JP2005305999A - フイルム貼着装置及びフイルム貼着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラを用いて板体にフイルムを貼着する際に、搬送方向先端部と後端部とで幅方向に差が生じない装置を提供する。
【解決手段】光学フイルム28と剥離フイルム30とによって構成される帯状フイルム26がフイルム巻出部14の帯状フイルム巻出ユニット32から巻き出され、巻出搬送系34によって帯状フイルム切断ユニット44に至ると、光学フイルム28のみが所定の長さに切断される。次いで、剥離フイルム分離装置50に送出され、剥離フイルム30が切断された光学フイルム28からローラ90の作用下に分離され、剥離フイルム巻取ユニット54に巻き取られる。光学フイルム28と基板12とは積層されて圧着ローラ70と受ローラ68とによって圧着される。
【選択図】図2

Description

本発明は、フイルム貼着装置及びフイルム貼着方法に関し、一層詳細には、例えば、液晶表示装置、プラズマ表示基板等の基板に偏光板、位相差膜等の光学フイルムを貼り付ける際に、貼付寸法を安定化させ且つ該光学フイルム内に発生する懸念のある光学特性の変化を可及的に少なくするようにしたフイルム貼着装置及びフイルム貼着方法に関する。
液晶表示装置が広汎に普及するのに伴い、偏光板、位相差膜等の光学フイルムの需要が急増している。偏光板には、一般に偏光能を有する偏光層の両面あるいは片面に、保護用フイルムが貼り合わせられている。偏光板を構成するフイルムには、基板上に貼着するための粘着層が設けられ、その上には当該粘着層をホコリ等の異物から保護するための剥離フイルムが貼着されている。剥離フイルムが貼着された偏光板フイルムは、帯状フイルムとして加工に供される。この場合、前記剥離フイルムを該偏光板から剥離し、次いで、前記偏光板を基板に貼着する。
前記のように、基板に対し偏光板の如きフイルムを貼着する技術的思想が従来から種々提案されている。
特開平5−99220号公報(特許文献1)は発明「ゴムロール」を開示する。この「ゴムロール」はゴム層をコードで補強し、該ゴム層に内圧を加え、全幅にわたって外径を均一な円筒状に保ち、周速度及びウエブの挟持圧力を均一化するものである。これにより、ウエブの送り、引張り、皺の発生が回避できるとされている。
特開平6−315980号公報(特許文献2)は発明「フイルムラミネータとそれに使用する加圧ローラ」を開示する。この発明は、基板の搬送路に加圧ローラを配置し、基板と加圧ローラとの間に送り出したフイルムを該加圧ローラの回転により基板に貼り付けるものであって、ローラの外側で且つ基板と反対側に該ローラと圧接するバックアップローラを加圧ローラに押し付ける押圧力付与体を設けた構成を採用している。
実開平7−728号公報(特許文献3)は考案「ラミネータ」を開示する。この「ラミネータ」は、ロール両端のシャフトを支持する第1の軸受手段を介して、一方のロールを相対向するロールへ押し付ける力を加圧手段により加え、シャフトを支持する第2の軸受手段から該シャフトの横方向にアームが延び、該アームの外端に力作用手段が作用して、加圧手段の力によるロール曲げ作用を、力作用手段からの力によって第2の軸受手段において発生するモーメントによるロール曲げ作用で相殺するものである。
特開平11−278710号公報(特許文献4)は発明「シート体搬送装置」を開示する。この「シート体搬送装置」は、駆動ローラと従動ローラとでシート体を高精度に搬送するとともに、このシート体に挟持圧力の急激な変化が惹起することを有効に阻止すべく、駆動ローラと従動ローラとを備え、この駆動ローラ及び従動ローラは、ゴムローラを有し、ゴムローラの外周には、ストレート部と、このストレート部の両端に形成され、R形状を有し且つ円弧面の中心角度が90°未満に設定される湾曲部とが設けられる構造になっている。
