JP2005314505A - 燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2005314505A
JP2005314505A JP2004132508A JP2004132508A JP2005314505A JP 2005314505 A JP2005314505 A JP 2005314505A JP 2004132508 A JP2004132508 A JP 2004132508A JP 2004132508 A JP2004132508 A JP 2004132508A JP 2005314505 A JP2005314505 A JP 2005314505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
organic
polymer
compound
emitting layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004132508A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yasuda
博幸 安田
Shinji Shiraki
真司 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP2004132508A priority Critical patent/JP2005314505A/ja
Priority to US11/114,001 priority patent/US20050244674A1/en
Priority to EP05009218A priority patent/EP1591511A3/en
Priority to TW094113488A priority patent/TW200609327A/zh
Priority to KR1020050035658A priority patent/KR101230709B1/ko
Publication of JP2005314505A publication Critical patent/JP2005314505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

【課題】 優れた発光特性を有すると共に、湿式法によって製膜することのできる燐光発光性重合体、および優れた発光特性および耐久性を有すると共に、長い使用寿命が得られ、しかも容易に製造することのできる有機エレクトロルミネッセンス素子を提供すること。
【解決手段】 燐光発光性重合体は、芳香族化合物基を含有する主鎖に、フェニルピリジン構造を有する金属錯体含有基が結合していることを特徴とする。有機エレクトロルミネッセンス素子は、上記の燐光発光性重合体により形成された発光層を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子に関し、更に詳しくは有機エレクトロルミネッセンス素子における発光層を構成する有機材料として好適に用いられる燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」ともいう。)は、直流電圧によって駆動することが可能であること、自己発光素子であるため視野角が広くて視認性が高いこと、応答速度が速いことなどの優れた特性を有することから、次世代の表示素子として期待されており、その研究が活発に行われている。
近年、有機EL素子の発光層は、高い発光効率が得られるものであることが要求されている。そして、最近においては、高い発光効率を実現するために、有機EL素子の発光に、励起状態である三重項状態の分子などのエネルギーを利用することが試みられている。 具体的に、このような構成を有するEL素子によれば、従来から有機EL素子の外部量子効率の限界値と考えられていた5%を超え、8%の外部量子効率が得られることが報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。
しかしながら、この有機EL素子は発光層が低分子量の有機材料で構成されており、また、工程が煩雑で大量生産に適用することが困難である、例えば蒸着法などの乾式法によって形成されるものであることから、物理的耐久性および熱的耐久性が小さく、使用寿命が短い、という問題がある。
また、三重項状態の分子などのエネルギーを利用した有機EL素子として、例えば三重項発光材料であるイリジウム錯体とポリビニルカルバゾールとオキサジアゾールとからなる組成物を用い、工程が比較的に簡単で大量生産に対応することが可能である湿式法によって発光層が形成されてなるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この有機EL素子は、発光層中に低分子量のオキサジアゾールが含有されることとなるが、この低分子量のオキサジアゾールが存在することから熱的安定性が低くなり、連続駆動において安定な発光を得ることができない、という問題がある。
而して、有機EL素子における発光層を構成する有機材料として、三重項発光材料であるイリジウム錯体を含有する側鎖を有するポリビニル系の側鎖型ポリマーが提案されている(例えば、非特許文献2参照。)。
しかしながら、この側鎖型ポリマーよりなる発光層を有する有機EL素子においては、当該ポリマー中にビニル基が存在することに起因して電気化学的安定性が小さく、長い使用寿命を得ることができない、という問題がある。
特開2001−257076号公報 「アプライドフィジックスレターズ(Applied Physics Letters)」,1999年,第75巻,p.4 「インフォメーション ディスプレイ(Information Display)」,2003年,第19巻,p.22
本発明は、以上の事情から有機EL素子における発光層を構成する有機材料として好適に用いることのできる重合体を製造する方法について研究を重ねた結果、完成されたものであって、その目的は、優れた発光特性を有すると共に、湿式法によって製膜することのできる燐光発光性重合体、および優れた発光特性および耐久性を有すると共に、長い使用寿命が得られ、しかも容易に製造することのできる有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することにある。
本発明の燐光発光性重合体は、芳香族化合物基を含有する主鎖に、フェニルピリジン構造を有する金属錯体含有基が結合していることを特徴とする。
本発明の燐光発光性重合体は、下記一般式(A)〜一般式(D)のいずれかで表される金属錯体含有構造単位を含有することを特徴とする。
〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Bは単結合または酸素原子、フェニレン基、アルキレン基若しくはアルコキシレン基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数であり、dは1または2である。〕
〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Bは単結合または酸素原子、フェニレン基、アルキレン基若しくはアルコキシレン基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数であり、dは1または2である。〕
〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数である。〕
〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数である。〕
本発明の燐光発光性重合体においては、金属錯体含有構造単位の含有割合が0.1〜10mol%であることが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体においては、分子中にカルバゾール骨格、フルオレン骨格およびジフェニルエーテル骨格のうちの少なくとも1種の骨格を有することが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体においては、金属錯体含有構造単位における基Aが、カルバゾール骨格およびフルオレン骨格のうちの少なくとも1種の骨格を有する芳香族化合物基であることが好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、上記の燐光発光性重合体により形成された発光層を有することを特徴とする。
この有機エレクトロルミネッセンス素子は、ホールブロック層を備えてなることが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体によれば、当該燐光発光性重合体が優れた発光特性を有すると共に、湿式法によって製膜することのできるものであるため、この燐光発光性重合体の一成分のみによって有機EL素子の発光層を形成することができる。従って、本発明の燐光発光性重合体よりなる発光層を有する有機EL素子は、その製造プロセスが簡単なものとなり、また、その発光層に低分子材料が存在することがないことから、優れた耐久性および長い使用寿命が得られると共に、その発光に三重項発光材料に由来するエネルギーを高い効率で利用することができるため、高い発光輝度を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
