JP2016121014A - 昇降作業台及びこの昇降作業台における昇降方法 - Google Patents

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Yosuke Kijima
洋介 木嶋
石川 潤
Jun Ishikawa
潤 石川
原田 浩司
Koji Harada
浩司 原田
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Abstract

【課題】作業者の負担を抑えるとともに電源供給の必要がない利便性の高い昇降作業台を提供する。
【解決手段】本発明の昇降作業台1は、ベースフレーム2と、ベースフレーム2に立設された支柱3と、支柱3に沿って移動自在な昇降プレート4と、昇降プレート4に取付けられかつ作業者を搭乗させるための搭乗部5とを備える。軸方向に延びかつ回転自在に支持されたウォーム軸26と、ウォーム軸26の回転動作を昇降プレート4の昇降方向への進行動作に変換するウォームホイール29、小歯車30及び大歯車31とを有し、ウォーム軸26は、携帯型電動ドライバDによって回転駆動される。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば中低層建築物の外装面や屋内の高所壁面を補修等する場合に用いる昇降作業台に関するものである。
従来、例えば中低層の建築物の外装面や屋内の高所壁面に対して補修等を行う場合に用いる昇降作業台が知られている(例えば特許文献1参照)。この昇降作業台50では、ベース台51上に入れ子式の3段伸縮構造の伸縮支柱52が立設され、伸縮支柱52の上部に作業者が作業を行う作業部53が設けられている。作業部53の乗り込み口53aとベース台51との間には、3段式に伸縮自在の伸縮梯子54が連結されている。
この昇降作業台50では、複数の伸縮支柱52のうち最下段の伸縮支柱52に手動ウィンチ55が設けられている。手動ウィンチ55は、伸縮支柱52を伸縮させるためのリフトワイヤ56を巻き取るものであり、図示しないドラムとハンドル57を備えている。
上記構成により、作業者は、ハンドル57を用いて手動ウィンチ55を手動で回転させることにより伸縮支柱52及び伸縮梯子54を伸長させる。この場合、伸縮支柱52が伸長されると、伸縮梯子54も伸長される。そして、作業者は、伸長された伸縮梯子54を昇ることにより作業部53に上がることができる。
しかしながら、上記昇降作業台50では、作業者が手動ウィンチ55を手動で回転させて伸縮支柱52を伸長させるので、多大な労力を有するといった問題点があった。また、上記昇降作業台50では、作業者は、伸長された伸縮梯子54を昇って作業部53に上がるため、伸縮梯子54を昇る際に誤って墜落したり、作業工具を落下させたりするおそれがあった。
このような昇降作業台の中には、手動ウィンチ55ではなく例えば電動モータ等によって伸縮支柱を伸長させ搭乗部を昇降させるものもあるが、この昇降作業台では、電動モータ等を駆動させるための電源が必要となる。そのため、昇降作業台を設置する場合、電源を供給できる場所に制限され、電源が供給できない場所では昇降作業台を使用できないといった不都合があった。また、電動モータ等を備えると装置自体が大きくかつ重量も重くなり、昇降作業台を簡単に移動できないといった問題点もあった。
特開2013−256354号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、作業者の負担を抑えるとともに電源供給の必要がない利便性の高い昇降作業台を提供することをその課題とする。また、この昇降作業台における昇降方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される昇降作業台は、ベースフレームと、前記ベースフレームに立設された支柱と、前記支柱に沿って移動自在な昇降部と、前記昇降部に取付けられかつ作業者を搭乗させるための搭乗部とを備える昇降作業台であって、軸方向に延びかつ回転自在に支持された回転部材と、前記回転部材の回転動作を前記昇降部の昇降方向への進行動作に変換する変換手段とを有し、前記回転部材は、外部の回転駆動部材によって回転駆動されることを特徴としている。
本発明の昇降作業台において、前記回転部材は、回転自在に支持されたウォーム軸からなり、前記変換手段は、前記ウォーム軸に歯合されるウォームホイールと、前記ウォームホイールに連続的に歯合された複数の歯車とによって構成されており、前記支柱には、前記複数の歯車のうち最後段の歯車に係合される複数の係合孔が上下方向に沿って形成されており、前記ウォーム軸の先端には、前記外部の回転駆動部材と接合するための接合手段が設けられているとよい。
