JP6470053B2 - リフター - Google Patents

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Description

本発明は、簡易な構成であって物品の上げ下ろしや高所作業台としての使用など各種機能を備えたリフターに関するものである。
電気工事、室内装飾その他で高所で作業するときや物品を高所に移送するときは、簡易な脚立や小型のリフター、大型の高所作業車、フォークリフトなどが使用されており、このうち、店舗や倉庫、図書館等で商品を高所の陳列棚に並べたり入れ替えたり高位置の書棚の書籍を整理したりするときなどでは、比較的小型で簡易のリフターが主に使用されている。この種の簡易なリフターは、物品を高所に移送するものとして、例えば、特許文献1のリフターが開示され、また、作業者が高所作業を行なうためのものとして、例えば、特許文献2のリフターが開示されている。
特開平6−115888号公報 特開平8−232460号公報
しかし、特許文献1のリフターは、作業者が床面上でウインチを回して荷台を昇降させるものであるから、多数の物品の積み下ろしを行なうときにはかなりの重労働となる。また、特許文献2のリフターは、踏み台に乗った作業者がハンドルを回して油圧シリンダで踏み台を昇降させるものであるから、同様にかなりの重労働となり、特に、高齢者や年少者、女性にとってはかなりの負担となる。
更に、いずれのリフターも、ウインチや油圧シリンダなどの重量物を搭載しているので、全体として相当の重量があり、取り扱い難く、別の場所へ移動するときもかなりの負担となる。
そして、ウインチや油圧シリンダを搭載しているので、リフターは複雑化し、製造コストも嵩むものであった。
加えて、特許文献1、2のリフターは、1台で、作業者の高所での作業、及び床上で操作して荷物を上げ下げする作業の双方に兼用して用いることはできず、作業の種類に応じて専用のリフターを用意する必要があった。
なお、これらの作業においては、場所によっては相当高所で行なうことが必要になることもある。その場合には、当然ながら、作業中にリフターが揺れたり転倒することがないよう安全には十分考慮されていることが求められる。
そこで、本発明は、小型、軽量、簡易で安価であり移動が楽であって、高所作業と荷物の上げ下ろし作業とに兼用することができ、使い勝手がよく、また、安全に前記作業を行なうことができるリフターの提供を課題とするものである。
請求項1のリフターは、車輪を備えた基台部と、前記基台部の後端部に立設された支柱部と、該支柱部に沿って昇降し、作業者や物品を上下方向に移送する昇降体と、該昇降体に設けられ、該昇降体を駆動して昇降させる駆動部と、を備え、該駆動部は、昇降時に電動回転工具が装着され該電動回転工具の回転を操作する操作部と、該操作部から伝達された電動回転工具の回転を減速する減速機と、前記操作部からの回転を前記減速機に伝達する連結ロッドと、を具備し、前記操作部は、前記作業者が前記昇降体に乗った状態で前記電動回転工具を上方から装着して操作する第1操作部と、前記作業者が床面に立った状態で前記電動回転工具を側方から装着して操作する第2操作部と、からなるものである。
請求項2のリフターは、第1操作部及び第2操作部における前記電動回転工具の回転が、同一の前記連結ロッドに伝達されるものである。
請求項3のリフターは、第2操作部における電動回転工具の回転が、途中で方向が90度変換されて前記連結ロッドに伝達されるものである。
請求項4のリフターは、基台部に設けられた支軸を中心に床面に沿って回動し任意の位置に設置固定されるスタビライザーを更に備え、該スタビライザーは磁石を備えて非使用時は基台部に磁力により吸着されて格納されるものである。
請求項5のリフターは、支柱部における所定高さの箇所と前記スタビライザーとの間に着脱自在に架設されて前記支柱部の支持を補強する補強部材を備えたものである。
請求項6のリフターは、支柱部が、高さを延長する延長支持枠体を更に備えたものである。
請求項7のリフターは、スタビライザーが、複数設けられているとともに、前記スタビライザー相互を着脱自在に連結する連結部材を備えたものである。
請求項1の発明は、電動回転工具の回転を操作する操作部が、作業者が昇降体に乗った状態で電動回転工具を装着して操作する第1操作部と、作業者が床面に立った状態で電動回転工具を装着して操作する第2操作部と、からなるので、1台のリフターを、高所作業と荷物の上げ下ろし作業とに兼用することができ、経済的である。また、駆動源としてリフターとは別体の電動回転工具を使用する上記構成となっているので、リフターは簡易な構成で製作できるとともに、小型、軽量で安価に製作することができる。更に、小型、軽量であることから、他の場所への物品の移動を楽に行なうことができ、運搬台車としても使用できる。よって、多種の機能を有し、汎用性に富み、使い勝手が良く日常の簡易なリフターとしての実用性が高い。加えて、駆動部は、操作部と減速機とを連結する連結ロッドを備えているので、その長さを調整することにより、電動回転工具が装着される操作部を作業者が操作し易い最適な位置、高さに設けることができる。
また、請求項1の発明は、作業者が昇降体に乗った状態で操作する第1操作部では、電動回転工具は上方から装着され、作業者が床面に立った状態で操作する第2操作部では、電動回転工具は側方から装着されるように形成されているので、電動回転工具を操作し易い。