<燐光発光性重合体>
本発明の燐光発光性重合体は、芳香族化合物基を有する主鎖に、フェニルピリジン構造を有する金属錯体含有基が結合しているものであり、具体的には、上記一般式(A)〜一般式(D)のいずれかで表される金属錯体含有構造単位(以下、「特定構造単位」ともいう。)を含有するものが挙げられる。
この燐光発光性重合体は、特定構造単位のみよりなるものであっても、その他の構造単位を有するものであってもよく、その他の構造単位を有する場合には、特定構造単位が分子中の末端にあるものであっても、主鎖中にあるものであっても、末端および主鎖中の両方にあるものであってもよい。
一般式(A)〜一般式(D)において、Mは原子価が2〜4の金属原子である。この金属原子としては、イリジウム原子、白金原子、パラジウム原子、ルビジウム原子、オスミウム原子、レニウム原子などが挙げられるが、これらの中ではイリジウム原子が好ましい。
また、一般式(A)〜一般式(D)において、Lは有機配位子であり、この有機配位子は、一般式(A)〜一般式(D)におけるMである金属原子に対して配位性を有する有機化合物によって形成されてなるものである。有機配位子の数wは、1〜3の整数であり、用いられている金属原子の原子価および当該金属原子による中性錯体の安定配位数などを考慮して選択される。
有機配位子としては、オルトメタル化錯体を形成し得るものが挙げられ、例えば含窒素ヘテロ環誘導体により形成されるものが用いられる。具体的には、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラジン誘導体、ピリダジン誘導体、キノリン誘導体、フェナントロリン誘導体、ピロール誘導体、イミダゾール誘導体、ピラゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、ベンズチアゾール誘導体などにより形成されるものが挙げられる。
ここに、「オルトメタル化錯体」とは、例えば山本明夫著「有機金属化学−基礎と応用−」150頁、232頁、裳華房社(1982年発行)や、H.Yersin著「Photochemistry and Photophysics of Coordination Compounds」71〜77頁、135〜146頁、Springer−Verlag社(1987年発行)等に記載されている化合物群の総称である。
また、有機配位子としては、ハロゲン、カルボニル基、シアノ基などの単座有機配位子となる有機化合物により形成されるもの、アセチルアセトン、ヘキサフルオロアセチルアセトン、5,5−ジメチル−2,4−ヘキサジオン等のβ−ジケトン類、エチレンジアミン、ジピリジル等のジアミン類、9−ヒドロキシキノリン、ピコリン酸、サリチル酸などの多座有機配位子となる有機化合物により形成されるものなどが挙げられる。これらの有機配位子を形成する有機化合物は、1種単独でもしくは2種以上組み合わせて用いることができる。
一般式(A)〜一般式(D)において、有機配位子を表すLは、フェニルピリジンにより形成されてなるものであることが好ましい。
また、Aは芳香族化合物基であり、この芳香族化合物基は、カルバゾール骨格およびフルオレン骨格のうちの少なくとも1種の骨格を有するものであることが好ましい。
一般式(A)および一般式(B)において、Bは単結合あるいは酸素原子、フェニレン基、アルキレン基、アルコキシレン基から選ばれる2価の有機基である。
アルキレン基としては、炭素原子数が1〜20のものが好ましい。
アルコキシレン基としては、炭素原子数が1〜12のものが好ましい。
また、一般式(A)において、Bは、フェニル環の4位または5位の位置に結合されてなることが好ましく、特に4位の位置に結合されてなることが好ましい。一般式(B)において、Bは、ピリジン環の3〜5位の位置に結合されてなることが好ましく、特に5位の位置に結合されてなることが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体は、特定構造単位と、その他の構造単位とからなるものである場合には、その他の構造単位としては、カルバゾール骨格、フルオレン骨格およびジフェニルエーテル骨格のうちの少なくとも1種の骨格を有するものが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体の好ましい具体例としては、下記一般式(イ)〜一般式(ハ)で表される共重合体が挙げられる。
ここに、下記一般式(イ)〜一般式(ハ)で表される共重合体は、各々、特定構造単位として、一般式(A)において、Aがフルオレン骨格を有する芳香族化合物基であり、Bが式−R6 −O−で表されるアルコキシレン基であり、dが2であり、Mがイリジウム原子であり、wが2である構造単位を含有するものである。
〔式中、R1 は2価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。mおよびnは繰り返し数である。〕
〔式中、R1 は2価の有機基を示し、R2 およびR3 はそれぞれ独立に1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。pおよびqは繰り返し数である。〕
〔式中、R1 は2価の有機基を示し、R4 およびR5 はそれぞれ独立に1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。aおよびbはそれぞれ0〜5の整数である。tおよびsは繰り返し数である。〕
上記一般式(イ)〜一般式(ハ)において、R1 は、2価の有機基を示すが、炭素原子数1〜20のアルキル基であることが好ましい。また、R1 に結合している酸素原子は、イリジウム原子に結合しているフェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(ロ)において、R2 は、1価の有機基を示すが、炭素原子数1〜20のアルキル基であることが好ましく、またR3 は、1価の有機基を示すが、炭素原子数1〜20のアルキル基であることが好ましい。
上記一般式(ハ)において、R4 およびR5 は、各々、1価の有機基を示すが、炭素原子数1〜8のアルキル基であることが好ましく、aは0であることが好ましく、bは1であることが好ましい。また、R4 およびR5 は、各々、フェニル環の5位の位置に結合されてなることが好ましい。
ここに、aおよびbが0であるときは、置換基がなくて水素原子が結合していることを意味する。
本発明の燐光発光性重合体における特定構造単位の含有割合は、全構造単位の0.1〜10mol%であることが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、「GPC」と略記する。)により測定したポリスチレン換算重量平均分子量が2000〜1000000であることが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体は、2個の反応性官能基を有する金属錯体含有化合物(以下、「特定金属錯体含有化合物」ともいう。)と、2個の反応性官能基を有する芳香族化合物(以下、「特定芳香族化合物」ともいう。)とを触媒の存在下において反応させることによって得られるものであり、例えばOrganometallics,1261(1984)において開示されている方法およびProgress in Polymer Science,vol.17,1153(1992)において開示されている方法などによって製造することができる。
反応性官能基としては、ハロゲン性官能基およびホウ素誘導体官能基が挙げられる。
本明細書中において、「ハロゲン性官能基」としては、−Cl基、−Br基、−I基、トリフレート(CF3 SO3 - )に由来する基、トシラートに由来する基、メシラートに由来する基が挙げられ、これらの中では、−Br基または−I基が好ましい。
また、「ホウ素誘導体官能基」としては、式−B(OH)2 で表されるボロン酸基、ボロン酸エステル基、ボラン基が挙げられる。
ホウ素誘導体官能基に係るボロン酸エステルとしては、式−B(OR6 )(OR7 )で表される基、または式−B(OR8 O)で表される基が好ましい。このボロン酸エステルに係るR6 は、炭素原子数が1〜6のアルキル基であり、置換されていてもいなくてもよい。R7 は水素原子または炭素原子数が1〜6のアルキル基であり、置換されていてもいなくてもよい。R8 は式中の(OR8 O)が5員環または6員環のエステル環となるような2価の炭化水素基であり、具体的には、炭素原子数が2または3のアルキレン基、オルトフェニレン基またはメタフェニレン基であることが好ましい。なお、これらアルキレン基およびフェニレン基は置換されていてもいなくてもよい。