特開2000−334836号公報(特許文献5)は発明「フイルムラミネータ」を開示する。この「フイルムラミネータ」は、基板幅が変わっても均一な圧力を印加することができて、皺を発生することなく基板にフイルムを貼り付けることが可能なように、基板送り装置から順次搬送されてくる基板の片面又は両面に、ラミネーションロールによりフイルムを貼り付ける構造である。この場合、ラミネーションロールにバックアップロールを設け、ラミネーションロールとバックアップロールの少なくとも一方をクラウンロールとし、ラミネーションロール及びクラウンロールの双方にそれぞれ所望の圧力を付加する構成を採用している。
特開平5−99220号公報 特開平6−315980号公報 実開平7−728号公報 特開平11−278710号公報 特開2000−334836号公報
ところで、前記のように硬質な板体にフイルムを貼着する場合、例えば、基板に偏光フイルムを貼着する際に、該基板と偏光フイルムとを受けロールと圧着ロールとで挟持した状態で加圧力を加えて所定の方向へと引張する。その結果、偏光フイルムでは、その先端部分と後端部分で幅が異なる現象が発生することが確認された。これを図5に示す。
すなわち、偏光フイルム1の先端部2と後端部3とでは、後端部3側で寸法aと寸法bの如く短尺な部位が発生する。これは、図6に示すように、基板4と偏光フイルム1とを受ローラ5と圧着ローラ6で挟持する際、前記受ローラ5に対し圧着ローラ6をシリンダ7a、7bで上昇加圧させることにより前記圧着ローラ6が二点鎖線で示すように撓むことに原因がある可能性が高い。
前記特許文献1〜5には、前記のように、基板にフイルムを貼着する時に、フイルムが幅方向の縮む現象に対して何らの解決策を提供するものではない。
そして、前記のように幅方向に縮んだフイルムを基板に貼着し、該基板が画像表示装置として使用されると、その画面にフイルムの端部が表示され、画像品質が劣ることになり、しかもフイルム内に発生する内部応力によって光学特性が変化することが懸念される。このような不都合は、基板と偏光フイルムとの関係にとどまることなく、一般的に板体にフイルムを貼着する際に問題点として顕在化する可能性がある。
本発明は前記課題を解決すべくなされたものであって、基板に対してフイルムを安定して貼着し、内部応力によって特性が変化することのないフイルム貼着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るフイルム貼付装置は、板体に対してフイルムを自動的に貼着する装置であって、前記板体を貼着位置まで搬送するための第1の搬送系と、前記貼着位置に対し前記フイルムを搬送する第2の搬送系と、前記貼着位置において前記板体に対し相対的に前記フイルムを貼着する貼着機構と、前記貼着された板体とフイルムとを次工程へと搬送する第3の搬送系とからなり、前記貼着機構は受ローラと圧着ローラとで構成され、前記受ローラ又は圧着ローラのいずれか一方がクラウンローラであることを特徴とし、好ましくは、前記クラウンローラの外周面がゴム材で被覆されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記のように受ローラ又は圧着ローラのいずれか一方がクラウンローラであるために、貼着位置に引張して搬送されるフイルムはその全幅にわたってクラウンローラが接し、その結果、該クラウンローラがその軸方向において撓むことによりフイルムの先端部と後端部での幅寸法が変化することが阻止される。しかも、前記クラウンローラの外周面をゴム材で被覆しているので、フイルムの幅寸法の変化の発生がより一層好適に阻止される。
また、本発明に係るフイルム貼付装置は、板体に対してフイルムを自動的に貼着する装置であって、前記板体を貼着位置まで搬送するための第1の搬送系と、前記貼着位置に対し前記フイルムを搬送する第2の搬送系と、前記貼着位置において前記板体に対し相対的に前記フイルムを貼着する貼着機構と、前記貼着された板体とフイルムとを次工程へと搬送する第3の搬送系とからなり、前記貼着機構は受ローラと圧着ローラとで構成され、前記受ローラ又は圧着ローラの少なくとも一方は、円柱状又は円筒状の芯金と、前記芯金の外周壁を被覆するゴム材で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、受ローラ又は圧着ローラの少なくとも一方が円柱状又は円筒状の芯金で構成され、該芯金の外周壁をゴム材で形成している。
