JP4415126B2 - 積層フィルム貼合せ装置 - Google Patents

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Description

本発明は積層フィルム貼合せ装置に係り、偏光板、機能フィルム等の保護シートを剥離し、さらにフィルムを積層して貼り合わせた際に、生じるカールを取り除く一連の工程を行えるようにした積層フィルム貼合せ装置に関する。
偏光板、機能フィルム、薄型電子部品等のフィルムの粘着シート材を貼り合わせた積層フィルム製品等を製造する際に、貼り合わせ時に発生する反りやカールを防止するための貼合わせ装置、貼付装置が種々開発されている(特許文献1参照)。
特許文献1は、台紙付きフィルムのうちのフィルムのみに引張力を付与させたことにより、貼り合わせ後に反り等が発生する点に着目して、台紙付きフィルムのフィルム側の面を反転支持体に当接させてフィルムのみを巻き掛け状態にし、台紙のみを引出し駆動手段によって他方向へ引き出すことで、台紙とフィルムとを剥離させるようにした。これにより、台紙と剥離された状態のフィルムに適正な張力を付与させることができる。
特開2001−30384公報
ところで、特許文献1においては、被貼付体が連続であるため、貼合わせ位置の精度を確保するための手段が無く、また貼り合わせ後の積層フィルム製品が連続して巻き取り等されることを想定しているために、貼り合わせ後に生じた反りやカールを修正する手段が設けられていない。このため、被貼付体が枚葉フィルム等の場合に対応できない。
たとえば、基材フィルムの一方が枚葉フィルムであり、その基材フィルムにロール状の他の材質の基材フィルムを貼り合わせるような場合には、特許文献1では想定していない種々の問題が生じる。たとえば、基材フィルムの粘着シート材の粘着面の保護シートを剥離する時に保護シートが剥離しにくく、また剥離しても、基材フィルム同士の位置決めが難しく、貼り合せ位置精度が安定しないという問題がある。また、上述のようにローラ状の基材フィルムでは、その巻き方向、材質、機械的性状(収縮率、吸収率)の相違に起因した種々の形態のカール、反りが生じ、貼り合わせ後の積層フィルム製品にその影響が出てしまうと言う問題もある。
このカール、反りの修正は、複数の送りローラを千鳥状に配置した修正区間を設け、そのカールしたフィルム製品を、その修正区間を通過させることによって、カール修正を行ていたが、これでは安定したカールの修正ができないという問題があった。
このように積層フィルムを貼り合わせるための工程では、保護フィルムを早い段階で剥離してしまうと、粘着シート面が露出した際のゴミが付着したり、貼合わせ位置での平坦性が確保できないと、次工程での組付け、位置決めが定まらない等、製品品質に種々の問題がある。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、ゴミ等の不純物が進入しない品質の高いフィルム(シート材)を用意でき、またフィルムの貼り合せにおいて、粘着面側の保護フィルムが位置ズレすることなく安定して剥離でき、精度の高い貼り合せ工程を経て、発生したカール、反り等を確実に修正できる積層フィルム貼合せ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は第1の基材フィルムの粘着面の保護フィルムを剥離するテープ状の基材を供給する基材巻き出し部と、テーブル上の所定位置に載置された前記第1の基材フィルムを前記テーブル上で移動させながら、前記保護フィルムを、該基材巻き出し部から引き出された前記基材に粘着させて剥離させる剥離部と、前記保護フィルムが剥離された前記第1の基材フィルムと、連続してテープ状に供給された第2の基材フィルムとが1対のローラで挟持されて送り出されることで貼り合わされて積層フィルムが形成される貼合わせ部と、該貼合わせ部から送り出される積層フィルムに生じたカールを修正するカール修正部とから構成されたことを特徴とする。
このとき、前記第1の基材フィルムは枚葉フィルムであり、前記第2の基材フィルムは連続シート状フィルムとすることが好ましい。
前記保護フィルムを剥離する基材は、粘着テープとすることが好ましい。
前記保護フィルムと前記粘着テープとを前記テープルの先端位置に押圧するローラを有することが好ましい。