本発明の昇降作業台において、前記接合手段は、中空構造であって上面に開口を有するケースと、前記ケースの内部において上下方向に変位自在なブレーキ部材と、下端が前記ウォーム軸に当接され、前記ブレーキ部材を前記ケースの内部天井面側に付勢するばね部材とを備えており、前記搭乗部に作業者が搭乗することによって前記搭乗部に荷重が加わることにより前記複数の歯車及びウォーム軸が回転することを、前記ブレーキ部材を前記ケースの内部天井面に当接させることによって抑制するとよい。
本発明の昇降作業台において、前記接合手段は、前記外部の回転駆動部材から前記開口を通じて所定の押圧力が加わったとき、前記ブレーキ部材を変位させて前記ケースの内部天井面から離間させることにより、前記ブレーキ部材による回転の抑制を解除するとよい。
本発明の昇降作業台において、前記外部の回転駆動部材は、充電することによって回転駆動可能な携帯型電動ドライバであるとよい。
本発明の第2の側面によって提供される昇降作業台における昇降方法は、ベースフレームと、前記ベースフレームに立設された支柱と、前記支柱に沿って移動自在な昇降部と、前記昇降部に取付けられかつ作業者を搭乗させるための搭乗部とを備え、軸方向に延びかつ回転自在に支持された回転部材と、前記回転部材の回転動作を前記昇降部の昇降方向への進行動作に変換する変換手段とを有する昇降作業台における昇降方法であって、外部の回転駆動部材を前記回転部材に接合する接合工程と、前記外部の回転駆動部材を前記回転部材に接合した状態で前記外部の回転駆動部材を回転駆動させる駆動工程と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、作業者が外部の回転駆動部材(例えば携帯型電動ドライバ)を用いて回転部材を回転させると、その回転部材の回転動作が昇降部の昇降方向への進行動作に変換され、これにより、作業者が搭乗した搭乗部が支柱に沿って昇降される。従来の昇降作業台では電動ウィンチを用いて作業者に多大な労力を負わせていたが、本発明では携帯型電動ドライバを回転駆動させるだけで搭乗部の昇降が可能であるので、作業者に余計な負担を負わすことがない。また、昇降時には予め作業者は搭乗部に搭乗しているので、例えば伸縮梯子を昇って搭乗部に上がる必要がなく、伸縮梯子を昇る際に誤って墜落したり、作業工具を落下させたりするおそれはない。さらに、別途、電源を供給する必要がないので、利便性の高い昇降作業台を提供することができる。
本発明に係る昇降作業台の斜視図である。 図1に示す昇降作業台の後方側から見た斜視図である。 ベース支柱の斜視図及び要部拡大図である。 ギアボックス及びブレーキユニットの内部透視図並びにブレーキユニットの要部拡大図である。 延長支柱が接続され搭乗部が上昇したときの状態を示す昇降作業台の斜視図である。 電動ドライバがギアボックスに接合された状態を示す図である。 電動ドライバがギアボックスに接合されるときのブレーキユニットの内部透視図であり、(a)は接合前、(b)は接合後、(c)は接合後であって電動ドライバが押し込まれた状態を示す。 従来の昇降作業台を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る昇降作業台を示す斜視図である。図2は、図1に示す昇降作業台の後方側から見た斜視図である。なお、以下の説明では、図1において向かって左手前側を「前方側」とし、右奥行側を「後方側」とする。
この昇降作業台1は、例えば中低層の建築物の外装面や屋内の高所壁面を補修等するときに用いられるものであり、例えば作業者が搭乗する足場としての搭乗部5(後述)を昇降させる装置である。
昇降作業台1は、ベースフレーム2と、ベースフレーム2に立設されたベース支柱3と、ベース支柱3及び延長支柱15(後述)に沿って上下動自在に設けられた昇降部4と、昇降部4に取付けられかつ作業者を搭乗させるための搭乗部5とを備えている。なお、昇降作業台1を構成する各部材の材質は、例えばアルミ合金製とされ、これにより装置の軽量化が図られている。
ベースフレーム2は、ベース支柱3を立設支持するためのものであり、放射状に延びた4本のシャーシ2aを備えている。各シャーシ2aは、この昇降作業台1の使用時に4本のアウトリガー6の一部を収納し固定するためのものである。
