JP2005310341A - 記録装置、検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスクの複数の検出孔に対応して書込可否判別ができる検出装置を簡易に実現する。
【解決手段】 カートリッジには少なくとも第1,第2の検出孔が形成され、該第1の検出孔をH0、第2の検出孔をH1とすると、H0,H1が両方とも開状態ならば、検出孔判別部内の押圧子が付勢部からの付勢力により上方に位置し、検出スイッチ部から所定の間隔を開ける、つまり、スイッチオフの状態となり、ディスクへの書込は不可と判別される。また、H0またはH1の検出孔がいずれかが閉状態ならば、押圧子突出部が検出孔により押圧され、押圧子は検出スイッチ部と接触する、つまりスイッチオンの状態となり、ディスクへの書込は可と判別される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばディスクがカートリッジに収納された形態の記録媒体に対応する記録装置と、記録装置に搭載される検出装置に関するものである。
特開平8−96552号公報 特開平5−36234号公報 特開平5−144165号公報 特開平8−321129号公報
近年、各種記録媒体が開発され、また高密度記録等による記録容量の拡大も進められている。さらに新規な記録媒体の開発に伴っては、過去の記録媒体との互換性を維持することも重要となる。
このような事情から、1つの範疇(グループ)の記録媒体として、多様な種別の記録媒体が併存する状況が生じた。
現在普及しているミニディスク(MD:MINI DISC)を例に挙げる。ミニディスクは、最初にオーディオ記録用途として開発され、その際には、ディスク上にデータを全てエンボスピットで記録する再生専用のディスクと、光磁気ディスクを用い磁界変調方式で記録を行うことで、ユーザーサイドで音楽等の録音が可能な記録再生型のディスクが用意された。
その後、オーディオデータだけでなく、コンピュータユースのデータ等も記録再生できるように、MD−Dataと呼ばれるフォーマットが開発され、さらに近年、より汎用的にデータを扱うとともに、著しい高密度化を実現したディスク(Hi−MDと呼ばれる)が開発されている。また、Hi−MDと呼ばれる新規ディスクの中でも、さらに新規なディスクが開発されている。
これらは、いわゆるミニディスクとしての範疇における各種のディスクであるが、それぞれ略同形状で同サイズのカートリッジに収納されたディスクであり、ミニディスクに対応する記録再生装置(ディスクドライブ装置)に装填可能である。
しかしながら、ミニディスク対応のディスクドライブ装置としても、当然ながら旧来の機種、つまり、旧来の種別のディスクにのみ対応する機種が存在し、その旧来機種では、新規な種別のディスクは装填は可能なものの、新規フォーマットでのデータ書込ができなかったり、或いは動作エラーやデータ破壊を引き起こす場合が考えられる。
このため、多様な種別のディスクと、それぞれの世代毎に開発されたディスクドライブ装置との各種組み合わせにおいて、少なくとも動作エラーやデータ破壊等の不具合を起こさせないようにすることが必要である。
これらのことから、ディスクドライブ装置側では、同一範疇における多様な種別のディスクを的確に判別することが求められる。従来のディスク判別技術については、例えば上記特許文献3,4に開示されている。
また、旧来機種での新開発ディスクに対する不具合をなくすことが求められる。
特に旧来機種の対応を考えると、ディスクの書込可否(誤消去防止)の管理の問題が大きい。
例えばミニディスク方式の範疇では、カートリッジに書込可否の検出孔が設けられており、ユーザーがカートリッジに設けられたスライダを操作することで検出孔を開閉し、データ書込禁止状態(誤消去防止状態)と、書込可能状態を選択できるようにしている。
なお、これらの検出孔による書込可否検出については、例えば上記特許文献1,2,3に記述されている。
旧来機種のディスクドライブ装置において対応不能な新規ディスクについては、不具合を防止するために、旧来機種から見て書込禁止となるようにすることが考えられる。
ところが、上記検出孔により旧来機種に対して常に「書込禁止」と認識させる場合、新規機種としてのディスクドライブ装置では、その検出孔を書込可否の判断に使用できなくなる。このため、書込可否判別のための別の検出孔を設ける必要が生ずる。
だが、従来のディスクドライブ装置では、検出孔等に対応するスイッチ等の検出用デバイスは、1つの検出孔に対し1つの検出用デバイスが用いられている。このため、検出孔を追加することは、機器側での検出用デバイスも追加することに繋がり、コスト的に好ましくない。さらに、小型化や薄型化の妨げともなる。
そこで本発明は、多様な種別の記録媒体に対して、複数の検出孔に対応して適切な書込可否の判別が行うことが可能となる検出装置、及び検出装置を搭載した記録装置を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、筐体上面に設けられた第1,第2の突出孔から第1,第2の突出部が突出するように形成された検出装置と、装填された記録媒体による上記検出装置の上記第1、第2の突出部の押圧状況によって装填された記録媒体に対する記録可否を判別する判別手段とを備える。そして上記判別手段は、装填された記録媒体によって、上記第1の突出部が押圧された場合と、上記第2の突出部が押圧された場合のいずれの場合も、装填された記録媒体について記録可能と判別する。
また、本発明の記録装置は、上面に第1,第2の突出孔が設けられた筐体と、上記筐体内の底面の所定位置に配置される検出スイッチ部と、上記第1,第2の突出孔より突出可能な第1,第2の突出部と、上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる略Y字形状の押圧子と、上記押圧子の上記第1,第2の突出部が、上記第1,第2の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備えた検出装置を有する。この検出装置は、装填された記録媒体によって上記押圧子が押圧されず、上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、装填された記録媒体によって上記押圧子の第1の突出部もしくは第2の突出部が押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となる。そして上記検出装置の上記検出スイッチ部のオン状態/オフ状態により、装填された記録媒体に対する記録可否を判別する判別手段を備える。
また、少なくとも装填された記録媒体からの反射光に基づく信号から記録媒体の種別判別を行うことで、上記検出スイッチ部のオン状態/オフ状態により、各種別の記録媒体における書込可否判別が可能となるようにする。
本発明の検出装置は、複数の突出孔が設けられた支持体と、上記支持体内の所定位置に配置される検出スイッチ部と、上記複数の突出孔よりそれぞれ突出可能な複数の突出部と上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる押圧子と、上記押圧子の複数の突出部が、それぞれ上記複数の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備え、上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、上記押圧子の複数の突出部の少なくとも1つが押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となることを特徴とする。
また、検出装置は、上面に複数の突出孔を設け、底面の所定位置に検出スイッチ部を配置した筐体の内部に、上記複数の突出孔よりそれぞれ突出可能な複数の突出部と、上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる押圧子と、上記押圧子の複数の突出部が、それぞれ上記複数の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備え、上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、上記押圧子の複数の突出部の少なくとも1つが押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となることを特徴とする。
即ち本発明では、1つの検出装置として、複数の突出部(例えば第1,第2の突出部)を設けるようにする。そしてその各突出部(押圧子)が記録媒体の複数の検出孔の有無(開閉)に応じて押圧されるか、或いは押されない状態となる。この押圧状態に基づいて記録媒体に対して書込可能か否かを判別する。
本発明の記録装置では、1つの筐体から第1,第2の突出部が突出する構成の検出装置を備える。そして判別手段は、装填された記録媒体によって、上記第1の突出部が押圧された場合と、上記第2の突出部が押圧された場合のいずれの場合も、装填された記録媒体について記録可能と判別する。
または、上記検出装置は、突出孔より突出された第1,第2突出部のいずれかが押圧されたとき、当接部が検出スイッチ部と接触する構成とされ、この検出スイッチ部のオン状態/オフ状態により、装填された記録媒体に対する記録可否を判別する。
これらのような記録装置における検出装置の場合、記録媒体における複数の検出孔の開閉状況を1つの検出デバイスで判断し、記録か可能か否かを正確に判別できる。
従って、検出装置としてのデバイスの小型化、薄型化、コストダウンに適している。
また、検出装置を筐体内に収めることにより、電子機器等に取り付けるとき、配線等の手間が無くなり、簡単に取り付けることが可能となる。
また、突出部を多数設けた検出装置を用いれば、少なくとも1つの突出部が押圧されると検出スイッチ部が感知するため、検出孔が多数ある記録媒体またはOR回路を使用している電子機器等において使用することが可能となる。そのため、装置のコストダウン、また小型化や薄型化も可能となる。
以下、ミニディスクシステムとしての範疇の記録媒体及びディスクドライブ装置を例に挙げて本発明の実施の形態を説明する。説明は次の順序で行う。

1.記録再生装置(ディスクドライブ装置)の構造
2.検出孔判別部の構造
3.ディスクドライブ装置の構成
4.ディスク種別
5.ストレージ部の構成
6.カートリッジ検出孔
7.ディスク種別判別
8.書込可否判別処理
9.他の検出孔判別部の構造
