JP2005300665A - 生体観察装置 - Google Patents

生体観察装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005300665A
JP2005300665A JP2004113155A JP2004113155A JP2005300665A JP 2005300665 A JP2005300665 A JP 2005300665A JP 2004113155 A JP2004113155 A JP 2004113155A JP 2004113155 A JP2004113155 A JP 2004113155A JP 2005300665 A JP2005300665 A JP 2005300665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
living body
stage
observation apparatus
measurement head
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004113155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4587693B2 (ja
Inventor
Kenichi Koyama
健一 小山
Yoshihiro Kono
芳弘 河野
Atsuhiro Tsuchiya
敦宏 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004113155A priority Critical patent/JP4587693B2/ja
Priority to US11/095,518 priority patent/US7268938B2/en
Publication of JP2005300665A publication Critical patent/JP2005300665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4587693B2 publication Critical patent/JP4587693B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構成で、観察対象部位に焦点位置を合わせた状態のままで観察角度を変更でき、生体の状態を精度よく観察する。
【解決手段】 生体Aを載置するステージ10と、光源5から発せられた光をステージ10上の生体Aに照射し、生体Aからの戻り光を受光する測定ヘッド4と、ステージ10上の定点を中心として測定ヘッド4を回転させる回転機構9とを備える生体観察装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、生体観察装置に関するものである。
従来、生体の状態を観察する観察装置としては、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。
この観察装置は、手術用の顕微鏡であって、多関節アームの先端に備えられた顕微鏡装置を有しており、多関節アームの各関節の回転角度を変化させることにより、顕微鏡装置の位置および姿勢を自由に変更して、種々の観察方向から術部に近接配置して拡大観察を行うことができる。
特開2003−322803号公報(図1等)
しかしながら、特許文献1に示された観察装置は、手術中に術部の状態を拡大観察できれば足りるので、観察対象部位に顕微鏡装置の焦点を合わせたまま別の観察角度から観察することが要求されるものではない。このため、一旦焦点を合わせた観察対象部位を異なる方向から観察するには、観察角度を変えた後に再度焦点合わせ作業を行わなければならないという不都合がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、観察対象部位に焦点位置を合わせた状態のままで観察角度を変更でき、生体の状態を精度よく観察することができる生体観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、生体を載置するステージと、光源から発せられた光をステージ上の生体に照射し、生体からの戻り光を受光する測定ヘッドと、前記ステージ上の定点を中心として前記測定ヘッドを回転させる回転機構とを備える生体観察装置を提供する。
