JP2000085011A - フィルム張付装置 - Google Patents

フィルム張付装置

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JP2000085011A
JP2000085011A JP10224771A JP22477198A JP2000085011A JP 2000085011 A JP2000085011 A JP 2000085011A JP 10224771 A JP10224771 A JP 10224771A JP 22477198 A JP22477198 A JP 22477198A JP 2000085011 A JP2000085011 A JP 2000085011A
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roll
laminating
rolls
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Kenji Kitagawa
健次 北川
Shigeru Yamamoto
山本  茂
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Somar Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム張付装置において、張り付けられた
積層体フィルムと基板との間での気泡の抱き込み等を防
止する。 【解決手段】 フィルム張付装置10は、予備接着ロー
ル20A、20B及びラミネーティングロール21A、
21Bを備え、フィルムロール18から巻き出された積
層体フィルム12を、基板搬送装置14によって搬送さ
れてくる基板16と共に、これら上記ロール間を通して
圧着するものであり、予備接着ロール20A、20B
は、その直径をラミネーティングロール21A、21B
の直径よりも小さくし、且つ予備接着ロール20A、2
0Bによる基板16、積層体フィルム12の挟み込み開
始時の、ロール表面の弾性変形域S1の範囲を小さくす
ることにより、空気抱き込み等発生可能範囲を小さく限
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント配線板
用基板あるいは液晶表示装置、プラズマ表示装置のガラ
ス基板に例示される基板の表面にラミネーティングロー
ルによりフィルムを張付けるためのフィルム張付装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子機器に使用される
プリント配線板の製造過程において、プリント配線板用
基板の(基板幅は通常610mm、最大でも650m
m)表面の導電層に、透光性支持フィルム(通常はポリ
エステルに代表される樹脂フィルム)上に感光性樹脂層
が形成され、且つ、これがカバーフィルムによって覆わ
れた積層体フィルムを、カバーフィルムを剥して張付け
る。そして、この後、配線パターンフィルムを重ね、こ
の配線パターンフィルム及び前記透光性支持フィルムを
通して、感光性樹脂層を所定時間露光する。次いで、透
光性支持フィルムを剥した後、露光された感光性樹脂層
を現像してエッチングマスクパターンを形成し、この
後、前記導電層の不必要部分をエッチングにより除去
し、これにより、所定の配線パターンを有するプリント
配線板が形成される。又、液晶表示装置、プラズマ表示
装置のガラス基板に表示セルを形成する工程で同様の積
層体フィルムが張付けられる。
【0003】上記のような積層体フィルムを張付けるた
めのフィルム張付装置は、フィルム供給ロールに装填さ
れている連続フィルムを、フィルム分離部材によりカバ
ーフィルムを剥した後に、搬送手段により搬送されてく
る基板の先端に感光性樹脂層が該基板側となるように導
き、基板に対して近接及び離反移動可能な仮付け部材に
よって該基板の先端に仮付けした後、ラミネーティング
ロールにより、フィルムを基板に圧着しつつ、基板を搬
送するようにされているものがある。基板へのフィルム
圧着張付けは、張付け長さが基板長にほぼ対応した長さ
となるように行われており、その長さとなるように供給
フィルムはフィルム仮付け部材自体又はその近傍の部材
に設けられたフィルム切断手段で切断される。
【0004】前記フィルム仮付け部材は、例えば特公平
4−9656号公報に開示されるように、表面にフィル
ムを吸着するための複数の吸着孔(溝)が設けられたメ
インバキュームプレートと、このメインバキュームプレ
ートのフィルム供給方向先端側に設けられた円弧形状又
は三角形状のフィルム仮付け部材本体とから構成され、
全体として、フィルムの供給及び仮付け動作が行えるよ
うに、基板に対して近接および離反移動するようにされ
ている。
【0005】他の圧着方式として、基板を一定間隔で順
次搬送しつつ、これに沿って積層体フィルムを切断する
ことなく連続的に並行して供給し、両者を回転する一対
のラミネーティングロール間に送り込み、熱圧着する連
続張りタイプのものがある。
【0006】連続張りタイプのフィルム張付装置におい
ては、フィルム供給ロールから積層体フィルムを巻き出
し、カバーフィルムを連続的に剥離しつつラミネーティ
ングロール方向に送り込むので、積層体フィルムの巻き
出し先端部は、予めカバーフィルムを剥離した状態で、
ラミネーティングロール入側のガイドロール、及びラミ
ネーティングロールを通して、通常、ラミネーティング
ロール出側に配置されているピンチロールによって挟み
込んでから、あるいは、前述の仮付部材により先頭基板
の先端に仮付けしてから張付作業を開始することにな
る。
【0007】上記のような、一対のラミネーティングロ
ールによって積層体フィルムを基板に圧着する場合、ラ
ミネーティングロールは誘導加熱等の手段によって所定
温度(130℃前後)に加熱されていて、積層体フィル
ムにおける感光性樹脂層の加熱と基板への熱圧着とを同
時に行うようにしているので、基板に張り付けられた状
態での積層体フィルムにしわや弛みや空気の抱き込みが
生じてしまうことがあるという問題点があった。
【0008】これに対して、特開昭57−198693
号公報、あるいは特公平2−61024号公報には、プ
リント配線板用基板用ラミネータにおいてラミネーティ
ングロールを2段構成とし、第1段において熱圧着温度
より低い温度で圧着して予備接着し、第2段において熱
圧着温度で加圧して接着を完成するようにした2段フィ
ルム張付方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、近年、例えば
プラズマディスプレイ用基板の場合、そのサイズが70
0mm×900mmあるいは800mm×1100mm
等の非常に大型化し、これに対応して、当然ラミネーテ
ィングロールのロール面長(基板を押圧する領域の軸方
向長さ)も、700mm、800mmを超える長大なも
のとなっている。
【0010】このように、ラミネーティングロールの長
さ(スパン)を大きくした場合、ラミネーティングロー
ルの径も大きくなる。
【0011】このラミネーティングロールは通常、金属
ロールの外周にゴムを張り付けて形成されていて、基板
にフィルムを張り付ける際には、圧下力によりフィルム
との接触面が平面状に弾性変形する。
【0012】ここで、前記一対のラミネーティングロー
ルは、連続張りの場合、及び、仮付部材によってフィル
ム先端を基板に張り付けする場合のいずれにおいても、
基板の先端が圧着位置に入り込むまで、回転しつつ
「開」状態で基板搬送面から離間した位置に待機してい
て、基板の先端が一対のラミネーティングロールの軸間
点をわずかに越える圧着位置に搬入されたとき、その先
端を挟み込むようにして「閉」状態となり、圧着を開始
する。
【0013】これは、ラミネーティングロールが、基板
先端の角部に衝突して基板を押し戻したり、ロール外周
が損傷したりすることを防止するものであるが、一対の
ラミネーティングロールが基板及びフィルムの挟み込み
を開始したときに、ラミネーティングロールの外周に張
付けられているゴムライニングが、前述のように主とし
てフィルム厚さ方向に弾性変形して、フィルムと基板間
の空気を押し出したり、しわ伸ばしする方向の変形が少
ないので、基板挟み込み時に弾性変形する部分に接触す
る範囲で、張付後に、積層体フィルムにしわ、弛み、空
気の抱き込みが生じ易く、上記2段フィルム張付方法で
も解決できなかった。
【0014】このため、前述のように、基板が非常に大
型化し、これに対応してラミネーティングロールの外径
が大きくなると、前記空気抱き込み等が生じ易い範囲も
