JP7220995B2 - 移動式足場装置、及び使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動式足場装置に関する。
従来、建物の内外の比較的高い場所で作業(例えば、天井や壁の新築及び改修等の任意の作業)を行う場合に用いられる作業足場装置が知られていた(例えば、特許文献1)。
特開2003-253877号公報
しかしながら、特許文献1の作業足場装置においては、作業対象となる場所に固定設置して用いられるように構成されていたので、作業箇所が広範囲にわたる場合、作業対象箇所の全域にわたって作業足場装置を設置する必要があり、当該作業足場装置を設置する作業が煩雑となり、当該作業足場装置を用いて行う作業の作業効率が低下する可能性があった。
本発明は上記事実に鑑み、作業効率を向上させることが可能となる移動式足場装置を提供する事を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の移動式足場装置は、自立する移動式足場装置であって、マストと、前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、1個の前記昇降手段は、前記電動工具が接続される接続部を2個備えており、1個の前記昇降手段は、2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを上昇させ、2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具の内の1個のみの前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを降下させる
請求項2に記載の移動式足場装置は、自立する移動式足場装置であって、マストと、前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、前記昇降手段は、前記作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段、を備え、前記降下制御手段は、前記作業用ステージに乗っているユーザによって操作されるレバー、を含み、前記昇降手段は、ユーザによって前記レバーが操作されている場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させる、ユーザによって前記レバーが操作されていない場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させない。
請求項3に記載の移動式足場装置は、請求項2に記載の移動式足場装置において、前記昇降手段は、前記電動工具が接続される接続部、を更に備え、前記移動式足場装置は、前記接続部に接続された前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させ、前記接続部は、前記電動工具の一部が挿入されて接続される2個の挿入孔であって、相互に隣接している前記2個の挿入孔を含み、前記レバーは、前記挿入孔よりも上方に設けられており、前記レバーは、前記2個の挿入孔が隣接する方向において延在している。
請求項4に記載の移動式足場装置は、請求項1から3の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記昇降手段は、複数設けられており、複数の前記昇降手段は、相互に同期して動作する。
請求項5に記載の移動式足場装置は、請求項1から4の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの傾斜を制御する傾斜制御手段、を備え、前記作業用ステージには、当該作業用ステージの傾斜角度を検出する傾斜センサが設けられており、前記傾斜制御手段は、前記傾斜センサの検出結果に基づいて、前記作業用ステージの傾斜を制御する。
請求項6に記載の移動式足場装置は、請求項1から5の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記移動式足場装置のバランスを制御するバランス制御手段、を備え、前記バランス制御手段は、前記作業用ステージが上昇又は降下した場合に、前記移動式足場装置に設けられている重りの高さ方向における位置を変更することにより、前記移動式足場装置のバランスを制御するように構成されている。
請求項7に記載の移動式足場装置は、請求項1から6の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記作業用ステージは、直線状に延在しており、前記マストは、前記作業用ステージの短手方向において当該作業用ステージの少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージの両側に設けられている。
請求項8に記載の移動式足場装置は、請求項1から7の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記マストは、長さを変更可能となっている。
請求項9に記載の移動式足場装置は、請求項1から8の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記作業用ステージは、サイズを変更可能となっている。
請求項10に記載の移動式足場装置は、請求項1から9の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記作業用ステージは、床部と、前記床部の周囲に設けられるフレーム部であって、前記床部上の作業領域を取り囲んでいる前記フレーム部と、を備える。
請求項11に記載の移動式足場装置は、請求項1から10の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動手段は、少なくとも前記移動式足場装置に付与される外力に基づいて、前記移動式足場装置を移動させる。
請求項12に記載の移動式足場装置は、請求項1から11の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記移動式足場装置を移動させるための駆動力を発生させる駆動手段、を備え、前記移動手段は、少なくとも前記駆動手段にて発生した駆動力に基づいて、前記移動式足場装置を移動させる。
請求項13に記載の移動式足場装置は、請求項1から12の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記マストを地面に接地する地面接地手段、を備える。
請求項14に記載の移動式足場装置は、請求項1から13の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記マストは、前記作業用ステージに対して複数設けられており、前記移動式足場装置は、複数の前記マスト相互間の相対位置を固定する相対位置固定手段、を備える。
請求項15に記載の移動式足場装置は、請求項1から14の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの外側に設けられる付属作業用ステージ、を備え、前記付属作業用ステージは、前記作業用ステージに対して着脱自在である。
請求項16に記載の移動式足場装置は、請求項1から15の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの揺れを低減する揺動低減手段、を備える
請求項17に記載の使用方法は、立する移動式足場装置の使用方法であって、前記移動式足場装置は、マストと、前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、1個の前記昇降手段は、前記電動工具が接続される接続部を2個備えており、1個の前記昇降手段は、2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを上昇させ、2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具の内の1個のみの前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを降下させるように構成されており、前記使用方法は、2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具を動作させて、2個の当該電動工具からの力を前記昇降手段に付与することにより、前記作業用ステージを上昇させるステップと、2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具の内の1個のみの前記電動工具を動作させて、1個のみの当該電動工具からの力を前記昇降手段に付与することにより、前記作業用ステージを降下させるステップと、を含む。
請求項18に記載の使用方法は、自立する移動式足場装置の使用方法であって、前記移動式足場装置は、マストと、前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、前記昇降手段は、前記作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段、を備え、前記降下制御手段は、前記作業用ステージに乗っているユーザによって操作されるレバー、を含み、前記昇降手段は、ユーザによって前記レバーが操作されている場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させる、ユーザによって前記レバーが操作されていない場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させないように構成されており、前記使用方法は、前記レバーを操作した状態で前記電動工具を動作させて、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力を前記昇降手段に付与することにより、前記作業用ステージを降下させるステップ、を含む。
