JPH11108313A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH11108313A
JPH11108313A JP9286074A JP28607497A JPH11108313A JP H11108313 A JPH11108313 A JP H11108313A JP 9286074 A JP9286074 A JP 9286074A JP 28607497 A JP28607497 A JP 28607497A JP H11108313 A JPH11108313 A JP H11108313A
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JP
Japan
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gas
air
outer shell
holding ball
exhaust pipe
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Application number
JP9286074A
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English (en)
Inventor
Toyohiko Sunaoka
豊彦 砂岡
Norio Yumoto
範夫 湯本
Toyoji Okuda
豊司 奥田
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Nikken Corp
Hosoyama Nekki Co Ltd
Original Assignee
Nikken Corp
Hosoyama Nekki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

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  • Gas Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料ガスを空気と混合して燃焼させ、燃焼室で
火炎流として流動させることで底が平坦な容器を加熱さ
せる。 【解決手段】閉鎖した底部を有し、上方が開口した外胴
14と、外胴14の上部開口に気密に被せて固定し、そ
の中央が下方に湾曲した保持ボール29と、外胴14と
保持ボール29によって形成された密閉した空間に空気
を送る送風機15と、保持ボール29の上部開口の上端
縁にその底面を嵌め合わせることのできる内部空洞の釜
本体11と、保持ボール29の凹みのほぼ中央に一端を
突起させ、他端を外胴14の内部を通過させて外胴14
の外部に延長した内部中空の排風パイプ34と、保持ボ
ール29の凹みのほぼ中央であって排風パイプ34の周
囲に設置され、燃料ガスを送風機15からの空気と混合
して燃焼させるガスバーナー20とから構成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、燃料ガスを燃焼さ
せて容器を加熱する加熱装置に関し、特に、底が平坦な
容器を加熱するのに最適な加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、都市ガスやプロパンガスなど
の燃料ガスを空気と混合させて燃焼させ、底が平坦な容
器(例えば、調理用の釜や鍋)を加熱する加熱装置が各
種提供されていた。これらの多くは空気と燃料ガスを混
合し、ガス噴出口より放出させながら燃焼させ、火炎を
加熱装置の空間内で流動させ、火炎を釜などの容器に接
触させて加熱する構成であった。このような加熱装置で
は、火炎を直接釜の底に接触させ、熱を釜の底に伝播さ
せるものであった。特に、調理用の加熱装置では直火に
より丸い底の釜や鍋を加熱する構造であった。
【0003】このため、火炎は釜と接触した後で、煙突
などに沿ってそのまま外部に拡散され、熱エネルギーの
大部分は大気中に放出させることとなり熱損失の大きい
ものであった。また、底が平坦な容器を火炎で加熱する
と、底の面積が小さいため熱効率が悪いものであった。
さらに、底の中央が上方に隆起している構造の加熱容器
を直火による加熱装置で加熱しようとすると、隆起して
いる底の空間に火炎が均一に流動しないことになってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑
み、本願の発明ではバーナーを円筒形の三重の構造と
し、中央の空間を燃焼ガスの排気路とし、その外側の環
状の空間を新鮮が空気の流動路とし、最外部の環状の空
間を燃料ガスの流動路とするように構成してある。そし
て、空気の流動路と燃料ガスの流動路の上端では、空気
の放出口と燃料ガスの噴出口とを接近させ、両者を環状
に配置してある。そして、この加熱装置では、その上部
にはバーナーを中心として凹んだ半球形の燃焼室を形成
してあり、底の平坦な容器を装置の上面に嵌め込むこと
で、外部から閉鎖した燃焼室の空間を形成するように構
成してある。
【0005】この構成では、外部の空気を強制的にバー
ナーの中間の環状空間に供給し、バーナーの上部の放出
口から周囲に放出させ、同時に、噴出口から燃料ガスを
周囲に放出させることで空気と燃料ガスを混合させる。
この混合ガスを、装置の上部に形成した半球形の燃焼室
で燃焼させ、燃焼した火炎流をその空間で渦巻き状に旋
回させることにより、平坦な釜の底に火炎を均一に接触
させて対流伝熱により熱の交換を行わせることができ
る。同時に、火炎流で断熱ボールの表面を加熱させ、そ
の表面から輻射熱を発生させ、輻射熱によっても釜の底
を加熱させることができる。燃焼室内で燃焼した火炎流
は、バーナーの中央にある排気路より外部の煙突に流動
させられるが、その際に、供給される新鮮な空気を加熱
して熱交換を行ない、熱効率を向上することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、閉鎖した底部
を有し、上方が開口した外胴と、外胴の上部開口に気密
に被せて固定し、その中央が下方に湾曲した保持ボール
と、外胴と保持ボールによって形成された密閉した空間
に空気を送る送風機と、保持ボールの上部開口の上端縁
にその底面を嵌め合わせることのできる内部空洞の釜本
体と、保持ボールの凹みのほぼ中央に一端を突起させ、
他端を外胴の内部を通過させて外胴の外部に延長した内
部中空の排風パイプと、保持ボールの凹みのほぼ中央で
あって排風パイプの周囲に設置され、燃料ガスを送風機
からの空気と混合して燃焼させるガスバーナーとから構
成されたことを特徴とする加熱装置である(請求項
1)。
【0007】本発明は、閉鎖した底部を有し、上方が開
口した外胴と、外胴の上部開口に気密に被せて固定し、
その中央が下方に湾曲した保持ボールと、外胴と保持ボ
ールによって形成された密閉した空間に空気を送る送風
機と、保持ボールの上部開口の上端縁にその底面を嵌め
合わせることのできる内部空洞の釜本体と、保持ボール
の凹みのほぼ中央に一端を突起させ、他端を外胴の内部
を通過させて外胴の外部に延長した内部中空の排風パイ
プと、外胴の内部であって保持ボールの下面に配置さ
れ、保持ボールの下面および外胴の内周と隙間を開けて
配置させ、その中央に排風パイプを貫通させた整風体
と、保持ボールの凹みのほぼ中央であって排風パイプの
周囲に設置され、燃料ガスを送風機からの空気と混合し
て燃焼させるガスバーナーとから構成されたことを特徴
とする加熱装置である(請求項2)。
