JP4217965B2 - 真空調圧用バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、理化学機械等において化学反応用の真空チャンバの減圧などに使用する真空調圧用バルブに関するものである。
例えば半導体の製造装置においては、エッチングなどの化学処理が真空チャンバ内で行われるが、このとき真空チャンバの減圧には真空ポンプが使用され、これらの真空ポンプと真空チャンバとを結ぶ外部流路の開閉に調圧用バルブが用いられている。
この種の調圧用バルブは、例えば特許文献1に記載されているように、弁孔を有するハウジングと、該ハウジングの一端にバルブの軸線方向に開口する第1ポートと、該ハウジングの側面にこの第1ポートとは90度異なる向きに開口する第2ポートと、これらのポートを結ぶ内部流路中に設けられた弁座と、該弁座を開閉するディスク形の弁部材と、この弁部材を開閉操作する操作機構と、この操作機構と上記弁部材とを相互に連結する弁シャフトと、上記弁部材の背後において該弁シャフトの回りを気密に取り囲む伸縮自在のベローズとを有している。そして、上記2つのポートの一方を真空チャンバに接続し、他方を真空ポンプに接続して使用される。
上記従来のバルブは、通常、図5に点線で示すような流量特性を有していて、開弁後の排気流量の立ち上がりが早い。これは、ハウジングの内径に比べて上記弁部材が比較的小径であることや、上記ベローズとハウジング内壁面との間の空隙が広いことなどから、開弁と共に流体が、上記弁部材の周囲や、ベローズ外周とバルブハウジング内壁面との間の空隙部分等を通って排出されるためであると考えられる。しかし、真空チャンバ内の流体を急激に排気すると、該真空チャンバ内や流路内にあるパーティクルの巻き上げが発生し易いとか、真空度の制御が行いにくいといったような問題があるため、流量の立ち上がりが緩やかで精密な流量制御を行うことができるバルブが要求されるケースは多い。
このような流量の立ち上がりが緩やかなバルブを得るには、例えば上記ベローズを大径化してハウジング内壁面との間の空隙を狭くすれば良いように思われるが、該ベローズは弁部材の開閉と共に伸縮し、その伸縮時には振動を伴うため、ハウジング内壁面に接触して摩耗したり発塵したりするおそれがある。従って、このベローズ外周面とハウジング内壁面との間には十分大きな空隙を確保しておく必要がある。
一方、特許文献2には、ベローズの回りを取り囲む円筒状の部材(付着防止板)を弁部材に取り付けたバルブが記載されている。このバルブは、ハウジングの軸線方向に開口する第1ポートを真空ポンプに、ハウジングの側面に開口する第2ポートを真空チャンバに接続して使用するタイプのもので、減圧時に、真空チャンバ内に発生した反応生成物が第2ポートから吸引され、ベローズの外面に衝突して付着するのを上記付着防止板で防止しようとするものである。従って上記付着防止板は、付着防止効果を高める必要からハウジングの内壁面よりはベローズ側に近接させて設けられており、このため、この付着防止板とハウジング内壁面との間の空隙は大きく、減圧時に流体がこの空隙内に回り込むのを十分に防止し得るだけの機能は備えていない。しかも、このバルブにおいては、上記ベローズ及び付着防止板が収容されている弁孔の内径は一定ではなく、その端部が小径化しているため、上記付着防止板の先端が開弁ストローク端でこの小径部分にぶつからないようにしなければならず、このため上記付着防止板は、ハウジング内壁面から十分に離して設ける必要があった。
特開平8−178126号公報 特開平9−133238号公報
本発明の技術的課題は、弁部材が弁座を開放したときの流体流量の立ち上がりが緩やかで精密な流量制御が可能な真空調圧用バルブを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の真空調圧用バルブは、軸線方向に延びる円形の弁孔を有するバルブハウジングと、このバルブハウジングの一端に軸線方向に設けられて第1開口により上記弁孔に連通する第1ポートと、上記バルブハウジングの側面に軸線と直交する方向に設けられて第2開口により上記弁孔に連通する第2ポートと、上記第1開口の回りに設けられた弁座と、この弁座を開閉する円盤形の弁部材と、この弁部材の背面から弁孔内を軸線方向に延びる弁シャフトと、この