アウトリガー6は、この昇降作業台1をグランド(地面)に対して固定支持するためのものである。各アウトリガー6の先端部には、アウトリガー6を上下方向に貫通しつつ回転自在に支持された棒状部材6aと、棒状部材6aの下端に設けられた略ドーム状の支持受6bとが備えられている。アウトリガー6は、前方側アウトリガーと後方側アウトリガーの2種類に分類されており、前方側アウトリガーの方が後方側アウトリガーに比べ、その長さが長く形成されている。
なお、図示しないが、棒状部材6aの上面には、略六角柱形状に切り込まれた凹部が形成されている。各アウトリガー6を固定支持する際、作業者は、この凹部に後述する電動ドライバDに取付けられた嵌合ピン42を嵌合させる。そして、電動ドライバDを回転駆動することにより、支持受6bを地面に対して突っ張らせるようにして各アウトリガー6を固定支持する。
各シャーシ2aの先端部下面には、この昇降作業台1を作業者が手押しで移動させるためのキャスター7がそれぞれ設けられており、各キャスター7はストッパ付きとされている。ベースフレーム2の後方側には、各アウトリガー6の未使用時にそれらを立設収納するための複数の収納ソケット8を備えている。また、ベースフレーム2の後方側には、この昇降作業台1を階段等の段差を移動させる際に用いる一対の車輪9が設けられている。
ベース支柱3は、所定長さを有する略角柱状に形成されており、ベースフレーム2に立設されている。ベース支柱3は、その4つの側面に上下方向に延びる凹部3aがそれぞれ形成されており、4つの側面のうちの前方側の1側面には、長板状のトラック10が嵌め込まれている。トラック10には、長手方向に沿って複数の係合孔11が形成されている。トラック10の係合孔11には、後述する大歯車31の歯31aが係合される。
ベース支柱3の後方側の側面上部には、この昇降作業台1を階段等の段差を移動する際に作業者が把持するハンドル12が設けられている。ハンドル12の先端には、一対の車輪13が回転自在に支持されている。
ベース支柱3の左右側面の上端部には、図3に示すように、延長支柱15(後述)を連結するための連結レバー14が設けられている。連結レバー14は、ベース支柱3の上端と延長支柱15の下端とが合わさったとき、延長支柱15の下端に設けられた図示しないレバーロックと接続され、これにより、ベース支柱3は延長支柱15に連結される。ベース支柱3の上面の角部近傍には、延長支柱15の下端に形成された突起(図略)が嵌合する4つの凹部16が形成されている。
図1及び図2に戻り、搭乗部5は、作業者が搭乗して作業を行う台であり、作業者が立位するための底部17と、作業者の墜落を防止するための2段の手摺18とを備えている。手摺18は、底部17の周囲から立設される複数の縦材19と、縦材19の上端で水平方向にかつ縦材19の上端同士を連結する横材20とからなる。なお、中央左右側部には横材20が設けられておらず、縦材19に遊嵌されたゲート部材21が備えられている。作業者は、ゲート部材21を上方に上げることにより搭乗部5に搭乗できる。
底部17には、その後方側左右両端部近傍に一対の支柱受部22が形成されている。支柱受部22は、延長支柱15の未使用時に複数の延長支柱15を立設支持するためのものである。支柱受部22の表面には、複数の凹部23が形成されており、延長支柱15の未使用時に、上記凹部23に延長支柱15の下面に形成された突起(図略)が嵌合される。
昇降部4は、搭乗部5を上下動させるためのものであり、上下方向に延びかつ断面視で略コの字状に形成された昇降プレートからなる。昇降プレート(昇降部)4は、ベース支柱3の側面に沿って回転自在な複数のローラ(図略)を有している。昇降プレート4は、図4に示すように、その中央部に開口24が形成されており、この開口24を塞ぐようにギアボックス25が取付けられている。ギアボックス25は、側面視で略台形状とされ、内部が中空構造のボックス状に形成されている。
ギアボックス25の内部には、ウォーム軸26が上下方向に延びた状態で回動自在に支持されている。ウォーム軸26は、後述するように、例えば携帯型の電動ドライバDが接合され(厳密には後述するブレーキユニット33を介して接合され)、電動ドライバDによって回転駆動されるものである。ウォーム軸26の上端には、略六角柱形状に形成された嵌合軸27が形成されている。ウォーム軸26の周面には、螺旋状に突条28が形成されている。なお、ウォーム軸26は、特許請求の範囲に記載の回転部材として機能する。
ウォーム軸26には、電動ドライバDによる回転動作を昇降部4の昇降方向への進行動作に変換する機構が接続されている。この機構は、後述するウォームホイール29、小歯車30及び大歯車31によって構成される。これらの部材の接続構成を説明すると、ウォーム軸26の突条28同士の間には、ウォームホイール29が歯合されている。ウォームホイール29の軸29aには、ウォームホイール29の直径より小の直径を有する小歯車30が同軸上に設けられている(図4では点線で示す)。
