JP2005308097A - 開閉バルブ及び真空チャンバの開口部の開閉方法 - Google Patents

開閉バルブ及び真空チャンバの開口部の開閉方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 密閉性を長期にわたって確保すると共に、パーティクルをほとんど発生させない開閉バルブを得る。
【解決手段】 真空チャンバAの開口部の間に配され、中心軸回りに回転可能なシャフト21と、回転駆動源51とを備え、シャフト21に前記開口部を開閉せしめる開閉手段30を設けた弁本体20としての開閉バルブ1に関し、開閉手段30に、シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材32と、このシート部材32をシャフト21の半径方向の内側又は外側に向けて付勢する付勢部材36と、前記シート部材32に接続されて前記シート部材32と共に連動し、而も、このシート部材32と前記シャフト21との間にて密閉空間40を形成する密閉部材34とを備える。そして、シャフト21に、密閉空間40と連通されたエア通路41を形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、真空装置の真空チャンバの開口部を開閉する開閉バルブ及びこのバルブを用いた開閉方法の発明に関する。
半導体製造装置等の真空装置の真空チャンバを開閉するための開閉バルブは、従来から種々開発されてきた。本件特許出願人も真空装置に使用する開閉バルブについての研究開発を行っており、その成果として、特許文献1に示す発明を既に開示している。
この特許文献1に示す開閉バルブは、左右の真空チャンバ間に水平方向に開閉バルブを配設し、この開閉バルブを左右の連通開口を有する弁座体と、この弁座体の軸方向に移動可能且つ回転可能な弁体と、弁体を軸方向に移動するとともに回動せしめるための駆動部とで構成している。そして、弁体の外周面には、開口とケーシングの内部とを確実にシールするために、連絡口の周囲を囲むOリングが取付られている。
特開平11−159466号公報
この開閉バルブは、真空チャンバ内の高い真空性を確保することが出きる点で優れたバルブである。しかしながら、このバルブは、内部の弁体を回転させる毎に、ケーシングの内面にOリングが擦れてしまい、Oリングが摩耗するという不都合がある。Oリングが摩耗するといわゆるパーティクルが発生する。
そこで、本発明は、密閉性を長期にわたって確保すると共に、パーティクルがほとんど発生することのない開閉バルブを提供する。
本発明は、上述の課題を解決するために、 真空チャンバの開口部の間に配され、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに前記開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブであって、
前記開閉手段は、前記シャフトからこのシャフトの半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側又は外側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とを備え、
前記シャフトには、前記密閉空間と連通されたエア通路が形成されている弁本体としての開閉バルブを採用した。
また、本発明では上記弁本体としての開閉バルブについて、真空チャンバの前記開口部と連絡される連絡口を対向する壁面に有するケーシングを備え、前記弁本体が前記ケーシングの内部にて前記ケーシングの長手方向に延びる軸に前記シャフトを一致させて収納され、前記開閉手段は、前記シート部材が前記連絡口を開閉することで前記開口部を開閉するように開閉バルブを構成することを特徴としている。
さらには、前記開閉手段を、前記シャフトの中心軸を対称とする位置にそれぞれ設け、各開閉手段の前記シート部材が同一の直線上を往復動するように構成した。
なお、前記シャフトに、このシャフトを直径方向に貫通する連絡通路が、前記開閉手段をこの連絡通路の両側に位置させるように形成するとよい。
また、上記課題を解決するために本発明は、真空チャンバの開口部の間に、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブを配置して、前記開閉手段で真空チャンバの開口部を開閉する方法であって、前記シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とで前記開閉手段を構成し、前記密閉空間に圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シート部材を張り出させて、前記開口部を閉鎖する真空チャンバの開口部の開閉方法を採用した。
