JP2005324930A - 吊り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省力化が可能で、かつ、船舶の揺れや傾斜にも対応でき、この結果、操作性及び安全性が図れる吊り具を提供する。
【解決手段】 クレーンによって搬送され、底部に隙間Gを有して実質的に水平配置された搬送板材12を吊り上げ、更には吊り降ろしをする吊り具10であって、上部に吊り金具13a〜13dが設けられた水平部材14と、水平部材14に前後それぞれ対となって左右に設けられ左右方向に幅調整可能に配置された脚部15a〜15dと、脚部15a〜15dに設けられ搬送板材12と各脚部15a〜15dとの距離を一定に保つ板端検知手段16a〜16dと、脚部15a〜15dに設けられ、内側に突出又は回動可能で、搬送板材12を支持可能な爪部17a〜17dと、水平部材14に設けられ昇降して搬送板材12の上に載置部材18a、18bが載置可能な着床手段19a、19bとを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、上下方向に隙間をあけて岸壁に積付けられた搬送板材(例えば、スラブ材)を玉掛けした後、クレーンを介して吊り上げて搬送し、船内に上下方向に隙間をあけて搬送板材を積付けたり、また、船内に積付けられた搬送板材に対する位置決めを行い、搬送板材を吊り上げて岸壁又は運搬車輛上に積付けする際に用いる吊り具に関する。
従来、置場等に並べて置かれている搬送部材の一例であるスリットコイルを、他のスリットコイルの配置替えを行なうことなく、人手を介さずに吊り上げることができる吊り具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この吊り具を用いて人手を介さずに、敷りん(積付けダンネージ)を介して上下方向に隙間をあけて岸壁に積付けされた搬送板材の一例であるスラブ材を取り出し、このスラブ材を船内に上下方向に隙間をあけて積付けたりすることはできないため、現状のスラブ材の積付け作業では、2名の作業者が吊り具に設けたワイヤロープをスラブ材に玉掛けしている。
また、スラブ材の運搬、船積み作業装置として、吊りビームの下端に設けた電磁石によりスラブ材を吸着して運搬するリフマグ(リフティングマグネット)式のものや、横方向からスラブ材を掴んで運搬するトング式のものが知られている。
実開平4−125291号公報(図1、図2、図9及び図10)
しかしながら、前記従来のスラブ材の積付け作業においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
スラブ材の寸法が大きく、重量も重い(最大43トン)ため、使用するワイヤロープも重くなり、作業者が重いワイヤロープを持ってスラブ材の下を長手方向から通す玉掛け作業の効率は極めて悪かった。
また、船内のスラブ材の積付け作業においては、船舶の揺れや傾斜のため、玉掛け作業が困難で、しかも、危険であった。
さらに、人手をかけているので、自動化及び省力化が望まれていた。
リフマグ式のものでは、ステンレス鋼等の磁気を受けつけないスラブ材では、使用することができない。また、複数枚のスラブ材を吸着したり、重量が43トンもあるスラブ材を扱うことはできない。更に、停電時の落下防止対策が必要不可欠であり、危険性が高く、しかも、大きなコストが発生する。
トング式のものでは、掴み部分の構造が大きくなり、このため、狭い場所での積付け作業が困難で、特に、船積み作業には適していない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、省力化が可能で、かつ、船舶の揺れや傾斜にも対応でき、この結果、操作性及び安全性が図れる吊り具を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の吊り具は、クレーンによって搬送され、底部に隙間を有して実質的に水平配置された搬送板材を吊り上げ、更には吊り降ろしをする吊り具であって、
上部の前後左右には吊り金具がそれぞれ設けられた水平部材と、
前記水平部材に前後それぞれ対となって左右に設けられ、内側に配置される前記搬送板材を内側に収納可能で、かつ左右方向に幅調整可能に配置された4本の脚部と、
それぞれの前記脚部に設けられ、前記搬送板材と前記各脚部との距離を一定に保つ板端検知手段と、
それぞれの前記脚部に設けられ、内側に突出又は回動可能で、前記搬送板材の底部を支持可能な爪部と、
前記水平部材の前後方向両側に設けられ、昇降して前記搬送板材の上にその下部の載置部材が載置可能な着床手段とを有する。
請求項2記載の吊り具は、請求項1記載の吊り具において、左右いずれか一方又は双方の前記脚部には、該脚部の下方に突出して前記搬送板材の端部を検知する位置決め部材が設けられている。