【0008】本発明のガスバーナーは、排風パイプの周
囲に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
と、排風パイプの外周に挿通され、その下端を拡散ドラ
ムの上面に接触させることで排風パイプと拡散ドラムの
隙間を閉鎖するキャップと、キャップの周囲に開口さ
れ、排風パイプと拡散ドラムの隙間からの空気を放出す
る空気放出穴とから構成されたことを特徴とする加熱装
置である(請求項3)。
【0009】本発明のガスバーナーは、排風パイプの周
囲に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
と、排風パイプの外周に挿通され、その下面を拡散ドラ
ムの上面と間隔を置いて配置したスカート板と、拡散ド
ラムとスカート板の間に配置され、拡散ドラムの中心か
ら放射状になるように配置された薄肉の直線形状をした
複数の羽根板とから構成されたことを特徴とする加熱装
置である(請求項4)。
【0010】本発明のガスバーナーは、排風パイプの周
囲に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
と、排風パイプの外周に挿通され、その下面を拡散ドラ
ムの上面と間隔を置いて配置したスカート板と、拡散ド
ラムとスカート板の間に配置され、それぞれが拡散ドラ
ムの中心から放射状に向けられた直線と同一角度を持つ
ように配置された薄肉の直線形状をした複数の羽根板と
から構成されたことを特徴とする加熱装置である(請求
項5)。
【0011】本発明のガスバーナーは、排風パイプの周
囲に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
と、拡散ドラムの外周に挿通され、その下面を拡散ドラ
ムの上面と間隔を置いて配置したスカート板と、拡散ド
ラムとスカート板の間に配置され、それぞれが同一回転
方向に向くように放射状に配置された薄肉の円弧形状を
した複数の羽根板とから構成されたことを特徴とする加
熱装置である(請求項6)。
【0012】本発明の釜本体は、上部が開口して閉鎖し
た底部を持つ形状を有し、その底部の中央は上方に隆起
するように形成したことを特徴とする加熱装置である
(請求項7)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1、図2、図3は本発明の第一の実
施の形態である加熱装置10と、この加熱装置10で加
熱される釜本体11を示したものである。図1は加熱装
置10と釜本体11を組み合わせた状態を示す斜視図で
あり、図2は加熱装置10を上部から見た平面図であ
り、図3は図2中におけるAーBーCを矢視した側断面
図である。
【0014】図1で示すように、この加熱装置10は大
きく分けて外胴14、送風機15、煙突17、ガスバー
ナー20より構成されている。外胴14は上部が開口し
て平坦な底を持つ円筒形をしており、ドラム缶を半分に
切断した形状となっている。この外胴14の上部にはリ
ング状をしたフランジ30が載置固定してあり、フラン
ジ30の中央は円形に開口され、フランジ30の内径は
釜本体11の外径とほぼ一致させてある。外胴14の底
部に近い側面には送風機15を接続してあり、外胴14
の底部に近い側面であって送風機15とは反対の位置に
は煙突17を接続してあり、外胴14の側面であって送
風機15と煙突17の間にはパイロットバーナー21を
接続してある。
【0015】この加熱装置10で加熱される釜本体11
は、例えば、鋳鉄や鋼材により形成され、その上部が開
口していてその下部が閉鎖した形状であり、その底面は
やや平坦となるように形成されている。釜本体11の断
面構造は図3で示されており、この図で示すように、釜
本体11の底面は平坦であり、その中央は上方に少し隆
起して山形の底突起部12となっている。この底突起部
12は釜本体11の中央で突起し、その中央より外部に
向けて放射状になだらかに傾斜していて、周囲は平坦な
形状となっている。この形状のため、釜本体11は従来
の加熱容器のように下方に向けて突起した半球形とは相
違し、逆に底部の中央が上方に向かって突起してなだら
かな円錐形を描くような形状となっている。この形状は
後で説明するように、燃焼した火炎流の熱の変換と空気
の循環を良好にすることができるものである。そして、
釜本体11の下部の周囲にはリング状をした保持リング
16が溶接等で一体となるように固着してあり、釜本体
11の周囲に鍔が固定したような形状となっている。
【0016】図2は、図1における釜本体11を取外
し、加熱装置10を上方から見た平面図である。この加
熱装置10の主要構造を占める外胴14は上方から見て
円形であり、その上縁には加熱装置10の開口端に密着
して固定した保持リング16が連結してある。このため
外胴14は、内部が空間の円筒形であり、その上縁の外
周には外側に向かって拡大したフランジ30が連結して
ある。そして、内部には断熱機能を持つ肉厚の断熱ボー
ル31を嵌め込んであり、この断熱ボール31の上部開
口の内径は釜本体11の外周とほぼ同一としてあり、釜
本体11の底部分を断熱ボール31の内部空間に嵌め込
むと、保持リング16の下面がフランジ30の上面に接
触し、両者が密着して空気が流出しないように維持して
いる。この加熱装置10における図2中右側には空気を
強制的に外胴14内に流入させるための送風機15を接
続してある。
【0017】そして、外胴14の中央には燃料ガスと空
気を同時に噴出させ、混合気を造りり出して燃焼させる
ためのガスバーナー20を固定してあり、このガスバー
ナー20にはガスパイプ25が連結してあり、ガスパイ
プ25は図2において上方に向けて延長しており、ガス
パイプ25の終端は外胴14の外周より突出している。
このガスパイプ25の終端にはL字形に曲げたLジョイ
ント27を連結してあり、Lジョイント27には燃料ガ
スを分岐し、ガスの流路を開閉させるための分岐器23
(例えば、電磁弁などにより構成され、パイロット用ガ
スパイプ24の方向やガスパイプ25の方向へのガスの
流動を制御することができる)が接続してあり、分岐器
23の終端にはゴム管またはガス管に接続するジョイン
ト22が固着してある。この外胴14の外周であって図
2における中央上部にはパイロットバーナー21が設け
てあり、このパイロットバーナー21はガスパイプ25
と少し間隔を置いて配置してある。このパイロットバー
ナー21は細長い形状をしており、ガスバーナー20か
ら噴出される燃料ガスを着火するためのパイロット火炎
を噴出することができるものである。このパイロットバ
ーナー21の後部にはパイロット用ガスパイプ24が接
続してあり、パイロット用ガスパイプ24の後端は分岐
器23の他方の分岐部に接続してある。
【0018】さらに、外胴14における図2中左側には
排風パイプ34の終端が固着してあり、この排風パイプ
34は熱交換部48と直立部49とから構成されてい
て、熱交換部48と直立部49は同一径のパイプを曲げ
ることにより形成してある。熱交換部48は外胴14の
底で円形に曲げられて『?』のような形状となってい
て、『?』の根本の部分は外胴14の側面から外部に突
出するように固着してあり、排風パイプ34全体が保持
されている。また、排風パイプ34の曲げられた一端は
その円の中心に向けて曲げられ、次いでその位置で上方
に向かうように垂直に立ち上げられ、この立ち上がった
部分が直立部49となっていて、外胴14の中央に位置
している。また、排風パイプ34の外部に突出した先端
には煙突17の下端が接続してある。この排風パイプ3