当然大きくなり、基板の全面積に対するパターン露光可
能領域の面積が小さくなり、著しく有効面積率が低下し
てしまうという問題点を生じている。
【0015】更に、連続張りタイプのフィルム張付装置
での空気抱き込み等が生じ易い範囲において、各基板の
端縁近傍位置で、カバーフィルムと感光性樹脂層をフィ
ルム幅方向にハーフカットし、基板間に対応する部分の
カバーフィルムを残して基板に張り付けるようにしたも
のがあるが、この場合、前記ハーフカット線を、前記空
気抱き込み等が生じ易い範囲に設定するのが不適当であ
るので、パータン露光領域とならない基板部分及びフィ
ルム部分が増大して無駄が多くなるという問題点があ
る。
【0016】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、上記のような張付後に、積層体フ
ィルムにしわ、弛み、空気の抱き込みが生じる範囲を小
さく抑制できるようにしたフィルム張付装置を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1の
ように、基板搬送面に沿って、複数の基板を間隔をもっ
て順次搬送する基板搬送装置と、透光性支持フィルムに
少なくとも感光性樹脂層を積層してなる前記基板幅と略
等しい幅の積層体フィルムを、露出された前記感光性樹
脂層が前記搬送されてくる基板の一方の面に向けた状態
で、該基板に向けて案内するフィルムガイド手段と、外
周に弾性材料が積層されていて、加熱されつつ回転し、
前記積層体フィルム及び基板を挟み込んで送りつつ、熱
圧着温度でこれらを熱圧着する一対のラミネーティング
ロールと、を有してなるフィルム張付装置において、前
記ラミネーティングロールの上流側に、外周に弾性材料
が積層されていて、前記積層体フィルムと基板とを挟み
込んで送りつつ、これらを熱圧着温度よりも低い温度で
圧着して予備接着するための回転する一対の予備接着ロ
ールを設け、前記積層体フィルムを基板に圧着する側
の、前記予備接着ロールにおける、その直径、及び、積
層体フィルム及び基板を挟み込んだときの圧下力を、ロ
ール表面のフィルムを介して基板に接触して平面状に弾
性変形する範囲が、基板搬送方向に5mm以下となるよ
うにして上記目的を達成するものである。
【0018】又、この発明は、請求項2のように、基板
搬送面に沿って、複数の基板を間隔をもって順次搬送す
る基板搬送装置と、透光性支持フィルムに少なくとも感
光性樹脂層を積層してなる前記基板幅と略等しい幅の積
層体フィルムを、露出された前記感光性樹脂層が前記搬
送されてくる基板の一方の面に向けた状態で、該基板に
向けて案内するフィルムガイド手段と、ロール面長が7
00mm以上で、外周に弾性材料が積層されていて、加
熱されつつ回転し、前記積層体フィルム及び基板を挟み
込んで送りつつ、熱圧着温度でこれらを熱圧着する一対
のラミネーティングロールと、を有してなるフィルム張
付装置において、前記ラミネーティングロールの上流側
に、外周に弾性材料が積層されていて、前記積層体フィ
ルムと基板とを挟み込んで送りつつ、これらを熱圧着温
度よりも低い温度で圧着して予備接着するための回転す
る一対の予備接着ロールを設け、前記積層体フィルムを
基板に圧着する側の、前記予備接着ロールにおける、そ
の直径、及び、積層体フィルム及び基板を挟み込んだと
きの圧下力を、ロール表面のフィルムを介して基板に接
触して平面状に弾性変形する範囲が、基板搬送方向に5
mm以下となるようにして上記目的を達成するものであ
る。
【0019】又、この発明は請求項3のように、基板搬
送面に沿って、複数の基板を間隔をもって順次搬送する
基板搬送装置と、透光性支持フィルムに少なくとも感光
性樹脂層を積層してなる前記基板幅と略等しい幅の積層
体フィルムを、露出された前記感光性樹脂層が前記搬送
されてくる基板の一方の面に向けた状態で、該基板に向
けて案内するフィルムガイド手段と、ロール面長が80
0mm以上で、外周に弾性材料が積層されていて、加熱
されつつ回転し、前記積層体フィルム及び基板を挟み込
んで送りつつ、熱圧着温度でこれらを熱圧着する一対の
ラミネーティングロールと、を有してなるフィルム張付
装置において、前記ラミネーティングロールの上流側
に、外周に弾性材料が積層されていて、前記積層体フィ
ルムと基板とを挟み込んで送りつつ、これらを熱圧着温
度よりも低い温度で圧着して予備接着するための回転す
る一対の予備接着ロールを設け、前記積層体フィルムを
基板に圧着する側の前記予備接着ロールにおける、その
直径、及び、積層体フィルム及び基板を挟み込んだとき
の圧下力を、ロール表面のフィルムを介して基板に接触
して平面状に弾性変形する範囲が、基板搬送方向に5m
m以下となるようにして上記目的を達成するものであ
る。
【0020】前記フィルム張付装置において、前記予備
接着ロールの直径を50〜120mmとしてもよい。
【0021】又、前記予備接着ロールの直径をラミネー
ティングロールの直径の0.1〜0.8倍としてもよ
い。
【0022】更に、前記ラミネーティングロールの直径
を110mm〜300mmとしてもよい。
【0023】前記フィルム張付装置において、前記ラミ
ネーティングロールは直径が110mm〜300mmで
あり、前記予備接着ロールの直径は、ラミネーティング
ロールの直径の0.1〜0.8倍としてもよい。
【0024】前記フィルム張付装置において、前記予備
接着ロールを非加熱ロールとしてもよい。
【0025】又、前記フィルム張付装置において、前記
予備接着ロールに、基板と反対側から平行に転接するバ
ックアップロールを設けてもよい。
【0026】前記フィルム張付装置において、前記ラミ
ネーティングロールの下流側に、基板及びこれに張り付
けられている積層体フィルムを搬送しつつ、基板の前後
端から突出した位置で前記積層体フィルムを幅方向に切
断するフィルム切断装置を設けてもよい。
【0027】前記フィルム張付装置において、前記予備
接着ロールと前記ラミネーティングロールとの間の位置
に、基板及びこれに張り付けられている積層体フィルム
を搬送しつつ、基板の前後端から突出した位置で前記積
層体フィルムを幅方向に切断するフィルム切断装置を設
けると共に、このフィルム切断装置及び前記予備接着ロ
ールに対して、前記ラミネーティングロールを着脱自在
としてもよい。
【0028】更に、前記フィルム張付装置において、前
記フィルムガイド手段を前記基板搬送面の上下に設け、
前記積層体フィルムが、前記上下のフィルムガイド手段
により前記基板の上面及び下面に別個に案内され、基板
の上面及び下面に同時に張付けられるようにしてもよ
い。
【0029】この発明においては、予備接着ロールを、
基板にフィルムを押圧するときのロール外周の弾性変形
域の範囲が小さくなるように設定することによって、し
わ、弛み、空気の抱き込みが発生し易い範囲が少ない状
態で予備接着し、この予備接着での上記範囲以外には、
空気の抱き込みが生じない状態としておいて、所定のラ
ミネーティングロールでの熱圧着により接着を完了す
る。又、ラミネーティングロールは、仮付部材等の他の
部材から離間した位置に設けることができるので、その
外径を十分大きなものとして、確実なフィルム接着をす
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の形態の例に係るフ
ィルム張付装置10を示す。
【0032】このフィルム張付装置10は、基板搬送面
14Aに沿って幅が800mm以上の複数の基板16を
一定間隔で順次搬送する基板搬送装置14と、前述のよ
うな積層体フィルム12をロールにしてなるフィルムロ
ール18と、このフィルムロール18と予備接着ロール
20A、20Bとの間にフィルムロール18側から、ハ
ーフカッター22、カバーフィルム剥離装置24、サク
ションロール26、フリー回転のガイドロール28A、
フィルムガイドロール52をこの順で配置し、フィルム
ロール18から巻き出した積層体フィルム12の、カバ
ーフィルム12Cを所定位置で、前記ハーフカッター2
2によって切断してハーフカット線を形成し、次に、カ
バーフィルム剥離装置24によって、カバーフィルム1
2Cの、各ハーフカット線間部分のうち基板16に張付
けるべき部分のみを間欠的に剥離し、感光性樹脂層12
Bを露出させた状態で、前記予備接着ロール20A、2
0B間に送り込み、ここで、基板搬送装置14によって
搬送されてくる基板16の対応箇所に露出された感光性
樹脂層12Bが重なるようにして、前記予備接着ロール
20A、20Bにより圧着して予備接着した後に、更
に、一対のラミネーティングロール21A、21B間に
通して熱圧着して、完全に接着するものである。