請求項3記載の吊り具は、請求項1及び2記載の吊り具において、前記対向する脚部の前記爪部位置には、前記搬送板材の底部に前記爪部が嵌入する空間を有することを検知する光電センサーが設けられている。
請求項4記載の吊り具は、請求項1〜3記載の吊り具において、前記板端検知手段は、前記脚部の内側に突出する垂直材と、該垂直材を支持するリンク部材と、該リンク部材が所定位置にあることを電気的に検知する第1のリミットスイッチとを有する。
請求項5記載の吊り具は、請求項1〜4記載の吊り具において、前記着床手段には、前記載置部材が前記搬送板材の上に載ったことを検知する第2のリミットスイッチが設けられている。
請求項6記載の吊り具は、請求項1〜5記載の吊り具において、該吊り具の傾斜を検知可能な電気式センサーが設けられ、しかも、該電気式センサーの検知に基づいて該吊り具の吊り上げを停止するインターロックを設けている。
請求項7記載の吊り具は、請求項1〜6記載の吊り具において、前記爪部はそれぞれ、開閉位置にてロックが可能な構成としている。
請求項8記載の吊り具は、請求項7記載の吊り具において、前記板端検知手段の動作状態、該吊り具の傾斜及び前記爪部のロック状態を表示する表示手段が設けられている。
請求項1〜8記載の吊り具においては、クレーンによって吊り具を巻き下げ、4本の脚部の幅調整のため板端検知手段により脚部と搬送板材との距離を一定に保つ操作を行った後、載置部材を介して吊り具を搬送板材の上に預け、その後、着床手段により脚部及び爪部を相対的に昇降させて、爪部が内側に突出又は回動可能な高さ位置に設定した後、爪部を内側に突出又は回動させ、クレーンによって吊り具を巻き上げて爪部を介して搬送板材の底部を支持することができるので、従来のような人手による搬送板材の玉掛け作業が不要となる。また、例えば、船内積付け作業では、吊り具を載置部材を介して搬送板材の上に預けることにより、搬送板材と吊り具とが一体となった状態で、爪部を突出又は回動可能な高さ位置に設定できるので、船舶の揺れや傾斜を伴う搬送板材の船内積付け作業にも容易に対応でき、省力化が可能であると共に、操作性及び安全性が図れる。
特に、請求項2記載の吊り具においては、左右いずれか一方又は双方の脚部には、脚部の下方に突出して搬送板材の幅方向の端面を検知する位置決め部材が設けられているので、位置決め部材の先端部が、積付けられた搬送板材の側部に倣い、これにより、振れ止め、積付け位置合わせ作業がクレーンの運転操作で可能となり、人手による位置決め作業が不要となる。
請求項3記載の吊り具においては、対向する脚部の爪部位置には、搬送板材の底部に爪部が嵌入する空間を有することを検知する光電センサーが設けられているので、爪部を搬送板材の底部に確実に嵌入させることができる。
請求項4記載の吊り具においては、板端検知手段は、脚部の内側に突出する垂直材と、垂直材を支持するリンク部材と、リンク部材が所定位置にあることを電気的に検知する第1のリミットスイッチとを有するので、リンク部材を介して垂直材を、垂直状態を保持したまま脚部の内側に突出させて搬送板材に当接させ、この当接位置の垂直材を第1のリミットスイッチにより電気的に検知することができるため、脚部と搬送板材との間に所定の隙間を確実に確保することができる。
請求項5記載の吊り具においては、着床手段に設けられた第2のリミットスイッチにより、搬送板材の上に載置部材が載ったことが確実に検知できる。
請求項6記載の吊り具においては、吊り具の傾斜を検知可能な電気式センサーが設けられ、しかも、電気式センサーの検知に基づいて吊り具の吊り上げを停止するインターロックを設けているので、吊り具の傾斜を調整した後、安全に吊り具を吊り上げることができる。
請求項7記載の吊り具においては、爪部はそれぞれ、開閉位置にてロックが可能な構成としているので、搬送中に爪部が外力により移動しないため、搬送板材の落下を確実に防止することができる。
請求項8記載の吊り具においては、板端検知手段の動作状態、吊り具の傾斜及び爪部のロック状態を表示する表示手段が設けられているので、操作員への注意を喚起することができ、安全な操作ができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る吊り具の正面視した全体構成図、図2は同吊り具の平面視した全体構成図、図3は同吊り具の側面視した全体構成図、図4は同吊り具の脚開閉手段の要部及び着床手段の説明図、図5は同吊り具の着床手段の説明図、図6は同吊り具の脚開閉手段の正面視した説明図、図7は同吊り具の脚開閉手段の側面視した説明図、図8は同吊り具の板端検知手段の正面視した説明図、図9は同吊り具の爪開閉手段の断面図、図10は同吊り具の爪開閉手段の平面図、図11は同吊り具を用いたスラブ材の積付け方法を示す説明図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る吊り具10は、4本の吊りロープ11a〜11dを介してクレーンによって吊り下げられて搬送され、底部に木材からなる断面矩形の積付けダンネージの高さ分の隙間Gを有して実質的に水平配置された搬送板材の一例であるスラブ材12を吊り上げ、更には吊り降ろしをする吊り具である。