10.検出孔判別部の突出長の設定
1.記録再生装置(ディスクドライブ装置)の構造

実施の形態としてのディスクドライブ装置は、磁界変調方式でデータ記録が行われる光磁気ディスクであるミニディスク(MD)方式のディスクに対する記録再生装置である。
但し、普及している音楽用途のミニディスクのみではなく、より高密度記録を可能とし、ビデオデータの他、コンピュータユースの各種データのストレージに利用できる高密度ディスクについても対応可能な記録再生装置である。
図1は、本実施の形態における記録再生装置の分解斜視図である。
図1における記録再生装置1は、本体キャビネット1aと、この本体キャビネット1aに対して支軸により開閉自在に設けられ、ディスク90を着脱する時に開閉される蓋1bとで構成される。また蓋1bの外部表面には、動作状態、モード状態等をユーザーに知らせるための表示部6、ユーザー操作部である各種操作子7が具備されている。なお、図示していないが、本体キャビネット1aまたは蓋1bの側面には、アナログ入出力端子、USB端子等、各入出力処理を行うための入出力端子が設けられている。
記録再生装置1内部には、ホルダー61、メカニズム(メカデッキ部)63、矩形状のプリント基板64と電池62等が組み込まれている。前記ホルダー61の奥端61aはメカニズム63に回動自在に枢支されている。またホルダー61には、カートリッジ91に収納されているディスク90がセットされる。そして、前記プリント基板64はメカニズム63に取り付けられている。
ディスク90にアクセスするメカニズム63は、ディスク90を回転させるターンテーブル、ターンテーブルを駆動するスピンドルモータ、光ピックアップ、光ピックアップを移動するスライド機構等により構成されてる。
また、電池62は、メカニズム63に対向し、かつディスク90を読み取るための光ピックアップと重ならないような位置に配置され、例えばカートリッジ91の挿入側においてプリント基板64と併設するように配置される。
カートリッジ91は、カートリッジ91内部に記録媒体となるディスク90を収納しており、後述するが、ディスク90へのデータ等の書込可/書込不可を設定できるようにスライダ93が設けられている。このスライダ93をユーザーの操作によって検出孔の開閉が可能とされている。
プリント基板64上には、ディスク装填時に、そのディスク90の誤消去防止を行う検出孔判別部50が実装されている。この検出孔判別部50についての詳細は後述する。
識別用穴70a,70bは、検出孔判別部50から突出している突出部52R,52Lと対向する位置に形成されており、メカニズム63とプリント基板64を合わせることにより突出部52R,52Lは識別用穴70a,70bから突出した形をなす。
また、識別用穴70a,70bは、ディスク装填時に、カートリッジ91上の検出孔に対向する位置に形成されいる。このため、突出部52R,52Lは識別用穴70a,70bを介してカートリッジ91上の検出孔に突入(又は検出孔が閉じられていれば当接)することになる。
そして、この突出部52R,52Lが、検出孔の開閉(又は有無)によって、押圧されているか否かを判別することにより、検出孔の開閉状態を判別することができる。
2.検出孔判別部の構造

本実施の形態における検出孔判別部50の構造を図2、図3を用いて詳しく説明する。図2(a)(b)(c)は検出孔判別部50の平面図、側面図、正面図であり、図2(d)は検出孔判別部50の回路構成を示している。
また図3(a)(b)は検出孔判別部50の内部構造を上面及び側面から見た状態で、模式的に示しているものである。
検出孔判別部50は、ガイド部51を筐体とし、押圧子52、検出スイッチ部53、付勢部54から構成されている。
ガイド部51は、略直方体をした筐体であり、該筐体の上面には、略円形の穴である突出孔51R,51Lが長手方向に所定の間隔を開けて設けられている。また、ガイド部51の内部底面には検出スイッチ部53が設けられている。
なお、本実施の形態では筐体の形状を直方体としたが、検出孔判別部としての動作に支障のない形状であればこだわることはない。
ガイド部51内には、上方に上記突出孔51R,51Lから突出する突出部52R,52Lを持ち、下方には検出スイッチ部53と当接するように配置された当接部52Uを備えた略Y字形状の押圧子52が設けられている。
なお、本実施の形態では、突出孔51R,51Lおよび突出部52R,52Lは断面円形状のものを使用したが、この形状は、検出孔判別部としての動作が正常に可動する形状であれば、三角形、矩形等の異なる形状でもよい。
押圧子52の下方には、コイルばね等の付勢部54が押圧子52を下から支えるように設けられている。この付勢部54の付勢力により押圧子52は中空に静止した状態、つまり突出部52R,52Lが突出孔51R,51Lから最大に突出する所定の位置に維持される。このとき、押圧子52の当接部52Uは、検出スイッチ部53と所定の間隔を開けた状態となる。
なお、付勢部54は、図上では2つの付勢部により押圧子52を支える構造を採っているが、当接部52Uおよび検出スイッチ部53を囲むように付勢部を設けてもよい。つまり、押圧子52が所定動作をすることのできる箇所に付勢部を設ければよい。
検出スイッチ部53は、書込可否を判別するためのスイッチである。当接部52Uによって検出スイッチ部が接触もしくは押されたとき、つまり押圧子52が所定位置から下へと移動したときに、図2(d)の回路におけるスイッチはオンの状態となり、また、当接部52Uが検出スイッチ部53と所定の間隔を開けているとき、つまり押圧子52が所定位置に在るときはスイッチはオフの状態となる。この検出スイッチのオン・オフにより、書込可否を判別する構造となっている。
本実施の形態では、検出スイッチ部53がオンのとき書込を可とし、スイッチがオフのとき、書込否とするように判別をする。しかし、本発明はスイッチのオンとオフの2つの信号を用いるため、スイッチがオンのとき書込否とし、またスイッチがオフのとき書込可とする等の異なる使い方であってもよい。
検出スイッチ部53は、上面には当接部52Uと接する接点部が設けられ、また外部の回路部との接続端子部Ta,Tcが導かれていることで、図2(d)の回路が形成される。端子Ta,Tcは図2(a)のように筐体であるガイド部51の外に形成され、図1に示したプリント基板64の所定位置に接続される。
そしてこの図2(d)の回路におけるオン・オフ状態は、端子部Ta,Tcの電位状態によって後述するストレージコントローラで判別される。
上記のように構成されている検出孔判別部50は、以下のように動作する。
所定位置にある押圧子52は、突出孔51R,51Lから突出している突出部52Rもしくは52Lが所定の力によって押圧されると、付勢部54は縮み、押圧子52は下方へと移動する。そして、押圧子52の当接部52Uは、当接する位置に設けられている検出スイッチ部53と接触もしくは押圧する、つまりスイッチがオンの状態となる。そして、スイッチがオンとなったという情報を、端子部Ta,Tcから出力する。
また、突出部52Rもしくは52Lを押圧している力が無くなると、付勢部54による付勢力により押圧子52は上方へ移動し、所定位置に戻ることとなる。つまり、検出スイッチ部53は当接部52Uと所定の間隔をあけた状態となり、スイッチがオフとなる。そして、スイッチがオフとなったという情報を、端子部Ta、Tcから出力する。
なお、図2(c)からわかるように、突出部52R、52Lの突出長は異なるものとされている。そして突出部52Rは、S0で示すストローク範囲で押圧され、突出部52LはS1で示すストローク範囲で押圧される。
突出部52R、52Lの突出長が異なるものとされる事情については後述する。
3.ディスクドライブ装置の構成

図4により本実施の形態の記録再生装置の構成を説明する。
図4においては、本実施の形態の記録再生装置1が、例えばパーソナルコンピュータ(或いはネットワーク)100として外部の機器との間でデータ通信可能な機器として示している。
記録再生装置1は、ストレージ部2、キャッシュメモリ3、USBインターフェース4、入出力処理部5、表示部6、操作部7、システムコントローラ8、ROM9、RAM10、キャッシュ管理メモリ11、NV−RAM12を備える。
ストレージ部2は、装填されたディスクに対する記録/再生を行う。本発明の実施の形態の検出孔判別部50もこのストレージ部2によって制御される。なお、ストレージ部2の構成については後述する。
キャッシュメモリ3は、ストレージ部2でディスクに記録するデータ、或いはストレージ部2によってディスクから読み出されたデータについてのバッファリングを行うキャッシュメモリである。例えばD−RAMにより構成される。
キャッシュメモリへのデータの書込/読出は、システムコントローラ(CPU)8において起動されるタスクによって制御される。
USBインターフェース4は、例えばパーソナルコンピュータ100とUSBケーブル101としての伝送路で接続された際の、データ伝送のための処理を行う。
入出力処理部5は、例えば記録再生装置1が単体でオーディオ機器として機能する場合に記録再生データの入出力のための処理を行う。
システムコントローラ8は、記録再生装置1内の全体の制御を行うと共に、接続されたパーソナルコンピュータとの間の通信制御を行う。
ROM9にはシステムコントローラ8の動作プログラムや固定パラメータ等が記憶される。
RAM10はシステムコントローラ8によるワーク領域として用いられ、また各種必要な情報の格納領域とされる。
キャッシュ管理メモリ11は、例えばS−RAMで構成され、キャッシュメモリ3の状態を管理する情報が格納される。システムコントローラ8はキャッシュ管理メモリ11を参照しながらデータキャッシュ処理の制御を行う。
NV−RAM(不揮発性RAM)12は、電源オフ時にも消失させないデータの格納領域として用いられる。
表示部6は、システムコントローラ8の制御に基づいて、ユーザーに対して提示すべき各種情報の表示を行う。例えば動作状態、モード状態、楽曲等のデータの名称情報、トラックナンバ、時間情報、その他の情報表示を行う。
操作部7には、ユーザーの操作のための各種操作子として、操作キーやジョグダイヤルなどが形成される。ユーザーは記録・再生、データ通信のための所要の動作を操作部7を操作して指示する。システムコントローラ8は操作部7によって入力された操作情報に基づいて所定の制御処理を行う。
なお、この図4の記録再生装置1の構成は一例であり、例えば入出力処理部5は、オーディオデータだけでなく、ビデオデータに対応する入出力処理系を備えるようにしてもよい。