請求項3の発明は、第2操作部における電動回転工具の回転が、途中で方向が90度変換されて連結ロッドに伝達されるので、各操作部における電動回転工具の装着方向が異なっても、途中で同一向きに変換される。このため、連結ロッドは1本に共通化でき、減速機は1個で足りる。
請求項4の発明は、スタビライザーを更に備えているので、比較的高所で作業する作業者の安全を確保することができる。また、該スタビライザーは磁石を備えているので、非使用時は磁力の吸着により基台部にコンパクトに格納することができる。
請求項5の発明は、支柱部における所定高さの箇所とスタビライザーとの間に補強部材が着脱自在に架設されるから、支柱部の支持が補強され、安定性が増し、作業時に支柱部が揺れたり、転倒する事態を防止することができ、安全性が向上する。
請求項6の発明は、延長支持枠体を更に備えているので、より高い位置での作業や物品の上げ下ろしを行なうことができる。
請求項7の発明は、スタビライザー相互を連結する連結部材を備えているので、スタビライザーが位置ずれするのを防止でき、支柱部の支持の安定性が増し、作業時に支柱部が揺れたり、転倒する事態を防止することができ、安全性が向上する。
本発明の実施形態のリフターの側面図である。 本発明の実施形態のリフターの背面図である。 本発明の実施形態のリフターを示す平面図である。 図1の昇降体を示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。 図1の操作部の拡大図である。 図1のリフターに作業員が乗った状態を示し、(a)は側面図、(b)は背面図である。 図6のリフターの昇降体が上昇し、作業者が高所に上がった状態を示す側面図である。 図1の支柱部を延長したリフターを示す側面図である。 図8のリフターを示す背面図である。 図8のリフターを示す平面図である。 図1のリフターで物品を上方に移送する状態を示す側面図である。 図1のリフターで物品を床面上で運搬する状態を示す側面図である。 図1のリフターを運搬する状態を例示する側面図である。 図1のリフターをライトバンに積み下ろしする状態を示す側面図である。 図1のリフターをトラックに積み込む手順を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、後述する支柱が立設されている側を後側、反対の支柱が立設されていない側を前側とし、また、進行方向に対する両側方を左右方向として説明する。
図1乃至図3において、リフター1は、側面視略L字状をなすフレーム11に対して昇降体41が昇降自在に取付けられており、フレーム11の下部には一対の前輪12、1個のストッパー13及び一対の後輪14が取付けられていて床面2上を移動できるようになっている。昇降体41は電動工具である電動ドリル71を駆動源とし減速機56で減速され、減速機56に連結されたピニオン57がフレーム11の支柱の側面に上下方向に固定されたラック35に噛合して上下動するように構成されている。フレーム11の底部には3本のスタビライザーが床面2と間隔をおいて該床面2に沿って配設されており、所定以上の高さの高所作業時に所定の配置で床面2上に載置されることによって安定して高所作業を行なうことができるものとなっている。フレーム11の支柱は延長支持枠体を真上に連結することにより高さを延長できるようになっている。昇降体41の手摺りからなる安全ガード46は昇降体41に着脱自在に取付けられ、高所作業での安全性が確保されるようになっている。
そして、特に、本実施形態のリフター1は、電動ドリル71を操作できる操作部52が、作業者が昇降体41のリフトテーブル42に乗った状態で行なうことができる位置と、床面2上に立った状態で行なうことができる位置との2箇所に設置されている。これにより、リフター1は高所作業と荷物の昇降作業とに兼用できるようになっている。
以下、各構成部について詳細に説明する。
まず、フレーム11は、図1乃至図3に示すように、リフター1の本体部分を構成するものであり、鋼材を使用して形成されている。但し、軽量化のため、アルミニウム材や合成樹脂材等で形成してもよい。リフター1は、底面に沿って水平方向に位置する基台部21と、基台部21の一側の端部である後端部に垂直に立設された支柱部31とで形成され、具体的には、基台部21及び垂直状態に立設された支持枠体32の左右両側面にそれぞれ側面視略L字板状に形成された側板22が貼り合わされるように取付けられているとともに、支持枠体32の左右両側面の前記側板22より上部には一定の細幅の側板33が同様に貼り合わされるようにして取付けられている。ここで、支持枠体32は、図3に示すように、水平断面が略C字状に形成され、左右両側には、ガイド車輪45cを格納しガイド車輪45cが支持枠体32に沿って上下動するときに支持枠体32から脱抜するのを防止するガイド枠34が形成されている。左右一対の側板22,22における基台部21側の前端部の上端にはU字状の切欠部を有する支持板23が水平方向に横架され、左右一対の側板22は一定間隔をおいて対向した状態に維持されている。
更に、支柱部31の支持枠体32の進行方向左側面には、後述する駆動部51に設けられたピニオン57が噛合するラック35が支持枠体32の高さ方向全体に至って貼付けるように取付けられている。このラック35は、ピニオン57とともにラック・ピニオン機構を構成するものであり、ピニオン57がラック35と噛合し上下動することにより昇降体41がラック35に沿って上下動するようになっている。