4は燃焼室で燃焼した燃焼ガスを流動させ、煙突17よ
り外囲に拡散させるものである。
【0019】次に、図3は図2中におけるAーBーCの
方向に矢視した側断面図であり、加熱装置10を構成す
る主要部材の形状を示しており、加熱装置10と釜本体
11の組み合わせ状態も示している。この加熱装置10
の外殼は外胴14であり、外胴14は底面が平坦で内部
が空洞の円筒形状をしており、その上端は上方に向けて
開口している。すなわち、外胴14はドラム缶の底の部
分を残して上半分を切断した薄肉の容器の形状をしてい
る。この外胴14の右側面の下部には、外胴14の内外
を連通するようにして噴出パイプ26が連結してあり、
この噴出パイプ26の外側の端部には送風機15が接続
してある。また、外胴14の左側面の下部には排風パイ
プ34の下端が連結してあり、排風パイプ34の下端は
外胴14の外側に突出してある。この排風パイプ34は
内部が中空の太径をしたパイプであり、『?』のように
曲げられた熱交換部48と、熱交換部48に連続して垂
直に立ち上げられた直立部49とから構成されている。
この熱交換部48はその曲げられている平面を外胴14
の底と平行となるように配置してあり、熱交換部48か
ら曲げられて直立した直立部49は外胴14の中央で垂
直の方向に立ち上げてある。この直立部49の中心軸と
外胴14の中心軸は一致させて配置してある。そして、
排風パイプ34の外胴14より突出した下端には煙突1
7の下端を接続してある。
【0020】この排風パイプ34の垂直に立ち上がって
いる直立部49には円形をした閉鎖板61の中央のパイ
プ穴62を挿通してある。この閉鎖板61の外径は外胴
14の内径と同一としてあり、中央には直立部49の外
径と同一の内径をしたパイプ穴62(後述する)を開口
してあり、周囲の一部には半月形の流路切欠き部63が
形成してある。この閉鎖板61は、外胴14の内部で噴
出パイプ26よりも上方に位置させてあり、閉鎖板61
によって外胴14の内部空間を上下に二分させ、外胴1
4の下部空間を閉鎖板61で仕切ることで熱交換室Yを
形成してある。また、流路切欠き部63は噴出パイプ2
6とは反対の位置にあり、噴出パイプ26から噴出した
空気は閉鎖板61の下面を流動し、流路切欠き部63を
通過して外胴14の上部空間に流動するように規制して
いる。
【0021】そして、外胴14の上部開口からは薄肉鋼
板などにより半球形の形状に加工したお碗のような整風
体28を挿入してあり、整風体28の中央に開口した穴
(後述する)に直立部49を挿通して、直立部49の上
部を整風体28のお碗のような空間に突起してある。こ
の整風体28を外胴14の内部に挿入することで、外胴
14の下部空間であって閉鎖板61の上方には加圧室X
が形成されることになる。この整風体28の外径(お碗
の上縁で最大径の位置)は外胴14の内径よりも少し小
さくなるように設定してあり、しかも、整風体28の上
端は外胴14の上端より少し下方となるように位置して
あり、整風体28と外胴14の間には環状をした空間が
形成されるようになっている。そして、整風体28の開
口端(図3で上縁の周囲)には、その内外面に突出する
ように複数のリブ41が固着してあり、リブ41の外側
端を外胴14の内周面に固着することにより、整風体2
8自身は外胴14とは接触せずに浮かしたように保持さ
れている。こうして、整風体28と外胴14との間には
環状形をして空気が流動するための隙間が形成されてい
ることになる。
【0022】そして、外胴14の上部開口より薄肉鋼板
などにより半球形の形状に加工したお碗のような保持ボ
ール29を挿入してあり、保持ボール29の中央に開口
した穴(後述する)に直立部49を挿通して、直立部4
9の上部を保持ボール29のお碗のような空間に突起し
てある。この保持ボール29の外径(お碗の上縁で最大
径の位置)は整風体28の内径(お碗の上縁における最
大の内径)よりも少し小さくなるように設定してあり、
保持ボール29の上縁付近の外周に複数のリブ41の内
側端を固着してあり、これらのリブ41によって保持ボ
ール29は整風体28とは接触せずに間隔を置いて保持
されている。リブ41により保持された状態の保持ボー
ル29の上縁は外胴14の上縁の高さとほぼ同一となる
ように設定してあり、保持ボール29の上縁の外周には
リング状をしたフランジ30を固着してある。このフラ
ンジ30の下面に外胴14の上部開口の周縁を接触さ
せ、両者を固着してある。この構成のため、整風体28
の上縁はフランジ30の下面より少し間隔を離して位置
しており、外胴14と整風体28の間の空間と整風体2
8と保持ボール29の間の空間とでは空気の流動が可能
となる。
【0023】また、保持ボール29の半球形となってい
る内壁には耐熱性のグラスウールやセラミックなどの材
料を張り付けることで形成した断熱ボール31を固定し
てあり、この断熱ボール31の内周面は半球形となるよ
うに形成してある。そして、保持ボール29、断熱ボー
ル31の底部の中央には穴(後述する)が開口してあ
り、この穴には燃料ガスと空気を噴出させるためのガス
バーナー20が嵌め合わせてある。このガスバーナー2
0の側面の底部からは水平方向に底よりガスパイプ25
が連結してあり、ガスパイプ25は整風体28と外胴1
4を通過しており、ガスパイプ25の終端は外胴14の
外側に位置させてある。
【0024】前述した釜本体11の底に近い下部外周に
はリング状をした保持リング16を鉢巻き状に固着して
あり、この保持リング16の外径はフランジ30の外径
とほぼ一致させてある。このため、図3で示すように、
釜本体11の底部を断熱ボール31の上部開口に嵌め合
わせると、釜本体11に固着してある保持リング16の
下面とフランジ30の上面が密着し、断熱ボール31の
開口を閉鎖することになる。こうして、釜本体11の底
部と断熱ボール31の上面との間には半球形をして、外
部から遮蔽された密閉された空間が形成され、この空間
が燃焼室Wとなる。そして、図3中で外胴14の左側よ
り細長い筒形状をしたエアーソケット46を挿入してお
り、このエアーソケット46の先端の開口は断熱ボール
31の中央に向けてあり、このエアーソケット46の内
部にはパイロットバーナー21を外胴14の外側より挿
入してある。
【0025】次に、図4は前述した加熱装置10の主要
部材を分解し、上下方向に間隔を置いて配置した状態を
示す斜視図である。前述した外胴14は上部が開口して
平坦な底部を持つ円筒形をしており、その一方の側面に
は噴出パイプ26が内外を連通するように固着してあ
り、噴出パイプ26の外端には送風機15が接続してあ
る。そして、外胴14の他方の側面には排風パイプ34
の一端が連結してあり、この排風パイプ34は『?』の
形状に曲げられた熱交換部48と熱交換部に続いて回曲
された中央で垂直に立ち上げた直立部49とから構成さ
れていて、一本のパイプを曲げることで形成してある。
この熱交換部48の平面は水平に位置させてあり、その
下面は外胴14の底より少し離して配置してあり、垂直
に立ち上がった直立部49は外胴14の中央で上方に向
けて延長するように立ち上げてある。この排風パイプ3
4の一端には煙突17の下端が接続してあり、排風パイ
プ34の垂直に立ちたがった直立部49の上端開口から
流入した空気は、熱交換部48を通過して煙突17に流
動するようになっている。また、外胴14の側面のやや
上部にはガスパイプ口35と挿入口36が開口してあ
り、ガスパイプ口35にはガスパイプ25を挿通し、挿
入口36にはエアーソケット46を挿通することができ
る。