小歯車30の歯には、大歯車31が歯合されている。より具体的には、大歯車31は、ウォームホイール29の直径より大の直径を有しており、外周面に歯31aを有している。大歯車31の側面には略円形状の凹陥部32が形成され、凹陥部32の内周面に歯32aが形成されている。上記小歯車30は、大歯車31の凹陥部32内周面の歯32aに歯合されている。
大歯車31は、その一部が上記した昇降プレート4の開口24からベース支柱3側に進出されるように配置されており、大歯車31の外周面の歯31aは、ベース支柱3のトラック10の係合孔11に係合されている。
この構成により、電動ドライバDによる回転力がウォーム軸26に伝達されると、ウォーム軸26が回転し、ウォーム軸26の回転力がウォームホイール29、小歯車30及び大歯車31を介して伝達される。大歯車31は、ベース支柱3のトラック10に係合されているので、大歯車31が回転することにより、ギアボックス25及び昇降プレート4がベース支柱3に沿って昇降され、これにより、搭乗部5が昇降される。なお、ウォームホイール29、小歯車30及び大歯車31は、特許請求の範囲に記載の変換手段として機能する。
ギアボックス25の上面には、ブレーキユニット33が設けられている。ブレーキユニット33は、搭乗部5に作業者が搭乗したとき、その荷重により搭乗部5が降下することを防止するためのものであるとともに、作業者によって電動ドライバDが接合されるものである。
ブレーキユニット33は、中空構造であってすなわちその内部に略円錐台状の中空部34が形成されたケース35によって外観が構成されている。ケース35は、その上面に開口36が形成されている。ケース35の中空部34には、上下方向に変位自在なブレーキ部材37が設けられている。ブレーキ部材37は、中空部34の大きさよりひとまわり小に形成された略円錐台形状の本体部38を有し、本体部38の上面には上方向に延びた上側円筒部39が形成され、本体部38の下面には下方向に延びた下側円筒部40が形成されている。
上側円筒部39はケース35の開口36から突出するように設けられ、上側円筒部39の内側凹部41は略六角柱形状に切り込まれている。この上側円筒部39の内側凹部41には、電動ドライバDの嵌合ピン42(後述)が嵌合されるようになっている。
一方、下側円筒部40の内側凹部43も、略六角柱形状に形成されている。この内側凹部43には、本体部38をケース35の内空部34の天井面側に付勢するばね44が内装されている。ブレーキユニット33に電動ドライバDが接合されていない状態では、ばね44の下端は、上記したウォーム軸26の嵌合軸27の上端に当接され、内側凹部43の下端近傍の内周面には、嵌合軸27の上端近傍の外周面が嵌合されている。なお、ブレーキユニット33は、特許請求の範囲に記載の接合手段として機能する。
ブレーキユニット33は、上記の構成により、搭乗部5に作業者が搭乗したとき、その荷重により搭乗部5が降下することを防止する。すなわち、搭乗部5に作業者が搭乗すると、搭乗部5にかかる荷重が昇降プレート4に加わる。そのため、その荷重によりトラック10の係合孔11に係合されている大歯車31が回転しようとし、その回転力は、小歯車30及びウォームホイール29を介してウォーム軸26に伝わる。
ウォーム軸26の先端は、ばね44を介してブレーキ部材37の本体部38に接続され、本体部38は、ばね44によりケース35の内空部34の天井面側に付勢されている。そのため、本体部38の上面はケース35と当接され、これにより、ウォーム軸26の回転を阻止する。すなわち、ブレーキユニット33は、搭乗部5に荷重が加わったとき、大歯車31、小歯車30、ウォームホイール29及びウォーム軸26が回転することを抑制するブレーキとして機能する。
なお、ブレーキユニット33によるブレーキは、後述するように、電動ドライバDがブレーキユニット33に接合され押し込まれたときに解除されるようになっている。
延長支柱15は、図5に示すように、ベース支柱3の上方に連結されるものである。延長支柱15は複数備えられており、作業者によって延出方向に順次積み重ねられるようになっている。延長支柱15は、ベース支柱3と同様に、トラック10及び連結レバー14(図略)が形成されており、他の延長支柱15と同様の構成で連結することができる。そのため、延長支柱15の下面には、ベース支柱3(又は他の延長支柱15)の凹部3b(図3参照)に嵌合される図示しない4つの突起が形成されている。
次に、昇降作業台1の作用について説明する。
