JP2005182858A - 記録再生装置、再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッファメモリにキュー/レビューのために必要なデータのみを溜め込む方式が採用され、且つキュー/レビュー操作とAMS操作とが共通の操作子に対して割り与えられている記録再生装置において、キュー/レビューの応答性の向上を図る
【解決手段】 上記共通の操作子に対する操作入力が開始されたことに応じて、キュー/レビュー動作のために必要となるデータの読み込み開始位置への、再生ヘッドの移動を開始させる。これにより、従来ではキュー/レビュー操作の確定後に上記開始位置へのアクセスが開始されていたものを、確定を待たずにアクセスを開始させることができ、その分キュー/レビュー動作の応答性向上を図ることができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、例えばCD(Compact Disc)やMD(Mini Disc:光磁気ディスク)等の記憶媒体についての記録または再生が可能な記録再生装置と、その再生方法に関する。
例えば、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc:光磁気ディスク)、ハードディスク等の記憶媒体についての記録/再生が可能な記録再生装置では、再生データの早送りや早戻し機能としてキュー/レビュー再生が可能に構成されたものがある。
そして記録再生装置において、このようなキュー/レビュー再生のための操作は、例えば楽曲プログラム(楽曲トラック)単位での頭出し(AMS)再生を行うための操作と共通の操作子を用いるようにされる場合がある。例えば、所定の同一操作子に対する操作が、所定時間長以上継続した場合はキュー/レビュー操作を確定し、所定時間長に満たない場合はAMS操作を確定するように構成されるものである。
ところで、このようなキュー/レビュー再生としては、バッファメモリから所定間隔でデータを読み出す方式と、バッファメモリの記録内容を一旦クリアし、改めてキュー/レビューのためのデータを溜め込むようにする方式とが存在する。
前者の方式を採用する場合、既にバッファメモリ内に保持されているデータを利用することができるので、キュー/レビューの応答性の面で有利となるが、読み出し側で通常再生時とキュー/レビュー再生時とで読み出し間隔を変更しなければならないこととなる。
また、後者の場合は、キュー/レビュー再生のためのデータを改めて溜め込まなければならないことから応答性の面では前者の場合よりも不利であるが、バッファメモリからの読み出しは通常再生時もキュー/レビュー再生時も一定とすることができるというメリットがある。
なお、記録再生装置におけるキュー/レビュー再生に関連する従来技術としては、例えば以下の特許文献を挙げることができる。
特開2003−346420号公報
ここで、キュー/レビュー再生の方式として、上記した後者の方式を採用する記録再生装置であって、例えば先に述べたようにAMS操作とキュー/レビュー操作とで操作子が共通とされるものでは、操作開始から動作が実行されるまでに相当の時間を要してしまうことになる。つまり、この場合は操作子が共通とされていることから操作確定までに待ち時間を要し、さらに後者の方式が採用されることで、確定後のデータ溜め込み完了までの待ち時間が必要となってしまうものである。
このようなことから、従来の記録再生装置として、例えばキュー/レビュー操作とAMS操作とが共通の操作子に割り与えられ、且つキュー/レビューのためのデータ溜め込みを行う方式が採用されるものについては、特にキュー/レビュー動作の応答性向上が要求されるものであった。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、記録再生装置として以下のように構成することとした。
すなわち、先ず、再生ヘッドを備えて記憶媒体に記憶されたデータを読み取る読取手段と、上記読取手段による読み取りデータを一時保持するバッファメモリと、上記バッファメモリからのデータ読み出しを行って再生出力を行う再生出力手段とを備える。
そして、上記記憶媒体に対して記憶される上記データについて、プログラム単位の頭出し再生を行うための頭出し操作と、早送りまたは早戻し再生を行うための高速再生操作とが、同一の操作子に割り与えられた操作手段と、上記操作手段における上記操作子に対する操作開始からの操作状態に応じて、上記頭出し操作または上記高速再生操作を確定する操作確定手段とを備える。
その上で、上記操作子に対する操作入力が開始されたことに応じて、上記再生ヘッドが、上記早送りまたは早戻し再生のために必要なデータについての読み取り開始位置をアクセス目標として移動を開始するように、上記読取手段に対する制御を行う制御手段を備えるようにした。
また、本発明では再生方法として以下のようにもすることとした。
つまり、再生ヘッドを用いて記憶媒体に記憶されたデータを読み取る読取手順と、上記読取手順による読み取りデータをバッファメモリに一時保持するバッファ手順と、上記バッファ手順により上記バッファメモリに保持させたデータを読み出して再生出力を行う再生出力手順とを実行する。
そして、上記記憶媒体に記憶される上記データについて、プログラム単位の頭出し再生を行うための頭出し操作と、早送りまたは早戻し再生を行うための高速再生操作とが割り与えられた、同一の操作子に対する操作開始からの操作状態に応じて、上記頭出し操作または上記高速再生操作を確定する操作確定手順を実行する。
その上で、上記操作子に対する操作入力が開始されたことに応じて、上記再生ヘッドが、上記早送りまたは早戻し再生のために必要なデータについての読み取り開始位置をアクセス目標として移動を開始するように制御を行う制御手順を実行するようにした。
上記のように本発明によれば、頭出し操作と、早送りまたは早戻しの高速再生操作とが割り与えられた操作子に対し操作入力が開始されたことに応じて、再生ヘッドが早送り/早戻し再生のための読み取り開始位置への移動を開始するものとなる。
すなわち、このような動作により、上記操作子に対する操作が開始されることに応じては、上記高速再生操作の確定を待たずして直ちに再生ヘッドが移動を開始するようになるものである。
このように本発明によれば、高速再生操作が確定される前に、再生ヘッドの移動を開始させることができるので、高速再生操作が確定した後に再生ヘッドの移動を開始するようにされた従来技術と比較して、バッファメモリへの必要なデータの溜め込みをより早く行うことができる。
そして、このように早送りまたは早戻しのために必要なデータの溜め込みを早く行うことができれば、その分、操作確定から動作の実行までの時間を従来よりも短縮することができ、これによって早送りまたは早戻し動作の応答性の向上を図ることができるようになる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態とする)について説明していく。
図1は、実施の形態としての記録再生装置1の内部構成例について示したブロック図である。
実施の形態としての記録再生装置1としては、一例として、磁界変調方式でデータ記録が行われる光磁気ディスクであるミニディスク(MD)方式のディスクに対する記録再生装置である場合を例に挙げる。但し、既に普及している音楽用途のミニディスクのみではなく、より高密度記録を可能とし、コンピュータユースの各種データのストレージに利用できる高密度ディスク(次世代ディスクとも言う)についても対応可能な記録再生装置である。
また、本例の記録再生装置1としては、例えばパーソナルコンピュータ(或いはネットワーク)50等の外部の機器との間でデータ通信可能な機器とされる。
例えば記録再生装置1は、パーソナルコンピュータ50とUSBケーブル等の伝送路51で接続されることで、パーソナルコンピュータ50に対する外部ストレージ機器として機能できる。また、パーソナルコンピュータ50を介したり、或いは直接ネットワークと接続できる機能を備えるなどしてネットワーク接続されることで、音楽や各種データをダウンロードし、記録再生装置1においてストレージ部2に装填されたディスクに保存できるものともなる。
