JP2005325462A - 意匠性に優れた衣料用パイル布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天然毛皮に似たリアルな外観や意匠性を付与した衣料用のパイル布帛を提供する。
【解決手段】 パイル長が異なる長短2層または長中短の3層の構造を有し、天然毛皮の綿毛の部分に相当する、最長パイル層以外のパイルの先端部分が、その根元部分と異色を示し、非常にリアルな外観を有する意匠性の高いパイル布帛であり、衣料用途で天然毛皮の代替素材としてリアル調の外観を有する商品を作成することが可能である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、パイル布帛において異色による段差効果を付与した、天然毛皮の代替素材として利用できる、よりリアル感のある、意匠性に優れたパイル布帛に関するものである。
パイル布帛は、ぬいぐるみ、フェイクファー、インテリアといった用途に広く用いられている。特に衣料用途においては天然毛皮の代替素材としてリアル調の外観を有する商品への要望が高い。リアル調の外観に関しては、狐、セーブル、ミンク、チンチラ等、天然の毛皮を観察してみると、毛の根元から毛先にかけて毛の色が変化しており、異色の層構造を有していることがわかる。また、この層構造は、刺毛だけでなく綿毛の部分においても同様に異色の層構造を有していることがわかる。
従来、異色の層構造を有するパイル布帛としては、パイルの構成でパイル長の長短を利用した商品と、加工面でパイル布帛の先端部分にチッププリントや抜染を施した商品とがある。前者としては、原料構成上、異色の高収縮原綿と低収縮原綿を混用し、表面を刈り揃えた後、加熱することにより繊維に収縮を発現させ、収縮率の差を利用して層構造を発現する方法が一般に用いられる(例えば、特許文献1参照。)。また、その他にもハイパイル布帛においては、異色で繊維長の異なる原綿を混用し、パイル長の違いによって層構造を表現する方法がある。この方法で得られた商品は、刺毛と綿毛の色を変化させ、商品全体として擬似的に色が変化する層構造を有するパイル商品であり、パイル自体に色の変化を有する商品ではない。一方、後者は、パイル自体に異色の部位を有する商品であり、天然毛皮のように1本の繊維の色が長さ方向に変化するといった表現が可能である。また、これらを組み合わせて、複数の層を有するパイル布帛の先端部分に着色を行う方法が天然毛皮の外観を表現する最も有効な手段であった。しかしながら、上記商品においても、単に最長パイル層の先端部分に着色または脱色を行う商品に留まっており、天然毛皮の有する綿毛の部分において異色の層構造を表現するには至っていなかった。
特開平8−260289
本発明は、上記のようなパイル布帛において、更にリアルな外観や意匠性を付与したパイル布帛を提供せんとするものである。
本発明に係るパイル布帛は、パイル長が異なる複数の層を有するパイル布帛であって、最長パイル層以外のパイルの先端部分がその根元部分と異色を示すことを特徴とする。前記パイル長が異なる複数の層としては、パイル長が長短2層、または長中短の3層の構造とすることができる。また、前記パイル長が異なる複数の層を、非収縮繊維と収縮繊維の組み合わせにより得てもよい。
前記パイル布帛において、最長パイル層の先端部分とそれ以外のパイルの先端部分が異色を示すようにしてもよい。また、最長パイル層以外のパイルの先端部分の色がプリントでの着色によりその根元部分と異色を示すようにしてもよい。この場合、プリント前の最長パイル層の色が中〜濃色、プリントで着色されるそれ以外のパイルの色が淡〜中色であることが好ましい。
前記パイル布帛においては、最長パイル層の先端部分の色相がそれ以外のパイルの色相と異なる組み合わせであってもよく、また、最長パイル層以外のパイルの先端部分の色が白色抜染または着色抜染によりその根元部分と異色を示すようにしてもよい。この場合、最長パイル層以外のパイルの色が抜染可抜な着色剤を含む着色剤を用いて着色されたものであってもよく、更に、パイル長が異なる複数の層が非収縮繊維と染色により着色された収縮繊維の組み合わせにより得られたものであってもよい。
以上のように、最長パイル層以外のパイルの先端部分の色がその根元と異色を有する本発明のパイル布帛は、天然毛皮の綿毛の部分に相当する、最長パイル層以外のパイルが異色の層構造を有する、非常にリアルな外観を有する意匠性の高いパイル布帛となった。よって、このパイル布帛を用いて、衣料用途で天然毛皮の代替素材としてリアル調の外観を有する商品を作成することが可能である。
本発明のパイル布帛の作成方法としては、織パイル、ボア、ラッシェル、といった糸をパイル原料とするパイル布帛であっても良いし、スライバーをパイル原料とするハイパイルであっても良い。これらの中でもハイパイルは、他のパイル布帛に比べて企画の自由度が高く、衣料用途で天然毛皮の代替素材としてリアル調の外観を有する商品を作成するのに適している。