なお、上記の方法において、前記シート部材が張り出した状態に圧縮空気の供給を停止すると共に、その内部のエアを吸引して前記密閉空間の圧力を減圧することで、前記シート部材を前記付勢部材の付勢力を利用して前記シャフトの半径方向内側に引き寄せて、前記シート部材を前記開口部から引き離して開口させる一方で、前記シート部材が前記シャフトに引き寄せられた状態で、前記密閉空間の吸引を停止すると共に再び圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して前記シート部材を張り出させる方法を採用するとよい。
さらに、本発明では上記課題を解決するために、真空チャンバの開口部の間に、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブを配置して、前記開閉手段で真空チャンバの開口部を開閉する方法であって、前記シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向外側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材と前記シャフトとの間にて前記シート部材に接続せしめて密閉空間を形成し、前記シート部材の前記半径方向の運動に伴って伸縮可能な密閉部材とで前記開閉手段を構成し、前記密閉空間のエアを吸引して前記密閉空間を減圧することで、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シート部材を前記シャフトの中心側に引き寄せて、前記開口部を閉鎖している前記シート部材を前記開口部から引き離して前記開口部を開口する真空チャンバの開口部の開閉方法を採用した。
この場合にも、前記シート部材が前記シャフトに引き寄せられた状態で、前記密閉空間の吸引を停止すると共に圧縮空気を供給することで前記密閉空間を加圧して前記シート部材を張り出させて前記開口部を前記シート部材で閉鎖する一方で、前記シート部材が張り出した状態にて圧縮空気の供給を停止すると共に、再びその内部のエアを吸引して前記密閉空間の圧力を減圧することで、前記シート部材を前記付勢部材の付勢力を利用して前記シャフトの半径方向内側に引き寄せる真空チャンバの開口部の開閉方法を採用するとなお良い。
さらには、上記の課題を解決すべく本発明では、真空チャンバの開口部の間に、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブを配置して、前記開閉手段で真空チャンバの開口部を開閉する方法であって、前記シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とで前記開閉手段を構成し、前記密閉空間に圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して、前記付勢部材の付勢力に抗して前記開口部を閉鎖している前記シート部材を前記シャフト側に引き寄せて、前記開口部を開口する真空チャンバの開口部の開閉方法をも採用した。
なお、この場合においても、前記シート部材が張り出した状態で圧縮空気の供給を停止すると共に、その内部のエアを吸引して前記密閉空間の圧力を減圧することで、前記シート部材を前記付勢部材の付勢力を利用して前記シャフトの半径方向外側に張り出させて、前記シート部材を前記開口部に押し当てて閉鎖する一方で、前記シート部材が張り出した状態で、前記密閉空間の吸引を停止すると共に再び圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して前記シート部材を引き寄せるようにすると良い。
そして、上述した真空チャンバの開口部の開閉方法に関し、前記弁本体を、真空チャンバの前記開口部と連絡される連絡口を対向する壁面に有するケーシングの内部に、前記弁本体が前記ケーシングの内部にて前記ケーシングの長手方向に延びる軸に前記シャフトを一致させて収納し、前記シート部材が前記連絡口を開閉することで前記開口部を開閉するようにしても良い。
本発明によれば、シート部材とケーシングの内面とが擦れることがない。このため、シート部材の端面にOリング等のシール材を取り付けても、このシール材が摩耗しない。これにより、パーティクルを発生させないことに加え、密閉性を長期にわたって確保することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1において、開閉バルブ1は、架台B上に設置された左右の真空チャンバAの中間に配置され、この開閉バルブ1の駆動部50が真空チャンバAの横方向に張り出して設置されている。なお、この真空チャンバAは対向する開口部を備えている。このように、駆動部50が横方向に張り出して設けられることで、駆動部50のメインテナンスを容易に行える。
図2〜図4に示すように、開閉バルブ1は、直方体状のケーシング2と、その内部に収容されたスプール本体20と、ケーシング2の軸方向の一端側に取り付けられてスプール本体20を駆動させる駆動部50とから構成されている。