【0026】この開口した外胴14の上部からは閉鎖板
61が挿入してある。この閉鎖板61は薄肉鋼板を円形
に切断した形状をしていて、その外径は外胴14の内径
と同一としてあり、その中央には直立部49の外径と同
じ内径をしたパイプ穴62を開口してある。また、閉鎖
板61の外周の一部には半月形をした流路切欠き部63
を切削形成してある。この閉鎖板61を外胴14の内部
に挿入すると、閉鎖板61の外周は外胴14の内周に密
着し、パイプ穴62の内周は直立部49の外周に密着
し、外胴14の下部空間を閉鎖して熱交換室Yを形成す
る。このとき、流路切欠き部63は噴出パイプ26とは
反対の位置に設定し、煙突17の方向に向けてある。
【0027】半球形をした整風体28は外胴14の内部
に配置され、外胴14の内部にある空気を整風体28の
内外周に沿って流動させ、供給する空気を熱変換して予
熱することができるものである。この整風体28は薄肉
の鉄板などを加工することで形成されており、全体は内
部中空の半球形をしており、上部が開口して下部が閉鎖
し、テニスボールを半分に切断したような形状となって
いる。この整風体28の底部分の中央には円形の排風口
38が開口してあり、整風体28の周側であって排風口
38に接近した位置にはガスパイプ25を挿入するガス
パイプ口39が開口してあり、整風体28の周側のやや
上部にはエアーソケット46を挿入する挿入口40が開
口してある。そして、整風体28の上部の開口縁の内外
面には薄肉鉄板を小片に切断して形成したリブ41がそ
れぞれ放射状に突起するように固定してあり、各リブ4
1の平面はそれぞれが整風体28の中央に向くように配
置してある。なお、整風体28の上部の最大径の外周は
外胴14の内径よりやや小さくなるように設定してあ
り、整風体28の外周に固着してあるリブ41の外径は
外胴14の内径に一致するように設定してある。
【0028】そして、この整風体28を外胴14の内部
に収納し、整風体28の上縁を外胴14の上縁より少し
下方となるように位置させると、排風口38には直立部
49が挿通され、排風口38の開口の中央で直立部49
が起立したようになる。この状態のとき、外胴14の内
周と整風体28の外周とは接触せず、両者の間にはリン
グ状の空間が形成される。このように排風口38を配置
したならば、外側のリブ41の外端を外胴14の内壁に
溶接などをすることで固着し、整風体28全体を外胴1
4の内部空間に浮かせるようにして固定する。
【0029】次に、保持ボール29は断熱の機能を持つ
断熱ボール31を下側から支える作用を行うものであ
る。この保持ボール29は薄肉の鉄板などを加工するこ
とで形成されており、全体は内部中空の半球形をしてお
り、上部が開口して下部が閉鎖し、テニスボールを半分
に切断したような形状となっている。保持ボール29の
外周の曲率は、図2、図3で示すように整風体28の曲
率よりも少し小さくなるように設定してあり、保持ボー
ル29の上端縁には薄肉鋼板などでリング状に形成され
たフランジ30を固着してある。フランジ30の内径は
保持ボール29の外径とほぼ一致させてあり、これらの
保持ボール29とフランジ30の組み合わせによりつば
付き帽子を逆さにしたような形状となっている。そし
て、フランジ30の外径は外胴14の外径よりも少し大
きく設定してあり、フランジ30を外胴14の上部開口
に被せると図3で示すようにフランジ30の外周が外胴
14の外周よりも外方に突出し、外胴14の上端開口を
閉鎖することになる。このフランジ30の下面を外胴1
4の上端に密着させた時には、保持ボール29の外周は
内側のリブ41の先端に接触し、整風体28の内周と保
持ボール29の外周との間に空気が流動できる隙間が形
成されている。
【0030】そして、保持ボール29の内周面には耐熱
性のグラスウールやセラミックなどの材料によるやや肉
厚の断熱ボール31が一体となるように固着してある。
これらの断熱ボール31と保持ボール29の底部の中央
には、上下方向に垂直となるようにバーナー口44が貫
通して開口してある。この保持ボール29を整風体28
の内部空間に挿入してフランジ30の下面を外胴14の
上端縁に保持させた状態では、垂直に立ち上がった直立
部49はこのバーナー口44の開口を突き抜けて突起し
ており、上部は断熱ボール31の内部空間に位置してい
る。この突起した直立部49には、その上方からガスバ
ーナー20を挿通してあり、ガスバーナー20はその外
形が円筒形状をして空気と燃料ガスを同時に放射状に噴
出させることができるものである。このガスバーナー2
0を直立部49に挿入することにより、ガスバーナー2
0の外周がバーナー口44の内周に密着し、バーナー口
44はガスバーナー20によって閉鎖される。また、断
熱ボール31と保持ボール29の側面にはエアーソケッ
ト46を挿入するためのパイロット口45を開口してあ
る。
【0031】前述したフランジ30の上面にはリング状
をした保持リング16を密着することができ、この保持
リング16の中央の大きな開口に釜本体11の底部を嵌
め込み、保持リング16と釜本体11を溶接などで連結
してある。この保持リング16は薄肉鋼板を環状に打ち
抜くことにより形成されており、そのリング状の幅はフ
ランジ30の幅と断熱ボール31の上縁の幅にほぼ一致
するように設定してあり、その中央開口は釜本体11の
外径と同じとなるように設定してある。このため、保持
リング16をフランジ30、断熱ボール31の上部に密
着させることにより、釜本体11はフランジ30上に安
定して載置することができる。
【0032】次に、図5は外胴14の内部に整風体28
を挿入し、両者を固着した状態を示し、外胴14と整風
体28の上部開口付近の関連を詳しく示すものである。
この整風体28を外胴14に挿入して固定したときに
は、整風体28の開口上縁は外胴14の開口上縁よりも
少し下方に位置させてあり、整風体28の外周に固着し
たリブ41の先端は外胴14の内壁に溶接などによって
固着してある。この位置関係により、外胴14の内部空
間は整風体28によって上下に二分され、底部の空間と
上部の空間に区分けされ、外胴14の下部空間の空気は
外胴14の内周と整風体28の外周の隙間を流動し、整
風体28の上縁よりその内周に沿って矢印Gの方向に流
動される。つまり、外胴14の下部空間の空気は、外胴
14の内周と整風体28の外周で形成された環状形をし
た隙間から上昇し、次いで、整風体28のすり鉢状をし
た内周に沿って下降し、整風体28の中心にある排風口
38に向けて収束するように移動する。
【0033】また、図6、図7、図8は前述のガスバー
ナー20の構造をより詳細に示すものであり、図6は断
熱ボール31に組み立てられた状態のガスバーナー20
を示し、図7はガスバーナー20を構成する主要部材を
分解した状態を示し、図8はガスバーナー20と直立部
49の組み合わせ状態を拡大して示すものである。
【0034】図7で示すように、このガスバーナー20
は大きく分けて拡散ドラム50とキャップ51の部材か
ら構成されている。この拡散ドラム50は断熱ボール3
1、保持ボール29の底中央に開口したバーナー口44
には嵌め込まれるものであり、キャップ51は断熱ボー
ル31の内部空間に突起した直立部49の上部より挿通
し、拡散ドラム50の上面と接触させて保持することが
できるものである。この拡散ドラム50は上下が開口し
た円筒形をしており、その内径は直立部49(排風パイ
プ34)の外径よりも大きく設定してあるため、直立部
49の外周と拡散ドラム50の内周壁55との間には空
気が流動することができる円筒形の空間が形成されるこ
とになる(図6、図8を参照)。