この構造によっても、フイルムの幅方向の変化が発生することはない。
さらに本発明に係るフイルム貼着方法は、板体に対してフイルムを自動的に貼着するフイルム貼着方法であって、第1の搬送系によって前記板体を貼着位置まで搬送する工程と、第2の搬送系によって前記フイルムを貼着位置まで搬送する工程と、前記貼着位置において受ローラ側に圧着ローラを変位させて前記圧着ローラの端部よりも大なる直径の中央部により前記板体とフイルムとを積層圧着する工程と、前記積層圧着された板体とフイルムとを第3の搬送系により次工程へと送り出す工程とからなることを特徴とする。
この方法に係る発明によれば、端部よりも大径な圧着ローラを受ローラ側へと変位させて回転しながら板体とフイルムとを積層一体化する。このため、フイルムの先端部と後端部との幅寸法が変化することを阻止できる。
本発明によれば、板体、例えば、硬質な基板に対してフイルムを貼着する際、搬送される先端部と後端部との幅寸法が変化することを阻止できる。このことは、基板が特に大なる液晶画像を表示する場合に好適である。すなわち、フイルムに内部応力の偏在が生じることなく、その結果、フイルムが光学フイルムである場合に、光学特性が安定化する如く、フイルムの特性が変化することなく安定となる効果が得られる。
本発明に係るフイルム貼着装置及びフイルム貼着方法について、それが組み込まれる光学フイルム貼付装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を用いて以下詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光学フイルム貼付装置の構成を模式的に示した正面図であり、図2は本発明の一実施形態に係る光学フイルム貼付装置に組み込まれるフイルム貼着装置の側面図であり、図3は本発明の他の実施形態に係るフイルム貼着装置の側面図であり、図4は他の実施形態で用いられる圧着ローラのゴム厚と後端側の幅減少の関係を示すグラフであり、図5は従来技術において、光学フイルムの先端側と後端側の幅変化の状態を示す説明図であり、図6は図5の光学フイルムを圧着する際の圧着ローラの撓み状態を示す説明図である。
この光学フイルム貼付装置10は、基板12に光学フイルムを貼り付ける装置であり、フイルム巻出部14と、第1搬送系16と、剥離フイルム巻取部18と、基板搬送部20と、基板位置決部22と、フイルム貼付部24と剥離フイルム分離装置50と、この剥離フイルム分離装置50と剥離フイルム巻取部18との間に設けられる第2搬送系52とから基本的に構成される。
基板12は、液晶表示基板、プラズマ表示基板、有機EL基板、TFT基板、プリント基板等に用いられるガラス基板、合成樹脂製基板等の平板状部材であり、この場合、予めセル、電極等の構成部品が形成された基板を用いてもよい。
前記フイルム巻出部14に巻回される帯状フイルム26は、偏光板、位相差膜、反射防止膜、干渉フィルタ等の光学フイルム28に粘着層(図示せず)を介して剥離フイルム30が貼着された帯状のフイルムである。光学フイルム28は、光学フイルムを2種以上、例えば、偏光板と位相差膜とを貼り合わせた複合フイルムであってもよい。帯状フイルム26は、例えば、1つのロールに長さ500m以上巻回され、厚さ200〜500μmのものを用いることができる。
フイルム巻出部14は、帯状フイルム巻出ユニット32と、パスローラを含む巻出搬送系34と、帯状フイルム張力調整ユニット36とを有する。
帯状フイルム巻出ユニット32は、帯状フイルム26が巻回された巻出ロール38から帯状フイルム26を取り出すユニットであり、前記巻出ロール38を回転させるための駆動源40を備える。