支持枠体32の上端には昇降体41が上限を越えて上端から外れてしまうのを防止するストッパー32aが設けられている。具体的には、支持枠体32の上端部に、断面コ字状の鋼製等の取付枠材32bを溶接固定により取付けてこの箇所に上下方向に貫通する筒状部を形成し、この上方開口からL板状に形成されたストッパー32aの一方の折曲片を挿入し、他方の折曲片で支持枠体32の上端開口を塞いだ後、取付枠材32bの正面部に設けられたねじ孔にノブ32cのボルトを螺着し締付けて支持枠体32に固定する。ここで、ストッパー32aの一方の折曲片の表側面においてノブ32cのボルトの先端部と対向する位置に小さい曲面状の凹部である座ぐりを形成しておけば、ノブ32cのボルトの先端部が折曲片の座ぐりに嵌合し、ストッパー32aを確実に支持枠体32の上端部に固定することができる。なお、支持枠体32は必要に応じて、後述するように、上端に第1延長支持枠体36や第2延長支持枠体37を接続して高さを延長できるようになっている。ここで、ストッパー32aは、この形状、接合形態に限られるものではなく、例えば、支持枠体32に取付枠材32bを取付けることなく、L板状のストッパー32aを直接支持枠体32の外面に重ね合わせて、2個のボルトを上下2箇所に使用して締付けることにより取付けてもよい。また、支持枠体32が後述の延長支持枠体を使用せず全く延長することがない場合は、ストッパー32aは支持枠体32の上端開口を着脱不能に閉塞するものとしてもよい。
基台部21側の支持板23の上面には、一定幅の矩形板からなる前輪取付板24がボルトによって側板22と直交して水平方向に接合されている。そして、前輪取付板24の下面の左右両端部には後輪14の半分程度の直径を有する前輪12が前輪取付具25を介して取付けられている。そして、前輪取付板24の下面の中央部にはストッパー13が取付けられている。ストッパー13は、更に具体的には、一部が支持板23のU字状の切欠部に挿入された状態で、ストッパー13の上端から水平方向に突出したフランジが支持板23と前輪取付板24とで挟持されボルトを介して取付けられている。また、左右一対の側板22,22における基台部21と支柱部31との境界部には側板22に直交して枢軸26が水平方向に貫通して架設されており、この枢軸26の左右両側には後輪14が取付けられている。これら前輪12と後輪14とによってリフター1は前後方向に移動するとともに、停止時にはストッパー13によって一定位置に保持されるようになっている。
次に、フレーム11の支柱部31に沿って昇降する昇降体41について説明する。昇降体41は、作業員が乗ったり物品が載置されるリフトテーブル42を底部に備えており、該リフトテーブル42は、図4に示すように、平面視矩形板状に形成され、前方側の辺と左右両側の辺には下方に直角に折り曲げられたフランジ42aが形成されている。リフトテーブル42の4隅のうち前側2箇所には丸孔42bが形成されている。また、リフトテーブル42の4隅のうち後側2箇所には所定高さの丸パイプあるいは角パイプからなる支持パイプ43がリフトテーブル42の上面に溶接されることにより垂直に立設されている。リフトテーブル42の下面の幅方向の中央には補強のため補強板42cが溶接により前後方向に至って垂直下方に取付けられている。
更に、リフトテーブル42の後側に立設された2本の支持パイプ43の上方には、操作部52を取付けるための上側取付基板44が水平方向に架設されている。また、2本の支持パイプ43の下方には、ガイド車輪45cを取付けるための下側取付基板45が水平方向に架設されている。下側取付基板45の後方側の面の中央部には平行する2枚のガイド車輪支持板45aが後方に向けて溶接により突設されており、このガイド車輪支持板45aには上下方向に所定間隔をおいて2本の車軸45bが水平方向に取付けられ、これに計4個のガイド車輪45cが取付けられている。
そして、リフトテーブル42の隅部の丸孔42b及び支持パイプ43の上端部には、丸パイプあるいは角パイプ等を2箇所で直角に折り曲げられてなる安全ガード46が着脱自在に嵌め込まれている。安全ガード46は手摺りとなるものであり、長い側の上下方向の安全ガード46の下端はリフトテーブル42の前側の丸孔42bに嵌入し、反対の短かい側の上下方向の安全ガード46の下端はリフトテーブル42の支持パイプ43に嵌入している。短かい上下方向の安全ガード46の下端と支持パイプ43の上端との間の嵌入部にはノブ46aが取付けられており、ノブ46aを締付けることにより、安全ガード46は支持パイプ43に取付けられ固定されるようになっている。また、ノブ46aを緩めて安全ガード46を少し持ち上げ、図3に示すように、支持パイプ43の管軸を中心に水平方向に任意の角度まで回動した後、ノブ46aを締付けることにより、安全ガード46は任意の回動角度で固定できるようになっている。なお、図4(a)及び(c)では、安全ガード46の図示は省略してある。
これにより、物品3が長尺物等であって安全ガード46と干渉して上下方向への移送に支障をきたす場合には、安全ガード46をリフトテーブル42から取り外して移送することができる。また、安全ガード46を回動させてリフター1の側方から物品をリフトテーブル42上に載せることができるし、リフトテーブル42に載置した物品をリフター1の側方から降ろすこともできる。加えて、安全ガード46を支持パイプ43を軸に水平方向に回動することにより側方が開放されて、作業者等はリフトテーブル42の両側方から乗り降りすることもできる。安全ガード46はリフトテーブル42の左右両側に1個ずつ取付けられている。なお、安全ガード46が取付けられていると、作業者はリフトテーブル42のほぼ中央に立つことになるから、片側に作業者の重みが寄ってバランスが崩れるのを防止することができる。