一方、この記録再生装置1はパーソナルコンピュータ50等に接続しなくとも、例えばオーディオ機器として機能する。例えば他のオーディオ機器等から入力された音楽データをディスクに記録したり、ディスクに記録された音楽データ等を再生出力することができる。
即ち本例の記録再生装置1は、パーソナルコンピュータ50等に接続されることで汎用的なデータストレージ機器として利用でき、かつ単体ではオーディオ記録再生機器としても利用できる装置である。
ここで、本例の記録再生装置1が対応するとされる、光磁気記録による次世代ディスクの概要について説明しておく。
先ず、このような次世代ディスクとしては、現行のパーソナルコンピュータとの親和性が図れるように、ファイル管理システムとしてFAT(File Allocation Table)システムを使って、オーディオデータのようなコンテンツデータを記録再生するものである。
また、現行のMDシステムに対して、エラー訂正方式や変調方式等の改善を行うことで、データの記録容量の増大を図るとともにデータの信頼性を高めているものである。
次世代ディスクの記録再生のフォーマットとしては、現行のMDシステムで用いられているディスクと全く同様のディスクを用いるようにした次世代MD1の仕様と、現行のMDシステムで用いられているディスクと外形は同様であるが、磁気超解像度(MSR)技術を使うことにより、線記録方向の記録密度を上げて、記録容量をより増大した次世代MD2の仕様とが提案されている。
現行のMDシステムでは、カートリッジに収納された直径64mmの光磁気ディスクが記録媒体として用いられている。ディスクの厚みは1.2mmであり、その中央に11mmの径のセンターホールが設けられている。カートリッジの形状は、長さ68mm、幅72mm、厚さ5mmである。
次世代MD1の仕様でも次世代MD2の仕様でも、これらディスクの形状やカートリッジの形状は、全て同じである。リードイン領域の開始位置についても、次世代MD1の仕様および次世代MD2の仕様のディスクも、29mmから始まり、現行のMDシステムで使用されているディスクと同様である。
つまり、従来のMDシステムとの外形上での互換性が確保されているものである。
トラックピッチについては、次世代MD2では、1.2μmから1.3μm(例えば1.25μm)とすることが検討されている。これに対して、現行のMDシステムのディスクを流用する次世代MD1では、トラックピッチは1.6μmとされている。ビット長は、次世代MD1が0.44μm/ビットとされ、次世代MD2が0.16μm/ビットとされる。冗長度は、次世代MD1および次世代MD2ともに、20.50%である。
次世代MD2の仕様のディスクでは、磁気超解像技術を使うことにより、線密度方向の記録容量を向上するようにしている。磁気超解像技術は、所定の温度になると、切断層が磁気的にニュートラルな状態になり、記録層に転写されていた磁壁が転写されることで、微少なマークがビームスポットの中に見えるようになることを利用したものである。
具体的に、次世代MD2の仕様のディスクでは、透明基板上に、少なくとも情報を記録する記録層となる磁性層と、切断層と、情報再生用の磁性層とが積層される。切断層は、交換結合力調整用層となる。所定の温度になると、切断層が磁気的にニュートラルな状態になり、記録層に転写されていた磁壁が再生用の磁性層に転写される。これにより、微少なマークがビームスポットの中に見えるようになる。なお、記録時には、レーザパルス磁界変調技術を使うことで、微少なマークを生成することができる。
また、次世代MD2の仕様のディスクでは、デトラックマージン、ランドからのクロストーク、ウォブル信号のクロストーク、フォーカスの漏れを改善するために、グルーブを深くし、グルーブの傾斜を鋭くしている。次世代MD2の仕様のディスクでは、グルーブの深さは例えば160nmから180nmであり、グルーブの傾斜は例えば60度から70度であり、グルーブの幅は例えば600nmから700nmである。
光学的仕様については、次世代MD1の仕様では、レーザ波長λが780nmとされ、光学ヘッドの対物レンズの開口率NAが0.45とされている。次世代MD2の仕様も同様に、レーザ波長λが780nmとされ、光学ヘッドの開口率NAが0.45とされている。
また、記録方式としては、MD1の仕様もMD2の仕様も、グルーブ記録方式が採用されている。つまり、グルーブ(ディスクの盤面上の溝)をトラックとして記録再生に用いるようにしている。
さらに、エラー訂正符号化方式としては、現行のMDシステムでは、ACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code) による畳み込み符号が用いられていたが、次世代MD1および次世代MD2の仕様では、RS−LDC(Reed Solomon−Long Distance Code)とBIS(Burst Indicator Subcode)とを組み合わせたブロック完結型の符号が用いられている。
ブロック完結型のエラー訂正符号を採用することにより、リンキングセクタが不要になる。LDCとBISとを組み合わせたエラー訂正方式では、バーストエラーが発生したときに、BISによりエラーロケーションが検出できる。このエラーロケーションを使って、LDCコードにより、イレージャ訂正を行うことができる。
アドレス方式としては、シングルスパイラルによるグルーブを形成したうえで、このグルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成したウォブルドグルーブ方式が採用されている。このようなアドレス方式は、ADIP(Address in Pregroove)と呼ばれている。
ADIPの仕様については、現行のMDシステムと同様であるが、現行のMDシステムでは、2352バイトからなるセクターを記録再生のアクセス単位としているのに対して、次世代MD1および次世代MD2の仕様では、64Kバイトを記録再生のアクセス単位(レコーディングブロック)としている。
また、現行のMDシステムでは、エラー訂正符号としてACIRCと呼ばれる畳み込み符号が用いられているのに対して、次世代MD1および次世代MD2の仕様では、LDCとBISとを組み合わせたブロック完結型の符号が用いられている。
そこで、現行のMDシステムのディスクを流用する次世代MD1の仕様では、ADIP信号の扱いを、現行のMDシステムのときとは異なるようにしている。また、次世代MD2の仕様では、次世代MD2の仕様により合致するように、ADIP信号の仕様に変更を加えている。
変調方式については、現行のMDシステムでは、EFM(8 to 14 Modulation)が用いられているのに対して、次世代MD1および次世代MD2の仕様では、RLL(1,7)PP(RLL;Run Length Limited ,PP;Parity Preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transition runlength))(以下、1−7pp変調と称する)が採用されている。また、データの検出方式は、次世代MD1ではパーシャルレスポンスPR(1,2,1)MLを用い、次世代MD2ではパーシャルレスポンスPR(1,−1)MLを用いたビタビ復号方式とされている。
また、ディスク駆動方式はCLV(Constant Linear Verocity)で、その線速度は、次世代MD1の仕様では、2.7m/秒とされ、次世代MD2の仕様では、1.98m/秒とされる。なお、現行のMDシステムの仕様では、60分ディスクで1.2m/秒、74分ディスクで1.4m/秒とされている。
現行のMDシステムで用いられるディスクをそのまま流用する次世代MD1の仕様では、ディスク1枚当たりのデータ総記録容量は約300Mバイト(80分ディスクを用いた場合)になる。変調方式がEFM変調から1−7pp変調とされることで、ウィンドウバージンが0.5から0.666となり、この点で、1.33倍の高密度化が実現できる。
