JP2005233498A - ガスコンロ - Google Patents
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Abstract
【課題】 天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部で全一次空気式のガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端開口から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を通して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロに於いて、燃焼室(2)内が高温状態になっても、ガスバーナ(3)の安定燃焼が確保できるようにする。
【解決手段】 前記ガスバーナ(3)の炎孔(311)(321)近傍の壁面に接触する熱伝導性の吸熱体(6)(7)が設けられ、前記吸熱体(6)(7)の外壁のうち、前記燃焼室(2)の外部に露出する領域には放熱フィン(61)(71)が設けられていること。
【選択図】 図2
【解決手段】 前記ガスバーナ(3)の炎孔(311)(321)近傍の壁面に接触する熱伝導性の吸熱体(6)(7)が設けられ、前記吸熱体(6)(7)の外壁のうち、前記燃焼室(2)の外部に露出する領域には放熱フィン(61)(71)が設けられていること。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ガス燃焼を完結させる為の燃焼室から吐出された燃焼排気で鍋を加熱する形式のガスコンロに関するものである。
図5は、ガス燃焼を完結させる為の燃焼室から吐出された燃焼排気で鍋を加熱する従来のガスコンロの要部断面図である。
ガスコンロのケーシング(1)内にはガス燃焼ユニット(U)の燃焼室(2)が形成されていると共に、該燃焼室(2)の上端開口はケーシング(1)の天板(10)に開放している。又、燃焼室(2)の上端開口は五徳兼用カバー(4)で覆われていると共に、該五徳兼用カバー(4)の上面には放射状に延びる複数の鍋載置リブ(40)が隆起しており、該鍋載置リブ(40)には燃焼室(2)を内外に連通させる為の排気口(41)が開設されている。
ガスコンロのケーシング(1)内にはガス燃焼ユニット(U)の燃焼室(2)が形成されていると共に、該燃焼室(2)の上端開口はケーシング(1)の天板(10)に開放している。又、燃焼室(2)の上端開口は五徳兼用カバー(4)で覆われていると共に、該五徳兼用カバー(4)の上面には放射状に延びる複数の鍋載置リブ(40)が隆起しており、該鍋載置リブ(40)には燃焼室(2)を内外に連通させる為の排気口(41)が開設されている。
一方、燃焼室(2)内にはブンゼン式のガスバーナ(3)の炎孔(35)(35)が露出していると共に、燃焼室(2)の底壁(21)には二次空気孔(22)(22)が開設されている。
このものでは、ガス燃焼用の二次空気は燃焼室(2)の底壁(21)に開設された二次空気孔(22)から該燃焼室(2)内に流入すると共に、該二次空気によって燃焼室(2)内でガスバーナ(3)の燃焼が完結する。そして、この燃焼の完結によって生成された燃焼排気は、燃焼室(2)の上端開口を覆う五徳兼用カバー(4)に開設された排気口(41)(41)から吐出されて鍋(9)を加熱する。
このものでは、ガス燃焼用の二次空気は燃焼室(2)の底壁(21)に開設された二次空気孔(22)から該燃焼室(2)内に流入すると共に、該二次空気によって燃焼室(2)内でガスバーナ(3)の燃焼が完結する。そして、この燃焼の完結によって生成された燃焼排気は、燃焼室(2)の上端開口を覆う五徳兼用カバー(4)に開設された排気口(41)(41)から吐出されて鍋(9)を加熱する。
このものでは、鍋(9)と五徳兼用カバー(4)との上下間には燃焼排気が接触できるような空間が確保されれば良い。従って、ブンゼン式のガスバーナ(3)を天板(10)の上方で燃焼させる為に背の高い五徳を用いる形式のガスコンロに比べ、鍋(9)の載置高さを低くすることができ、これにより、鍋(9)の安定化を図ることができる。又、ケーシング(1)に於ける天板(10)の上面の凹凸度合いが小さくなり、意匠感が向上する。
特開平5−141360号公報
しかしながら、上記従来のものでは、ブンゼン式のガスバーナ(3)で生成される火炎が二次空気を求めて上方に延びて長くなることから、該火炎が燃焼室(2)の排気口(41)(41)から溢れるのを防止すべく該燃焼室(2)を有る程度高くする必要があり、ガスコンロ全体の薄型化を図ることができない。
そこで、上記問題を解決する為に、本願の出願人は全一次空気式のガスバーナ(3)を組み込んだガスコンロを既に提案した(特願2004−14538)。
そこで、上記問題を解決する為に、本願の出願人は全一次空気式のガスバーナ(3)を組み込んだガスコンロを既に提案した(特願2004−14538)。
この改良案のガスコンロでは、ガスバーナ(3)として全一次空気式のバーナを採用したから、その燃焼には二次空気を必要とせず、これにより、ガスバーナ(3)で生成される火炎が二次空気を求めて長くなることがない。よって、前記火炎の長さが短くなり、燃焼室(2)の高さを低くすることが出来るから、その分、ガスコンロの薄型化を図ることができる。