弁シャフトを介して上記弁部材を開閉操作する開閉操作部と、上記弁孔内において該弁シャフトの回りを気密に取り囲む伸縮自在のベローズと、上記弁部材の背後にこのベローズの外周を取り囲むように配設されて該弁部材と一緒に変位する円筒形のブラインドとを有し、上記弁孔は、少なくとも弁部材が閉弁位置からストッパにより決まる最大開放位置に至る間に弁部材及びブラインドが移動する範囲にわたって一定の孔径を有しており、上記ブラインドは、全長にわたって一定の直径を有していて、基端部が上記弁部材に取り付けられ、先端部は自由端となっており、また、このブラインドの軸方向長さは、上記弁部材の閉弁時に上記第2開口全体を覆い隠し得る長さであり、更に、上記ブラインドの外周面と上記弁孔の内周面との隙間が、これら両面が相互に非接触の状態を保ち得る範囲内でこの隙間を通じてのベローズ外周部への流体の回り込みを防止可能な程度に可及的に小さく形成され、また、上記ブラインドの内周面と上記ベローズの外周面との間の間隔が上記隙間よりも大きく形成されており、上記ブラインドが、その基端部に内周側に張り出す円環状の取付部を有し、この取付部を上記弁部材の背面に固定することにより、該弁部材に取り付けられており、円盤形をした上記弁部材の外径が、上記ブラインドの外径と等しいことを特徴とするものである。
上記構成を有する調圧用バルブは、上記開閉操作部により弁シャフトを駆動し、上記弁部材を変位させて弁座を開放することにより真空チャンバを減圧する。このとき、開弁と共に一方のポートから流体が弁孔内に流入し、開放した弁座を通って他方のポートから流出するが、上記弁部材の背後には、ベローズを取り囲む円筒状のブラインドが、上記弁孔の内周面に近接させて取り付けられているため、このブラインドによってベローズ外周部への流体の回り込みが規制され、それによって流体流量も規制されることになる。このため、弁開度の増大に伴って大量の流体がベローズの外周を迂回して急激に弁座から流出するといったようなことがなく、流体流量の立ち上がりが緩やかになると共に、精密な流量制御が可能になる。また、上記ブラインドの内周面と上記ベローズの外周面との間の間隔を上記隙間よりも大きく形成しているため、該ベローズが伸縮時に若干振動しても、ブラインドの内面に接触するおそれはない。
本発明において好ましくは、上記第1ポートを真空チャンバに接続し、第2ポートを真空ポンプに接続することである。このように接続して使用することにより、上記ブラインドによる流体の回り込み防止効果がより顕著になる。
また、本発明においては、上記ブラインドが、外周の一部に軸線方向に延びる切れ目を有していても良い。
本発明によれば、弁部材の背後に、ベローズを取り囲む円筒状のブラインドを、弁孔の内周面に近接させて取り付けるという簡単な構成により、ベローズ外周部への流体の回り込みが規制されて流体流量が規制されるため、弁開度の増大に伴って大量の流体がベローズの外周を迂回して急激に弁座から流出するのが防止され、流体流量の立ち上がりが緩やかになると共に、精密な流量制御が可能になる。
また、上記ブラインドの内周面と上記ベローズの外周面との間の間隔を上記隙間よりも大きく形成したことにより、該ベローズが伸縮時に若干振動しても、ブラインドの内面に接触するのを確実に防止することができる。
図1から図3は、本発明に係る真空調圧用バルブの好ましい代表的な一実施形態を示すものである。このバルブは、弁部材15で流体流路を開閉するように構成された弁主体部1と、上記弁部材15を開閉操作するための開閉操作部2とを備えている。
上記弁主体部1は、実質的に円柱状又は四角柱状に形成されたバルブハウジング10を有している。このバルブハウジング10は、該バルブハウジング10の内部を軸線L方向に延びる円形の弁孔11と、該バルブハウジング1の第1端10a側に上記軸線Lに沿うように設けられた真空チャンバ接続用の第1ポート12と、上記バルブハウジング10の側面に上記軸線Lと直交する方向に設けられた真空ポンプ接続用の第2ポート13と、上記弁孔11内において上記両ポートを結ぶ流路中に設けられた弁座14とを備えている。上記弁孔11は、少なくとも弁部材15が閉弁位置から後記ストッパにより決まる最大開放位置に至る間に弁部材15及びブラインド22が移動する範囲にわたり一定の孔径を有すると共に、その内壁面が凹凸のない滑らかな面に形成されている。また、上記第1ポート12は、該第1ポート12の基端側の大径化された円形の第1開口12aを通じて上記弁孔11と連通し、一方の第2ポート13は、該第2ポート13の基端側に設けられた円形の第2開口13aにより上記弁孔11と連通している。そして、上記弁座14は、上記第1開口12aの回りを取り囲むように形成されている。
