JP2007023775A - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

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JP2007023775A JP2005202411A JP2005202411A JP2007023775A JP 2007023775 A JP2007023775 A JP 2007023775A JP 2005202411 A JP2005202411 A JP 2005202411A JP 2005202411 A JP2005202411 A JP 2005202411A JP 2007023775 A JP2007023775 A JP 2007023775A
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Hitoshi Tanai
均 棚井
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Abstract

【課題】 微小流量の制御を可能とし、ポンプの最大流量に対する流量制御可能な範囲を広げたダヤフラムポンプを提供する。
【解決手段】 電動モータが内蔵された取付ベース1と、弁機構を内蔵するポンプヘッド2とを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラム3が往復動作して吸入弁10と吐出弁13が作動し、吸入室5より通気孔6を通じてポンプ室4に流体を吸入し、前記ポンプ室4より通気孔7を通じて流体を吐出室8に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、前記ポンプヘッドに形成された隔壁9に設けた通気孔6を開閉する吸入弁10又は吐出弁13が、前記電動モータの回転数が少なく、ダイヤフラム3の往復動が緩慢なときに際しても動作し、最大流量の10%以下の微小流量調節可能なように前記ポンプヘッド2の隔壁9に前記吸入弁10または吐出弁13が取付けられている構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型のダイヤフラムポンプに係り、特に、大流量から微小流量まで制御可能なダイヤフラムポンプに関する。
従来、医療機器等に使用される小型のダイヤフラムポンプとして、ダイヤフラムを使用したマイクロエアポンプがある。このエアマイクロポンプは電動モータを使用して円板状のダイヤフラムを往復動させて、吸気弁・排気弁を作動させるもので、この種のダイヤフラムポンプとして、特開2002−332970号公報、特開2004−278323号公報等に示すダイヤフラムポンプがあった。
特開2002−332970号公報第1頁 特開2004−278323号公報第1頁
最近において、ダイヤフラムポンプを搭載した装置は、高精度、高分解能を要求されるようになってきており、ダイヤフラムポンプに求められ性能も微小流量から最大流量まで、広範囲に制御できることが必要になってきた。しかしながら、上述した特許文献1,2のダイヤフラムポンプにあっては、使用している弁体は、図11(a)に示すように、隔壁の厚さaに対して弁体の嵌合部の厚さbは小さく形成されているので、装着状態に置いては弁体の軸は引き伸ばされた状態となる。そのため、弁体の固定力はfa=faによる反力fa′となる。
この状態において、吸引側に取り付けられた弁体は、図11(a)に示ように、ポンプ室が、陽圧になれば通気口を閉止し、ポンプ室が陰圧になれば、図11(b)に示ように、吸引圧力F>反力fa′+弁体の弾性力fbとなり、弁体は開くようになる。同様に、吐出側に装着された弁体も、ポンプ室が、陽圧になれば吐出圧力F>反力fa′+弁体の弾性力fbとなり、図11(c)に示ように、弁は開くものである。ところが、この吸引圧力や吐出圧力は流量に比例するので、流量が少ないときは、F<fa′+fbとなるので、弁は開かず微小流量の範囲は制御できないという問題が発生していた。特に、最大流量の10%以下の流量に対する制御は困難であった。
また、従来吸入弁などの弁体は、隔壁に嵌合して取り付ける際に弁体を引っ張って弁取り付け穴に差し込むために、弁の付け根部分が湾曲し難い構成になっていた。
本発明は、上述した従来の問題に鑑みなされたもので、微小流量の制御を可能とし、ポンプの最大流量に対する流量制御可能な範囲を広げたダヤフラムポンプを提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、前記ポンプヘッドに形成された隔壁に設けた通気孔を開閉する吸入弁又は吐出弁が、前記電動モータの回転数が少なく、ダイヤフラムの往復動が緩慢なときに際しても動作し、最大流量の10%以下の微小流量が調節可能なように前記ポンプヘッドの隔壁に前記吸入弁または吐出弁が取付けられていることを特徴とするものである。