帯状フイルム張力調整ユニット36は、巻き出された帯状フイルム26の張力を所定値に調整する張力調整機構を有するユニットであり、張力調整機構として、ダンサーローラを有する。前記ダンサーローラは、巻出ロール38から送り出される帯状フイルム26のテンションを一定に保つためのローラであり、好ましくはエアシリンダを含む空圧ユニットを用いてスライド可能に取り付けられている。
第1搬送系16は、帯状フイルム送出ローラ対42と、帯状フイルム切断ユニット44と、フイルム片搬送ユニット46とを有する。
帯状フイルム切断ユニット44は、送出された帯状フイルム26を、少なくとも剥離フイルム30を残して光学フイルム28を長手方向に対し直交する方向に切断する切断機構を有する。切断機構として、ギロチン方式カッター、レーザーカッター、丸刃転動式カッター等を用いることができる。帯状フイルム切断ユニット44は、切断されたフイルム片の長さに合わせ、帯状フイルム送出ローラ対42から剥離フイルム分離装置50の間の所定の位置に配置される。
フイルム片搬送ユニット46は、剥離フイルム30が分離された光学フイルム28を帯状フイルム26の粘着面の反対側の面を吸引しながら基板12への貼付位置に搬送するためのものであり、光学フイルム28の合紙面をベルト上で吸引しつつフイルム貼付部24側へ一定角度で搬送するサクションコンベア(ベルトコンベア)を含む。
剥離フイルム巻取部18は、剥離フイルム分離装置50の下流側にあって帯状フイルム26から分離された剥離フイルム30を搬送する第2搬送系52と、前記搬送された剥離フイルム30を巻き取るロールを含む剥離フイルム巻取ユニット54とを備える。
基板搬送部20は、第1基板搬送ユニット56と、第2基板搬送ユニット58とを有する。前記第1基板搬送ユニット56は、外部から供給された基板12を水平且つ一定方向に搬送するホイールコンベアであり、複数の駆動ホイールを有する。前記第2基板搬送ユニット58は、フイルム貼付部24で切断された光学フイルム28が貼り付けられた基板12を水平且つ一定方向に搬送するホイールコンベアであり、複数の駆動ホイールを有する。
基板位置決部22は、基板係止ユニット60と、基板位置決ユニット62とを有する。基板位置決ユニット62は、前記基板12の進行方向及びその直交方向に位置を決めるユニットであり、第1基板搬送ユニット56上の基板12を押して、基板係止ユニット60とともに基板12の進行方向の位置決めを行う機構である。
フイルム貼付部24は、貼付ユニット66を有する。前記貼付ユニット66は、剥離フイルム30が分離された光学フイルム28の接着面を、位置決めされた基板12の進行方向側の端面と前記光学フイルム28の切断面が平行になるように、当該基板12の対応する位置に貼り付けるユニットである、受ローラ68と、圧着ローラ70とからなる。前記圧着ローラ70は、図2に示すように、中央部分が湾曲して膨出した芯金72と、前記芯金72に被覆されたゴム材74、好ましくはシリコンゴムと、前記芯金72の軸方向外方へと突出する軸76a、76bとからなり、この軸76a、76bによって回転自在に支承されている。前記軸76a、76bにはシリンダ78a、78bのシリンダロッド80a、80bの先端部が係合する。この場合、前記芯金72の直径は、例えば、100mmとすると、前記ゴム材74の厚さは、1.5mm〜2.5mm程度であってよい。なお、前記のように、圧着ローラ70は、クラウンローラとしているが、その形状に限定されない。すなわち、中央部分が湾曲して膨出した形状でなくてもよい。例えば、芯金72の直径がその端部側の直径よりも大であるローラならば、いずれの形状であってもよい。
一方、受ローラ68も同様に芯金82とこの芯金82の外周壁に被覆されるゴム材84とからなり、前記芯金82にはその軸方向外方へと突出する軸86a、86bが設けられ回転自在に支承されている。ゴム材84は、シリコンゴムで構成されるのが好ましい。この場合、前記芯金82の直径は、例えば、120mmとすると、ゴム材84の厚さは、5mm程度である。