上記バルブハウジング10の内部には、上記弁座14を開閉するポペット式の上記弁部材15が、上記弁座14と同軸状に設けられている。この弁部材15は、全体として円盤状をしていて、その前面の外周端寄りの位置に、上記弁座14に接離する円環状をしたゴム製の弁シール部材16が取り付けられている。また、この弁部材15の前面の該弁シール部材16の内側には、上記第1ポート12の第1開口12a内に嵌入する凸部15aが一体に設けられ、弁部材15の開度が小さい段階における流体の流量の制御性を高めるようにしている。
なお、上記凸部15aには、図1において破線で示すように、次第に先細り状をした流量調整用の円形のノーズ15bを設けても良く、これにより、弁部材15の開放時に該ノーズ15bによって弁開度を徐々に増大させることができるため、流体の初期流量を一層制御し易くなる。
上記弁部材15の背面中央部には、弁シャフト17の基端部が取り付けられている。この弁シャフト17は、バルブハウジング10の内部を上記軸線Lに沿って延び、その先端部は、弁主体部1と開閉操作部2とを区画する隔壁31を貫通して該開閉操作部2の内部に延出し、ピストン32に連結されている。
上記弁シャフト17の基端部寄りの周囲には、弁部材15の最大開放位置を規定するための円筒形をしたストッパ18が取り付けられている。このストッパ18は、上記弁部材15の背面から弁シャフト17に沿って一定長さ延びていて、上記弁部材15の最大開放位置でその先端が上記隔壁31の当接部31aに当たるようになっている。さらに、上記弁部材15の背面にはばね座15cが設けられ、このばね座15cと上記隔壁31との間に、上記弁部材15を閉鎖方向に弾発するコイル状の復帰ばね19が設けられている。
また、上記弁部材15の背面には、上記弁孔11内おいて弁シャフト17とストッパ18及び復帰ばね19の回りを気密に取り囲む伸縮自在のベローズ20が設けられている。このベローズ20は、金属等の気密性素材で形成されていて、その一端が上記弁部材15の背面に取り付けられ、他端は、バルブハウジング10の端部と上記隔壁31との間に設けられた支持プレート21に取り付けられ、上記弁部材15の開閉に伴って伸縮する。
さらに、上記弁部材15の背面側には、上記ベローズ20の外周を取り囲む円筒形のブラインド22が取り付けられ、弁部材15の開閉時にこのブラインド22が該弁部材15と一緒に変位するようになっている。このブラインド22は、図4に示すように、ステンレスなどの耐食性を有する金属板を円筒状に丸めて形成したもので、その基端部には、内周側に張り出す円環状の取付部23を有し、この取付部23を、該取付部23に設けた複数の取付穴23aを用いて上記弁部材15にねじ24で固定することにより、該弁部材15の背面に取り付けられ、その先端22aは自由端となっている。図示した例では、上記ブラインド22の外周の一部に軸線方向に延びる切れ目25が設けられているが、この切れ目25は必ずしも設ける必要はなく、省略することができる。
上記ブラインド22は、全長にわたって実質的に一定の直径を有しており、また、その軸方向長さは、上記弁部材15の閉弁時に、該ブラインド22の先端22aが上記第2開口13aの外側に位置することによって該第2開口13a全体を覆い隠し得る長さに形成されている。更に、該ブラインド22は、上記弁孔11の内周面に近接させて設置することにより、該ブラインド22の外周面と上記弁孔11の内周面との間の隙間W1を、これらブラインド外周面と弁孔内周面とが相互に非接触の状態を保ち得る範囲内で、この隙間W1を通じての上記ベローズ20の外周部への流体の回り込みを防止できる程度に可及的に小さく形成している。