しかしながら、上記改良案のガスコンロでは、ガスバーナ(3)の継続燃焼によって燃焼室(2)内が高温状態になると、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁が温度上昇して該ガスバーナ(3)内のガスが膨張する結果、該ガスバーナ(3)内の圧力が上昇して一次空気の取り入れ量が低下する。このことから、上記改良案のものでは、ガスバーナ(3)の継続的な安定燃焼が確保できなくなるという問題があった。
しかしながら、上記改良案のガスコンロでは、ガスバーナ(3)の継続燃焼によって燃焼室(2)内が高温状態になると、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁が温度上昇して該ガスバーナ(3)内のガスが膨張する結果、該ガスバーナ(3)内の圧力が上昇して一次空気の取り入れ量が低下する。このことから、上記改良案のものでは、ガスバーナ(3)の継続的な安定燃焼が確保できなくなるという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、
『天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部で全一次空気式のガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端開口から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を通して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロ』に於いて、燃焼室(2)内が高温状態になっても、ガスバーナ(3)の安定燃焼が維持できるようにすることを課題とする。
『天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部で全一次空気式のガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端開口から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を通して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロ』に於いて、燃焼室(2)内が高温状態になっても、ガスバーナ(3)の安定燃焼が維持できるようにすることを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の技術的手段は、
『前記ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に一部が接触し、他の部分が前記燃焼室(2)の外部に露出した熱伝導性の吸熱体が設けられ、
前記吸熱体の前記露出した部分には放熱フィンが設けられている』ことである。
上記技術的手段によれば、ガスバーナ(3)の燃焼によってその炎孔近傍の壁面が温度上昇すると、該炎孔近傍の壁面に蓄積された熱は、該壁面に接触する吸熱体に伝達され、該伝達された熱は、該吸熱体に於いて燃焼室(2)の外部に露出する部分に設けられた放熱フィンから放熱される。これにより、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁の温度上昇が抑えられ、ガスバーナ(3)内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができ、該ガスバーナ(3)の適正燃焼が確保できる。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の技術的手段は、
『前記ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に一部が接触し、他の部分が前記燃焼室(2)の外部に露出した熱伝導性の吸熱体が設けられ、
前記吸熱体の前記露出した部分には放熱フィンが設けられている』ことである。
上記技術的手段によれば、ガスバーナ(3)の燃焼によってその炎孔近傍の壁面が温度上昇すると、該炎孔近傍の壁面に蓄積された熱は、該壁面に接触する吸熱体に伝達され、該伝達された熱は、該吸熱体に於いて燃焼室(2)の外部に露出する部分に設けられた放熱フィンから放熱される。これにより、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁の温度上昇が抑えられ、ガスバーナ(3)内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができ、該ガスバーナ(3)の適正燃焼が確保できる。
[請求項2に係る発明]
請求項2に係る発明は、冷却液によってガスバーナ(3)の温度上昇を抑えるようにしたものである。
請求項2に係る発明の技術的手段は、
『前記ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に一部が接触し且つ内部に冷却液が流れる吸熱体が設けられている』ことである。
上記技術的手段によれば、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に蓄積された熱は、吸熱体内を流れる冷却液に吸収され、これにより、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁の温度上昇が抑えられる。従って、ガスバーナ(3)内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができ、その適正燃焼が確保できる。
請求項2に係る発明は、冷却液によってガスバーナ(3)の温度上昇を抑えるようにしたものである。