本発明は、前記ポンプヘッドに形成された隔壁には段付きの円筒形に形成された固定ピンが固着され、前記固定ピンには弁体が胴部に沿って軸方向に往復動可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記ポンプヘッドに形成された隔壁には前記通気孔を開閉する弁体が取り付けられ、前記隔壁の前記弁体の取り付け基部近傍を周囲より高く形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記ポンプヘッドに形成された隔壁には前記通気孔を開閉する弁体が取り付けられ、前記弁体の取り付け基部近傍を周囲より高く形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記ポンプヘッドに形成された隔壁には前記通気孔を開閉する弁体が取り付けられ、前記隔壁の前記弁体との当接面には微小な凹凸が形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記吐出室の出口側に形成された隔壁には吐出口を開閉する弁体が取り付けられ、前記弁体を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁体と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記吸入室の入口側に形成された隔壁には吸入口を開閉する弁体が取り付けられ、前記弁体を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁体と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記ポンプヘッドには着脱可能な流入接続管と流出接続管が取り付けられ、前記流入接続管には流入接続管を開閉する調整弁機構または漏れ防止弁機構が取り付けられ、前記調整弁機構または漏れ防止弁機構の前記弁体を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁体と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明は、電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、前記ポンプヘッドには着脱可能な流入接続管と流出接続管が取り付けられ、前記流出接続管には流出接続管を開閉する調整弁機構または漏れ防止弁機構が取り付けられ、前記調整弁機構または漏れ防止弁機構の前記弁体を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁機構と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴としている。
本発明は上述のように構成されたことにより、最大流量の10%以下の微小流量の制御を可能とし、ポンプの最大流量に対する流量制御可能な範囲を広げたダヤフラムポンプを提供することができる。
また、本発明は、弁機構を球状の弁体と、弁体を復帰させる弾性部材と、弁体を線接触あるいは面接触する弁体受部を備えたことにより、最大流量の10%以下の微小流量の制御を可能とすると共に、漏れ防止機能も備えたダヤフラムポンプを提供することができる。
さらに、本発明は、漏れ防止弁機構を着脱可能な流入接続管や流出接続管に設けることで、微小流量の制御を可能とすると共に漏れ防止機能を備え、さらに、弁機構の故障時において、修理、交換が簡単にできるものである。
本発明に係るダイヤフラムポンプの最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るダイヤフラムポンプの実施の形態を示す外観図、図2は図1のX−X断面図、図3は図1のY−Y断面図、図4は図1のダイヤフラムポンプの弁機構の動作を説明する説明図である。
本発明に係るダイヤフラムポンプAは、図1乃至図4に示すように、電動モータが内蔵された取付ベース1と、弁機構を内蔵するポンプヘッド2とから構成されており、電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラム3が往復動作されて吸入弁10と吐出弁13が作動し、吸入室5より通気孔6を通じてポンプ室4に流体を吸入し、このポンプ室4より通気孔7を通じて流体を吐出室8に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプである。そして、ポンプヘッド2には着脱可能な流入接続管2aと流出接続管2bが接続されている。
このダイヤフラムポンプAの吸入側の通気孔6に取り付けられる吸入弁10は、図4に示すように、ポンプヘッド2の隔壁9に固着された段付きの円筒形に形成された固定ピン11と、この固定ピン11に嵌合され壁面に沿って軸方向に往復動可能に取り付けられた弁体12を備えたものである。この固定ピン11は、金属材料等から段付きの円筒形に形成されたもので、大径の頭部11aと、中径の胴部11bと、小径の足部11cからなり、胴部11bは弁体12のスライド部となっている。弁体12は変形しにくい硬質の合成樹脂材料等から一部円周が形成された矩形板に形成されており、ピン孔が形成され、このピン孔が固定ピン11に挿入され、胴部11bをスムーズにスライドするようになっている。