【0035】この拡散ドラム50を外側から見ると肉厚
の円筒形をしているが、その内部は図6、図8の断面構
造で示すように、内部は空洞となっていて閉鎖された環
状形をしたリングガス室53が形成されている。すなわ
ち、拡散ドラム50は薄肉の金属材料(例えば、真鍮や
アルミなど)で形成した内径の相違する2つの円筒を同
心円状に配置し、2つの円筒のそれぞれの上下の縁に薄
肉の金属材料で形成したリングを密着させることで、内
部に円筒形の空洞を形成させた構造となっている。この
拡散ドラム50の側面にはガスパイプ25の先端が連通
するように接続してあり、ガスパイプ25から拡散ドラ
ム50の内部にあるリングガス室53へは燃料ガスを流
動させることができるようにしてある。そして、拡散ド
ラム50の上面のリング形をした平面には複数のガス放
出穴54が等間隔に円形に配置して開口してあり(図7
を参照)、各ガス放出穴54はリングガス室53に連通
してある。このためガスパイプ25から供給された燃料
ガスは円筒形の空間であるリングガス室53に流動し、
リングガス室53に連通する各ガス放出穴54より上方
に噴出させられることになる。
【0036】次に、キャップ51は案内パイプ57、ス
カート板58、隔離リング59より構成されている。こ
の案内パイプ57は金属材料で形成された円筒形をして
おり、その内径は前述した直立部49の外径とほぼ同一
に加工してあり、案内パイプ57を直立部49の上部よ
り挿通することができる。この案内パイプ57の下端に
はリング状をしたスカート板58が固着してあり、スカ
ート板58の内径は案内パイプ57の内径とほぼ同一と
し、スカート板58の外径は前述した拡散ドラム50の
外径とほぼ同一に設定してある。さらに、スカート板5
8の下面には金属材料で形成した幅の狭いリング状をし
た隔離リング59が固着してある。この隔離リング59
はその内径を拡散ドラム50の内径とほぼ同一に設定
し、その外径を図7で示したガス放出穴54を配置した
最小の内径よりも小さくなるように設定してあり、隔離
リング59は案内パイプ57と同心円に配置してある。
そして、隔離リング59の周壁には、複数の空気放出穴
60が等間隔に配置して貫通開口してある。これら案内
パイプ57、スカート板58、隔離リング59によって
キャップ51が一体となるように組立ててある。
【0037】このように組み立てたキャップ51は図7
で示され、このキャップ51はその隔離リング59を下
に向けて直立部49の上端より挿通することができ、案
内パイプ57を直立部49に挿通し、隔離リング59が
拡散ドラム50に載置した状態が図6、図8で示されて
いる。この状態の時には、隔離リング59の外周はガス
放出穴54が円形に配置された位置より内側に位置して
おり、各ガス放出穴54はそれぞれ隔離リング59の外
周に接近していることになる。
【0038】次に、図9は前述したパイロットバーナー
21を示すものであり、このパイロットバーナー21は
従来から用いられている口火用のパイロットバーナーと
ほぼ同一の構造である。このパイロットバーナー21の
外殼は真鍮などの金属材料を切削加工した混合体65よ
り構成されていて、混合体65の外形は細長い円筒形を
しており、混合体65の内部の中心にはその長さ方向に
沿って円形の混合室66が形成してある。この混合室6
6は混合体65の後端(図9において左側)で開口して
いて、混合体65の先端(図9において右側)付近まで
延長しており、混合体65の先端ではその内径を絞った
口火穴67を開口してあり、混合体65の後端にはスパ
ークプラグ68を嵌め込んである。このスパークプラグ
68は混合室66の内部を延長していて、その先端は口
火穴67に接近していて、先端にはには放電させるため
の電極69が設けてある。さらに、混合体65の側面よ
りパイロット用ガスパイプ24、空気パイプ70がそれ
ぞれ接続してあり、パイロット用ガスパイプ24、空気
パイプ70の内部空間と混合室66の内部空間とは連通
してある。このパイロット用ガスパイプ24から燃料ガ
スを供給し、空気パイプ70より空気を供給し、燃料ガ
スと空気を混合室66の内部で混合される。そして、ス
パークプラグ68に超高電圧を供給すると電極69で放
電して火花を発生させ、この火花によって混合気に点火
させることができる。発火した火炎は口火穴67の開口
より、図9において右方向に噴出され、これが点火のた
めの口火となる。
【0039】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。
【0040】本発明の実施の形態では、釜本体11の内
部に水、食品などを投入し、その底部から加熱するもの
で、図1で示すように釜本体11の底部を断熱ボール3
1の上端開口に挿入すると、釜本体11の周囲に固定し
てある保持リング16の下面がフランジ30に密着して
保持される。すると、図3で示すように、断熱ボール3
1の内壁と釜本体11の底部の間には外部から遮蔽され
た半球形をした空間が形成され、この空間が燃焼室Wと
なる。
【0041】そして、送風機15を作動させ、送風機1
5の排出口より空気を放出させると、その空気は噴出パ
イプ26に導かれて図3中でE方向に噴出し、この空気
は外胴14の下部と閉鎖板61の下面との間に形成され
た熱交換室Yに流入することになる。この流入した空気
は排風パイプ34の熱交換部48の表面と接触して熱交
換し、流路切欠き部63より外胴14の上部の空間であ
る加圧室Xに流入する。この加圧室Xの上部は、図3で
示すように、整風体28によって覆われているため、加
圧室Xに流入した空気は外胴14の内周と整風体28の
外周との間に形成された半球形をした空間に流入し、矢
印Fの方向に上昇する。矢印Fの方向に上昇した空気
は、リブ41によって間隔を設けた外胴14と整風体2
8の環状形をした隙間を上昇し、外胴14の上部に設け
たフランジ30の下面に衝突し図5中で矢印G方向に反
転し、整風体28の内壁に沿って下降することになる。
この整風体28の内部空間には保持ボール29の底部分
が挿入してあるが、整風体28の上部内周と保持ボール
29の上部外周との間にはリブ41を介在してあるた
め、すり鉢状となった隙間が形成されており、この隙間
を空気は図3中で矢印H方向に流動し、整風体28の外
周から下部中央に向けて周囲から集中するように空気は
集められる。
【0042】このように、整風体28の上端で反転した
空気は図3中矢印Hの方向に集中し、拡散ドラム50の
内周と直立部49の外周との間に形成された環状形の隙
間に流入することになる。この詳細は図6において矢印
Jで示される方向に流動し、拡散ドラム50の内壁と直
立部49の外壁の間の隙間を上昇することになるが、こ
の隙間の上端はスカート板58によって閉鎖されている
ため、空気放出穴60から図6中で水平方向に噴出させ
られる。この噴出された空気は断熱ボール31の内壁と
釜本体11の底面との間に形成された燃焼室Wに流入す
ることになり、燃焼室Wの空間で反転しながら矢印K方
向に渦巻き、直立部49の上端開口に流入する。この直
立部49の内部に流入した空気は図6中で矢印Lの方向
に下降し、直立部49より煙突17に流入し、最終的に
は煙突17の上端開口より外気に放出される。このよう
にして、空気は加熱装置10内で矢印E、F、G、H、
J、K、Lの順に流動することになる。
【0043】送風機15から圧送された空気はこのよう
な流路で流動するが、この動作と同時にジョイント22
より都市ガスやプロパンガス等の燃料ガスを供給する
と、その燃料ガスは分岐器23によってパイロット用ガ