前記テーブルは、吸引孔が多数形成された吸着上面を有するスライドテーブルが組み込まれ、前記第1の基材フィルムを該テーブル面に吸着して前記貼合わせ部に移送させることが好ましい。
前記カール修正部は、前記貼合わせ部から送り出される積層フィルムの向きを、昇降可能なローラで偏向させて前記積層フィルムに生じたカールを修正するようにすることが好ましい。
本発明によれば、基材フィルムの保護フィルムを剥離した状態で、高精度で他の基材フィルムを貼り合わせることができ、また貼り合わせた際に生じたカールも搬送過程で同時に取り除くことができ、一連の作業を効率よく高精度に行えるという効果を奏する。
以下、本発明の積層フィルム貼合せ装置の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の積層フィルム貼合せ装置の概略構成を示した部材構成図である。同図に示したように、積層フィルム貼合せ装置1は、フィルム材の保護フィルム剥離部10と、フィルム材の貼り合せ部20と、カール修正部30とから構成されている。
[基材フィルムの保護フィルム剥離部]
基材フィルムの保護フィルム剥離部10は、粘着テープ巻き出しローラと、この粘着テープ巻き出しローラ11から引き出される粘着テープ12の経路上に設けられたテンションローラ13と、粘着テープ12の走行方向を剥離テーブル15に導くガイドローラ14とを有している。これらのうち、粘着テープ巻き出しローラ11内部にはチャックとトルクブレーキ機構(図示せず)とが備えられ、粘着テープ12の粘着面が剥離テーブル15で上面になるようにセットされる。テンションローラ13は、剥離テーブル15に向けて走行する粘着テープ12が一定の張力になるようにローラ位置が図示しない付勢機構によって位置調整されるようになっている。
図2は、剥離テーブル15の平面形状を示した部分平面図である。同図に示したように、本実施例の剥離テーブル15は、その上面を3本の粘着テープ12が所定の離れをとって平行して走行するベーステーブル15aと、所定位置に載置されたフィルム材を吸着した状態で、ベース部に沿って基材フィルムAをスライドさせるスライドテーブル15bと、ベーステーブルの先端位置で基材フィルムAの粘着面を被覆する保護フィルム2を剥離する剥離ヘッド15cとから構成されている。
剥離ヘッド15c位置には、図1に示したように、押圧ローラ16が基材フィルムAを押圧可能に昇降するように配置されている。この押圧ローラ16は、保護フィルムが下面に接着されている基材フィルムを上方から押圧し、保護フィルム2を粘着テープ12に密着させ、剥離ヘッド15c位置で折り返される粘着テープ12側に保護フィルム2を粘着させ、基材フィルムAから保護フィルム2を剥離させることができる。なお、スライドテーブル15bの構成としてはテーブル面に多数の吸引孔15dを設けて、図示しない真空経路から真空引きし、基材フィルムAをテーブル面に吸着固定できるようになっており、固定部に支持されたエアシリンダSのシリンダ伸長により、スライドテーブル15b上の基材フィルムAは、貼合わせロール21位置まで移送され、その間に剥離ヘッド15cにおいて、保護フィルム2は粘着テープ12に粘着された状態で基材フィルムAから剥離される。その後、保護フィルム2が粘着された3本の粘着テープ12は、それぞれ粘着テープ送り駆動ローラ17を介して粘着テープ巻き取り部のローラ18に、その粘着面に粘着した剥離後の保護フィルム2とともに巻き取られる。
なお、本発明では、2種類の基材フィルムA,Bを貼り合わせることを想定しているが、本実施例では、一方は剥離テーブル15上に1枚ずつ載置される枚葉フィルム(以下、枚葉基材フィルムAと記す。)であり、他方は枚葉基材フィルムAと貼り合わされるロール状の基材フィルムB(以下、連続基材フィルムBと記す。)で構成された例が示されているが、基材フィルムの形状は種々であり、それぞれの基材フィルムの貼り合わせに都合の良い寸法の剥離テーブル16、粘着テープ12の配列、本数、貼合せローラ幅等を設定することが好ましい。
[基材フィルムの貼合せ部]