また、エラー訂正方式として、ACIRC方式からBISとLDCを組み合わせたものとしたことで、データ効率が上がり、この点で、1.48倍の高密度化が実現できる。総合的には、全く同様のディスクを使って、現行のMDシステムに比べて、約2倍のデータ容量が実現されたことになる。
これに対し磁気超解像度を利用した次世代MD2の仕様のディスクでは、更に線密度方向の高密度化が図られ、データ総記録容量は、約1Gバイトになる。
なお、データレートは次世代MD1では4.4Mビット/秒であり、次世代MD2では、9.8Mビット/秒である。
図2(a)には、次世代MD1のディスクの構成が示されている。
次世代MD1のディスクは、現行のMDシステムのディスクをそのまま流用したものである。すなわち、透明のポリカーボネート基板上に、誘電体膜と、磁性膜と、誘電体膜と、反射膜とを積層して構成される。更に、その上に保護膜が積層される。
次世代MD1のディスクでは、この図2(a)に示すようにディスクの内周のリードイン領域に、P−TOC(プリマスタードTOC(Table Of Contents))領域が設けられる。ここは、物理的な構造としてはプリマスタード領域となり、エンボスピットによりコントロール情報等がP−TOC情報として記録されていることになる。
そして、このようにP−TOC領域が設けられるリードイン領域の外周は、レコーダブル領域(光磁気記録可能な領域)とされ、記録トラックの案内溝としてグルーブが形成された記録再生可能領域となっている。このレコーダブル領域の内周には、U−TOC(ユーザーTOC)が設けられる。
この場合のU−TOCは、現行のMDシステムでディスクの管理情報を記録するために用いられているU−TOCと同様の構成のものである。確認のために述べておくと、U−TOCは、現行のMDシステムにおいては、トラック(オーディオトラック/データトラック)の曲順、記録、消去などに応じて書き換えられる管理情報であり、各トラック(トラックを構成するパーツ)について、開始位置、終了位置や、モードを管理するものである。
また、U−TOCの外周には、アラートトラックが設けられる。アラートトラックは、このディスクが次世代MD1方式で使用され、現行のMDシステムのプレーヤでは再生できないことを示す警告音が記録された警告トラックである。
図2(b)には、次世代MD1の仕様のディスクのレコーダブル領域の構成を示している。
この図2(b)に示されるように、レコーダブル領域の先頭(内周側)には、U−TOCおよびアラートトラックが設けられる。U−TOCおよびアラートトラックが含まれる領域は、現行のMDシステムのプレーヤでも再生できるように、EFMでデータが変調されて記録される。
そして、このEFM変調でデータが変調されて記録される領域の外周には、次世代MD1方式の1−7pp変調によりデータが変調されて記録される領域が設けられる。EFM変調によりデータが変調されて記録される領域と、1−7pp変調によりデータが変調されて記録される領域との間は所定の距離の間だけ離間されており、ガードバンドが設けられている。
このようなガードバンドが設けられるため、現行のMDプレーヤに次世代MD1の仕様のディスクが装着されて、不具合が発生されることが防止される。
1−7pp変調によりデータが変調されて記録される領域の先頭(内周側)には、DDT(Disc Description Table)領域と、セキュアトラックが設けられる。DDT領域には、物理的に欠陥のあるセクタ(レコーディングブロック)に対する交替セクタ処理をするために設けられる。
DDT領域には、さらに、ユニークID(UID)が記録される。UIDは、記録媒体毎に固有の識別コードであって、例えば所定に発生された乱数に基づく。
セキュアトラックは、コンテンツの保護を図るための情報が格納される。
さらに、1−7pp変調でデータが変調されて記録される領域には、FAT(File Allocation Table)領域が設けられる。このFAT領域は、FATシステムでデータを管理するための領域である。
FATシステムは、汎用のパーソナルコンピュータで使用されているFATシステムに準拠したデータ管理を行うものである。FATシステムは、ルートにあるファイルやディレクトリのエントリポイントを示すディレクトリと、FATクラスタの連結情報が記述されたFATテーブルとを用いて、FATチェーンによりファイル管理を行うものである。
このような次世代MD1の仕様のディスクにおいて、上記したU−TOC領域には、アラートトラックの開始位置の情報と、1−7pp変調でデータが変調されて記録される領域の開始位置の情報が記録されるものとなる。
ここで、現行のMDシステムのプレーヤに、上記構成による次世代MD1のディスクが装着されると、U−TOC領域が読み取られ、U−TOCの情報から、アラートトラックの位置が分かり、アラートトラックがアクセスされ、アラートトラックの再生が開始される。アラートトラックには、このディスクが次世代MD1方式で使用され、現行のMDシステムのプレーヤでは再生できないことを示す警告音が記録されている。
この警告音から、このディスクが現行のMDシステムのプレーヤでは使用できないことが通知される。
なお、この場合の警告音としては、「このプレーヤでは使用できません」というような言語による警告とすることができる。勿論、ブザー音とするようにしても良い。
一方、次世代MD1に準拠したプレーヤに対し、次世代MD1のディスクが装着された場合、U−TOC領域が読み取られ、U−TOCの情報から1−7pp変調でデータが記録された領域の開始位置が分かり、上記したDDT、セキュアトラック、FAT領域が読み取られる。上述のように1−7pp変調のデータの領域では、U−TOCではなくFATシステムによるデータ管理が行われる。
続いて図3(a)には、次世代MD2のディスクの構成を示す。
この場合もディスクは、透明のポリカーボネート基板上に誘電体膜、磁性膜、誘電体膜、反射膜、さらにその上層に保護膜を積層して成る。
そして、次世代MD2のディスクの場合では、図示するようにディスクの内周のリードイン領域には、ADIP信号により、コントロール情報が記録されるものとなる。
次世代MD2のディスクには、リードイン領域にはエンボスピットによるP−TOCは設けられておらず、その代わりに、ADIP信号によるコントロール情報が用いられる。リードイン領域の外周からレコーダブル領域が開始され、記録トラックの案内溝としてグルーブが形成された記録再生可能領域となっている。このレコーダブル領域には、1−7pp変調方式によりデータが変調されて記録される。
ここで、次世代MD1であるか次世代MD2であるかは、例えば、リードインの情報から判断できる。
すなわち、リードインにエンボスピットによるP−TOCが検出されれば、現行のMDまたは次世代MD1のディスクであると判断できる。リードインにADIP信号によるコントロール情報が検出され、エンボスピットによるP−TOCが検出されなければ、次世代MD2であると判断できる。
なお、次世代MD1と次世代MD2との判別は、このような方法に限定されるものではない。オントラックのときとオフトラックのときとのトラッキングエラー信号の位相から判別することも可能である。勿論、ディスク識別用の検出孔等を設けるようにしても良い。
次世代MD2の仕様のディスクのレコーダブル領域の構成としては、次の図3(b)に示すように、全て1−7pp変調方式によりデータが変調されて記録される領域が形成される。そして、この1−7pp変調方式によりデータが変調されて記録される領域の先頭(内周側)には、DDT領域と、セキュアトラックが設けられる。
この場合も上記DDT領域には、物理的に欠陥のあるセクタ(レコーディングブロック)に対する交替セクタ処理を行うための領域とされる。またDDT領域には、上述したUIDが記録される。さらにセキュアトラックには、この場合もコンテンツの保護を図るための情報が格納される。