また、パーソナルコンピュータ100との接続はUSBでなく、IEEE1394等の他の外部インターフェイスが用いられても良い。
4.ディスク種別

本実施の形態の記録再生装置1で記録媒体とされるディスクは、ミニディスク方式のディスクである。特に従前の音楽用のミニディスクだけではなく、コンピュータユースの各種データを記録できる高密度ディスクにも対応する。
まずここで、ミニディスク方式としての範疇に属し、本例の記録再生装置1に装填可能な各種の種別のミニディスクについて述べておく。
なお区別のために、各種別のミニディスクの名称として、「再生専用MD」「録再MD」「高密度MDタイプA」「高密度MDタイプB」「再生専用高密度MD」「高密度MDタイプC」という用語を用いる。これらはあくまで本明細書での説明上の名称である。各種別のディスクは次のようなものである。
再生専用MDとは、一般にプリマスタードディスクと呼ばれる再生専用のオーディオ用途のMDを指す。データは全てエンボスピットで記録される。
録再MDとは、光磁気ディスクとして形成され、磁界変調方式でデータの記録再生が可能とされたMDであり、オーディオ用途とされたMDを指す。
これら再生専用MDと録再MDは、いわゆる第1世代のMDであり、オーディオMDとして現在広く普及している。
なお、第1世代のMDの後に、オーディオ用途を拡張して一般データ記録用途に開発された、MD−DATAと呼ばれるものが存在するが、本明細書ではMD−DATAは上記録再MDまたは再生専用MDに属するものとして扱う。
その後、MD方式に準拠して高密度化を進めた次世代MDが開発された。これらを高密度MDとする。ここで言う高密度MDは、「Hi−MD」とも呼ばれるディスクであり、汎用的なデータストレージ用途に対応可能とされ、また第1世代MDに比して倍以上の記録容量を実現した。
そしてその高密度MDとしても開発が進み、現状では数種類の種別が存在する。これらを上記のように「高密度MDタイプA」「高密度MDタイプB」「高密度MDタイプC」と呼ぶこととする。
高密度MDタイプAは、「Hi−MD1」と呼ばれるディスクである。
高密度MDタイプBは、「Hi−MD1.5」と呼ばれるディスクである。
高密度MDタイプCは、「Hi−MD3」と呼ばれるディスクである。
また高密度MDタイプB(Hi−MD1.5)については、エンボスピットによる再生専用型も考えられており、これを高密度MDタイプBと区別する意味で「再生専用高密度MD」と呼ぶこととする。
ここで図5(a)(b)に、第1世代のMD(再生専用MD、録再MD(及びMD−DATA))と、高密度MD(高密度MDタイプA、高密度MDタイプB、再生専用高密度MD、高密度MDタイプC)の規格を比較して示す。
図5(a)に示すように、第1世代のMD(及びMD−DATA)のフォーマットとしては、トラックピッチは1.6μm、ビット長は0.59μm/bitとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。
録再MDでは、記録方式としては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グルーブ(ディスク盤面上の溝)をトラックとして記録再生に用いるようにしている。
アドレス方式としては、シングルスパイラルによるグルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成したウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされている。
なお、本明細書では、ウォブリングにより記録される絶対アドレスをADIP(Address in Pregroove)とも呼ぶ。
再生専用MDではグルーブは形成されず、エンボスピット列によりトラックが形成されており、またアドレスはデータとともに記録される。
これら第1世代のMDでは、記録データの変調方式としてはEFM(8−14変換)方式を採用している。また、誤り訂正方式としてはACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code) が採用され、データインターリーブには畳み込み型を採用している。データの冗長度は46.3%となる。
また、データの検出方式はビットバイビット方式である。ディスク駆動方式としてはCLV(Constant Linear Verocity)が採用されており、CLVの線速度としては、1.2m/sとされる。
そして、記録再生時の標準のデータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量としては、164MB(MD−DATAでは140MB)となる。
またクラスタというデータ単位がデータの最小書換単位とされるが、このクラスタは、32個のメインセクターと4個のリンクセクターによる36セクターで構成される。
一方、高密度MDとしては、現状において、2つの規格が存在する。即ち高密度MDタイプA及びダイプB(再生専用高密度MDを含む)としての規格と、さらに高密度化が実現された高密度MDタイプCとしての規格である。
先ず、高密度MDタイプA/タイプBの場合は、トラックピッチが1.5〜1.6μm、線密度0.437μm/bitであり、記録容量としては300MBまで高くなっている。また、標準速度における転送レートは、4.37Mbps、線速度は、2.4m/secとなっている。
また、高密度MDタイプCの場合は、トラックピッチが1.25μm、線密度0.16μm/bitであり、記録容量は1GBにまで高められている。また、標準速度における転送レートは、9.83Mbps、線速度は、1.98m/secとなっている。
なお、図5(b)には示していないが、高密度MDでの記録データの変調方式としては、高密度記録に適合するとされるRLL(1,7)PP方式(RLL;Run Length Limited、PP:Parity preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transition runlength))が採用され、誤り訂正方式としては、より訂正能力の高いBIS(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Reed Solomon−Long Distance Code)方式を用いている。データインターリーブにはブロック完結型が採用される。データの冗長度は20.50%とされる。
またデータの検出方式はパーシャルレスポンスPR(1,2,1)MLを用いたビタビ復号方式とされる。
なおRLL(1−7)変調及びRS−LDC誤り訂正方式については、例えば「特開平11−346154号公報」や、「国際特許公開公報WO 00/07300」などに開示されている技術である。
またディスク駆動方式はCLV(Constant Linear Verocity)又はZCAV(Zone Constant Angular Verocity)である。
5.ストレージ部の構成

上記図4に示したストレージ部2は、以上のような第1世代のMDと汎用データ記録媒体としての高密度MDに対応できるディスクドライブ部とされる。
このストレージ部2の構成例を図6に示す。
図示するディスク90は、上述した各種のディスクである。ディスク90はカートリッジ91に収納されている。
ストレージ部2においては、装填されたディスク90をスピンドルモータ30によってCLV方式で回転駆動させる。
このディスク90に対しては記録/再生時に光学ヘッド20によってレーザ光が照射される。
光学ヘッド20は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。このため、光学ヘッド20には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのフォトディテクタが搭載されている。光学ヘッド20に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、ディスク90を挟んで光学ヘッド20と対向する位置には磁気ヘッド19が配置されている。磁気ヘッド19は記録データによって変調された磁界をディスク90に印加する動作を行う。
また、図示しないが光学ヘッド20全体及び磁気ヘッド19をディスク半径方向に移動させるためスレッドモータ及びスレッド機構が備えられている。
このストレージ部2では、光学ヘッド20、磁気ヘッド19による記録再生ヘッド系、スピンドルモータ30によるディスク回転駆動系のほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設けられる。
記録処理系では、第1世代MDに対する記録時に第1の変調方式の変調(EFM変調・ACIRCエンコード)を行う部位と、高密度MDに対する記録時に第2の変調方式(RLL(1−7)PP変調、RS−LDCエンコード)の変調を行う部位が設けられる。
再生処理系では、第1世代MD(及び高密度MDのU−TOC)の再生時に第1の変調方式に対する復調(EFM復調・ACIRCデコード)を行う部位と、高密度MDの再生時に第2の変調方式に対する復調(パーシャルレスポンスPR(1,2,1)及びビタビ復号を用いたデータ検出に基づくRLL(1−7)復調、RS−LDCデコード)を行う部位が設けられる。
光学ヘッド20のディスク90に対するレーザ照射によりその反射光として検出された情報(フォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)は、RFアンプ22に供給される。
RFアンプ22では入力された検出情報に対して電流−電圧変換、増幅、マトリクス演算等を行い、再生情報としての再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク90にトラックのウォブリングにより記録されているADIP情報)等を抽出する。
第1世代MDの再生時には、RFアンプで得られた再生RF信号は、EFM復調部25及びACIRCデコーダ26で処理される。
即ち再生RF信号は、EFM復調部25で2値化されてEFM信号列とされた後、EFM復調され、さらにACIRCデコーダ26で誤り訂正及びデインターリーブ処理される。即ちこの時点でATRAC圧縮データの状態となる。
そして第1世代MDの再生時には、セレクタ27はB接点側が選択されており、当該復調されたATRAC圧縮データがディスク90からの再生データとして出力される。即ちデータバッファ33を介してストレージ部2から出力され、図4のキャッシュメモリ3に圧縮データが供給されることになる。
