JP2005307387A - 擬似接着紙用コート紙およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェット記録性、オフセット印刷性に優れる擬似接着紙用コート紙を提供する。
【解決手段】ポリビニルアルコールを含む水溶性バインダーとシリカを含む顔料と水溶性流動性向上・保水性向上剤0.1〜5重量%とを含む塗工液を塗工量2.5〜4.5g/m2で塗工して形成された塗工層を、原紙の表裏面の少なくとも一方の面に備え、かつその塗工層面のベック平滑度が300〜500秒であることを特徴とする擬似接着紙用コート紙により解決される。
【選択図】なし

Description

本発明は、一時的に接着するが、必要時に容易に剥離できる機能を有する擬似接着紙に使用する擬似接着紙用コート紙およびその製造方法に関するものである。特に、文字・図形等を印字・印刷等した後、当該印字・印刷面等に擬似接着剤層を設けて製造するいわゆる後糊方式の擬似接着紙の製造に使用する擬似接着紙用コート紙に関する。
後糊方式の擬似接着紙の多くは、二枚の擬似接着紙用塗工紙間あるいは折り畳み内面に擬似接着性を示すフィルム等を介在させた状態で、熱、圧力等を加えて擬似接着処理するフィルムタイプのものである。近年では、フィルムを使用せずに印字・印刷後にUV樹脂を塗工して擬似接着剤層を形成する塗工タイプの後糊方式の擬似接着紙も研究されている。これら後糊方式の擬似接着紙は、先に擬似接着剤層を形成し当該擬似接着剤層面に印字等を行なういわゆる先糊方式の擬似接着用紙と比較して、擬似接着剤層面の光沢感に優れ高級感があるが、擬似接着剤層形成物であるフィルムやUV樹脂等が、先糊方式に使用する擬似接着剤層形成物と比較して非常に高価であるため製造コストが高い。
一方、後糊方式の擬似接着紙を製造するために擬似接着紙用塗工紙に印字・印刷するにあたっては、インクジェット記録装置およびオフセット印刷装置を併用して印刷されることが多い。例えば、擬似接着紙を用いた親展葉書等では、親展情報や個人情報等の可変情報についてはインクジェット記録装置により印字・印刷をし、親展情報や個人情報等の可変情報以外の枠印刷や模様印刷等のフォーム印刷はオフセット印刷機により印字・印刷が行なわれる。このため、後糊方式の擬似接着紙用原紙には、オフセット印刷性およびインクジェット記録性の双方が必要とされるが、現在の後糊方式の擬似接着用紙に用いられている原紙は、オフセット印刷に主眼がおかれた一般的なコート紙がほとんどでありインクジェット記録性については特段優れているとはいえない。
特開2001−567578 特開平8−2089 特開2003−268343 特開2003−327930
インクジェット記録性を高めるには、インク受理性を高めたインクジェット記録層ともよばれる塗工層を表面に有するインクジェット記録用紙を原紙として使用することが考えられるが、現状のインクジェット記録用紙は、一般的なコート紙と比較して1)インク受理層にオフセット印刷インキが沈み込み光沢感が発現しづらい、2)オフセット印刷時に塗工面が印刷ドラムに付着して剥離するいわゆる紙ムケが発生しやすい、3)UV樹脂やフィルム等の擬似接着剤層形成物の塗工層への沈みこみ量が多くコスト高となる等の弊害が多く使用に適していない。
また、擬似接着紙に求められるインクジェット記録性は一般的なインクジェット記録用紙に求められる銀塩写真なみのフルカラー印刷性を達成することではない。擬似接着用紙におけるインクジェット記録の態様は上述したように宛名印刷などのモノクロ印字・印刷あるいは各色単色あるいは数色での印字・印刷が主であり、従って、速乾性や文字等の高精細性が求められる。すなわち、擬似接着紙では、一般的なインクジェット記録用紙とは要求するインクジェット記録性能が必ずしも同じではない。
そこで、本発明の主たる課題は、上記課題を解決し、オフセット印刷機によるフォーム印刷性を担保しつつ、特にインクジェット記録性のなかでも文字の高精細性および速乾性を向上させるとともに、UV樹脂等の擬似接着剤層形成物の使用量の少ない擬似接着紙用コート紙およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