また、1−7pp変調でデータが変調されて記録される領域には、FAT領域が設けられる。FAT領域は、FATシステムでデータを管理するための領域である。FATシステムは、汎用のパーソナルコンピュータで使用されているFATシステムに準拠したデータ管理を行うものである。
そして、このような次世代MD2のディスクにおいては、図からもわかるようにU−TOC領域は設けられていない。つまり、次世代MD2のディスクについては、次世代MDに準拠したプレーヤでのみの使用が想定されているものである。
次世代MD2のディスクが装着されると、所定の位置にあるDDT、セキュアトラック、FAT領域が読み取られ、FATシステムを使ってデータの管理が行われることになる。
これまでに説明してきたような次世代ディスクに対応するために、図1に示す本例の記録再生装置1では、次の図4に示す構成によるストレージ部2を備えて、コンテンツデータの記録・再生を行うものとされる。
図4において、このストレージ部2では、装填されたディスク40をスピンドルモータ29によってCLV方式で回転駆動させる。そして、このディスク40に対しては記録/再生時に光学ヘッド19によってレーザ光が照射される。
なお、この場合、ディスク40としては、現行のMD仕様のディスクと、次世代MD1の仕様のディスクと、次世代MD2の仕様のディスクとが装着される可能性があることから、これらのディスクにより線速度が異なるものとなる。
このため、スピンドルモータ29は、装填されたディスク40の別に応じた異なる線速度に対応して回転されることになる。
光学ヘッド19は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。このため、光学ヘッド19には、図示は省略するがレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。光学ヘッド19に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、ディスク40を挟んで光学ヘッド19と対向する位置には磁気ヘッド18が配置されている。磁気ヘッド18は記録データによって変調された磁界をディスク40に印加する動作を行う。
また、図示しないが光学ヘッド19全体及び磁気ヘッド18をディスク半径方向に移動させためスレッドモータ及びスレッド機構が備えられている。
光学ヘッド19および磁気ヘッド18は、次世代MD2のディスクの場合には、パルス駆動磁界変調を行うことで、微少なマークを形成することができる。現行MDのディスクや、次世代MD1のディスクの場合には、磁界変調方式とされる。
また、このストレージ部2では、光学ヘッド19、磁気ヘッド18による記録再生ヘッド系、スピンドルモータ29によるディスク回転駆動系のほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設けられる。
記録処理系では、現行のMDシステムのディスクの場合に、オーディオトラックの記録時に、ACIRCでエラー訂正符号化を行い、EFMで変調してデータを記録する部位と、次世代MD1または次世代MD2の場合に、BISとLDCを組み合わせた方式でエラー訂正符号化を行い、1−7pp変調により変調して記録する部位が設けられる。
再生処理系では、現行のMDシステムのディスクの再生時に、EFMの復調とACIRCによるエラー訂正処理と、次世代MD1または次世代MD2システムのディスクの再生時に、パーシャルレスポンスおよびビタビ復号を用いたデータ検出に基づく1−7pp復調と、BISとLDCによるエラー訂正処理とを行う部位が設けられる。
また、現行のMDシステムや次世代MD1のADIP信号よるアドレスをデコードする部位と、次世代MD2のADIP信号をデコードする部位とが設けられる。
光学ヘッド19のディスク40に対するレーザ照射によりその反射光として検出された情報(フォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)は、RFアンプ21に供給される。
RFアンプ21では入力された検出情報に対して電流−電圧変換、増幅、マトリクス演算等を行い、再生情報としての再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク40にトラックのウォブリングにより記録されているADIP情報)等を抽出する。
現行のMDシステムのディスクを再生するときには、RFアンプで得られた再生RF信号は、EFM復調部24およびACIRCデコーダ25で処理される。
すなわち再生RF信号は、EFM復調部24で2値化されてEFM信号列とされた後、EFM復調され、更にACIRCデコーダ25で誤り訂正およびデインターリーブ処理される。つまりこの時点でATRAC圧縮データの状態となる。
そして現行のMDシステムのディスクの再生時には、セレクタ26はB接点側が選択されており、その復調されたATRAC圧縮データがディスク40からの再生データとして出力される。
一方、次世代MD1または次世代MD2のディスクを再生するときには、RFアンプで得られた再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部22およびRS−LDCデコーダ25で処理される。すなわち再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部22において、PR(1,2,1)MLまたはPR(1,−1)MLおよびビタビ復号を用いたデータ検出によりRLL(1−7)符号列としての再生データを得、このRLL(1−7)符号列に対してRLL(1−7)復調処理が行われる。そして更にRS−LDCデコーダ23で誤り訂正、及びデインターリーブ処理される。
そして、次世代MD1または次世代MD2のディスクの再生時には、セレクタ26はA接点側が選択されており、その復調されたデータがディスク40からの再生データとして出力される。
RFアンプ21から出力されるトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボ回路27に供給され、グルーブ情報はADIP復調部30に供給される。
ADIP復調部30は、グルーブ情報に対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウォブル成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調を行ってADIP信号を復調する。
そして、このように復調された、ディスク上の絶対アドレス情報であるADIPアドレスは、図1に示されるシステムコントローラ8に供給される。システムコントローラ8ではADIPアドレスに基づいて所要の制御処理を実行する。
またグルーブ情報はスピンドルサーボ制御のためにサーボ回路27に供給される。
サーボ回路27は、例えばグルーブ情報に対して再生クロック(デコード時のPLL系クロック)との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号を生成する。
またサーボ回路27は、スピンドルエラー信号や、RFアンプ21から供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、あるいはシステムコントローラ8からのトラックジャンプ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータドライバ28に対して出力する。すなわち上記サーボエラー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処理、目標値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制御信号を生成する。