このような構成のボロン酸エステルとして好ましい基には、例えば炭素原子数が1〜6のアルコール、ピナコール等のエタンジオール、プロパンジオールまたは1,2−ジヒドロキシベンゼンン等のオルト芳香族ジオールと、対応するボロン酸とのエステル化による生成物に由来の基が含まれる。
ホウ素誘導体官能基に係るボラン基としては、式−BR9 10で表される基が好ましい。このボラン基に係る基R9 および基R10は、それぞれ独立に炭素原子数が1〜6のあるアルキル基であり、置換されていてもいなくてもよく、環を形成してもしなくてもよい。
特定金属錯体含有化合物の好ましい具体例としては、下記一般式(1−1)〜一般式(1−8)で表されるイリジウム錯体含有化合物が挙げられる。
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、R1 は2価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、Lは有機配位子を示す。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、Lは有機配位子を示す。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、R11は1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。eは1〜3の整数である。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、R12は2価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、R13は1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。fは1〜3の整数である。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、R14は独立に1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。gは1〜3の整数である。〕
〔式中、X1 は反応性官能基を示し、R15は2価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。〕
上記一般式(1−1)において、酸素原子は、フェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−2)において、スピロ原子である炭素原子は、フェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−3)において、フェニレン基は、フェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−4)において、R11は、1価の有機基を示すが、炭素原子数1〜8のアルキル基であることが好ましい。また、スピロ原子である炭素原子は、イリジウム原子に結合しているフェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。更に、eが1であり、R11がフェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−5)において、R12は、2価の有機基を示すが、炭素原子数1〜20のアルキレン基であることが好ましい。また、酸素原子は、ピリジン環の5位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−6)において、R13は、1価の有機基を示すが、炭素原子数1〜12のアルキル基であることが好ましい。また、fは2であることが好ましく、R13はフェニレン環の4位および5位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−7)において、R14は、1価の有機基を示すが、炭素原子数1〜12のアルキル基であることが好ましい。また、gは2であることが好ましく、R14はフェニレン環の4位および5位の位置に結合されてなることが好ましい。
上記一般式(1−8)において、R15は、2価の有機基を示すが、炭素原子数1〜20のアルキレン基であることが好ましい。また、酸素原子は、フェニル環の4位の位置に結合されてなることが好ましい。
特定芳香族化合物基の好ましい具体例としては、4,4’−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)フェニルエーテル、4,4’−ジブロモフェニルエーテル等のジフェニルエーテル誘導体、9,9−ジオクチル−2,7−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)フルオレン、9,9−ジオクチル−2,7−ジブロモフルオレン等のフルオレン誘導体、下記一般式(2)で表されるカルバゾール誘導体などを挙げることができる。
〔式中、R4 およびR5 はそれぞれ独立に1価の有機基を示す。aおよびbはそれぞれ独立に0〜5の整数である。〕
具体的に、上記一般式(イ)で表される本発明の燐光発光性重合体を製造するための方法の好ましい例としては、下記反応式(1)に示すように、特定金属錯体含有化合物として2個の反応性官能基を有するイリジウム錯体含有化合物(以下、「イリジウム錯体含有化合物(1)」ともいう。)と、特定芳香族化合物として2個の反応性官能基を有するジフェニルエーテル化合物(以下、「ジフェニルエーテル化合物(1)」ともいう。)および当該ジフェニルエーテル化合物(1)と異なる種類の反応性官能基を有するジフェニルエーテル化合物(以下、「ジフェニルエーテル化合物(2)」ともいう。)とを用い、これらを触媒であるパラジウム化合物の存在下において反応させる方法が挙げられる。
〔式中、X1 、X2 およびX3 はそれぞれ独立に反応性官能基を示し、R1 は2価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。mおよびnは繰り返し数である。〕
溶媒としては、有機溶媒とアルカリ水溶液とが組み合わせられてなる混合溶媒が用いられる。
有機溶媒としては、例えばジメトキシエタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の炭化水素類、メタノール、エタノール、t−ブチルアルコール等のアルコール類などが挙げられる。
これらは、単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
アルカリ水溶液としては、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等のアミン類の水溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属ヒドロキシドの水溶液、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属カーボネートの水溶液が挙げられる。
溶媒の好ましい具体例としては、有機溶媒としてのトルエンと、アルカリ水溶液としての炭酸ナトリウム水溶液との混合溶媒が挙げられる。
溶媒の使用量は、反応に供する化合物の種類などによっても異なるが、通常、反応に供する化合物の合計総濃度が5〜30質量%となる割合であることが好ましい。
触媒であるパラジウム化合物としては、パラジウム(0)錯体、パラジウム(II)塩を用いることができるが、パラジウム(0)錯体を用いることが好ましく、これらの中では、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を用いることが好ましい。 これらは、単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
パラジウム化合物の使用量は、通常、反応に供する化合物の合計総モル数に対して0.1〜1.5mol%であることが好ましい。
重合処理において、反応温度は、20〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
重合処理によって得られた反応生成物に対しては、その末端を任意の芳香族化合物で置換する処理を行うことが好ましく、これにより、発光効率および耐久性に優れた燐光発光性重合体が得られる。
以上の製造方法において、反応に供されるイリジウム錯体含有化合物(1)は、R1 がエチレン基であり、X1 が−Br基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなるものであり、またジフェニルエーテル化合物(1)は、X2 が−B(OC2 4 O)基であるものであり、ジフェニルエーテル化合物(2)は、X3 が−Br基であるものであることが好ましい。