【0033】前記予備接着ロール20A、20Bとラミ
ネーティングロール21A、21Bのロール面長(基板
を押圧する領域の軸方向長さ)は各々、基盤の幅よりも
長くされている。
【0034】これら予備接着ロール20A、20B及び
ラミネーティングロール21A、21Bは、金属製ロー
ルの外周に、シリコーンゴム、あるいは表面がフッ素樹
脂等の非粘着性被膜で被覆されたシリコーンゴム等の弾
性材料23を設けて構成され、又、熱誘導加熱装置のよ
うなヒーター(図示省略)を内蔵し、装置の運転開始に
先立って、ラミネーティングロール21A、21Bは表
面が熱圧着温度(100°〜150℃)にまで加熱さ
れ、運転中は常時回転されている。
【0035】前記弾性材料23は、これがゴムの場合は
厚さ1.5〜3mm、ゴム硬度は、50°〜85°(J
IS法;A型硬度計による)、圧下力は、予備接着ロー
ル20A、20Bにおいて1〜30kg/cm2 とされ
ている。
【0036】ラミネーティングロール21A、21Bに
おいては、単独で積層体フィルム12を基板に接着でき
る範囲で、圧下力が3〜50kg/cm2 、直径が11
0〜300mmと十分に大きく、単独で積層体フィルム
12を基板16に熱圧着して完全に接着できるようにさ
れている。これに対して予備接着ロール20A、20B
は、ラミネーティングロール21A、21Bより小径
で、且つ、直径と圧下力が、基板16と積層体フィルム
12とを挟み込んだときの、ロール表面の平面状に弾性
変形する範囲が基板搬送方向に5mm以下となるように
されている。
【0037】前記のように平面状に弾性変形する範囲が
5mm以下となるようにする場合には、予備接着ロール
20Aの直径が大きくても圧下力を小さくすればよい
が、圧下力が小さいと予備接着ができないことがあるの
で、予備接着ロール20Aの直径をラミネーティングロ
ール21Aの直径の0.1〜0.8倍あるいは50〜1
20mmとし、これらと圧下力の選択によるとよい。
【0038】具体的には、基板16の幅が800mmの
とき、予備接着ロール20A、20Bとラミネーティン
グロール21A、21Bの直径を、84mmと110m
m(径比0.764)、110mmと160mm(径比
0.688)、110mmと200mm(径比0.5
5)のようにする。
【0039】又、予備接着ロール20A、20Bも運転
中は常時回転されると共に、ヒータにより、その表面
が、ラミネーティングロール21A、21Bよりも低い
温度、例えば60℃前後に加熱されるようになってい
る。
【0040】前記積層体フィルム12は、透光性支持フ
ィルム12A上に前記感光性樹脂層12B及びカバーフ
ィルム12Cをこの順で積層したものである。
【0041】前記透光性支持フィルム12としては、一
般にポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプレ
ピレンその他のポリマーから作られた帯状フィルム(一
般に10〜200μmの厚さを有する)が使用できる。
前記感光性樹脂層12Bは、一般に厚さ10〜50μm
のポリビニルアルコール等の中間層を含んでおり(含ま
ないこともある)、この中間層に1〜50μmの厚さの
光重合性レジスト層を形成したものであり、中間層は透
光性支持フィルム12Aとの接着力よりも強い接着力で
光重合性レジスト層に接着している。なお、光重合性レ
ジストの材料は特に限定されない。カバーフィルム12
Cは厚さ10〜50μmのPETフィルム等からなり、
感光性樹脂層12Bに弱く接着されている。
【0042】前記ラミネーティングロール21A、21
Bの出側には、第1ニップロール30、フルカッター3
2、及び、第2ニップロール34が、ラミネーティング
ロール21A、21B側からこの順で基板搬送方向に配
置されている。
【0043】前記フィルムロール18の出側近傍には上
下一対のフリーロール36A、36Bが配置され、上側
のフリーロール36Aの上端と、前記サクションロール
26の上端とがほぼ同一水平面上に位置するようにされ
ている。
【0044】又、前記サクションロール26は、その表
面に多数の吸引孔(図示省略)が形成され、ここに印加
される負圧によって、巻き掛けられている積層体フィル
ム12を吸着し、前記フリーロール36A、36Bとの
間及び予備接着ロール20A、20Bとの間で積層体フ
ィルム12に所定の張力を付与できるようにされてい
る。
【0045】なお、前記フィルムロール18に、トルク
モータ18Aによりフィルム巻取り方向のトルクがかけ
られた状態で積層体フィルム12が巻き出されることに
より、積層体フィルム12に引張力(後述のサクション
ロール26との間での張力は、積層体フィルム12の幅
が1000mmのとき、2〜10Kg好ましくは5Kg
前後がよい)が発生するようにされている。
【0046】又、前記フリーロール36Aには、ロータ
リエンコーダ38が接続され、積層体フィルム12がサ
クションロール26方向に送られるときのフリーロール
36Aの回転数に応じたパルスを制御装置40(図2参
照)に出力するようにされている。
【0047】前記ハーフカッター22は、図3及び図4
に示されるように、前記サクションロール26とフリー
ロール36Aとの間で水平に送られる積層体フィルム1
2の送り面とほぼ一致する吸着面42Aを備えたカッタ
ー台42と、このカッター台42の上面に沿ってフィル
ム幅方向に往復動自在の一対のディスクカッター44
A、44Bとを有して構成され、これらカッター台42
及びディスクカッター44A、44Bを、積層体フィル
ム12と等速でその送り方向に移動させつつ、該ディス
クカッター44A、44Bをフィルム幅方向に移動し
て、積層体フィルム12の図において上面側のカバーフ
ィルム12C及び感光性樹脂層12Bを、透光性支持フ
ィルム12Aの厚さ方向一部を残して切断するようにさ
れている。
【0048】前記一対のディスクカッター44A、44
Bは、積層体フィルム12の送り方向に離間して設けら
れ、且つその距離は、図5に示されるように、前記基板
搬送面14A上を搬送される先行基板16の後端と後行
基板16の先端間の距離よりもわずかに大きくなるよう
にされている。
【0049】前記カッター台42及びディスクカッター
44A、44Bの、積層体フィルム送り方向の往復動は
ラックアンドピニオン機構46により、又、ディスクカ
ッター44A、44Bのフィルム幅方向の往復動は、一
軸ロボット48によってそれぞれなされ、これらラック
アンドピニオン機構46及び一軸ロボット48は、前記
制御装置40によって制御される。
【0050】前記ラックアンドピニオン機構46は、カ
ッター台42と一体のラック46Aと、このラック46
Aをフィルム送り方向、且つ、水平に往復動自在に支持
するレール46Bと、前記ラック46Aと噛み合って、
これをレール46Bに沿って駆動するピニオン46C
と、を含んで構成されている。前記制御装置40はピニ
オン46Cの入力軸に連結されたパルスーモータ(図示
省略)を制御するようにされている。
【0051】前記カッター台42はフィルム幅方向に長
く配置され、その上面に、前記ディスクカッター44
A、44Bの刃先を受ける、例えば合成樹脂からなる棒
状のカッター受け45A、45Bがフィルム幅方向に埋
込み配置されている。
【0052】前記ラック46A上には前記一軸ロボット
48が配置され、この一軸ロボット48はボールねじ機
構(図示省略)を有し、前記ディスクカッター44A、
44Bを支持する支持台45をフィルム幅方向に駆動す
るようにされている。
【0053】前記カバーフィルム剥離装置24は、図
1、図6に示されるように、前記ハーフカッター22と
サクションロール26の間の位置で、フィルム通過面1
3における積層体フィルム12の下側に接触する受けロ
ール24A、24Bと、サクションロール26に近い側
の前記受けロール24Bに上方から離接自在のタッチロ
ール24Cと、片面に粘着層が形成され、その粘着層を
図1、図6において下側にして、前記タッチロール24
Cに巻き掛けられた粘着テープ24Dと、この粘着テー
プ24Dの先端を巻き取る巻取り装置24Eと、を備え
ている。
【0054】符号24Fは、前記受けロール24Aの上
側位置で、受けロール24Aと共に自重により、積層体
フィルム12を挟み込み、カバーフィルム12Cが上向
きに引張られるときに積層体フィルム12が浮き上がる
ことを防止するためのニップロール、24Gは、粘着テ
ープ24Dの供給源であるテープロール24Hに巻出し
抵抗を付与することによって、粘着テープ24Dに張力
を与えるためのテープブレーキ、24I、24Jは、タ
ッチロール24Cと巻取り装置24Eとの間で粘着テー
