JP2005307949A - スクロール型流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スラストベアリングの生産性を高め、全体のコストを低減可能なスクロール型流体機械を提供する。
【解決手段】 スクロール型流体機械(圧縮機)は可動スクロールからのスラスト荷重を受けるスラストベアリングを備え、スラストベアリングは圧縮機の駆動ケーシング4の端面52と可動スクロールとの間に配置された複数のスラスト受け片72を有し、スラスト受け片72は駆動ケーシング4の周方向への動きを拘束された状態で、端面52に形成した環状溝74内に嵌め込まれている。
【選択図】 図4

Description

本発明はスクロール型流体機械に係わり、特にカーエアコンのための圧縮機として好適するスクロール型流体機械に関する。
この種のスクロール型流体機械、即ち、カーエアコンのスクロール型圧縮機はそのハウジング内に固定及び可動スクロールを備え、これらスクロールは互いに協働して圧力室を形成する。可動スクロールは固定スクロールに対して旋回運動し、この旋回運動に伴い作動流体として冷媒が圧力室に吸入され、そして、吸入された冷媒は圧力室内にて圧縮された後、圧縮機からその吐出ポートを通じて凝縮器に向けて吐出される。
上述した冷媒の圧縮工程にて、圧力室内の冷媒が高圧に加圧されることから、可動スクロールに大きなスラスト荷重が加わり、このスラスト荷重は固定スクロールから可動スクロールをその軸線方向に離間させるように働く。
このようなスラスト荷重を受けるため、圧縮機はハウジングと可動スクロールとの間にスラストベアリングを備えている。具体的には、スラストベアリングとしてスラスト受けリングを使用した圧縮機が知られており(特許文献1)、このスラスト受けリングはハウジングに固定されている。
特開平8-338377号公報
上述したスラスト受けリングは、粉体の焼結成形や樹脂の射出成形、又は、金属プレートの打ち抜きプレスにより得られる。しかしながら、スラスト受けリングは摺動軸受であることから、その両面に高い平滑性が要求され、しかも、可動スクロールと同等の外径を有する比較的大形の部品である。このため、その生産性を考慮すると、焼結成形や射出成形はスラスト受けリングに好適せず、また、打ち抜きプレスでは金属プレートの歩留まりが非常に悪い。
本発明は上述の事情に基づいてなされもので、その目的とするところは、スラストベアリングの生産性を向上でき、しかも、スラストベアリングの機能を高めることができるスクロール型流体機械を提供することにある。
上記の目的を達するため、本発明のスクロール型流体機械のスラストベアリングは、スクロール型流体機械のハウジングに対し、可動スクロールの旋回方向に互いに離間して設けられ、可動スクロールが摺接する複数のスラスト受け片と、ハウジングにスラスト受け片を保持させる保持手段とを備える(請求項1)。
この場合、可動スクロールに働くスラスト荷重は各スラスト受け片に分担され、これらスラスト受け片を介してハウジングに支持される。好ましくは、各スラスト受け片は同一の形状及び大きさを有する(請求項2)。
具体的には、保持手段は、ハウジングを旋削加工して形成され、各スラスト受け片が配置される環状の取付け面と、この取付け面上にて各スラスト受け片を固定する固定要素とを含む(請求項3)。上述の取付け面によれば、その平坦性が担保されることから、各スラスト受け片は可動スクロールに対して均一に密接する。
この場合、上述の取付け面は環状溝の底面として形成され、そして、固定要素は環状溝の内側壁に形成され、環状溝にスラスト受け片が嵌め込まれたとき、スラスト受け片に係合する係合部であるのが好ましい(請求項4)。このような環状溝は可動スクロールの径方向へのスラスト受け片の動きを拘束するので、係合部は可動スクロールの旋回方向、つまり、その周方向へのスラスト受け片の動きを拘束するだけで済む。
それ故、保持手段は、環状溝を拡幅すべく環状溝の内側壁に沿って延びる凹所を更に含み、この凹所の両端がスラスト受け片と係合する係合部を形成するか(請求項5)、又は、係合部は、環状溝の内側壁に形成された係合溝と、スラストプレートの側縁から突設され、係合溝に嵌合する係合突起とを含むことができる(請求項6)。何れの場合にも、係合部は可動スクロールの周方向への動きを拘束する。