図1〜図3に示すように、吊り具10は、上部の前後左右に吊り金具13a〜13dがそれぞれ設けられた水平部材14と、水平部材14に前後それぞれ対となって左右に設けられ、内側に配置されるスラブ材12を内側に収納可能で、かつ左右方向に幅調整可能に配置された4本の脚部15a〜15dと、それぞれの脚部15a〜15dに設けられ、スラブ材12(幅W、なお、図中wは最小幅に調整された脚部15a〜15dの内側に収納可能なスラブ材12cの幅を示す)と各脚部15a〜15dとの距離K(一例として、10〜15mm)を一定に保つ板端検知手段16a〜16dと、それぞれの脚部15a〜15dに設けられ、内側に90°回動可能で、スラブ材12の底部を支持可能な爪部17a〜17dと、水平部材14の前後方向の両側に設けられ、昇降してスラブ材12の上にその下部の載置部材18a、18bが載置可能な着床手段19a、19bとを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
図1〜図5に示すように、水平部材14には、ウェブ部20同士を左右方向に平行間隔をあけて背中合わせして配置された対となる溝形鋼21を有するメインビーム22が前後方向に配設されている。メインビーム22の前後端にはそれぞれ、メインビーム22に直交して左右方向に配置されたH形鋼23を有する取付けビーム24、25が取付けられている。取付けビーム24の上部に吊り金具13a、13bが、取付けビーム25の上部に吊り金具13c、13dが設けられており、吊り金具13a〜13dはメインビーム22の中心Oに向いて配置されている。
図1及び図4に示すように、水平部材14の取付けビーム24には、対となる脚部15a、15bを左右方向に対向して進退する脚開閉手段26が設けられ、一方、取付けビーム25には、対となる脚部15c、15dを左右方向に対向して進退する脚開閉手段27が設けられている。
図4及び図6に示すように、脚開閉手段27(26も同じ)は、取付けビーム25の下端部にねじ締結された取付けフレーム28と、取付けフレーム28の下部に設けられた油圧モータ29と、油圧モータ29の出力軸30に設けられたチェーンスプロケットホイール31と、チェーンスプロケットホイール31に掛け渡された無端チェーン32と、油圧モータ29の上方に出力軸30と軸心が平行に、かつ回転可能に配置された回転軸33と、回転軸33の入力側に取付けられ、無端チェーン32が掛け渡されたチェーンスプロケットホイール34とを有している。回転軸33の中央には、ピニオンギア35が形成されている。
図7に示すように、左右方向に対向して配置された対となる脚部15c、15dは、側面視して、L字形に形成されており、脚部15c、15dはそれぞれ、取付けフレーム28の上部位置にて取付けフレーム28の左右方向に進退する水平部36、36aと、水平部36、36aの外側端に垂下された垂直部37、37aとを備えている。
図4、図6及び図7に示すように、脚部15c(15dも同じ)の水平部36の下部には、回転軸33のピニオンギア35の下部側が噛合するラックギア35aが上部に形成されたブロック状のラック体38が水平に取付けられており、一方、脚部15dの水平部36aの上部には、回転軸33のピニオンギア35の上部側が噛合するラックギア35bが下部に形成されたブロック状のラック体39が水平に取付けられている。かかる構成によって、油圧モータ29を駆動して、脚部15c、15dを開閉することができる。
図6及び図7に示すように、回転軸33のチェーンスプロケットホイール34と反対側の軸端部には、脚部開き防止用のラチェットホイール40が取付けられており、ラチェットホイール40のラチェット部に掛止する掛止部を有するレバー状のラチェット41が取付けフレーム28に設けたピン42の回りを回動するようになっている。ラチェット41の掛止部と反対側の端部には、ラチェット41をピン42回りに回動駆動して、掛止解除するための油圧シリンダー43が接続金具及びリンクを介して連結されている。かかる構成によって、油圧シリンダー43の駆動によりラチェット41をラチェットホイール40と掛合解除及び掛合して、脚部15c、15dの開閉及び開閉防止をすることができる。
図4及び図5に示すように、水平部材14に設けられた着床手段19b(19aも同じ)は、その下部に設けられた載置部材18bを昇降させて、スラブ材12の上に載置部材18bを載置することができるように構成されている。