本発明によれば、ステージに載置した生体に対し、測定ヘッドの焦点位置を合わせ、光源から発せられた光を生体に照射し、生体からの戻り光を受光することで、生体を観察することができる。この場合に、回転機構による測定ヘッドの回転中心となる定点に、生体の観察対象部位を配置し、かつ、測定ヘッドの焦点位置を配置した状態で、回転機構を作動させ、測定ヘッドをステージに対して回転させることで、生体を種々の方向から観察することが可能となる。このようにすると、回転に際して、測定ヘッドが焦点位置を中心として回転させられるので、観察対象部位に焦点を合わせたまま、見る角度を変更することができる。
上記発明においては、前記回転機構が、ステージの上方および下方に測定ヘッドを配置可能な動作範囲を備えることが好ましい。回転機構の作動により測定ヘッドをステージの上方に配置することで生体を上方から観察し、測定ヘッドをステージの下方に配置することで同じ生体を下方から観察することが可能となる。
上記発明においては、前記ステージが透明な材質からなることが好ましい。
回転機構を作動させて測定ヘッドをステージの下方に配した場合に、透明な材質からなるステージにより測定ヘッドからの生体に対する光の照射および戻り光の検出を簡易に行うことができる。
上記発明においては、前記回転機構が、水平な軸線回りに回転可能な回転アームを備え、該回転アームに、半径方向に沿って前記測定ヘッドを移動させる直動機構が備えられていることが好ましい。
この発明によれば、直動機構を固定して回転アームを作動させることにより、生体に対する観察角度を1つの鉛直面内において変更することができる。また、回転アームを固定して直動機構を作動させることにより、測定ヘッドの生体に対する近接距離を変化させることができる。したがって、ステージ上の生体を操作するときには、直動機構の作動により、測定ヘッドをステージ近傍から待避させて作業スペースを確保し、観察を行うときには直動機構の作動により測定ヘッドを生体に近接させることができる。
上記発明においては、前記ステージを鉛直軸線回りに回転させるステージ回転機構を備えることが好ましい。
このようにすることで、ステージ回転機構の作動により、生体を水平面内において回転させることができる。したがって、特に、生体に対する観察角度を一鉛直面内において変更可能な回転アームと組み合わせることにより、生体を全方向から観察することが可能となる。
また、上記発明においては、前記ステージを鉛直方向に移動させるステージ昇降機構を備えることが好ましい。ステージ昇降機構の作動により、生体の観察したい部位を回転機構の回転中心に配置することが可能となる。
また、上記発明においては、前記回転機構が、焦点位置を中心に配置される円弧軌道と、該円弧軌道に沿って移動可能なスライダとを備え、該スライダに測定ヘッドが取り付けられていることとしてもよい。
円弧軌道に沿ってスライダを移動させることによっても測定ヘッドをステージ上の定点回りに回転させて、種々の方向から生体を観察することが可能となる。
上記発明においては、焦点位置を通る水平な軸線回りに前記円弧軌道を回転させる軌道回転機構を備えることが好ましい。
このようにすることで、生体に対して円弧軌道を種々の角度に設定することができ、生体の観察対象部位に対しあらゆる角度から観察を行うことが可能となる。
上記発明においては、外部に設置された光源と、該光源から発せられた光を測定ヘッドまで伝播する光ファイバとを備え、前記測定ヘッドが、光源からの光を走査させる光走査部と、該光走査部により走査された光をステージ上に結像させる対物光学系とを備えることが好ましい。
光源を外部に配置することで、測定ヘッドを小さく構成することができる。また、光源と測定ヘッドとを光ファイバにより接続することによって、光ファイバを湾曲させて測定ヘッドを生体の周囲において任意の姿勢および位置に配することができる。
また、上記発明においては、前記定点が、前記焦点位置と一致するように構成されていることが好ましい。また、前記ステージが水平方向に移動可能であることとしてもよい。
本発明によれば、ステージ上の生体に対して測定ヘッドを回転させて所望の方向から観察することができる。また、回転機構のみによって測定ヘッドによる観察角度を設定するので、観察対象部位を精度よくとらえたまま、観察方向を変更することができる。さらに、回転機構のみによって測定ヘッドによる観察角度を設定するので、一度設定した観察角度を高い精度で再現することができるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る生体観察装置について、図1および図2を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る生体観察装置1は、図1に示されるように、生体Aを載置するステージ2と、先端に対物光学系3を配置した測定ヘッド4と、光源5および光検出器6を備える光学ユニット7と、これら測定ヘッド4と光学ユニット7とを接続する光ファイバ8と、測定ヘッド4を回転させる回転機構9とを備えている。