なお、上述した環状溝、凹所及び係合溝はハウジングの鋳造成形と同時に形成されているのが望ましい。
また、スラスト受け片のための取付け面は環状溝の底面でなく、単なる平坦面であってもよく、この場合、固定要素は、取付け面から突設されたピンと、スラスト受け片に形成され、ピンを挿入させるピン孔とを含むことができる。
請求項1,2のスクロール型流体機械によれば、スラストベアリングを構成する個々のスラスト受け片が小形部品となるので、これらスラスト受け片は、焼結成形や射出成形の何れでも高精度に製造でき、また、金属プレートからの打ち抜きによっても、金属プレートの歩留まりを向上することができる。また、各スラスト受け片が同一の形状及びサイズであれば、その生産性は更に向上する。
請求項3,7のスクロール型流体機械によれば、取付け面の平面度が高いので、各スラスト受け片は可動スクロールに均一に密接し、この結果、可動スクロールの摺動抵抗が低減される。
請求項4〜6のスクロール型流体機械によれば、スラスト受け片を環状溝に嵌め込むだけで、可動スクロールの径方向及び周方向に関してスラスト受け片を保持することができる。
図1はスクロール型流体機械としての圧縮機を示す。この圧縮機はカーエアコンを構成する冷凍回路に組み込まれ、冷凍回路の冷媒(作動流体)を圧縮するために使用される。なお、冷媒には潤滑油が含まれており、この潤滑油は冷媒とともに圧縮機内の軸受や種々摺動面に供給され、これらの潤滑に使用される。
圧縮機はハウジング2を備え、このハウジング2は駆動ケーシング4及び圧縮ケーシング6からなっている。これらケーシング4,6は複数の連結ボルト8により相互に連結されている。
駆動ケーシング4内には駆動軸10が配置されている。この駆動軸10は圧縮ケーシング6側の大径端部12と、駆動ケーシング4から突出した突出端14とを有する。大径端部12はニードル軸受16を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持されている。また、駆動軸10はボール軸受18を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持され、このボール軸受18と大径端部12との間にリップシール20が取付けられている。このリップシール20は駆動軸10に相対的に摺接し、駆動ケーシング4内を気密に区画している。
駆動軸10の突出端14は電磁クラッチ22を介して駆動プーリ24に連結されている。この駆動プーリ24は電磁クラッチ22を内蔵する一方、軸受26を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持されている。
駆動プーリ24と車両のエンジン側の出力プーリ(図示しない)との間にはベルトが掛け回されており、駆動プーリ24はエンジンにより回転され、そして、駆動プーリ22の回転は電磁クラッチ22を介して駆動軸10に伝達される。
一方、圧縮ケーシング6内にはスクロールユニット28が収容され、このスクロールユニット28は可動スクロール30及び固定スクロール32を備えている。これら可動及び固定スクロール30,32は共にアルミニウム合金からなり、端板34と、この端板34に一体に形成された渦巻き壁36とを有する。
図1から明らかなように可動及び固定スクロール30,32は端板34同士が互いに対向し、且つ、渦巻き壁36同士が互いに噛み合うようにして配置され、互いに協働して圧力室38を形成する。
可動スクロール30に旋回運動を付与するため、可動スクロール30は駆動軸10の大径端部12に接続されている。より詳しくは、可動スクロール30における端板34のボス40はニードル軸受42を介して偏心ブッシュ44に回転自在に支持され、この偏心ブッシュ44が大径端部12から突出したクランクピン46に支持されている。従って、駆動軸10が回転されると、クランクピン46及び偏心ブッシュ44を介して可動スクロール30が旋回運動する。なお、偏心ブッシュ44には可動スクロール30に対するカウンタウエイト48が取付けられている。