この場合においては、反応に供するイリジウム錯体含有化合物(1)と、ジフェニルエーテル化合物(1)と、ジフェニルエーテル化合物(2)との比率を調整することにより、得られる燐光発光性重合体における特定構造単位の割合を調整することができるが、反応系中において、ハロゲン性官能基とホウ素誘導体官能基との存在比を1:1とする必要がある。
また、上記一般式(ロ)で表される本発明の燐光発光性重合体を製造するための好ましい例としては、下記反応式(2)に示すように、特定金属錯体含有化合物としてイリジウム錯体含有化合物(1)と、特定芳香族化合物として2個の反応性官能基を有するフルオレン化合物(以下、「フルオレン化合物(1)」ともいう。)および当該フルオレン化合物(1)と異なる種類の反応性官能基を有するフルオレン化合物(以下、「フルオレン化合物(2)」ともいう。)とを用い、これらを触媒であるパラジウム化合物の存在下において反応させる方法が挙げられる。
〔式中、X1 、X4 およびX5 はそれぞれ独立に反応性官能基を示し、R1 は2価の有機基を示し、R2 およびR3 はそれぞれ独立に1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。pおよびqは繰り返し数である。〕
溶媒および触媒であるパラジウム化合物としては、一般式(イ)で表される燐光発光性重合体を得るための反応工程に用いることができるものを用いることができ、また、その使用量としては、一般式(イ)で表される燐光発光性重合体を得るための反応工程に用いられる使用量を用いることができる。
また、重合処理において、反応温度としては、一般式(イ)で表される燐光発光性重合体を得るため反応工程に用いられる反応温度を用いることができる。
重合処理によって得られた反応生成物に対しては、その末端を任意の芳香族化合物で置換する処理を行うことが好ましく、これにより、発光効率および耐久性に優れた燐光発光性重合体が得られる。
以上の製造方法において、反応に供されるイリジウム錯体含有化合物(1)は、R1 がエチレン基であり、X1 が−Br基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなるものであり、またフルオレン化合物(1)は、R2 がオクチル基であり、X4 が−B(OC2 4 O)基であるものであり、フルオレン化合物(2)は、R3 がオクチル基であり、X3 が−Br基であるものであることが好ましい。
この場合においては、反応に供するイリジウム錯体含有化合物(1)と、フルオレン化合物(1)と、フルオレン化合物(2)との比率を調整することにより、得られる燐光発光性重合体における特定構造単位の割合を調整することができるが、反応系中において、ハロゲン性官能基とホウ素誘導体官能基との存在比を1:1とする必要がある。
また、一般式(ハ)で表される本発明の燐光発光性重合体を製造するための好ましい例としては、下記反応式(3)に示すように、特定金属錯体含有化合物としてイリジウム錯体含有化合物(1)と、特定芳香族化合物としてジフェニルエーテル化合物(1)と、アミノカルバゾール化合物(以下、「アミノカルバゾール化合物(1)」ともいう。)とを用い、これらを触媒であるパラジウム化合物および塩基の存在下において反応させる方法が挙げられる。
ここに、この反応工程においては、イリジウム錯体含有化合物(1)における反応性官能基はハロゲン基に限定される。
〔式中、X1 およびX2 は反応性官能基を示し、R1 は2価の有機基を示し、R4 およびR5 はそれぞれ独立に1価の有機基を示し、Lは有機配位子を示す。sおよびtは繰り返し数である。aおよびbは0〜5の整数である。〕
この反応工程に用いられる溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル溶媒、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
これらは、単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
溶媒の好ましい具体例としては、芳香族炭化水素溶媒が挙げられる。
溶媒の使用量は、反応に供する化合物の種類などによっても異なるが、通常、反応に供する化合物の合計総濃度が5〜30質量%となる割合であることが好ましい。
触媒であるパラジウム化合物としては、パラジウム(0)錯体、パラジウム(II)塩を用いることができるが、パラジウム(0)錯体を用いることが好ましく、これらの中では、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を用いることが好ましい。 これらは、単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
パラジウム触媒の使用量は、通常、反応に供する化合物の合計総モル数に対して0.1〜10mol%であることが好ましい。
また、触媒としては、パラジウム化合物と共にホスフィンを併用することが好ましい。 かかるホスフィンとしては、例えばジフェニルホスフィノフェロセン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)、トリフェニルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィンなどを用いることができる。
触媒として、パラジウム化合物およびホスフィンを併用する場合には、それぞれ個別に反応系に添加してもよいが、予めパラジウム化合物およびホスフィンの錯体を調製し、これを反応系に添加してもよい。
触媒として、パラジウム化合物およびホスフィンを併用する場合において、ホスフィンの使用量は、パラジウム化合物1molに対して0.01〜10000molの範囲であればあよく、特に、ホスフィンが高価なものであるため経済性を考慮すると、パラジウム化合物1molに対して0.1〜10molの範囲である。
塩基としては、例えばt−ブトキシナトリウム、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシドなどを用いることができる。
これらは、単独で若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
塩基の使用量は、反応系中におけるハロゲン1モルに対して1〜5モル当量であることが好ましい。
重合処理において、反応温度は、20〜250℃であることが好ましく、より好ましくは50〜150℃である。
重合処理によって得られた反応生成物に対しては、その末端を任意の芳香族化合物で置換する処理を行うことが好ましく、これにより、発光効率および耐久性に優れた燐光発光性重合体が得られる。
以上の製造方法において、反応に供されるイリジウム錯体含有化合物(1)は、R1 がエチレン基であり、X1 が−Br基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなるものであり、またフェニルエーテル化合物(1)は、X2 が−Br基であるものであり、アミノカルバゾール化合物(2)は、aが0、bが1であってR5 がフェニル環の5位の位置に結合し、メチル基であるものであることが好ましい。
以上のような本発明の燐光発光性重合体は、単独で有機EL素子の発光層を形成する材料として用いることができる。
本発明の燐光発光性重合体を、単独で有機EL素子の発光層を形成する材料として用いる場合には、必要に応じて、電子輸送性低分子材料化合物などの任意の添加物を加えることができる。
電子輸送性低分子化合物としては、トリス(8−ヒドロキシキノリノ)アルミニウム(Alq3)のような金属錯体、2−(4−ビフェニル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1, 3, 4−オキサジアゾール(PBD)のようなオキサジアゾール化合物、1−フェニル−2−ビフェニル−5−tert−ブチルフェニル−1, 3, 4−トリアゾール(TAZ)のようなトリアゾール化合物が挙げられ、特に、2−(4−ビフェニル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1, 3, 4−オキサジアゾール(PBD)のようなオキサジアゾール化合物を用いることが好ましい。
電子輸送性低分子化合物の含有割合は、燐光発光性重合体100質量部に対して10〜40質量部であることが好ましい。
本発明の燐光発光性重合体は、通常、適宜の有機溶剤に溶解させることによって発光層形成用重合体液として利用される。この重合体溶液は、発光層を形成すべき基体の表面に塗布し、得られた塗膜に対して有機溶剤の除去処理を行うことにより、有機EL素子における発光層を形成することができる。
発光層形成用重合体溶液を調製するための有機溶剤としては、用いられる本発明の燐光発光性重合体を溶解し得るものであれば特に限定されず、その具体例としては、クロロホルム、クロロベンゼン、テトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系溶剤、シクロヘキサノン、乳酸エチル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、エチルエトキシプロピオネート、メチルアミルケトンなどが挙げられる。これらの有機溶剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中では、均一な厚みを有する薄膜が得られる点で、適当な蒸発速度を有するもの、具体的には沸点が70〜200℃程度の有機溶剤を用いることが好ましい。