図1に示した装置構成のほぼ中央位置には、基材フィルムの貼合わせ部20が位置している。この基材フィルムの貼合わせ部20は、剥離テーブル15から移送された枚葉基材フィルムAに対して、下方に位置する連続基材フィルム巻き出しローラ23から引き出された連続基材フィルムとを高精度に貼り合わせる上下方向に配置された1対の貼合わせローラ21U,21Lから構成されている。下側のローラとしては、下側貼合わせ駆動ローラが位置し、この下側貼合わせ駆動ローラ21Lの回転駆動により、枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとを上側貼合わせローラ21Uとの間に挟持した状態で矢印方向に送りながら、両者を精度良く貼り合せることができる。なお、連続基材フィルムBは、巻き出しローラ23から2方向の巻き出し方向が設定可能である。
移送された枚葉基材フィルムAの先端部と連続基材フィルムBとを貼り合せる時、両者の位置精度は確保された状態にあり、この状態でスライドテーブル15bの吸着を開放して、下側貼り合せローラ21Lを回転駆動すれば、上側貼合わせローラ21Uとの同期回転により、枚葉基材フィルムAの下面粘着面と連続基材フィルムBとが貼り合わされ、積層フィルムCが得られる。
[積層フィルムカール修正部]
カール修正部30には、枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとが貼り合された積層フィルムCに生じたカールを修正するために、積層フィルムCの移送方向の貼合わせローラ21の出口側に設けられたカール修正ローラ31が設けられている。このカール修正ローラは、シリンダの伸縮によりローラ位置を上下に移動可能な昇降機構33で上下する支持プレート32に軸支されている。この昇降機構33は、図5(b),(c)に示したように、積層フィルムC生じたカールを、カール修正ローラ31の昇降量を適宜設定して修正できる。また、制御部35(図6参照)に組み込まれた一定の昇降シーケンスによってカール修正ローラ31の昇降を行うこともできる。
たとえば具体的なカールの修正方法としては、表向き(下向き)のカールが生じたような場合には、貼合わせローラ21から水平に搬送された積層フィルムCを、カールの状態に合わせて上側に持ち上げるように、積層フィルムCの搬出角度を偏向させる。これにより、カールは修正されながら、貼合わせローラ21から送り出される。また、裏向き(上向き)のカールが生じた場合には、その逆に貼合わせローラ21から水平に搬送された積層フィルムCを、カールの状態に合わせて下側に押しさげるように、積層フィルムCの搬出角度を偏向させる。これにより、カールは修正されながら、貼合わせローラ21から送り出される。これらのカール修正部のローラの昇降量、昇降タイミングは、貼り合わされた異なる材質の基材フィルム(枚葉基材フィルムA、連続基材フィルムB)で定まる収縮量、連続基材フィルムBの巻き取りローラ径等によって異なる。そこで、これらの要素をパラメータとした制御条件をもとにそれぞれの部材動作量を設定することが好ましい。
以下、上述した各部の構成による基材フィルムの保護フィルム2の剥離における工程について図3,4各図を参照して説明する。
(粘着テープセット工程:図3(a))
粘着テープ巻き出し部に粘着テープ12をセットして、テンションローラ13、ガイドローラ14を経由して、剥離テーブル15の先端の剥離エッジ15cからガイドローラ19、粘着テープ送り駆動部17を介して粘着テープ巻き取り部のローラ18に粘着テープ12を巻きつける。このとき基材フィルムAの幅、寸法に合せて粘着テープ12は剥離テーブル15上で、1列あるいは複数列に配列することができる。
(基材フィルム供給セット工程:図3(b))
剥離テーブル15のスライドテーブル15b上(後退位置)に枚葉基材フィルムAを、テーブルの先端部に位置合わせしてセットする。枚葉基材フィルムAのセットの手順としては、あらかじめ図示しない別の位置決めステージで位置決めしておき、移送ユニット(図示せず)にてスライドテーブル15b上の正確な設定位置に移し替え、テーブル下面からの真空吸着によってスライドテーブル15b上に固定させる。引き続き、剥離テーブル15の上方に位置していた押圧ローラ16をテーブル先端に向けて下降させて枚葉基材フィルムAの先端部を押圧し、枚葉基材フィルムAの下面側の保護フィルム2とテーブル15上の粘着テープ12とを粘着固定する。
(保護フィルム剥離、フィルム貼り合せ工程:図4(c))