請求項2に係る発明の技術的手段は、
『前記ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に一部が接触し且つ内部に冷却液が流れる吸熱体が設けられている』ことである。
上記技術的手段によれば、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に蓄積された熱は、吸熱体内を流れる冷却液に吸収され、これにより、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁の温度上昇が抑えられる。従って、ガスバーナ(3)内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができ、その適正燃焼が確保できる。
[請求項3に係る発明]
請求項1又は請求項2に係る発明に於いて、
『前記ガスバーナ(3)は燃料ガスを上端の炎孔から吐出させる円環状のバーナボディを具備しており、
前記吸熱体は、前記炎孔近傍から前記バーナボディの外周側面に至る範囲に接触した状態で外嵌する筒状、又は、前記炎孔近傍から前記バーナボディの内周側面に至る範囲に接触した状態で内嵌する筒状に形成されている』ものとすることができる。
このものでは、炎孔の近傍からその下方のバーナボディの外周側面又は内周側面に至る広い範囲が吸熱体で冷却されるから、その冷却効果が向上する。
請求項1又は請求項2に係る発明に於いて、
『前記ガスバーナ(3)は燃料ガスを上端の炎孔から吐出させる円環状のバーナボディを具備しており、
前記吸熱体は、前記炎孔近傍から前記バーナボディの外周側面に至る範囲に接触した状態で外嵌する筒状、又は、前記炎孔近傍から前記バーナボディの内周側面に至る範囲に接触した状態で内嵌する筒状に形成されている』ものとすることができる。
このものでは、炎孔の近傍からその下方のバーナボディの外周側面又は内周側面に至る広い範囲が吸熱体で冷却されるから、その冷却効果が向上する。
[請求項4に係る発明]
請求項1又は請求項2に係る発明に於いて、
『前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを上端の濃炎孔から吐出させる円環状の濃バーナボディを備えた濃バーナと、空気過剰率が1を超える燃料ガスを上端の淡炎孔から吐出させ且つ前記濃バーナボディの内周部又は外周部に同心状に嵌合する円環状の淡バーナボディを備えた淡バーナの組み合わせから成る濃淡バーナであり、
前記濃バーナから淡バーナに火移り可能な距離にこれら両バーナの炎孔が接近して設けられていると共に、
前記吸熱体は、前記濃バーナボディに対して前記淡バーナボディが嵌合していない方の周側面から前記濃炎孔の近傍に至る範囲に対して接触した状態で嵌合する筒状に形成されている』ものとすることができる。
熱効率の向上の為には、燃焼室(2)の高さを可能な限り低く設定することにより、被加熱物たる鍋底とガスバーナ(3)の距離を短くするのが望ましい。ところが、燃焼室(2)の高さを低くすると、ガスバーナ(3)からの炎が五徳に接触することにより冷却されて一酸化炭素が発生し易くなる。
請求項1又は請求項2に係る発明に於いて、
『前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを上端の濃炎孔から吐出させる円環状の濃バーナボディを備えた濃バーナと、空気過剰率が1を超える燃料ガスを上端の淡炎孔から吐出させ且つ前記濃バーナボディの内周部又は外周部に同心状に嵌合する円環状の淡バーナボディを備えた淡バーナの組み合わせから成る濃淡バーナであり、
前記濃バーナから淡バーナに火移り可能な距離にこれら両バーナの炎孔が接近して設けられていると共に、
前記吸熱体は、前記濃バーナボディに対して前記淡バーナボディが嵌合していない方の周側面から前記濃炎孔の近傍に至る範囲に対して接触した状態で嵌合する筒状に形成されている』ものとすることができる。
熱効率の向上の為には、燃焼室(2)の高さを可能な限り低く設定することにより、被加熱物たる鍋底とガスバーナ(3)の距離を短くするのが望ましい。ところが、燃焼室(2)の高さを低くすると、ガスバーナ(3)からの炎が五徳に接触することにより冷却されて一酸化炭素が発生し易くなる。
これに対し、請求項4に係る発明によれば、淡バーナで燃焼する燃料ガスは、1を超える高い空気過剰率に設定されているから、火炎の温度が低く、該淡バーナで生成される火炎が五徳に接触することがあっても、前記一酸化炭素が発生する心配が少ない。
一方、上記のように空気過剰率の高い燃料ガスを淡バーナで燃焼させると、その火炎がリフティングし易くなるが、請求項4に係る発明では、淡バーナに火移り可能な距離に濃バーナを設け、これら両バーナの炎孔を接近させている。従って、空気過剰率が1未満の低い値である為にリフティングし難い濃バーナの火炎が、前記淡バーナに火移りして補炎機能を発揮し、濃淡バーナの継続燃焼が担保される。
一方、上記のように空気過剰率の高い燃料ガスを淡バーナで燃焼させると、その火炎がリフティングし易くなるが、請求項4に係る発明では、淡バーナに火移り可能な距離に濃バーナを設け、これら両バーナの炎孔を接近させている。従って、空気過剰率が1未満の低い値である為にリフティングし難い濃バーナの火炎が、前記淡バーナに火移りして補炎機能を発揮し、濃淡バーナの継続燃焼が担保される。
この場合、請求項4に係る発明では、濃バーナボディの内周部又は外周部から濃炎孔近傍に至る範囲の熱が吸熱体で吸収されるから、濃バーナボディ内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができる。従って、濃バーナの補炎機能の低下を防止することができ、濃淡バーナ全体の適正燃焼を維持させることができる。