本発明に用いるパイルの素材としては、アクリル、アクリル系、ポリエステル等の合成繊維や、綿、羊毛等の天然繊維の一般にパイル布帛の原料として用いられるものであればよく、特に素材を限定しない。しかしながら、収縮性繊維(高収縮原綿)としては、収縮率を一定とするために合成繊維を用いることが好ましい。また、地糸に関しても、アクリル、ポリエステル、綿といった一般的に用いられる素材であれば良い。
本発明における、パイル長の異なる複数の層とは、パイル布帛上に長短複数のパイル長を有するパイルがランダムではなく、特定の割合で混在しており、パイル布帛の外観上、長短の繊維の層が区別できる状態を指す。尚、前記パイル長差とは、基布からパイル先端までの長さ(パイル長)の差をいい、パイル長が異なるという場合、1.5mm以上、好ましくは2mm以上のパイル長差があることを意味する。
パイル長が異なる複数の層を有するパイル布帛は、前記のように、原料構成上、異色の収縮性繊維(高収縮原綿)と非収縮性繊維(低収縮原綿)とを混用し、表面を刈り揃えた後、加熱等の方法により繊維に収縮を発現させ、収縮率の差を利用してパイル長の異なる層構造を発現する方法と、ハイパイル布帛においては、異色で繊維長の異なる素材繊維(原綿)を混用し、それらの繊維長の違いによって層構造を表現する方法がある。これら2種類の方法によりパイル長の異なる複数の層を得ることができるが、収縮率の差を利用した方が、短パイル部の長さが揃い、より明瞭な段差を得ることができる。尚、前記異色の繊維とは、互いの色相および/または色濃度が異なる繊維を意味する。
長短のパイル層を繊維の収縮率の差により得る場合、長短の繊維のパイル層が区別できる状態とは、例えば2層構造のパイルの場合においては、図1に示すパイルの模式図における、最長パイル層の部分とそれ以外のパイル部分とのパイル長差(a)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上あることを指す。最長パイル層の部分とそれ以外のパイル部分とのパイル長差が1.5mm未満である場合は各々のパイル部分のパイル長が接近して段差効果を期待できない。前記のような段差効果を得るためには、短パイル層に用いられる繊維と長パイル層に用いられる繊維との収縮率差は8%以上、更に好ましくは10%以上必要である。収縮率差が8%以下の場合はポリッシャー加工時のクリンプの伸びにより、段差が不明瞭になり層構造を有するとは言いにくい。尚、本発明でいう収縮率とは、乾熱収縮率をいうもので、送風定温型乾燥機にて130℃×20分間の条件で無緊張下で処理し、収縮前後の単繊維長を測定して、下記式により求めた。
収縮率(%)=〔(L0−L1)/L0〕×100 (但し、L0:収縮前の単繊維長、L1:収縮後の単繊維長)。
また、長短のパイル層を繊維の収縮率の差により得る場合、最長パイル層のパイル長は7mm〜40mm、更に好ましくは8mm〜30mmの範囲で作成される。最長パイル層のパイル長が7mmよりも短い場合は、充分な収縮率差がある場合においても段差が不明瞭となる。また、40mmを超えると、短パイル層のパイル長が一定とならず、収縮繊維を用いなくても後記する異なる繊維長の素材繊維(原綿)を混用することにより、同様の効果を得ることができる。
一方、長短のパイル層を繊維長の差により得る場合、長短の繊維のパイル層が区別できる状態とは、例えば、2層構造のパイルの場合、図2に示すパイルの模式図における、最長パイル層の部分とそれ以外のパイル部分のパイル長差(b)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上で、図2中、符号cで示す、最長パイル層の上部4mmを構成する繊維の95wt%以上、更に好ましくは98wt%以上が最長パイル層を構成する繊維である状態を指す。
ハイパイルにおいて、パイル部を構成する繊維はランダムな位置で地糸に編みこまれるため、同じ繊維長の原料が長短様々な長さのパイルとなり混在することになる。よって、収縮繊維を用いる場合と比べて短パイル層の長さが一定ではなく、短パイル層の長さを明確に規定することができない。よって、ここでは最長パイル層とそれ以外のパイル部分のパイル長差(b)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上で、例えば、2層構造のパイルの場合、図2のパイルの模式図中で符号cで示す最長パイル層の上部4mmを構成する繊維の95wt%以上、更に好ましくは98wt%以上が最長パイル層を構成する繊維である状態を示すこととする。