スパイプ24とLジョイント27に分岐してそれぞれ供
給される。Lジョイント27に供給された燃料ガスはガ
スパイプ25を介して拡散ドラム50のリングガス室5
3に供給される。このため、リングガス室53内の空間
は燃料ガスで充満するが、その上面にはガス放出穴54
が開口しているため、燃料ガスは各ガス放出穴54より
噴出される。ガス放出穴54から噴出された燃料ガスは
空気放出穴60から噴出されている空気と混合され、燃
焼室W内に混合気として流動することになる。
【0044】さて、前述のパイロット用ガスパイプ24
にも同時に燃料ガスが供給されており、この燃料ガスは
図9で示すように混合室66に流入する。同時に、空気
パイプ70から空気が供給されているため、供給された
空気も混合室66に流入し、この混合室66内で燃料ガ
スと空気が混合されることになる。この状態のとき、図
示しない始動スイッチなどによって電源からスパークプ
ラグ68に超高電圧を供給すると、この超高電圧は電極
69で放電してスパークを発生させる。このスパークに
より混合室66内の空気と燃料ガスの混合気が着火し、
燃料ガスが燃えた火炎は口火穴67より噴出する。前述
のように、パイロットバーナー21の先端部分はエアー
ソケット46に挿通してあり、このエアーソケット46
は図3で示すようにパイロット口45の開口より断熱ボ
ール31の内壁と釜本体11の下面との間に形成された
燃焼室Wに向けてあるため、口火穴67から噴出した火
炎は燃焼室W内に噴出する。すると、ガス放出穴54か
ら燃料ガスが噴出しており、空気放出穴60より空気が
噴出していることから、これらの混合気に口火穴67か
らの火炎が接触することで着火が行われ、燃焼室W内で
燃料ガスが燃焼を開始することになる。
【0045】このように着火された燃料ガスは強制的に
供給される空気によって燃焼室W内で完全燃焼を行な
い、火炎流となって燃焼室Wで流動する。この断熱ボー
ル31の内壁と釜本体11の底面とで形成された燃焼室
Wの空間は半球形であることから、火炎流は図6中で矢
印Kの方向に対流し、旋回しながら流動する。そして、
この燃料ガスが燃焼して発生する火炎流の流れの方向
は、図3で矢印Kで示した単純な対流ではなく、水平方
向では燃焼室Wで渦巻状に旋回して直立部49の上端開
口に流入する。このように火炎流は、対流と渦巻きによ
る流動を行うため、釜本体11の底面には均一に火炎が
接触して加熱することになる。この火炎が釜本体11の
底部に接触する際には、釜本体11の底中央には底突起
部12が形成されて底が上方に持ち上げられていること
から、この底突起部12のやや三角錐となった底面の形
状に火炎流が接触し、しかも、渦巻状に流動するため、
熱の交換が効率良くなる。
【0046】このように燃焼した燃料ガスは燃焼室Wの
内部で火炎流となり、燃焼室Wの内部を加熱することに
なり、その熱の一部は断熱ボール31の表面を加熱する
ことになる。すると、断熱ボール31は耐熱材料で形成
されていることから、その表面が赤熱されて高温とな
る。このため、断熱ボール31の表面から輻射熱が発生
し、その輻射熱は釜本体11の底を照射することにな
り、釜本体11はこの輻射熱によっても加熱されること
になる。
【0047】そして、燃焼したガスは直立部49内をL
方向に下降し、次いで、直立部49に続く熱交換部48
を流動し、さらに煙突17に流入し、垂直に立てられた
煙突17内を上昇して外部に排出される。この燃焼室W
内で燃焼したガスは釜本体11を加熱すると同時に、パ
イプ状をした熱交換部48をその内部から加熱して熱く
させる。前述のように、送風機15からは外胴14の下
部にある熱交換室Yに空気が流入されているので、空気
は熱交換部48の表面と接触させられて熱交換され、加
熱されることになる。また、燃焼室W内で発生した熱は
断熱ボール31、保持ボール29、直立部49を加熱し
ており、流路切欠き部63より外胴14の上部空間の加
圧室Xに流入した空気は矢印F、G、Hの順路で流動し
ている時に、直立部49、保持ボール29から伝えられ
る輻射熱で加熱される。このように熱交換部48を流動
する燃焼した排気ガスによる熱や、直立部49、保持ボ
ール29から伝えられる熱は新しく供給される助燃のた
めの空気を加熱し、加熱された空気は図6で示す矢印J
の方向に流動し、空気放出穴60より噴出させられる。
空気放出穴60から噴出される空気は予熱されているた
め、燃料ガスと混合した状態で温められているため熱効
率を高めることが可能となる。
【0048】次に、図10は本発明の第二の実施の形態
を示すものである。この第二の実施の形態は、前述した
第一の実施の形態のガスバーナー20を改良したもので
あり、特に図7で示したキャップ51の構造を改良した
ものである。
【0049】この図10における実施の形態では、拡散
ドラム50の構造は前述した第一の実施の形態と同じで
あるが、この拡散ドラム50に載置するキャップ75の
構造が第一の実施の形態のキャップ51と相違してい
る。すなわち、円筒形となった案内パイプ76はその内
径が直立部49の外径とほぼ同一に設定してあり、この
案内パイプ76の下縁にはリング状をしたスカート板7
7が固着してある。このスカート板77は薄肉の金属板
を環状形に開口したものであり、スカート板77の内径
は直立部49の外径とほぼ一致させてあり、スカート板
77の外径は拡散ドラム50の外径とほぼ一致させてあ
る。そして、スカート板77の下面の外周には薄い金属
材料を長方形に切断した羽根板78が固着してある。各
羽根板78の長方形の細長い辺をスカート板77の下面
に固着してあり、それぞれの羽根板78はその長さ方向
を案内パイプ76の中心軸に向け、放射状となるように
配置してある。
【0050】この第二の実施の形態では、拡散ドラム5
0の開口の中心に直立部49(排風パイプ34)を位置
させておき(拡散ドラム50の内周と直立部49の外周
は接触しない)、直立部49の上端より案内パイプ76
を挿通し、羽根板78の下端を拡散ドラム50の上面に
接触させることでキャップ75を載置する。このキャッ
プ75を拡散ドラム50の上面に載置すると、それぞれ
の羽根板78の下面が拡散ドラム50の上面に密着し、
拡散ドラム50の上面とスカート板77の下面との間に
は外周に向けてリング状に連通した空気の流動できる開
口が形成される。この開口には拡散ドラム50の内周と
直立部49の外周の空間と連通しているため、直立部4
9の外周と拡散ドラム50の内周の間を下方から上方に
流動する空気(図6における矢印Jの方向の空気の流
動)はこのスカート板77の下面と拡散ドラム50の上
面との間の隙間より放射状に水平方向に噴出される。こ
の開口から噴出された空気はガス放出穴54から放出さ
れる燃料ガスと混合され、燃焼室Wに混合気を供給する
ことになる。この構成では、助燃の空気は水平方向に放
射状に分散して放出されるので、ガス放出穴54から噴
出された燃料ガスと混合された後に水平方向に360度
の広い範囲に放出され、燃焼の効率を向上させることが
できる。
【0051】そして、図11は本発明の加熱装置の第三
の実施の形態を示すものである。この実施の形態は、拡
散ドラム50の上面より見た平面図であり、図10にお
ける羽根板78の配置の改良である。
【0052】この図11における傾斜羽根板81は金属
材料を長方形に切断した形状をしており、前述の羽根板
78に対応するものであり、スカート板77の下面に固
着した傾斜羽根板81のそれぞれの面を拡散ドラム50
の内径の接線となる方向に向けて配置してある。このた
めスカート板77の下面を拡散ドラム50に接近させる