プ24Dを挟み込むニップロール、24Kは、ニップロ
ール24Jを前記積層体フィルム12の送り速度と等速
で、粘着テープ24Dを巻取る方向に駆動させるモー
タ、24Lは、巻取り装置24Eにおける巻取りロール
を駆動するためのトルクモータ、24Mは、前記タッチ
ロール24Cを受けロール24Bに離接自在に支持する
揺動レバー、24Nは揺動レバー24Mを駆動するため
のタッチシリンダをそれぞれ示す。
【0055】前記ニップロール24Iは、その表面が粗
面化された(通常、表面粗さRaが10μm程度)ロー
ルであり、詳細には、外周が金属であり、且つ、この金
属表面がブラスト処理されると共にフッ素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の離型性コーティングがなされていて、粘着
テープ24の粘着層、カバーフィルム12Cに付着して
いる感光性樹脂が粘着しないようにされている。
【0056】前記タッチシリンダ24Nは、前記制御装
置40によって制御され、前記ハーフカッター22によ
って切断されたカバーフィルム12Cの、ディスクカッ
ター44A、44B間部分の、フィルム送り方向(図6
の矢印方向)の略前半部には粘着テープ24が接触しな
いようにし、且つ、フィルム送り方向の略後半部から、
後側のディスクカッター44Aのハーフカット線49A
(図6において右側)を含む部分に接触して、該ハーフ
カット線49Aからカバーフィルム12Cの剥離を開始
し、次のディスクカッター44Bのハーフカット線49
Bの手前までの間、カバーフィルム12Cに粘着テープ
24Dを粘着させるように揺動レバー24Mを介してタ
ッチロール24Cを駆動するようにされている。
【0057】粘着テープ24Dは、これに粘着されたカ
バーフィルム12Cと共にニップロール24I、24J
を経て巻取り装置24Eにより巻き取られることによ
り、カバーフィルム12Cを感光性樹脂層12Bから剥
離するようにされている。
【0058】従って、透光性支持フィルム12A上に
は、図5、図6に示されるように、基板16の搬送ピッ
チと等しいピッチで、ディスクカッター44A、44B
間に等しい長さのカバーフィルム12Cが残されること
になる。
【0059】なお、図7に示されるように、タッチロー
ル24Cは受けロール24Bの頂点よりも図においてわ
ずかに左側にずれた位置で、積層体フィルム12の進行
方向前方からカバーフィルム12Cを押圧するようにさ
れている。
【0060】図6の符号24Pはニップロール24Iを
揺動自在に支持するレバー、24Qは、レバー24P
を、ニップロール24Iがニップロール24Jに圧接す
る方向に付勢するためのばね、24Rはガイドロール、
24Sは、粘着テープ24Dに剥離されたカバーフィル
ム12Cが付着しているか否かを確認するための剥離確
認センサ、24Tは前記揺動レバー24を揺動自在に支
持する支持軸、24Uは支持軸24Tに回転自在に支持
され、テープロール24Hから巻き出された粘着テープ
24Dの非粘着面側が巻き掛けられるガイドロールをそ
れぞれ示す。
【0061】又、符号24Xは両端が装置フレーム(図
示省略)に取付けられ、前記受けロール24A、24B
等と平行に配置された支持バーを示す。この支持バー2
4Xは、前記タッチシリンダ24Nを支持すると共に、
略U字形状の板ばね24Yを介して前記ガイドロール2
4Rを回転自在に支持している。
【0062】ガイドロール24Rは、板ばね24Yが弾
力的に変形することにより、粘着テープ24Dにたるみ
が生じないようにしている。
【0063】前記予備接着ロール20A、20B、ラミ
ネーティングロール21A、21Bのうち、上側の予備
接着ロール20A、ラミネーティングロール21Aは、
ロールクランプシリンダ50、51によって、下側の予
備接着ロール20B、ラミネーティングロール21Bと
の間で基板16及び積層体フィルム12を圧下する
「閉」位置、及び、両者間を通る基板16及び積層体フ
ィルム12に非接触となり得るように上方に離間した
「開」位置との間で駆動されるようになっている。
【0064】前記第1及び第2ニップロール30、34
は、それぞれ第1クランプシリンダ30A、第2クラン
プシリンダ34Aによって下側の搬送ロール15Aに対
して上方から離接自在とされている。搬送ロール15A
は常時回転していて、基板16が第1又は第2ニップロ
ール30、34の位置に移動したとき、これらが圧下し
て、搬送ロール15A又はこれに巻回されるベルト15
Cとの間に積層体フィルム12又は積層体フィルム12
と基板16を挟み込むことにより、搬送ロール15Aの
回転によってこれらを図1において右方向に搬送できる
ようにされている。なお、第1、第2ニップロール3
0、34間の距離は基板16が搬送されてきたとき、少
なくとも一方が基板16を挟み込むことができるよう
に、基板16の長さとの関係で調整されている。
【0065】図1、図8の符号15Bは、予備接着ロー
ル20A、20Bの前側及びラミネーティングロール2
1A、21Bの後側にそれぞれ配置され、前記搬送ロー
ル15Aと同期して等速で回転される搬送ロールを示
す。
【0066】フルカッター32は、基板搬送面14Aの
下側に沿って基板搬送方向に同期して移動すると共に、
反対方向に戻るように往復動されるカッター台32A
と、このカッター台32Aと共に基板搬送方向に往復動
し、且つ、基板搬送面14Aに沿って搬送される基板1
6に対してカッター台32Aが同期して走行する間に、
フィルム幅方向に走行して、カッター台32Aとの間で
積層体フィルム12を切断するカッター刃32Bと、こ
のカッター刃32Bを基板幅方向に走行させるための走
行駆動装置32Cと、前記カッター台32A、カッター
刃32B、走行駆動装置32Cを、基板搬送方向に同期
して走行(往動)させるために基板搬送装置14に電磁
クラッチ(図示省略)を介して連動されるラックアンド
ピニオン機構(図示省略)、及び、走行駆動装置32C
を急速に逆方向に走行(復動)させる走行シリンダ32
Dと、を備えて構成されている。なお復動時には、前記
ラックアンドピニオン機構と基板搬送装置14との間の
前記電磁クラッチが「断」とされる。
【0067】又、図1の符号54は、予備接着ロール2
0A、20Bの入側に配置され、積層体フィルム12を
加熱するためのフィルムヒータを示す。このフィルムヒ
ータ54は、熱線ランプであるが、熱量不足の場合は、
回転するヒートロールあるいは発熱面積の大きいヒート
板(面発熱体)に代える。
【0068】前記フィルムガイドロール52は、前記フ
ィルムヒータ54の上流側に配置され、積層体フィルム
12のフィルムパスを、前記予備接着ロール20A、2
0B、ラミネーティングロール21A、21Bの両方に
非接触となる中立位置に変更すると共に、予備接着ロー
ル20A、20Bによりフィルム張付動作中は積層体フ
ィルム12と非接触となるように、揺動自在に配置され
ている。
【0069】前記基板搬送面14Aの下側には、前記予
備接着ロール20A、20Bの入側近傍位置に基板後端
センサを兼ねる後続基板スタートセンサ56及びこれよ
り上流側に離間した位置に基板先端センサを兼ねる基板
待機センサ58が、更に、後続基板スタートセンサ56
の上流側に基板搬送面14Aの一部を構成するフリーロ
ール59が配置されている。
【0070】図1の符号60は、基板搬送装置14にお
けるコンベアロール14C及びその上流の搬送ロール列
14Bを駆動するためのコンベアロール駆動用のサーボ
モータ、62は、コンベアロール14Cとの間に基板1
6を挟み込んで基板の搬送を安定させるためのニップロ
ール、62Aは、ニップロール62を開閉させるための
シリンダ、64は、基板搬送面14A上を搬送中の基板
16が過剰に温度低下しないように加熱するための保温
ヒータをそれぞれ示す。
【0071】前記基板搬送面14Aに沿って、前記保温
ヒータ64の上流側には、図9に示されるように、基板
幅寄せ装置68が配置され、更に上流側には基板ヒータ
(図示省略)が配置されている。
【0072】前記基板幅寄せ装置68は、搬送ロール列
68A、この搬送ロール列68A上に搬送されてきた基
板16を持ち上げてから前記保温ヒータ64の下方に水
平に送り込み、下降して搬送ロール列14B上に基板1
6を移載し、搬送ローラ列68Aの下側位置に戻るロボ
ット68Bと、前記ロボット68Bにより搬送ロール列
68Aの上方に持ち上げられている基板16を、左右か
ら押すことにより幅方向のセンタリングをする幅寄せロ
ール列68Cと、を有して構成されている。
【0073】図9の符号68Dは搬送ロール列68Aの