ケーシング2は、その先端2a、基端2b及び側面の一面が開放された本体部3と、先端を密閉するキャップ11と、側面の一面を密閉する壁面ピース8とから構成されている。壁面ピース8は、本体部3に六角穴付きボルト10で締め付けることで取り付けられる。なお壁面ピース8と本体部3との合わせ面には、シール材9が介在されていて、合わせ面からのリークが防止されている。一方、キャップ11は、端面部11aと挿入部11bとが一体に形成された部材であり、挿入部11bが、本体部3並びに壁面ピース8とで形成される孔に挿入されることで先端2aを密閉している。挿入部11bの外周面にはOリング12が取り付けられ、本体部3並びに壁面ピース8と、当該キャップ11の挿入部11bとの合わせ面をシールしている。
このケーシング2を構成する本体部3には、対向する側面部にケーシング2の軸方向に延びる長穴がそれぞれ形成されている。この長穴は、真空チャンバAに設けられた開口部に連絡させるための連絡口4である。そして、連絡口4の周囲には、ケーシング2の外面にOリング7が取り付けられており、ケーシング2と真空チャンバAとの合わせ面をシールする。また、本体部3には、これら連絡口4を有する側面部の上部及び下部のそれぞれに、軸方向に適宜配置された複数の座5が設けられている。各座には取付ボルト6が挿入され、この開閉バルブ1はこの取付ボルト6により真空チャンバAに取り付けられる。
これら本体部3、壁面ピース8及びキャップ11から構成されるケーシング2の内部には、その軸方向に延びる円筒状の空間15が形成されている。スプール本体20は当該空間15の内部に収容されている。
このスプール本体20は、空間15の軸方向に延びるシャフト21と、シャフト21の中心軸を対称とする位置に設けられて、連絡口4を開閉する開閉機構30とを備えている。
シャフト21は、その先端がベアリング13を介してキャップ11に支持されている一方で、基端が駆動部50と連結されている。
シャフト21の外周面には、中心軸を対称とする両側に開閉機構30の装着部分が軸方向に沿って形成されている。そして、この装着部分には、その幅方向の中心部分に間隔を空けて配置され、シャフト21と一体に形成された取付座25と、これら取付座25の間に配される支持部26とがそれぞれ設けられる。
取付座25には、軸方向に関して所定の間隔毎に形成された複数のねじ孔25aが形成されている。一方、支持部26は、取付座25同士の間に形成される溝にはめ込まれる嵌合部26aと、この嵌合部26aの上端にて外側方に向けて張り出すフランジ26bとが一体に形成された部材である。この支持部26には、上端面から一定の深さに加工された凹部26cが、長手方向の所定の間隔毎に形成されている。この凹部26cには後に説明する開閉機構30の支持柱35が挿入される。一方、フランジ26bの上端面には、Oリング27がはめ込まれている。
また、シャフト21にはその直径方向を貫通する連絡通路22が、形成されている。このため、開閉機構30の取付部分は、この連絡通路22を軸として対称となるようにその両側に位置される。この連絡通路22は、ケーシング2の本体部3に形成された連絡口4の長さに対応するように軸方向に沿って形成されている。
開閉機構30は、シャフト21の取付座25にボルト締めされる取付部31と、ケーシング2に形成された連絡口4を閉鎖せしめるシート部材32と、シート部材32と取付部31とを接続しているベローズ34とを備えている。さらに、この開閉機構30は、シャフト21の支持部26に支持されて、シート部材32をシャフト21に対して位置ズレすることを防止する支持柱35と、この支持柱35の外周に配置されて、シート部材32をシャフト21の中心側に向けて引き寄せるか、又は半径方向外側に向けて押圧するためのスプリング36を備えている。
当該開閉機構30の先端に設けられているシート部材32は、その外周面が円弧状に形成された細長い板状の部材である。このシート部材32は、その外縁がケーシング2の連絡口4の周縁より外側に張り出すように、その長さ及び幅が形成されている。このシート部材32は、アルミ合金又はステンレス合金で形成される。なお、外周面には、アルミナが溶射される。そして、その外周面には、シート部材32の外周縁のやや内側の位置に、Oリング33がはめ込まれている。このOリング33は、このシート部材32が連絡口4を閉鎖した際に、連絡口4とケーシング2内部の空間15とを遮断して合わせ面からのリークを阻止する。
取付部31は、中心側に支持部26のフランジ26bをこの取付部31と上述の取付座25との間にはめ込ませることができるように、溝部分31aが下面に形成されている。この取付部31には、溝部分31aより外側の板圧の厚い部分に複数のねじ孔31bが形成されている。これらねじ孔31bは、取付座25に形成されたねじ孔25aに対応する位置に形成されている。この取付部31は、内側に形成された溝部分31aに支持部26のフランジ26bを位置させると共に、取付座25に形成されたねじ孔25a及び当該取付部31に形成されたねじ孔31bを相互に一致させてこれらを重ね合わせてシャフト21にボルト37で締め付けられる。なお、支持部26を構成するフランジ26bの上面にはめ込まれたOリング27は、取付部31との合わせ面をシールする。