前記ステージ2は、水平に配置され、生体Aを載置する略中央部に、透明な材質からなる透明部10が設けられている。透明部10は、図2に示されるように、ステージ2を厚さ方向に貫通する貫通孔11に配置されており、上方から照射される光を透過させるとともに、該透明部10に載置される生体Aを下方からも観察することができるようになっている。
また、前記ステージ2は、ベース12に設けられた支柱13に沿って該ステージ2を昇降させるステージ昇降機構14によって支持されている。ステージ昇降機構14は、ステージ2を支持し、任意の直動機構(図示略)によって昇降される昇降スライダ15を備えている。ステージ2は、ステージ昇降機構14の作動により、昇降スライダ15を昇降させることによって、水平な状態を保持したまま載置した生体Aを上下方向に移動させることができるようになっている。
前記測定ヘッド4は、先端に対物光学系3を有する筐体16内に、コリメート光学系17、光走査部18、瞳投影光学系19および結像光学系20を備えている。コリメート光学系17は、光ファイバ8により伝播されてきたレーザ光を平行光に変換するようになっている。光走査部18は、図中には模式的に示しているが、例えば、2枚のガルバノミラーを直交する2軸回りにそれぞれ揺動させることで、コリメート光学系17からの平行光を2次元的に走査することができるようになっている。
前記瞳投影光学系19は、光走査部18により走査されたレーザ光を集光させて中間像を結像させるようになっている。前記結像光学系20は、中間像を結像したレーザ光を集光させて平行光に変換するようになっている。
前記対物光学系3は、ステージ2に載置された生体Aに近接して配置され、結像光学系20からの平行光を集光して生体Aの表面あるいは生体の内部組織に設定した焦点位置に再結像させるようになっている。
前記光学ユニット7は、レーザ光源5から発せられたレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズ21と、該レーザ光を反射するとともに、光学ユニット7に戻ってきた戻り光を透過させるダイクロイックミラー22と、該ダイクロイックミラー22によって反射されたレーザ光を光ファイバ8の端面8aに集光させる集光レンズ23と、ダイクロイックミラー22を透過した戻り光を光検出器6に集光する集光レンズ24とを備えている。光検出器6は、例えば、光電子増倍管である。光検出器6には、画像処理装置25を介してモニタ26が接続され、撮像された画像がモニタ26に表示されるようになっている。
前記光ファイバ8は、前記光学ユニット7および測定ヘッド4に接続され、光学ユニット7から送られるレーザ光を伝播して測定ヘッド4内に入射させるとともに、測定ヘッド4から戻る戻り光を伝播して光学ユニット7内に入射させるようになっている。光ファイバ8は、図2に示されるように、後述する回転アーム内を長手方向内側に向かって導かれて回転アームの回転中心近傍から引き出され、外部の光学ユニット7に接続されている。
前記回転機構9は、ベース12に固定された支柱部材27と、該支柱部材27に固定されたモータ28および減速機29と、該減速機29に固定された回転アーム30とを備えている。前記モータ2および減速機29は、その回転軸線C1を水平にして支柱部材27に固定されている。回転軸線C1は、ステージ2の透明部10の中央近傍に、該透明部10の上面から上方に間隔を空けた位置を通過するように配置されている。
前記回転アーム30の一側面には、測定ヘッド4を取り付ける直動機構31が設けられている。直動機構31は、回転アーム30に、その長手方向に沿って固定される直線ガイド32と、該直線ガイド32によって回転アーム30の長手方向に直線移動可能に支持されるスライダ33と、直線ガイド32を駆動するモータ34とを備えている。測定ヘッド4は、その対物光学系3が回転アーム30の回転中心に向かうようにスライダ33に固定されている。
このように構成された本実施形態に係る生体観察装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る生体観察装置1を用いて生体Aを生きたまま観察するには、図1に示されるように、生体Aをステージ2の透明部10上に固定する。このとき、回転アーム30に取り付けられている直動機構31を作動させることにより、測定ヘッド4を回転アーム30の長手方向に沿って半径方向外方に移動させる。これにより、ステージ2周りのスペースを広く確保することができるので、生体Aのセッティングが容易になる。
そして、ステージ昇降機構14を作動させることにより、生体Aを載せたステージ2を昇降させ、回転機構9の回転軸線C1が生体Aの観察対象部位を貫く位置に配されるように、生体Aを移動させる。