一方、高密度MDの再生時には、RFアンプ22で得られた再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部23及びRS−LDCデコーダ24で処理される。
即ち再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部23において、PR(1,2,1)及びビタビ復号を用いたデータ検出によりRLL(1−7)符号列としての再生データを得、このRLL(1−7)符号列に対してRLL(1−7)復調処理が行われる。そして更にRS−LDCデコーダ24で誤り訂正及びデインターリーブ処理される。
そして高密度MDの再生時には、セレクタ27はA接点側が選択されており、当該復調されたデータがディスク90からの再生データとして出力される。即ちデータバッファ33を介してストレージ部2から出力され、図4のキャッシュメモリ3に復調データが供給されることになる。
RFアンプ22から出力されるトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボ回路28に供給され、グルーブ情報はADIP復調部31に供給される。
ADIP復調部31は、グルーブ情報に対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウォブル成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調を行ってADIPアドレスを抽出する。
抽出された、ディスク上の絶対アドレス情報であるADIPアドレスはストレージコントローラ(CPU)32に供給される。ストレージコントローラ32ではADIPアドレスに基づいて、所要の制御処理を実行する。
またグルーブ情報はスピンドルサーボ制御のためにサーボ回路28に供給される。
サーボ回路28は、例えばグルーブ情報に対して再生クロック(デコード時のPLL系クロック)との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号を生成する。
またサーボ回路28は、スピンドルエラー信号や、上記のようにRFアンプ22から供給されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、或いはストレージコントローラ32からのトラックジャンプ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータドライバ29に対して出力する。即ち上記サーボエラー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処理、目標値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制御信号を生成する。
モータドライバ29では、サーボ回路28から供給されたサーボ制御信号に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ30を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。
このようなサーボドライブ信号により、ディスク90に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドルモータ30に対するCLV制御が行われることになる。
ディスク90に対して記録動作が実行される際には、キャッシュメモリ3からデータバッファ33にデータが供給される。
第1世代MDへの記録時には、セレクタ17がB接点に接続され、従ってACIRCエンコーダ15及びEFM変調部16が機能することになる。
この場合、キャッシュメモリ3からの圧縮データ(入出力処理部5内のオーディオ処理による圧縮データ)は、ACIRCエンコーダ15でインターリーブ及びエラー訂正コード付加が行われた後、EFM変調部16でEFM変調が行われる。
そしてEFM変調データがセレクタ17を介して磁気ヘッドドライバ18に供給され、磁気ヘッド19がディスク90に対してEFM変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータ記録が行われる。
高密度MDへの記録時には、セレクタ17がA接点に接続され、従ってRS−LDCエンコーダ13及びRLL(1−7)PP変調部14が機能することになる。
この場合、キャッシュメモリ3からの高密度データはRS−LDCエンコーダ13でインターリーブ及びRS−LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、RLL(1−7)PP変調部14でRLL(1−7)変調が行われる。
そしてRLL(1−7)符号列としての記録データがセレクタ17を介して磁気ヘッドドライバ18に供給され、磁気ヘッド19がディスク90に対して変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータ記録が行われる。
レーザドライバ/APC21は、上記のような再生時及び記録時においてレーザダイオードにレーザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automatic Lazer Power Control)動作も行う。
即ち、図示していないが、光学ヘッド20内にはレーザパワーモニタ用のディテクタが設けられ、そのモニタ信号がレーザドライバ/APC21にフィードバックされる。レーザドライバ/APC21は、モニタ信号として得られる現在のレーザパワーを、設定されているレーザパワーと比較して、その誤差分をレーザ駆動信号に反映させることで、レーザダイオードから出力されるレーザパワーが、設定値で安定するように制御している。
なお、レーザパワーとしては、再生レーザパワー、記録レーザパワーとしての値がストレージコントローラ32によって、レーザドライバ/APC21内部のレジスタにセットされる。
以上の各動作(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出、データ転送の各動作)は、システムコントローラ8からの指示に基づいたストレージコントローラ32の制御によって実行される。
また後述するが、ミニディスクとしてのディスク90を収納するカートリッジ91には、書込可否やディスク反射率を示すための検出孔が形成され、特に書込可否の検出孔はユーザーの操作によって開閉可能とされている。
ストレージ部2においては、このようなカートリッジ91の検出孔の状態(開閉又は有無)を検出するために上述した検出孔判別部50が設けられている。
図2,図3にも示したように、検出孔判別部50には、ディスク装填時に、そのカートリッジ91上の2つの検出孔に対向することになる位置に突出部52R,52Lが形成されており、検出孔が開いている場合は、突出部52R,52Lは検出孔内に突入し、図3における当接部52Uと検出スイッチ部53は接触していない(オフ)ものとなる。一方、検出孔が閉じられている場合(又は存在しない場合)は、突出部52R,52Lが押圧され、押圧子52の当接部52Uと検出スイッチ部53が接触する(オン)ものとされている。
この検出スイッチ部53のオン/オフの状態はストレージコントローラ32に供給され、これによってストレージコントローラ32は検出孔の状態を確認できることになる。
なお、この構成例ではストレージ部2内にストレージコントローラ32を設けたが、システムコントローラ8がストレージ部2内の各部を直接制御するような構成例も考えられる。
6.カートリッジ検出孔

上述した各種ディスクのカートリッジ91に設けられる検出孔について説明する。図7〜図10により各種ディスクのカートリッジ底面及び側面を示す。
図7〜図10に示すMDの範疇のディスクの場合、ディスク90は扁平なカートリッジ91に収納され、その内部で回転可能とされている。そしてカートリッジ91にはスライド式のシャッタ92が設けられ、各図のようにシャッタ92があけられることで内部のディスク90が表出する。なお、このシャッタ92は通常は閉じてディスク90を隠蔽しており、ディスクドライブ装置に装填されると、そのデッキ内の機構によりスライドされて開けられるものとされる。
図7は再生専用MDを示している。再生専用MDの場合、カートリッジ91の底面側の図示する所定位置に検出孔H0が形成される。
この検出孔H0の位置は、書込可否の判別のための位置とされ、検出孔H0が存在すること(検出孔H0が開状態となっていること)は書込不可(書込不能)を提示するものとなる。
再生専用MDの場合は、当然書込不能であることから、単に検出孔H0としての孔が形成されているのみで、その開閉機構は設けられていない。従ってカートリッジ91の側面等には、開閉のためのスライダは設けられない。
図9(a)(b)は、録再MD及び高密度MDタイプAのカートリッジ91を示している。
この場合、検出孔H0、H1が設けられる。検出孔H0は、再生専用MDと同様に書込可否を設定するためのものである。そしてこの場合、スライダ93が設けられ、検出孔H0はスライダ93の位置によって、図9(a)の閉状態と図9(b)の開状態をとることができる。即ちユーザーはスライダ93を操作して図9(a)(b)のように検出孔H0を開閉させ、書込可/書込不可を設定できる。
検出孔H0の開状態は書込不可、閉状態は書込可能を意味する。開状態が書込不可とされることで、上記再生専用MDの場合と検出孔H0が示す意味が一致される。
図9における2つ目の検出孔H1は、ディスク90の反射率を示すものとされる。録再MD及び高密度MDタイプAは光磁気ディスクであり、再生専用MDがエンボスピットが形成された光ディスクであることと異なる。そして光磁気ディスクは光ディスクに比較して反射率が極めて低い。例えば光ディスクが反射率70%程度であることに比べ、光磁気ディスクは15〜30%程度である。このためディスクドライブ装置(ストレージ部2)側では、ディスクが光ディスクであるか光磁気ディスクであるかにより内部の信号処理設定(例えばRFゲイン等)を変更しなければならず、この判別のために検出孔H1が設けられる。
そして、検出孔H1が存在する(開状態とされる)ことが、低反射率を示すものとなる。この場合、当然ながら、検出孔H1はスライダ93によって開閉されるものではない。即ち検出孔H1として固定の孔が形成される。
一方、上記再生専用MDの場合は、検出孔H1が存在しないことで、高反射率であることを提示しているものとなる。