このように構成されたダイヤフラムポンプAは、図4(a)に示すように、吸入弁10が吸入側に取り付けられる。そして、ポンプ室4が陽圧になったときは、矢印のように下側から圧力がかかるので、弁体12が押し上げられ通気孔6を閉止するように作用する。ポンプ室4が陰圧になったときは、図4(b)に示すように、矢印の如く上側から吸引圧力Fがかかるので、弁体12が下方にスライドし通気孔6を開くものである。
また、吐出側に取り付けられた吐出弁13は、ポンプ室4が陽圧になったときは、図4(c)に示すように、矢印の如く下側から圧力がかかるので、弁体が押し上げられ通気孔7を開くようになる。反対に、ポンプ室4が陰圧になったときは、図4(d)に示すように、下側に吸引圧力が作用するので、弁体が下方にスライドし通気孔7を閉じるものである。このように構成されたダイヤフラムポンプAは、弁体の動作は、弁体自身が持っている弾性力に全く関わらず、吸引圧力と吐出圧力のみより行われるので、微小流量であっても開閉可能となるものである。
また、図5に示すダイヤフラムポンプBは、隔壁9の弁体14の取付孔15の周辺に微小な突起16を形成したもので、この突起16の上面に弁体14のシ−ル面14aを当接させるものである。そうすると、図5(b)に示すように、この突起16により弁体14のシ−ル面14aと隔壁9の間に微細な隙間17が発生するものである。このように構成された弁機構を吸引側に適用したものが図5(a)である。同図において、ポンプ室4が陽圧になると、通気孔6を閉止するが、この際に反発力fcも働く。そして、微小突起16による隙間17も生じるので、閉止圧力F1は完全な閉止状態より弱まるので、開状態に移行し易くなるものである。この状態よりポンプ室が陰圧になると、図5(c)に示すように、吸引圧力F+反発力fc>反力fa′弁の弾性力fbとなるので、弁体14は微小の流量でも開くようになる。
また、この弁機構を吐出側に適したものを図5(d)に示す。このとき、ポンプ室4が陰圧の場合は、図5(a)と同様に、通気孔7を閉止するが、この際に反発力fcも働く。そして、微小突起16による隙間17も生じるので、閉止圧力F1は完全な閉止状態より弱まるので、開状態に移行し易くなるものである、そして、図5(e)に示すように、ポンプ室が陽圧になると吐出圧力F+反発力fc>反力fa′弁の弾性力fbとなるので、弁体14は微小の流量でも開くようになる。
また、図6に示すダイヤフラムポンプCは、隔壁9に通気孔6を開閉する弁体18が取り付けられ、図6(b)に示すように、この弁体18の取り付け基部近傍を周囲より高く、突起18aが形成されたものである。このダイヤフラムポンプCは、図6(a)に示すように、この突起18aを隔壁9の当接面に当接させている。このようにすることにより、図6(b)に示すように、弁体18と仕切壁9の間に微小な隙間19を生じさせるものである。この微小隙間19により弁体18が閉状態にあっても、閉止圧力F1は完全な閉止状態より弱まるので、開状態に移行し易くなるものである。
このように構成された弁機構を吸引側に適用した場合は、図6(c)に示すように、ポンプ室4が陰圧になると、吸引圧力F+反発力fc>反力fa′弁の弾性力fbとなるので、弁体18は微小の流量でも開くようになる。また、このように構成された弁機構を吐出側に適用した場合は、図6(e)に示すように、ポンプ室4が陽圧になると、吐出圧力F+反発力fc>反力fa′弁の弾性力fbとなるので、弁体18は微小の流量でも開くようになる。
また、図7に示すダイヤフラムポンプDは、隔壁9には前記通気孔6を開閉する弁体18が取り付けられ、隔壁9の弁体19との当接面に微小な凹凸面20が形成されたものである。この凹凸面20の加工は、シボ加工やブラスト加工等によって適度の表面粗さを形成するものである。このように形成された凹凸面9aは、図7(b)に示すように、弁体18との当接面が閉状態であっても微細な隙間21が生じるので、閉止圧力F1は完全な閉状態より弱まり、微小流量時であっても、弁体18の開閉が可能となる。
また、図8に示すダイヤフラムポンプEは、漏れ防止機能を有する漏れ防止弁機構が備えられたもので、この漏れ防止弁機構が吐出室8の出口側に設けられたものである。球状に形成された弁体22と、この弁体22を復帰させる弾性部材23とからなり、吐出室の隔壁9に弁体受部24が形成されたものである。このように構成された漏れ防止弁機構は、ポンプが停止状態、或いは吐出弁が閉止状態にあるときは、弁体22は弾性部材23によって付勢され、弁体22と線接触または面接触する形状の弁体受部24に密着し、漏れ防止機能を果たすものである。吐出弁が開状態にあり、吐出圧力F>付勢力F2の場合は、弁体22は弁体受部24から離れて流体が吐出される。この漏れ防止弁機構は、吸入弁10、吐出弁13又は弁体14、18の閉止が不十分であっても不要な流体はポンプから吐出されない。そして、流路が弁体22と弁体受部24との隙間に制限されるので、微小な流量を得ることが可能となる。