塗工層面に文字・図形を印字・印刷した後、当該印字・印刷面上に通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に擬似接着する擬似接着剤層を形成して擬似接着紙とする擬似接着紙用コート紙であって、
ポリビニルアルコールを含む水溶性バインダーとシリカを含む顔料と水溶性流動性向上・保水性向上剤とを含む塗工液を塗工してなる塗工層を、原紙の表裏面の少なくとも一方の面上に備え、かつ、当該塗工層面のベック平滑度が300秒以上であることを特徴とする擬似接着紙用コート紙。
<請求項2記載の発明>
前記塗工液が、水溶性流動性向上・保水性向上剤を0.1〜5重量%含むものである請求項1記載の擬似接着紙用コート紙。
<請求項3記載の発明>
前記塗工液が、水溶性潤滑剤を0.1〜5重量%含むものである請求項1または2記載の擬似接着紙用コート紙。
<請求項4記載の発明>
前記塗工層が、カチオン性インク定着剤を含むものである請求項1〜3の何れか1項に記載の擬似接着紙用コート紙。
<請求項5記載の発明>
塗工層形成面に文字・図形を印字・印刷した後、当該印字・印刷面上に通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に擬似接着する擬似接着剤層を形成して擬似接着紙とする擬似接着紙用コート紙の製造方法であって、
ポリビニルアルコールを含む溶液状態の水溶性バインダーに、シリカを含む顔料を添加して分散させ、水溶性流動性改良・保水性向上剤を添加して完全に溶解させた塗工液を、
表裏面の少なくも一方の面のベック平滑度が300秒以上である原紙の当該ベック平滑度が300秒以上の面に、
塗工量2.5〜4.5g/m2で塗工して乾燥させたのち、
平滑化処理して塗工層面のベック平滑度を300秒以上にする、
ことを特徴とする擬似接着紙用コート紙の製造方法。
<請求項6記載の発明>
塗工液中に、前記水溶性流動性向上・保水性向上剤をその濃度が0.1〜5重量%となるように添加する請求項5記載の擬似接着紙用コート紙の製造方法。
<請求項7記載の発明>
原紙に対して前記塗工液をブレードコーターまたはロッドコーターにより塗工する請求項5または6記載の擬似接着紙用コート紙の製造方法。
<請求項8記載の発明>
前記塗工液中に、水溶性潤滑剤をその濃度が0.1〜5重量%となるように添加して完全に溶解させる請求項5〜7の何れか1項に記載の擬似接着紙用コート紙の製造方法。
本願発明の塗工層はシリカを含む顔料を含む。シリカは吸油性に優れる顔料であり、インクジェット記録したときに高精細な画像を得られることが知られている。従って、本願発明の塗工層は、インクジェット記録性、特に高精細な印字性に優れる。ここで一般的なコート紙においては、紙中あるいは塗工層中にシリカを含む顔料を含有せしめることはしていない。擬似接着紙用として使用されるコート紙においても同様である。これはシリカが嵩高な顔料であり紙面への定着性が悪いためである。すなわちシリカを含む塗工層を設けたコート紙は表面強度が低いものとなるため、オフセット印刷時の紙ムケが発生しやすくなるという欠点があったからである。本願発明では、このようなシリカを含む塗工層面の表面強度を改善すべく、バインダーとしてポリビニルアルコール(以下、PVAと略して記載する。)を含む水溶性バインダーを使用することとしている。この本発明の水溶性バインダーは、PVA含有に起因してシリカに対する良好な接着性を示すとともに、水溶性であることによりパルプとの親和性が高く原紙に対する浸透性に優れ紙層と塗工層との接着性を良好にする。なお、本発明はバインダーを水溶性としてパルプとの接着性および浸透性に優れる作用による表面強度の向上を図るものであるから、本発明では原紙の表裏面の少なくとも一方の面上すなわち原紙面に他の層を設けることなく直接的に塗工層を設ける。
一方、PVAは、流動性についてダイラタンシーと呼ばれる挙動を示し、塗工時など高いシェアーが加わると粘度が急激に増加するため、低塗工量では塗工欠陥が発生させやすくする欠点があったが、本発明では、塗工液中に水溶性流動性向上・保水性向上剤を含有せしめることとしてPVAのダイラタンシーを抑制し、PVA使用時の欠点である塗工時のストリーク、スクラッチ等の塗工欠陥を格段に低減させている。なお、前記塗工液に、特に水溶性潤滑剤をも添加せしめると、ストリーク、スクラッチ等の発生がよりいっそう低減される。