請求項1に記載の移動式足場装置によれば、昇降する作業用ステージと移動式足場装置を移動させる移動手段とを備えることにより、例えば、作業用ステージを昇降させたり、移動式足場装置を移動させたりすることができるので、作業対象箇所の全域にわたって移動式足場装置を設置することが不要となり、移動式足場装置を容易に設置することができ、移動式足場装置を用いて行う作業の作業効率を向上させる事が可能となる。また、移動式足場装置が分解組み立て可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を分解して搬入又は搬出することができるので、一例としては重機等を用いずに作業員が手持ちで搬入又は搬出することができ、移動式足場装置の可搬性を向上させる事が可能となる。
また、電動工具から付与される力に基づいて、作業用ステージを昇降させることにより、例えば、作業員に馴染みの深い工具にて昇降させることができるので、誤操作等を防止する事が可能となる。
請求項2に記載の移動式足場装置によれば、昇降する作業用ステージと移動式足場装置を移動させる移動手段とを備えることにより、例えば、作業用ステージを昇降させたり、移動式足場装置を移動させたりすることができるので、作業対象箇所の全域にわたって移動式足場装置を設置することが不要となり、移動式足場装置を容易に設置することができ、移動式足場装置を用いて行う作業の作業効率を向上させる事が可能となる。また、移動式足場装置が分解組み立て可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を分解して搬入又は搬出することができるので、一例としては重機等を用いずに作業員が手持ちで搬入又は搬出することができ、移動式足場装置の可搬性を向上させる事が可能となる。
また、電動工具から付与される力に基づいて、作業用ステージを昇降させることにより、例えば、作業員に馴染みの深い工具にて昇降させることができるので、誤操作等を防止する事が可能となる。
また、作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段を備えることにより、例えば、不意に作業用ステージが降下することを防止できるので、安全性を確保する事が可能となる。
請求項に記載の移動式足場装置によれば、複数の昇降手段は、相互に同期して動作することにより、例えば、作業用ステージをスムーズに昇降させる事が可能となる。
請求項に記載の移動式足場装置によれば、昇降する作業用ステージと移動式足場装置を移動させる移動手段とを備えることにより、例えば、作業用ステージを昇降させたり、移動式足場装置を移動させたりすることができるので、作業対象箇所の全域にわたって移動式足場装置を設置することが不要となり、移動式足場装置を容易に設置することができ、移動式足場装置を用いて行う作業の作業効率を向上させる事が可能となる。また、移動式足場装置が分解組み立て可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を分解して搬入又は搬出することができるので、一例としては重機等を用いずに作業員が手持ちで搬入又は搬出することができ、移動式足場装置の可搬性を向上させる事が可能となる。
また、業用ステージの傾斜を制御する傾斜制御手段を備えることにより、例えば、作業用ステージが傾いている場合に、当該作業用ステージを水平に保つことができるので、安全性を確保する事が可能となる。
請求項に記載の移動式足場装置によれば、昇降する作業用ステージと移動式足場装置を移動させる移動手段とを備えることにより、例えば、作業用ステージを昇降させたり、移動式足場装置を移動させたりすることができるので、作業対象箇所の全域にわたって移動式足場装置を設置することが不要となり、移動式足場装置を容易に設置することができ、移動式足場装置を用いて行う作業の作業効率を向上させる事が可能となる。また、移動式足場装置が分解組み立て可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を分解して搬入又は搬出することができるので、一例としては重機等を用いずに作業員が手持ちで搬入又は搬出することができ、移動式足場装置の可搬性を向上させる事が可能となる。
また、移動式足場装置のバランスを制御するバランス制御手段を備えることにより、例えば、移動式足場装置が倒れることを防止することができるので、安全性を確保する事が可能となる。
請求項に記載の移動式足場装置によれば、マストが、作業用ステージの短手方向において当該作業用ステージの少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージの両側に設けられていることにより、例えば、長手方向と短手方向とのうちのバランスを崩す可能性が比較的高い短手方向において、作業用ステージの両側にマストを設けることができるので、移動式足場装置が倒れるのを防止する事が可能となる。
請求項に記載の移動式足場装置によれば、マストは、長さを変更可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を設置する場所の天井の高さや、作業対象箇所の高さ等を考慮してマストの長さを適宜変更することができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
請求項に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージは、サイズを変更可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置の設置スペースの広さや、移動式足場装置を用いて行う作業内容等を考慮して作業用ステージのサイズを適宜変更することができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
請求項10に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージが床部とフレーム部とを備えることにより、例えば、作業用ステージの強度を維持する事が可能となり、また、フレーム部を手摺としても用いることができるので安全性を確保する事が可能となる。
請求項11に記載の移動式足場装置によれば、移動手段は、少なくとも移動式足場装置に付与される外力に基づいて、移動式足場装置を移動させることにより、例えば、作業員が引いたり押したりすることにより移動式足場装置を移動させることができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
請求項12に記載の移動式足場装置によれば、移動手段は、少なくとも駆動手段にて発生した駆動力に基づいて、移動式足場装置を移動させることにより、例えば、移動式足場装置を容易に移動させることができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
請求項13に記載の移動式足場装置によれば、マストを地面に接地する地面接地手段を備えることにより、例えば、移動式足場装置が倒れることを防止できるので、安全性を確保する事が可能となる。
請求項14に記載の移動式足場装置によれば、複数のマスト相互間の相対位置を固定する相対位置固定手段を備えることにより、例えば、移動式足場装置の移動中に複数のマストの相対位置が変化して移動式足場装置がねじれること等を防止できるので、移動式足場装置の耐久性を向上させる事が可能となる。
請求項15に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージの外側に設けられる付属作業用ステージを備えることにより、例えば、作業用ステージからは届かない位置についても、付属作業用ステージを用いて作業を行うことができるので、利便性を向上させる事が可能となる。また、付属作業用ステージが着脱自在となっていることにより、例えば、必要な場合にのみ付属作業用ステージを用いることができるので、利便性を更に向上させる事が可能となる。
請求項16に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージの揺れを低減する揺動低減手段を備えることにより、例えば、作業用ステージ上で作業を行っている作業員の安全性を向上させる事が可能となり、また、当該作業員に不快感が与えられるのを防止する事が可能となる。
本実施の形態に係る移動式足場装置の斜視図である。 移動式足場装置の正面図である。 移動式足場装置の側面図である。 短手フレーム部材の図である。 長手フレーム部材の図である。 足場板部材の図である。 マスト部材の斜視図である。 移動部の平面図である。 昇降装置の斜視図である。 昇降装置の側面図である。 長手フレーム部材が取り付けられた状態の昇降装置の側面図である。 図1に図示されている長手フレームの一部の拡大図である。 長手フレーム部材及び足場板部材が取り付けられた状態の昇降装置の側面図である。 図13の一部の拡大図である。 図1に図示されている短手フレーム及び長手フレームの一部の拡大図である。 ドリルが取り付けられた状態の昇降装置の斜視図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る移動式足場装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、移動式足場装置に関する。
ここで、「移動式足場装置」とは、自立する足場装置であって、移動可能な足場装置であり、具体的には、分解組み立て可能となっている装置であり、例えば、建物の建設又は改修等を含む任意の目的のために用いられる装置であって、作業員が載って高所の作業を行う場合に用いられる装置である。なお、「分解組み立て可能」とは、移動式足場装置を2個以上の部品に分解したり、当該部品を用いて移動式足場装置を組み立てたりすることが可能となっていることである。「移動式足場装置」は、例えば、マスト、作業用ステージ、及び移動手段を備え、任意で、駆動手段、昇降手段、降下制御手段、傾斜制御手段、地面接地手段、相対位置固定手段、付属作業用ステージ、揺動低減手段、及びバランス制御手段を備える。
また、「マスト」とは、作業用ステージを支持する支持手段であり、例えば、作業用ステージの短手方向において当該作業用ステージの少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージの両側に設けられているもの、作業用ステージの片側にのみ設けられているもの、あるいは、作業用ステージの内側又は外側に設けられているもの等を含む概念である。また、「マスト」とは、例えば、作業用ステージに対して1個のみ設けられているもの、あるいは、複数設けられている等を含む概念である。また、「マスト」とは、例えば、長さを変更可能となっているもの、あるいは、長さを変更不可能で固定長となっているもの等を含む概念である。