そして、シート部材32の下面と、取付部31の上面とは、ベローズ34により接続されている(図5参照)。このベローズ34は、密閉性を確保するための部材であり、このベローズ34、シート部材32、取付部31及び支持部26とで囲まれた部分に密閉空間40を形成させている。このベローズ34は、シート部材32と取付部31との間の中間部分が外側方に向けて張り出す蛇腹部分が設けられ、支持柱35の軸方向に関して伸縮自在に形成された部材である。このベローズ34は、シート部材の動きに伴って伸縮する。なお、当該ベローズ34は、溶接ベローズ、成型ベローズのようにシート部材32並びに取付座25と一体に形成したものを用いても良く、又はシート部材32と別体であって、シート部材32に対して着脱自在に構成されたものを用いても良い。また、ベローズ34の材質としては、アルミ合金、ステンレス合金、又はチタン合金を使用すると良い。但し、密閉空間40を形成するために、このベローズ34に代えて、フッ素系のライニング、又はフッ素ゴムを使用しても良い。
また、シート部材32の裏面には、その長手方向に関して所定の間隔毎に支持柱35が当該シート部材32と直交するようにして取り付けられている。この支持部26の取り付けられる位置は、シャフト21の軸方向に関して、上述の凹部26cの位置と一致される。この支持柱35の後端部は、シャフト21の支持部26に対して自在に往復動するように支持部26の凹部26cに挿入される。
この支持柱35の外周に配置されたスプリング36は、その一端がシート部材32の裏面に固定されている一方で、他端がシャフト21の支持部26に固定されている。このスプリング36は、その自然長よりやや引き延ばされた状態、又は自然長より圧縮された状態で、これらシート部材32と支持部26とを接続している。自然長より引き延ばされた状態では、シート部材32をシャフト21の中心に向けて引き寄せるように作用する一方で、自然長より圧縮された状態では、シート部材32を半径方向外側に向けて押圧する。
このように構成された開閉機構30は、シート部材32がシャフト21の中心軸を対称として同一の直線上を軌跡として、シャフト21から半径方向外側に向けて張り出すようにして往復運動する。
そして、シャフト21の基端部には、駆動部50側と、当該密閉空間40が形成される位置に対応しているシャフト21の外周面とがエア通路41により連絡されている。このエア通路41には、外部に設けられた図示しないコンプレッサ及びバキューム装置が駆動部50側から接続される。
図6は、駆動部50の詳細を示している。駆動部50は、スプール本体20をその中心軸について回転駆動させるロータアクチュエータ51と、このロータアクチュエータ51とケーシング2の間に介在されて、駆動力をスプール本体20のシャフト21に伝達させるためのギヤボックス52とから構成されている。ロータアクチュエータ51の回転軸51aは、ギヤボックス52の内部に挿入され、ベアリング53を介してギヤ54に接続されている。また、ギヤボックス52の内部では、このギヤ54と並列に配されたギヤ55が相互に噛み合わされている。シャフト21の基端部はこのギヤ55に接続される。このギヤ55には、磁性流体シールスルーホールタイプのジョイント56が接続されている。このジョイント56には、上述のエア通路41が形成され、上述のコンプレッサ及びバキューム装置が接続される。このジョイント56は、内部に形成されたエア通路57の内部を流れるエアを外部にリークさせることなく、ギヤ55を回転させる。
以上のように構成された開閉バルブ1は、次のように作用する。
図7は、開閉バルブ1が開状態となされて、ケーシング2の連絡口4同士が内部で連通している状態を示している。この図7に示すように、開状態では、ケーシング2に形成された連絡口4と、シャフト21に形成された連絡通路22とが一直線をなすように配置される。一方、開閉機構30は、連絡通路22の上下に位置される。
先ず、開閉機構30のスプリング36が自然長より延ばされた状態で取り付けられ、シート部材32がシャフト21の中心に向けて引き寄せられるように付勢された場合について説明する。
この場合、この図7に示す開状態では、密閉空間40の内部のエアはバキューム装置により吸引されていると共に、シート部材32はスプリング36の付勢力によりシャフト21の中心側に引き寄せられている。