着床手段19bは、水平部材14の対となる溝形鋼21のウェブ部20の内側に取付けられた板状の取付けブラケット44、44aに設けられた軸受45、45aと、軸受45、45aを介して取付けられ、ロッド46が接続金具47を介して固定フレーム61の上部に連結されたロッドトラニオン形の油圧シリンダー48と、固定フレーム61の上部にロッド46を挟んで左右方向両側に設けられた対となる円柱状の昇降ガイド49、50と、水平部材14に設けられ、昇降ガイド49、50が摺動する摺動孔51が形成されたガイド部材52、53とを備えている。かかる構成によって、油圧シリンダー48を駆動して固定フレーム61を上下動することができる。
載置部材18bは、スラブ材12の上面に接触する断面矩形で棒状の接触部54を下端部に有する平面視して矩形状の可動材55と、可動材55の左右方向の両側端部にそれぞれ、先端部がねじ締結により固定された2本のガイドロッド56、57とを有している。2本のガイドロッド56、57の下端部には、ガイドロッド56、57と一体的に設けられ、上端部にリング状の下バネ座58が形成されたメタル部59が取付けられており、メタル部59の上側外周面は、固定フレーム61の下部で左右方向両側に設けられたメタル軸受60の内周面を摺動するようになっている。固定フレーム61には、下バネ座58上に配置された圧縮バネ62の上端を規制する上バネ座63が形成されたバネカバー64が取付けられている。
ガイドロッド56、57の上端部はナット65、66が螺合されており、ナット66はバネカバー64の上バネ座63の上面に接している。かかる構成によって、クレーン操作による吊り具10の急激な下降により、載置部材18bをスラブ材12に衝突させて着床しも、4箇所の圧縮バネ62により衝撃力を緩衝することができる。載置部材18bをスラブ材12に着床させた後、油圧シリンダー48を駆動して固定フレーム61を介して載置部材18bを昇降させ、爪部17c、17の挿入隙間を調整する。なお、図4に示すように、着床手段19bには、載置部材18bがスラブ材12の上に載ったことを検知する第2のリミットスイッチ19cが設けられており、圧縮バネ62の圧縮により、載置部材18bが上方向に移動して第2のリミットスイッチ19cが作動する構成となっている。
図1、図2、図6、図7及び図10に示すように、左右双方の脚部15a、15b及び15c、15dには、脚部15a、15b及び15c、15dの下方に突出してスラブ材12の端面12a、12bに接して端面12a、12bを検知する位置決め部材67a、67b及び67c、67dが設けられている。正面視して矩形板状に形成された位置決め部材67c、67d(67a、67bも同じ)は、脚部15c、15dの垂直部37、37aの下部で前後方向の外側にて、自重によりスライドして下降し、また、積付けられたスラブ材12の上面に接触することにより、スライドして相対的に上昇するように構成されている。なお、吊り具10の位置決めや揺れ防止のために位置決め部材67c、67dを用いる必要がない場合には、上昇位置にて固定ピン68により脚部15c、15dに固定されている。
図3及び図8に示すように、板端検知手段16c、16d(16a、16bも同じ)は、脚部15c、15dの垂直部37、37aの内側に対向して突出する垂直材69a、69bと、垂直材69a、69bを支持する上下一対のリンク部材70a、70b及び70c、70dと、リンク部材70a、70b及び70c、70dが所定位置にあることを電気的に検知する第1のリミットスイッチ71a、71bとを有している。
図8に示すように、L形のリンク部材70a、70b(70c、70dも同じ)の中央部は、上下方向に間隔をあけてピン72により回動可能に脚部15c(15dも同じ)に取付けられており、リンク部材70a、70b及び70c、70dの左右方向内側の端部はピン73により垂直材69a、69bに取付けられている。一方、リンク部材70a、70b及び70c、70dの左右方向外側の端部はピン74によりカウンタウエイト75、75aに取付けられている。ブロック板状のカウンタウエイト75、75aの自重によって、並行リンク機構を介して、垂直材69a、69bは常時、図8に示すように、左右方向内側に突出して位置している。
スラブ材12の幅方向の端面12a、12bと接触する垂直材69a、69bの当接板76、76aの左右方向外側には上下に所定の間隔をあけて、垂直材69a、69bの左右方向外側への移動を規制するストッパー77が設けられている。ストッパー77と当接板76、76aとが接触した状態で、脚部15c、15dの内側端78と当接板76、76aの内側端79との隙間gが約10mmとなるように構成されている。リンク部材70a、70cのピン73側には、第1のリミットスイッチ71a、71b用のストライカー80、80aが取付けられている。なお、リンク部材70a、70b(70c、70d)に連結された垂直材69a(69b)の位置を第1のリミットスイッチ71a(71b)により検知して、ランプで表示する表示手段が設けられている。