また、「作業用ステージ」とは、マストに支持された状態で昇降するものであり、具体的には、作業員が載る足場であり、例えば、直線状に延在したもの、曲線状に延在したもの、ドーナツ状のもの、あるいは、円形状のもの等の任意の形状のものを含む概念である。また、「作業用ステージ」とは、サイズを変更可能となっているもの、あるいは、サイズを変更不可能で固定サイズとなっているもの等を含む概念である。また、「作業用ステージ」とは、例えば、床部、及びフレーム部等を備えるものを含む概念である。
また、「床部」とは、作業員が載る作業用の床を形成する部分であり、また、「フレーム部」とは、床部の周囲に設けられる部分であって、床部上の作業領域を取り囲んでいる部分である。
また、「移動手段」とは、移動式足場装置を移動させる手段であり、例えば、少なくとも移動式足場装置に付与される外力に基づいて、移動式足場装置を移動させる手段、あるいは、少なくとも駆動手段にて発生した駆動力に基づいて、移動式足場装置を移動させる手段等を含む概念である。なお、「外力」とは、移動式足場装置に対して、移動式足場装置以外から付与される力であり、例えば、作業員が移動式足場装置を押したり引いたりする力、あるいは、移動式足場装置以外の任意の装置が移動式足場装置を押したり引いたりする力等を含む概念である。なお、「駆動手段」とは、移動式足場装置を移動させるための駆動力を発生する手段であり、例えば、モーター等を含む概念である。
また、「昇降手段」とは、作業用ステージを昇降させる手段であり、例えば、電動工具から付与される力に基づいて作業用ステージを昇降させる手段等を含む概念であり、また、1個のもの、あるいは、複数のもの等を含む概念であり、また、複数の昇降手段が相互に同期して動作するもの等を含む概念である。なお、「電動工具」とは、電動機を内蔵している任意の工具であり、具体的には、少なくとも一部が回転する工具であり、例えば、電動ドリル(以下、単に「ドリル」とも称する)等を含む概念である。
また、「降下制御手段」とは、作業用ステージの降下を禁止又は許可する手段である。
また、「傾斜制御手段」とは、作業用ステージの傾斜を制御する手段であり、また、「地面接地手段」とは、マストを地面に接地する手段であり、また、「相対位置固定手段」とは、複数のマスト相互間の相対位置を固定する手段である。
また、「付属作業用ステージ」とは、作業用ステージの外側に設けられるものであり、具体的には、作業員が載る足場であり、例えば、作業用ステージに対して着脱自在となっているもの、あるいは、作業用ステージに対して着脱自在となっておらず固定されているもの等を含む概念である。
また、「揺動低減手段」とは、作業用ステージの揺れを低減する手段であり、また、「バランス制御手段」とは、移動式足場装置のバランスを制御する手段である。
そして、以下の実施の形態では、「移動式足場装置」は、例えば、マスト、作業用ステージ、移動手段、昇降手段、降下制御手段、地面接地手段、及び相対位置固定手段を備える場合について説明し、他の各手段については、変形例にて説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、移動式足場装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る移動式足場装置の斜視図であり、図2は、移動式足場装置の正面図であり、図3は、移動式足場装置の側面図である。なお、以下の説明では、各図に示すX―Y―Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Z方向が垂直方向であって、X方向及びY方向が垂直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+Z方向を上側(平面)と称し、-Z方向を下側(底面)と称し、また、X方向を作業用ステージの長手方向と称し、また、Y方向を作業用ステージの短手方向と称して説明する。
図1~図3の移動式足場装置900は、自立する装置であって、分解組み立て可能となっている装置であり、例えば、作業用ステージ1、マスト2、移動部3、つなぎ部材4、昇降装置5を備える。なお、移動式足場装置900は、図1においてXY平面における移動式足場装置900の中心を基準にして、X方向及びY方向に対称となるように構成されているので、相互に同様な構成については、特記する場合を除いて、各図において一部の構成にのみ符号を付して説明する。
(構成-作業用ステージ)
作業用ステージ1は、4個のマスト2に支持された状態で昇降するものであり、具体的には、作業員が載る足場であり、例えば、サイズを変更可能となっているものであり、また、X方向において直線状に延在したものであり、また、矩形のものであり、また、金属製のものである。また、作業用ステージ1は、例えば、短手フレーム11、長手フレーム12、及び足場板13を備える。
(構成-作業用ステージ-短手フレーム)
図4は、短手フレーム部材の図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。図1の短手フレーム11は、フレーム部であり、具体的には、足場板13の周囲に設けられる部分であり、また、足場板13上の作業領域を取り囲んでいる部分であり、例えば、手摺としても機能する部分であり、一例としては、図4の短手フレーム部材111を用いて形成される部分である。
(構成-作業用ステージ-短手フレーム-短手フレーム部材)
短手フレーム部材111は、短手フレーム11を形成するための部材であり、例えば、任意の方向に延在する(例えば、縦横斜め方向)棒状部品が結合又は取り付けられて構成されており、一例としては、短手側取付部112、及び扉部113を備える。
(構成-作業用ステージ-短手フレーム-短手フレーム部材-短手側取付部及び扉部)
短手側取付部112は、短手フレーム部材111と他の部材とを相互に固定するための取付手段であり、例えば、貫通孔を備える部分である。また、図4(a)の扉部113は、作業員が作業領域(つまり、図1の足場板13上の領域であって、短手フレーム11及び長手フレーム12によって取り囲まれている領域)に出入りする場合に開閉される開閉扉を形成する部分である。
(構成-作業用ステージ-長手フレーム)
図5は、長手フレーム部材の図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。図1の長手フレーム12は、フレーム部であり、具体的には、足場板13の周囲に設けられる部分であり、また、足場板13上の作業領域を取り囲んでいる部分であり、例えば、手摺としても機能する部分であり、一例としては、長手フレーム部材を複数連結して形成される部分である。
なお、図1の長手フレーム12については、相互に同じサイズ(特に、図1の長手方向(X方向)の長さ)の1種類の長手フレーム部材を相互に連結して形成してもよいし、あるいは、相互に異なるサイズ(特に、図1の長手方向(X方向)の長さ)の複数種類の長手フレーム部材を相互に連結して形成してもよいが、ここでは、例えば、図1の長手フレーム12については、長手方向(X方向)の長さが相互に異なる2種類の長手フレーム部材を2個ずつ用いて合計4個の長手フレーム部材にて1個の長手フレーム12が形成されるように構成されている場合を例示して説明する。また、これらの2種類の長手フレーム部材については、長手方向(図1のX方向)における長さが相互に異なる点を除いて、相互に同様に構成することができるので、2種類の長手フレーム部材のうちのサイズが大きい方(長い方)を図5にて長手フレーム部材121として図示し、また、当該長手フレーム部材121よりもサイズが小さい(短い)長手フレーム部材を「他の長手フレーム部材」と称して説明する。また、長手フレーム部材121と「他の長手フレーム部材」とは、長手方向(図1のX方向)における長さが相互に異なる点を除いて、同様に構成することができるので、長手フレーム部材121について以下で説明し、「他の長手フレーム部材」の説明については省略する。また、これらの2種類の長手フレーム部材(つまり、「長手フレーム部材121」及び「他の長手フレーム部材」)を総称する場合、単に「長手フレーム部材」と称する。
(構成-作業用ステージ-短手フレーム-長手フレーム部材)
長手フレーム部材121は、長手フレーム12を形成するための部材であり、例えば、任意の方向に延在する(例えば、縦横方向)棒状部品が結合又は取り付けられて構成されており、一例としては、長手側保持部122、及び長手側取付孔123を備える。
(構成-作業用ステージ-短手フレーム-長手フレーム部材-長手側保持部及び長手側取付孔)
長手側保持部122は、足場板13の後述する足場板部材131を保持する保持手段であり、例えば、コ字状の溝を備える部分である。また、図5(a)の長手側取付孔123は、長手側保持部122と他の部材(同種の他の部材を含む)とを相互に固定するための取付手段であり、例えば、貫通孔である。
(構成-作業用ステージ-足場板)
図6は、足場板部材の図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。図1の足場板13は、床部であり、例えば、矩形形状の部分であり、一例としては、図6の足場板部材131を複数(例えば14個)用いて形成される部分である。
(構成-作業用ステージ-足場板-足場板部材)
足場板部材131は、足場板13を形成するための部材であり、例えば、平板状の部材であり、一例としては、足場側取付部132を備える。
(構成-作業用ステージ-足場板-足場板部材-足場側取付部)
足場側取付部132は、足場板部材131を長手フレーム部材121に取り付ける取付手段であり、例えば、足場側取付部132の外側に向かって突出する爪状の部分である。
(構成-マスト)