入側に配置された基板位置検出センサ、68Eは出側に
配置された基板位置検出センサをそれぞれ示す。
【0074】前記ロボット68Bは、基板16を載置す
るための、基板搬送方向に長い水平の基板載置面を備
え、この基板載置面には、負圧が印加され、基板16を
吸着して水平に保持する複数の吸着孔(図示省略)が設
けられると共に、基板16の部分的冷却を抑制するため
にヒーター(図示省略)が設けられている。
【0075】前記基板載置面は金属面とされ、必要であ
れば、その金属面をフッ素樹脂等の非粘着性被膜で被覆
してもよい。
【0076】ここで、前記第1、第2ニップロール3
0、34及び、ニップロール62は金属性ロールの外周
に、シリコーンゴム、あるいは表面がフッ素樹脂等の非
粘着性被膜で被覆されたシリコーンゴム等の弾性材料を
設けて構成されている。
【0077】前記ニップロール62は、前記基板待機セ
ンサ58が基板の先端を検出したときの出力信号に基づ
いて、前記制御装置40を介して、シリンダ62Aによ
って下降され、コンベアロール14Cとの間で基板16
を挟持できるようにされている。
【0078】前記サーボモータ60は後続基板スタート
センサ56が、基板搬送面14A上に送り込まれた基板
の先端を検出したとき、制御装置40により速度「零」
とされ、一時基板を停止させ、次に、基板16が積層体
フィルム12と同期するようなタイミング及び速度で回
転されるようになっている。
【0079】なお、前記ラミネーティングロール21
A、21Bよりも下流側の搬送ロール15Aと、上流側
のコンベアロール14C及び搬送ロール列14Bと、搬
送ロール列68Aとは相互に別個独立して、その回転、
停止を制御装置40により制御されるようになってい
る。
【0080】又、前記サクションロール26の負圧は、
ガイドロール28Aに加わる力をロードセル27により
検出して、この検出値、即ち積層体フィルム12にかか
る張力が一定になるように制御装置40により調整され
る。
【0081】図1の符号18Bは、フィルムロール18
のフィルム残量センサ、24Vは巻き取り装置24Eに
おけるフィルム巻き取り量センサを示す。これらのセン
サ18B、24Vはともに、ロールの半径方向に複数の
光センサを配置してなるラインセンサであり、フィルム
残量、フィルム巻き取り量に対応して信号を出力するよ
うにされている。
【0082】次に、上記フィルム張付装置10におい
て、積層体フィルム12の先端をフィルムロール18か
ら巻き出して予備接着ロール20A、20B、ラミネー
ティングロール21A、21B間に通してセットし、次
に基板16に張付けていく過程について説明する。
【0083】積層体フィルム12の巻き出しに先立ち、
前記カバーフィルム剥離装置24のタッチロール24C
は、カバーフィルム12Cに接触しない位置としてお
き、又、前記フィルムガイドロール52は、積層体フィ
ルム12が予備接着ロール20A、20Bに非接触とな
る位置に揺動しておく。又、トルクモータ18AをON
とし、積層体フィルム12の巻き出し時に引張力が生じ
るようにしておく。
【0084】なお、カバーフィルム剥離装置24では、
粘着テープ24Dをテープロール24Aから引き出し、
タッチロール24Cを経由して、ニップロール24I、
24Jに挟み込み、巻き取り装置24Eでの巻き取りロ
ールを駆動するためのトルクモータ24Lの、後述のタ
イミングでのONにより、粘着テープ24Dが積層体フ
ィルム24Dの走行時と略等速、同方向に走行できるよ
うにしておく。
【0085】更に、フィルムヒータ54、前記保温ヒー
タ64を所定温度に昇温させ、又、その上流側の基板ヒ
ータにより基板16を所定温度(100〜150℃)に
加熱しておき、ラミネーティングロールロール21A、
21Bも同程度に昇温させると共に常時回転状態として
おく。又、予備接着ロール20A、20Bは前記所定温
度よりも低い温度に加熱しておく。
【0086】フィルムロール18から巻き出した積層体
フィルム12の先端は、図8に示されるように、予め開
かれている予備接着ロール20A、20B、ラミネーテ
ィングロール21A、21B間を通って第1及び第2ニ
ップロール30、34の位置まで引張り、この状態で第
1及び第2クランプシリンダ30A、34Aにより、第
1、第2ニップロール30、34を下降させて、搬送ロ
ール15Aとの間に挟み込む。
【0087】フィルム張付作業の開始に際しては、ラミ
ネーティングロール21A、21Bの下流側の搬送ロー
ラ15A、サクションロール26を駆動させ、積層体フ
ィルム12をフィルムロール18から巻き出して送りを
かける。
【0088】同時に、ハーフカッター22を積層体フィ
ルム12と同期して走行させつつ、ディスクカッター4
4A、44Bをフィルム幅方向に駆動し、カバーフィル
ム12C、及び感光性樹脂層12Bを切断する。
【0089】なお、このとき、ディスクカッター44
A、44Bによるカバーフィルム12C及び感光性樹脂
層12Bの切断を完全にするためには、ディスクカッタ
ー44A、44Bを透光性支持フィルム12Aにわずか
に食い込むようにするとよい。
【0090】前記ハーフカッター22によるカバーフィ
ルム12Cのハーフカット線の位置は、ロータリエンコ
ーダ38から出力されるパルス信号の数によって分か
り、又、このパルス信号によって図1において右側のデ
ィスクカッター44Aによるハーフカット線49Aが、
前記カバーフィルム剥離装置24におけるタッチロール
24Cの位置に到達するタイミングが分かる。
【0091】従って、このタイミングの少し前の時点
(前述のタイミング)で制御装置40により、前記トル
クモータ24L及びモータ24KをONにして、粘着テ
ープ24Dを、所定速度で送られる積層体フィルム12
と略等速、同方向に走行させ、次にタッチシリンダ24
Nを介してタッチロール24Cを下降させ、該タッチロ
ール24Cに巻き掛けられている粘着テープ24Dの粘
着面のカバーフィルム12Cへの押付けを、カバーフィ
ルム12Cにおける剥離部のフィルム送り方向中央位置
から前記ディスクカッター44Aによるハーフカット線
49Aの直前位置までの間で開始する。
【0092】なお、トルクモータ24L、モータ24K
は、テープロール24H又はフィルムロール18の交換
まで常時ONとしてもよく、あるいは、粘着テープ24
Dの節約のためタッチロール24Cの昇降に合わせてO
FF/ONとしてもよい。
【0093】前記受けロール24Bの回転中心軸は、こ
の受けロール24Bの外周に積層体フィルム12及び粘
着テープ24Dを介して接触する状態の前記タッチロー
ル24Cの中心軸線よりも、積層体フィルム送り方向後
側にわずかにずれているので、受けロール24Bに接触
する積層体フィルム12は、カバーフィルム12C側が
凸の湾曲面となり、ハーフカット線49A部分が開かれ
るようになる。
【0094】従って、このハーフカット線49Aの前方
側から粘着テープ24Dの粘着面が接触してくると、カ
バーフィルム12Cは、前記ディスクカッター44Aに
よるハーフカット線49Aの位置から容易に剥離が開始
され、粘着テープ24Dと共に巻取り装置24Eに巻き
取られる。
【0095】ここで、前記粘着テープ24Dは、トルク
モータ24Lによって駆動されるニップロール24Jに
より、積層体フィルム12Cと等速で且つ、タッチロー
ル24Cの位置では同方向に引張られているので、粘着
テープ24Dがカバーフィルム12Cに離接することに
より積層体フィルム12に与えられる張力変動を極めて
小さくすることができる。
【0096】なお、粘着テープ24Dの粘着面のカバー
フィルム12Cへの押付け開始タイミングが、上記より
早すぎると非剥離部のカバーフィルム12Cが剥がされ
てしまい、又、遅すぎると剥離不能となる。
【0097】次に、前記粘着テープ24Dと共に剥離さ
れたカバーフィルム12Cが前記ニップロール24I、
24Jに挟み込まれるタイミングから、ハーフカッター
22による次の切断によって生じた、ディスクカッター
44Bによるハーフカット線49Bがタッチロール24
Cの位置に到達する直前までの間に、制御装置40によ
ってタッチロール24Cは積層体フィルム12から離間
する方向に駆動され、粘着テープ24Dに粘着したカバ
ーフィルム12Cは、ディスクカッター44Bによるハ
ーフカット線位置で積層体フィルム12から離れる。
【0098】これにより、ディスクカッター44A、4
4Bによるハーフカット線49A、49B間部分のカバ
ーフィルム12Cは、剥離されることなく透光性支持フ
ィルム12A及び感光性樹脂層12B上に残され、サク
ションロール26を経て予備接着ロール20A、20B
方向に送られる。