有機溶剤の使用割合は、燐光発光性重合体の種類によって異なるが、通常、燐光発光性重合体の濃度が0.5〜10質量%となる割合である。
また、重合体溶液を塗布する手段としては、例えばスピンコート法、ディッピング法、ロールコート法、インクジェット法、印刷法などを利用することができる。
形成される発光層の厚みは、特に限定されるものではないが、通常、10〜200nm、好ましくは30〜100nmの範囲で選択される。
このような燐光発光性重合体によれば、高い発光輝度が得られる発光層を、インクジェット法などの湿式法により容易に形成することができ、結局、高い発光輝度の有機EL素子が得られる。
<有機EL素子>
図1は、本発明の有機EL素子の構成の一例を示す説明用断面図である。
この例の有機EL素子は、透明基板1上に、正孔を供給する電極である陽極2が例えば透明導電膜により設けられ、この陽極2上に正孔注入輸送層3が設けられ、この正孔注入輸送層3上に発光層4が設けられ、この発光層4上にホールブロック層8が設けられ、このホールブロック層8上に電子注入層5が設けられ、この電子注入層5上に電子を供給する電極である陰極6が設けられている。そして、陽極2および陰極6は、直流電源7に電気的に接続される。
この有機EL素子において、透明基板1としては、ガラス基板、透明性樹脂基板または石英ガラス基板などを用いることができる。
陽極2を構成する材料としては、好ましくは、仕事関数の大きい例えば4eV以上の透明性材料が用いられる。ここで、仕事関数とは、固体から真空中に電子を取り出すのに要する最小限の仕事の大きさをいう。陽極2としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)膜、酸化スズ(SnO2 )膜、酸化銅(CuO)膜、酸化亜鉛(ZnO)膜などを用いることができる。
正孔注入輸送層3は、正孔を効率よく発光層4に供給するために設けられたものであって、陽極2から正孔(ホール)を受け取って、発光層4に輸送する機能を有するものである。この正孔注入輸送層3を構成する材料としては、例えばポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリスチレンスルホネートなどの電荷注入輸送材料を好適に用いることができる。また、正孔注入輸送層3の厚みは、例えば10〜200nmである。
発光層4は、電子とホールとを結合させ、その結合エネルギーを光として放射する機能を有するものであり、この発光層4は、上記の有機EL素子用重合体組成物によって形成されている。発光層4の厚みは、特に限定されるものではないが、通常、5〜200nmの範囲で選択される。
ホールブロック層8は、正孔注入輸送層3を介して発光層4に供給された正孔が電子注入層5に侵入することを抑制し、発光層4におけるホールと電子との再結合を促進させ、発光効率を向上させる機能を有するものである。
このホールブロック層8を構成する材料としては、例えば下記式(1)で表される2, 9−ジメチル−4, 7−ジフェニル−1, 10−フェナントロリン(バソクプロイン:BCP)、下記式(2)で表される1, 3, 5−トリ(フェニル−2−ベンゾイミダゾリル)ベンゼン(TPBI)などを好適に用いることができる。
また、ホールブロック層8の厚みは、例えば10〜30nmである。
電子注入層5は、陰極6から受け取った電子をホールブロック層8を介して発光層4まで輸送する機能を有するものである。この電子注入層5を構成する材料としては、バソフェナントロリン系材料とセシウムとの共蒸着系(BPCs)を用いることが好ましく、その他の材料としては、アルカリ金属およびその化合物(例えばフッ化リチウム、酸化リチウム)アルカリ土類金属およびその化合物(例えばフッ化マグネシウム、フッ化ストロンチウム)などを用いることができる。この電子注入層5の厚みは、例えば0.1〜100nmである。
陰極6を構成する材料としては、仕事関数の小さい例えば4eV以下のものが用いられる。陰極6の具体例としては、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、インジウムなどよりなる金属膜、またはこれらの金属の合金膜などを用いることができる。
陰極6の厚みは、材料の種類によって異なるが、通常、10〜1000nm、好ましくは50〜200nmである。
本発明において、上記の有機EL素子は、例えば以下のようにして製造される。
先ず、透明基板1上に、陽極2を形成する。
陽極2を形成する方法としては、真空蒸着法またはスパッタ法などを利用することができる。また、ガラス基板などの透明基板の表面に例えばITO膜などの透明導電膜が形成されてなる市販の材料を用いることもできる。
このようにして形成された陽極2上に、正孔注入輸送層3を形成する。
正孔注入輸送層3を形成する方法としては、具体的に、電荷注入輸送材料を適宜の溶剤に溶解することによって正孔注入輸送層形成液を調製し、この正孔注入輸送層形成液を、陽極2の表面に塗布し、得られた塗布膜に対して溶剤の除去処理を行うことによって正孔注入輸送層3を形成する手法を用いることができる。
次いで、本発明の燐光発光性重合体を含有してなる重合体溶液を発光層形成液として用い、この発光層形成液を正孔注入輸送層3上に塗布し、得られた塗布膜を熱処理することにより、発光層4を形成する。
発光層形成液を塗布する方法としては、スピンコート法、ディップ法、インクジェット法、印刷法などを利用することができる。
そして、このようにして形成された発光層4上に、ホールブロック層8を形成すると共に、このホールブロック層8の上に電子注入層5を形成し、更に、この電子注入層5の上に、陰極6を形成することにより、図1に示す構成を有する有機EL素子が得られる。
以上において、ホールブロック層8、電子注入層5および陰極6を形成する方法としては、真空蒸着法などの乾式法を利用することができる。
上記の有機EL素子においては、直流電源7により、陽極2と陰極6との間に直流電圧が印加されると、発光層4が発光し、この光は、正孔注入輸送層3、陽極2および透明基板1を介して外部に放射される。
このような構成の有機EL素子によれば、発光層4が上記の燐光発光性重合体によって形成されているため、高い発光輝度が得られる。
また、ホールブロック層8が配設されていることにより、陽極2からの正孔と陰極6からの電子とにおける結合が高い効率をもって実現され、その結果、高い発光輝度および発光効率が得られる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1〕
(燐光発光性重合体の合成例)
一般式(1−1)においてR1 がブチレン基であり、X1 が−Br基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなる化合物0.02g(0.01mmol)と、4,4’−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニルエーテル0.04g(0.2mmol)と、ハロゲンフェニルエーテル化合物として4,4−ブロモジフェニルエーテル0.06g(0.19mmol)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.007g(0.006mmol)とを、トルエン2mlと2NNa2 CO3 水溶液1mlとの混合溶媒中に溶解させ、得られる溶液を110℃に加熱することにより25時間かけて重合処理した。その後、この反応系に同温度でフェニルボロン酸0.06g(0.5mmol)を添加して4時間反応させた後、ブロモベンゼン0.16g(1mmol)を添加して更に4時間反応させることにより、ポリマー末端を置換した。
得られた反応溶液を、1N塩酸、ジエチルアミン水溶液の順で分液洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。そして、減圧蒸留で有機溶媒を除去した後、アセトンにより再沈殿処理することにより、重合体(以下、「重合体(A)」ともいう。)を0.13g得た。
得られた重合体(A)は、NMR分析により、一般式(イ)において、R1 がブチレン基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された、イリジウム原子がフェニル環の2位の位置で結合されている共にピリジン環の窒素原子と配位結合されている有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなる特定構造単位を含有し、その特定構造単位の含有割合が2.5mol%であり、その両末端にフェニル基を有する重合体であることが確認された。