図8は、閉状態のワンステップ手前の状態を示している。スプール本体20は、図7の状態からロータリアクチュエータによって90度回転される。これにより、シート部材32がケーシング2の連絡口4とそれぞれ対向される一方で、連絡通路22は、上下方向に向けられる。この状態から、閉状態にするには、バキューム装置を停止すると共にコンプレッサからの圧縮空気を密閉空間40に送り込む。圧縮空気が密閉空間40の内部に送り込まれると、密閉空間40の内部が加圧される。すると、図9に示す、シート部材32がシャフト21の中心側に引き寄せられた状態から、スプリング36の付勢力に抗してシート部材32が、半径方向外側に向けて張り出される。これにより、図10に示すように、シート部材32がケーシング2の連絡口4を閉鎖する。この際、スプール部材の上面に設けられたOリング33が、確実に連絡口4とケーシング2内部の空間とを遮断する。
閉状態から再び開状態にするには、バキューム装置を作動させ、供給された圧縮空気を密閉空間40から抜き出すことで、再びスプリング36の付勢力によりシート部材32はシャフト21の中心側に引き寄せられる。これにより、再度、図8及び図9に示す状態となる。その後、スプール本体20を逆方向に回転させれば、ケーシング2の連絡口4とシャフト21の連絡通路22とが一直線上をなす図7の状態となる。
なお、この場合には、バキューム装置を使用することなくコンプレッサのみを用いても良い。即ち、シート部材32を張り出す際には、コンプレッサを作動させて、密閉空間40の内部に圧縮空気を供給する。これにより、スプリング36の付勢力に抗してシート部材32を張り出させる。一方、シート部材32をシャフト21の中心側に向けて引き寄せるには、コンプレッサを停止して、密閉空間40の圧縮空気を抜き出して、内部を通常圧まで下げる。これにより、シート部材32をスプリング36の付勢力によってシャフト21の中心側に引き寄せるようにする。
これに対し、開閉機構30のスプリング36が自然長より圧縮された状態で取り付けられ、シート部材32が半径方向外側に向けて押圧されている場合は次のように作用する。
この場合、この図7に示す開状態では、密閉空間40の内部は、バキューム装置により吸引されることで負圧となっている。この負圧の状態が、スプリング36の付勢力に抗してシート部材32をシャフト21の中心側に引き寄せている。
図8に示すように、閉状態のワンステップ手前の状態では、スプール本体20が、図7の状態からロータリアクチュエータによって90度回転される。これにより、シート部材32がケーシング2の連絡口4とそれぞれ対向される一方で、連絡通路22は、上下方向に向けられる。この状態から、閉状態にするには、バキューム装置からの吸引を停止させると共に、コンプレッサから圧縮空気を密閉空間40に供給する。すると、図9に示す、シート部材32がシャフト21の中心側に引き寄せられた状態から、スプリング36の付勢力及び圧縮空気によってシート部材32が、半径方向外側に向けて張り出される。これにより、図10に示すように、シート部材32がケーシング2の連絡口4を閉鎖する。この場合にも、Oリング33が確実に連絡口4とケーシング2内部の空間とを遮断する。
閉状態から開状態にするには、コンプレッサを提示させてバキューム装置を再び作動せしめて密閉空間40を負圧にする。これにより、再びスプリング36の付勢力に抗してシート部材32はシャフト21の中心側に引き寄せられる。これにより、再度、図8及び図9に示す状態となる。その後、スプール本体20を逆方向に回転させれば、ケーシング2の連絡口4とシャフト21の連絡通路22とが一直線上をなす図7の状態となる。
なお、この場合には、コンプレッサを使用することなくバキューム装置のみを用いても良い。即ち、シート部材32を張り出す際には、バキューム装置を停止させて、密閉空間40の内部を通常圧にする。これにより、スプリング36の付勢力のみでシート部材32を張り出させる。一方、シート部材32をシャフト21の中心側に向けて引き寄せるには、バキューム装置を作動させ、密閉空間40の内部を負圧にする。これにより、シート部材32をスプリング36の付勢力に抗してシャフト21の中心側に引き寄せるようにする。
図11及び図12は、更に別の実施形態にかかる開閉バルブを示している。この図11及び図12に示す開閉バルブの開閉機構135は、付勢部材としてのスプリングにより、シート部材124がケーシング2Aに形成された連絡口4Aに向けて常時付勢される一方で、圧縮空気によりシート部材124が連絡口4Aから離隔される構造を有している。
この開閉バルブもケーシング2Aを有し、その対向する面には、内外を貫通する連絡口4Aが形成されている。そして、ケーシング2Aの内部には、空間15Aが形成されている。
スプール本体100は、空間15Aの軸方向に一致して延びるシャフト111と、このシャフト111の軸を対称とする位置に設けられた開閉機構135とから構成されている。
シャフト111の内部には、圧縮空気を流すために、中心軸に沿って形成された本通路150と、この本通路150から半径方向外側に延びるように形成された枝通路151とからなるエア通路が形成されている。