かかる構成によって、脚開閉手段27(26も同じ)により脚部15c、15dを閉じると、まず、垂直材69a、69bの当接板76、76aがスラブ材12の端面12a、12bと接触し、次いで、カウンタウエイト75、75aの自重に抗して当接板76、76aが下降しながら左右方向外側に移動し、ストライカー80、80aが第1のリミットスイッチ71a、71bを作動して脚開閉手段27を停止することができる。
図9及び図10に示すように、脚部15d(15a〜15cも同じ)に設けられ、内側に回動可能で、スラブ材12の底部を支持可能な爪部17d( 17a〜17cも同じ)は、爪部17dの基側に垂直に設けられた爪軸部17eを介して爪開閉手段81により駆動されている。
爪開閉手段81は、脚部15dの断面矩形でボックス状の垂直部37aに設けられたモータベース82と、モータベース82に取付けられた油圧モータ83と、油圧モータ83の出力軸と爪軸部17eの入力部とを連結するカップリング84とを有している。脚部15dの垂直部37aの下端部には、爪軸部17eの中間部を外側から覆い、平面視して外形が矩形状の軸受ブロック85が取付けられている。
爪軸部17eが回動可能なように、軸受ブロック85の上面にスラスト軸受86が設けられており、スラスト軸受86はベアリングカバー87で覆われている。ベアリングカバー87直上には、爪軸部17eに形成された雄ねじ部88に螺合するナット部が形成されたリング状のナット材89が配置されている。ナット材89の直上には、爪軸部17eの回動に伴って回動するストッパー板90が設けられている。脚部15dの垂直部37aの上部には、爪部17dの回動逆転防止用のストッパー用ロッド91を上下方向に進退するための油圧シリンダー92がブラケット92aを介して取付けられており、ストッパー用ロッド91の上端部には油圧シリンダー92のロッドに連結されたフック93が掛止されている。なお、ストッパー板90は円周方向の約1/5にわたり半径方向に伸びた突出部94が形成されている。ストッパー板90の突出部94の直上には、ストッパー用ロッド91の下端部をガイドするガイド材91aが設けられている。
図9に示すストッパー用ロッド91の位置(上限位置)では、ストッパー板90は回動可能な状態、即ち、爪部17dはいずれの方向にも回動可能な状態にある。しかし、図10に示すように、爪部17dが閉位置に回動することに伴いストッパー板90の突出部94が時計回りに回動して、ストッパー用ロッド91の下端からずれると、油圧シリンダー92の駆動によりストッパー用ロッド91を下降し、ストッパー用ロッド91の先端部とストッパー板90の突出部94との掛止により、爪部17dは開方向への回動が不可能な状態になる。
一方、図10で二点鎖線で示すように、爪部17dが開位置にある場合には、ストッパー用ロッド91の先端部とストッパー板90の突出部94との掛止により、爪部17dは閉方向への回動が不可能な状態になる。即ち、ストッパー用ロッド91の下降により爪部17dの回動止めロックが行なわれる。なお、油圧シリンダー92、ストッパー用ロッド91及びストッパー板90等により、爪部17dの回動止めロック機構が構成されている。また、回動止めロック機構の状態をランプ等で表示する表示手段が設けられている。
図9及び図10に示すように、油圧シリンダー92には、ストッパー用ロッド91の上昇限を検知する位置センサー95と、ストッパー用ロッド91の下降限を検知する位置センサー96とが設けられている。ナット材89の外周に設けられた鉄片97の90°の回動により作動する爪部17dの閉位置を検知する爪閉検知センサー98と、爪部17dの開位置を検知する爪開検知センサー99とが、軸受ブロック85上にブラケット100を介して設けられている。
図8及び図9に示すように、対向する脚部15c、15dの垂直部37、37aの爪部17c、17d位置には、スラブ材12の底部に爪部17c、17dが嵌入する空間を有することを検知する上下に所定の間隔をあけて配置された光電センサー(図示せず)がブラケット101、101aを介して取付けられている。
図1及び図2中の符号102〜109はLED表示灯を、符号110は油圧ユニットを、符号111は制御盤を表している。なお、制御盤111内には、例えば、クレーンの吊りフックがシングル(1フック)の場合に、長さ方向の偏荷重により発生する吊り具10の傾斜を検知可能な電気式センサーが設けられており、吊り上げ時の傾斜が2〜3°を瞬時に検出して表示手段である警報ランプを表示させ、同時に、クレーンの巻き上げとのインターロックを取り、クレーンの巻き上げを停止させるように構成されている。