また、重合体(A)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ法によるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が11000であることが確認された。
(有機EL素子の作成例)
上記の重合体(A)による発光層を有し、図1に示されている構成による有機EL素子を作製した。
すなわち、表面にITOよりなる透明導電膜が形成されてなるガラス製透明基板を用意し、この基板を、中性洗剤、超純水、イソプロピルアルコール、超純水およびアセトンをこの順に用いて超音波洗浄し、更にオゾン雰囲気中で紫外線を照射することより、洗浄処理した。
この基板の透明導電膜上に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリスチレンスルホネート(PEDOT/PSS)の溶液をスピンコート法によって塗布し、その後、得られた厚さ65nmの塗布膜を窒素雰囲気下において250℃で30分間乾燥することにより、正孔注入輸送層を形成した。
次いで、得られた正孔注入輸送層の表面に、重合体(A)のシクロヘキサノン溶液(濃度3質量%)をスピンコート法によって塗布し、得られた厚さ40nmの塗布膜を窒素雰囲気下において120℃で10分間乾燥することにより、発光層を形成した。
次いで、1×10-4Pa以下に減圧された真空装置内において、発光層の表面に、バソクプロインを30nmの厚さに蒸着してホールブロック層を形成し、その上にフッ化リチウムを0.5nmの厚さに蒸着して電子注入層を形成し、その上にカルシウムを30nmおよびアルミニウムを100nmの厚みで蒸着することによって陰極を形成し、その後、ガラス材料によって封止することにより、有機EL素子(A1)を製造した。
得られた有機EL素子(A1)について、その発光特性を確認したところ、特定構造単位よりなるイリジウム錯体成分に由来の波長515nm付近のみの発光が得られた。
更に、有機EL素子(A1)の製造工程において、発光層を形成する際の乾燥温度を120℃から160℃に変更したこと以外は有機EL素子(A1)の製造工程と同様の手法によって有機EL素子(A2)を製造し、この有機EL素子(A2)の発光特性を確認したところ、有機EL素子(A1)と同等の発光輝度が得られた。
この結果から、有機EL素子(A1)および有機EL素子(A2)の発光層に係る重合体(A)は、後述する比較用有機EL素子(1)および比較用有機EL素子(2)の発光層に係る組成物に比して高い熱的安定性を有しており、これにより、重合体(A)よりなる発光層を有する有機EL素子には優れた耐久性が得られることが確認された。
〔実施例2〕
(燐光発光性重合体の合成例)
一般式(1−1)においてR1 がブチレン基であり、X1 が−Br基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなる化合物0.09g(0.05 mmol)と、9,9−ジオクチル−2,7−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フルオレン0.64g(1mmol)と、9,9−ジオクチル2,7−ジブロモフルオレン0.52g(0.95mmol)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.03g(0.03mmol)とを、トルエン6mlと2NNa2 CO3 水溶液3mlの混合溶媒中に溶解させ、得られる溶液を110℃に加熱することにより25時間かけて重合処理した。その後、この反応系に同温度でフェニルボロン酸0.06g(0.5mmol)を添加して4時間反応させた後、ブロモベンゼン0.16g(1mmol)を添加して更に4時間反応させることにより、ポリマー末端を置換した。
得られた反応溶液を、1N塩酸、ジエチルアミン水溶液の順で分液洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。そして、減圧蒸留で有機溶媒を除去した後、アセトンにより再沈殿処理することにより、重合体(以下、「重合体(B)」ともいう。)を0.25g得た。
得られた重合体(B)は、NMR分析により、一般式(ロ)において、R1 がブチレン基であり、R2 およびR3 が共にオクチル基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された、イリジウム原子がフェニル環の2位の位置で結合されている共にピリジン環の窒素原子と配位結合されている有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなる特定構造単位を含有し、その特定構造単位の含有割合が2.5mol%であり、その両末端にフェニル基を有する重合体であることが確認された。
また、重合体(B)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ法によるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が22,000であることが確認された。
(有機EL素子の作成例)
実施例1において、重合体(A)に代えて重合体(B)を用いたこと以外は実施例1における有機EL素子の作成例と同様にして有機EL素子(B1)を製造し、この有機EL素子(B1)の発光特性を確認したところ、特定構造単位よりなるイリジウム錯体成分に由来の波長515nm付近のみの発光が得られた。
また、有機EL素子(B1)の製造工程において、発光層を形成する際の乾燥温度を120℃から160℃に変更したこと以外は有機EL素子(B1)の製造工程と同様の手法によって有機EL素子(B2)を製造し、この有機EL素子(B2)の発光特性を確認したところ、有機EL素子(B1)と同等の発光輝度が得られた。
この結果から、有機EL素子(B1)および有機EL素子(B2)の発光層に係る重合体(B)は、後述する比較用有機EL素子(1)および比較用有機EL素子(2)の発光層に係る組成物に比して高い熱的安定性を有しており、これにより、重合体(B)よりなる発光層を有する有機EL素子には優れた耐久性が得られることが確認された。
〔実施例3〕
(燐光発光性重合体の合成例)
特定イリジウム錯体含有化合物として一般式(1−1)においてR1 がブチレン基であり、X1 が−Br基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなる化合物0.087g(0.05 mmol)と、一般式(2)においてaが0、bが1であってフェニル環の5位の位置に結合されてなるR5 がメチル基である化合物0.620g(1mmol)と、4,4’−ジブロモジフェニルエーテル0.31g(0.95mmol)と、触媒としてトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd2 (dba)3 )0.03g(0.03mmol)およびジフェニルホスフィノフェロセン(DPPF)0.05g(0.09mmol)と、塩基としてt−ブトキシナトリウム0.29g(3mmol)とをメシチレン10ml中に溶解させた。得られた溶液を140℃に加熱することにより35時間かけて重合処理した。その後、この反応系に同温度でジフェニルアミン 0.08g(0.5mmol)を添加して4時間反応させた後、ブロモベンゼン0.16g(1mmol)を添加して更に4時間反応させることにより、ポリマー末端を置換した。
得られた反応溶液にエチレンジアミン水溶液を加えてクロロホルムで分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。そして、減圧蒸留で有機溶媒を除去した後、アセトンによって再沈殿処理することにより、重合体(以下、「重合体(C)」ともいう。)を0.21g得た。
得られた重合体(C)は、NMR分析により、一般式(ハ)において、R1 がブチレン基であり、aが0、bが1であってフェニル環の5位の位置に結合されてなる基R5 がメチル基であり、Lがフェニルピリジンにより形成された、イリジウム原子がフェニル環の2位の位置で結合されている共にピリジン環の窒素原子と配位結合されている有機配位子であり、酸素原子がフェニル環の4位の位置に結合されてなる特定構造単位を含有し、その特定構造単位の含有割合が2.5mol%であると共に、繰り返し数sが付されている構造単位に係る末端がフェニル基であり、また繰り返し数tが付されている構造単位に係る末端がジフェニルアミノ基である構造を有する重合体であることが確認された。
また、重合体(C)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ法によるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が16,000であることが確認された。
(有機EL素子の作成例)