図10(a)(b)は高密度MDタイプB/タイプCのカートリッジ91を示しており、図示するように検出孔H0、H1が設けられる。なお、ここでは検出孔H1は長孔とされているが、これは一例であり、上記図9と同様の円形であってもよい。
検出孔H1はスライダ93によって、図10(a)の閉状態と図10(b)の開状態に切り換えることができる。なお、図からわかるようにスライダ93の操作方向は、例えば図9の録再MD、高密度MDタイプAと同じ方向である。
この高密度MDタイプB/タイプCの場合は、検出孔H1が図10(a)の閉状態にあることが書込可、図10(b)の開状態にあることが書込不可を示すものとなる。
一方検出孔H0はスライダ93の位置に関わらず、開状態が保たれる。
また図8には高密度MDタイプBにおけるエンボスピットディスクとなる再生専用高密度MDのカートリッジ91を示すが、この場合、検出孔H0、H1が共に、常に開状態の固定の孔として形成される。固定孔による検出孔H0が常に開状態にあることは、図10の高密度MDタイプB/タイプCと同様である。
図8の再生専用高密度MDで、固定孔としての検出孔H1が設けられることは、これが書込不能なディスクであることによる。即ち上記図9の検出孔H1は開状態が書込不可を示すものとなるが、図8の再生専用高密度MDでは、固定の検出孔H1を形成することで「開状態」とし、書込不可(書込不能)を提示するものとしている。
なお、どちらも再生専用の光ディスクである図7と図8を比較すると、図7の再生専用MDでは検出孔H0が存在すること(開状態)が「書込不可(書込不能)」を提示し、図8の再生専用高密度MDでは検出孔H1が存在すること(開状態)が「書込不可(書込不能)」を提示するものとなる。
以上のように、図10の高密度MDタイプB/タイプC及び図8の再生専用高密度MDに固定の検出孔H0を形成するのは、第1世代MDのみに対応する旧来のディスクドライブ装置(旧来機種)において、これら高密度MDタイプB/タイプC及び再生専用高密度MDを、「書込不可」と認識させる機能を持たせるものとなる。旧来機種は、検出孔H0の位置の開状態を「書込不可」と認識するためである。
また、検出孔H0を開状態に固定することで、高密度MDタイプB/タイプCにおいて検出孔H0を書込可否設定に使用できないことから、検出孔H1を書込可否設定に用いるようにする。
このように検出孔H0,H1の意味が、再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプAの場合と、高密度MDタイプB/タイプC及び再生専用高密度MDの場合とで異なることになると、高密度MDタイプB/タイプCに対してデータ書込を行うことのできるディスクドライブ装置側は、単に検出孔の状態だけで書込可否を判別できない。そこで詳しくは後述するが、これらの各種別のMDが装填されるのディスクドライブ装置(ストレージ部2)では、ディスク種別を検出し、その種別に応じて検出孔H0,H1による意味を決定するようにしている。
7.ディスク種別判別

ここでは、ディスク種別判別のための手法(判別要素)を説明し、その後、判別要素を組み合わせた種別判別処理の具体例を述べる。
図11に判別要素とディスク種別の関係を示す。
ミニディスクシステムの場合、ディスク上の内周側位置にP−TOC、U−TOCと呼ばれる管理情報が記録されることが知られている。
これらの管理情報内容には、ディスク種別の情報も含まれており、従ってP−TOC、U−TOCという管理情報の内容をディスク種別判別に利用できる。
管理情報によるディスク判別方式に先だって、まず各種ディスクのエリア構造について説明する。
図12(a)は再生専用MDのエリア構造として、ディスク内周側から外周側への半径方向の領域を帯状に示している。
図示するように、ディスクの最内周側がリードインエリアとされ、P−TOCが記録される。そしてP−TOCに続いてデータエリアが形成される。データエリアにはオーディオデータがトラック(楽曲)単位で予め記録される。記録されているトラックのアドレス等や各エリアの位置などがP−TOCによって管理される。ディスク最外周側はリードアウトエリアとなる。
この再生専用MDの場合、全ての領域はピットエリアとなり、エンボスピットによりデータが記録される。
図12(b)は録再MDのエリア構造を示している。
この場合、内周側のリードインエリアにはP−TOC、U−TOCが記録される。そしてデータエリアにはユーザーサイドでオーディオトラックの記録再生が可能となる。
録再MDの場合、リードインエリアの内周側のP−TOCの領域のみがエンボスピットによるピットエリアとなり、U−TOCの領域、データエリア、リードアウトはグルーブエリアとされ、光磁気記録による記録再生が可能とされる。
データエリアに記録されるトラックはU−TOCによって管理され、またU−TOCの内容はデータエリアでの記録、消去、編集に応じて書き換えられる。P−TOCには、基本的なエリア位置などが管理される。
図12(c)は高密度MDタイプAのエリア構造であるが、図からわかるように録再MDと同様である。
データエリアに記録されるオーディオ、ビデオ、或いは他の種のデータファイルは、P−TOC、U−TOCでの領域管理のうえで、FATシステムにより管理される。
図13(a)は高密度MDタイプBのエリア構造を示している。
この場合、ディスク最内周側はミラーエリア(BCA:Burst Cutting Area)とされる。ここにはバーコード状のパターンが放射状に形成され、所定のID等が記録される。
BCAに続いてリードインエリアとなり、P−TOC、U−TOCが記録される。P−TOCはエンボスピットによるピットエリアとなる。そしてU−TOC、データエリア、リードアウトエリアが記録再生可能なグルーブエリアとされている。この場合も、データエリアに記録されるデータファイルは、P−TOC、U−TOCでの領域管理のうえで、FATシステムにより管理される。
図13(b)は再生専用高密度MDである。これは高密度MDタイプBの再生専用型であり、このためリードインエリアにはP−TOCのみとなる。そしてミラーエリアを除く全領域がピットエリアとなる。
図13(c)は高密度MDタイプCのエリア構造を示している。
この場合も最内周側はミラーエリア(BCA)が形成される。リードインエリアには、P−TOC、U−TOCではなく、P−TOPと呼ばれる管理情報が記録される。
リードインエリア、データエリア、リードアウトエリアはグルーブエリアとされている。
各ディスクのエリア構造は以上のようになるが、これをふまえてP−TOC、U−TOCによる種別判別を述べる。
まずP−TOCによる判別を説明する。
図14はP−TOCとされるクラスタの先頭セクター(セクター0)の構造を示している。
P−TOCセクター0は、先頭に12バイトのシンクパターンが設けられ、続いて当該セクター自体のアドレス(クラスタアドレス、セクターアドレス)が記録される。なお、このシンクパターン及びアドレスは、ミニディスクフォーマットとしての全てのセクターに共通である。
所定バイト位置には4バイトでシステムIDが記録される。
そしてさらに、ディスクタイプ、記録パワー、先頭トラックナンバ、最終トラックナンバ、リードアウトエリアのスタートアドレス、パワーキャリブレーションエリアのスタートアドレス、U−TOCのスタートアドレス、レコーダブルユーザーエリアのスタートアドレスが記録される。即ちエリア構造やディスク属性の管理情報である。
その後、ポインタ部とテーブル部が設けられる。テーブル部はトラックを構成する部分のスタートアドレス/エンドアドレスやトラックのモード情報が管理されるパーツテーブルで構成される。このパーツテーブルがポインタ部のポインタ(P-TNO1〜P-TNO255)に指定されることで、各トラックが管理されるものとなる。
ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、それぞれ第1トラックから第255トラックに対応する。
なお、P−TOCによってトラックが管理されるのは、再生専用MDの場合である。録再MDの場合、後述するU−TOCのポインタ部及びテーブル部で各トラックが管理される。
このようなP−TOCには、上記のようにシステムIDが記録されている。このシステムIDとしては、第1世代MD(再生専用MD、録再MD)の場合は、「MINI」という情報がアスキーコードで記録される。
一方、高密度MDタイプBの場合は、このシステムIDとして高密度MDであることを示すコード(例えば「HiMD」)が記録される。
従って、P−TOCのシステムIDに高密度MDを示すコード「HiMD」が存在するか否かで、図11のようにディスク種別を判別できる。
つまり、高密度MDを示すコード「HiMD」が存在しなければ、そのディスクは再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプAのいずれかである。
高密度MDを示すコード「HiMD」が存在すれば、そのディスクは高密度MDタイプB又は再生専用高密度MDである。
また高密度MDタイプCでは図13(c)に示したとおりP−TOCが設けられない。従ってP−TOC自体が存在しなければ、そのディスクは高密度MDタイプCである。
次にU−TOCによる判別を述べる。
図15はU−TOCとされるクラスタの先頭セクター(セクター0)の構造を示している。
U−TOCセクター0も、先頭に12バイトのシンクパターンが設けられ、続いて当該セクター自体のアドレス(クラスタアドレス、セクターアドレス)が記録される。
また、所定バイト位置にメーカーコード、モデルコード、先頭トラックナンバ、最終トラックナンバ、U−TOC内の使用セクター(USED SECTOR)、ディスクシリアルナンバ、ディスクIDが記録される。
その後、ポインタ部とテーブル部が設けられる。テーブル部はトラックを構成する部分のスタートアドレス/エンドアドレスやトラックのモード情報が管理されるパーツテーブルで構成される。このパーツテーブルがポインタ部のポインタ(P-DFA、P-EMPTY、P-FRA、P-TNO1〜P-TNO255)に指定されることで、各トラックが管理されるものとなる。
ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、それぞれ第1トラックから第255トラックに対応する。
ポインタP-DFAはディスク上の欠陥エリアを管理するポインタである。
ポインタP-EMPTYは、未使用のパーツテーブルを管理するポインタである。
ポインタP-FRAは、データエリアにおける未記録領域(フリーエリア)を管理するポインタである。