長短のパイル層が区別できる状態を素材繊維(原綿)の繊維長の差により得る場合には、長パイル部に用いられる繊維の繊維長は短パイル部に用いられる繊維の繊維長の少なくとも1.2倍以上、好ましくは1.3倍以上、更に好ましくは1.4倍以上の繊維を用いることが必要である。長パイル部に用いられる繊維の繊維長が短パイル部に用いられる繊維の繊維長の1.2倍未満の場合は、最長パイル層とそれ以外のパイル部分のパイル長分布が近似し、外観上、層構造を有するとは言い難い。一方で、1.4倍以上の繊維長差がある場合には最長パイル層の構成成分が少ない場合でも明瞭に繊維の層を区別することができる。尚、ここで言う繊維長はハイパイル加工後の繊維長であり、原料に収縮繊維を用いる場合には繊維長が収縮後の繊維長で計算されることになる。一例を挙げると、収縮率が30%の高収縮繊維で32mmの繊維長のものは22.4mmの繊維長として計算されるべきである。尚、長短のパイル層が区別できる状態を素材繊維(原綿)の繊維長の差により得る場合、最長パイル層のパイル長は12mm以上、好ましくは15mm以上、更に好ましくは20mm以上で作成される。
更に、本発明のパイル布帛におけるパイル長の異なる複数の層は、長短2層、または、長中短3層の構造であることが好ましい。長短2層は前記の通りであるが、長中短3層の構造とは以下のように定義される。即ち、長短2層と同様に長中短のパイル層を繊維の収縮率の差により得る場合、長中短のパイル層が区別できる状態とは、図3に示す3層構造のパイルの模式図における、最長パイル層とそれ以外のパイル層の部分のパイル長差(d)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上あり、なおかつ、中間パイル層と短パイル層のパイル長差(e)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上あることを指す。その場合、同様に長中短のパイル層が区別できる状態を得るためには、中間パイル層と長パイル層に用いられる繊維の収縮率差は8%以上、更に好ましくは10%以上必要で、短パイル層と中間パイル層に用いられる繊維の収縮率差は8%以上、更に好ましくは10%以上必要である。これらの収縮率差が8%未満の場合はポリッシャー加工時のクリンプの伸びにより、段差が不明瞭になり層構造を有するとは言いにくい。
また、長中短のパイル層を素材繊維(原綿)の繊維長の差により得る場合、長中短のパイル層が区別できる状態とは、図4に示す3層パイルの模式図における、最長パイル層と中間パイル層のパイル長差(f)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上で、図4中、符号gで示す、最長パイル層の上部4mmを構成する繊維の95wt%以上、更に好ましくは98wt%以上が最長パイル層を構成する繊維であり、なおかつ、中間パイル層と短パイル層のパイル長差(h)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上あり、図4中、符号iで示す、中間パイル層の上部4mmを構成する最長パイル以外の繊維の98wt%以上が中間パイル層を構成する繊維であることを指す。その場合、最長パイル層に用いられる繊維の繊維長は中間パイル層に用いられる繊維の繊維長の少なくとも1.2倍以上、好ましくは1.3倍以上、更に好ましくは1.4倍以上の繊維を用いることが必要で、中間パイル層に用いられる繊維の繊維長は短パイル層に用いられる繊維の繊維長の少なくとも1.2倍以上、好ましくは1.3倍以上、更に好ましくは1.4倍以上の繊維を用いることが必要である。最長パイル層に用いられる繊維の繊維長が中間パイル層に用いられる繊維の繊維長の1.2倍未満、または中間パイル層に用いられる繊維の繊維長が短パイル層に用いられる繊維の繊維長の1.2倍未満の場合は、最長パイル層と中間パイル層、もしくは、中間パイル層と短パイル層のパイル長分布が近似し、外観上層構造を有するとは言い難い。一方で、1.4倍以上の繊維長差がある場合には最長パイル層の構成成分が少ない場合でも明瞭に繊維の層を区別することができる。
また、長中短のパイル層のうち、長中のパイル層を収縮率の差、中短のパイル層を繊維長の差により得る場合、長中短のパイル層が区別できる状態とは、図5に示す3層構造のパイルの模式図における、最長パイル層とそれ以外のパイル部分のパイル長差(j)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上あり、なおかつ、中間パイル層と短パイル層のパイル長差(k)が1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上あり、図5中、符号lで示す、中間パイル層の上部4mmを構成する最長パイル以外の繊維の98wt%以上が中間パイル層を構成する繊維であることを指す。この場合、同様に長中短のパイル層が区別できる状態を得るためには、中間パイル層と最長パイル層に用いられる繊維の収縮率差は8%以上、更に好ましくは10%以上必要で、中間パイル層に用いられる繊維の繊維長は短パイル層に用いられる繊維の繊維長の少なくとも1.2倍以上、好ましくは1.3倍以上、更に好ましくは1.4倍以上の繊維を用いることが必要である。尚、ここで言う繊維長はハイパイル加工後の繊維長であり、原料に収縮繊維を用いる場合には繊維長が収縮後の繊維長で計算されることになる。