そして、本発明では、このようなPVAおよび水溶性流動性向上・保水性向上剤を用いることによりシリカを用いた場合であっても、必要十分な表面強度を保持ししかも塗工欠陥を発生させることなく、塗工量2.5〜4.5g/m2にまで低下させることができる。これは一般的なインクジェット記録用紙のインク受理層の塗工量が6g/m2であることと比較すると格段に少ない塗工量である。このように低塗工量であることから塗工層厚が薄くなり、よって擬似接着剤層形成物の沈み込み量が少なくなり原料コストが削減される。また、オフセットインキの沈み込み量が小さくなり光沢感が発現する。
そして、本発明の擬似接着紙用コート紙は、塗工面の平滑度が300秒以上であるが、製造については、上記塗工液および塗工量で、平滑度300秒以上の原紙に対して塗工を行なうと達成が容易となり、場合によって、カレンダー処理等の平滑化処理により調整すればよい。かかる平滑度では、オフセット印刷したときの刷り上り具合が非常に良好となるとともに、後に設ける擬似接着剤層の形成がしやすくなり擬似接着剤層面を所望の平滑度とするのが容易となる。
ここで、塗工液の塗工に関しては、ブレードコーターあるいはロッドコーターを用いるのが望ましい。カーテンコーターやエアナイフコーター等は、ブレードコーターやロッドコーターと比較するとストリーク、スクラッチの発生のおそれは少ないが所望の平滑度とするのが容易ではなく、しかも操業速度が遅いという欠点がある。なお、ブレードコーターやロッドコーターは塗工時に塗工液に高いシェアーが加わるので、当該塗工機によってPVAを含む水溶性バインダーの塗工するのは困難であったが、本発明では水溶性流動性向上・保水性向上剤の使用により粘度増加を抑制したので、高速操業が可能で高い平滑度を達成できるブレードコーターあるいはロッドコーターを用いるのがむしろ望ましい。
次いで、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
本発明の擬似接着紙用塗工紙は、塗工層面に文字・図形を印字・印刷した後、当該印字・印刷面上に通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に擬似接着する擬似接着剤層を形成する所謂後糊方式の擬似接着紙に用いる擬似接着紙用塗工紙であって、ポリビニルアルコールを含む水溶性バインダーとシリカを含む顔料と水溶性流動性向上・保水性向上剤とを含む塗工液を塗工して形成された塗工層を、原紙の表裏面の少なくとも一方の面に備え、かつその塗工層面のベック平滑度が300秒以上であることを特徴とする。
原紙は、本発明では特に限定されるものではなく、古紙を原料とする再生紙あるいはバージンパルプ原料とする非再生紙のいずれをも用いることができる。好ましい原紙は、実質的に化学パルプを原料パルプとする上質紙であり、また、バージンパルプのみを原料とするものが望ましい。さらに、塗工層形成後の平滑度を高くしやすいことから、前記原紙はベックが300秒以上のものを用いるのが好適である。上限は特に限定されないが、コスト面等の問題から概ね1500秒程度が上限とされる。
原紙の原料となるパルプの種類は特に限定されず、上質紙等の製造に用いられている従来既知のパルプを用いることができる。具体例を挙げれば、亜硫酸パルプ(SP)、ソーダパルプ(AP)、LBKPやNBKP等のクラフトパルプ(KP)、ケミグランドパルプ(CGP)、セミケミカルパルプ(SCP)、加圧下で砕木した漂白パルプ(BPGW)等が挙げられる。原料パルプは、必要に応じて漂白して使用する。その場合には塩素を用いない漂白方法で漂白するのが望ましい。すなわち、漂白パルプを用いる場合には、TCFパルプ、ECFパルプを用いるのが望ましい。
原紙の抄紙方法は、特に限定されず、洋紙の一般的な抄紙技術により抄紙することができる。原料パルプをスラリー化したのち、長網抄紙機、丸網抄紙機、ツインワイヤータイプの抄紙機、多層抄の抄紙機等の抄紙機等を使用して抄紙すればよい。