図7は、マスト部材の斜視図である。図1のマスト2は、作業用ステージ1を支持するものであり、具体的には、作業用ステージ1の短手方向(Y方向)において当該作業用ステージ1の少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージ1の両側に設けられているものであり、また、長さを変更可能となっているものであり、例えば、作業用ステージ1の外側に4個設けられているものであり、また、長尺状のものであり、また、金属製のものであり、一例としては、図7のマスト部材21を複数本(例えば、3本)連結したものを3本用いて形成されるものである。
(構成-マスト-マスト部材)
マスト部材21は、マスト2を形成するための最小単位である。このマスト部材21としては公知のものを適用できるので概要のみ説明する。マスト部材21は、例えば、取付凹部211、取付凸部212、ロック部213、トラック部214、及びレール部215を備える。
(構成-マスト-マスト部材-各部)
取付凹部211及び取付凸部212は、マスト部材21同士を連結する部分であり、また、ロック部213は、連結されたマスト部材21同士を固定する部分である。トラック部214は、昇降装置5を移動させる部分であり、例えば、昇降装置5の不図示の回転駆動機構がかみ合う複数の溝がマスト部材21の長手方向に沿って設けられている部分である。レール部215は、昇降装置5の移動を案内する部分であり、例えば、マスト部材21の長手方向に連続して当該マスト部材21の両側に設けられている凹部である。なお、これらのマスト部材21の各部については、図7以外の各図では説明の便宜上、不図示となっている。
(構成-移動部)
図8は、移動部の平面図である。図1の移動部3は、移動式足場装置900を移動させるためのものであり、具体的には、マスト2が取り付けられるものであり、例えば、マスト2と同数設けられているものであり、また、全体としては金属製のものであり、一例としては、車輪31、及びアウトリガー32を備える。
(構成-移動部-車輪)
車輪31は、前述の移動手段であり、例えば、移動式足場装置900をあらゆる方向に移動させられるように、360度方向に方向転換可能となっており、また、図8の移動部3の本体部の4隅に合計4個設けられているものである。
(構成-移動部-アウトリガー)
アウトリガー32は、前述の地面接地手段であり、例えば、図8に示すように、移動部3の本体部(車輪31が設けられている部分)の4隅から当該移動部3の本体部の外側に向かって延在している部分であり、また、移動部3の本体部に対して着脱可能となっているものであり、また、取り付け角度(つまり、アウトリガー32が延在する方向)を変更可能となっているものである。
(構成-つなぎ部材)
図1のつなぎ部材4は、前述の相対位置固定手段であり、具体的には、4個のマスト2相互間の相対位置を固定するものであり、例えば、棒状のものであり、また、金属製のものであり、一例としては、長手方向(X方向)において相互に隣接する2個のマスト2を相互に連結する部材、及び短手方向(Y方向)において相互に隣接する2個のマスト2を相互に連結する部材を含むものである。
(構成-昇降装置)
図9は、昇降装置の斜視図であり、また、図10は、昇降装置の側面図である。なお、図9及び図10では、マスト2に取り付けられた状態の昇降装置5が図示されており、特に、図9では、長手フレーム部材121が取り付けられた状態を図示しており、また、図10は、当該長手フレーム部材121が取り付けられていない状態を図示している。昇降装置5は、前述の昇降手段であり、具体的には、電動工具であるドリルから付与される力に基づいて作業用ステージ1を昇降させるものであり、例えば、マスト2と同数設けられているものであり、また、マスト2のうちの2本のマスト部材21に取りつけられるものであり、また、全体としては金属製のものであり、一例としては、図9のドリル接続部51、解除部52、昇降上側保持部53、及び昇降下側保持部54を備える。
(構成-昇降装置-ドリル接続部)
ドリル接続部51は、電動工具であるドリルが接続される部分である。このドリル接続部51の具体的な構成は任意であるが、例えば、昇降装置5が取り付けられている2本のマスト部材21のうちの一方のトラック部214の溝とかみ合って昇降装置5を昇降させる第1回転駆動機構、及び他方のトラック部214の溝とかみ合って昇降装置5を昇降させる第2回転駆動機構が昇降装置5に設けられていることとし、ドリル接続部51は、これらの第1及び第2回転駆動機構に対して個別に駆動力を伝達する2個のドリルが接続されるように2個設けられている挿入孔、及び各回転駆動機構と接続する接続機構であることとする。そして、ビットが取り外された状態のドリルの先端(つまり、回転する部分)をドリル接続部51に挿入して、当該ドリルの先端を接続機構に接続した状態でドリルの先端を回転した場合、ドリルの回転力が各回転駆動機構に伝達されて、当該回転駆動機構がマスト部材21のトラック部214の溝にかみ合って回転することにより、昇降装置5が昇降することになる。なお、このような昇降装置5を昇降させる具体的な技術については、公知の技術を適用することができるので、詳細の構造等の説明については省略する。
(構成-昇降装置-解除部)
解除部52は、前述の降下制御手段であり、例えば、当該解除部52を作業員が操作すことにより、作業用ステージ1の降下を禁止又は許可するものであり、一例としては、レバーである(説明の便宜上、具体的な構造は不図示)。作業用ステージ1の降下を禁止又は許可するための具体的な構成は任意であるが、例えば、マスト部材21のトラック部214の溝に引っ掛かる不図示の爪部及び不図示のバネ部を昇降装置5に設けて構成することができる。より詳細には、当該爪部をトラック部214の溝にバネ部を用いて付勢し、また、当該爪部について、トラック部214の溝に付勢された状態で作業用ステージ1(つまり、昇降装置5)が上昇する場合に溝に引っ掛からずに、一方、トラック部214の溝に付勢された状態で作業用ステージ1(つまり、昇降装置5)が降下する場合に溝に引っ掛かるように、爪部を任意の形状(一例としては、上部が溝に沿って移動し下部が溝に引っ掛かる形状等)にする。そして、作業員が解除部52を操作(一例としては、解除部52を下側に押下する操作等)した場合、バネ部による付勢力に反して、爪部がトラック部214の溝から離れて作業用ステージ1の降下を許可し、一方、作業員が解除部52の操作をやめた場合(つまり、操作しない場合)に、バネ部による付勢力により、爪部がトラック部214の溝に押し付けられて作業用ステージ1の降下を禁止するように構成することとする。
(構成-昇降装置-昇降上側保持部)
昇降上側保持部53は、長手フレーム部材を保持する保持手段であり、例えば、図1の移動式足場装置900の中央側に向かって突出している部分である。
(構成-昇降装置-昇降下側保持部)
昇降下側保持部54は、長手フレーム部材を保持する保持手段であり、例えば、図10に示すように長手フレーム部材の一部を挟んで保持するように2個設けられているものであり、また、図1の移動式足場装置900の中央側に向かって突出している部分である。
(組み立て手法)
次に、このようにして構成される移動式足場装置900を組み立てる組み立て手法について説明する。この組み立て手法を実行する主体は任意であり、例えば、作業員が手作業にて行うこととする(後述の各手法も同様)。
まず、移動式足場装置900の分解された状態の各部品を、移動式足場装置900を用いて作業を行う作業場所に搬入する。この場合、各構成部品が比較的小さく分解されているので、1名又は2名の作業員が比較的容易に搬入することが可能となる。
次に、図1の移動式足場装置900の寸法を考慮しつつ、移動部3を4個設置して、設置した移動部3各々に対して図8のアウトリガー32を取り付ける。具体的には任意であるが、例えば、アウトリガー32の一端及び移動部3の本体部の四隅に設けられている貫通孔に、不図示の接続ピンを挿通することにより取り付ける。
次に、図10に示すように、各移動部3に対してマスト部材21を3本ずつ取り付ける。具体的には任意であるが、例えば、マスト部材21の図7の取付凸部212を、移動部3の取付部(不図示であり、例えば、図7の取付凹部211の如き凹部を備える取付部)に取り付けて固定する。
次に、図10に示すように、各移動部3の3本のマスト部材21のうちの2本に対して昇降装置5を取り付ける。具体的には任意であるが、例えば、昇降装置5を図7のレール部215に嵌めて取り付ける。詳細には、昇降装置5における、昇降上側保持部53及び昇降下側保持部54等が設けられている側とは反対側に、マスト部材21のレール部215の凹部に取り付けられる取付部が設けられており、この取付部をレール部215に取り付けることにより、昇降装置5を2本のマスト部材21に取り付ける。
次に、図1に示すように、つなぎ部材4を仮留めする。具体的には任意であるが、例えば、つなぎ部材4及び各移動部3に貫通孔が設けられていることとし、この貫通孔を介してボルト及びナットを用いて仮留めする。
次に、図1の各長手フレーム12を形成するために、長手フレーム部材を取り付ける。図11は、長手フレーム部材が取り付けられた状態の昇降装置の側面図であり、図12は、図1に図示されている長手フレームの一部の拡大図である。具体的には任意であるが、例えば、まず、図11に示すように、各昇降装置5に対して長手フレーム部材121を取り付ける。詳細には、長手フレーム部材121の一部(長手フレーム部材121における上段の棒状部品)が昇降上側保持部53に保持され、また、当該長手フレーム部材121の他の一部(長手フレーム部材121の下段の棒状部品)が2個の昇降下側保持部54の間に挟まれて保持されるように、取り付ける。次に、図11に示すように、昇降下側保持部54及び長手フレーム部材121に設けられている貫通孔に対して接続ピン541を挿通することにより、固定する。次に、図1に示すように、長手フレーム部材を4個ずつ連結することにより、各長手フレーム12を形成する。詳細には、図12の連結部材81を2個の長手フレーム部材の対向する端部に連続的にかぶせて、連結部材81の連結側取付孔811及び長手フレーム部材の長手側取付孔に、不図示の接続ピンを挿通して連結する。なお、ここでの連結部材81を用いて連結する部分は任意であり、例えば、2個の長手フレーム部材の対向する3組の端部全てを連結部材81にて連結してもよいが、例えば、移動式足場装置900の全体のねじれや振動を吸収できるように、一部を連結されていないフリーの状態とするために、中段の端部以外の上下の2組の端部を連結する。このようにして、図1の各長手フレーム12を形成する。