実施例1において、重合体(A)に代えて重合体(C)を用いたこと以外は実施例1における有機EL素子の作成例と同様にして有機EL素子(C1)を製造し、この有機EL素子(C1)の発光特性を確認したところ、特定構造単位よりなるイリジウム錯体成分に由来の波長515nm付近のみの発光が得られた。
また、有機EL素子(C1)の製造工程において、発光層を形成する際の乾燥温度を120℃から160℃に変更したこと以外は有機EL素子(C1)の製造工程と同様の手法によって有機EL素子(C2)を製造し、この有機EL素子(C2)の発光特性を確認したところ、有機EL素子(C1)と同等の発光輝度が得られた。
この結果から、有機EL素子(C1)および有機EL素子(C2)の発光層に係る重合体(C)は、後述する比較用有機EL素子(1)および比較用有機EL素子(2)の発光層に係る組成物に比して高い熱的安定性を有しており、これにより、重合体(C)よりなる発光層を有する有機EL素子には優れた耐久性が得られることが確認された。
〔比較例1〕
実施例1において、重合体(A)のシクロヘキサノン溶液に代えてポリビニルカルバゾール(PVK)と、2−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(PBD)とのモル比が8:2であり、イリジウム錯体化合物Ir(ppy)3 の含有割合が1mol%である組成物のシクロヘキサノン溶液(濃度3質量%)を用い、ホールブロック層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして比較用有機EL素子(1)を製造し、この比較用有機EL素子(1)の発光特性を確認したところ、イリジウム錯体化合物Ir(ppy)3 に由来の発光が得られた。
また、比較用有機EL素子(1)の製造工程において、発光層を形成する際の乾燥温度を120℃から160℃に変更したこと以外は比較用有機EL素子(1)の製造工程と同様の手法によって比較用有機EL素子(2)を製造し、この比較用有機EL素子(2)の発光特性を確認したところ、その発光輝度が比較用有機EL素子(1)に比して40%低下していた。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の一例における構成を示す説明用断面図である。
符号の説明
1 透明基板
2 陽極
3 正孔注入輸送層
4 発光層
5 電子注入層
6 陰極
7 直流電源
8 ホールブロック層

Claims (7)

  1. 芳香族化合物基を含有する主鎖に、フェニルピリジン構造を有する金属錯体含有基が結合していることを特徴とする燐光発光性重合体。
  2. 下記一般式(A)〜一般式(D)のいずれかで表される金属錯体含有構造単位を含有することを特徴とする請求項1に記載の燐光発光性重合体。
    〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Bは単結合または酸素原子、フェニレン基、アルキレン基若しくはアルコキシレン基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数であり、dは1または2である。〕
    〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Bは単結合または酸素原子、フェニレン基、アルキレン基若しくはアルコキシレン基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数であり、dは1または2である。〕
    〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数である。〕
    〔式中、Aは芳香族化合物基を示し、Mは2〜4価の金属原子を示し、Lは有機配位子を示す。wは1〜3の整数である。〕
  3. 金属錯体含有構造単位の含有割合が0.1〜10mol%であることを特徴とする請求項1に記載の燐光発光性重合体。
  4. 分子中にカルバゾール骨格、フルオレン骨格およびジフェニルエーテル骨格のうちの少なくとも1種の骨格を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燐光発光性重合体。
  5. 金属錯体含有構造単位における基Aが、カルバゾール骨格およびフルオレン骨格のうちの少なくとも1種の骨格を有する芳香族化合物基であることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の燐光発光性重合体。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の燐光発光性重合体により形成された発光層を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  7. ホールブロック層を備えてなることを特徴とする請求項6に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
JP2004132508A 2004-04-28 2004-04-28 燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子 Pending JP2005314505A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132508A JP2005314505A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子
US11/114,001 US20050244674A1 (en) 2004-04-28 2005-04-26 Phosphorescent polymer and production process thereof, organic electroluminescence device, and metal conplex-containing compond and production process thereof
EP05009218A EP1591511A3 (en) 2004-04-28 2005-04-27 Phosphorescent polymer and production process thereof, organic electroluminescence device, and metal complex-containing compound and production process thereof
TW094113488A TW200609327A (en) 2004-04-28 2005-04-27 Phosphorescent polymer and production process thereof, organic electroluminescense device, and metal complex-containing compound and production process thereof
KR1020050035658A KR101230709B1 (ko) 2004-04-28 2005-04-28 인광 발광성 중합체 및 그의 제조 방법, 유기 전계발광소자, 및 금속 착체 함유 화합물 및 그의 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132508A JP2005314505A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005314505A true JP2005314505A (ja) 2005-11-10

Family

ID=35442267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004132508A Pending JP2005314505A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005314505A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020952A1 (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子材料およびそれを用いた素子
JP2007161934A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Showa Denko Kk 高分子発光材料、有機エレクトロルミネッセンス素子および表示装置
JP2008024797A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Jsr Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびその製造方法、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2010073850A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Seiko Epson Corp 有機el素子とその製造方法