原紙に対して塗工する塗工液は、PVAを含む水溶性バインダーとシリカを含む顔料との配合割合が、顔料50重量部に対して、水溶性バインダー5〜50重量部であるのが好適である。水溶性バインダー量が少なすぎると、塗工層と基材との接着力が不足して、擬似接着紙として剥離操作をしたときに塗工層が原紙から剥離しやすくなる。すなわち、好適な擬似接着性が担保できなくなるおそれが高まる。反対に水溶性バインダー量が多すぎると、接着過多になり必要時に剥離することができなくなるおそれが高まる。すなわち、この場合にも好適な擬似接着性が担保できなくなるおそれが高まる。
本発明においては前記水溶性バインダーはPVAを含むものであるが、水溶性バインダー中のPVA量は、50〜100重量%、好適には70〜100重量%とするのが望ましい。50重量%未満であると顔料、特にシリカを定着する効果が小さくなる。水溶性バインダーに含まれるPVA以外の他のバインダーについては特に限定されない。従来既知の水溶性バインダーを使用することができる。具体例としては、例えば、SBラテックス、アクリル酸ビニル、エチレン酢酸ビニル、澱粉、カゼイン等が挙げられる。
顔料はシリカを含むものを用いるが、全顔料に対するシリカの配合割合は、全顔料100重量部に対して50〜100重量部、好適には70〜100重量部とするのが望ましい。シリカの配合割合が50重量部未満であると、インクジェット記録の際に高精細な画像を得ることが困難となる。ここで、シリカの種類は特に限定されず、通常のシリカや合成微粒子シリカを好適に使用できる。シリカとともに使用する他の顔料は、通常の印刷用塗工紙の顔料層形成に用いる顔料のなかから適宜選択することができる。例えば、クレー、一次または二次凝集体を形成しているカルサイト系沈降性炭酸カルシウム、二次凝集体を形成しているアラゴナイト系沈降性炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、スチレンビーズ、アミノ表面改質シリカ、ワックス表面処理シリカ、球状シリカ、通常のカルシウムや、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムもしくはチタン等の金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、珪酸塩が使用できる。
一方、塗工液は、水溶性流動性向上・保水性向上剤を含むが、その含有量は0.1〜5重量%、好適には、0.5〜3重量%とするのが望ましい。既知の水溶性流動性向上・保水性向上剤を使用するならば含有量が0.1%未満であると、シリカの分散性が発現せず、また、PVAのダイラタンシー挙動が抑制されず、ストリーク、スクラッチの発生原因となる塗工時の糊粕が発生しやすくなる。反対に3重量%を越えて含有しても、水溶性流動性向上・保水性向上剤によるPVAのダイラタンシー挙動抑制等の効果向上が小さくコスト高となるばかりか、当該水溶性流動性向上・保水性向上剤自体の分散性が悪化してストリークスクラッチの発生のおそれが強まる。また、乾燥性の悪化をもきたす。
ここで、本発明にいう水溶性流動性向上・保水性向上剤とは、水溶性の流動性改良剤、水溶性の保水剤およびこれらの混合物であって、塗工液の流動性の向上効果を奏するものをいう。具体例としては、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、アルギン酸ソーダ、デキストリン等およびこれらの混合物が挙げられる。商品としては、SNシックナー920,922,924,926,929−S(サンノプコ株式会社製)などが挙げられる。
ここで、塗工液の製造は、水溶性バインダーと顔料とを混合した塗工原液に対して、水溶性流動性向上・保水性向上剤を適宜添加して完全に溶解させて製造する。水溶性流動性向上・保水性向上剤が完全に溶解していない場合には、塗工欠陥が発生するおそれが高まる。また、塗工原液については、PVAを完全に溶解させる必要性から、これを考慮して温度90℃〜100℃、好適には95〜98℃において、30分〜1時間以上の保持時間を持って製造するのが望ましい。PVAの分散性および溶解が確実なものとなり塗工欠陥の発生のおそれが格段に小さくなる。