[請求項5に係る発明]
請求項1〜4に係る発明に於いて、
『前記バーナ用開口(101)は、上面に複数の鍋支持突起が設けられ且つ上下に貫通する排気口(41)を備えた五徳兼用カバーで覆われている』ものでは、五徳兼用カバーの上面に設けられた複数の鍋支持突起に鍋を載置することができる。従って、独立した五徳を設ける必要がなく、部品点数が少なくなると共に、清掃が容易になる。
請求項1〜4に係る発明に於いて、
『前記バーナ用開口(101)は、上面に複数の鍋支持突起が設けられ且つ上下に貫通する排気口(41)を備えた五徳兼用カバーで覆われている』ものでは、五徳兼用カバーの上面に設けられた複数の鍋支持突起に鍋を載置することができる。従って、独立した五徳を設ける必要がなく、部品点数が少なくなると共に、清掃が容易になる。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1,2に係る発明では、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁の温度上昇が抑えられるから、該ガスバーナ(3)内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができ、適正燃焼が確保できる。
請求項3に係る発明では、既述したように、広い範囲の熱が吸熱体で吸収されるから請求項1,2に係る発明の冷却効果が一層向上する利点がある。
請求項4に係る発明では、濃バーナの補炎機能の低下を防止することができ、濃淡バーナ全体の適正燃焼を維持させることができる。
請求項5に係る発明では、独立した五徳を設ける必要がないから、部品点数が少なくて済むと共に、清掃が容易になる。
請求項1,2に係る発明では、ガスバーナ(3)の炎孔近傍の構成壁の温度上昇が抑えられるから、該ガスバーナ(3)内のガス圧上昇による前記一次空気量の低下を防止することができ、適正燃焼が確保できる。
請求項3に係る発明では、既述したように、広い範囲の熱が吸熱体で吸収されるから請求項1,2に係る発明の冷却効果が一層向上する利点がある。
請求項4に係る発明では、濃バーナの補炎機能の低下を防止することができ、濃淡バーナ全体の適正燃焼を維持させることができる。
請求項5に係る発明では、独立した五徳を設ける必要がないから、部品点数が少なくて済むと共に、清掃が容易になる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態を説明するガスコンロの概略斜視図である。
扁平な矩形箱状に形成されたケーシング(1)の天板(10)にはバーナ用開口(101)が開設されていると共に、該バーナ用開口(101)部分には、五徳兼用カバー(4)とガスバーナ(3)等から成るガス燃焼ユニット(U)が配設されており、該ガスバーナ(3)は燃焼室(2)を構成する筒体(26)内で燃焼するようになっている。又、ケーシング(1)の前面の操作部(11)(11)には、ガス燃焼ユニット(U)に点・消火する際に押し込み操作し、且つ、火力調節の際には回転操作する操作つまみ(51)(51)と、ガス燃焼ユニット(U)が燃焼状態にあることを報知する燃焼ランプ(52)(52)が接触した状態で配設されている。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態を説明するガスコンロの概略斜視図である。
扁平な矩形箱状に形成されたケーシング(1)の天板(10)にはバーナ用開口(101)が開設されていると共に、該バーナ用開口(101)部分には、五徳兼用カバー(4)とガスバーナ(3)等から成るガス燃焼ユニット(U)が配設されており、該ガスバーナ(3)は燃焼室(2)を構成する筒体(26)内で燃焼するようになっている。又、ケーシング(1)の前面の操作部(11)(11)には、ガス燃焼ユニット(U)に点・消火する際に押し込み操作し、且つ、火力調節の際には回転操作する操作つまみ(51)(51)と、ガス燃焼ユニット(U)が燃焼状態にあることを報知する燃焼ランプ(52)(52)が接触した状態で配設されている。
図2は上記ガス燃焼ユニット(U)の配設部の拡大断面図である。
ガス燃焼ユニット(U)は、全一次空気式のガスバーナ(3)と、該ガスバーナ(3)用の燃焼室(2)を構成する横断面円形の筒体(26)と、更に、該筒体(26)の上端開口を覆う五徳兼用カバー(4)とから構成されている。
図2,3に示すように、前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを濃炎孔(311)から吐出させる濃バーナ(31)と、空気過剰率が1を超える燃料ガスを淡炎孔(321)(321)から吐出させる淡バーナ(32)を組み合わせた濃淡バーナであり、淡バーナ(32)の中空円環状の淡バーナボディ(320)とその内側に位置する濃バーナ(31)の中空円環状の濃バーナボディ(310)は燃焼室(2)と同軸状に配設されている。又、ガスバーナ(3)を構成する淡バーナ(32)と濃バーナ(31)の上端の夫々に形成された淡炎孔(321)と濃炎孔(311)は燃焼室(2)の底部に露出している。
ガス燃焼ユニット(U)は、全一次空気式のガスバーナ(3)と、該ガスバーナ(3)用の燃焼室(2)を構成する横断面円形の筒体(26)と、更に、該筒体(26)の上端開口を覆う五徳兼用カバー(4)とから構成されている。