剥離テーブル15のスライドテーブル15bを、図示しない伸長シリンダ方式の駆動部(図示せず)で所定量だけ貼合わせ部20に前進させる。これにより枚葉基材フィルムAの保護フィルム2は剥離テーブル15の剥離エッジ15cで剥離され、枚葉基材フィルムAは貼合わせローラ21に水平搬送される。枚葉基材フィルムAから剥離され、粘着テープ12に粘着された保護フィルム2は粘着テープ12とともに粘着テープ巻き取り部のローラ18に巻き取られる。なお、保護フィルム2を剥離する際に粘着テープ12は、テンションローラ3に取付けられた付勢バネ(図示せず)により一定のテンションに制御することが好ましい。
枚葉基材フィルムAの先端が剥離テーブル15の前方へ搬送された際、下側貼合わせ駆動ローラ21Lには、下方からはガイドローラ25を介して引き出されてきた連続基材フィルムBが巻き取られた状態にある。そして上側貼合わせローラ21Uを下降させて、1対の貼合わせローラ21U,21Lで枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとを挟持するとともに、下側貼合わせ駆動ローラ21Lを枚葉基材フィルムAのサイズに合せて回転駆動させることで枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとは貼り合わされ、積層フィルムCが得られる(図4(d)参照)。
その後、積層フィルムCが貼合わせローラにより矢印方向に搬送される一方、剥離テーブル15は初期位置に後退して、次の貼合わせサイクルまで初期位置に待機する。
以下、貼合わせローラ21による積層フィルムCの形成工程から積層フィルムCのカール修正工程にかけての各構成部材の動作について図5各図を参照して説明する。
(積層フィルム貼り合せ工程:図5(a))
保護フィルム2が剥離された枚葉基材フィルムAは、先端が剥離テーブル15の前方の貼合わせ部20まで搬送される。この位置で連続基材フィルムBが巻き取られた状態にある下側貼合わせ駆動ローラ21Lに対して上側貼合わせローラ21Uを下降させ、貼合わせローラ21U,21Lで枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとを挟持して下側貼合わせ駆動ローラ21Lを駆動することにより、枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとは貼り合され、積層フィルムCが得られる。
(カール修正工程:図5(b),(c))
このとき、上側貼り合せローラ21Uが下降した状態で、枚葉基材フィルムAと連続基材フィルムBとは貼り合され、積層フィルムCが得られるが、連続基材フィルムBの巻き方向、巻きの状態によって、積層フィルムCに所定方向へのカールが生じることがある。このカールを修正するためにカール修正ローラ31を昇降機構33で昇降させる。すなわち、図5(b)に示したように、カールが下向きに付いている場合には、カール修正ローラ31を上側貼り合せローラ21Lまで上昇させ、貼合わせローラ21U,21Lの間から搬出される積層フィルムCの搬出角度を所定量だけ上向きに偏向させる。一方、図5(c)に示したように、カールが上向きに付いている場合には、カール修正ローラ31を下側貼り合せローラ21Lまで下降させ、貼合わせローラ21U,21Lの間から搬出される積層フィルムCの搬出角度を所定量だけ上向きに偏向させる。これらのカール修正工程により、貼合わせ部21から搬出される積層フィルムCに生じたカールを適切な状態に修正することができる。このように、貼り合わせられた積層フィルムCは、カール修正ローラ31、複数列のガイドローラ37、積層フィルムCの巻き出しロール駆動部(図示せず)によって駆動する積層フィルムCの巻き出しロール38を介して複数本が配列された搬送ローラ39上に移送される。
(貼合わせ、カール修正工程後、搬送工程:図5(d))
先端がカール修正された積層フィルムCが貼合わせ部20側の搬送ローラ39上に到達した状態で、上側貼合わせローラ21Uが上昇する前にカール修正ローラ31上端が下側貼合わせ駆動ローラ21Lの上端と同じ高さになるまで下降する。これにより、積層フィルムCは水平状態が保持される。積層フィルムCは、カール修正ローラ31が移動してフィルムが弛んだ分だけ積層フィルムCの巻き出しロール38で、搬送ローラ39上に送り出される。一方、逆向きにカール修正がされた場合には、同様に、先端がカール修正された積層フィルムCが貼合わせ部20側の搬送ローラ39上に到達した状態で、カール修正ローラ31は下側貼合わせ駆動ローラ21Lの上端と同じ高さになるまで上昇する。これにより、カール修正後の積層フィルムCは水平状態が保持され、その後、上側貼合わせローラ21Uが上昇して、貼合わせ工程、カール修正工程の1サイクルが完了し、積層フィルムCは搬送ローラ39上を巻き出しローラ38の動作により、次工程位置まで搬送される。