次いで、本発明の一実施の形態に係る吊り具10を用い、岸壁に積付けられたスラブ材12を船内に積付けるハンドリング作業及び吊り具10の作用(又は動作)について、図11の(1)〜(9)を参照しながら説明する。なお、図11中の工程番号と以下に示す番号とは対応しており、(1)〜(6)は岸壁での玉掛かけ作業を示し、また、(7)〜(9)は船内での積付け作業を示している。また、位置決め部材は左側の位置決め部材67b、67dのみを使用し、スラブ材12を2枚同時に取り扱うようにしている。
(1)予め作業者の目視により、取り扱うスラブ材12の幅Wに応じて、脚開閉手段26、27により、脚部15a、15b及び15c、15dの開位置を調整し、掴む予定のスラブ材12の高さ位置に応じて、油圧シリンダー48を駆動して載置部材18a、18bを昇降させ、クレーンを操作して、水平部材14の高さ位置、即ち、開状態にした爪部17a、17b及び17c、17dの脚部15a、15b及び15c、15dの高さ位置を調整する。この際、位置決め部材67b、67dの下端はスラブ材12が幅方向に隣接して配置されている場合は、隣接するスラブ材12の上面に接し、自重下がりのため、吊り具10の巻き下げにより上方向に回避できる。
(2)クレーンを操作して位置決め部材67b、67dが隣接するスラブ材12の間に入って、位置決め部材67b、67dが自重により下降限位置となるようにする。クレーンを操作して、吊り具10の巻き下げ(微速巻き下げ)を開始する。
(3)吊り具10を微速で巻き下げながら、位置決め部材67b、67dを取り扱うスラブ材12の端面12bに当接させて吊り具10の振れを抑えて吊り具10を位置決めし、載置部材18a、18bがスラブ材12の上面に着床する前に巻き下げを停止する。
脚開閉手段26、27により、脚部15a、15b及び15c、15dを閉じる。この際、板端検知手段16a、16b及び16c、16dの第1のリミットスイッチ71a、71bの作動により脚開閉手段26、27を停止し、脚部15a、15b及び15c、15dのスラブ材12に対する幅方向位置を設定する。この際、脚部15a、15b及び15c、15dの内面とスラブ材12の端面12a、12bとの隙間gは10mmとする。
(4)クレーンを操作して、吊り具10を微速で巻き下げ、載置部材18a、18bがスラブ材12の上面に着床すると、第2のリミットスイッチ19cの作動により、巻き下げを停止する。これにより、吊り具10がスラブ材12上に預けられる。
(5)着床手段19a、19bの油圧シリンダー48を駆動して、載置部材18a、18bを上昇することにより、脚部15a、15b及び15c、15dをスラブ材12に対して相対的に下降させる。この下降の際、対向する脚部15a、15b及び15c、15dの垂直部37、37aの下端部に設けられた光電センサーにより爪部17a、17b及び17c、17dが嵌入する空間を検知して、油圧シリンダー48の駆動を停止する。
その後、爪開閉手段81の油圧モータ83を駆動して、検知した空間に爪部17a、17b及び17c、17dを90°回動して閉じ、油圧シリンダー92により駆動されるストッパー用ロッド91の下降により爪部17a、17b及び17c、17dの回動止めロックが行なわれる。
(6)爪部17a、17b及び17c、17dの回動止めロックの完了が表示されクレーンの巻き上げ操作が可能となり、クレーンを操作して、吊り具10を巻き上げ、船内へ搬送する。
(7)クレーンを操作して、吊り具10を巻き下げながら、その上に積付ける予定のスラブ材12の端面12bに位置決め部材67b、67dを接触させることにより吊り具10の振れを抑え、吊り具10の位置決めを行なう。既に積付けられている隣接のスラブ材12の端面12aに当接することも可能である。
(8)吊り具10を微速で巻き下げながら、下側のスラブ材12を、下方のスラブ材12上に配置された積付けダンネージ上に乗せ、吊り具10を、載置部材18a、18bを介して上側のスラブ材12の上面に預ける。この場合、玉掛時、載置部材18a、18bにより爪部17a、17b及び17c、17dが回動可能な隙間高さ位置に設定できており、載置部材18a、18bをスラブ材12に預けることによって、脚部15a、15b及び15c、15dがスラブ材12に対して相対的に約10〜20mm程度下降させられ、爪部17a、17b及び17c、17dがスラブ材12の下面から離れ、爪部17a、17b及び17c、17dが回動可能な隙間が確保される。