以上のような層構造を得る方法に加えて、パイル布帛の外観上、長短のパイル層が区別できる状態を得るためには、短い方のパイル層は少なくとも20wt%以上、好ましくは30wt%以上、更に好ましくは40wt%以上の構成成分が必要である。また、パイル底部に近くなるに従って、パイル構成はミックス調となるため適切な色を選定する必要がある。そのため、長、中、短、極短にて4層以上のパイルを得ることは難しい。仮に得られたとしても、長短複数のパイルがランダムな構成に近くなり、視覚的に充分な層を発現することが難しく、層が得られたとしても、パイル底部に繊維が密集するとともに、パイル先端部分の構成が極端に少なくなり、天然毛皮の代替品はおろか、パイル布帛として充分な品質を得ることができない。
本発明では、上記のようなパイル布帛を用い、チップ捺染(チッププリント)により着色、または脱色することにより目標のパイル布帛を得ることができる。チップ捺染の方法としては、ローラープリント、スクリーンプリント、ロータリースクリーンプリント等、一般的にチップ捺染に用いられる方法で捺染糊を付着させることができる。その際に、最長パイル層の部分だけでなく、最長パイル層以外のパイル部分にも捺染糊を付着させることが必要である。ここで言う捺染糊とは、着色を行うプリント糊だけでなく、白色抜染や着色抜染を行う抜染糊も捺染糊に含まれる。これは、着色だけでなく脱色や色の変更によっても最長パイル層部分以外のパイルの先端部分の色を変化させることができるからである。その際に、最長パイル層部分以外のパイルの先端部分の色はプリントや抜染において最長パイル層と異色に着色または脱色されることが好ましい。
最長パイル層以外のパイルの先端部分の色が最長パイル層と同じ色である場合は、外観上は先端部分のみにチップ捺染を置いたものと同じようなものとなり、最長パイル層以外のパイルの先端部分の色がその根元と異色を有していても、その視覚効果が限定される。
最長パイル層の先端部分とそれ以外のパイルの先端部分が異色を示すパイルを得るためには、先のチップ捺染の工程で使用する捺染糊の種類によりその製造方法が異なる。また、その際に、最長パイル層とそれ以外のパイルの地染めの色、及び、捺染糊の色の選択は非常に重要である。まず、捺染糊に通常の着色を行うプリント糊を使用した場合では、最長パイル層以外のパイルの色はプリントにより着色される必要があるため、最長パイル層以外の部分は淡〜中色であることが好ましい。ここで言う、淡〜中色とは、カチオン染料での例を挙げると、100%換算で1.5%omf以下、好ましくは1.0%omf以下、更に好ましくは0.5%omf以下で染色可能な色を指す。また、最長パイル層の色はプリント糊において着色されても色の変化の少ない中〜濃色であることが好ましい。ここで言う、中〜濃色とは、カチオン染料での例を挙げると、100%換算で1.0%omf以上、好ましくは1.5%omf以上、更に好ましくは2.0%omf以上で染色可能な色を指す。
上記のような構成のパイル布帛をチッププリントにより最長パイル層の部分だけでなく、それ以外のパイルの部分にもプリント糊を付着させ、両者を着色することにより、最長パイル層とそれ以外のパイルの先端部分の色が異色を有するパイル布帛を得ることができる。その際、チッププリントの色は最長パイル層以外のパイルを着色し、最長パイル層の色変化を少なくするため、淡〜中色程度の色であることが好ましい。ここで言う、淡〜中色とは、同じ企画の白の生地を同様の方法でプリントを行った際に得られたパイル先端の色が、カチオン染料での例を挙げると100%換算で1.5%omf以下、好ましくは0.5〜1.0%omf以下で染色可能な色を指す。
以上は濃淡による異色の例を示したが、色の濃度だけでなく、最長パイル層の色相とそれ以外のパイル部分の色相が著しく異なる色を用いることでも、最長パイル層の先端部分とそれ以外のパイルの先端部分が異色を示すパイル布帛を得ることができる。ここで色相が著しく異なるとは、最長パイル層の色相とそれ以外のパイル部分の色相をマンセル表色系で表した場合の、Hueで2Hue以上の隔たりのあるものを示す。すなわち、最長パイル層の色相がマンセル色相環において5Rの場合、それ以外の部分の色相が5Yもしくは5Pよりも遠い位置に分類される色相であれば、両者は同程度の濃度であっても、著しく異なる色相であると言える。