[カール自動調整機構]
実施例1では、カール修正のためのカール修正ローラ31の昇降量、タイミングは、枚葉基材フィルムA、連続基材フィルムBの材質等に応じて貼合わせローラの通過時に実際に発生したカール量を修正する方式をとった。これに対して、本実施例では、図6に示したカール自動調整機構を提案する。カール量の変動は、連続基材フィルムBの巻き方向、巻き量(巻径、ロール曲率)の影響をもっとも受けることがわかっているので、この連続基材フィルムBの巻径を検知するセンサ36を基材フィルム巻き出し部のローラ23近傍に設置し、そのセンサ36からの検知信号を制御部35に送る。制御部35では、枚葉基材フィルムA、連続基材フィルムBの材料データをあらかじめ制御条件として入力できるようにしておき、上述の検知信号と合わせて貼合わせ部20から搬出された積層フィルムCに発生するカール量を想定し、カール修正ローラ31の上昇量を設定し、積層フィルムCのカールを適切に修正することができる。
本発明の積層フィルム貼合せ装置の構成を模式的に示した全体構成図。 図1に示した積層フィルム貼合せ装置のテーブル部分を示した部分平面図。 図1に示した積層フィルム貼合わせ装置のうちの剥離部、貼合わせ部での動作状態を示した説明図(その1)。 図1に示した積層フィルム貼合わせ装置のうちの剥離部、貼合わせ部での動作状態を示した説明図(その2)。 図1に示した積層フィルム貼合わせ装置のうちのカール修正部での動作状態を示した説明図。 カール修正部の他の実施例を示した構成図。
符号の説明
1 積層フィルム貼合わせ装置
2 保護フィルム
10 剥離部
11 粘着テープ巻き出しローラ
12 粘着テープ
15 剥離テーブル
15b スライドテーブル
15c 剥離ヘッド
15d 吸着孔
16 押圧ローラ
20 貼合わせ部
21 貼合わせローラ
21U 上側貼合わせローラ
21L 下側貼合わせ駆動ローラ
30 カール修正部
31 カール修正ローラ
33 昇降機構
35 制御部
A 枚葉基材フィルム
B 連続基材フィルム
C 積層フィルム

Claims (6)

  1. 第1の基材フィルムの粘着面の保護フィルムを剥離するテープ状の基材を供給する基材巻き出し部と、テーブル上の所定位置に載置された前記第1の基材フィルムを前記テーブル上で移動させながら、前記保護フィルムを、該基材巻き出し部から引き出された前記基材に粘着させて剥離させる剥離部と、前記保護フィルムが剥離された前記第1の基材フィルムと、連続してテープ状に供給された第2の基材フィルムとが1対のローラで挟持されて送り出されることで貼り合わされて積層フィルムが形成される貼合わせ部と、該貼合わせ部から送り出される積層フィルムに生じたカールを修正するカール修正部とから構成されたことを特徴とする積層フィルム貼合せ装置。
  2. 前記第1の基材フィルムは枚葉フィルムであり、前記第2の基材フィルムは連続シート状フィルムであることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム貼合せ装置。
  3. 前記保護フィルムを剥離する基材は、粘着テープであることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム貼合せ装置。
  4. 前記保護フィルムと前記粘着テープとを前記テープルの先端位置に押圧するローラを有することを特徴とする請求項3に記載の積層フィルム貼合せ装置。
  5. 前記テーブルは、吸引孔が多数形成された吸着上面を有するスライドテーブルが組み込まれ、前記第1の基材フィルムを該テーブル面に吸着して前記貼合わせ部に移送させることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム貼合せ装置。
  6. 前記カール修正部は、前記貼合わせ部から送り出される積層フィルムの向きを、昇降可能なローラで偏向させて前記積層フィルムに生じたカールを修正することを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム貼合せ装置。
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