JP2010126535A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd リン光発光単位を含んだ化合物、発光高分子及び発光高分子を含んだ有機発光素子
JP2013538278A (ja) * 2010-09-14 2013-10-10 メルク パテント ゲーエムベーハー 有機エレクトロルミネッセンス素子のための材料

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020952A1 (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子材料およびそれを用いた素子
US8274074B2 (en) 2005-08-12 2012-09-25 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymer material and device using the same
JP2007161934A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Showa Denko Kk 高分子発光材料、有機エレクトロルミネッセンス素子および表示装置
JP2008024797A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Jsr Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびその製造方法、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2010073850A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Seiko Epson Corp 有機el素子とその製造方法
JP2010126535A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd リン光発光単位を含んだ化合物、発光高分子及び発光高分子を含んだ有機発光素子
US9206170B2 (en) 2008-11-28 2015-12-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Compound comprising phosphorescence unit, emitting polymer and organic emitting device comprising the emitting polymer
JP2013538278A (ja) * 2010-09-14 2013-10-10 メルク パテント ゲーエムベーハー 有機エレクトロルミネッセンス素子のための材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101230709B1 (ko) 인광 발광성 중합체 및 그의 제조 방법, 유기 전계발광소자, 및 금속 착체 함유 화합물 및 그의 제조 방법
TWI568765B (zh) 發光聚合物及裝置
JP6865753B2 (ja) 発光組成物
JP6551238B2 (ja) ポリマー又はオリゴマー、正孔輸送材料組成物、及び、これらを用いた有機エレクトロニクス素子
EP1589595A2 (en) Charge transporting polymer and production process thereof, and polymer composition for organic electroluminescence device and organic electroluminescence device
JP4701818B2 (ja) トリアジン化合物および有機エレクトロルミネッセンス素子用組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4929732B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびその製造方法、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4867244B2 (ja) 電荷輸送性化合物およびその製造方法、有機エレクトロルミネッセンス素子用組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
KR101030400B1 (ko) 중합체, 유기 전계 발광 소자 형성용 중합체 및 유기 전계발광 소자용 중합체 조성물, 및 유기 전계 발광 소자
JP4961540B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用化合物、組成物および有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2004323823A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子形成用重合体材料および重合体組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2008001621A (ja) トリチル化合物、トリチル化合物の製造方法、電荷輸送材料、発光材料及び有機電界発光素子
JP2005314505A (ja) 燐光発光性重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4655590B2 (ja) 発光剤およびその製造方法、発光性組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5003002B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびその製造方法、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2009038280A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用化合物および有機エレクトロルミネッセンス素子用組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4802472B2 (ja) アリーレンエーテル重合体、有機エレクトロルミネッセンス素子用重合体組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2006056821A (ja) フルオレン化合物およびその製造方法、フルオレン重合体およびその製造方法並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2005171053A (ja) 重合体、有機エレクトロルミネッセンス素子形成用重合体および有機エレクトロルミネッセンス素子用重合体組成物、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4462016B2 (ja) ジフェニルメタン重合体およびその製造方法、有機エレクトロルミネッセンス素子用重合体組成物並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
EP1582550A1 (en) Polymer for organic el element, composition for organic el element, and organic el element
JP2006063036A (ja) スピロフルオレン化合物およびその製造方法、スピロフルオレン重合体およびその製造方法並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5135690B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびその製造方法、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2008024797A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびその製造方法、並びに有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2006069999A (ja) フルオレン化合物およびその製造方法、フルオレン重合体およびその製造方法並びに有機エレクトロルミネッセンス素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090318

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222