モータドライバ28では、サーボ回路27から供給されたサーボ制御信号に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ29を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。
このようなサーボドライブ信号により、ディスク40に対するフォーカス制御、トラッキング制御、およびスピンドルモータ29に対するCLV制御が行われることになる。
現行のMDシステムのディスクでオーディオデータを記録するときには、セレクタ16がB接点に接続され、したがってACIRCエンコーダ14およびEFM変調部15が機能することになる。
この場合、記録データとして図1に示されるキャッシュメモリ3から供給される圧縮データは、ACIRCエンコーダ14でインターリーブおよびエラー訂正コード付加が行われた後、EFM変調部15でEFM変調が行われる。
そして、EFM変調データがセレクタ16を介して磁気ヘッドドライバ17に供給され、磁気ヘッド18がディスク40に対してEFM変調データに基づいた磁界印加を行うことでオーディオトラックの記録が行われる。
これに対し、次世代MD1または次世代MD2のディスクにデータを記録する時には、セレクタ16がA接点に接続され、RS−LDCエンコーダ12およびRLL(1−7)PP変調部13が機能することになる。この場合、キャッシュメモリ3からの高密度データは、RS−LDCエンコーダ12でインターリーブおよびRS−LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、RLL(1−7)PP変調部13でRLL(1−7)変調が行われる。
そして、RLL(1−7)符号列としての記録データがセレクタ16を介して磁気ヘッドドライバ17に供給され、磁気ヘッド18がディスク40に対して変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータトラックの記録が行われる。
レーザドライバ/APC20は、上記のような再生時および記録時においてレーザダイオードにレーザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automatic Lazer Power Control)動作も行う。
つまり、図示していないが、光学ヘッド19内にはレーザパワーモニタ用のディテクタが設けられ、そのモニタ信号がレーザドライバ/APC20にフィードバックされる。レーザドライバ/APC20は、モニタ信号として得られる現在のレーザパワーを、設定されているレーザパワーと比較して、その誤差分をレーザ駆動信号に反映させることで、レーザダイオードから出力されるレーザパワーが、設定値で安定するように制御している。
なお、レーザパワーとしては、再生レーザパワー、記録レーザパワーとしての値がシステムコントローラ8によって、レーザドライバ/APC20内部のレジスタにセットされる。
以上の各動作(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出の各動作)は、図1に示されるシステムコントローラ8からの指示に基づいて実行されるものとなる。
説明を図1に戻し、本例の記録再生装置1内部の全体構成について説明する。
図1において、キャッシュメモリ3は、上記構成によるストレージ部2によりディスク40に記録するデータ、或いはストレージ部2によってディスク40から読み出されたデータについてのバッファリングを行うキャッシュメモリであり、例えばD−RAMより構成される。
キャッシュメモリ3へのデータの書込/読出は、システムコントローラ(CPU)8において起動されるタスクによって制御される。
USBインタフェース4は、例えばパーソナルコンピュータ50とUSBケーブルとしての伝送路51で接続された際の、データ伝送のための処理を行う。
入出力処理部5は、例えば記録再生装置1が単体でオーディオ機器として機能する場合に記録再生データの入出力のための処理を行う。
この入出力処理部5は、例えば入力系として、ライン入力回路/マイクロホン入力回路等のアナログ音声信号入力部、A/D変換器や、デジタルオーディオデータ入力部を備える。またATRAC圧縮エンコーダ/デコーダを備える。ATRAC圧縮エンコーダ/デコーダは、ATRAC方式によるオーディオデータの圧縮/伸長処理を実行するための回路である。なお、もちろんのこと、本実施の形態の記録再生装置としては、例えばMP3などの他のフォーマットによる圧縮オーディオデータが記録再生可能な構成を採ってもよく、この場合には、これらの圧縮オーディオデータのフォーマットに対応したエンコーダ/デコーダを備えればよい。
また、本実施の形態としては、ビデオデータに関しては特に記録再生可能なフォーマットの限定は行わないが、例えばMPEG4などが考えられる。そして、入出力処理部5としては、このようなフォーマットに対応したエンコーダ/デコーダを備えればよいこととなる。
さらに入出力処理部5は、出力系として、デジタルオーディオデータ出力部や、D/A変換器及びライン出力回路/ヘッドホン出力回路等のアナログ音声信号出力部を備える。
そして、この場合の入出力処理部5内には、暗号処理部(図示せず)が備えられる。暗号処理部においては、例えばディスクに記録すべきAVデータについて、所定のアルゴリズムによる暗号化処理を施すようにされる。また、例えばディスクから読み出されたAVデータについて暗号化が施されている場合には、必要に応じて暗号解読のための復号処理を実行するようにもされている。
入出力処理部5を介した処理として、ディスクにオーディオデータが記録されるのは、例えば入力TINとして入出力処理部5にデジタルオーディオデータ(又はアナログ音声信号)が入力される場合である。入力されたリニアPCMデジタルオーディオデータ、或いはアナログ音声信号で入力されA/D変換器で変換されて得られたリニアPCMオーディオデータは、必要に応じてATRAC圧縮エンコードされてキャッシュメモリ3に蓄積される。そして所定タイミング(ADIPクラスタ相当のデータ単位)でキャッシュメモリ3から読み出されてストレージ部2に転送される。ストレージ部2では、転送されてくる圧縮データを所定の変調方式で変調してディスクに記録する。
ディスクからミニディスク方式のオーディオデータが再生される場合は、ストレージ部2は再生データをATRAC圧縮データ状態に復調してキャッシュメモリ3に転送する。そしてキャッシュメモリ3から読み出されて入出力処理部5に転送される。入出力処理部5は、供給されてくる圧縮オーディオデータに対してATRAC圧縮デコードを行ってリニアPCMオーディオデータとし、デジタルオーディオデータ出力部から出力する。或いはD/A変換器によりアナログ音声信号としてライン出力/ヘッドホン出力を行う。
システムコントローラ8は、記録再生装置1内の全体の制御を行うと共に、接続されたパーソナルコンピュータ50との間の通信制御を行う。
図示するROM8aには、システムコントローラ8の動作プログラムや固定パラメータ等が記憶される。特に本例の場合、このROM8aには後の図9にて説明するような本例の記録再生装置1としての動作を実現するためのプログラムが格納される。
またRAM8bは、システムコントローラ8によるワーク領域として用いられ、また各種必要な情報の格納領域とされる。
例えばストレージ部2によってディスク40から読み出された各種管理情報や特殊情報を記憶する。上述したP−TOCデータ、U−TOCデータ、FATデータ等、楽曲トラックの管理情報はこのRAM8bに記憶される。
なお、これら楽曲トラックの管理情報は、先に説明したキャッシュメモリ3に領域を設けて保持させるようにしてもよい。
キャッシュ管理メモリ9は、例えばS−RAMで構成され、キャッシュメモリ3の状態を管理する情報が格納される。システムコントローラ8はキャッシュ管理メモリ9を参照しながらデータキャッシュ処理の制御を行う。
表示部6は、システムコントローラ8の制御に基づいて、ユーザーに対して提示すべき各種情報の表示を行う。例えば動作状態、モード状態、楽曲等のデータの名称情報、トラックナンバー、時間情報、その他の情報表示を行う。