なお、上記弁部材15の直径は、ブラインド22の直径と必ずしも同じである必要はなく、該ブラインド22より僅かに小さくても良いが、該ブラインド22の直径と等しく形成することが望ましい。このように弁部材15をブラインド22と同じ大きさに形成すると、該弁部材15の外周面と弁孔11の内周面との間の隙間も、上記ブライド22の外周面と弁孔11の内周面との間も隙間W1と同じ大きさとなるため、これらの弁部材15とブラインド22との協同作用によってベローズ外周部への流体の回り込みをより効果的に防止することができる。
一方で、上記ブラインド22の内周面と上記ベローズの外周面との間の間隔W2は、上記隙間W1よりも大きく形成され、上記弁部材15の開閉に伴うベローズ20の伸縮時に該ベローズ20が若干振動しても、該ベローズ20がブラインド22の内面に接触しないように構成されている。
上記開閉操作部2は、流体圧シリンダとしての構成を有するもので、上記バルブハウジング10の第2端10b側に同軸状に結合されたシリンダハウジング30を有している。このシリンダハウジング30は、上記バルブハウジング10と同じ円柱状又は四角柱状をしていて、軸線方向の一端側にこのバルブハウジング10との間を区画する上記隔壁31を有すると共に、内部にシリンダ孔33を有し、このシリンダ孔33の内部に上記ピストン32が、シール部材34とウ流体リング35とを介して摺動自在に収容されている。そして、上述したように弁シャフト17が上記隔壁31を摺動自在に貫通してシリンダ孔33内に延出し、その先端部が上記ピストン32に連結されている。
また、上記ピストン32の一側には、該ピストン32と上記隔壁31とで区画された圧力室36が形成され、この圧力室36がシリンダハウジング30の側面に開口する操作ポート37に接続されている。一方、上記ピストン32の他端側には、シリンダハウジング30に取り付けられた蓋板38と該ピストン32で区画された呼吸室39が形成され、この呼吸室39は、上記蓋板37又はシリンダハウジング30に形成された呼吸孔39aを通じて外部に開放している。
したがって、図1に示すように、上記操作ポート37を通じて圧力室36を外部に開放すると、復帰ばね19の力で上記弁部材15が前進させられ、弁シール部材16が弁座14に当接して該弁座14が閉鎖される。この状態においては、上記第1及び第2ポート12,13と接続された真空チャンバ及び真空ポンプは互いに遮断されている。
また、図3に示すように、上記操作ポート37から圧力室36に流体等の圧力流体を供給すると、上記ピストン32が後退し、弁シャフト17を介して上記弁部材15を後退させるため、該弁部材15の弁シール部材16が弁座14から離れてこの弁座14を開放する。そして、上記弁部材15は、ストッパ18が隔壁31の当接部31aに当接する位置で停止する。
上記構成を有する真空調圧用バルブで真空チャンバの減圧を行うときは、上記ピストン32により弁シャフト17を駆動し、弁部材15を後退させて弁座14を開放する。これにより、真空チャンバからのエアなどの流体が第1ポート12から開放した上記弁座14を通して弁孔11内に流入し、第2ポート13から真空ポンプに向けて流出する。このときの流体流量は、弁座14の開度が増大するにつれて増大し、図5に実線で示す特性曲線のようになる。これによると、ブラインド22を持たない従来のバルブの流量特性(点線)に比べて流量の立ち上がりが緩やかである。
このように流量の立ち上がりが緩やかになるのは、上記弁部材15の背後に、ベローズ20を取り囲む円筒状の上記ブラインド22が、弁孔11の内周面に近接させて取り付けられていることによるものであると考えられる。即ち、第1ポート12から弁座14を通して弁孔11内に流入した流体は、上記ブラインド22によってベローズ20外周部への回り込みが防止され、それによって流体流量が規制されるため、公知のバルブのように弁開度の増大と共に大量の流体がベローズ20の外周を迂回して急激に弁座から流出するといったようなことがなく、この結果、上述したように流体流量の立ち上がりが緩やかになると推測される。そして、このように流体流量の立ち上がりが緩やかになることにより、精密な流量制御が可能になる。しかも、上記ブラインド22によってベローズ20外周部への流体の回り込みが防止される結果、第1ポート12から第2ポート13に向かう流体の流れは安定し、乱流が生じにくくなる。従って上記ブラインド22は、一種の整流機能をも有するものである。