次いで、回転機構9を作動させることにより、回転アーム30および該回転アーム30に取り付けられている測定ヘッド4を前記回転軸線C1回りに回転させる。これにより、鉛直平面内において測定ヘッド4の光軸C2の傾斜角度を変化させ、所望の観察角度に設定することができる。この状態で、回転アーム30に取り付けられている直動機構31を作動させることにより、測定ヘッド4を回転アーム30の長手方向、すなわち、半径方向に移動させ、測定ヘッド4先端の対物光学系3と生体Aとの近接距離を調節する。
対物光学系3と生体Aとの近接距離の設定は、目視により大まかに行った後に、光学ユニット7を作動させることにより、モニタを見ながら行われる。
光学ユニット7を作動させ、レーザ光源5からレーザ光を出射すると、出射されたレーザ光は、コリメートレンズ21、ダイクロイックミラー22および集光レンズ23を経て光ファイバ8の端面8aに集光されて入射される。光ファイバ8内に入射されたレーザ光は、光ファイバ8内を伝播させられて測定ヘッド4に伝達され、測定ヘッド4内のコリメート光学系17、光走査部18、瞳投影光学系19、結像光学系20および対物光学系3を経て、生体A内に設定された焦点位置に結像される。レーザ光が照射されることにより生体Aの内部組織において発生した蛍光は、対物光学系3、結像光学系20、瞳投影光学系19、光走査部18およびコリメート光学系17を介して光ファイバ8内を伝播して戻り、光学ユニット7の集光レンズ23によって平行光に変換された後に、ダイクロイックミラー22を透過させられて集光レンズ24により光検出器6に入射される。光検出器6に接続されたモニタ26には、光検出器6により撮像された蛍光画像が表示される。
このようにして、作業者は、モニタ26に表示された蛍光画像を見ながら、直動機構31を作動させることにより、観察対象部位に焦点を合わせて鮮明な蛍光画像を得ることができる。
なお、生体Aから発生した蛍光が光ファイバ8の入射面に集光する際に光ファイバ8のコアがピンホール効果を有し蛍光画像のボケ像をカットすることで光軸方向の分解能が向上する。すなわち、ピントが合った面しか画像を形成しないので、生体Aが光軸に垂直な状態から僅かに傾斜しただけで光軸近傍の画像しか見えなくなってしまう。そこで、回転機構9を作動させて測定ヘッド4の光軸C2を生体Aに対して垂直になるように補正することで、画面全体にピントの合った画像を得ることができる。
本実施形態に係る生体観察装置1は、観察対象部位を貫通するように配置された水平な回転軸線C1回りに回転アーム30を回転させるように構成されているので、回転アーム30を回転させることにより、鉛直平面内において異なる複数の角度から同一の観察対象部位を観察することができる。この場合において、測定ヘッド4を固定した回転アーム30を回転させるだけで済むので、測定ヘッド4の焦点位置を変動させることなく、種々の観察方向から観察することができる。
また、本実施形態に係る生体観察装置1は、ステージ2中央の生体Aを搭載する部位を透明部10により構成しているので、ステージ2に固定した状態の生体Aを裏側からも観察することができる。生体Aが十分に薄い場合には、回転アーム30を回転させるだけで、測定ヘッド4を図2に鎖線で示す位置に配置し、生体Aの上側および下側の両方から同一の観察対象部位を観察することも可能である。生体Aが比較的厚い場合には、ステージ2上の生体Aを移動させることなく生体Aの上側および下側の別々の観察対象部位を切り替えて、別々の観察角度から観察することができる。
なお、本実施形態に係る生体観察装置1においては、図3に示されるように、回転アーム30に、CCDカメラ35のような他の撮像装置を設けることにしてもよい。例えば、CCDカメラ35として低倍率のものを選択しておくことにより、CCDカメラ35によって生体Aの表面を撮影しながら、測定ヘッド4によって生体A内部の蛍光画像を同時に観察することができる。この場合、例えば、図3に示されるように、測定ヘッド4によって取得した蛍光画像G1と、生体A表面の画像G2とをモニタ26に同時に表示することとすれば、生体A内部の状態と生体A表面の状態とを対応づけて観察することができる。
また、図4に示されるように、水平な同一の回転軸線C1回りに回転させられる回転アーム30を複数(図4では2本)設け、各回転アーム30に測定ヘッド4を備えることにしてもよい。回転アーム30は、それぞれ独立して回転する場合の他、相互の角度を固定した状態で一体的に回転させられるものであってもよい。このように構成することで、同一の観察対象部位を同時に異なる2方向から撮像した蛍光画像を得ることができるので、観察対象部位の状態をより正確に観察することができる。