また、図9に示すダイヤフラムポンプFは、漏れ防止機能を有する漏れ防止弁機構が備えられたもので、この漏れ防止弁機構が流入室5の入口側に設けられたものである。球状に形成された弁体25と、この弁体25を復帰させる弾性部材26とからなり、流入室5の隔壁9に弁体受部27が形成されたものである。このように構成された漏れ防止弁機構は、ポンプが停止状態、或いは吸入弁が閉止状態にあるときは、吸入弁10、吐出弁13、弁体14または18は弾性部材26によって付勢され、弁体25と線接触または面接触する形状の弁体受部27に密着し、漏れ防止機能を果たすものである。吸入弁が開状態にあり、流入圧力F>付勢力F2の場合は、弁体25は弁体受部27から離れて流体が吸引される。この漏れ防止弁機構は、吸入弁10、吐出弁13、弁体14または18の閉止が不十分であっても不要な流体はポンプに吸引されない。そして、流路が弁体25と弁体受部27との隙間に制限されるので、微小な流量を得ることが可能となる。
また、図10に示すダイヤフラムポンプGは、漏れ防止機能を有する漏れ防止弁機構が備えられたもので、この漏れ防止弁機構がポンプヘッド2に着脱可能な吸引接続管2aまたは流出接続管2bに設けられたものである。図10(a)は、この漏れ防止弁機構が流出接続管2bに設けられたものであり、球状に形成された弁体28と、この弁体28を復帰させる弾性部材29とからなり、流出接続管2bに螺付された弁体を受け34に弁体受部30が形成されたものである。このように構成された漏れ防止弁機構は、ポンプが停止状態、或いは吐出弁が閉止状態にあるときは、弁体28は弾性部材29によって付勢され、弁体28と線接触または面接触する形状の弁体受部30に密着し、漏れ防止機能を果たすものである。吐出弁が開状態にあり、吐出圧力F>付勢力F2の場合は、弁体28は弁体受部30から離れて流体が吐出される。この漏れ防止弁機構は、吸入弁10、吐出弁13、弁体14または18の閉止が不十分であっても不要な流体はポンプから吐出されない。そして、流路が弁体28と弁体受部30との隙間に制限されるので、微小な流量を得ることが可能となる。さらに、この漏れ防止弁機構はポンプヘッド2に着脱可能な流出接続管2bに設けられたものなので、故障の場合に、修理、交換が簡単にできるものである。
また、図10(b)は漏れ防止弁機構が吸引接続管2aに設けられたものであり、球状に形成された弁体31と、この弁体31を復帰させる弾性部材32とからなり、流出接続管2bの仕切壁に弁体受部33が形成されたものである。このように構成された漏れ防止弁機構は、ポンプが停止状態、或いは吸入弁が閉止状態にあるときは、弁体は弾性部材によって付勢され、弁体と線接触または面接触する形状の弁体受部33に密着し、漏れ防止機能を果たすものである。吸入弁が開状態にあり、吸引圧力F>付勢力F2の場合は、弁体31は弁体受部33から離れて流体が吸引される。この漏れ防止弁機構は、吸入弁10、吐出弁13、弁体14または18の閉止が不十分であっても不要な流体はポンプから吸引されない。そして、流路が弁体31と弁体受部33との隙間に制限されるので、微小な流量を得ることが可能となる。さらに、この漏れ防止弁機構はポンプヘッド2に着脱可能な流入接続管2aに設けられたものなので、故障の場合に、修理、交換が簡単にできるものである。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で様々の態様が組み合わせ可能なことは勿論である。例えば、形状、材料などは適宜選択できることは勿論である。
本発明に係るダイヤフラムポンプの実施の形態を示す外観図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面図である。 図1のダイヤフラムポンプの弁機構の動作を説明する説明図である。 本発明のダイヤフラムポンプの実施例を示す断面図である。 本発明のダイヤフラムポンプの実施例を示す断面図である。 本発明のダイヤフラムポンプの実施例を示す断面図である。 本発明のダイヤフラムポンプの実施例を示す断面図である。 本発明のダイヤフラムポンプの実施例を示す断面図である。 本発明のダイヤフラムポンプの実施例を示す断面図である。 従来のダイヤフラムポンプの問題点を示す断面図である。
符号の説明
A ダイヤフラムポンプ
B ダイヤフラムポンプ
C ダイヤフラムポンプ
D ダイヤフラムポンプ
E ダイヤフラムポンプ
F ダイヤフラムポンプ
G ダイヤフラムポンプ
1 取付ベース
2 ポンプヘッド
2a 吸引接続管
2b 流出接続管
3 ダイヤフラム
4 ポンプ室
5 吸入室
6 通気孔
7 通気孔
8 吐出室
9 隔壁
9a 凹凸面
10 吸入弁
11 固定ピン
12 弁体
13 吐出弁
14 弁体
15 取付孔
16 突起
17 隙間
18 弁体
19 隙間
20 凹凸面
21 隙間
22 弁体
23 弾性部材
24 弁体受部
25 弁体
26 弾性部材
27 弁体受部
28 弁体
29 弾性部材
30 弁体受部
31 弁体
32 弾性部材
33 弁体受部
34 弁体受け

Claims (9)