本実施形態の昇降作業台1では、図6に示すように、作業者によって例えば携帯型の電動ドライバDがブレーキユニット33に接合され、電動ドライバDが回転駆動されることにより搭乗部5が昇降するようになっている。このとき、作業者は予め搭乗部5に搭乗しているため、搭乗部5が昇降することにより作業者も昇降することになる。
まず、作業者は、電動ドライバDのチャックDaに、嵌合ピン42を取付ける。嵌合ピン42は、略六角柱形状に形成されており、ブレーキ部材37の上側円筒部39の内側凹部41に嵌め込み可能とされている。ここで、本昇降作業台1に用いられる電動ドライバDは、例えばリチウムイオン電池を内蔵する充電式とされ、締付けトルクが例えば積載荷重約60kgの場合で約35kgf・cm、積載荷重約100kgの場合で約44kgf・cmのものを用いればよい。なお、電動ドライバDの締付けトルクは、上記値に限るものではない。
ここで、ブレーキユニット33の機能について詳細に説明する。図7(a)に示すように、電動ドライバDの嵌合ピン42が上側円筒部39の内側凹部41に嵌合されていない状態では、ばね44の付勢力によりブレーキ部材37の本体部38の上面がケース35の中空部34の天井面に当接されている。このとき、ブレーキユニット33にはブレーキがかかっており、搭乗部5に作業者が搭乗しても搭乗部5は下降することがない。
次いで、電動ドライバDをブレーキユニット33に接合させる。この場合、図7(b)に示すように、電動ドライバDの嵌合ピン42が上側円筒部39の内側凹部41に若干嵌合された状態では、嵌合ピン42がブレーキ部材37の本体部38を押し込んではいない。そのため、この状態では、まだブレーキユニット33においてブレーキがかかっており、搭乗部5に作業者が搭乗しても、搭乗部5は下降することがない。
そして、図7(c)に示すように、電動ドライバDをブレーキユニット33に対してさらに押し込むと(図7(c)の矢印P参照)、電動ドライバDの嵌合ピン42の先端が上側円筒部39の内側凹部41の底部に押圧力を与えることになり、ケース35の中空部34内をブレーキ部材37が下方に変位する。これにより、ブレーキユニット33におけるブレーキが解除される。したがって、電動ドライバDが回転駆動されることにより、ブレーキ部材37の上側円筒部39が回転し、ウォーム軸26も同一方向に回転される。
このように、電動ドライバDの嵌合ピン42によってブレーキ部材37が上方から押し込まれたときに、ブレーキユニット33におけるブレーキが解除されるとともに、電動ドライバDの回転力がウォーム軸26に伝達され、搭乗部5が昇降される。そのため、電動ドライバDがブレーキユニット33に接合されていない状態では、ブレーキユニット33によりブレーキがかかるため、搭乗部5に搭乗した作業者の安全性を維持することができる。
電動ドライバDを押し込むときには、通常、作業者は自身の姿勢を維持する必要があり、その状態ではじめて搭乗部5が昇降するので、作業者の昇降時における安全性を高めることができる。
このように、本実施形態では、作業者がギアボックス25のブレーキユニット33に携帯型の電動ドライバDを接合させ、この電動ドライバDを回転駆動させることにより昇降部4、すなわち搭乗部5を昇降させることができる。背景技術の欄で説明した従来の昇降作業台50では、作業部53を昇降させるのに電動ウィンチ55を用いて作業者に多大な労力を負わせていたが、本実施形態に係る昇降作業台1では、電動ドライバDを回転駆動させるだけでよいので、作業者に余計な負担を負わすことがない。
また、従来の昇降作業台50では、作業者は、伸縮梯子54を昇って作業部53に上がるため、伸縮梯子54を昇る際に誤って墜落したり作業工具を落下させたりするおそれがあったが、本実施形態では、電動ドライバDを回転駆動させる際、予め搭乗部5に搭乗しているため、墜落したり作業工具を落下させたりすることを防止することができる。
また、例えば電動ドライバDに充電式のものを用いれば、この昇降作業台1に対して電源を供給しなくても搭乗部5を昇降させることができる。そのため、電源が供給できない場所でも昇降作業台1を使用でき、利便性の高い昇降作業台1とすることができる。
なお、本実施形態の昇降作業台1では、電動ドライバDを平面視で時計周りに回転させると昇降部4は上昇し、逆に反時計周りに回転させると昇降部4は下降するようになっている。