駆動ケーシング4と可動スクロール30との間には、可動スクロール30の旋回運動中、その自転を阻止するために複数の自転ストッパ50が設けられており、これら自転ストッパ50は可動スクロール30の周方向に等間隔を存して取付けられている。
より詳しくは、駆動ケーシング4はその外周部に、可動スクロール30の端板34と対向する環状の端面52を有し、この端面52に4つの装着リセス54が形成されている。これら装着リセス54は可動スクロール30の周方向に等間隔を存して配置され、駆動ケーシング4内の臨んで開口する。自転ストッパ50は、その対応する装着リセス54に配置されたリング56と、このリング56の内周面に係合する一対のピン58とからなる。これらピン58はリング56の直径方向に離間し、一方のピン58は凹所54の底から突出し、他方のピン58は可動スクロール30の端板34から突出している。
一方、固定スクロール32は圧縮ケーシング6内にて固定され、固定スクロール32の端板34と圧縮ケーシング6の内端壁との間にて吐出室60が形成されている。この吐出室60は固定スクロール32の吐出孔62及び吐出弁64を通じて圧力室38に連通可能である。
より詳しくは、吐出孔62は固定スクロール32における端板34の中央を貫通し、吐出弁64により開閉される。吐出弁64は吐出室60側から吐出孔62を開閉するリード弁体66と、このリード弁体66の開度を規制するリテーナ68とからなり、これらリード弁体66及びリテーナ68は共に取付けねじ70を介して固定スクロール32の端板34に取付けられている。
圧縮ケーシング6の外周壁とスクロールユニット28との間には吸入室71が形成され、そして、図1には示されていないが、圧縮ケーシング6の外周壁には吸入室71及び吐出室60のそれぞれに連通する吸入ポート及び吐出ボートがそれぞれ形成されている。なお、吸入ポートは冷凍回路の蒸発器に接続され、吐出ポートは冷凍回路の凝縮器に接続される。
上述したスクロール型圧縮機によれば、駆動軸10の回転に伴い可動スクロール30が自転することなく旋回運動する。このような旋回運動は、吸入室71から圧力室38内への冷媒の吸入プロセス、圧力室38内での冷媒の圧縮プロセス及び圧力室38から吐出室60内への冷媒の吐出プロセスをもたらし、この結果、高圧の冷媒が吐出室60から吐出ポートを通じて凝縮器に向けて供給される。
上述した冷媒の圧縮及び吐出プロセス中、可動スクロール30は圧力室38内の高圧を受け、固定スクロール32から離間する方向にスラスト荷重を受ける。このようなスラスト荷重を受けるため、駆動ケーシング4の端面52と可動スクロール30の端板34との間にはスラストベアリングが介在されており、このスラストベアリングは図2〜図4に詳図されている。
図2に示されるように、第1実施例のスラストベアリングは、例えば4つのスラスト受け片72からなり、これらスラスト受け片72は同一の形状及びサイズを有し、駆動ケーシング4の端面52にそれぞれ取付けられている。より詳しくは、スラスト受け片72は、前述した自転ストッパ50のための装着リセス54間に位置付けられるべく、端面52の周方向、つまり、可動スクロール30の旋回方向に等間隔を存して配置されている。
各スラスト受け片72は端面52上にて保持されて、可動スクロール30が旋回運動しても、この旋回運動に引き摺られることはない。即ち、駆動ケーシング4の端面52には環状溝74が形成され、この環状溝74の深さは装着リセス54の深さよりも浅い。そして、図2から明らかなように環状溝74は前述した装着リセス54より4つの分断溝76に分断され、これら分断溝76の底面がスラスト受け片72のための取付け面を形成している。ここで、取付け面、つまり、環状溝74の底面は旋削加工により得られ、図4では、クロスのハッチングを施して示してある。
更に、図4に示されるように各分断溝76の両内側壁には凹所78がそれぞれ形成され、これら凹所78は分断溝76の内側壁に沿って延び、分断溝76の幅を拡げた拡幅領域を形成する。この実施例の場合、拡幅領域はその両端が駆動ケーシング4の径方向に沿うような円弧形状をなしている。なお、図3から明らかなように、凹所78は分断溝76の内側壁からその底面上にはみ出して形成されている。