他方、塗工液は、水溶性潤滑剤を0.1〜5重量%含むものとするのが好適である。水溶性潤滑剤は、塗工原液に対して、水溶性流動性向上・保水性向上剤とともにあるいはその前後段で添加することができるが、完全に溶解させる必要がある。かかる完全溶解型の水溶性潤滑剤としては、脂肪酸等の水溶性エステル類、水溶性ワックス類、可溶性石ケン類が挙げられる。従来一般の塗工紙においてよく使用されているステアリン酸カルシウムは不溶性潤滑剤の代表であり、本発明においては使用しない。水溶性潤滑剤を含むものとすると、塗工機における塗工部(ロッドコーターにおけるロッド、ブレードコーターにおけるブレード等)に対する塗工液の滑りが良好となり、塗工欠陥およびストリーク、スクラッチの発生源となる糊粕の発生がよりいっそう抑制される。
他方、本発明の塗工層は、カチオン性インク定着剤を含むものとするのが好適である。カチオン性インク定着剤を含む塗工層とするにあたっては、塗工原液あるいは塗工液に対して適宜、カチオン性インク定着剤を添加して製造すればよい。カチオン性インク定着剤は、水溶性あるいは水性エマルジョンタイプのものとし、サイズ度の調節の簡便さおよび塗工時の糊粕発生が少ないことから完全水溶性タイプのものが好適である。添加量としては、2〜10重量%となるように塗工液中に含有せしめるのが好適である。具体例としては、ジシアンジアミド・ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン系インク定着剤、ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物に代表されるようなポリアミン系インク定着剤、エピクロルヒドリン・ジメチルアミン付加重合物、ジメチルアリアンモニウムクロライド・SO2共重合物、ジアリルアミン塩・SO2共重合物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、アリルアミン塩の重合物、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物等のポリカチオン系インク定着剤等が挙げられる。
原紙に塗工層を塗工するにあたっては、従来既知の塗工機を用いて塗工することができる。塗工機の具体例としては、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドメタリングコーター、カーテンコーター、ロールコーター等が挙げられる。ストリーク等の塗工欠陥の発生の観点からは、原理的に塗工部に糊粕が付着しづらいエアナイフコーターやカーテンコーターが好適であるが、高い平滑度の塗工層を得るという観点からは、ロッドコーターおよびブレードコーターが好適である。水溶性流動性向上・保水性向上剤の効果によるストリーク等の発生が抑制、後段のカレンダー処理の難易度および操業コストを考慮すると、カーテンコーター、エアナイフコーターよりも高平滑度の塗工層を容易に得られるブレードコーター、ロッドコーター等の塗工機を使用するのが望ましい。
なお、塗工機は、抄紙工程と一連ではなく完全に別体のオフマシン塗工機による塗工も可能であるが、抄紙工程と一連のオンマシン塗工機により行なうのが望ましい。
塗工時の塗工量としては、片面あたり2.0〜4.5g/m2、好ましくは2.5〜4.0g/m2とするのが望ましい。2.0g/m2未満であると、所望の平滑度およびインクジェット適性を担保するのが困難となり、4.5g/m2を超えると、所望の表面強度を担保するのが困難となるとともに、塗工時に塗工ロールに糊粕が付着して操業上および品質上のトラブルを招きやすくなる。また、後糊(擬似接着剤)の消費量低減効果が得られなくなる。なお、従来の一般的なインクジェット記録用紙における塗工層(インクジェット記録層)を形成するには塗工量を6g/m2前後であったことを考慮すると、本発明の塗工量は格段に少ない。
塗工層は、その表面のJIS P 8119に基づくベック平滑度で300秒以上である必要がある。300秒未満であるとUV樹脂等の擬似接着剤を塗工したときに、擬似接着剤が浸透しやすく擬似接着剤の消費量低減効果が得られずらい。また、表面の光沢感が低下して見栄えが悪くなりやすい。そして、オフセット印刷した際の刷り上り具合について優れた美観とすることが困難となるとともに、インクジェット記録性も悪くなる。上限については特に限定されないが、特に、処理速度100m/分を超える高速インクジェットプリンターを使用した場合ににじみが生じやすくなる傾向があること、および塗工機の性能やコストの点を考慮すれば1000秒程度が上限とされる。