と、各傾斜羽根板81はそれぞれ拡散ドラム50の上面
に接触して載置されることになり、それぞれの傾斜羽根
板81の間にガス放出穴54が配置される。そしてこの
ように組み立てられた状態で拡散ドラム50の内周と直
立部49(排風パイプ34)の外周の空間に空気が流動
すると、その空気は各傾斜羽根板81への傾斜角度の方
向に沿って螺旋状に放出される。これらの傾斜羽根板8
1への傾斜角度に従って、図11中で矢印N方向に空気
は流動し、噴出された空気は旋回しながら放出される。
この矢印N方向に放出された空気と、ガス放出穴54か
ら噴出された燃料ガスとが混合され、この混合気に着火
すると、火炎流は直立部49を中心軸として渦を巻くよ
うにして燃焼室W内で旋回して燃焼する。このため、火
炎流は空気が噴出した方向に強制的に旋回させられ、釜
本体11の底面にまんべんなく接触することになるた
め、釜本体11の加熱の効率は極めて高くなる。
【0053】次に、図12は本発明の加熱装置の第四の
実施の形態を示すものである。この実施の形態では、拡
散ドラム50の上面より見た平面図であり、図10にお
ける羽根板78の配置のさらに改良したものである。
【0054】図10におけるスカート板77(図12で
は省略している)の下面には、複数の円弧羽根板83が
等間隔に配置してあり、各円弧羽根板83は薄肉金属板
を細長く切断し、それぞれをタービンの羽根のように円
弧形に曲げて形成したものである。各円弧羽根板83
は、それぞれが直立部49(排風パイプ34)の中心よ
り放射状に位置するように配置してあり、放出する空気
流を渦巻のように旋回させることが可能となる。すなわ
ち、スカート板77の下面に固着した各円弧羽根板83
のそれぞれの一端は拡散ドラム50の内周に位置させて
あり、各円弧羽根板83のそれぞれの他端は拡散ドラム
50の外周に位置させてあり、それぞれの円弧を歯車の
羽根のように放射状に配置させてある。このため、拡散
ドラム50の内周と直立部49の外周の間の空間に空気
が流動すると、その空気は円弧羽根板83によって流れ
の方向が円弧羽根板83の曲げられた内周面の方向に沿
って螺旋形に噴出され、図12でP方向に流動する。各
円弧羽根板83の間には燃料ガスが噴出するガス放出穴
54が配置してあるため、ガス放出穴54から噴出した
燃料ガスは前述のように旋回して放出される空気と混合
され、混合気となる。この混合気に着火すると、矢印P
の方向に火炎流が渦巻状に旋回して燃焼し、渦巻状に旋
回した火炎流は釜本体11の底面に万遍なく接触し、釜
本体11を加熱する効率を向上させることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、外
胴と保持ボールの間に形成した空間に外部から空気を強
制的に供給し、その空気を保持ボールの中央に配置した
ガスバーナーより放出させて燃料ガスと混合させること
できる。保持ボールの中央には下方に向けて凹ませた湾
曲を形成してあり、釜本体の下面と保持ボールの内面の
間には燃焼室が設けられ、この燃焼室で燃料ガスが空気
と混ぜ合い燃焼することができる。そして、保持ボール
の中央には下方から排風パイプを突起してあり、排風パ
イプは外胴の中を通過して外胴の外部にまで延長させて
ある。このため、燃焼室で燃焼した燃料ガスは、排風パ
イプから外胴の外部に流出することができ、送風機から
供給された空気が外胴の内部を流動する際には排風パイ
プと接触して熱交換することになる。このため、燃焼室
に供給される空気は予熱されることになり、熱効率を高
めることができる。
【0056】また、外胴の内部空間であって保持ボール
の下面には、保持ボールと間隔を置いて配置し、拡散ド
ラムにその中央を固着した整風体を設けてある。このた
め、外胴の内部空間は二重に仕切られたことになり、送
風機からの空気は整風体の表裏面にそれぞれ接触して熱
交換を行うことになり、助燃のための空気が予熱され、
熱効率が向上する。また、整風体の表面積が広いため、
熱交換が確実に行うことができ、予熱の効率が向上す
る。
【0057】このガスバーナーは保持ボールの底部に設
けられていて、排風パイプの周囲に配置されているた
め、外胴と保持ボールの間の空間に送風された空気は排
風パイプとガスバーナーの間から燃焼室に放出させるこ
とができる。この空気の放出は排風パイプの周囲に向け
て放射状に噴出させることができ、拡散ドラムの上面に
円形に配置してあるガス放出穴からの燃料ガスと均一に
混合させることができる。このため、燃焼したガスは燃
焼室内で放射状に広がると共に旋回運動を起こし、完全
燃焼を行うことができる。さらに、空気の流通経路が排
風パイプの外周と拡散ドラムの内周に形成された環状形
の空間であるため、外胴の下部から燃焼室までの流動が
円滑であり、装置の高さを低くすることができる。
【0058】そして、このガスバーナーは、拡散ドラム
の上方であって排風パイプの外周にリング状のスカート
板を配置し、拡散ドラムの上面とスカート板の下面の間
に薄肉の直線状をした複数の羽根板を放射状に配置して
ある。この構成により、排風パイプの外周と拡散ドラム
の内周に形成された空間から流動してきた空気は拡散ド
ラムの上面とスカート板の下面により形成された周囲に
広がった空間より放出され、放出させながらガス放出穴
からの燃料ガスと混合させることができる。
【0059】さらに、このガスバーナーは、拡散ドラム
の上方であって排風パイプの外周にリング状のスカート
板を配置し、拡散ドラムの上面とスカート板の下面の間
に薄肉の直線状をした複数の羽根板を排風パイプの中心
からの直線から斜めになるように配置してある。この構
成のため、放出された混合気は排風パイプを中心にして
旋回するように流動し、燃料ガスの燃焼を良好にして完
全燃焼となるように補助することができる。
【0060】また、このガスバーナーは、拡散ドラムの
上方であって排風パイプの外周にリング状のスカート板
を配置し、拡散ドラムの上面とスカート板の下面の間に
薄肉の円弧形をした複数の羽根板を配置してある。この
羽根板はタービン状に配置されているため、放出された
混合気は羽根板の円弧形に湾曲された曲線に従って旋回
させられ、燃焼室内での旋回運動を確実に行わせること
ができる。
【0061】この加熱装置に用いる釜本体の底面はその
中央を隆起させてあるため、底面の中央には上方に向け
て山形となった空間が形成されることになる。この山形
の空間の下部に排風パイプの上端が位置することにな
り、燃焼室で燃焼した燃料ガスは山形の空間に上昇し、
その頂点で反転して排風パイプに流動するため燃焼した
ガスの流動が円滑となる。また、釜本体の底面積が広く
なるため、釜本体との熱交換が良好となり、釜本体に収
納した内容物を沸騰させる時間を短縮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱装置と容器を組み合わせた状態の
外観を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の加熱装置を上方から見た平面図であ
る。
【図3】本発明の加熱装置を図2中におけるAーBーC
に矢視した縦断面図である。
【図4】本発明の加熱装置における主要な構成部材を分
解し、上下に分離して配置して示した分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の加熱装置における外胴と整風体の上縁
付近の構成を示す拡大斜視図である。
【図6】本発明の加熱装置のバーナー部付近と容器の下
部を示し、空気の流動の方向を示す縦断面図である。
【図7】本発明の加熱装置に用いるガスバーナーを構成