更に、上述したようにベローズ外周部への流体の回り込みが防止される結果、真空チャンバ内に発生した反応生成物が弁孔11内に吸引されても、それがベローズ20の外面に付着して該ベローズ20を劣化させるといった不都合も防止される。
また、上記弁部材15の開閉と共に上記ベローズ20が伸縮し、その時該ベローズ20は若干の振動を伴うこともあるが、上記ブラインド22によって流体の流れが整流化されているため、この流れがベローズ20に作用して振動を助長するようなことがなく、従って、たとえベローズ20が振動したとしてもその振動幅は非常に小さい。しかも、上記ブラインド22の内周面と上記ベローズ20の外周面との間の間隔W2が上記隙間W1よりも大きく形成されているため、該ベローズ20が振動してもブラインド22の内面に接触するおそれがなく、摩耗や発塵も防止される。
なお、上記実施例では、第1ポート12を真空チャンバに接続し、第2ポート13を真空ポンプに接続しているが、その逆に、第1ポート12を真空ポンプに接続し、第2ポート13を真空チャンバに接続しても、同様の効果が得られる。
また、開閉操作部2が流体圧シリンダとしての構成を備えているが、この開閉操作部2は、電動モーターで上記弁シャフト17を駆動して弁部材15を開閉する方式のものであっても良い。
本発明に係る調圧用バルブの閉弁状態での断面図である。 上記調圧用バルブの開弁状態及び閉弁状態を示す側面図である。 本発明に係る調圧用バルブの開弁状態での断面図である。 本発明の整流用ブラインドを示す斜視図である。 本発明のバルブと従来のバルブとの流量特性を比較した図である。ただし、破線は従来のバルブを、実線は本発明のバルブの特性を示す。
符号の説明
2 開閉操作部
10 バルブハウジング
11 弁孔
12 第1ポート
12a 第1開口
13 第2ポート
14 弁座
15 弁部材
17 弁シャフト
20 ベローズ
22 整流用ブラインド
22a 先端
23 取付部
25 切れ目
L 軸線
W1 隙間
W2 間隔

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる円形の弁孔を有するバルブハウジングと、このバルブハウジングの一端に軸線方向に設けられて第1開口により上記弁孔に連通する第1ポートと、上記バルブハウジングの側面に軸線と直交する方向に設けられて第2開口により上記弁孔に連通する第2ポートと、上記第1開口の回りに設けられた弁座と、この弁座を開閉する円盤形の弁部材と、この弁部材の背面から弁孔内を軸線方向に延びる弁シャフトと、この弁シャフトを介して上記弁部材を開閉操作する開閉操作部と、上記弁孔内において該弁シャフトの回りを気密に取り囲む伸縮自在のベローズと、上記弁部材の背後にこのベローズの外周を取り囲むように配設されて該弁部材と一緒に変位する円筒形のブラインドとを有し、
    上記弁孔は、少なくとも弁部材が閉弁位置からストッパにより決まる最大開放位置に至る間に弁部材及びブラインドが移動する範囲にわたって一定の孔径を有しており、
    上記ブラインドは、全長にわたって一定の直径を有していて、基端部が上記弁部材に取り付けられ、先端部は自由端となっており、また、このブラインドの軸方向長さは、上記弁部材の閉弁時に上記第2開口全体を覆い隠し得る長さであり、
    更に、上記ブラインドの外周面と上記弁孔の内周面との隙間が、これら両面が相互に非接触の状態を保ち得る範囲内でこの隙間を通じてのベローズ外周部への流体の回り込みを防止可能な程度に可及的に小さく形成され、また、上記ブラインドの内周面と上記ベローズの外周面との間の間隔が上記隙間よりも大きく形成されており、
    上記ブラインドが、その基端部に内周側に張り出す円環状の取付部を有し、この取付部を上記弁部材の背面に固定することにより、該弁部材に取り付けられており、
    円盤形をした上記弁部材の外径が、上記ブラインドの外径と等しい
    ことを特徴とする真空調圧用バルブ。
  2. 上記第1ポートが真空チャンバに接続され、第2ポートが真空ポンプに接続されることを特徴とする請求項1に記載のバルブ。
  3. 上記ブラインドが、外周の一部に軸線方向に延びる切れ目を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブ。
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