次に、図1の足場板13を形成するために、足場板部材131を取り付ける。図13は、長手フレーム部材及び足場板部材が取り付けられた状態の昇降装置の側面図であり、図14は、図13の一部の拡大図である。具体的には任意であるが、例えば、まず、図14に示すように、足場板部材131の一方側の足場側取付部132を、長手フレーム部材121の長手側保持部122に引っ掛けて、一方側の長手フレーム12に対して足場板部材131を取り付ける。次に、当該足場板部材131の他方側の足場側取付部132も同様にして引っ掛けて、他方側の長手フレーム12に対しても足場板部材131を取り付ける。この作業を、複数の足場板部材131全てについて行うことにより、足場板13を形成する。
次に、図1の各短手フレーム11を形成するために、短手フレーム部材111を取り付ける。図15は、図1に図示されている短手フレーム及び長手フレームの一部の拡大図である。具体的には任意であるが、例えば、図15に示すように、短手側取付部112の貫通孔及び長手フレーム部材121の長手側取付孔123(図15では符号「123」は省略されている)に、不図示の接続ピンを相通して、短手フレーム部材111を長手フレーム部材121に取り付ける。なお、ここでは、短手フレーム部材111に対向する長手フレーム部材121の3個の端部のうちの中段の端部のみに連結されることになるので、他の2個の端部が連結されていないフリーの状態となり、移動式足場装置900の全体のねじれや振動を吸収できるようになる。
次に、図1の仮留めされた状態のつなぎ部材4のボルト及びナットを締めて固定し、また、アウトリガー32を調整して地面に固定した上で、昇降装置5に対して電動工具を取り付ける。図16は、ドリルが取り付けられた状態の昇降装置の斜視図である。具体的には任意であるが、例えば、2個のドリル82の先端をドリル接続部51の挿入した状態で、昇降装置5の不図示の固定金具に2個のドリル82を固定することより取り付ける。
次に、昇降装置5が取り付けられた状態のマスト部材21に対して、図7のマスト部材21を連結してマスト2を形成する。具体的には任意であり、例えば、各マスト部材21の取付凹部211に対して取付凸部212を取り付けて連結することにより、マスト2を形成する。この場合、図2に示すように、マスト2が比較的高くなるので、1個のマスト2における3本のマスト部材21同士の相対的位置関係を固定するために、図1、図2、及び図10のマスト部材連結具200を用いて3本のマスト部材21同士を固定する。なお、マスト部材連結具200とは、相互に隣接する3本のマスト部材21同士を連結して相互に固定する部材であり、マスト2に対して任意の個数だけ設けられるものである。なお、本実施の形態では、マスト連結具200を用いて最下段のマスト部材21同士を連結する場合を例示しているが、マスト2の高さ方向(Z方向)において他の位置(例えば、図示されているものよりも上側(+Z方向)の位置)に設けて連結してもよい。これにて、図1に示す移動式足場装置900が組み立てられる。なお、図1では、ドリル82は、説明の便宜上不図示となっている。
(分解手法)
次に、移動式足場装置900を分解する分解手法について説明する。分解手法の具体的な手順は任意であるが、例えば、前述の組み立て手法の手順に対応する分解の手順を、当該組み立て手法の手順とは反対側から行うことにより、移動式足場装置900を各部品に分解することができるので、詳細の説明は省略する。
(使用方法)
次に、移動式足場装置900の使用方法について説明する。なお、ここでは、例えば、4名の作業員が作業を行う場合を例示して、使用方法について説明する。
まず、各作業員は、移動式足場装置900を押したり引いたりして、作業を行う対象である例えば建物の壁の近傍まで移動させる。なお、この場合、移動式足場装置900は、アウトリガー32にて地面に固定されるので、移動前にアウトリガー32を取り外したり地面に対する固定を緩めたりした上で、移動式足場装置900を移動させ、移動後に当該アウトリガー32を取り付けて移動式足場装置900を地面に接地して固定することとする(後述するように、移動式足場装置900を建物の壁から遠ざける場合も同様とする)。
次に、各作業員は、短手フレーム11における図4の扉部113を開けて作業用ステージ1に乗りこんだ後、2個の図16のドリル82を同時に操作して正転(回転)させる。この場合、各ドリル82の回転力が昇降装置5に伝達されて、当該伝達された力により昇降装置5の回転駆動機構が、マスト部材21のトラック部214の溝とかみ合った状態で回転することにより、昇降装置5に支持されている作業用ステージ1が昇降装置5と共に上昇する。なお、ここでは、作業員が解除部52を操作していないので、前述の不図示の爪部が、前述の不図示のバネ部によってトラック部214の溝側に付勢されているが、上部が溝に沿って移動し下部が溝に引っ掛かる形状となっているので、上昇中には当該爪部がトラック部214の溝に引っ掛からないことになっている。
次に、所定位置まで上昇した場合、各作業員は、ドリル82の操作をやめて建物の天井や壁についての任意の作業(例えば、新築工事、改修工事等)を行う。なお、この場合、前述の不図示の爪部が、前述の不図示のバネ部によってトラック部214の溝側に付勢されているので、当該爪部がトラック部214の溝に引っ掛かることにより、作業用ステージ1が不意に降下してしまうことが防止されるので、作業の安全性を確保することが可能となる。
次に、作業終了後に、各作業員は、4個の昇降装置5に取り付けられている図16の解除部52を操作して降下を許可する。この場合、作業員が解除部52を操作しているので、前述の不図示の爪部が、バネ部による付勢力に反して、トラック部214の溝から離されるので、降下中には当該爪部がトラック部214の溝に引っ掛からずに、降下可能となる。そして、2個の図16のドリル82のうちの1個を同時に操作して反転(回転)させる。この場合、ドリル82の回転力が昇降装置5に伝達されて、当該伝達された力により昇降装置5の回転駆動機構が、マスト部材21のトラック部214の溝とかみ合った状態で回転することにより、昇降装置5に支持されている作業用ステージ1が昇降装置5と共に降下する。なお、ここでは、例えば、重力が存在するので、上昇させる場合に比べて小さな回転力に昇降装置5を降下させることができるので、前述のように4個の昇降装置5各々において1個のドリル82を操作することにより、降下させることが可能となる。
次に、各作業員は、短手フレーム11における図4の扉部113を開けて作業用ステージ1から降りた後、移動式足場装置900を押したり引いたりして、作業を行う対象である例えば建物の壁から遠ざける。これにて、使用方法の説明を終了する。
(マストの長さの変更)
また、移動式足場装置900のマスト2については、マスト部材21を相互に連結して形成されているので、当該連結されているマスト部材21の個数を増減させることにより長さを調整することができるので、作業の対象の高さ等に応じてマスト2の長さを変更することが可能となる。
(作業用ステージのサイズの変更)
また、移動式足場装置900の作業用ステージ1については、短手フレーム部材111、長手フレーム部材121、「他の長手フレーム部材」、及び足場板部材131を相互に組み合わせて形成されているので、当該各部材(特に、長手フレーム部材)の個数を増減させることによりサイズを調整することができるので、作業の対象の領域の広さや作業内容等に応じて作業用ステージ1のサイズを変更することが可能となる。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、昇降する作業用ステージ1と移動式足場装置900を移動させる車輪31とを備えることにより、例えば、作業用ステージ1を昇降させたり、移動式足場装置900を移動させたりすることができるので、作業対象箇所の全域にわたって移動式足場装置900を設置することが不要となり、移動式足場装置900を容易に設置することができ、移動式足場装置900を用いて行う作業の作業効率を向上させる事が可能となる。また、移動式足場装置900が分解組み立て可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置900を分解して搬入又は搬出することができるので、一例としては重機等を用いずに作業員が手持ちで搬入又は搬出することができ、移動式足場装置900の可搬性を向上させる事が可能となる。
また、マスト2が、作業用ステージ1の短手方向(Y方向)において当該作業用ステージ1の少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージ1の両側に設けられていることにより、例えば、長手方向(X方向)と短手方向(Y方向)とのうちのバランスを崩す可能性が比較的高い短手方向(Y方向)において、作業用ステージ1の両側にマスト2を設けることができるので、移動式足場装置900が倒れるのを防止する事が可能となる。
また、マスト2は、長さを変更可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置900を設置する場所の天井の高さや、作業対象箇所の高さ等を考慮してマスト2の長さを適宜変更することができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
また、作業用ステージ1は、サイズを変更可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置900の設置スペースの広さや、移動式足場装置900を用いて行う作業内容等を考慮して作業用ステージ1のサイズを適宜変更することができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
また、作業用ステージ1が短手フレーム11、長手フレーム12、及び足場板13を備えることにより、例えば、作業用ステージ1の強度を維持する事が可能となり、また、短手フレーム11及び長手フレーム12を手摺としても用いることができるので安全性を確保する事が可能となる。