一方、シャフト111の外周面には、中心軸を対称とする両側に開閉機構135の装着部分112が軸方向に沿って形成されている。そして、この装着部分112には、その幅方向の中心部分に間隔を空けて配置され、シャフト111と一体に取り付けられた取付座113と、これら取付座113に一体的に保持された支持部114とがそれぞれ設けられる。
取付座113とシャフト111の装着部分112との合わせ面には、当該取付座113の内縁側にOリング140が取り付けられている。このOリング140は、枝通路151から送り込まれた圧縮空気が洩れることを防止するものである。一方、支持部114は、取付座113に保持されたベース115と、ベース115の中央で半径方向外側に向けて突出する支柱116とから構成されている。支柱116の中心には、シャフト111の枝通路151と連通し、圧縮空気を通すためのエア通路152が形成されている。そして、この支柱116には、円盤状のエンドフランジ122が皿ネジ121により、支柱116の上端に固定されている。
これら支柱116及びエンドフランジ122の外周部には、支柱116の軸方向に往復運動するピストン117がはめ込まれている。ピストン117は、大小、径の異なる円筒部分118,119からなり、その内部が空間となっている。そして、径の小さい部分118が支柱116の外周面に嵌合し、径の大きな部分119がエンドフランジ122の外周面と嵌合している。そして、ピストン117の内面、支柱116の外周面及びエンドフランジ122の下面とで囲まれた部分には、圧縮空気が入り込む密閉空間としてのエア空間が形成される。なお、支柱116には、その軸方向における当該エア空間の形成される位置に、その内部に形成されたエア通路152と、当該エア空間とを連通する連通部153が形成され、圧縮空気がエア空間に送り込まれるようになっている。
また、このピストン117のエンドフランジ122に嵌合している径の大きく形成された部分119には、ピストン117の半径方向外側に張り出す鍔部120が形成されている。そして、この鍔部120には、連結部材123を介して、シート部材124が取り付けられている。シート部材124は、上述の実施形態のものと同様に、ケーシング2Aに形成された連絡口4Aに対して当接及び離隔させることで、連絡口4Aを開閉する部材である。このシート部材124も、その外面が円弧状に形成され、その外縁が連絡口4Aより外側に張り出すように形成されている。そして、外面には、連絡口4Aのやや外側に連絡口4Aの周囲を囲むようにして配されたOリング125が取り付けられている。
このシート部材124をピストン117に対して固定させている連結部材123は、シャフト111のフランジの軸方向に延びるように形成されている。連結部材123は、その下面が各支持部114に設けられたこれらピストン117の鍔部120を両側から挟み込むようにして架設される一方で、その上面がシート部材124の下面を固定することでシート部材124をピストン117と一体に連結している。
さらに、この開閉機構135では、ピストン117と支持部114のベース115との間に、二つのスプリング126,127がはめ込まれている。これらスプリング126,127は、ピストン117を支柱116の軸方向に沿って外側に向けて付勢する部材である。なお、この開閉機構135では、径の大きなスプリング126と径の小さなスプリング127の2種類が設けられている。一方、エア空間には、ピストン117とエンドフランジ122との間にはめ込まれたスプリング128が設けられている。このスプリング128は、ピストン117を弱い力でエンドフランジ122からシャフト111側へ押し戻すものであり、ダンパーとしての機能を有している。
このような、開閉機構135には、ピストン117と支持部114のベース115とを連絡するようにして設けられたベローズ129が開閉機構135の周囲を囲むようにして配置されている。このベローズ129は、内外に折り畳まれて蛇腹状に形成され、その上部がピストン117の外周面に取り付けられる一方で、その下部が支持部114のベース115上面に密着されている。なお、ベローズ129の上部には、内部に中心に孔の形成された円盤状の保持板130が設けられ、この保持板130をピストン117の外周面にはめ込ませてピストン117に取り付けている。そして、ピストン117と保持板130との合わせ面には、Oリング143が設けられ、これらの間からエアが洩れ出すことを防止している。
このスプール本体100は次のように作用する。なお、スプール本体100自体の回転はについては、上述の実施形態と同様なので、ここでは、開閉機構135の作用について説明する。
図11は、ケーシング2Aに形成された連絡口4Aを開閉機構135のシート部材124が閉鎖している状態を示す。この状態では、ピストン117と支持部114のベース115との間にはめ込まれた二つのスプリング126,127により、ピストン117が連絡口4A側へ付勢されている。これにより、連結部材123を介してピストン117に取り付けられたシート部材124が連絡口4Aへ押し付けられる。シート部材124の外面にはOリング125が設けられているので、このOリング125がシールして連絡口4Aを密閉する。