【0099】なお、タッチロール24Cを積層体フィル
ム12から離間させるタイミングが前記よりも早すぎる
と、粘着テープ24Dに粘着していたカバーフィルム1
2Cが積層体フィルム12に引張られて、粘着テープ2
4Dから剥離してしまうことがある。又、遅すぎると、
粘着テープ24Dが次の非剥離部のカバーフィルム12
Cに粘着して、これを剥がしてしまうことがある。
【0100】前記最初の切断によるカバーフィルム12
C上のディスクカッター44Aによるハーフカット線4
9Aが、予備接着ロール20A、20Bに接近する前に
基板幅寄せ装置68を経て保温ヒータ64下方の搬送ロ
ーラ列14B上に先頭の基板16を搬送しておく。基板
16の先端が基板待機センサ58により検出されると、
基板16の先端に合致するタイミングでニップロール6
2が制御装置40により下降されて基板16をコンベア
ロール14Cとの間に挟持する。
【0101】搬送ロール列14B及びコンベアロール1
4Cはサーボモータ60により、搬送速度「零」とされ
た後、前記カバーフィルム12C上のハーフカット線4
9Aが先頭基板16の送り方向先端からわずかに後ろ寄
りの位置に一致するタイミング及び速度で積層体フィル
ム12に同期して基板16が基板搬送装置14により予
備接着ロール20A、20B間に送り込まれる。
【0102】この先頭の基板16の先端部分が、予備接
着ロール20A、20B及びラミネーティングロール2
1A、21Bに到達するタイミングは、前記基板待機セ
ンサ58の位置と予備接着ロール20A、20B、ラミ
ネーティングロール21A、21B間の距離、及び、サ
ーボモータ60による搬送速度との関係から割り出され
る。
【0103】又、このようにして割り出された基板16
の先端が、予備接着ロールロール20A、20Bに到達
するタイミングで、ロールクランプシリンダ50によっ
て上側の予備接着ロール20Aが下降され、下降した予
備接着ロール20Aと下側の予備接着ロール20B間に
先頭の基板16の先端が積層体フィルム12と共に挟み
込まれ、且つ予備接着ロール20A、20Bの回転によ
って、圧着(予備接着)されつつ、図1において右方向
に送られる。
【0104】上記上側の予備接着ロール20Aを下降す
るタイミングで、前記フィルムガイドロール52は図1
において積層体フィルム12から離間する方向に駆動さ
れる。これによって、積層体フィルム12は予備接着ロ
ール20A、20Bによって挟持されるようになる。
【0105】次に、予備接着ロール20A、20Bを通
った先頭基板16の先端が、ラミネーティングロール2
1A、21Bに到達するタイミングで、ロールクランプ
シリンダ51によって上側のラミネーティングロール2
1Aが下降され、基板16の先端が積層体フィルム12
と共に、ラミネーティングロール21A、21B間に挟
み込まれ、且つこれらの回転によって所定温度で熱圧着
されつつ、図1において右方向に送り出されてフィルム
張付けが終了する。
【0106】図10に示されるように、予備接着ロール
20A、20Bは、その直径が、ラミネーティングロー
ル21A、21Bよりも小さく、且つ、直径及び圧下力
が、基板16及び積層体フィルム12を挟み込んだ際の
予備接着ロール20A、20B外周における弾性材料2
3の、積層体フィルム12との接触面が偏平に変形し始
める弾性変形域S1の範囲が基板進行方向に5mm以下
となるようにされているので気泡の抱き込み、しわ、弛
みの発生可能領域が小さく、予備接着される。
【0107】前記予備接着ロール20A、20Bの温度
は、熱圧着温度よりも低く設定されているので、この予
備接着ロール20A、20Bを通過する際に基板16と
積層体フィルム12が固定的に接着されることがない。
【0108】予備接着ロール20A、20Bによって予
備接着された基板16及び積層体フィルム12は、前述
のように、所定温度に加熱されているラミネーティング
ロール21A、21Bによって挟み込まれ、両者間を通
過する際に、熱圧着によって完全に接着されるが、この
とき、予備接着ロール20A、20Bによる予備接着に
よって、基板16と積層体フィルム12とが、弾性材料
23の弾性変形域S1より後の領域では、強力ではない
が均一に密着されているので、ラミネーティングロール
21A、21Bの弾性材料23が変形を開始する弾性変
形域S2内でも、空気の抱き込み等がなく、充分な密着
力により、積層体フィルム12が基板16間に張り付け
られる。
【0109】従って、予備接着ロール20A、20Bの
弾性変形域S1のみが空気抱き込み等を生じ易い範囲と
なり、パターン露光領域の減少が少ない。
【0110】又、カバーフィルム12Cのハーフカット
線49Aの位置を、基板16の先端から大きく後側にず
らす必要がなく、無駄がない。
【0111】なお、ラミネーティングロール21A、2
1Bの単独で積層体フィルム12を基板16に圧着する
場合、接着に充分な圧下力にすると、ラミネーティング
ロール21A、21Bの弾性材料23における弾性変形
域S2の基板進行方向の範囲は、ロール径が110mm
のとき約6mm、300mmのとき約20mmである。
【0112】先頭基板16に続く2番目以降の基板16
については、先頭基板16に続いて所定間隔で基板搬送
装置14により搬送しつつ、且つ、カバーフィルム剥離
装置24によって基板16に張り付けられる部分のカバ
ーフィルム12Cを順次剥離し、前記予備接着ロール2
0A、20B及びラミネーティングロール21A、21
B間を通して両者を熱圧着する。前記上側の予備接着ロ
ール20A及びラミネーティングロール21Aは、間欠
的に搬送されてくる基板16間の隙間位置では、ロール
クランプシリンダ50、51によって「開」状態とさ
れ、基板16の先端が到達した時点で、下降されて
「閉」状態とされる。
【0113】なお、基板16に張り付けられた部分より
も送り方向先端側の積層体フィルム12は、カバーフィ
ルム12Cが張り付けられたまま第2ニップロール34
の位置から基板搬送面14Aよりも下側に送られ、先頭
基板16の先端よりもやや前方位置で、積層体フィルム
12が前記フルカッター32によって切断されるとき、
第2ニップロール34から下方に廃棄される。
【0114】従って、フィルムロール18から巻き出し
た積層体フィルム12の巻き出し先端から、これを第2
ニップロール34を通った位置にセットしたときのハー
フカッター22によるカット位置までの間の部分を、カ
バーフィルム12Cが張り付けられたままとしているの
で、感光性樹脂層12Bが露出することがなく、露出し
た感光性樹脂層12Bがニップロール等に付着して、運
転開始後にこれに巻き付いたりすることがない。
【0115】従来は、フィルムロール18から巻き出し
た積層体フィルム12の巻き出し先端からカバーフィル
ム12Cを剥離し、感光性樹脂層12Bを露出した状態
でセットしていたが、感光性樹脂層12Bは、カバーフ
ィルム12Cを剥離した後、30秒程度経過すると空気
中の酸素によって変質してしまうので、この範囲では、
基板16に張り付けたりすることなく廃棄していた。
【0116】上記実施の形態の例において、予備接着ロ
ール20A、20Bは、その直径を最小50mmとす
る。これは、ラミネーティングロールを加熱する場合、
その内部に誘導加熱装置等のヒータを設けなければなら
ないことから決定される。ヒータを設けない場合の最小
径は30mmであり、これは、圧下力による撓みを一定
値以下とする限界値であり、これ以上細径とすると、撓
みが発生し易くなる。
【0117】又、予備接着ロールにヒータを設けない場
合あるいは設ける場合のいずれでも、例えば図11に示
されるように、細径の予備接着ロール20C、20D
を、太径のバックアップロール70A、70Bにより、
予備接着ロール20C、20Dを上下から支える構造と
することができる。
【0118】この場合、予備接着ロール20C、20D
は、前記予備接着ロール20A、20Bと同様に、金属
ロールの外側にゴムを被覆したものとし、バックアップ
ロール70A、70Bは金属表面とすることができる。
【0119】なお、前記上側のラミネーティングロール
20Cとバックアップロール70Aとは、個別に同期し
て回転駆動されると共に、ロールクランプシリンダ50
により同時に「開」位置及び「閉」位置に駆動されるよ
うになっている。
【0120】前記細径の予備接着ロール20C、20D
は、単独の場合は圧下の際に撓み易いが、太径のバック
アップロール70A、70Bによってバックアップされ
ているので撓みが発生することがない。
【0121】従来、積層体フィルム12に直接接触する
ラミネーティングロールの外周をゴム等の摩耗し易い弾
