JP4854633B2 - ロータリ型流体機械および冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
(1)第1シリンダ171側において、第1ピストン175によって連通路164が閉じられている
(2)連通路164が低圧の流体で満たされている
(3)第1シリンダ171の流体室172が高圧の流体で満たされている
シリンダと、
シリンダの内部で運動するピストンと、
シリンダの第1側を閉塞する第1閉塞部材と、
シリンダの第2側を閉塞する第2閉塞部材と、
シリンダ、第1閉塞部材、第2閉塞部材およびピストンによって形成される流体室を、吸入側流体室と吐出側流体室とに仕切るベーンと、
作動流体が流通する通路であって、ピストンによって開閉が行われるように少なくとも一部が第2閉塞部材に形成され、吐出側流体室の圧力以下の圧力を有する空間と流体室とを接続する連通路と、
連通路の圧力と流体室の圧力との差によってピストンに作用する押し付け力を、押圧力低減用流体を用いて低減する押付力低減機構と、
を備えた、ロータリ型流体機械を提供する。
冷媒を圧縮する圧縮機と、
圧縮機で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、
放熱器で放熱した冷媒を膨張させるとともに冷媒から動力を回収する膨張機と、
膨張機で膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器とを備え、
膨張機として、上記本発明のロータリ型流体機械が用いられた、冷凍サイクル装置を提供する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる流体機械の縦断面図である。図2Aは、図1に示す流体機械のD1−D1横断面図である。図2Bは、図1に示す流体機械のD2−D2横断面図である。
ピストンに作用する押し付け力を低減するための押付力低減用流体として、オイルの他に冷媒(作動流体)を用いることができる。使用する冷媒は、膨張機構3で膨張する前の高圧冷媒であってもよいし、膨張後の低圧冷媒であってもよい。本実施形態では、高圧冷媒を使用する例について説明する。
押付力低減用流体として使用する冷媒は、膨張後または膨張中の低圧冷媒であってもよい。本実施形態では、低圧冷媒を使用する例について説明する。低圧冷媒を用い、第1ピストン46に作用する押し付け力を低減するためには、第1ピストン46と下軸受部材41との間の微小隙間(摺動面)に低圧冷媒を導入すればよい。
第1ピストン46に作用する押し付け力を低減する押付力低減機構は、図10に示すように、第1ピストン46の一端面にかかる圧力の面内分布と他端面にかかる圧力の面内分布とが均一化するように、第1ピストン46と中板43との間の微小隙間と、第1ピストン46と下軸受部材41との間の微小隙間とを接続する均圧用通路46hを含むものであってもよい。このような均圧用通路46hによれば、連通路43aの圧力と流体室55の圧力との差によって第1ピストン46に作用する押し付け力を低減することができる。また、第1ピストン46に作用する押し付け力を低減するために、第1シリンダ42の内部の流体(冷媒)を用いるので、先に説明したいくつかの実施形態と同様に、第1ピストン46の一端面にかかる圧力の面内分布と他端面にかかる圧力の面内分布とを安定して均一化できる。
3 膨張機構
41 下軸受部材(第1閉塞部材)
42 第1シリンダ
43 中板(第2閉塞部材)
43a 連通路
44 第2シリンダ
45 上軸受部材(第3閉塞部材)
45c 吐出路
46 第1ピストン
46h,46s 貫通孔(均圧用通路)
47 第2ピストン
48 第1ベーン
49 第2ベーン
58 吸入路
71,76,78 流体導入路
73 座ぐり
110 冷凍サイクル装置
112 放熱器
114 蒸発器
200A 流体機械
Claims (16)
- シリンダと、
前記シリンダの内部で運動するピストンと、
前記シリンダの第1側を閉塞する第1閉塞部材と、
前記シリンダの第2側を閉塞する第2閉塞部材と、
前記シリンダ、前記第1閉塞部材、前記第2閉塞部材および前記ピストンによって形成される流体室を、吸入側流体室と吐出側流体室とに仕切るベーンと、
作動流体が流通する通路であって、前記ピストンによって開閉が行われるように少なくとも一部が前記第2閉塞部材に形成され、前記吐出側流体室の圧力以下の圧力を有する空間と前記流体室とを接続する連通路と、
前記連通路の圧力と前記流体室の圧力との差によって前記ピストンに作用する押し付け力を、押圧力低減用流体を用いて低減する押付力低減機構と、
を備えた、ロータリ型流体機械。 - 前記押付力低減機構は、前記押し付け力の作用する方向とは逆方向の力を前記ピストンに作用させることによって前記押し付け力を低減するように構成されている、請求項1に記載のロータリ型流体機械。