次に、昇降体41の駆動部51について説明する。昇降体41の上側取付基板44の一方の端部寄りには操作部52が設けられている。この操作部52には連結ロッド55の上端部が取付けられ、連結ロッド55の下端部は減速機56に連結されており、操作部52における回転力は連結ロッド55を介して減速機56に伝達されるようになっている。操作部52は、具体的には、図5に示すように、駆動源である電動回転工具としての電動ドリル71を上方から操作する第1操作部53及び側方から操作する第2操作部54を備えている。第1操作部53には丸棒からなる連結ロッド55の上端部がベアリング53aを介して固定されており、連結ロッド55の上端部には電動ドリル71のチャックに挿入される所定長さの被装着棒53bが同心状に突設されている。また、連結ロッド55の上端から下方に離間した位置には連結ロッド55の中心軸と同一の軸心を有し水平方向に回転する第1かさ歯車53cが取付けられている。
第2操作部54は、ベアリング54aを介して水平軸棒54bが水平方向に取付けられ、水平軸棒54bの一端部には被装着棒54cが水平方向に突設されている。被装着棒54cには側方から操作される電動ドリル71のチャックが外嵌されるようになっている。水平軸棒54bの他端部には水平軸棒54bと同一の軸心を有し、これを軸として回転する第2かさ歯車54dが取付けられている。第2かさ歯車54dには第1かさ歯車53cが歯合し、これらのかさ歯車を介して第2操作部54に側方から装着された電動ドリル71の回転はこれと直交する方向に変換され、連結ロッド55を回転させるようになっている。
なお、第1操作部53及び第2操作部54は安全面から外部がカバー体53dで覆われている。また、上側取付基板44における支柱部31を挟んだ操作部52とは反対側及び下側取付基板45における支柱部31を挟んだ減速機56とは反対側には、それぞれ、上下方向に収容される蛍光管の上端部及び下端部を保持するための3個の円環状の蛍光管保持部44a及び蛍光管保持部45dが併設されており、この部分に3本の蛍光管を収容できるようになっている。更に、上側取付基板44における操作部52の側方には必要に応じて電動ドリル71の予備の電池パックを収容する電池パック収容部44bが設けられている。
一方、減速機56は昇降体41の下側取付基板45の一方の端部寄りに取付けられている。減速機56はウォームギアで構成されており、連結ロッド55の下端部の回転を減速し、ピニオン57に伝達している。これにより、ピニオン57の回転力はラック35との歯合によって昇降体41を昇降させる。なお、昇降体41は減速機56のセルフロック機構により自然落下するのが防止されている。また、減速機56、ピニオン57は安全面から外部がカバー体58で覆われている。
次に、フレーム11の基台部21の下部には縦長の板材からなる第1スタビライザー61が、図3に示すように、左右対称位置に一対設けられ、床面2に沿って斜め方向に配設されている。第1スタビライザー61は、一端部が支持枠体32の下端部に支軸61aを中心として回動自在に取付けられている。第1スタビライザー61には、縦長の角パイプからなる延長スタビライザー62が外嵌されていて、通常は延長スタビライザー62内に収容されている。そして、リフター1の安定性を高める必要が生じたときには、延長スタビライザー62が床面2に沿って外側に任意の位置まで引き出されるようになっている。なお、図示しないが、第1スタビライザー61の端部にはボルトが取付けられているとともに、延長スタビライザー62の後端側開口にはストッパーが設けられていて、延長スタビライザー62を引き出したときに、第1スタビライザー61のボルトがストッパーと干渉して、延長スタビライザー62が第1スタビライザー61から抜脱しないようになっている。
更に、延長スタビライザー62における内部側の壁面には磁石62aが取付けられていて、縮小して第1スタビライザー61に外嵌されているときは磁石62aの磁力によって支持枠体32の側板22に吸着保持され、第1スタビライザー61及び延長スタビライザー62はフレーム11の基台部21の下部に収容されるようになっている。延長スタビライザー62の先端部には固定脚62bが設けられており、ノブ62cを回すことによって固定脚62bの高さが調整されその先端が床面2に接地するようになっている。
また、基台部21の下方において幅方向中央部には前後方向に1個の第2スタビライザー63が収容されており、必要時には後方に引き出せるようになっている。図3において、高所作業時にこれらのスタビライザーが引き出された状態を二点鎖線で示す。
次に、上記のように構成された本実施形態のリフター1の使用について説明する。