また、この昇降作業台1では、電動ドライバDによって昇降部4が一旦上昇され、所望の位置で電動ドライバDの回転を停止させると、昇降部4は、回転が停止された高さ位置に維持されるようになっている。これは、ギアボックス25の内部に配されたウォーム軸26、ウォームホイール29、小歯車30及び大歯車31の間に生じる摩擦の抵抗力によるものである。同様に、電動ドライバDによって昇降部4が一旦下降され、所望の位置で電動ドライバDの回転を停止する場合も、昇降部4は、回転が停止された高さ位置に維持される。
なお、本発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施形態における昇降作業台1の各構成部材の形状、大きさ及び数量等は、上記実施形態に限るものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、本実施形態では、ウォーム軸26の回転動作を昇降部4の昇降方向への進行動作に変換させる機構として、ウォームホイール29等の複数の歯車を適用したが、この機構に限るものではない。
また、本実施形態では、嵌合ピン42は略六角柱形状とされたが、これに限るものではなく、例えば先端に凹部を有するピンによって構成され、このピンが嵌合されるブレーキユニット33側が略六角柱形状に形成されていてもよい。
また、ギアボックス25の上面は、作業者側が下方になるようにやや傾斜されて形成されていてもよい。これにより、ブレーキユニット33に接合された電動ドライバDの取付け空間を、やや大きくすることができる。
1 昇降作業台
3 ベース支柱
4 昇降部
5 搭乗部
6 アウトリガー
10 トラック
11 係合孔
15 延長支柱
25 ギアボックス
26 ウォーム軸
29 ウォームホイール
30 小歯車
31 大歯車
33 ブレーキユニット
35 ケース
37 ブレーキ部材
42 嵌合ピン
44 ばね
D 電動ドライバ

Claims (6)

  1. ベースフレームと、前記ベースフレームに立設された支柱と、前記支柱に沿って移動自在な昇降部と、前記昇降部に取付けられかつ作業者を搭乗させるための搭乗部とを備える昇降作業台であって、
    軸方向に延びかつ回転自在に支持された回転部材と、
    前記回転部材の回転動作を前記昇降部の昇降方向への進行動作に変換する変換手段とを有し、
    前記回転部材は、
    外部の回転駆動部材によって回転駆動されることを特徴とする、昇降作業台。
  2. 前記回転部材は、回転自在に支持されたウォーム軸からなり、
    前記変換手段は、
    前記ウォーム軸に歯合されるウォームホイールと、
    前記ウォームホイールに連続的に歯合された複数の歯車とによって構成されており、
    前記支柱には、
    前記複数の歯車のうち最後段の歯車に係合される複数の係合孔が上下方向に沿って形成されており、
    前記ウォーム軸の先端には、
    前記外部の回転駆動部材と接合するための接合手段が設けられている、請求項1に記載の昇降作業台。
  3. 前記接合手段は、
    中空構造であって上面に開口を有するケースと、
    前記ケースの内部において上下方向に変位自在なブレーキ部材と、
    下端が前記ウォーム軸に当接され、前記ブレーキ部材を前記ケースの内部天井面側に付勢するばね部材とを備えており、
    前記搭乗部に作業者が搭乗することによって前記搭乗部に荷重が加わることにより前記複数の歯車及びウォーム軸が回転することを、前記ブレーキ部材を前記ケースの内部天井面に当接させることによって抑制する、請求項2に記載の昇降作業台。
  4. 前記接合手段は、
    前記外部の回転駆動部材から前記開口を通じて所定の押圧力が加わったとき、前記ブレーキ部材を変位させて前記ケースの内部天井面から離間させることにより、前記ブレーキ部材による回転の抑制を解除する、請求項3に記載の昇降作業台。
  5. 前記外部の回転駆動部材は、
    充電することによって回転駆動可能な携帯型電動ドライバである、請求項1ないし4のいずれかに記載の昇降作業台。
  6. ベースフレームと、前記ベースフレームに立設された支柱と、前記支柱に沿って移動自在な昇降部と、前記昇降部に取付けられかつ作業者を搭乗させるための搭乗部とを備え、軸方向に延びかつ回転自在に支持された回転部材と、前記回転部材の回転動作を前記昇降部の昇降方向への進行動作に変換する変換手段とを有する昇降作業台における昇降方法であって、
    外部の回転駆動部材を前記回転部材に接合する接合工程と、
    前記外部の回転駆動部材を前記回転部材に接合した状態で前記外部の回転駆動部材を回転駆動させる駆動工程と、
    を有することを特徴とする、昇降作業台における昇降方法。
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