その後、油圧シリンダー92によりストッパー用ロッド91を上昇させて、爪部17a、17b及び17c、17dの回動止めロックを解除し、爪開閉手段81の油圧モータ83を駆動して、爪部17a、17b及び17c、17dを90°回動して開いた後、再び爪部17a、17b及び17c、17dの回動止めロックを行なう。この際、爪部17a、17b及び17c、17dの幅方向は脚部15a、15b及び15c、15dの平面視した直下に格納されるため、爪部17a、17b及び17c、17dが積付けられたスラブ材12及び隣接するスラブ材12に引っ掛かることがないので、脚開閉手段26、27による脚部15a、15b及び15c、15dの開操作は行なわない。この積付け動作により積付けられたスラブ材12とこれに隣接するスラブ材12との隙間を狭くできるので、積付け効率が向上する。
(9)クレーンを操作して、吊り具10を巻き上げて岸壁に移動しながら、脚開閉手段26、27により、脚部15a、15b及び15c、15dを、次のスラブ材12の幅以上に目視操作により開く。
(10)載置部材18a、18bの昇降調整は、次のスラブ材12が今回と同一高さの場合には昇降操作をしないでも、爪部17a、17b及び17c、17dが回動可能な隙間が確保されている。
前記(8)及び(9)においては、船舶が揺れたり傾斜していても、吊り具10は預けられたスラブ材12の傾斜や揺れに追随することができ、これにより、吊り具10の操作性及び安全性の向上が図れる。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の吊り具を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、岸壁に積付けられたスラブ材12を船内に積付けるハンドリング作業について説明したが、これに限定されず、必要に応じて、船内に積付けられたスラブ材12を岸壁に積付けるハンドリング作業としてもよい。また、同時に2枚のスラブ材12をハンドリングしたが、これに限定されず、状況に応じて、例えば、クレーン及び吊り具の能力によっては、1枚又は3枚以上とすることもできる。さらに、搬送部材をスラブ材12としたが、これに限定されず、例えば、梱包された鋼板や切り板材の製品にも対応できる。また、爪部を長くすることにより、結束されないバラ物製品(ビレット、ブルーム、パイプ等)にも適用できる。
左右双方の脚部15a、15b及び15c、15dに位置決め部材67a、67b及び67c、67dを設けたが、これに限定されず、必要に応じて、左右いずれか一方に位置決め部材を設けることもできる。また、位置決め部材を左右双方に設け、左右双方の位置決め部材を使用することもできる。
対向する脚部15a、15b及び15c、15dの爪部17a、17b及び17c、17d位置には、スラブ材12の底部に爪部17a、17b及び17c、17dが嵌入する空間を有することを検知する光電センサーを設けたが、これに限定されず、必要に応じて、光電センサーを省略することもできる。
板端検知手段16a〜16dは、垂直材69a、69bと、垂直材69a、69bを支持するリンク部材70a〜70dと、リンク部材70a〜70dが所定位置にあることを電気的に検知する第1のリミットスイッチ71a、71bとを有するように構成したが、これに限定されず、状況に応じて、その他の構成とすることもできる。
着床手段に、載置部材18a、18bがスラブ材12の上に載ったことを検知する第2のリミットスイッチ19cを設けたが、これに限定されず、必要に応じて、第2のリミットスイッチを省略することもできる。
脚部に設けられた爪部は90°水平方向に回動可能としたが、これに限定されず、状況に応じて、左右方向内側に突出可能とすることもできる。
本実施の形態の吊り具10は、ストラリアキャリア及びトラッククレーン等の運搬車輛に吊り下げ、運搬及び高い山へ積付ける作業にも使用することができる。
本発明の一実施の形態に係る吊り具の正面視した全体構成図である。 同吊り具の平面視した全体構成図である。 同吊り具の側面視した全体構成図である。 同吊り具の脚開閉手段の要部及び着床手段の説明図である。 同吊り具の着床手段の説明図である。 同吊り具の脚開閉手段の正面視した説明図である。 同吊り具の脚開閉手段の側面視した説明図である。 同吊り具の板端検知手段の正面視した説明図である。 同吊り具の爪開閉手段の断面図である。 同吊り具の爪開閉手段の平面図である。 同吊り具を用いたスラブ材の積付け方法を示す説明図である。
符号の説明