図2,3に示すように、前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを濃炎孔(311)から吐出させる濃バーナ(31)と、空気過剰率が1を超える燃料ガスを淡炎孔(321)(321)から吐出させる淡バーナ(32)を組み合わせた濃淡バーナであり、淡バーナ(32)の中空円環状の淡バーナボディ(320)とその内側に位置する濃バーナ(31)の中空円環状の濃バーナボディ(310)は燃焼室(2)と同軸状に配設されている。又、ガスバーナ(3)を構成する淡バーナ(32)と濃バーナ(31)の上端の夫々に形成された淡炎孔(321)と濃炎孔(311)は燃焼室(2)の底部に露出している。
淡バーナボディ(320)の上端周縁部は径方向に扁平化されていると共に、その上面には長孔状の淡炎孔(321)(321)群が周方向に所定ピッチで配設されている。又、淡バーナボディ(320)の外周下部には混合管(322)が突設されていると共に、該混合管(322)の上流端のガス入り口(323)にはダンパ(324)が対接している。そして、このダンパ(324)に開設された絞り孔(324a)にガスノズル(325)が臨んでいる。前記絞り孔(324a)の開口面積は、淡バーナ(32)で燃焼する燃料ガスの空気過剰率を約1.3に設定できるような大きさになっている。
濃バーナ(31)は、濃バーナボディ(310)の側方に突出する混合管(312)の上流端のガス入り口(313)に対接したダンパ(314)の絞り孔(314a)の開口面積が既述絞り孔(324a)よりも小さくなっている点を除いて、既述淡バーナ(32)と同様の構造を有している。そして、ガスノズル(315)が臨んでいる絞り孔(314a)の開口面積は、濃バーナ(31)で燃焼する燃料ガスの空気過剰率を約0.6に設定できるような大きさになっている。
上記濃バーナ(31)の下流端に設けられた濃炎孔(311)(311)と淡バーナ(32)の下流端に設けられた淡炎孔(321)(321)は、隣接するように設けられている。具体的には、濃バーナ(31)から淡バーナ(32)に火移りし得るような距離に前記濃炎孔(311)(311)と淡炎孔(321)(321)が接近している。これにより、淡バーナ(32)で燃焼する燃料ガスの空気過剰率が高い値(本実施の形態では1.3)に設定されて火炎がリフティングを起こし易くなっていても、空気過剰率が0.6である為にリフティングし難い濃バーナ(31)の火炎が淡バーナ(32)側に火移りしてこれの補炎機能を発揮し、これにより、ガスバーナ(3)全体の正常燃焼が継続する。
尚、淡バーナ(32)と濃バーナ(31)から噴出する燃料ガスが混合されることにより、該混合ガスの空気過剰率は約1.1程度になる。
図2,図3に示すように、濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)の各炎孔(311)(321)の近傍からその下方の一定域には、吸熱体たる金属製の放熱筒(6)(7)が嵌合されている。
図2,図3に示すように、濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)の各炎孔(311)(321)の近傍からその下方の一定域には、吸熱体たる金属製の放熱筒(6)(7)が嵌合されている。
図2に示すように、大径の放熱筒(7)は、淡バーナ(32)の上部外周形状に合致する内周形状を有しており、具体的には、内周下部の大径部(72)とその上端に続くテーパ部(73)と更にその上端に続く小径部(74)を具備している。これにより、淡バーナ(32)の頂部に形成された淡炎孔(321)の近傍からその下方の外周側面に至る領域に放熱筒(7)が密着状態で外嵌し得るようになっている。又、放熱筒(7)の外周は燃焼室(2)の外部に露出しており、該露出部には放熱フィン(71)(71)が突設されている。そして、該放熱フィン(71)(71)による放熱作用によって淡バーナボディ(320)に蓄積された熱を放出し、これにより、淡バーナ(32)を冷却してその温度上昇を抑えるようにしている。
一方、上記放熱筒(7)と同心状に配設される小径の放熱筒(6)は、濃バーナ(31)の上部内周形状に合致する外周形状を有しており、具体的には、下部外周の小径部(62)とその上端に続くテーパ部(63)と更にその上端に続く大径部(64)を具備している。これにより、濃バーナ(31)の頂部に形成された濃炎孔(311)の近傍からその内周側面に至る領域に放熱筒(6)が密着状態で内嵌し得るようになっている。又、放熱筒(6)の内周は燃焼室(2)の外部に露出していると共に、該露出部には放熱フィン(61)(61)が突設されている。そして、該放熱フィン(61)(61)による放熱作用によって濃バーナボディ(310)に蓄積された熱を放出し、これにより、濃バーナ(31)を冷却してその温度上昇を抑えるようにしている。
又、放熱筒(6)の中央孔(69)の頂部には赤熱ブロック(38)が被蓋配設されており、該赤熱ブロック(38)は、濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)の中央上方に位置している。従って、ガスバーナ(3)の燃焼によって赤熱される赤熱ブロック(38)からの赤外線が五徳兼用カバー(4)上の鍋(9)に照射されるから、該鍋(9)の加熱効率が向上する。
燃焼室(2)を構成する筒体(26)の上端開口に被蓋配設される五徳兼用カバー(4)は、本実施の形態では、熱伝導性の良好な金属材料で形成されており、図1,図2に示すように、中央のドーム状隆起部(43)に貫設された中央排気口(41a)(41a)と、その外周域に貫設された周辺排気口(41b)(41b)とを備えている。又、五徳兼用カバー(4)の上面には、鍋(9)が載置される鍋支持突起(44)(44)が周方向に所定ピッチで配設されている。