塗工層のベック平滑度の調整は、塗工液を塗工した後に、スーパーカレンダー等の平滑化処理手段によりカレンダー処理して調整することができる。具体的には、カレンダー処理におけるカレンダー圧を適宜調整することによって行うことができる。ここで、カレンダー処理するにあたっては、塗工機と一連をなすいわゆるオンマシンのカレンダーによって行ってもよいし、塗工機と一連ではなく完全に別体のオフマシンのカレンダーによって行ってもよい。カレンダーの種類は特に限定されない。また、平滑化処理手段は、金属ロールと弾性ロール、または金属ロール同士を組み合わせた従来既知のカレンダーが使用できる。
本発明の擬似接着紙用コート紙に用いる擬似接着剤としては、既知の紫外線硬化性樹脂等またはこの種の用途に用いられる既知のフィルムが挙げられる。紫外線硬化性樹脂は、例えば紙のコーティングに使用されているアクリル系樹脂より具体的にはアクリレートモノマーおよび光重合開始剤を含むコーティング用樹脂などが挙げられ、擬似接着紙の使用に用いることが可能な紫外線硬化性樹脂を使用することができる。
本発明にかかる擬似接着紙用塗工紙(実施例1〜4)と、本発明とは異なる擬似接着紙用塗工紙(比較例1〜3)と、従来のコート紙(従来例1)と従来インクジェット記録用紙(従来例2)とについて、オフセット印刷適性(刷り上り具合および紙ムケ)、インクジェットプリンター印字適性、塗工欠陥、擬似接着剤形成物(紫外線硬化樹脂:互応化学工業株式会社製)の使用量について試験し比較検討した。各実施例および比較例の詳細および試験内容の詳細は下記のとおりである。
<試験試料>
[実施例1]米坪140g/m2の上質紙に、PVA(クラレ株式会社製:PVA110)50重量部に対して、水溶性流動性向上・保水性向上剤を1.2重量部、シリカ(W500:グレースデビソン社製)を50重量部、含有せしめた塗工液を、ブレードコーターにより片面あたり塗工量2.5g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を300秒とした。
[実施例2]米坪140g/m2の上質紙に、PVA(クラレ株式会社製:PVA110)50重量部に対して、水溶性流動性向上・保水性向上剤を1.2重量部、シリカ(W500:グレースデビソン社製)を50重量部、水溶性潤滑剤(リン脂質:レシチン)を2.5重量部含有せしめた塗工液を、ロッドコーターにより片面あたり塗工量4.0g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を300秒とした。
[実施例3]米坪140g/m2の上質紙に、PVA(クラレ株式会社製:PVA110)50重量部に対して、水溶性流動性向上・保水性向上剤を1.2重量部、シリカ(W500:グレースデビソン社製)を50重量部、カチオン性インク定着剤2.5重量部含有せしめた塗工液を、ブレードコーターにより片面あたり塗工量2.5g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を300秒とした。
[比較例1]米坪140g/m2の上質紙に、PVA(クラレ株式会社製:PVA110)50重量部に対して、水溶性流動性向上・保水性向上剤を1.2重量部、シリカ(W500:グレースデビソン社製)を50重量部、含有せしめた塗工液を、ブレードコーターにより片面あたり塗工量5.0g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を100秒とした。
[比較例2]米坪140g/m2の上質紙に、PVA(クラレ株式会社製:PVA110)50重量部に対して、シリカ(W500:グレースデビソン社製)を50重量部、含有せしめた塗工液を、ブレードコーターにより片面あたり塗工量2.5g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を300秒とした。