また、本例において、例えばディスク40が次世代ディスクである場合には、このディスク40に対し楽曲データに対応づけて画像データが記憶されていることが想定されており、表示部6は、ディスク40のロード時や再生時等においてシステムコントローラ8の制御に基づき、このように対応づけられた画像データの表示も行うものとされる。
操作部7には、ユーザーの操作のための各種操作子として、各種操作ボタンやジョグダイヤルなどが形成される。ユーザーは、この操作部7に対する操作により記録再生装置1に対する所要の動作指示を行う。システムコントローラ8は操作部7によって入力された操作情報に基づいて所定の制御処理を行う。
この操作部7において、上記各種の操作子は、例えば次の図5に示すようにして当該記録再生装置1の筐体外部に表出するようにして設けられる。
図5において、この場合の操作子としては、例えばディスク40についての再生を指示するための再生ボタン7a、再生出力や記録動作の一時停止を指示するための一時停止ボタン7b、記録または再生の停止を指示するための停止ボタン7c、記録の開始を指示するためのRECボタン7d等が備えられる。
そして、特に本例の場合は、早送り(キュー)または早戻し(レビュー)再生を行うための、図のようなキュー/後方AMS(頭出し)ボタン7e、及びレビュー/前方AMSボタン7fが備えられている。
これらキュー/後方AMSボタン7e、及びレビュー/前方AMSボタン7fによっては、その操作のしかたの別により、それぞれキューまたは後方AMS、レビューまたは前方AMSの2つの異なる指示を行うことが可能とされる。
例えばこの場合、上記キュー/後方AMSボタン7e、レビュー/前方AMSボタン7fに対する操作として、所定時間長以上の押圧操作が継続した場合は、システムコントローラ8によりキューまたはレビューの指示が確定される。また、上記キュー/後方AMSボタン7e、レビュー/前方AMSボタン7fの押圧が、所定時間長に満たない場合は、後方AMSまたは前方AMSの指示が確定されるようになっている。
本例においては、例えば500msec以上の押圧が継続された場合に、キューまたはレビューの指示を確定するものとし、500msecに満たない場合はAMS指示を確定するものとしている。
なお、確認のために述べておくと、この場合の上記後方AMSとしては、現在の再生位置から再生順序として後方側に位置する楽曲プログラム(トラック)の頭出し位置からの再生を行い、また、上記前方AMSとしては、同じく再生順序として前方側に位置する頭出し位置からの再生を行うものである。
なお、これまでに説明した記録再生装置1の構成はあくまでも一例であり、例えば入出力処理部5は、オーディオデータだけでなく、ビデオデータに対応する入出力処理系を備えるようにしてもよい。
また、パーソナルコンピュータ50との接続はUSBでなく、IEEE1394等の他の外部インタフェースが用いられても良い。
また、操作部7としては、リモートコントローラ上に先に例示したものと同様の操作子を備えるようにすることも可能である。
ここで、上記のような構成とされる記録再生装置1が採用する、キュー/レビューの基本動作について、次の図6を用いて説明しておく。
先ず、図6(a)では、記録再生装置1にてキュー動作が行われる際の様子を模式的に示している。
本例の記録再生装置1において、上記したキュー/後方AMSボタン7eに対する操作に応答してキュー動作が行われる場合は、図示するようにディスク40上の現在の音出し位置から、ディスク外周方向(再生時間的に進行する方向)に対して、所定間隔おきに所定再生時間分のデータを読み取っていくようにされる。そして、このように読み取られるデータを、順次バッファメモリとしてのキャッシュメモリ3に溜め込んでいくようにされる。
このような方式によれば、キャッシュメモリ3に対しては、キュー再生に必要なデータのみが保持されることとなる。従って、この場合はキャッシュメモリ3から通常再生時と同様にデータを読み出すことで、キュー再生を行うことができる。すなわち、先にも説明したように、通常再生時とキュー再生とでキャッシュメモリ3からの読み出しを一定にすることができるものである。
また、図6(b)では、レビュー動作が行われる際の様子を模式的に示している。この場合は、現在の音出し位置からディスク内周方向に対してヘッドがアクセスすることになる。そして、現在の音出し位置から所定間隔分内周側となる位置で、所定再生時間分のデータを読み取るようにされる。このように所定再生時間分のデータを読み取ると、さらに所定間隔分内周側となる位置にアクセスし、ここにおいても所定再生時間分のデータを読み取るようにされる。
このような動作を繰り返して、この場合はキャッシュメモリ3に対してレビュー再生に必要となるデータのみを溜め込んでいくようにされる。そして、この場合もキャッシュメモリ3には必要なデータのみが溜め込まれることになるので、キャッシュメモリ3からの読み出しを通常再生時と同様に行うことによってレビュー再生を行うことができる。
なお、本例において、このようなキューまたはレビュー動作時には、例えば4.5sec再生時間分の間隔ごとに、500msec再生時間分のデータを読み取っていくものとしている。つまり、図6(a)の場合では、4.5sec分外周側に進んだ後500msec分のデータを読み取る動作を繰り返すようにされる。また、図6(b)の場合では、初回の読み取りは5.0sec内周側に戻ってから500msec分のデータを読み取るようにし、以降は5.5sec分内周側に戻ってから再び500msec分のデータを読み取る動作を繰り返すことになる。
ところで、上記説明のようなキューまたはレビュー動作を採用する場合では、改めてキャッシュメモリ3に対するキュー/レビューのためのデータ溜め込みを行うようにされるので、その分キュー/レビューの応答性が悪くなるという問題点があった。
そして、このようなキュー/レビュー動作を採用する場合において、本例のようにキュー/レビューとAMSとが共通の操作子に対して割り与えられている場合では、所定時間が経過しなければキューまたはレビュー指示を確定することができないため、応答性がさらに悪化するものであった。
そこで本例では、このようにバッファメモリにキュー/レビューのために必要なデータのみを溜め込む方式が採用され、且つキュー/レビュー操作とAMS操作とが共通の操作子に対して割り与えられている記録再生装置において、キュー/レビューの応答性の向上を図るべく、以下に説明するような動作を行うこととした。
図7、図8は、本例としてのキュー/レビュー動作を模式的に説明するための図であり、図7ではキュー、図8ではレビューの各動作について示している。
先ず、図7に示すキュー動作について、例えば通常再生が行われている状態に対応して、図7(a)に示すようにしてキャッシュメモリ3における音出し位置とデータの溜め込み位置との関係が得られ、キャッシュメモリ3にはディスク40からの読み取りデータがバッファリングされていたとする。また、これに対応して、ディスク40上においては、現在のディスク上の音出し位置よりもディスク外周方向となる位置に再生ヘッド(図4にて説明した光学ヘッド19)が位置していたとする。
このような図7(a)に示す状態から、先に説明したキュー/後方AMSボタン7eに対する押圧操作が行われ、これに応じた操作情報がシステムコントローラ8により検出されたとする。
すると、これに応じシステムコントローラ8は、先ずはキュー/後方AMSボタン7eに対する操作がキュー指示であるかAMS指示であるからの判別を行うために、タイムカウントを開始する。
そして、これと共に本例の場合では、上記のように押圧操作が開始されることに応じて、上記再生ヘッドを、キュー動作のために必要なデータについての読み取り開始位置をアクセス目標として移動を開始させるようにする。