燃焼室(2)を構成する筒体(26)の上端開口に被蓋配設される五徳兼用カバー(4)は、本実施の形態では、熱伝導性の良好な金属材料で形成されており、図1,図2に示すように、中央のドーム状隆起部(43)に貫設された中央排気口(41a)(41a)と、その外周域に貫設された周辺排気口(41b)(41b)とを備えている。又、五徳兼用カバー(4)の上面には、鍋(9)が載置される鍋支持突起(44)(44)が周方向に所定ピッチで配設されている。
次に、上記ガスコンロの使用の実際を説明する。
図1に表れる特定の操作つまみ(51)を押し込むと、図示しない点火装置が作動してガスバーナ(3)の濃炎孔(311)(311)と淡炎孔(321)(321)の部分に点火用スパークが連射される。
又、上記操作つまみ(51)が押し込まれると、ガスバーナ(3)へのガス回路に挿入されたガス弁(図示せず)が開弁してガスノズル(315)(325)からダンパ(314)(324)の絞り孔(314a)(324a)を介して濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)のガス入り口(313)(323)に燃料ガスが噴出されると共に、該噴出時のエゼクタ効果によって、ガスノズル(315)(325)の周囲の空気が燃焼用一次空気としてガス入り口(313)(323)内に誘引され、これにより、既述した空気過剰率に調整された燃料ガスが濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)の濃炎孔(311)(311)と淡炎孔(321)(321)から噴出する。そして、この燃料ガスが上記点火用スパークによって点火され、これにより、ガスバーナ(3)が燃焼し始める。そして、該燃焼によって生成される燃焼排気は、燃焼室(2)を上昇して五徳兼用カバー(4)の中央排気口(41a)及び周辺排気口(41b)から吐出されて鍋(9)を加熱する。又、この燃焼によって赤熱される赤熱ブロック(38)からの赤外線が五徳兼用カバー(4)の中央排気口(41a)及び周辺排気口(41b)を通過して鍋(9)に照射されて熱効率の向上が図られる。
図1に表れる特定の操作つまみ(51)を押し込むと、図示しない点火装置が作動してガスバーナ(3)の濃炎孔(311)(311)と淡炎孔(321)(321)の部分に点火用スパークが連射される。
又、上記操作つまみ(51)が押し込まれると、ガスバーナ(3)へのガス回路に挿入されたガス弁(図示せず)が開弁してガスノズル(315)(325)からダンパ(314)(324)の絞り孔(314a)(324a)を介して濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)のガス入り口(313)(323)に燃料ガスが噴出されると共に、該噴出時のエゼクタ効果によって、ガスノズル(315)(325)の周囲の空気が燃焼用一次空気としてガス入り口(313)(323)内に誘引され、これにより、既述した空気過剰率に調整された燃料ガスが濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)の濃炎孔(311)(311)と淡炎孔(321)(321)から噴出する。そして、この燃料ガスが上記点火用スパークによって点火され、これにより、ガスバーナ(3)が燃焼し始める。そして、該燃焼によって生成される燃焼排気は、燃焼室(2)を上昇して五徳兼用カバー(4)の中央排気口(41a)及び周辺排気口(41b)から吐出されて鍋(9)を加熱する。又、この燃焼によって赤熱される赤熱ブロック(38)からの赤外線が五徳兼用カバー(4)の中央排気口(41a)及び周辺排気口(41b)を通過して鍋(9)に照射されて熱効率の向上が図られる。
上記ガスバーナ(3)の燃焼が継続すると、濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)の各炎孔(311)(321)の近傍は、生成される火炎や燃焼室(2)内に篭った熱で高温になる。そして、各炎孔(311)(321)の近傍の熱は濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)の濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)に伝達拡散するが、この濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)の熱は、放熱筒(6)(7)に伝熱して拡散し、更に該放熱筒(6)(7)の放熱フィン(61)(71)から大気中に効率的に放熱され、これにより、濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)が冷却されて温度上昇が抑えられる。従って、濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)が昇温してその内部の燃料ガスが熱膨張するのを抑えることが出来、これら各バーナ(31)(32)のバーナボディ(310)(320)内部が圧力上昇を起こす心配が少なくなる。これにより、各バーナ(31)(32)に取り入れられる一次空気量が低下せず、空気過剰率の変動が防止できて安定燃焼が確保される。