また、車輪31は、少なくとも移動式足場装置900に付与される外力に基づいて、移動式足場装置900を移動させることにより、例えば、作業員が引いたり押したりすることにより移動式足場装置900を移動させることができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
また、電動工具であるドリル82から付与される力に基づいて、作業用ステージ1を昇降させることにより、例えば、作業員に馴染みの深い工具にて昇降させることができるので、誤操作等を防止する事が可能となる。
また、作業用ステージ1の降下を禁止又は許可する解除部52を備えることにより、例えば、不意に作業用ステージ1が降下することを防止できるので、安全性を確保する事が可能となる。
また、マスト2を地面に接地するアウトリガー32を備えることにより、例えば、移動式足場装置900が倒れることを防止できるので、安全性を確保する事が可能となる。
また、複数のマスト2相互間の相対位置を固定するつなぎ部材4を備えることにより、例えば、移動式足場装置900の移動中に複数のマスト2の相対位置が変化して移動式足場装置900がねじれること等を防止できるので、移動式足場装置900の耐久性を向上させる事が可能となる、
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値(個数)、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(駆動部について)
また、移動式足場装置900に対して、駆動部を設けてもよい。なお、「駆動部」とは、前述の駆動手段である。具体的な構成は任意であるが、例えば、駆動部であるモーターを移動式足場装置900に実装した上で、当該モーターを外部電源又はバッテリにて駆動した上で、当該モーターにて移動式足場装置900の車輪31を回転させて、移動式足場装置900を移動させるように構成してもよい。この場合、モーターの駆動力のみで移動式足場装置900を移動させるようにしてもよいし、作業員が移動式足場装置900を引いたり押したりした力をモーターの駆動力でアシストして移動式足場装置900を移動させるようにしてもよい。このように構成した場合、移動手段である車輪は、少なくとも駆動部にて発生した駆動力に基づいて、移動式足場装置900を移動させることにより、例えば、移動式足場装置900を容易に移動させることができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
(同期について)
また、4個の昇降装置5を相互に同期して動作するように構成してもよい。具体的な構成は任意であるが、例えば、4個の昇降装置5を相互に電気的に接続した状態で、各昇降装置5が相互に同じ速さ又はタイミングで昇降する制御を行う制御装置(例えば、集中して制御する1つの制御コンピュータ、あるいは、各昇降装置5に内蔵される制御コンピュータ等)を設けた上で、当該制御装置による制御により、4個の昇降装置5が相互に同じ速さ又はタイミングで上昇したり、あるいは、相互に同じ速さ又はタイミングで降下したりするように構成してもよい。また、例えば、前述の降下制御手段の機能も4個の昇降装置5の間で相互に連動するように構成してもよい。このように構成した場合、複数の昇降装置5は、相互に同期して動作することにより、例えば、作業用ステージ1をスムーズに昇降させる事が可能となる。
(傾斜制御部について)
また、移動式足場装置900に対して、傾斜制御部を設けてもよい。なお、「傾斜制御部」とは、前述の傾斜制御手段である。具体的な構成は任意であるが、例えば、「(同期について)」で説明した制御装置を設けて、当該制御装置に対して傾斜制御手段の機能を実装し、任意の傾斜センサ(水平方向に対する傾斜角度を検出する任意のセンサ)を作業用ステージ1の任意の箇所(例えば、4隅等)に設置した上で、以下のように処理するように構成してもよい。詳細には、制御装置が、傾斜センサで検出した作業用ステージ1の傾斜角度を取得し、取得結果に基づいて複数の昇降装置各々を昇降させることにより、作業用ステージ1を水平に維持するように制御してもよい。このように構成した場合、作業用ステージ1の傾斜を制御する傾斜制御部を備えることにより、例えば、作業用ステージ1が傾いている場合に、当該作業用ステージ1を水平に保つことができるので、安全性を確保する事が可能となる。
また、例えば、複数の昇降装置5各々を昇降させるための具体的な構成は任意であるが、例えば、各昇降装置5内にギアを設けて当該ギアを切り替えて制御してもよいし、あるいは、各ドリル82を動作させるための電源装置を制御して、各ドリル82に供給する電源をオンオフすることにより、昇降装置5の移動中に昇降タイミングを調整して作業用ステージ1を水平に保ってもよい。
(付属作業用ステージについて)
また、付属作業用ステージを用いてもよい。具体的な構成は任意であるが、例えば、図1の移動式足場装置900の作業用ステージ1よりも小さい(例えば、作業員一人が立って作業を行うことができる程度の面積であり、作業用ステージ1の足場板13の10分の1~20分の1程度の面積等)付属作業用ステージを製造した上で、製造した付属作業用ステージを作業用ステージ1に取り付けて用いてもよい。取付構造は任意であるが、例えば、作業用ステージ1の短手フレーム11又は長手フレーム12の各フレーム部材の水平方向(X方向又はY方向)に延在している棒状部品に、引っ掛けられるフックの如き取付部材を付属作業用ステージに設けて、当該取付部材を各フレーム部材に引っ掛けて取り付けるように構成してもよい。また、付属作業用ステージについては、例えば、折りたたみ可能な構造としてもよい。このように構成した場合、作業用ステージ1の外側に設けられる付属作業用ステージを備えることにより、例えば、作業用ステージ1からは届かない位置についても、付属作業用ステージを用いて作業を行うことができるので、利便性を向上させる事が可能となる。また、付属作業用ステージが着脱自在となっていることにより、例えば、必要な場合にのみ付属作業用ステージを用いることができるので、利便性を更に向上させる事が可能となる。
(揺動低減部について)
また、移動式足場装置900に対して、揺動低減部を設けてもよい。なお、「揺動低減部」とは、前述の揺動低減手段である。具体的な構成は任意であるが、例えば、所定径の単管(複数のマスト2同士を連結して揺れを低減するための単管)を移動式足場装置900の任意の位置に揺動低減部として設けてもよい。当該単管を設ける位置は任意であるが、例えば、図1の4本のマスト2の上部(最も上側(+Z方向))の位置又は上部付近の位置同士を相互に連結するように単管を設けてもよい。詳細には、例えば、短手方向(Y方向)において作業用ステージ1を介して対向しているマスト2同士を連結する2本の単管と、長手方向(X方向)において対向しているマスト2同士を連結する2本の単管とを、揺動低減部として設けてもよい。また、これらの一部のみを設けてもよい。あるいは、長手方向(X方向)において対向しているマスト2同士をブレースで連結して当該ブレースを揺動低減部として用いてもよい。また、作業員による作業の邪魔になることを防止するために、揺動低減部を着脱自在としてもよい。このように構成した場合、作業用ステージ1の揺れを低減する揺動低減部を備えることにより、例えば、作業用ステージ1上で作業を行っている作業員の安全性を向上させる事が可能となり、また、当該作業員に不快感が与えられるのを防止する事が可能となる。
(バランス制御部について)
また、移動式足場装置900に対して、バランス制御部を設けてもよい。なお、「バランス制御部」とは、前述のバランス制御手段である。具体的な構成は任意であるが、例えば、移動式足場装置900にバラスト(重り)を設けて、バラストの位置を変更することにより、移動式足場装置900の重心の位置を、変更したり一定に維持したりして移動式足場装置900のバランスを制御してもよい。より詳細には、例えば、図1の4本のマスト2に対して作業用ステージ1の高さに応じて高さが変更されるバラストを設けて、当該バラストにて移動式足場装置900のバランスを制御してもよい。詳細には、例えば、作業用ステージ1が上昇した場合に、バラストが降下し、一方、作業用ステージが降下した場合に、バラストが上昇する機構(例えば、マスト2の天面に滑車を設けて、所定長の紐の一端を作業用ステージに固定した上で、当該紐を当該滑車を介してかけわたして当該紐の他端にバラストを固定して当該バラストを吊り下げる機構等)を設けた上で、当該バラストにて移動式足場装置900のバランスを制御してもよい。あるいは、バラストの位置を電動で移動させる機構をマスト2に設けた上で、当該バラストにて移動式足場装置900のバランスを制御してもよい。なお、この場合、バラスト、あるいは、各機構等が、バランス制御部に相当する。このように構成した場合、移動式足場装置900のバランスを制御するバランス制御部を備えることにより、例えば、移動式足場装置900が倒れることを防止することができるので、安全性を確保する事が可能となる。
(昇降装置について)
また、上記実施の形態では、4名の作業員各々がドリル82を操作することにより、昇降装置5を動作させる場合について説明したが、昇降装置5を任意に改造してもよい。例えば、フットスイッチを設けて、当該フットスイッチにて昇降装置5を動作できるように改造して、4名よりも少ない人数で作業用ステージ1を昇降できるように改造してもよい。
(目印について)
また、作業用ステージ1の高さを目視確認できるように、目印を設けてもよい。具体的には、4個のマスト2に対して高さを示す情報(例えば、色、印、数字、又は文字等)を付した上で、作業員が当該情報と作業用ステージ1との位置関係を目視確認した上で、作業用ステージ1の高さを認識できるように構成してもよい。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に選択して組み合わせてもよく、あるいは、一部の特徴を省略したりしてもよい。
(付記)
付記1の移動式足場装置は、自立する移動式足場装置であって、マストと、前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっている。
付記2の移動式足場装置は、付記1に記載の移動式足場装置において、前記作業用ステージは、直線状に延在しており、前記マストは、前記作業用ステージの短手方向において当該作業用ステージの少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージの両側に設けられている。