する主要部材を上下に分離して示した分解斜視図であ
る。
【図8】本発明の加熱装置に用いるガスバーナーを上下
に切断した縦断面図である。
【図9】本発明の加熱装置に用いるパイロットバーナー
を示す側面図である。
【図10】本発明の加熱装置に用いるガスバーナーの第
二の実施の形態を示し、主要部材を上下に分離して示し
た分解斜視図である。
【図11】本発明の加熱装置に用いるガスバーナーの第
三の実施の形態を示し、傾斜羽根板の配置を示す平面図
である。
【図12】本発明の加熱装置に用いるガスバーナーの第
四の実施の形態を示し、円弧羽根板の配置を示す平面図
である。 10 加熱装置 11 釜本体 14 外胴 15 送風機 16 保持リング 17 煙突 20 ガスバーナー 28 整風体 29 保持ボール 30 フランジ 31 断熱ボール 34 排風パイプ 44 バーナー口 50 拡散ドラム 51 キャップ 54 ガス放出穴 57 案内パイプ 58 スカート板 59 隔離リング 60 空気放出穴 78 羽根板 81 傾斜羽根板 83 円弧羽根板
フロントページの続き (72)発明者 奥田 豊司 東京都中央区日本橋茅場町2丁目8番7号 細山熱器株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉鎖した底部を有し、上方が開口した外
    胴と、外胴の上部開口に気密に被せて固定し、その中央
    が下方に湾曲した保持ボールと、外胴と保持ボールによ
    って形成された密閉した空間に空気を送る送風機と、保
    持ボールの上部開口の上端縁にその底面を嵌め合わせる
    ことのできる内部空洞の釜本体と、保持ボールの凹みの
    ほぼ中央に一端を突起させ、他端を外胴の内部を通過さ
    せて外胴の外部に延長した内部中空の排風パイプと、保
    持ボールの凹みのほぼ中央であって排風パイプの周囲に
    設置され、燃料ガスを送風機からの空気と混合して燃焼
    させるガスバーナーとから構成されたことを特徴とする
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 閉鎖した底部を有し、上方が開口した外
    胴と、外胴の上部開口に気密に被せて固定し、その中央
    が下方に湾曲した保持ボールと、外胴と保持ボールによ
    って形成された密閉した空間に空気を送る送風機と、保
    持ボールの上部開口の上端縁にその底面を嵌め合わせる
    ことのできる内部空洞の釜本体と、保持ボールの凹みの
    ほぼ中央に一端を突起させ、他端を外胴の内部を通過さ
    せて外胴の外部に延長した内部中空の排風パイプと、外
    胴の内部であって保持ボールの下面に配置され、保持ボ
    ールの下面および外胴の内周と隙間を開けて配置させ、
    その中央に排風パイプを貫通させた整風体と、保持ボー
    ルの凹みのほぼ中央であって排風パイプの周囲に設置さ
    れ、燃料ガスを送風機からの空気と混合して燃焼させる
    ガスバーナーとから構成されたことを特徴とする加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ガスバーナーは、排風パイプの周囲
    に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
    と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
    を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
    に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
    と、拡散ドラムの外周に挿通され、その下端を拡散ドラ
    ムの上面に接触させることで排風パイプと拡散ドラムの
    隙間を閉鎖するキャップと、キャップの周囲に開口さ
    れ、排風パイプと拡散ドラムの隙間からの空気を放出す
    る空気放出穴とから構成されたことを特徴とする請求項
    1または2記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記ガスバーナーは、排風パイプの周囲
    に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
    と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
    を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
    に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
    と、排風パイプの外周に挿通され、その下面を拡散ドラ
    ムの上面と間隔を置いて配置したスカート板と、拡散ド
    ラムとスカート板の間に配置され、拡散ドラムの中心か
    ら放射状になるように配置された薄肉の直線形状をした
    複数の羽根板とから構成されたことを特徴とする請求項
    1または2記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記ガスバーナーは、排風パイプの周囲
    に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
    と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
    を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
    に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
    と、排風パイプの外周に挿通され、その下面を拡散ドラ
    ムの上面と間隔を置いて配置したスカート板と、拡散ド
    ラムとスカート板の間に配置され、それぞれが拡散ドラ
    ムの中心から放射状に向けられた直線と同一角度を持つ
    ように配置された薄肉の直線形状をした複数の羽根板と
    から構成されたことを特徴とする請求項1または2記載
    の加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記ガスバーナーは、排風パイプの周囲
    に間隔を置いて配置されたリング状をした拡散ドラム
    と、拡散ドラムの内部にリング状に形成されて燃料ガス
    を流動させるためのリングガス室と、拡散ドラムの上面
    に開口され、リングガス室と連通した複数のガス放出穴
    と、排風パイプの外周に挿通され、その下面を拡散ドラ
    ムの上面と間隔を置いて配置したスカート板と、拡散ド
    ラムとスカート板の間に配置され、それぞれが同一回転
    方向に向くように放射状に配置された薄肉の円弧形状を
    した複数の羽根板とから構成されたことを特徴とする請
    求項1または2記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記釜本体は、上部が開口して閉鎖した
    底部を持つ形状を有し、その底部の中央は上方に隆起す
    るように形成したことを特徴とする請求項1または2記
    載の加熱装置。
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