  1. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドに形成された隔壁に設けた通気孔を開閉する吸入弁又は吐出弁が、前記電動モータの回転数が少なく、ダイヤフラムの往復動が緩慢なときに際しても動作し、最大流量の10%以下の微小流量が調節可能なように前記ポンプヘッドの隔壁に前記吸入弁または吐出弁が取付けられていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  2. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドに形成された隔壁には段付きの円筒形に形成された固定ピンが固着され、この固定ピンには弁体がこの固定ピンの胴部に沿って軸方向に往復動可能に取り付けられ、ダイヤフラムの緩慢な動きによって弁体とポンプヘッドの隔壁との接触面に微小間隙が形成されることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  3. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドに形成された隔壁には前記通気孔を開閉する弁体が取り付けられ、前記隔壁の前記弁体の取り付け基部近傍を周囲より高く形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  4. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドに形成された隔壁には前記通気孔を開閉する弁体が取り付けられ、前記弁体の取り付け基部近傍を周囲より高く形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  5. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドに形成された隔壁には前記通気孔を開閉する弁体が取り付けられ、前記隔壁の前記弁体との当接面には微小な凹凸が形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  6. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記吐出室の出口側に形成された隔壁には吐出口を開閉する弁体が取り付けられ、前記弁体を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁体と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  7. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記吸入室の入口側に形成された隔壁には吸入口を開閉する弁体が取り付けられ、前記弁体を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁体と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  8. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドには着脱可能な流入接続管と流出接続管が取り付けられ、前記流入接続管には流入接続管を開閉する調整弁機構または漏れ防止弁機構が取り付けられ、前記調整弁機構または漏れ防止弁機構を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁機構と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  9. 電動モータが内蔵された取付ベースと、弁機構を内蔵するポンプヘッドとを備え、前記電動モータの回転軸に固着された偏心カムによりダイヤフラムが往復動作して吸入弁と吐出弁が作動し、吸入室より通気孔を通じてポンプ室に流体を吸入し、前記ポンプ室より通気孔を通じて流体を吐出室に吐出するように構成されたダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ポンプヘッドには着脱可能な流入接続管と流出接続管が取り付けられ、前記流出接続管には流出接続管を開閉する調整弁機構または漏れ防止弁機構が取り付けられ、前記調整弁機構または漏れ防止弁機構を復帰させる弾性部材が取り付けられ、前記隔壁には前記弁機構と線接触あるいは面接触する弁体受部が形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014525543A (ja) * 2011-09-02 2014-09-29 アライド ヘルスケア プロダクツ、インコーポレーテッド 多連弁ヘッドのコンプレッサ装置
CN112431745A (zh) * 2020-11-06 2021-03-02 常州拓川泵业科技有限公司 一种气动隔膜泵的液料输送装置

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