一方、スラスト受け片72は上述した拡幅領域に合致する形状及び大きさを有し、拡幅領域に嵌め込んで取付けられている。従って、駆動ケーシング4の径方向へのスラスト受け片72の動きは、拡幅領域を形成する内外の周壁(凹所78)より拘束され、そして、駆動ケーシング4の周方向へのスラスト受け片72の動きは拡幅領域の四隅、つまり、凹所78の両端の段差面80により拘束される。
なお、上述の環状溝74及び凹所78は駆動ケーシング4の鋳造時に同時に形成されるのが好ましくは、この場合、その鋳造後に、環状溝74の底が旋削加工され、前述した取付け面が形成される。
ここで、スラスト受け片72は金属、セラミック、合成樹脂又は合成ゴム等の種々の材料から形成できるが、可動スクロール30の摺動抵抗を低減し且つその生産性の向上を図る観点からみて、合成樹脂から形成されるのが好ましい。なお、スラスト受け片72の合成樹脂を選定するにあたっては耐熱性のみならず、潤滑油や水に対する耐性をも十分に考慮する必要がある。
合成樹脂製のスラスト受け片72は射出成形して得られることから、その形状やサイズの精度は高く、また、その表裏の平坦度もまた十分に高めることができる。また、スラスト受け片72の取付け面は環状溝74の底面を切削加工して形成されているから、取付け面の平面度も高い。それ故、可動スクロール30は各スラスト受け片72に均一に密接し、これらスラスト受け片72に対して片当たりするようなことはない。この結果、可動スクロール30の摺動抵抗を大きく低減することができる。
また、スラスト受け片72は、環状溝74の拡幅領域に嵌め込むだけで、駆動ケーシング4の端面52に保持されるから、スラスト受け片72を保持するための別部材を必要としない。それ故、本発明のスラストベアリングはその構成が簡単になるばかりでなく、その装着もまた容易に行え、圧縮機のコスト的にも有利となる。
本発明は上述の第1実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、図5及び図6は第2実施例のスラストベアリングを示している。
第2実施例のスラストベアリングは、前述した凹所78の代わりに、分断溝76の両内側壁にそれぞれ、例えば2個ずつの係合溝82を備えており、これら係合溝82は断面半円形をなし、駆動ケーシング4の端面52から分断76の底面に向けて延びている。具体的には、係合溝82もまた、駆動ケーシング4の鋳造時に鋳込みピンを使用して同時に形成されるか、又は、その鋳造後にドリル加工される。一方、スラスト受け片72はその外周面に4個の係合突起84を一体に有しており、これら係合突起84はスラスト受け片72が分断溝76に嵌め込まれると同時に、対応する係合溝82にそれぞれ嵌合され、その係合溝82と係合する。
上述した係合溝82と係合突起84の組合せでも、スラスト受け片72は駆動ケーシンク4の径方向及び周方向にそれぞれ拘束される。なお、係合突起84はスラスト受け片72の射出成形を複雑にするものでないし、これら係合突起84の存在によりスラスト受け片72の製造コストが上昇することもない。また、図5のスラスト受け片72は図4のスラスト受け片とは異なり、その両端が半円形をなしている。
更に、図7及び図8は第3実施例のスラストベアリングを示している。
第3実施例のスラストベアリングの場合、各スラスト受け片72の取付け面は、駆動ケーシング4の端面52を旋削加工して得られている。そして、端面52からは各スラスト受け片72毎に2個ずつのピン86が突設され、一方、スラスト受け片72にはその両端部に2つのピン孔88が形成されている。スラスト受け片72はピン孔88のそれぞれに対応するピン86を挿入させた状態で端面52上に取付けられ、ピン86は駆動ケーシング4の径方向及び周方向の両方向に関し、スラスト受け片72の動きを拘束する。
なお、ピン86及びピン孔88に代えて、端面52にスラスト受け片72の外形に合致した形状の凹所を形成すれば、この凹所にスラスト受け片72を嵌め込むだけで、スラスト受け片72を端面52上に保持することができる。