この状態から、シャフト111のエア通路150,151、支柱116のエア通路152を通し、連通部153からエア空間に圧縮空気を送り込む。すると、図12に示すように、圧縮空気の圧力に加えて、エア空間に設けられたスプリング128の付勢力が、2つのスプリング126,127の付勢力に抗して、ピストン117をシャフト111側へ押し戻す。ピストン117とシート部材124とは連結部材123を介して連結されているので、ピストン117がシャフト111側へ押し戻されると、連絡口4Aを密閉していたシート部材124はケーシング2Aの内面から離隔される。これにより、閉鎖されていた連絡口4Aは開口される。
一方、圧縮空気の供給を停止すると共に、エア空間に送り込まれた圧縮空気を吸い取ると、2つのスプリング126,127が再びピストン117を連絡口4A側へ押し退ける。この際、エア空間に設けられたスプリング128がダンパーとして機能し、シート部材124がケーシング2Aの内面に衝撃的に押し当てられることが防止される。これによりシート部材124の外面に設けられたOリング125が保護される。
このような運動を繰り返すことにより、ケーシング2Aに形成された連絡口4Aは開閉される。なお、この間、ベローズ129はピストン117の往復動に伴い伸縮する。また、ベローズ129の下部は、支持部114のベース115に密着されている一方で、上部では、保持板130とピストン117との合わせ面にOリング143が設けられているので、ベローズ129の内部を確実に密閉状態に保つことができる。
以上、スプール本体がケーシングの内部に収容された開閉バルブを例に説明したが、これに限定されるものではなく、スプール本体のみを直に真空チャンバの内部に挿入して、真空チャンバの開口部を直接開閉するようにしても構わない。この場合には、真空チャンバの内部にシェル部を設けると良い。
本発明の開閉バルブが設置された真空チャンバを示す正面図。 本発明の開閉バルブの側面図。 図2に示す開閉バルブの内部構造図。 開閉バルブの横断面図。 スプール本体に取り付けられるベローズの側面図。 駆動部の一部断面側面図。 開状態のスプール本体の配置状態を示す図。 開状態から90度スプール本体が回転された状態を示す図。 図8の状態におけるシート部材の状態を示す拡大図。 閉状態のシート部材の状態を示す拡大図。 別の実施形態にかかる開閉バルブの内部構造図。 図11に示す開閉バルブを開状態にした状態を示す図。
符号の説明
1 開閉バルブ
2,2A ケーシング
3 本体部
4,4A 連絡口
8 壁面ピース
11 キャップ
20 スプール本体(弁本体)
21 シャフト
22 連絡通路
25 取付座
26 支持部
30 開閉機構(開閉手段)
31 取付部
32 シート部材
34 ベローズ(密閉部材)
35 支持柱
36 スプリング(付勢部材)
40 密閉空間
41 エア通路
50 駆動部
51 ロータアクチュエータ(回転駆動源)
100 スプール本体(弁本体)
111 シャフト
113 取付座
114 支持部
117 ピストン(密閉部材)
122 エンドフランジ
123 連結部材
124 シート部材
126 スプリング(付勢部材)
127 スプリング(付勢部材)
129 ベローズ

Claims (11)

  1. 真空チャンバの開口部の間に配され、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに前記開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブであって、
    前記開閉手段は、前記シャフトからこのシャフトの半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側又は外側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とを備え、
    前記シャフトには、前記密閉空間と連通されたエア通路が形成されていることを特徴とする弁本体としての開閉バルブ。
  2. 真空チャンバの前記開口部と連絡される連絡口を対向する壁面に有するケーシングを備え、前記弁本体が前記ケーシングの内部にて前記ケーシングの長手方向に延びる軸に前記シャフトを一致させて収納され、
    前記開閉手段は、前記シート部材が前記連絡口を開閉することで前記開口部を開閉することを特徴とする請求項1に記載の開閉バルブ。
  3. 前記開閉手段は、前記シャフトの中心軸を対称とする位置にそれぞれ設けられ、各開閉手段の前記シート部材が同一の直線上を往復動するように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉バルブ。
  4. 前記シャフトには、このシャフトを直径方向に貫通する連絡通路が、前記開閉手段をこの連絡通路の両側に位置させるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の開閉バルブ。