まず、電気工事、室内装飾等を行なう高所作業時には、作業者はリフトテーブル42の前方からあるいは安全ガード46を回動して開いて側方からリフトテーブル42に乗り込み、安全ガード46を開いた場合はこれを回動して閉じリフトテーブル42の側部に位置させる。次に、図6に示すように、先端のドリルを外した電動ドリル71を上方から第1操作部53に位置させた後、第1操作部53の被装着棒53bを電動ドリル71のチャック内に挿入し、電動ドリル71のチャックを締め付けて電動ドリル71を装着する。この後、電動ドリル71を回すと、連結ロッド55が回転し、その回転が連結ロッド55の下部の減速機56に伝達されて、回転速度が減速された後、減速機56に連結されたピニオン57が回転し、ラック35と噛合して昇降体41は上昇する。そして、図7に示すように、昇降体41が所定高さに達した時点で、電動ドリル71の回転を停止すれば、昇降体41は一定高さに維持される。そこで、作業者等は高所作業を行なうことができる。なお、高所に移動するとき、高所作業に必要な材料や部材、工具等も同時にリフトテーブル42に載置して上方に移送することができる。
一例として、天井の蛍光管の交換作業を行なうときは、上側取付基板44の蛍光管保持部44a及び下側取付基板45の蛍光管保持部45dには3本の蛍光管を収容できるので、例えば、上昇移動の前に新しい2本の蛍光管を蛍光管保持部44a及び蛍光管保持部45dに収容し、上昇移動する。そして、天井近くに到達したら、古い蛍光管を取り外し、3つのうちの空きの蛍光管保持部44a及び蛍光管保持部45dに収容し、新しい蛍光管を取り出して付け替える。次いで、別の古い蛍光管を取り外し、新しい蛍光管を取り外したことによって空いた蛍光管保持部に収容する。そして、2本目の新しい蛍光管を取り出して付け替える。天井の蛍光管は2本単位で取付けられていることが多いので、このようにして作業すれば1回の昇降で2本の蛍光管を交換することができる。
これらの作業において、作業がかなり高い位置で行なわれる場合には、図3に示すように、スタビライザーを使用する。即ち、第1スタビライザー61の回動角度を調整したり、必要に応じて第1スタビライザー61から延長スタビライザー62を引き出して延長したり、中央の第2スタビライザー63を基台部21の下から引き出したりした後、ノブを回して延長スタビライザー62の固定脚62b及び第2スタビライザー63の固定脚63aを下方に伸ばし床面2に接地させる。これにより、作業者は安全に高所作業を行なうことができる。電動ドリル71は第1操作部53から取り外して本来の電動ドリル71として使用することもできる。下降するときは、電動ドリル71を逆回転すればよい。操作部52の側方の電池パック収容部44bには電動ドリル71の予備電池パックが収容されているので、電池切れのために下降できなくなる事態を回避できる。
なお、リフター1は、通常は支持枠体32のみが立設された状態で使用されるが、より高所で作業したりより高所まで物品3を移送するときは、第1延長支持枠体36を使用する。図6及び図7は支持枠体32の上端に第1延長支持枠体36を延設して作業を行なう場合を例示する。第1延長支持枠体36は、支持枠体32と同一の横断面形状を有し、下端部中央には、鋼製等の縦長の角材からなる接続板36aが下半部を第1延長支持枠体36から下方に延出させた状態で溶接により取付固定されている。一方、支持枠体32の上端部には、前述の、断面コ字状の取付枠材32bが溶接により取付けられている。
一定断面コ字状の鋼製等の取付枠材32bを溶接固定により取付けてこの箇所に上下方向に貫通する筒状部を形成し、この上方開口からL板状に形成されたストッパー32aの一方の折曲片を挿入し、他方の折曲片で支持枠体32の上端開口を塞いだ後、取付枠材32bの正面部に設けられたねじ孔にノブ32cのボルトを螺着し締付けて支持枠体32に固定する。
支持枠体32の上端に第1延長支持枠体36を取付けて延長するには、支持枠体32の取付枠材32bの上方開口から第1延長支持枠体36の接続板36aの下半部を挿入し、取付枠材32bの正面部に設けられたねじ孔にノブ32cのボルトを螺着し締付けて支持枠体32に固定する。ここで、接続板36aの表側面においてノブ32cのボルトの先端部と対向する位置に座ぐりを形成しておけば、ノブ32cのボルトの先端部が接続板36aの座ぐりに嵌合し、接続板36aを確実に支持枠体32の上端部に固定することができる。なお、接続板36aは、この形状、接合形態に限られるものではなく、例えば、支持枠体32に取付枠材32bを取付けることなく、接続板36aの下半部を直接支持枠体32の外面に重ね合わせて、2個のボルトを上下2箇所に使用して締付けることにより取付けてもよい。
第1延長支持枠体36は、手に持って高所に上がって取付けることができる。即ち、作業者は第1延長支持枠体36を持ってリフトテーブル42に乗り込み、上昇移動した後、支持枠体32の上端に第1延長支持枠体36を載置し、第1延長支持枠体36の接続板36aを支持枠体32の取付枠材32bの角孔内に挿入して両部材間に掛け渡した後、ノブ32cを手で締付けて支持枠体32に固定し接続することができる。なお、第1延長支持枠体36の側壁の下端部における内面に、支持枠体32の上端開口における内面と当接して嵌合するガイド突起32dを左右両側に突設しておけば、接続板36aを取付枠材32bの上端開口に挿入して取付けたとき、左右両側のガイド突起32dの嵌合により第1延長支持枠体36が水平方向にがたつくのが防止され、第1延長支持枠体36は安定して支持枠体32に取付けられる。支持枠体32と第1延長支持枠体36との接続部はこのように構成されているので、作業者は高所に登った状態でも手で簡単に第1延長支持枠体36を接続して延長することができる。勿論、第1延長支持枠体36は、リフター1を床面2上に横倒しした状態で支持枠体32に取付けることもできる。