録再MDの場合は、トラックの記録、消去、編集が可能であるが、このためトラック管理はこのU−TOCで行われ、記録/消去/編集に応じては、ポインタ部やパーツテーブルの内容が書き換えられる。
ここで、上記メーカーコードとしては、製造メーカーに割り振られたコードナンバが記録されるのであるが、特に高密度MDタイプA/タイプBでは、このメーカーコードのエリアに高密度フォーマット(Hi−MDフォーマット:図5(b)のタイプA/タイプBのフォーマット)のディスクであることの識別子が記録される。
従って、このメーカーコードの情報により、図11に示す種別判別が可能となる。
つまり、U−TOCに高密度MDフォーマットを示すコードが存在しなければ、そのディスクは録再MDである。
高密度MDフォーマットを示すコードが存在すれば、そのディスクは高密度MDタイプA又はタイプBである。
また高密度MDタイプCでは図13(c)に示したとおりU−TOCが記録されない。また図12(a)、図13(b)のように再生専用MD及び再生専用高密度MDはU−TOC自体が存在しない。従ってU−TOCが存在しなければ、そのディスクは高密度MDタイプC、再生専用MD、再生専用高密度MDのいずれかである。
これらの判別要素により、ミニディスクの範疇におけるディスク6種類の種別(再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプA、高密度MDタイプB、再生専用高密度MD、高密度MDタイプC)を判別できることになる。
なお、ここでは管理情報を用いることによりミニディスクの種別判別を行っているが、他にもディスクからの反射光に基づく信号から、ディスクの反射率検出、上記信号の位相差検出、記録媒体のアドレス構造検出等、異なる種別判別方法を用い、ミニディスクの種別判別を行ってもよい。
図16にディスク種別判別方法の処理を示し、このフローチャート図に沿って種別判別処理を説明する。
まずステップF601で、U−TOCの存在を確認する。
U−TOCが存在する場合はステップF602に進み、U−TOCエリアのメーカーコードにおける高密度フォーマットの識別コードの有無を確認する。
そしてU−TOCにおいて高密度フォーマットの識別コードが無ければ、ステップF606に進んで、装填されているディスクは録再MDと判別する。
U−TOCに高密度フォーマットの識別コードが存在すれば、ステップF605に進み、P−TOCの領域を再生して、システムIDとして高密度MDを示すコード「HiMD」が記録されているか否かを判定する。
ここで高密度MDを示すコードがあれば、ステップF611に進んで、そのディスクは高密度MDタイプBと判別する。
一方、P−TOCに高密度MDを示すコードがなければ、ステップF610に進んで、そのディスクは高密度MDタイプAと判別する。
ステップF601でU−TOCが存在しないと判別された場合は、ステップF603でP−TOCの有無を確認する。
ここでP−TOCが存在しなければ、ステップF607に進んで、そのディスクは高密度MDタイプCと判別する。
P−TOCが存在した場合は、ステップF604に進み、P−TOCのシステムIDとして高密度MDを示すコード「HiMD」が記録されているか否かを判定する。
ここで高密度MDを示すコードがあれば、ステップF609に進んで、そのディスクは再生専用高密度MDと判別する。
一方、P−TOCに高密度MDを示すコードが存在しなかった場合は、ステップF608に進んで、装填されているディスクは再生専用MDと判別する。
以上の処理で、管理情報としてのP−TOC検出、U−TOC検出の組み合せにより、再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプA、高密度MDタイプB、再生専用高密度MD、高密度MDタイプCの種別を判別できる。
8.書込可否判別処理

続いてディスク90のカートリッジ91に形成されている検出孔H0,H1による提示情報、特に書込可否の設定状態の判別処理について説明する。
先に説明したように、再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプAについては、検出孔H0が書込可否設定に用いられ、一方、高密度MDタイプB、再生専用高密度MD、高密度MDタイプCでは、検出孔H1が書込可否設定に用いられる。
従って、カートリッジ91が記録再生装置1に装填された場合に、そのディスク90について書込可/不可を判定するには、ディスク種別判別結果と、検出孔H0,H1の開閉状態の判別結果を組み合わせて判別するようにする。
図17(a)(b)に検出孔H0,H1の開閉状態をモードとして示す。また、検出孔H0,H1の開閉状態による検出孔判別部50の内部動作を図18に示す。
図17(a)は再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプAの場合である。
この場合、検出孔H0が書込可否設定(ライトプロテクト)の検出に用いられ、一方、検出孔H1が反射率の検出に用いられる。
2つの検出孔の開閉状態のモードとしては、図示するモード0〜モード3が考えられる。
モード0は、検出孔H0、H1がともに開状態となるモードである。
このときの検出孔判別部50の内部動作は、図18(a)の状態となる。これは、押圧子突出部52R,52Lは押圧されないため、押圧子52は所定位置から移動はしない。このため、当接部52Uは検出スイッチ部53から所定の間隔を開けた状態、つまりスイッチがオフの状態となる。このため、録再MD又は高密度MDタイプAにおいて、書込不可となる。
モード1は、検出孔H0が開状態、検出孔H1が閉状態、つまり、再生専用MD(書込不能)を提示するものとなる。このため、装置内部にて再生専用MDと認識するため、検出スイッチ部53のオン・オフに関わらず、書き込むことは不可能となる。
モード2は、検出孔H0が閉状態、検出孔H1が開状態となるモードである。
このときの検出孔判別部50の内部動作は図18(c)の状態となる。これは、所定位置に在る押圧子52は、突出部52Rが検出孔H0により押圧され、押圧子52は下方へと移動する。そのため、当接部52Uは検出スイッチ部53と接触する。つまり、スイッチがオンの状態となる。このため、録再MD又は高密度MDタイプAにおいて、書込可となる。
モード3は、検出孔H0、H1がともに閉状態となるモードである。先に述べた図7,図9による説明からわかるように、このモード3は、あり得ない。
図17(b)は高密度MDタイプB、再生専用高密度MD、高密度MDタイプCの場合である。
この場合、検出孔H0は常に開状態であり、検出孔H1が書込可否設定(ライトプロテクト)の検出に用いられる。
この場合も検出孔H0,H1の開閉状態のモードとして、図17(a)と同様の状態を、それぞれモード0〜モード3とすると、次のようになる。
検出孔H0、H1がともに開状態となるモード0は、図18(a)のように、突出部52R,52Lは押圧されないため、押圧子52は所定位置から移動はしない。そのため、当接部52Uは検出スイッチ部53と所定の間隔を開けた状態、つまりスイッチがオフの状態となる。このため、高密度MDタイプB、高密度MDタイプCは書込不可となる。
なお、再生専用高密度MDの場合は、必ずこのモード0となり、書込不能を提示するものとなる。
検出孔H0が開状態、検出孔H1が閉状態となるモード1は、図18(b)のように、所定位置に在る押圧子52は、突出部52Lが検出孔H1により押圧されるため、下方へと移動し、押圧子52の当接部52Uは検出スイッチ部53と接触した状態、つまりスイッチがオンの状態となる。このため、高密度MDタイプB、高密度MDタイプCは書込可となる。
検出孔H0が閉状態、検出孔H1が開状態となるモード2、及び検出孔H0、H1がともに閉状態となるモード3は、共にあり得ない。
図17,図18を用いて説明したように、検出孔H0、H1の開閉状態に応じた各モードは、ディスク種別に応じて意味が異なることになる。そのため、前述したディスク種別判別を実行することにより、検出孔からの書込可否判別が行える。換言すれば、書込可否判別を行うには、検出用デバイスであるスイッチが1つあれば行えることがわかる。
つまり、図2,図3で説明した構造の検出孔判別部50による検出信号(検出孔判別部50のオン/オフ)により、ストレージコントローラ32は、装填されたディスク90に対して書込可/不可を適正に判別できる。
なお、以上の実施の形態における検出孔判別部50では、2つの突出部のいずれかが押圧されたかどうかをスイッチのオン・オフを用いて判別していたが、複数の突出孔に対し複数の突出部を持たせた押圧子を使用し、複数の突出部の少なくとも1つが押圧されたかどうかの判別を、当接部と検出スイッチ部におけるスイッチのオン・オフを用いて判別するようにしてもよい。つまり、複数の情報をオン・オフ信号という一つの信号に変換可能なため、上記実施の形態における検出孔判別部50のような検出装置は、ディスクドライブ装置に限らず、様々な機器、例えば、OR回路を用いた装置等で適用できる。
9.他の検出孔判別部の構造

ところで上記実施の形態の記録再生装置1に搭載する検出孔判別部50は、図19,図20のような構成のものでもよい。
図19(a)(b)(c)(d)は、検出孔判別部50としての他の例の平面図、側面図、正面図、底面図であり、また図19(e)は、その検出孔判別部50の内部回路を示している。図20(a)(b)は、この検出孔判別部50の内部構造を模式的に示したものである。
この場合も、図19からわかるように、外観上は上述した図2と似たものとなり、この検出孔判別部50は、ガイド部51を筐体とし、その上面の略円形の穴である突出孔51R,51Lからは、突出部52R、52Lが突出される構造となっている。
そしてこの場合、図20からわかるように、ガイド部51内には、それぞれ2つの押圧子52R、52L、検出スイッチ部53a、53b、付勢部54a、54bを有する構成とされている。
押圧子52Rの上部が突出部52Rとなる。また押圧子52Rの下部は当接部52Uaとされ、これが検出スイッチ部53aと対向する。押圧子52Rの下方には、コイルばね等の付勢部54aが押圧子52Rを下から支えるように設けられている。この付勢部54aの付勢力により押圧子52Rは中空に静止した状態、つまり突出部52Rが突出孔51Rから最大に突出する所定の位置に維持される。このとき、押圧子52Rの当接部52Uaは、検出スイッチ部53aと所定の間隔を開けた状態となる。