次に、プリント糊に白色抜染または着色抜染を行う抜染糊を使用した場合では、最長パイル層以外のパイルの色が抜染可能な着色剤を含む着色剤を用いて着色されており、その先端部分が抜染により脱色されるとともに、最長パイル層の色が抜染後に最長パイル層以外のパイルの先端部分の色と異色を示す組み合わせを選ぶことにより、最長パイル層とそれ以外のパイルの先端部分の色相が異色を有するパイル布帛を得ることができる。
尚、抜染糊を使用して最長パイル層以外のパイルの先端部分の色を変化させる際に、収縮繊維を用いる場合には、原液着色された収縮繊維を用いるよりも染色において着色された収縮繊維を用いる方が色の選択の面で好ましい。ここで、染色において着色された収縮繊維とは、トウ染めの後、延伸を行うことにより収縮性を付与した繊維の他、綿染めの段階で収縮を全て発現させずに染色を行い、段差効果を得るために充分な残留収縮率を残したものを指す。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
黒色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRFM)22dtex×76mmを7wt%、ベイジュ色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRCL)7.8dtex×38mmを55wt%、ベイジュ色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンAH)3.3dtex×38mmを38wt%を混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が50mmのハイパイルを作成した。得られたパイルは、最長パイル層が黒色で、その他のパイル部分がベイジュ色であり、パイル長差が約25mmで長短の繊維の層が区別できる2層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にローラープリントで茶色のプリント糊をチッププリントし、黒色の最長パイル層の部分とベイジュのパイル部分にプリント糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、ベイジュのパイル部分が茶色にチッププリントされたラクーン調のハイパイルが得られた。
耐還元染料でゴールド色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンELP)27dtex×51mmを30wt%、可抜染料でグレイ色に染色されたアクリル繊維(三菱レイヨン製H105)5.6dtex×38mmを50wt%、可抜染料でグレイ色に染色されたアクリル繊維(エクスラン工業製K691)3.3dtex×38mmを20wt%を混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が40mmのハイパイルを作成した。得られたパイルは、最長パイル層がゴールド色であり、その他のパイル部分がグレイ色であり、パイル長差が約15mmで長短の繊維の層が区別できる2層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にスクリーンプリントで白色抜染用の抜染糊をチッププリントし、ゴールド色の最長パイル層とグレイ色のパイル部分に抜染糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、グレイ色のパイル部分が白色にチップ抜染されたセーブル調のハイパイルが得られた。
焦げ茶色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンAH)3.3dtex×38mmを30wt%、ベイジュ色に原液着色された高収縮タイプモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンLAN HB、収縮率22%)7.8dtex×38mmを70wt%を混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が18mmのハイパイルを作成した。得られたパイルは、最長パイル層が焦げ茶色であり、その他のパイル部分がベイジュ色であり、パイル長差が約3mmの2層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にスクリーンプリントで茶色のプリント糊をチッププリントし、焦げ茶色の最長パイル層とベイジュのパイル部分にプリント糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、ベイジュのパイル部分が茶色にチッププリントされたアンゴララビット調のハイパイルが得られた。