付記3の移動式足場装置は、付記1又は2に記載の移動式足場装置において、前記マストは、長さを変更可能となっている。
付記4の移動式足場装置は、付記1から3の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記作業用ステージは、サイズを変更可能となっている。
付記5の移動式足場装置は、付記1から4の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記作業用ステージは、床部と、前記床部の周囲に設けられるフレーム部であって、前記床部上の作業領域を取り囲んでいる前記フレーム部と、を備える。
付記6の移動式足場装置は、付記1から5の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動手段は、少なくとも前記移動式足場装置に付与される外力に基づいて、前記移動式足場装置を移動させる。
付記7の移動式足場装置は、付記1から6の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記移動式足場装置を移動させるための駆動力を発生させる駆動手段、を備え、前記移動手段は、少なくとも前記駆動手段にて発生した駆動力に基づいて、前記移動式足場装置を移動させる。
付記8の移動式足場装置は、付記1から7の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備える。
付記9の移動式足場装置は、付記8に記載の移動式足場装置において、前記昇降手段は、複数設けられており、複数の前記昇降手段は、相互に同期して動作する。
付記10の移動式足場装置は、付記8又は9に記載の移動式足場装置において、前記昇降手段は、前記作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段、を備える。
付記11の移動式足場装置は、付記1から10の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの傾斜を制御する傾斜制御手段、を備える。
付記12の移動式足場装置は、付記1から11の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記マストを地面に接地する地面接地手段、を備える。
付記13の移動式足場装置は、付記1から12の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記マストは、前記作業用ステージに対して複数設けられており、前記移動式足場装置は、複数の前記マスト相互間の相対位置を固定する相対位置固定手段、を備える。
付記14の移動式足場装置は、付記1から13の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの外側に設けられる付属作業用ステージ、を備え、前記付属作業用ステージは、前記作業用ステージに対して着脱自在である。
付記15の移動式足場装置は、付記1から14の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの揺れを低減する揺動低減手段、を備える。
付記16の移動式足場装置は、付記1から15の何れか一項に記載の移動式足場装置において、前記移動式足場装置は、前記移動式足場装置のバランスを制御するバランス制御手段、を備える。
(付記の効果)
付記1に記載の移動式足場装置によれば、昇降する作業用ステージと移動式足場装置を移動させる移動手段とを備えることにより、例えば、作業用ステージを昇降させたり、移動式足場装置を移動させたりすることができるので、作業対象箇所の全域にわたって移動式足場装置を設置することが不要となり、移動式足場装置を容易に設置することができ、移動式足場装置を用いて行う作業の作業効率を向上させる事が可能となる。また、移動式足場装置が分解組み立て可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を分解して搬入又は搬出することができるので、一例としては重機等を用いずに作業員が手持ちで搬入又は搬出することができ、移動式足場装置の可搬性を向上させる事が可能となる。
付記2に記載の移動式足場装置によれば、マストが、作業用ステージの短手方向において当該作業用ステージの少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージの両側に設けられていることにより、例えば、長手方向と短手方向とのうちのバランスを崩す可能性が比較的高い短手方向において、作業用ステージの両側にマストを設けることができるので、移動式足場装置が倒れるのを防止する事が可能となる。
付記3に記載の移動式足場装置によれば、マストは、長さを変更可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置を設置する場所の天井の高さや、作業対象箇所の高さ等を考慮してマストの長さを適宜変更することができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
付記4に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージは、サイズを変更可能となっていることにより、例えば、移動式足場装置の設置スペースの広さや、移動式足場装置を用いて行う作業内容等を考慮して作業用ステージのサイズを適宜変更することができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
付記5に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージが床部とフレーム部とを備えることにより、例えば、作業用ステージの強度を維持する事が可能となり、また、フレーム部を手摺としても用いることができるので安全性を確保する事が可能となる。
付記6に記載の移動式足場装置によれば、移動手段は、少なくとも移動式足場装置に付与される外力に基づいて、移動式足場装置を移動させることにより、例えば、作業員が引いたり押したりすることにより移動式足場装置を移動させることができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
付記7に記載の移動式足場装置によれば、移動手段は、少なくとも駆動手段にて発生した駆動力に基づいて、移動式足場装置を移動させることにより、例えば、移動式足場装置を容易に移動させることができるので、利便性を向上させる事が可能となる。
付記8に記載の移動式足場装置によれば、電動工具から付与される力に基づいて、作業用ステージを昇降させることにより、例えば、作業員に馴染みの深い工具にて昇降させることができるので、誤操作等を防止する事が可能となる。
付記9に記載の移動式足場装置によれば、複数の昇降手段は、相互に同期して動作することにより、例えば、作業用ステージをスムーズに昇降させる事が可能となる。
付記10に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段を備えることにより、例えば、不意に作業用ステージが降下することを防止できるので、安全性を確保する事が可能となる。
付記11に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージの傾斜を制御する傾斜制御手段を備えることにより、例えば、作業用ステージが傾いている場合に、当該作業用ステージを水平に保つことができるので、安全性を確保する事が可能となる。
付記12に記載の移動式足場装置によれば、マストを地面に接地する地面接地手段を備えることにより、例えば、移動式足場装置が倒れることを防止できるので、安全性を確保する事が可能となる。
付記13に記載の移動式足場装置によれば、複数のマスト相互間の相対位置を固定する相対位置固定手段を備えることにより、例えば、移動式足場装置の移動中に複数のマストの相対位置が変化して移動式足場装置がねじれること等を防止できるので、移動式足場装置の耐久性を向上させる事が可能となる。
付記14に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージの外側に設けられる付属作業用ステージを備えることにより、例えば、作業用ステージからは届かない位置についても、付属作業用ステージを用いて作業を行うことができるので、利便性を向上させる事が可能となる。また、付属作業用ステージが着脱自在となっていることにより、例えば、必要な場合にのみ付属作業用ステージを用いることができるので、利便性を更に向上させる事が可能となる。
付記15に記載の移動式足場装置によれば、作業用ステージの揺れを低減する揺動低減手段を備えることにより、例えば、作業用ステージ上で作業を行っている作業員の安全性を向上させる事が可能となり、また、当該作業員に不快感が与えられるのを防止する事が可能となる。
付記16に記載の移動式足場装置によれば、移動式足場装置のバランスを制御するバランス制御手段を備えることにより、例えば、移動式足場装置が倒れることを防止することができるので、安全性を確保する事が可能となる。
1 作業用ステージ
2 マスト
3 移動部
4 つなぎ部材
5 昇降装置
11 短手フレーム
12 長手フレーム
13 足場板
21 マスト部材
31 車輪
32 アウトリガー
51 ドリル接続部
52 解除部
53 昇降上側保持部
54 昇降下側保持部
81 連結部材
82 ドリル
111 短手フレーム部材
112 短手側取付部
113 扉部
121 長手フレーム部材
122 長手側保持部
123 長手側取付孔
131 足場板部材
132 足場側取付部
211 取付凹部
212 取付凸部
213 ロック部
214 トラック部
215 レール部
200 マスト部材連結具
541 接続ピン
811 連結側取付孔
900 移動式足場装置

Claims (18)

  1. 自立する移動式足場装置であって、
    マストと、
    前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、