次に、本発明の一実施形態に係る前記光学フイルム貼付装置10の動作について説明する。
先ず、巻出ロール38から巻出搬送系34を介して帯状フイルム26をその幅方向に位置を調整しながら巻き出す。前記帯状フイルム26の幅方向の調整は、主として帯状フイルム巻出ユニット32によって行われる。
前記巻き出された帯状フイルム26はその張力を帯状フイルム張力調整ユニット36によって調整され、帯状フイルム送出ローラ対42によって所定の速度で送り出される。
前記のように送出された帯状フイルム26が所定の長さになったときに、前記帯状フイルム26は剥離フイルム30を残して少なくとも光学フイルム28が帯状フイルム切断ユニット44によって切断される。
切断により切り出された帯状フイルム26は、フイルム片搬送ユニット46で吸着搬送され、剥離フイルム分離装置50で該帯状フイルム26から剥離フイルム30を分離する。
剥離フイルム分離装置50では、その先端部のフリーローラからなるローラ90が小径で構成され、一方、剥離フイルム30は剥離フイルム巻取部18を構成する剥離フイルム巻取ユニット54のローラに第2搬送系52を介して巻き取られる。この場合、図1から諒解されるように、前記剥離フイルム分離装置50では、光学フイルム28はその搬送方向が帯状フイルム送出ローラ対42の送出方向と略同一であるが、剥離フイルム30は前記ローラ90によって急峻に、すなわち、鋭角状にその搬送方向が変更される。
結局、剥離フイルム分離装置50では、第1搬送系16や第2搬送系52と剥離フイルム30や光学フイルム28との間で摺接部分がないために発塵を生起することなく、しかも高速で光学フイルム28から剥離フイルム30を分離することができる。
次に、剥離フイルム30が分離された帯状フイルム26はその反対側の面がフイルム片搬送ユニット46により吸引されつつ、基板12への貼付位置にフイルム片搬送ユニット46によって搬送される。その際、光学フイルム28の搬送と並行して基板12の搬送が第1基板搬送ユニット56によって行われる。
次いで、搬送路上の所定の位置を通過したときに、基板12の搬送速度を減速させ、さらに基板12の搬送を停止させ、基板12の進行方向及びその直交方向の位置決めを行う。ここで、基板12の搬送の停止は、第1基板搬送ユニット56と、基板係止ユニット60によって行われている。
基板12の位置決めが基板係止ユニット60によって完了すると、剥離フイルム30が分離された光学フイルム28の接着面を位置決めされた基板12の対応する位置に貼付ユニット66によって貼り付けられる。具体的には、シリンダ78a、78bが付勢されて圧着ローラ70が上昇し、受ローラ68との間で基板12と光学フイルム28とが圧着される。この場合、圧着ローラ70の受ローラ68に対する圧着力は1.5kg/cm2であった。このように、基板12と光学フイルム28とが一体化された後に第2基板搬送ユニット58から次なる工程へと送出される。
前記のように、本実施の形態では、圧着ローラ70がクラウンローラ又は芯金72の直径がその端部側の直径よりも大であるローラで構成されている。従って、図2に示される通り、光学フイルム28はその中心部分で前記圧着ローラ70が強く接し、その両端部では圧接力は低減される。この結果、光学フイルム28では搬送方向先端部と後端部とに幅方向でその長さに差がないことが確認された。
図3に、第2の実施形態を示し、図2と同一の参照符号は同一の構成要素を示すものとしてその詳細な説明を省略する。
図3において、圧着ローラ100は円柱状又は円筒状の芯金102を有し、その両端部から軸104a、104bが外方へと延在している。前記芯金102の外周壁にゴム材106、好ましくはシリコンゴムを被覆している。シリコンゴムの硬度は、例えば、HS60〜70の範囲が好ましい。