特に、濃バーナ(31)が安定燃焼する結果、リフティングし易い淡バーナ(32)に対する濃バーナ(31)の補炎機能が低下することがない。
特に、濃バーナ(31)が安定燃焼する結果、リフティングし易い淡バーナ(32)に対する濃バーナ(31)の補炎機能が低下することがない。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態の要部断面図である。
このものは、吸熱体としての放熱筒(6)(7)の構成壁内部にはウォータジャケット(66)(76)が形成されており、一方のウォータジャケット(66)と他方のウォータジャケット(76)は、ポンプ(81)と放熱器(82)を備えた強制冷却通路(83)で繋がっている。又、強制冷却通路(83)の配設部から濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)の周方向へ沿って約180度ずれた位置には、前記ウォータジャケット(66)(76)を繋ぐ短絡通路(85)が設けられている。そして、その他の構成は既述第1実施形態のガスコンロと同様に構成されている。
図4は、本発明の第2実施形態の要部断面図である。
このものは、吸熱体としての放熱筒(6)(7)の構成壁内部にはウォータジャケット(66)(76)が形成されており、一方のウォータジャケット(66)と他方のウォータジャケット(76)は、ポンプ(81)と放熱器(82)を備えた強制冷却通路(83)で繋がっている。又、強制冷却通路(83)の配設部から濃バーナボディ(310)及び淡バーナボディ(320)の周方向へ沿って約180度ずれた位置には、前記ウォータジャケット(66)(76)を繋ぐ短絡通路(85)が設けられている。そして、その他の構成は既述第1実施形態のガスコンロと同様に構成されている。
このものでは、ガスバーナ(3)の燃焼に伴ってポンプ(81)が作動するようになっており、これにより、放熱筒(6)のウォータジャケット(66)内の貯留水は、強制冷却通路(83)のポンプ(81)→放熱器(82)→放熱筒(7)のウォータジャケット(76)→短絡通路(85)→放熱筒(6)のウォータジャケット(66)と繋がる回路で循環する。すると、上記循環水は強制冷却通路(83)に於ける放熱器(82)の放熱作用によって冷却され、これにより、既述第1実施形態と同様に濃バーナ(31)及び淡バーナ(32)が冷却されて、これらの安定燃焼が確保される。
尚、第2実施形態ではウォータジャケット(66)(76)の水をポンプ(81)で強制循環させるようにしたが、ポンプ(81)を設けることなく、放熱器(82)をウォータジャケット(66)(76)より上方に配置することにより対流作用を利用して自然循環させるようにしてもよい。
尚、第2実施形態ではウォータジャケット(66)(76)の水をポンプ(81)で強制循環させるようにしたが、ポンプ(81)を設けることなく、放熱器(82)をウォータジャケット(66)(76)より上方に配置することにより対流作用を利用して自然循環させるようにしてもよい。
[その他]
1.本実施の形態では筒体(26)の上端開口を五徳兼用カバー(4)で覆ったが、筒体(26)の上端開口は必ずしも覆う必要はない。この場合、天板(10)上に於けるバーナ用開口(101)の外周域に五徳を載置する。
2.上記各実施の形態では、ガスバーナ(3)を自然燃焼させたが、給気用ファンによってガスバーナ(3)の配設部に空気を供給することによって該ガスバーナ(3)を強制燃焼させるようにしてもよい。
3.又、上記各実施の形態では、濃バーナボディ(310)の外側に淡バーナボディ(320)を外嵌状態に配設したが、これとは逆に、淡バーナボディ(320)の外側に濃バーナボディ(310)を外嵌状態に配設しても良い。又、濃バーナボディ(310)の内外の夫々に淡バーナのバーナボディを各別に配設し、これら各バーナの集合体を放熱筒(6)と放熱筒(7)で包囲してもよい。
1.本実施の形態では筒体(26)の上端開口を五徳兼用カバー(4)で覆ったが、筒体(26)の上端開口は必ずしも覆う必要はない。この場合、天板(10)上に於けるバーナ用開口(101)の外周域に五徳を載置する。
2.上記各実施の形態では、ガスバーナ(3)を自然燃焼させたが、給気用ファンによってガスバーナ(3)の配設部に空気を供給することによって該ガスバーナ(3)を強制燃焼させるようにしてもよい。
3.又、上記各実施の形態では、濃バーナボディ(310)の外側に淡バーナボディ(320)を外嵌状態に配設したが、これとは逆に、淡バーナボディ(320)の外側に濃バーナボディ(310)を外嵌状態に配設しても良い。又、濃バーナボディ(310)の内外の夫々に淡バーナのバーナボディを各別に配設し、これら各バーナの集合体を放熱筒(6)と放熱筒(7)で包囲してもよい。
(2)・・・燃焼室
(3)・・・ガスバーナ
(9)・・・鍋
(10)・・・天板
(41)・・・排気口
(101)・・・バーナ用開口
(3)・・・ガスバーナ
(9)・・・鍋
(10)・・・天板
(41)・・・排気口
(101)・・・バーナ用開口
Claims (5)
- 天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部で全一次空気式のガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端開口から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を通して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロに於いて、