    前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、
    前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、
    前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、
    1個の前記昇降手段は、
    前記電動工具が接続される接続部を2個備えており、
    1個の前記昇降手段は、
    2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを上昇させ、
    2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具の内の1個のみの前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを降下させる、
    移動式足場装置。
  2. 自立する移動式足場装置であって、
    マストと、
    前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、
    前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、
    前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、
    前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、
    前記昇降手段は、前記作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段、を備え、
    前記降下制御手段は、前記作業用ステージに乗っているユーザによって操作されるレバー、を含み、
    前記昇降手段は、
    ユーザによって前記レバーが操作されている場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させる、
    ユーザによって前記レバーが操作されていない場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させない、
    移動式足場装置。
  3. 前記昇降手段は、前記電動工具が接続される接続部、を更に備え、
    前記移動式足場装置は、前記接続部に接続された前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させ、
    前記接続部は、前記電動工具の一部が挿入されて接続される2個の挿入孔であって、相互に隣接している前記2個の挿入孔を含み、
    前記レバーは、前記挿入孔よりも上方に設けられており、
    前記レバーは、前記2個の挿入孔が隣接する方向において延在している、
    請求項2に記載の移動式足場装置。
  4. 前記昇降手段は、複数設けられており、
    複数の前記昇降手段は、相互に同期して動作する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  5. 記移動式足場装置は、前記作業用ステージの傾斜を制御する傾斜制御手段、を備え、
    前記作業用ステージには、当該作業用ステージの傾斜角度を検出する傾斜センサが設けられており、
    前記傾斜制御手段は、前記傾斜センサの検出結果に基づいて、前記作業用ステージの傾斜を制御する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  6. 記移動式足場装置は、前記移動式足場装置のバランスを制御するバランス制御手段、を備え、
    前記バランス制御手段は、前記作業用ステージが上昇又は降下した場合に、前記移動式足場装置に設けられている重りの高さ方向における位置を変更することにより、前記移動式足場装置のバランスを制御するように構成されている、
    請求項1から5の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  7. 前記作業用ステージは、直線状に延在しており、
    前記マストは、前記作業用ステージの短手方向において当該作業用ステージの少なくとも一部を挟んで、当該作業用ステージの両側に設けられている、
    請求項1からの何れか一項に記載の移動式足場装置。
  8. 前記マストは、長さを変更可能となっている、
    請求項1からの何れか一項に記載の移動式足場装置。
  9. 前記作業用ステージは、サイズを変更可能となっている、
    請求項1からの何れか一項に記載の移動式足場装置。
  10. 前記作業用ステージは、
    床部と、
    前記床部の周囲に設けられるフレーム部であって、前記床部上の作業領域を取り囲んでいる前記フレーム部と、を備える、
    請求項1からの何れか一項に記載の移動式足場装置。
  11. 前記移動手段は、少なくとも前記移動式足場装置に付与される外力に基づいて、前記移動式足場装置を移動させる、
    請求項1から10の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  12. 前記移動式足場装置は、前記移動式足場装置を移動させるための駆動力を発生させる駆動手段、を備え、
    前記移動手段は、少なくとも前記駆動手段にて発生した駆動力に基づいて、前記移動式足場装置を移動させる、
    請求項1から11の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  13. 前記マストを地面に接地する地面接地手段、を備える、
    請求項1から12の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  14. 前記マストは、前記作業用ステージに対して複数設けられており、
    前記移動式足場装置は、複数の前記マスト相互間の相対位置を固定する相対位置固定手段、を備える、
    請求項1から13の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  15. 前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの外側に設けられる付属作業用ステージ、を備え、
    前記付属作業用ステージは、前記作業用ステージに対して着脱自在である、
    請求項1から14の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  16. 前記移動式足場装置は、前記作業用ステージの揺れを低減する揺動低減手段、を備える、
    請求項1から15の何れか一項に記載の移動式足場装置。
  17. 自立する移動式足場装置の使用方法であって、
    前記移動式足場装置は、
    マストと、
    前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、
    前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、
    前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、
    前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、
    1個の前記昇降手段は、
    前記電動工具が接続される接続部を2個備えており、
    1個の前記昇降手段は、
    2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを上昇させ、
    2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具の内の1個のみの前記電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを降下させるように構成されており、
    前記使用方法は、
    2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具を動作させて、2個の当該電動工具からの力を前記昇降手段に付与することにより、前記作業用ステージを上昇させるステップと、
    2個の前記接続部に接続された2個の前記電動工具の内の1個のみの前記電動工具を動作させて、1個のみの当該電動工具からの力を前記昇降手段に付与することにより、前記作業用ステージを降下させるステップと、を含む、
    使用方法。
  18. 自立する移動式足場装置の使用方法であって、
    前記移動式足場装置は、
    マストと、
    前記マストに支持された状態で昇降する作業用ステージと、
    前記移動式足場装置を移動させる移動手段と、を備え、
    前記移動式足場装置は、分解組み立て可能となっており、
    前記移動式足場装置は、電動工具から付与される力に基づいて、前記作業用ステージを昇降させる昇降手段、を備え、
    前記昇降手段は、前記作業用ステージの降下を禁止又は許可する降下制御手段、を備え、
    前記降下制御手段は、前記作業用ステージに乗っているユーザによって操作されるレバー、を含み、
    前記昇降手段は、
    ユーザによって前記レバーが操作されている場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させる、
    ユーザによって前記レバーが操作されていない場合において、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力が付与された場合、前記作業用ステージを降下させないように構成されており、
    前記使用方法は、
    前記レバーを操作した状態で前記電動工具を動作させて、前記電動工具からの前記作業用ステージを降下させるための力を前記昇降手段に付与することにより、前記作業用ステージを降下させるステップ、を含む、
    使用方法。
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