性体によって形成するが、短期間で摩耗するので、ラミ
ネーティングロールを頻繁に取り替えなければならず、
ランニングコストが過大となるという問題点があった。
【0122】これに対して、図11のバックアップロー
ル70A、70Bは、直接積層体フィルム12に接触す
るのではないので、全体を金属から構成し、耐摩耗性を
大幅に向上させることができる。なお、この場合、ゴム
被覆された細径の予備接着ロール20C、20Dは、短
期間で交換しなければならないが、細径であるので、コ
ストが低く、且つ、交換も容易である。
【0123】又、基板幅が800mmを超えるような場
合は、ラミネーティングロール21A、21Bにバック
アップロールを設けてもよい。
【0124】又、前記図1における予備接着ロール20
A、20B、図11の予備接着ロール20C、20D
は、共に上下同一径とされているが、本発明はこれに限
定されるものでなく、積層体フィルム12に接触する側
のみを細径としてもよい。
【0125】又、上記フィルム張付装置10の場合、フ
ィルムロール18から巻き出した積層体フィルム12の
巻き出し先端部分をニップロールにより挟持してセット
しているが、これは上側の予備接着ロール20Aを下降
して、下側の予備接着ロール20Bとの間に積層体フィ
ルム12を挟持させてもよい。
【0126】更に、予備接着ロール20Aに対する積層
体フィルム12の巻き掛け角度は、図1に示されるよう
に、約30°であるが、これは30°以上120°程度
の範囲で大きくしてもよい。従来は、フィルムが薄い場
合、ラミネーティングロールの熱によりフィルムが悪影
響を受けるため、できるだけ巻き掛け角度を小さくして
いたが、本発明では予備接着ロール20Aの温度を熱圧
着温度よりも低くできるので巻き掛け角度を大きくでき
る。なお、巻き掛け角度が90°以上の場合、フィルム
ガイドロール52は、予備接着ロール20Aの中心軸線
廻りに変位して、待機時に積層体フィルム12と干渉し
ないようにする。
【0127】更に又、上記フィルム張付装置10は、ラ
ミネーティングロール21A、21Bと予備接着ロール
20A、20Bとの関係が固定的であるが、ラミネーテ
ィングロール21A、21Bを着脱自在としてもよい。
【0128】これは、例えば図12に示されるように、
従来のプリント基板用のフィルム張付装置における小径
のラミネーティングロールを、本発明における予備接着
ロール20E、20Fとし、大径のラミネーティングロ
ール21C、21Dを、このフィルム張付装置の出側に
接続配置して本発明のフィルム張付装置11を構成して
もよい。
【0129】この場合、フルカッター(フィルム切断装
置)33は、予備接着ロール20E、20Fの出側に配
置される。ラミネーティングロール21C、21Dは、
後付けでフルカッター33の出側に取り付けられるか、
又は、他のフレーム(基台)に取り付けられ、フルカッ
ター33の出側に配置される。
【0130】又、カバーフィルム12Cの剥離手段は粘
着テープに限定されるものでなく、粘着性ロールあるい
は負圧による吸引装置、例えば負圧が印加される多数の
吸引孔が形成された吸引ロールを用いたものであっても
よい。
【0131】又、上記フィルム張付装置10は、ハーフ
カッター22によってカバーフィルム12Cを切断して
から、間欠的にカバーフィルム12Cを剥離するように
しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、全
部のカバーフィルム12Cを連続的に剥離して基板16
に張り付ける場合についても適用されるものである。
【0132】この場合、ハーフカッター22はフィルム
セット後の最初の1回の切断動作により、カバーフィル
ム12Cを1個所で幅方向に切断して、剥離開始線を形
成し、且つこの切断は、1本のフィルムロール18につ
いて1回のみである。
【0133】又、上記フィルム張付装置10は、一定間
隔で連続的に搬送されてくる基板16に対して、積層体
フィルム12を連続的に張り付けるようにした、いわゆ
る連続張りタイプのものであるが、本発明はこれに限定
されるものでなく、図13に示されるような、積層体フ
ィルムを基板長さに応じて、張り付けられる基板毎にカ
ッターによって切断し、張り付けていくタイプのフィル
ム張付装置にも適用されるものである。
【0134】このようなタイプのフィルム張付装置11
0は、フィルムロール18から巻き出された積層体フィ
ルム12を、フィルム分離部材112によりカバーフィ
ルム12Cを連続的に剥離した後、基板搬送装置14に
より搬送されてくる各基板16の先端に、感光性樹脂層
12Bが基板側となるように導き、基板16に対して近
接及び離反移動可能な仮付部材114によって積層体フ
ィルム12の先端部を吸着し、該仮付部材114の先端
によって基板16の先端に積層体フィルム12の先端を
仮付けした後、予備接着ロール20A、20B及びラミ
ネーティングロール21A、21Bによってフィルムを
基板16に熱圧着しつつ、基板16を積層体フィルム1
2と共に搬送するようにされている。
【0135】前述のように、基板16への積層体フィル
ム圧着張付は、張付長さが基板長に対応した長さとなる
ように行われ、その長さとなるように積層体フィルム1
2はフィルム仮付部材114自体、又はその近傍の部材
に設けられたロータリーカッター116等のフィルム切
断手段で切断される。
【0136】又、上記各実施の形態の例では、ラミネー
ティングロールは単段構成であるがこれは2段以上であ
ってもよい。
【0137】更に、上記各実施の形態の例では、ラミネ
ーティングロール及び予備接着ロールの軸長、基板幅が
800mm以上とされているが本発明はこれに限定され
るものでなく、800mm未満、例えば700mm以
上、800mm未満であって、フィルム張付のためのラ
ミネーティングロールの圧下力が大きく、ロール表面
の、基板を押圧して平面状に弾性変形する範囲が大きい
場合にも適用されるものである。
【0138】本発明者の知見によれば、基板幅が700
mm以上、800mm未満の範囲でも、基板幅が800
mm以上の場合ほどではないが、ロール表面の、基板を
押圧して平面状に弾性変形する範囲が大きく、空気の抱
き込み等が生じることがあり、この範囲でも本発明の効
果があった。
【0139】更に、前記各実施の形態の例は、基板の上
面のみに積層体フィルムを張付る場合についてのもので
あるが、本発明はこれに限定されるものでなく、基板の
下面にのみ、あるいは上下両面に、張付る場合にも適用
されるものである。
【0140】基板の下面のみに、積層体フィルムを張付
る場合は、図1においてフィルムロール18からフィル
ムガイドロール52までの各装置を基板搬送面14Aの
下側に配置し、又、両面に張付る場合は、図14に示さ
れるように、図1においてフィルムロール18からフィ
ルムガイドロール52までの各装置を基板搬送面14A
の上下に配置する。
【0141】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、積
層体フィルムをラミネーティングロールによって基板に
張り付ける前に、予備接着ロールにより、その外周の弾
性変形域の範囲を小さくして、空気抱き込み等の発生可
能範囲を限定して予備接着することにより、パターン露
光領域の縮小を抑制することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るフィルム張付装
置を示す略示側面図
【図2】同フィルム張付装置における制御系を示すブロ
ック図
【図3】同フィルム張付装置におけるハーフカッターを
拡大して示す平面図
【図4】図3のIV−IV線視図
【図5】同ハーフカッターによる切断位置と基板と位置
関係を拡大して示す略示側面図
【図6】同フィルム張付装置におけるカバーフィルム剥
離装置の作用を拡大して示す略示側面図
【図7】同カバーフィルム剥離装置におけるタッチロー
ルと積層体フィルムとの関係を拡大して示す側面図
【図8】同フィルム張付装置における積層体フィルムの
巻き出し先端部のセット状態を示す略示側面図
【図9】同フィルム張付装置における基板幅寄せ装置及
び保温ヒータを示す略示側面図
【図10】フィルム張付装置における予備接着ロール及
びラミネーティングロールの弾性変形域と基板との関係
を示す略示側面図
【図11】フィルム張付装置における予備接着ロールの
他の実施の形態の例を示す斜視図
【図12】フィルム張付装置の、更に他の実施の形態の
例の要部を示す略示側面図
【図13】フィルム張付装置の他の実施の形態の例を示
す略示側面図
【図14】フィルム張付装置の更に又他の実施の形態の
例を示す略示側面図