また、スラスト受け片72が金属やセラミックからなる場合には、その外表面に摩擦係数を低減する樹脂膜を形成しておくのが好ましい。
更に、上述の各実施例では、スラスト受け片72が全て同一の形状となっているが、これらスラスト受け片72はその形状が互いに異なっていてもよい。
最後に、本発明のスクロール型流体機械は、車両用空調装置に組込まれる冷凍回路用の圧縮機のみならず、種々の分野における圧縮機又は膨脹機としても使用可能であることは言うまでもない。
スクロール型圧縮機を示した縦断面図である。 第1実施例のスラストベアリングを示した図1中のII-II線に沿う横断面図である。 図2中、III-III線に沿う断面図である。 第1実施例のスラストベアリングの取付け面を示した図である。 第2実施例のスラストベアリングの一部及びその取付け面を示した図である。 図5中、VI-VI線に沿う断面図である。 第3実施例のスラストベアリングの一部及びその取付け面を示した図である。 図7中、VIII-VIII線に沿う断面図である。
符号の説明
4 駆動ケーシング(ハウジング)
30 可動スクロール
32 固定スクロール
38 圧力室
52 端面(取付け面)
72 スラスト受け片
74 環状溝
78 凹所(係合部)
80 段差面(係合部)
82 係合溝(係合部)
84 係合突起(係合部)
86 ピン
88 ピン孔

Claims (7)

  1. ハウジング内にそれぞれ収容され、互いに協働して圧力室を形成する固定及び可動スクロールを備え、前記可動スクロールが前記ハウジングにスラストベアリングを介して支持された状態で前記固定スクロールに対して旋回運動し、この旋回運動に伴う前記圧力室の容積変動に基づき作動流体の吸入プロセス及び圧縮/吐出プロセスを実行するスクロール型流体機械において、
    前記スラストベアリングは、
    前記ハウジングに前記可動スクロールの旋回方向に互いに離間して設けられ、前記可動スクロールが摺接する複数のスラスト受け片と、
    前記ハウジングに前記スラスト受け片を保持させる保持手段と
    を備えることを特徴とするスクロール型流体機械。
  2. 前記各スラスト受け片は同一の形状及び大きさを有することを特徴とする請求項1に記載のスクロール型流体機械。
  3. 前記保持手段は、
    前記ハウジングを旋削加工して形成され、前記各スラスト受け片が配置される環状の取付け面と、
    前記取付け面上にて前記各スラスト受け片を固定する固定要素と
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール型流体機械。
  4. 前記取付け面は環状溝の底面として形成されており、
    前記固定要素は、前記環状溝の内側壁に形成され、前記環状溝に前記スラスト受け片が嵌め込まれたとき、前記スラスト受け片に係合する係合部である
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクロール型流体機械。
  5. 前記保持手段は、前記環状溝を拡幅すべく前記環状溝の前記内側壁に沿って延びる凹所を更に含み、この凹所の両端が前記スラスト受け片と係合する係合部を形成することを特徴とする請求項4に記載のスクロール型流体機械。
  6. 前記係合部は、
    前記環状溝の前記内側壁に形成された係合溝と、
    前記スラスト受け片の側縁から突設され、前記係合溝に嵌合する係合突起と
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のスクロール型流体機械。
  7. 前記固定要素は、
    前記取付け面から突設されたピンと、
    前記スラスト受け片に形成され、前記ピンを挿入させるピン孔と
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のスクロール型流体機械。
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