開放部を五徳兼用カバー(4)で覆ったが、筒体(26)の上端開放部は必ずしも覆う必要はない。この場合、天板(10)上に於けるバーナ用開口(101)の外周域に五徳を載置する。
上記実施の形態では、ガスバーナ(3)を自然燃焼させたが、給気用ファンによってガスバーナ(3)の配設部に空気を供給することによって該ガスバーナ(3)を強制燃焼させるようにしてもよい。
又、上記実施の形態では、濃バーナ(31)のバーナボディ(310)の外側に淡バーナ(32)のバーナボディ(320)を外嵌状態に配設したが、これとは逆に、淡バーナ(32)のバーナボディ(320)の外側に濃バーナ(31)のバーナボディ(310)を外嵌状態に配設しても良い。又、濃バーナ(31)のバーナボディ(310)の内外の夫々に淡バーナのバーナボディを各別に配設してもよい。
尚、上記実施の形態では、ガスバーナ(3)として、濃バーナ(31)の中空円環状のバーナボディ(310)と淡バーナ(32)の中空円環状のバーナボディ(320)が同軸状に配列された所謂二重円環状の濃淡バーナを採用したが、一重円環状のバーナ(単一の中空円環状のバーナボディを備えたバーナ)を既述ガスバーナ(3)として採用してもよい。この場合、ガスバーナ(3)に供給する燃料ガスの空気過剰率は1.2程度に設定するのが望ましい。
本発明の実施の形態を説明するガスコンロの斜視図 ガス燃焼ユニット(U)の配設部の拡大断面図 ガスバーナ(3)のバーナボディ近傍の断面斜視図 従来例の説明図
符号の説明
(2)・・・燃焼室
(3)・・・ガスバーナ
(4)・・・五徳兼用カバー
(10)・・・天板
(31)・・・濃バーナ
(32)・・・淡バーナ
(38)・・・赤熱ブロック
(101)・・・バーナ用開口

Claims (5)

  1. 天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部でガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を介して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロに於いて、前記ガスバーナ(3)は全一次空気式のガスバーナである、ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロに於いて、
    前記燃焼室(2)は横断面円形の筒状であり、
    前記ガスバーナ(3)は、前記燃焼室(2)と同軸状に配設された円環状のバーナボディの上面に炎孔群が形成された構造を有する、ガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロに於いて、
    前記燃焼室(2)内であって前記バーナボディの中央上方の位置には、ガスバーナ(3)で赤熱される赤熱ブロックが配設されている、ガスコンロ。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載のガスコンロに於いて、
    前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを炎孔から吐出させる濃バーナと、空気過剰率が1を超える燃料ガスを炎孔から吐出させる淡バーナを組み合わせた濃淡バーナであり、
    前記濃バーナから淡バーナに火移り可能な距離にこれら両バーナの炎孔が接近している、ガスコンロ。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のガスコンロに於いて、
    前記バーナ用開口(101)は、上面に複数の鍋支持突起が設けられ且つ上下に貫通する排気口(41)を備えた五徳兼用カバーで覆われている、ガスコンロ。
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