- 前記押付力低減機構は、前記連通路の開口の周囲において前記第1閉塞部材に向かう方向の押し返し力を前記ピストンの端面に加えるために、前記第2閉塞部材と前記ピストンとの間の微小隙間に、前記流体室の圧力以上の圧力を有する前記押付力低減用流体を導入する流体導入路を含み、
前記第2閉塞部材の前記シリンダを閉塞する側の端面に前記流体導入路が開口するように、前記流体導入路の少なくとも一部が前記第2閉塞部材に形成されている、請求項2に記載のロータリ型流体機械。 - 前記流体導入路は、前記押付力低減用流体として当該ロータリ型流体機械の潤滑用のオイルを前記微小隙間に導入するように形成されている、請求項3に記載のロータリ型流体機械。
- 前記流体導入路から前記微小隙間に導入されたオイルが前記連通路の開口の周囲に導かれるように、前記第2閉塞部材に座ぐりが形成されている、請求項4に記載のロータリ型流体機械。
- 前記押付力低減用流体が前記作動流体であり、
前記流体導入路は、前記吸入側流体室に前記作動流体を吸入させる吸入路と前記微小隙間とを接続する、または、前記吸入路に通じた空間と前記微小隙間とを接続し、前記微小隙間に前記作動流体を導入するように形成されている、請求項3に記載のロータリ型流体機械。 - 前記吸入路または前記吸入路に通じた空間が前記流体室の周囲において前記シリンダの高さ方向に延びるように形成されており、
前記流体導入路は、前記第2閉塞部材の内部を通じて、前記吸入路と前記微小隙間とを接続する、または、前記吸入路に通じた空間と前記微小隙間とを接続する、請求項6に記載のロータリ型流体機械。 - 前記押付力低減機構は、前記連通路に面する側とは反対側の前記ピストンの端面に作用する力を低減しうるように、前記第1閉塞部材と前記ピストンとの間の微小隙間に、前記流体室の圧力以下の圧力を有する前記押付力低減用流体を導入する流体導入路を含み、
前記第1閉塞部材の前記シリンダを閉塞する側の端面に前記流体導入路が開口するように、前記流体導入路の少なくとも一部が前記第1閉塞部材に形成されている、請求項1に記載のロータリ型流体機械。 - 前記押付力低減用流体が前記作動流体であり、
前記流体導入路は、前記連通路と前記微小隙間とを接続し、前記微小隙間に前記連通路を満たす前記作動流体を導入する、請求項8に記載のロータリ型流体機械。 - 前記流体導入路の開口は、前記ピストンと前記第1閉塞部材とが常時重なり合っている領域内または前記ピストンと前記第2閉塞部材とが常時重なり合っている領域内に、その全部が位置している、請求項3ないし請求項9のいずれか1項に記載のロータリ型流体機械。
- 前記押付力低減機構は、前記ピストンの一端面にかかる圧力の面内分布と他端面にかかる圧力の面内分布とが均一化するように、前記ピストンと前記第1閉塞部材との間の微小隙間と、前記ピストンと前記第2閉塞部材との間の微小隙間とを接続する均圧用通路を含む、請求項1に記載のロータリ型流体機械。
- 前記均圧用通路は、前記ピストンを厚さ方向に貫通する少なくとも1つの貫通孔を含み、
前記ピストンの運動にともなって、前記貫通孔と前記連通路とが重なり合い、前記貫通孔に前記連通路の前記作動流体が流入する、請求項11に記載のロータリ型流体機械。 - 前記貫通孔がスリット状である、請求項12に記載のロータリ型流体機械。
- 前記シリンダが第1シリンダ、前記ピストンが第1ピストン、前記ベーンが第1ベーンとして構成され、
前記第2閉塞部材を前記第1シリンダと共用し、かつ前記第1シリンダに連なるように配置された第2シリンダと、
前記第2シリンダの内部で運動する第2ピストンと、
前記第2閉塞部材とは反対側において前記第2シリンダを閉塞する第3閉塞部材と、
前記第2シリンダ、前記第2閉塞部材、前記第3閉塞部材および前記第2ピストンによって形成される流体室を、吸入側流体室と吐出側流体室とに仕切る第2ベーンとをさらに備え、
前記第2閉塞部材に形成された前記連通路によって、前記第1シリンダ側の前記吐出側流体室と、前記第2シリンダ側の前記吸入側流体室とが連通し、1つの流体室が形成されている、請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のロータリ型流体機械。 - 前記作動流体が二酸化炭素である、請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載のロータリ型流体機械。
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、
前記放熱器で放熱した冷媒を膨張させるとともに冷媒から動力を回収する膨張機と、
前記膨張機で膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器とを備え、
前記膨張機として、請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載のロータリ型流体機械が用いられた、冷凍サイクル装置。
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