なお、一層高所の、床面2から4〜5mの位置で作業を行なうときは、図8乃至図10に示すように、より長い第2延長支持枠体37を使用して延長することができる。第2延長支持枠体37は第1延長支持枠体36と同様にして支持枠体32の上端に取付けることができる。ここで、第2延長支持枠体37は、高い天井4近くでの作業も可能とすべく第1延長支持枠体36より相当長く形成されており、支柱部31の安定性を確保し、転倒を防止するため、作業前あるいは作業中に補強部材38や連結部材64が取付けられる。補強部材38は、第2延長支持枠体37の途中の高さの箇所と延長スタビライザー62や第2スタビライザー63との間に着脱自在に架設されて前記支柱部31の支持を補強するものである。連結部材64は、スタビライザー相互を着脱自在に連結し、スタビライザーが位置ずれするのを防止するものである。
具体的には、まず、補強部材38は、軽量のアルミニウムパイプや樹脂パイプ等で形成されているが、これらの材質に限られるものではない。補強部材38は、上端部に、図8のA部詳細に示すように、鋼製丸棒等で鈎状であって上端部に突起状の角部を有する形状に形成されたフック38aが設けられ、下端部には、U字状の切欠を有する板状に形成されて延長スタビライザー62の固定脚62bのボルト部分に差し込まれて嵌合する嵌合板38bが設けられている。また、補強部材38の下部には全体長さを調整し、所定の張力を確保するために、壁間等に突張らせて取付けられる棒材に使用されるような外筒を回すことによって長さを伸縮させるターンバックル38cが設けられ、その僅か上方には補強部材38の全長を調整した後にその状態を保持する調整ボルト38dが設けられている。更に、第2延長支持枠体37の途中の高さの箇所には突出板39aにより第2延長支持枠体37から所定距離離間させて補強部材取付板39が水平方向に横設されており、補強部材取付板39には鈎状のフック38aが係合する係合孔が複数設けられている。
補強部材38を架設するには、上端部のフック38aを上方に突張らせるようにして支柱部31の補強部材取付板39の係合孔に引掛けた後、ターンバックル38cを回して補強部材38全体の長さを調整しながら、下端部の嵌合板38bを延長スタビライザー62の固定脚62bのボルト部分に差し込んで固定脚62bのノブ62cを締付け、更に、再度ターンバックル38cを回し調整ボルト38dを締付けて突張り状態に保持する。これにより、簡単に補強部材38を架設することができる。
一方、連結部材64は、細長の平板材で形成され、幅方向における一側の端部に長手方向に所定の間隔をあけて複数のU字状の切欠が設けられている。これらの切欠には、左右一対の延長スタビライザー62,62の固定脚62b,62bのボルト部分や中間部に配置されているストッパー13との干渉を防止するために設けられたものである。連結部材64は、延長スタビライザー62,62間に床面2に沿って配置し、切欠内に固定脚62bのボルト部分やストッパー13を挿入した後、固定脚62bのノブ62cを締付けることにより、着脱自在に取付けられる。これにより、第1スタビライザー62及び延長スタビライザー62が作業中に支軸61aを軸として回動して位置ずれするのが防止される。なお、連結部材64は、後輪14等との干渉を防止して、延長スタビライザー62と中央の第2スタビライザー63との間に取付けてもよい。
これら補強部材38及び連結部材64を取付けることによって、支柱部31の支持の安定性が増し、作業時に支柱部31が揺れたり、転倒する事故を防止することができ、安全性が増す。ところで、リフター1の位置を移動する場合には、補強部材38及び連結部材64はその都度取り外す必要はなく、単にスタビライザーの固定脚を床面2から浮かせてそのまま移動させることができる。なお、補強部材38及び連結部材64は、第2延長支持枠体37で延長する場合だけでなく、支持枠体32を第1延長支持枠体36で延長する場合やこれらの延長支持枠体で延長することなく支持枠体32の高さの範囲内で作業する場合にも取付けてもよい。
次に、リフター1を物品の昇降のために使用する場合は、図11に示すように、作業者は支柱部31を挟んでリフトテーブル42と反対側である後方において床面2上に立ち、側方から第2操作部54に電動ドリル71を装着し回転させる。すると、第2操作部54の第2かさ歯車54dと第1かさ歯車53cとの噛合により水平軸棒54bの回転方向が連結ロッド55の回転方向に変換されて減速機56に伝達される。これにより、ピニオン57とラック35との噛合によりリフトテーブル42が上昇しこれに載置された物品3を高所に移送することができる。このとき、操作部52はリフトテーブル42とともに上昇するので、作業者は操作部52とともに電動ドリル71を上昇させつつ電動ドリル71の操作を行なう。なお、図11に示すように、昇降体41の左右一対の安全ガード46の上端に付属テーブル47を着脱自在に架設し、この付属テーブル47にも物品3を載置して上方に移送させるようにしてもよい。
次に、床面2上で物品3を運ぶこともでき、その場合には、図12(a)に示すように、リフトテーブル42に物品3を載置した後、リフター1の背後から支柱部31、あるいは、図示しないが、安全ガード46をリフトテーブル42の背後まで回動させて安全ガード46を押して、通常の台車と同様にリフター1を床面2上で移動させて物品3を運搬することができる。なお、運搬途中に天井4等が低くなっている箇所があるときは、そのままの垂直姿勢では上端が干渉してしまうので、図12(b)に示すように、後輪14を軸にリフター1を後方に傾斜させて通過させることができる。このように、本実施形態のリフター1は、運搬台車としても使用することができる。