前記ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に一部が接触し、他の部分が前記燃焼室(2)の外部に露出した熱伝導性の吸熱体が設けられ、
前記吸熱体の前記露出した部分には放熱フィンが設けられている、ガスコンロ。 - 天板(10)の下方に設けられた燃焼室(2)の内部で全一次空気式のガスバーナ(3)を燃焼させると共に、該ガスバーナ(3)からの燃焼排気を、前記燃焼室(2)の上端開口から前記天板(10)に開設されたバーナ用開口(101)を通して排出し、該排出された燃焼排気によって五徳上の鍋(9)を加熱するガスコンロに於いて、
前記ガスバーナ(3)の炎孔近傍の壁面に一部が接触し且つ内部に冷却液が流れる吸熱体が設けられている、ガスコンロ。 - 請求項1又は請求項2に記載のガスコンロに於いて、
前記ガスバーナ(3)は燃料ガスを上端の炎孔から吐出させる円環状のバーナボディを具備しており、
前記吸熱体は、前記炎孔近傍から前記バーナボディの外周側面に至る範囲に接触した状態で外嵌する筒状、又は、前記炎孔近傍から前記バーナボディの内周側面に至る範囲に接触した状態で内嵌する筒状に形成されている、ガスコンロ。 - 請求項1又は請求項2に記載のガスコンロに於いて、
前記ガスバーナ(3)は、空気過剰率が1未満の燃料ガスを上端の濃炎孔から吐出させる円環状の濃バーナボディを備えた濃バーナと、空気過剰率が1を超える燃料ガスを上端の淡炎孔から吐出させ且つ前記濃バーナボディの内周部又は外周部に同心状に嵌合する円環状の淡バーナボディを備えた淡バーナの組み合わせから成る濃淡バーナであり、
前記濃バーナから淡バーナに火移り可能な距離にこれら両バーナの炎孔が接近して設けられていると共に、
前記吸熱体は、前記濃バーナボディに対して前記淡バーナボディが嵌合していない方の周側面から前記濃炎孔の近傍に至る範囲に対して接触した状態で嵌合する筒状に形成されている、ガスコンロ。 - 請求項1から請求項4の何れかに記載のガスコンロに於いて、
前記バーナ用開口(101)は、上面に複数の鍋支持突起が設けられ且つ上下に貫通する排気口(41)を備えた五徳兼用カバーで覆われている、ガスコンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004042579A JP2005233498A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | ガスコンロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004042579A JP2005233498A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | ガスコンロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005233498A true JP2005233498A (ja) | 2005-09-02 |
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ID=35016643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004042579A Pending JP2005233498A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | ガスコンロ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005233498A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117005A (ja) * | 2011-03-22 | 2011-06-16 | Tigers Polymer Corp | マグネタイト含有エラストマー組成物 |
JP2011185495A (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Paloma Co Ltd | こんろバーナ及びこんろ |
JP2016011823A (ja) * | 2014-06-05 | 2016-01-21 | リンナイ株式会社 | コンロ用バーナ |
JP2016503484A (ja) * | 2012-12-27 | 2016-02-04 | キュンドン ナビエン シーオー.,エルティーディー. | バーナーフランジの過熱が防止されるガスボイラー |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004042579A patent/JP2005233498A/ja active Pending
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JP2011117005A (ja) * | 2011-03-22 | 2011-06-16 | Tigers Polymer Corp | マグネタイト含有エラストマー組成物 |
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JP2016011823A (ja) * | 2014-06-05 | 2016-01-21 | リンナイ株式会社 | コンロ用バーナ |
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