以上のような構成によっても、第1実施形態と同様に、光学フイルム28の搬送方向先端部と後端部とに幅方向でその長さに差がないことが確認された。
ここで、図4を参照する。この図4は、芯金72又は102に被覆されるゴム材74又は106のゴム厚と、光学フイルム28の後端側の幅の減少量との関係を示したものである。このグラフによれば、ゴム厚が少なければ少ないほど、後端側の幅の減少量が少ないことが諒解されよう。すなわち、圧着ローラにおいて、芯金は必要であるが、それに被覆されるゴム材の厚さは少ないほうがよいことが示唆されている。
図1は、本発明に係るフイルム貼付装置を組み込む光学フィルタ貼着装置の模式的正面図である。 図2は、図1のフイルム貼着装置を構成する圧着ローラと受ローラとの関係を示す模式的側面図である。 図3は、図1のフイルム貼着装置を構成する圧着ローラと受ローラとの他の実施形態の模式的側面図である。 図4は、圧着ローラのゴム厚と後端幅減少との関係を示すグラフである。 図5は、従来技術においてフイルムを貼着する際に、先端側と後端側とで幅寸法に差が生じる状態の説明図である。 図6は、図5に示す状態を惹起する従来技術のフイルム貼着装置の模式的側面図である。
符号の説明
10…光学フイルム貼付装置 12…基板
14…フイルム巻出部 16、52…搬送系
18…剥離フイルム巻取部 20…基板搬送部
22…基板位置決部 24…フイルム貼付部
26…帯状フイルム 28…光学フイルム
30…剥離フイルム 32…帯状フイルム巻出ユニット
50…剥離フイルム分離装置 54…剥離フイルム巻取ユニット
60…基板係止ユニット 62…基板位置決ユニット
66…貼付ユニット 68…受ローラ
70、100…圧着ローラ 72、82、102…芯金
74、84…ゴム材 78a、78b…シリンダ
90…ローラ

Claims (4)

  1. 板体に対してフイルムを自動的に貼着するフイルム貼着装置であって、
    前記板体を貼着位置まで搬送するための第1の搬送系と、
    前記貼着位置に対し前記フイルムを搬送する第2の搬送系と、
    前記貼着位置において前記板体に対し相対的に前記フイルムを貼着する貼着機構と、
    前記貼着された板体とフイルムとを次工程へと搬送する第3の搬送系とからなり、
    前記貼着機構は受ローラと圧着ローラとで構成され、前記受ローラ又は圧着ローラのいずれか一方がクラウンローラであることを特徴とするフイルム貼着装置。
  2. 請求項1記載のフイルム貼着装置において、
    前記クラウンローラの外周面がゴム材で被覆されていることを特徴とするフイルム貼着装置。
  3. 板体に対してフイルムを自動的に貼着するフイルム貼着装置であって、
    前記板体を貼着位置まで搬送するための第1の搬送系と、
    前記貼着位置に対し前記フイルムを搬送する第2の搬送系と、
    前記貼着位置において前記板体に対し相対的に前記フイルムを貼着する貼着機構と、
    前記貼着された板体とフイルムとを次工程へと搬送する第3の搬送系とからなり、
    前記貼着機構は受ローラと圧着ローラとで構成され、前記受ローラ又は圧着ローラの少なくとも一方は、円柱状又は円筒状の芯金と、前記芯金の外周壁を被覆するゴム材とで形成されていることを特徴とするフイルム貼着装置。
  4. 板体に対してフイルムを自動的に貼着するフイルム貼着方法であって、
    第1の搬送系によって前記板体を貼着位置まで搬送する工程と、
    第2の搬送系によって前記フイルムを貼着位置まで搬送する工程と、
    前記貼着位置において受ローラ側に圧着ローラを変位させて前記圧着ローラの端部よりも大なる直径の中央部により前記板体とフイルムとを積層圧着する工程と、
    前記積層圧着された板体とフイルムとを第3の搬送系により次工程へと送り出す工程と、
    からなることを特徴とするフイルム貼着方法。

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