また、空のリフター1を床面2上で引張って他の場所に移動させるときは、図13(a)に示すように、後輪14を軸にリフター1をほぼ倒し、支柱部31の先端を直接手で保持しあるいは図13に示すように支柱部31の先端に取手40を取付けてこれを保持して楽に移動させることができる。リフター1を階段で移動させるときは、図13(b)に示すように、支柱部31の先端に取手40を取付け引張り上げたり、支柱部31の先端を押して降ろしたりすることができる。この場合、後輪14は、前輪12の約2倍の直径の大きなものを使用しているので、階段でも楽に上げ下ろしすることができる。
次に、リフター1をライトバン等の車両で運搬するときは、図14に示すように、専用のスロープ81を車両の荷台と地面とに架け渡し、リフター1を倒しスロープ81を利用して荷台に積み込む。荷台に載せたら、スロープ81も荷台に積み込み、支柱部31をスロープ81上に置く。これにより、運搬中にリフター1が荷台の中で移動するのを防止することができる。荷台のリフター1を降ろすときは、上記の逆の手順で行なえばよい。
次に、リフター1をトラック等の車両で運搬するときは、専用の収納フレーム枠82を車両の荷台83に設置することにより、リフター1を持ち上げることなく楽に荷台83に積み込むことができる。専用の収納フレーム枠82は、図15に示すように、所定長さの鋼管82aを中央部分で略V字状に折り曲げ、この折り曲げ部と反対側の両端部を折り曲げ部と反対方向に平行に延出させた左右対称の形状に加工されている。そして、折り曲げ部において互いに対向する鋼管82aによって挟まれた内部側の空間には、鋼管82aの中間高さにおいて溶接により接合された略三角形の水平支持板82bが設けられている。水平支持板82bにおける折り曲げ部側には垂直軸82cが垂直方向に貫設されており、この垂直軸82cは、上下端部を、金具やボルト等を使用して荷台83上に取付けられたコ字板状のブラケット82dに回動自在に枢着されている。また、水平支持板82bの下部には水平方向に車輪支持板82eが取付けられており、この車輪支持板82eには1個の車輪82fが取付けられている。この構成により、収納フレーム枠82は、車輪82fを転動させて垂直軸82cを軸に荷台83上で水平方向に回動させることができるようになっている。
収納フレーム枠82を使用してリフター1をトラック等の荷台83に積み込むには、図15(a)に示すように、収納フレーム枠82を垂直軸82cを軸に回動させて荷台83の外側に突き出させる。一方、リフター1は収納フレーム枠82から離れた位置で第2操作部54に電動ドリル71を取付け、これを回転させてリフトテーブル42を一旦収納フレーム枠82の少し上方まで上昇させる。次いで、リフター1を収納フレーム枠82側に移動させ、電動ドリル71を逆回転させてリフトテーブル42の底面を収納フレーム枠82上に載置する。次に、その状態で、図15(b)に示すように、電動ドリル71を更に逆回転させると、昇降体41は収納フレーム枠82により下降が妨げられているので、フレーム11を構成する基台部21及び支柱部31が一体に持ち上げられる。リフター1の前輪12、後輪14が車両の荷台83より僅かに高い位置まで上昇したら、電動ドリル71の回転を停止し、図15(c)に示すように、収納フレーム枠82を垂直軸82cを軸に荷台83に向けて水平方向に回動する。これにより、リフター1は収納フレーム枠82に載置された状態で荷台83に積み込まれる。なお、リフター1は、一旦荷台83上に積み込んだ後は、図15(d)に示すように、収納フレーム枠82から引き出して横に倒した状態で運搬することもできる。目的地まで運搬したら、上記と逆の手順でリフター1を荷台83から降ろすことができる。
次に、上記のように構成された本実施形態のリフター1の作用を説明する。
リフター1は、電動回転工具である電動ドリル71の回転を操作する操作部52が、第1操作部53と第2操作部54とからなるので、1台のリフター1で、高所作業と荷物の上げ下ろし作業を行なうことができる。したがって、各作業毎に専用のリフター1を準備する必要がなく、経済的である。
また、駆動部51の電動回転工具として通常の機械工具である電動ドリル71を使用しているので、リフター1には駆動部51を設けなくてもよいから安価に製作でき、そして、駆動部51を有しない分、構成も簡易なものとなり、小型、軽量化できる。
更に、小型、軽量であるから、運搬台車としても使用でき、高齢者や年少者、女性であっても、他の場所への移動を楽に行なうことができる。このように、リフター1は各種の機能を備えており、汎用性に富み、使い勝手が良く日常においても取り扱い易い。
加えて、駆動部51は、操作部52と減速機56とを連結する連結ロッド55を備えているので、その長さを調整することにより、電動ドリル71が装着される操作部52を作業者が操作し易い最適な位置、高さに設けることができる。
ところで、上記実施形態における第1操作部53及び第2操作部54には、電動ドリル71を外側から保持する保持部を設けてもよい。その際、電動ドリル71のオン、オフスイッチを押す突起部を保持部内に設けておけば、電動ドリル71を保持部内に挿入するだけで操作することができるから作業性が良いし、使用中、重量のある電動ドリル71を保持している必要がないので楽であり、加えて、保持部で電動ドリル71を覆っているので、安全である。