これによって、上記押圧操作が開始されるのに応じては、図7(b)中にディスク上のヘッド位置として示すように、再生ヘッドが、先の図7(a)に示した読み取り位置から現在の音出し位置方向に移動を開始するものとなる。すなわち本例では、キュー/後方AMSボタン7eに対する操作が開始された場合に、キュー/AMSの判別を待たずして直ちに再生ヘッドの移動を開始させるようにしているものである。
このようにキュー/後方AMSボタン7eへの押圧操作が開始された以降は、図中斜線により示したように、最長でキュー/AMSの判定のための時間長分の再生が行われる。つまり、本例の場合では、キュー/AMSの判定基準は500msecに設定されていることから、キュー指示が確定となる500msec分の再生が最長で行われることになる。
そして、キュー/後方AMSボタン7eに対する押圧が開始されてから500msecが経過し、システムコントローラ8によりキュー指示が確定された場合は、次の図7(c)に示すようにして、先ずはキャッシュメモリ3のこれまでのバッファ内容をクリアする。そして、このようにバッファ内容をクリアした後は、同じく図7(c)のディスク上のヘッド位置として示すように、先の図6(a)にて示したようなキュー再生に必要となるデータの読み取り動作を開始する。
ここで、このようなキュー再生に必要となるデータのみの読み取り動作を行うにあたり、本例の場合では、上記のようにしてキュー/後方AMSボタン7eへの操作が検出された時点で既に、再生ヘッドの現在の音出し位置方向への移動が開始されることから、キュー指示の確定の段階で、再生ヘッドを読み取り開始位置付近に移動させておくことができる。
これに対し従来の手法では、キュー指示が確定された後において初めて、再生ヘッドが現在の読み取り位置からの移動を開始することになるから、キュー動作のための読み取り開始位置付近へ移動する時間を余分に要することになる。
このように本例の記録再生装置1によれば、従来では必要とされていたキュー指示確定後の読み取り開始位置への移動時間をほぼ不要にすることができるので、その分、従来よりもキュー動作の応答性の向上を図ることができるものである。
また、レビュー動作については、図8(a)に示すように通常再生時に対応した状態が得られているときに、レビュー/前方AMSボタン7fに対する押圧操作が検出されると、この場合も先ずはレビュー/AMSの判定のためのタイムカウントを開始する。
そして、これと共に、この場合もレビュー/前方AMSボタン7fに対する押圧操作の開始に応じては、レビュー動作に必要なデータについての読み取り開始位置をアクセス目標として、再生ヘッドの移動を開始させるものとしている。つまり、図8(b)に示すように、再生ヘッドが、現在の読み取り位置から音出し位置方向への移動を開始するものとなる。
そして、この場合としても、レビュー/前方AMSボタン7fに対する押圧が開始されてから500msecが経過して、レビュー指示が確定されたことに応じては、次の図8(c)に示すようにしてキャッシュメモリ3のバッファ内容をクリアする。そして、この場合は、図8(c)のディスク上のヘッド位置として示すように、レビュー再生に必要となるデータについての読み取り動作を開始する。
このような本例のレビュー動作によっても、先のキュー動作の場合と同様、指示の確定後再生ヘッドを読み取り開始位置付近へ移動させる時間はほぼ不要とすることができるから、その応答性を従来よりも向上することができるようになる。
図9には、図7,8にて説明した本例のキュー/レビュー動作を実現するための処理動作について説明するためのフローチャートを示す。
なお、この図に示される処理動作は、図1に示したシステムコントローラ8がROM8a内に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
先ず、システムコントローラ8は、図示するステップS101の処理によってキュー/後方AMSボタン7e、又はレビュー/前方AMSボタン7fの押圧を監視する。そして、操作部7より、キュー/後方AMSボタン7e、又はレビュー/前方AMSボタン7fに対する押圧操作に対応する操作情報が入力され、キュー/後方AMSボタン7e、又はレビュー/前方AMSボタン7fが押圧されたとした場合は、ステップS102に処理を進める。
ステップS102においては、タイムカウントを開始する。
そして、続くステップS103においては、再生ヘッドの読み取り開始位置へのアクセスを開始させる。すなわち、例えばキャッシュメモリ3より現在読み出しが行われているデータの再生時間情報から、ディスク40上における現在の音出し位置に対応するアドレス情報を取得し、この情報に基づいて先の図4にて説明したスレッド機構等を制御して光学ヘッド19を読み取り開始位置付近に移動させる。
なお、この場合のステップS102の処理としては、上記ステップS101にて検出された操作情報がキュー/後方AMSボタン7eに対応するものであった場合は、現在の音出し位置+500msecとなる位置から、さらに4.5sec分進んだ位置をアクセス目標としてアクセス動作を開始させる。また、レビュー/前方AMSボタン7fに対応するものであった場合は、現在の音出し位置+500msecとなる位置から、5.0sec分前方となる位置をアクセス目標としてアクセス動作を開始させるようにすればよい。
ステップS104においては、ステップS101にて検出された押圧操作が、所定時間を経過して継続しているか否かについての判別処理を行う。
このステップS104において、押圧操作が所定時間を経過して継続してはいないとして否定結果が得られた場合は、ステップS105に処理を進めて、キュー/後方AMSボタン7eまたはレビュー/前方AMSボタン7fが離されたか否かについての判別を行う。
ステップS105において、例えば操作部7からの操作情報の入力が継続していて、キュー/後方AMSボタン7eまたはレビュー/前方AMSボタン7fが未だ離されていないとして否定結果が得られた場合は、先のステップS104に処理を進めて、再び所定時間が経過したか否かについての判別処理を行う。すなわち、このようなステップS105→S104のルートによっては、所定時間が経過するか或いはボタンが離されるかの何れかを監視するループが形成される。
また、ステップS105において、キュー/後方AMSボタン7eまたはレビュー/前方AMSボタン7fが離されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS106に処理を進める。
ステップS106においては、AMS指示を確定する。つまり、ステップS101にて検出された押圧操作が、キュー/後方AMSボタン7eに対するものであった場合は後方AMS指示を確定する。或いは、ステップS101にて検出された押圧操作がレビュー/前方AMSボタン7fに対するものであった場合は前方AMS指示を確定するものである。
続くステップS107においては、バッファ内容をクリアする。つまり、キャッシュメモリ3にこれまで保持されていたデータをクリアするものである。
そして、ステップS108においては、アクセス目標を確定されたAMS操作に応じた位置に変更する。
ここで、確認のために述べておくと、本例の場合は、先のステップS103の処理が行われることで、キュー/レビュー指示であるかAMS指示であるかの確定前に再生ヘッド移動のためのアクセス目標が既に設定されている状態にある。このことから、ステップS107においては、上記のようにアクセス目標を確定されたAMS指示に応じたものに変更することになるものである。
そして、このようにアクセス目標を、上記確定されたAMS指示に応じたものに変更した後は、続くステップS109の処理によって、キャッシュメモリ3に対して通常のデータ溜め込み処理を行うようにされる。さらに、続くステップS113において、キャッシュメモリ3のバッファ内容として、このように溜め込まれたデータについての再生出力のための処理を行うことで、AMS動作が完了する。