[比較例3]米坪140g/m2の上質紙に、PVA(クラレ株式会社製:PVA110)50重量部に対して、シリカ(W500:グレースデビソン社製)を50重量部、非水溶性潤滑剤(ステアリン酸カルシウム:株式会社サンノプコ製、商品名ノプコートC−104)を2.5重量部含有せしめた塗工液を、ロッドコーターにより片面あたり塗工量2.5g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を300秒とした。
[従来例1]A3グレードの一般的な軽量コート紙を製造し、これを従来例1とした。従来例1は、米坪140g/m2の上質紙に、SBラテックス(L−1537:旭化成工業株式会社製)50重量部に対して、軽質炭酸カルシウム(カルライトKT:白石工業株式会社製)を50重量部、非水溶性潤滑剤(ステアリン酸カルシウム:株式会社サンノプコ製、商品名ノプコートC−104)を2.5重量部含有せしめた塗工液を、ロッドコーターにより片面あたり塗工量6.5g/m2で両面塗工して塗工層を設けた後、オンマシンカレンダーにより平滑化処理してベック平滑度を300秒とした。
[従来例2]市販のインクジェット記録用紙(艶消し品;KJ−31:コクヨ株式会社製)を従来例2とした。
<試験項目および物性測定の内容>
[ベック平滑度]JIS P 8119に基づいて測定した。
[オフセット印刷適性(刷り上り具合)]多色印刷機(株式会社ミヤコシ製)にて3色でグラデーションを設けるようにしてオフセット印刷し、印刷面の網点再現性を目視にて観察し評価した。評価は、網点のつぶれや欠け、かすれが無く、グラデーションの階調が滑らかであるものを◎、網点の欠けが若干見られるが実使用上問題ないと判断できるものを○、網点の欠け、かすれが散在し、グラデーションにムラが見られるものを△、網点の欠け、かすれが多く使用不可と判断したものを×、と評価した。
[オフセット印刷適性(紙ムケ)]オフセット印刷機(枚葉印刷機:ローランド社製)を用い、第1色目を藍色(VALUES−G Nタイプ 藍:大日本インキ社製)、第2色目を紅色(VALUES−G Nタイプ 紅:大日本インキ社製)として、2色重ね刷りを3000枚連続で行い、紙ムケが発生するか否かを目視にて判定した。なお、湿し水は、大日精化社のWEBFOUNT SEVEN STAR 2%を用いた。評価は、次のとおりとした。○:直径0.5mm以上の紙ムケの箇所が目視で0〜5箇所確認された。△:直径0.5mm以上の紙ムケの箇所が目視で10〜100箇所確認された。×:直径0.5mm以上の紙ムケの箇所が目視で100箇所以上確認された。
[インクジェット印字適性]塗工層面に対してインクジェットプリンター(Pixus850i:株式会社キヤノン社製)により黒色インキで「大王製紙」の文字を印字し、印字部のにじみ及び乾燥性を目視にて確認した。評価は、◎:印字部の乾燥が速く滲みは確認できない、○:印字部の乾燥は通常であるが滲みは確認できない、×:印字部の乾燥が遅くにじみが多少の滲みが確認できるあるいは印字部の乾燥が遅く滲みがはっきりと確認できる。
[塗工欠陥]塗工層に塗工欠陥があるか否かを目視にて確認した。評価は、ストリーク、スクラッチ等の塗工欠陥を確認できないものを○、ストリーク、スクラッチ等の塗工欠陥がわずかに確認できるものを△、ストリーク、スクラッチ等の塗工欠陥がはっきりと確認できたものを×と評価した。
[擬似接着剤層形成物(UV樹脂)の使用量]各実施例および各比較例のそれぞれについて塗布量を変えてUV硬化タイプの擬似接着用樹脂(互応化学工業株式会社製)を塗布した4種の試料(塗布量2g/m2,4.0g/m2,4.5g/m2,5.0g/m2)を作成した。その後各試料について擬似接着力が付与されているか否かを測定し評価した。評価は、塗布量2または4.0g/m2で擬似接着力が得られたものを◎、塗布量4.5g/m2で擬似接着力が得られたものを○、塗布量5.0g/m2で擬似接着力が得られたものを△、塗布量5g/m2でも擬似接着力が得られなかったものを×、と評価した。
なお、剥離性試験は、樹脂面同士が重なるようにして折り畳み圧着加工する従来製後糊方式の擬似接着用紙の製法に従って製造した試料(5cm×10cm)を、T型剥離試験機を用いて長手方向に沿って500mm/分の条件で長さ方向の端から剥離することとした。
<試験の結果>
上記試験の結果を表1にまとめたので下記に示す。