10:吊り具、11a〜11d:吊りロープ、12:スラブ材(搬送板材)、12a、12b:端面、12c:スラブ材(搬送板材)、13a〜13d:吊り金具、14:水平部材、15a〜15d:脚部、16a〜16d:板端検知手段、17a〜17d:爪部、17e:爪軸部、18a、18b:載置部材、19a、19b:着床手段、19c:第2のリミットスイッチ、20:ウェブ部、21:溝形鋼、22:メインビーム、23:H形鋼、24、25:取付けビーム、26、27:脚開閉手段、28:取付けフレーム、29:油圧モータ、30:出力軸、31:チェーンスプロケットホイール、32:無端チェーン、33:回転軸、34:チェーンスプロケットホイール、35:ピニオンギア、35a、35b:ラックギア、36、36a:水平部、37、37a:垂直部、38、39:ラック体、40:ラチェットホイール、41:ラチェット、42:ピン、43:油圧シリンダー、44、44a:取付けブラケット、45、45a:軸受、46:ロッド、47:接続金具、48:油圧シリンダー、49、50:昇降ガイド、51:摺動孔、52、53:ガイド部材、54:接触部、55:可動材、56、57:ガイドロッド、58:下バネ座、59:メタル部、60:メタル軸受、61:固定フレーム、62:圧縮バネ、63:上バネ座、64:バネカバー、65、66:ナット、67a〜67d:位置決め部材、68:固定ピン、69a、69b:垂直材、70a〜70d:リンク部材、71a、71b:第1のリミットスイッチ、72:ピン、73:ピン、74:ピン、75、75a:カウンタウエイト、76、76a:当接板、77:ストッパー、78:内側端、79:内側端、80、80a:ストライカー、81:爪開閉手段、82:モータベース、83:油圧モータ、84:カップリング、85:軸受ブロック、86:スラスト軸受、87:ベアリングカバー、88:雄ねじ部、89:ナット材、90:ストッパー板、91:ストッパー用ロッド、91a:ガイド材、92:油圧シリンダー、92a:ブラケット、93:フック、94:突出部、95:位置センサー、96:位置センサー、97:鉄片、98:爪閉検知センサー、99:爪開検知センサー、100:ブラケット、101、101a:ブラケット、102〜109:LED表示灯、110:油圧ユニット、111:制御盤

Claims (8)

  1. クレーンによって搬送され、底部に隙間を有して実質的に水平配置された搬送板材を吊り上げ、更には吊り降ろしをする吊り具であって、
    上部の前後左右には吊り金具がそれぞれ設けられた水平部材と、
    前記水平部材に前後それぞれ対となって左右に設けられ、内側に配置される前記搬送板材を内側に収納可能で、かつ左右方向に幅調整可能に配置された4本の脚部と、
    それぞれの前記脚部に設けられ、前記搬送板材と前記各脚部との距離を一定に保つ板端検知手段と、
    それぞれの前記脚部に設けられ、内側に突出又は回動可能で、前記搬送板材の底部を支持可能な爪部と、
    前記水平部材の前後方向両側に設けられ、昇降して前記搬送板材の上にその下部の載置部材が載置可能な着床手段とを有することを特徴とする吊り具。
  2. 請求項1記載の吊り具において、左右いずれか一方又は双方の前記脚部には、該脚部の下方に突出して前記搬送板材の端部を検知する位置決め部材が設けられていることを特徴とする吊り具。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の吊り具において、前記対向する脚部の前記爪部位置には、前記搬送板材の底部に前記爪部が嵌入する空間を有することを検知する光電センサーが設けられていることを特徴とする吊り具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊り具において、前記板端検知手段は、前記脚部の内側に突出する垂直材と、該垂直材を支持するリンク部材と、該リンク部材が所定位置にあることを電気的に検知する第1のリミットスイッチとを有することを特徴とする吊り具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の吊り具において、前記着床手段には、前記載置部材が前記搬送板材の上に載ったことを検知する第2のリミットスイッチが設けられていることを特徴とする吊り具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の吊り具において、該吊り具の傾斜を検知可能な電気式センサーが設けられ、しかも、該電気式センサーの検知に基づいて該吊り具の吊り上げを停止するインターロックを設けたことを特徴とする吊り具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の吊り具において、前記爪部はそれぞれ、開閉位置にてロックが可能なことを特徴とする吊り具。
  8. 請求項7記載の吊り具において、前記板端検知手段の動作状態、該吊り具の傾斜及び前記爪部のロック状態を表示する表示手段が設けられていることを特徴とする吊り具。
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