一方、先のステップS104の判別処理において、ステップS101にて検出された押圧操作が所定時間を経過して継続しているとされ、肯定結果が得られた場合は、ステップS110に処理を進めて、キュー/レビュー操作を確定する。すなわち、ステップS101にて検出された押圧操作が、キュー/後方AMSボタン7eに対するものであった場合にはキュー操作を確定し、レビュー/前方AMSボタン7fに対するものであった場合にはレビュー操作を確定するものである。
続くステップS111においては、キャッシュメモリ3のバッファ内容をクリアする。つまり、先の図7(c)、図8(c)にて説明したようにして、キュー/レビュー操作の確定に応じて、これまでキャッシュメモリ3に保持されていたデータをクリアするものである。
そして、ステップS112においては、確定された操作内容に応じた溜め込み処理を行う。例えば、ステップS110にて確定された操作内容がキュー操作であった場合は、先の図6(a)にて説明したような、キュー動作のために必要となるデータのみについての読み取り、及びその溜め込みを行わせるようにする。また、レビュー操作が確定された場合は、先の図6(b)にて説明したようなレビュー動作のために必要となるデータのみの読み取り、及びその溜め込みを行わせるようにするものである。
その上で、ステップS113においては、先にも説明したようにキャッシュメモリ3のバッファ内容として、このように溜め込まれたデータについての再生出力のための処理を行うようにされる。つまり、この場合はキャッシュメモリ3に保持されたキュー/レビューに必要となるデータのみが再生されることとなり、これによってキュー/レビューの動作が実現されるものとなる。
ここで、上記もしているように本例の場合では、ステップS103の処理によって、キュー/レビュー操作であるかAMS操作であるかの確定前に再生ヘッドの読み取り開始位置への移動が開始される。従って、そのアクセス開始タイミングは、図中の実線矢印により示したような位置となる。これに対し従来では、再生ヘッドの読み取り開始位置への移動が開始されるのは、キュー/レビュー操作であるかAMS操作であるかの確定後となるから、この場合のアクセス開始タイミングは図中破線矢印により示すような位置となる。
これらのアクセス開始タイミングの差によっても、本例の方がキュー/レビューの応答性の向上が図られることが示されている。
以上のようにして本例の記録再生装置1においては、キュー/レビュー操作であるかAMS操作であるかの確定前に、再生ヘッドの移動を開始するものとしたことから、キュー/レビュー操作の確定後におけるキャッシュメモリ3へのデータ溜め込みを開始するタイミングを、従来よりも早めることができるようになる。そして、このようにキュー/レビュー動作のためのデータ溜め込み開始タイミングを早めることができることで、従来よりもキュー/レビュー動作の応答性の向上が図られる。
なお、本例では、キュー/レビュー操作であるかAMS操作であるかを、操作ボタンに対する押圧時間の差により判断する場合を例に挙げたが、例えば所定時間長内に操作ボタンに対する押圧が1度のみ行われた場合はAMS操作を、また2度行われた場合はキュー/レビュー操作を確定する等、他の方式が採られても構わない。
また、本例としては、ディスク40に記憶されるデータが楽曲データを始めとして、例えば映像データ等の他のデータが記憶される場合においても好適に適用できるものである。
また、本例では、本発明の記録再生装置がMDに対応した構成に適用される場合を例に挙げたが、例えばCD、DVD(Digital Versatile Disc)、ハードディスク、半導体メモリ装置等の他の記憶媒体に対応する構成に対しても本発明は好適に適用できる。
本発明の実施の形態としての記録再生装置の内部構成例について示したブロック図である。 実施の形態の記録再生装置が対応するとされる、次世代ディスクについて説明するための図である。 同じく、実施の形態の記録再生装置が対応するとされる、次世代ディスクについて説明するための図である。 実施の形態の記録再生装置内に備えられるストレージ部の内部構成例について示すブロック図である。 実施の形態の記録再生装置の外観図である。 実施の形態の記録再生装置が採用する早送り再生、及び早戻し再生の基本動作について模式的に説明する図である。 実施の形態の記録再生装置において行われる動作を模式的に説明した図である。 同じく、実施の形態の記録再生装置において行われる動作を模式的に説明した図である。 実施の形態の記録再生装置の処理動作について示したフローチャートである。
符号の説明
1 記録再生装置、2 ストレージ部、3 キャッシュメモリ、4 USBインタフェース、5 入出力処理部、6 表示部、7 操作部、7e キュー/後方AMSボタン、7f レビュー/前方AMSボタン、8 システムコントローラ、8a ROM、8b RAM、9 キャッシュ管理メモリ

Claims (5)

  1. 再生ヘッドを備えて記憶媒体に記憶されたデータを読み取る読取手段と、
    上記読取手段による読み取りデータを一時保持するバッファメモリと、
    上記バッファメモリからのデータ読み出しを行って再生出力を行う再生出力手段と、
    上記記憶媒体に対して記憶される上記データについて、プログラム単位の頭出し再生を行うための頭出し操作と、早送りまたは早戻し再生を行うための高速再生操作とが、同一の操作子に割り与えられた操作手段と、
    上記操作手段における上記操作子に対する操作開始からの操作状態に応じて、上記頭出し操作または上記高速再生操作を確定する操作確定手段と、
    上記操作子に対する操作入力が開始されたことに応じて、上記再生ヘッドが、上記早送りまたは早戻し再生のために必要なデータについての読み取り開始位置をアクセス目標として移動を開始するように、上記読取手段に対する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 上記操作確定手段は、
    上記同一の操作子に対する操作開始から、所定時間長内に操作が停止された状態に応じては、上記頭出し操作が行われたことを確定し、所定時間長以上にわたる操作が行われている状態に応じては、上記高速再生操作を確定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 上記操作手段は、
    再生順序的に後方となる頭出し位置からの再生を行うための後方頭出し操作と、上記早送り再生を行うための早送り操作とが割り与えられた操作子と、再生順序的に前方となる頭出し位置からの再生を行うための前方頭出し操作と、上記早戻し再生を行うための早戻し操作とが割り与えられた操作子とを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 上記制御手段は、
    上記操作確定手段により上記早送りまたは早戻し操作が確定されたことに応じ、上記再生ヘッドが上記データの読み取りを開始するように上記読取手段を制御するようにも構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  5. 再生ヘッドを用いて記憶媒体に記憶されたデータを読み取る読取手順と、
    上記読取手順による読み取りデータをバッファメモリに一時保持するバッファ手順と、
    上記バッファ手順により上記バッファメモリに保持させたデータを読み出して再生出力を行う再生出力手順と、
    上記記憶媒体に記憶される上記データについて、プログラム単位の頭出し再生を行うための頭出し操作と、早送りまたは早戻し再生を行うための高速再生操作とが割り与えられた、同一の操作子に対する操作開始からの操作状態に応じて、上記頭出し操作または上記高速再生操作を確定する操作確定手順と、
    上記操作子に対する操作入力が開始されたことに応じて、上記再生ヘッドが、上記早送りまたは早戻し再生のために必要なデータについての読み取り開始位置をアクセス目標として移動を開始するように制御を行う制御手順と、
    を実行することを特徴とする再生方法。
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