また、上記実施形態における第1操作部53及び第2操作部54は、被装着棒を備え、これを電動ドリル71でチャッキングする構成となっているが、これに限られるものではなく、電動ドリル71側に六角棒などの角棒をチャッキングし、各操作部側は電動ドリル71の角材の形状と合致する挿入孔を形成し、角棒を操作部52の挿入孔に挿入して電動ドリル71を回転させる構成としてもよい。
更に、上記実施形態では、電動回転工具として通常の機械工具の電動ドリル71を使用しているが、リフター1専用の電動回転工具を新設しこれを使用するようにしてもよい。
そして、上記実施形態では、第1操作部53は、電動ドリル71が上方から装着され、第2操作部54は、電動ドリル71が側方から装着されるものとしているが、第1操作部53は、電動ドリル71が第2操作部54の装着方向と180度反対側の側方から装着されるものとしてもよい。つまり、第1操作部53及び第2操作部54はいずれも側方からであるが、互いに180度反対側から電動ドリル71が装着されるものとしてもよい。この場合、第1操作部53は、第2操作部54と同様のかさ歯車を使用して1本の共通する上下方向の連結ロッド55に接続される構成となる。
加えて、第2操作部54は、昇降体41に取付けられてこの昇降とともに上下動するように構成されているが、これに限られるものではなく、構造はやや複雑化するが、床面2から一定高さに保持されるように構成してもよく、その場合は、床面2上の作業者は一定高さで第2操作部54に電動ドリル71を装着し回転操作することができる。
また、リフター1は、基台部21と支柱部31との接続部分で分離して、基台部21に対して支柱部31を上下方向に回動し折り畳める構造にしてもよい。
なお、上記実施形態においては、高所作業の安全確保のため、スタビライザーを備えているが、作業位置がそれ程高くない場合に使用されるリフター1では、スタビライザーを備えないものとしてもよく、あるいはスタビライザーを着脱自在のものとし必要時に取付けて使用するものとしてもよい。この場合、リフター1は更に簡易で軽量のものとなり、更に扱い易く運搬し易くなる。
また、上記実施形態においては、後輪14は前輪12の約2倍の直径のものとしているが、これに限定されるものではない。
1 リフター 51 駆動部
11 フレーム 52 操作部
12 前輪 53 第1操作部
14 後輪 54 第2操作部
21 基台部 55 連結ロッド
31 支柱部 56 減速機
32 支持枠体 61 第1スタビライザー
36 第1延長支持枠体 62 延長スタビライザー
37 第2延長支持枠体 62a 磁石
38 補強部材 63 第2スタビライザー
41 昇降体 64 連結部材
42 リフトテーブル 71 電動ドリル(電動回転工具)

Claims (7)

  1. 車輪を備えた基台部と、
    前記基台部の後端部に立設された支柱部と、
    該支柱部に沿って昇降し、作業者や物品を上下方向に移送する昇降体と、
    該昇降体に設けられ、該昇降体を駆動して昇降させる駆動部と、
    を備え、
    該駆動部は、昇降時に電動回転工具が装着され該電動回転工具の回転を操作する操作部と、該操作部から伝達された電動回転工具の回転を減速する減速機と、前記操作部からの回転を前記減速機に伝達する連結ロッドと、を具備し、
    前記操作部は、前記作業者が前記昇降体に乗った状態で前記電動回転工具を上方から装着して操作する第1操作部と、前記作業者が床面に立った状態で前記電動回転工具を側方から装着して操作する第2操作部と、からなることを特徴とするリフター。
  2. 前記第1操作部及び前記第2操作部における前記電動回転工具の回転は、同一の前記連結ロッドに伝達されることを特徴とする請求項1に記載のリフター。
  3. 前記第2操作部における前記電動回転工具の回転は、途中で方向が90度変換されて前記連結ロッドに伝達されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリフター。
  4. 前記基台部に設けられた支軸を中心に床面に沿って回動し任意の位置に設置固定されて前記支柱部の支持を安定化するスタビライザーを更に備え、該スタビライザーは磁石を備えて非使用時は前記基台部に磁力により吸着されて格納されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のリフター。
  5. 前記支柱部における所定高さの箇所と前記スタビライザーとの間に着脱自在に架設され、前記支柱部の支持を補強する補強部材を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載のリフター。
  6. 前記支柱部は、高さを延長する延長支持枠体を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のリフター。
  7. 前記スタビライザーは、複数設けられているとともに、
    前記スタビライザー相互を着脱自在に連結する連結部材を備えたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のリフター。
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