焦げ茶色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRMK)12dtexが30wt%、ベイジュ色に原液着色された高収縮タイプモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンFHS、収縮率32%)2.2dtexが70wt%からなる梳毛糸を用い、フライス編機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ブラシ、ポリッシャー、シャーリング、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が18mmのボアを作成した。得られたパイルは、最長パイル層が焦げ茶色であり、その他のパイル部分がベイジュ色であり、パイル長差が約5mmの2層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にスクリーンプリントで茶色のプリント糊をチッププリントし、焦げ茶色の最長パイル層とベイジュのパイル部分にプリント糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、ベイジュのパイル部分が茶色にチッププリントされたミンク調のボアが得られた。
焦げ茶色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンAH)5.6dtexが30wt%、白色の高収縮タイプモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンLAN HB、収縮率22%)7.8dtexが50wt%、白色の高収縮タイプモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンFHS、収縮率32%)2.2dtexが20wt%からなる梳毛糸を用い、織機でパイル布帛に製織し、テンタリング、ブラシ、ポリッシャー、シャーリング、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が25mmの織パイルを作成した。得られたパイルは、最長パイル層が焦げ茶色であり、その他のパイル部分が白色であり、パイル長差が約4mmの2層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にローラープリントでライトブラウンのプリント糊をチッププリントし、焦げ茶色の最長パイル層と白色のパイル部分にプリント糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、白色のパイル部分が茶色にチッププリントされたラビット調の織パイルが得られた。
焦げ茶色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンELP)27dtex×76mmを30wt%、ベイジュ色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRLM)12dtex×44mmを40wt%、黒色に原液着色された高収縮タイプモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンAHD、収縮率32%)4.4dtex×32mmを30wt%を混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が50mmのハイパイルを作成した。得られたパイルは、最長パイル層が焦げ茶色であり、パイルの底部が黒色であり、その他のパイル部分がベイジュ色であり、最長パイル層と中間パイル層とのパイル長差が約20mm、中間パイル層と短パイル層とのパイル長差が約15mmで長中短の繊維の層が区別できる3層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にスクリーンプリントで赤茶色のプリント糊をチッププリントし、焦げ茶色の最長パイル層とベイジュのパイル部分にプリント糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、ベイジュのパイル部分が赤茶色にチッププリントされたセーブル調のハイパイルが得られた。
黒色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRFM)12dtex×51mmを30wt%、繊度4.4dtexで繊維長32mmの可抜染料と耐還元染料を組み合わせ赤茶色に染色された染色可能高収縮タイプモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンMCS、染色後収縮率32%)70wt%を混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が18mmのハイパイルを作成した。得られたパイルは、最長パイル層が黒色であり、その他のパイル部分が赤茶色であり、パイル長差が約4mmの2層構造を有するハイパイルであった。このパイル布帛にスクリーンプリントで白色抜染用の抜染糊をチッププリントし、黒色の最長パイル層と赤茶色のパイル部分に抜染糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、赤茶色のパイル部分が耐還元染料を使用したオレンジ色にチップ抜染されたミンク調のハイパイルが得られた。