【符号の説明】
S1…弾性変形域 10、11、110…フィルム張付装置 12…積層体フィルム 12A…透光性支持フィルム 12B…感光性樹脂層 12C…カバーフィルム 14…基板搬送装置 14A…基板搬送面 16…基板 18…フィルムロール 20A、20B、20C、20D、20E、20F…予
備接着ロール 21A、21B、21C、21D…ラミネーティングロ
ール 22…ハーフカッター 23…弾性材料 24…カバーフィルム剥離装置 26…サクションロール 30…第1ニップロール 32…フルカッター 34…第2ニップロール 38…ロータリエンコーダ 40…制御装置 50、51…ロールクランプシリンダ 70A、70B…バックアップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AG00 AK01B AT00C BA03 BA10A BA10C EC18 EJ19 EJ32 EJ42 EJ99 EK03 EK06 GB43 JL04 JN01A JN17B 4F211 AH36 SA07 SC05 SD01 SD11 SD16 SH06 SH19 SJ13 SP05 SP09 SP45 SW23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板搬送面に沿って複数の基板を間隔をも
    って順次搬送する基板搬送装置と、透光性支持フィルム
    に少なくとも感光性樹脂層を積層してなる前記基板幅と
    略等しい幅の積層体フィルムを、露出された前記感光性
    樹脂層が前記搬送されてくる基板の一方の面に向けた状
    態で、該基板に向けて案内するフィルムガイド手段と、
    外周に弾性材料が積層されていて、加熱されつつ回転
    し、前記積層体フィルム及び基板を挟み込んで送りつ
    つ、熱圧着温度でこれらを熱圧着する一対のラミネーテ
    ィングロールと、を有してなるフィルム張付装置におい
    て、前記ラミネーティングロールの上流側に、外周に弾
    性材料が積層されていて、前記積層体フィルムと基板と
    を挟み込んで送りつつ、これらを熱圧着温度よりも低い
    温度で圧着して予備接着するための回転する一対の予備
    接着ロールを設け、前記積層体フィルムを基板に圧着す
    る側の前記予備接着ロールにおける、その直径、及び、
    積層体フィルム及び基板を挟み込んだときの圧下力を、
    ロール表面のフィルムを介して基板に接触して平面状に
    弾性変形する範囲が、基板搬送方向に5mm以下となる
    ようにしたことを特徴とするフィルム張付装置。
  2. 【請求項2】基板搬送面に沿って、複数の基板を間隔を
    もって順次搬送する基板搬送装置と、透光性支持フィル
    ムに少なくとも感光性樹脂層を積層してなる前記基板幅
    と略等しい幅の積層体フィルムを、露出された前記感光
    性樹脂層が前記搬送されてくる基板の一方の面に向けた
    状態で、該基板に向けて案内するフィルムガイド手段
    と、ロール面長が700mm以上で、外周に弾性材料が
    積層されていて、加熱されつつ回転し、前記積層体フィ
    ルム及び基板を挟み込んで送りつつ、熱圧着温度でこれ
    らを熱圧着する一対のラミネーティングロールと、を有
    してなるフィルム張付装置において、前記ラミネーティ
    ングロールの上流側に、外周に弾性材料が積層されてい
    て、前記積層体フィルムと基板とを挟み込んで送りつ
    つ、これらを熱圧着温度よりも低い温度で圧着して予備
    接着するための回転する一対の予備接着ロールを設け、
    前記積層体フィルムを基板に圧着する側の前記予備接着
    ロールにおける、その直径、及び、積層体フィルム及び
    基板を挟み込んだときの圧下力を、ロール表面のフィル
    ムを介して基板に接触して平面状に弾性変形する範囲
    が、基板搬送方向に5mm以下となるようにしたことを
    特徴とするフィルム張付装置。
  3. 【請求項3】基板搬送面に沿って、複数の基板を間隔を
    もって順次搬送する基板搬送装置と、透光性支持フィル
    ムに少なくとも感光性樹脂層を積層してなる前記基板幅
    と略等しい幅の積層体フィルムを、露出された前記感光
    性樹脂層が前記搬送されてくる基板の一方の面に向けた
    状態で、該基板に向けて案内するフィルムガイド手段
    と、ロール面長が800mm以上で、外周に弾性材料が
    積層されていて、加熱されつつ回転し、前記積層体フィ
    ルム及び基板を挟み込んで送りつつ、熱圧着温度でこれ
    らを熱圧着する一対のラミネーティングロールと、を有
    してなるフィルム張付装置において、前記ラミネーティ
    ングロールの上流側に、外周に弾性材料が積層されてい
    て、前記積層体フィルムと基板とを挟み込んで送りつ
    つ、これらを熱圧着温度よりも低い温度で圧着して予備
    接着するための回転する一対の予備接着ロールを設け、
    前記積層体フィルムを基板に圧着する側の前記予備接着
    ロールにおける、その直径、及び、積層体フィルム及び
    基板を挟み込んだときの圧下力を、ロール表面のフィル
    ムを介して基板に接触して平面状に弾性変形する範囲
    が、基板搬送方向に5mm以下となるようにしたことを
    特徴とするフィルム張付装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記予備接
    着ロールの直径を50〜120mmとしたことを特徴と
    するフィルム張付装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    予備接着ロールの直径をラミネーティングロールの直径
    の0.1〜0.8倍としたことを特徴とするフィルム張
    付装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    ラミネーティングロールの直径を110mm〜300m
    mとしたことを特徴とするフィルム張付装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    ラミネーティングロールの直径は110mm〜300m
    mであり、前記予備接着ロールの直径は、ラミネーティ
    ングロールの直径の0.1〜0.8倍とされたことを特
    徴とするフィルム張付装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、前記
    予備接着ロールを非加熱ロールとしたことを特徴とする
    フィルム張付装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかにおいて、前記
    予備接着ロールに、基板と反対側から平行に転接するバ
    ックアップロールを設けたことを特徴とするフィルム張
    付装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかにおいて、前
    記ラミネーティングロールの下流側に、基板及びこれに
    張り付けられている積層体フィルムを搬送しつつ、基板
    の前後端から突出した位置で前記積層体フィルムを幅方
    向に切断するフィルム切断装置を設けたことを特徴とす
    るフィルム張付装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記予備接着ロールと前記ラミネーティングロールとの
    間の位置に、基板及びこれに張り付けられている積層体
    フィルムを搬送しつつ、基板の前後端から突出した位置
    で前記積層体フィルムを幅方向に切断するフィルム切断
    装置を設けると共に、このフィルム切断装置及び前記予
    備接着ロールに対して、前記ラミネーティングロールを
    着脱自在としたことを特徴とするフィルム張付装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記フィルムガイド手段は前記基板搬送面の上下に設け
    られ、前記積層体フィルムは、前記上下のフィルムガイ
    ド手段により前記基板の上面及び下面に別個に案内さ
    れ、基板の上面及び下面に同時に張付けられるようにさ
    れたことを特徴とするフィルム張付装置。
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