また押圧子52Lの上部が突出部52Lとなる。また押圧子52Lの下部は当接部52Ubとされ、これが検出スイッチ部53bと対向する。押圧子52Lの下方には、コイルばね等の付勢部54bが押圧子52Lを下から支えるように設けられている。この付勢部54bの付勢力により押圧子52Lは中空に静止した状態、つまり突出部52Lが突出孔51Lから最大に突出する所定の位置に維持される。このとき、押圧子52Lの当接部52Ubは、検出スイッチ部53bと所定の間隔を開けた状態となる。
検出スイッチ部53a、53bは、図19(e)の回路を構成するスイッチとなる。そしてそれぞれ当接部52Ua,52Ubによって接触もしくは押されたとき、つまり押圧子52R、52Rが所定位置から下へと移動したときに、図19(e)の回路における各スイッチはオンの状態となり、また、当接部52Uが検出スイッチ部53と所定の間隔を開けているとき、つまり押圧子52R、52Lが所定位置に在るときは、各スイッチはオフの状態となる。
即ちこの構造例の場合は、押圧子52R、52Lはそれぞれ独立したスイッチである検出スイッチ部53a,53bをオン/オフさせるものとなる。
検出スイッチ部53a、53bは、それぞれ上面には当接部52Ua、52Ubと接する接点部が設けられ、また端子部Ta,Tb,Tcとの接続点が設けられていることで、図19(e)の回路が形成される。端子Ta,Tb,Tcは図19(a)のように筐体であるガイド部51の外に形成され、図1に示したプリント基板64の所定位置に接続される。
このような検出孔判別部50を用いても、上述したディスク90の書込可否判別を行うことができる。つまり、例えばストレージコントローラ32は端子Ta、Tb、Tcの信号状態から、検出スイッチ部53a、53bのいずれか一方がオンとされたことを検出したときに、上述した実施の形態でいうオン状態と判別すればよい。つまり、再生専用ディスクを除いて言えば、いずれか一方でもオンとなった場合に、書込可能と判断すればよい。
その意味で言えば、図19(e)の回路において、端子Tcに所定の電位を与えるとすると、ストレージコントローラ32は、端子Ta,Tbの電圧状態をオア回路で判断して、その出力を書込可否判断の信号としても良いし、或いは端子Ta,Tbを接続し、その電圧状態を書込可否判断の信号としてもよい。
10.検出孔判別部の突出長の設定

ところで、図2(c)、或いは図19(c)に見られるように、本例の検出孔判別部50においては、突出部52R、52Lの突出長は異なるものとされている。
この事情について図21〜図24を用いて説明する。
まず、本実施の形態のディスクの検出孔H0,H1の構造を詳しく説明する。この場合のディスクとは、高密度MDタイプB/タイプCとしてのディスクに相当するものである。
図21(a)(b)(c)(d)(e)は、ディスクカートリッジの底面図、平面図、背面図、及び左右各側面図を示している。図21(a)に示されるように、カートリッジ底面側の所定位置に検出孔H0,H1が形成されることは、図10で述べたとおりである。
また図21(e)のようにカートリッジ側面にはスライダ93が形成され、このスライダ93の操作によって、検出孔H1側のみを開閉することができる。
カートリッジ側面及び図21のA−A断面を図22に示す。図22(a)(b)は検出孔H1を閉状態とした場合、図22(c)(d)は検出孔H1を開状態とした場合を示している。
さらに、検出孔H1が閉状態にあるときのカートリッジ91の底面側から見た検出孔H0,H1の部分の拡大図を図23(a)に示し、その際のB−B断面を図23(b)に示す。
また検出孔H1が開状態にあるときのカートリッジ91の底面側から見た検出孔H0,H1の部分の拡大図を図23(c)に示し、その際のD−D断面及びC−C断面を図23(d)(e)に示す。
各図からわかるように、スライダ93は、検出孔H0に対応する位置においてカートリッジ厚み方向に窪んだ窪み部93aと、検出孔H1に対応する位置でカートリッジ厚み方向に突出する凸部93bと、開状態及び閉状態としての各スライド位置を維持するための係止部93cと、ユーザーのスライド操作のための操作突起93dを有する形状とされる。
操作突起93dにより、ユーザーは図22(a)(c)に示すようにスライダ93をスライド操作できる。
図22(a)の位置の場合、スライダ93は、図23(a)に示すように、その係止部93cが、カートリッジ内に形成されている波形のリブ95の第1の湾曲部95aに係合することで、その位置状態を維持する。
また図22(c)の位置の場合、スライダ93は、図23(c)に示すように、その係止部93cが、波形のリブ95の第2の湾曲部95bに係合することで、その位置状態を維持する。
スライダ93において検出孔H0に対応する位置の窪み部93aは、図23(a)(b)(c)(e)からわかるように、検出孔H0としての孔サイズより広い範囲で厚み方向に一段窪んだ部位とされている。つまり、スライダ93において、検出孔H1を開閉する凸部93bの部分は肉厚は厚く、一方、検出孔H0に対応する部分は窪み部93aとして肉厚が薄く形成されている。
これによって、図23(a)(c)からわかるように、スライダ93がどちらの位置にある場合でも、検出孔H0を塞がないようにされている。従って検出孔H0は常に開状態とされる。
スライダ93において検出孔H1に対応する位置の凸部93bは、図23(a)(b)(c)(e)からわかるように、長孔とされた検出孔H1内に入り込むサイズ及び形状とされ、図23(a)(c)のように、スライド位置に関わらず長孔内に位置する。
なお、本例において検出孔H1が長孔とされているのは、スライド時に凸部93bが検出孔H1内を移動できるようにするためである。検出孔H1としては、少なくともミニディスクの範疇で規定されている位置における円形の孔とされればよく、例えば図23(a)で言えば長孔とされた検出孔H1の右半分の位置に孔が形成されればよい。つまり検出孔H1は長孔でなくてもよく、また孔形状に応じて開閉機構が工夫されればよい。
そして、図23(a)のように長孔の右半分が凸部93bで塞がれている状態が検出孔H1の閉状態となり、図23(c)のように長孔の右半分に凸部93bが位置しない状態が、検出孔H1の開状態となる。
このスライダ93の凸部93bの上面は、図22(b)(d)に示すように、カートリッジ91の底面と略水平の面を形成するようにされる。
このように、スライダ93は、検出孔H0を常に開状態とするとともに、検出孔H1を開閉する開閉機構として形成される。そしてさらに、凸部93bにより、検出孔H1を閉状態にする場合において、その平面、つまりディスクドライブ装置側での検出孔判別部50の突出部52Lが当接する面が、カートリッジ91の平面と略水平面(厚み方向に略同一の高さ)となるようにするものである。
検出孔H0を常に開状態とする理由は先に述べた。検出孔H0は第1世代MD等では書込可否の判別のために用いられており、これを利用して本例のディスクを旧来機種において書込不可と認識させるためである。
検出孔H1がユーザーによって開閉可能とされるのは、検出孔H1を書込可否の設定に使用するためである。
そして元々録再MD等で反射率検出のために用いられていた検出孔H1を、書込可否設定に利用することで、本例のディスクにおいて、特に書込可否設定のために新たに3つ目の検出孔を設けるなどの必要もなくなる。
これは、対応するディスクドライブ装置において検出孔に対応するスイッチを増設する必要がないことを意味する。従って機器の小型化、薄型化、或いはコスト面で有利となる。
また、検出孔H1が閉状態の場合に、凸部93bによってカートリッジ平面と略水平面を形成するようにすることは、以下の理由による。
上述したように各種ディスクにはそれぞれ同一位置として検出孔H0、H1の位置が規定されている。そしてディスクドライブ装置側としては、検出孔判別部50において、突出部52R、52Lが、検出孔H0、H1に対応する。
なお、旧来機種としてのディスクドライブ装置では、2つの独立したスイッチが、検出孔H0、H1に対応するように形成されている。
ここで、図24(c)に録再MD(及び高密度MDタイプA)、図24(d)に再生専用MDでの検出孔H0,H1及び対応する突出部52R、52Lの状態を示す。
図24(c)の録再MDの場合、検出孔H0,H1が設けられ、検出孔H0はカートリッジ厚み方向に約3mmの孔とされる。この検出孔H0はスライダ93によって開閉されるが、閉状態ではスライダの一部が、カートリッジ91の底面(基準平面)から破線Zで示す1mm程度下がった位置となる。この1mmとは、カートリッジ91の厚みに相当する。そして録再MDでは、スライダ93には上記高密度MDタイプB/タイプCのディスクのように凸部93bは形成されていないため、スライダによって1mm下がった位置で、検出孔H0が「塞がれる」ことになる。
このため、突出部52Rが、基準平面から見て1mmの位置においてスライダの一部に当接される状態を、スイッチオンとして検出孔H0の閉状態と判別するものとされ、一方図示するように基準平面から1mmの位置で当接されない状態を、スイッチオフとして検出孔H0の開状態と判別する。
このため、図2(c)、図19(c)に示した突出部52Rのオン/オフでのストロークS0(開閉検出のためのストローク)は、基準平面から1mm程度の位置から3mmに達しない位置(2mm強)の範囲を対象として設計されている。
一方、録再MDのもう一つの検出孔H1は、図24(c)のように例えば基準平面から2mm程度の深さの孔とされている。これは図24(d)の再生専用MDを考慮するとともに、常に開放状態であることによる。
図24(d)に示すように再生専用MDでは検出孔H1が形成されないが、上述したように、録再MDにおける検出孔H1は、このような検出孔H1の無い再生専用MDとの間で反射率の違いを提示するための設けられたものである。従って突出部52Lは、検出孔H1が無い状態を閉状態と判別する必要があり、このためカートリッジ91の底面(基準平面)に当接される状態(図24(d)の状態)を、スイッチオンとして検出孔H1の閉状態と判別する。一方図24(c)のように基準平面で当接されない状態を、スイッチオフとして検出孔H1の開状態と判別する。
このため、突出部52Lのオン/オフでのストロークS1(開閉検出のためのストローク)は、基準平面と、基準平面から2mmに達しない位置(1mm強)の範囲を対象として設計されている。
なお、ミニディスクに対応する旧来のディスクドライブ装置としては、検出孔H0、H1に対応する各スイッチは、同様の理由で、ストロークは同等であるがそれぞれオフ状態で検出孔H0側のスイッチの方がカートリッジ厚み方向に長く突出するように設計されている。