(比較例1)
黒色に原液着色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロン、RFM)22dtex×76mmを7wt%、ベイジュ色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRCL)7.8dtex×38mmを55wt%、ベイジュ色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンAH)3.3dtex×38mmを38wt%を混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が50mmのハイパイルを作成した。得られたパイル布帛は、最長パイル層が黒色であり、その他のパイル部分がベイジュ色であり、パイル長差が約25mmで長短の繊維の層が区別できる2層構造を有するハイパイルであった。しかしながら、短パイルの色相が均一であり、外観上特に目新しい物は得られなかった。
(比較例2)
ベイジュ色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンRCL)17dtex×51mmを50wt%、ベイジュ色に染色されたモダクリル繊維(鐘淵化学製カネカロンAH)3.3dtex×38mmを50%wtを混綿し、スライバーを作成した。得られたスライバーをスライバーニット機でパイル布帛に製編し、テンタリング、ポリッシャー、シャーリング、ブラシ、の工程において通常に加工を行い、最終パイル長が25mmのハイパイルを作成した。得られたパイルは、全体がベイジュ色のハイパイルであった。このパイル布帛にスクリーンプリントで赤茶色のプリント糊をチッププリントし、ベイジュのパイル部分にプリント糊を付着させた。その後、蒸気処理、洗い、再加工を実施した結果、ベイジュのパイル部分が赤茶色にチッププリントされたハイパイルが得られた。得られたパイル布帛は、毛先が着色された2層構造を有するハイパイルであったが、パイル長差がなく、外観上特に目新しい物は得られなかった。
素材繊維の収縮率の差により得られる2層構造のパイルの模式図である。 素材繊維の繊維長の差により得られる2層構造のパイルの模式図である。 素材繊維の収縮率の差により得られる3層構造のパイルの模式図である。 素材繊維の繊維長の差により得られる3層構造のパイルの模式図である。 素材繊維の収縮率の差と素材繊維の繊維長の差とにより得られる3層構造のパイルの模式図である。

Claims (10)

  1. パイル長が異なる複数の層を有するパイル布帛であって、最長パイル層以外のパイルの先端部分がその根元部分と異色を示すパイル布帛。
  2. パイル長が長短2層または長中短の3層の構造を有することを特徴とする請求項1に記載のパイル布帛。
  3. 複数の層が非収縮繊維と収縮繊維の組み合わせにより得られる請求項1または請求項2に記載のパイル布帛。
  4. 最長パイル層の先端部分とそれ以外のパイルの先端部分が異色を示すことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のパイル布帛。
  5. 最長パイル層以外のパイルの先端部分の色がプリントでの着色によりその根元部分と異色を示すことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパイル布帛。
  6. プリント前の最長パイル層の色が中〜濃色、プリントで着色されるそれ以外のパイルの色が淡〜中色である請求項4または請求項5に記載のパイル布帛。
  7. 最長パイル層の先端部分の色相がそれ以外のパイルの色相と異なる組み合わせである請求項4または請求項5に記載のパイル布帛。
  8. 最長パイル層以外のパイルの先端部分の色が白色抜染または着色抜染によりその根元部分と異色を示すことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパイル布帛。
  9. 最長パイル層以外のパイルの色が抜染可抜な着色剤を含む着色剤を用いて着色されたことを特徴とする請求項8に記載のパイル布帛。
  10. 複数の層が非収縮繊維と染色により着色された収縮繊維の組み合わせにより得られる請求項9に記載のパイル布帛。
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