Figure 2005307387
表1からも見てとれるように、本発明の実施例1〜3については、各試験項目において○以上、すなわち良好との結果が得られた。それに対して比較例1〜3あるいは従来例1および2は、いずれかの試験項目において△あるいは×、すなわち劣るあるいは適さずとの結果が得られた。
これらの結果より、本発明の擬似接着用紙は、オフセット印刷機によるフォーム印刷性を担保しつつ、インクジェット記録性のなかでも文字の高精細性および速乾性が向上され、しかもUV樹脂等の擬似接着剤層形成物の使用量の少ない擬似接着紙用コート紙であり、従来の擬似接着紙に用いられていたコート紙にはない優れた作用効果を奏するものであることが示された。
オフセット印刷適性・インクジェットプリンター適性・擬似接着適性について問題が生じないことが要求される分野において使用される後糊方式の親展情報隠蔽シート、親展性葉書、親展性封筒等に利用できる。

Claims (8)

  1. 塗工層面に文字・図形を印字・印刷した後、当該印字・印刷面上に通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に擬似接着する擬似接着剤層を形成して擬似接着紙とする擬似接着紙用コート紙であって、
    ポリビニルアルコールを含む水溶性バインダーとシリカを含む顔料と水溶性流動性向上・保水性向上剤とを含む塗工液を塗工してなる塗工層を、原紙の表裏面の少なくとも一方の面上に備え、かつ、当該塗工層面のベック平滑度が300秒以上であることを特徴とする擬似接着紙用コート紙。
  2. 前記塗工液が、水溶性流動性向上・保水性向上剤を0.1〜5重量%含むものである請求項1記載の擬似接着紙用コート紙。
  3. 前記塗工液が、水溶性潤滑剤を0.1〜5重量%含むものである請求項1または2記載の擬似接着紙用コート紙。
  4. 前記塗工層が、カチオン性インク定着剤を含むものである請求項1〜3の何れか1項に記載の擬似接着紙用コート紙。
  5. 塗工層形成面に文字・図形を印字・印刷した後、当該印字・印刷面上に通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に擬似接着する擬似接着剤層を形成して擬似接着紙とする擬似接着紙用コート紙の製造方法であって、
    ポリビニルアルコールを含む溶液状態の水溶性バインダーに、シリカを含む顔料を添加して分散させ、水溶性流動性向上・保水性向上剤を添加して完全に溶解させた塗工液を、
    表裏面の少なくとも一方の面のベック平滑度が300秒以上である原紙の当該ベック平滑度が300秒以上の面に、
    塗工量2.5〜4.5g/m2で塗工して乾燥させたのち、
    平滑化処理して塗工層面のベック平滑度を300秒以上にする、
    ことを特徴とする擬似接着紙用コート紙の製造方法。
  6. 塗工液中に、前記水溶性流動性向上・保水性向上剤をその濃度が0.1〜5重量%となるように添加する請求項5記載の擬似接着紙用コート紙の製造方法。
  7. 原紙に対して前記塗工液をブレードコーターまたはロッドコーターにより塗工する請求項5または6記載の擬似接着紙用コート紙の製造方法。
  8. 前記塗工液中に、水溶性潤滑剤をその濃度が0.1〜5重量%となるように添加して完全に溶解させる請求項5〜7の何れか1項に記載の擬似接着紙用コート紙の製造方法。
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JP2008002033A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Daio Paper Corp 後糊用接着用紙及び後糊用接着紙
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JP2019069530A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 大王製紙株式会社 情報用紙、これを備える疑似圧着紙、及び疑似圧着紙の製造方法

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