  5. 真空チャンバの開口部の間に、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブを配置して、前記開閉手段で真空チャンバの開口部を開閉する方法であって、
    前記シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とで前記開閉手段を構成し、
    前記密閉空間に圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シート部材を張り出させて、前記開口部を閉鎖することを特徴とする真空チャンバの開口部の開閉方法。
  6. 前記シート部材が張り出した状態で圧縮空気の供給を停止すると共に、その内部のエアを吸引して前記密閉空間の圧力を減圧することで、前記シート部材を前記付勢部材の付勢力を利用して前記シャフトの半径方向内側に引き寄せて、前記シート部材を前記開口部から引き離して開口させる一方で、
    前記シート部材が前記シャフトに引き寄せられた状態で、前記密閉空間の吸引を停止すると共に再び圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して前記シート部材を張り出させることを特徴とする請求項5に記載の真空チャンバの開口部の開閉方法。
  7. 真空チャンバの開口部の間に、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブを配置して、前記開閉手段で真空チャンバの開口部を開閉する方法であって、
    前記シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とで前記開閉手段を構成し、
    前記密閉空間のエアを吸引して前記密閉空間を減圧することで、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シート部材を前記シャフトの中心側に引き寄せて、前記開口部を閉鎖している前記シート部材を前記開口部から引き離して前記開口部を開口することを特徴とする真空チャンバの開口部の開閉方法。
  8. 前記シート部材が前記シャフトに引き寄せられた状態で、前記密閉空間の吸引を停止すると共に圧縮空気を供給することで前記密閉空間を加圧して前記シート部材を張り出させて前記開口部を前記シート部材で閉鎖する一方で、
    前記シート部材が張り出した状態にて圧縮空気の供給を停止すると共に、再びその内部のエアを吸引して前記密閉空間の圧力を減圧することで、前記シート部材を前記付勢部材の付勢力を利用して前記シャフトの半径方向内側に引き寄せることを特徴とする請求項6に記載の真空チャンバの開口部の開閉方法。
  9. 真空チャンバの開口部の間に、中心軸回りに回転可能なシャフトと、このシャフトを回転させる回転駆動源とを備え、前記シャフトに開口部を開閉せしめる開閉手段を設けた弁本体としての開閉バルブを配置して、前記開閉手段で真空チャンバの開口部を開閉する方法であって、
    前記シャフトから半径方向外側に張り出して前記開口部を閉鎖するシート部材と、このシート部材を前記シャフトの半径方向の内側に向けて付勢する付勢部材と、前記シート部材に接続されて前記シート部材と共に連動し、而も、このシート部材と前記シャフトとの間にて密閉空間を形成する密閉部材とで前記開閉手段を構成し、
    前記密閉空間に圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して、前記付勢部材の付勢力に抗して前記開口部を閉鎖している前記シート部材を前記シャフト側に引き寄せて、前記開口部を開口することを特徴とする真空チャンバの開口部の開閉方法。
  10. 前記シート部材が張り出した状態で圧縮空気の供給を停止すると共に、その内部のエアを吸引して前記密閉空間の圧力を減圧することで、前記シート部材を前記付勢部材の付勢力を利用して前記シャフトの半径方向外側に張り出させて、前記シート部材を前記開口部に押し当てて閉鎖する一方で、
    前記シート部材が張り出した状態で、前記密閉空間の吸引を停止すると共に再び圧縮空気を供給して前記密閉空間を加圧して前記シート部材を引き寄せることを特徴とする請求項9に記載の真空チャンバの開口部の開閉方法。
  11. 前記弁本体を、真空チャンバの前記開口部と連絡される連絡口を対向する壁面に有するケーシングの内部に、前記弁本体が前記ケーシングの内部にて前記ケーシングの長手方向に延びる軸に前記シャフトを一致させて収納し、
    前記シート部材が前記連絡口を開閉することで前記開口部を開閉することを特徴とする請求項5〜10いずれかに記載の真空チャンバの開口部の開閉方法。
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