ここで高密度MDタイプB/タイプCの場合のように、検出孔H1側が書込可否設定に用いられ、スライダ93によって開閉されるようにすることを考える。
すると、仮にスライダ93が例えば録再MDの場合のように凸部93bが存在しないものとすると、検出孔H1が閉状態にあるときには、スイッチSW1は基準平面から1mmの位置でスライダに当接することになる。
しかしながらその状態は、旧来機種の検出孔H1側のスイッチのストローク範囲のほぼ中間位置となってしまい、各種製造誤差を考えると、高密度MDタイプB/タイプCのディスクを旧来機種に装填した場合にオン/オフの明確な判別に不利となる。
また、高密度MDタイプB/タイプCに対応する本例のディスクドライブ装置(例えば図4のストレージ部2)においては、検出孔H1に対応する突出部52Lを、突出部52R側と同様に、基準平面から1mmの位置から、3mmに達しない位置をストローク範囲として設計すれば、オン/オフの判別に不利とはならない。ところが、本例のディスクドライブ装置に再生専用MDが装填された場合、検出孔H1が存在しないため、突出部52Lはカートリッジ91の底面(基準平面)に押し付けられることになる。これは、突出部52Lがオン方向に、設計上のストローク範囲を越えて押し付けられる状態となり、場合によっては押圧子52(又は52L)によるスイッチ構造の故障を引き起こすおそれがある。
そこで高密度MDタイプB/タイプCの場合は上述のように、スライダ93に凸93bを設け、検出孔H1が閉状態では、その凸部93bの平面が基準平面と略水平に成るようにしている。即ち図24(a)(b)に高密度MDタイプB/タイプCにおける検出孔H1の開状態と閉状態を示しているが、図24(b)のように、突出部52Lが基準平面と略水平の位置(即ち凸部93b)に当接してオン状態となったときを閉状態と判別するようにし、図24(a)のように基準平面において当接されずにオフ状態となった状態を開状態と判別するようにする。
従って高密度MDタイプB/タイプCの場合についても、突出部52RのストロークS0が、基準平面から1mm程度の位置から3mmに達しない位置(2mm強)の範囲を対象として設計され、突出部52LのストロークS1は、基準平面と、基準平面から2mmに達しない位置(1mm強)の範囲を対象として設計されることが好適となり、以上のことから、本例の検出孔判別部50において突出部52R側が、突出部52Lより大きく突出しているのは、再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプA、タイプB、タイプCのいずれに対しても良好に機能できるようにするためであることが理解される。
以上、実施の形態について説明してきたが本発明は上記実施の形態に限定されず、各種の変形例が考えられる。
また、ここでは、記録再生装置としては、ミニディスク(MD)方式のディスクに対応するものとしているが、これに限定されるものではなく、他の範疇のカートリッジディスクにおける記録媒体に対応するディスクドライブ装置にも本発明は適用できる。
本発明の実施の形態における記録再生装置の分解斜視図である。 実施の形態の検出孔判別部の平面図、側面図、正面図、及び回路図である。 実施の形態の検出孔判別部の構造の説明図である。 実施の形態の記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態のディスクのフォーマットの説明図である。 実施の形態の記録再生装置のストレージ部のブロック図である。 再生専用MDの検出孔の説明図である。 再生専用高密度MDの検出孔の説明図である。 録再MD及び高密度MDタイプAの検出孔の説明図である。 実施の形態の高密度MDタイプB/タイプCの検出孔の説明図である。 実施の形態のディスク種別判別のための要素及び判別方法の組み合わせの説明図である。 再生専用MD、録再MD、高密度MDタイプAのエリア構造の説明図である。 高密度MDタイプB、再生専用高密度MD、高密度MDタイプCのエリア構造の説明図である。 MDのP−TOCの説明図である。 MDのU−TOCの説明図である。 実施の形態のディスク種別判別方法のフローチャートである。 実施の形態の検出孔モードの説明図である。 実施の形態の各検出孔モード時における検出孔判別部の動作状態の説明図である。 他の実施の形態の検出孔判別部の平面図、側面図、正面図、底面図及び回路図である。 他の実施の形態の検出孔判別部の構造の説明図である。 高密度MDタイプB/タイプCのカートリッジの説明図である。 高密度MDタイプB/タイプCの検出孔の開閉機構の説明図である。 高密度MDタイプB/タイプCの検出孔の開閉機構の説明図である。 高密度MDタイプB/タイプCの検出孔の閉状態とカートリッジ平面の関係の説明図である。
符号の説明
1 記録再生装置、2 ストレージ部、3 キャッシュメモリ、4 USBインターフェース、5 入出力処理部、5a 暗号処理部、6 表示部、7 操作部、8 システムコントローラ、9 ROM、10 RAM、11 キャッシュ管理メモリ、12 NV−RAM、20 光学ヘッド、22 RFアンプ、28 サーボ回路、32 ストレージコントローラ、50 検出孔判別部、51 ガイド部、52 押圧子、52L,52R 突出部、53 検出スイッチ部、54 付勢部、61 ホルダー、62 電池、63 メカニズム、64 プリント基板、70 識別用穴、90 ディスク、91 カートリッジ、93 スライダ、100 パーソナルコンピュータ/ネットワーク、H0,H1 検出孔

Claims (6)

  1. 筐体上面に設けられた第1,第2の突出孔から第1,第2の突出部が突出するように形成された検出装置と、
    装填された記録媒体による上記検出装置の上記第1、第2の突出部の押圧状況によって装填された記録媒体に対する記録可否を判別する判別手段とを備え、
    上記判別手段は、装填された記録媒体によって、上記第1の突出部が押圧された場合と、上記第2の突出部が押圧された場合のいずれの場合も、装填された記録媒体について記録可能と判別することを特徴とする記録装置。
  2. 上面に第1,第2の突出孔が設けられた筐体と、
    上記筐体内の底面の所定位置に配置される検出スイッチ部と、
    上記第1,第2の突出孔より突出可能な第1,第2の突出部と、上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる略Y字形状の押圧子と、
    上記押圧子の上記第1,第2の突出部が、上記第1,第2の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備えた検出装置を有し、
    上記検出装置は、
    装填された記録媒体によって上記押圧子が押圧されず、上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、
    装填された記録媒体によって上記押圧子の第1の突出部もしくは第2の突出部が押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となるとともに、
    上記検出装置の上記検出スイッチ部のオン状態/オフ状態により、装填された記録媒体に対する記録可否を判別する判別手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  3. 少なくとも装填された記録媒体からの反射光に基づく信号から記録媒体の種別判別を行うことにより、上記検出スイッチ部のオン状態/オフ状態により、各種別の記録媒体における書込可否判別が可能となることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 複数の突出孔が設けられた支持体と、
    上記支持体内の所定位置に配置される検出スイッチ部と、
    上記複数の突出孔よりそれぞれ突出可能な複数の突出部と、上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる押圧子と、
    上記押圧子の複数の突出部が、それぞれ上記複数の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備え、
    上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、
    上記押圧子の複数の突出部の少なくとも1つが押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となることを特徴とする検出装置。
  5. 上面に複数の突出孔が設けられた筐体と、
    上記筐体内の底面の所定位置に配置される検出スイッチ部と、
    上記複数の突出孔よりそれぞれ突出可能な複数の突出部と、上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる押圧子と、
    上記押圧子の複数の突出部が、それぞれ上記複数の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備え、
    上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、
    上記押圧子の複数の突出部の少なくとも1つが押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となることを特徴とする検出装置。
  6. 上面に第1,第2の突出孔が設けられた筐体と、
    上記筐体内の底面の所定位置に配置される検出スイッチ部と、
    上記第1,第2の突出孔より突出可能な第1,第2の突出部と、上記検出スイッチ部と当接可能な当接部からなる略Y字形状の押圧子と、
    上記押圧子の上記第1,第2の突出部が、上記第1,第2の突出孔から突出する状態になるように上記押圧子を所定位置に付勢する付勢部とを備え、
    上記押圧子が上記所定位置に在り、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接しないことで上記検出スイッチ部がオフ状態となり、
    上記押圧子の第1の突出部もしくは第2の突出部が押圧され、上記当接部が上記検出スイッチ部に当接することで上記検出スイッチ部がオン状態となることを特徴とする検出装置。
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