さらに、本実施形態に係る生体観察装置1においては、図5に示されるように、ステージ2を鉛直軸線回りに回転させるステージ回転機構36を備えていてもよい。ステージ回転機構36は、例えば、透明部10を支持する環状の第1ギヤ37と、モータ38と、モータ38に固定され前記第1ギヤ37に噛み合う第2ギヤ39とを備えている。このように構成することにより、回転アーム30の回転によって鉛直面内の観察角度を変更し、ステージ2の回転によって観察角度を水平方向に変化させることができる。そして、これにより、ステージ2上に固定した生体Aの観察対象部位を、あらゆる角度から観察することができる。
また、ステージ2が、該ステージ2上に載置した生体Aを水平方向に移動させる水平移動機構(図示略)を備えていてもよい。これにより、生体Aの異なる位置について観察角度を変更しながら観察することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る生体観察装置40について、図6を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る生体観察装置1と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係る生体観察装置40は、図6に示されるように、回転アーム30に代えて、ステージ41の上方に配置される観察対象部位を中心とする円弧軌道部材42を備えている点において、第1の実施形態に係る生体観察装置1と相違している。
円弧軌道部材42は、該円弧軌道部材42をその半径方向に延びる水平軸線C1回りに回転させる軌道回転機構43を備えている。
また、円弧軌道部材42には、該円弧軌道部材42の円周方向に沿って移動可能なスライダ44が備えられている。該スライダ44は、図示しないモータのような駆動源によって円弧軌道部材42上を自走するように構成されている。
測定ヘッド4は、その光軸C2が円弧軌道部材42の中心を通過するようにスライダ44に取り付けられている。これにより、測定ヘッド4の光軸C2は、スライダ44の移動および円弧軌道部材42の揺動にかかわらず、常に、測定対象部位の同一位置を通過させられるようになっている。また、円弧軌道部材42上のスライダ44の移動および円弧軌道部材42の揺動は相互に直交する軸線C1,C3回りに行われるので、これらの組み合わせにより、生体Aの観察対象部位に対し、あらゆる方向から観察することができるようになっている。
したがって、本実施形態においては、生体Aを載置するステージ41は、鉛直軸線回りに回転しなくても済む。本実施形態においてはステージ41には、図6に示されるように、測定ヘッド4の光軸C2、円弧軌道部材42の中心軸C3および軌道回転機構43の回転軸線C1の交差点に対し、生体Aを水平方向および鉛直方向に移動させる移動機構45が設けられている。また、スライダ41には測定ヘッド4を半径方向に移動させる直動機構(図示略)が備えられている。
このように構成された本実施形態に係る生体観察装置40の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る生体観察装置40によれば、軌道回転機構43を固定して円弧軌道部材42に沿ってスライダ44を作動させることで、生体A内に設定した観察対象部位を通過する平面内において測定ヘッド4を移動させることができる。このとき、スライダ44に設けた直動機構を作動させることにより、測定ヘッド4の焦点位置を観察対象部位に一致するように配置することができる。そして、測定ヘッド4の焦点位置を観察対象部位に一致させた状態で、軌道回転機構43を作動させることにより、測定ヘッド4は、焦点位置を観察対象部位に一致させた状態のまま、観察対象部位に対する観察角度を変更していくことができる。
すなわち、円弧軌道部材42を回転させる軌道回転機構43を作動させることにより、測定ヘッド4を円弧軌道部材42とともに水平軸線C1回りに回転させることができる。そして、これら円弧軌道部材42に沿う回転と、円弧軌道部材42自体の回転とを組み合わせることにより、測定ヘッド4を生体Aに対して任意の姿勢に配置することが可能となり、生体Aをあらゆる角度から観察することができる。
この場合において、生体Aを載置するステージ41を上下方向および水平方向に移動可能とすることにより、生体Aの所望の観察対象部位を測定ヘッド4の回転中心に一致させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る生体観察装置を示す正面図である。 図1の生体観察装置を示す側面図である。 図1の生体観察装置の変形例を示す正面図である。 図1の生体観察装置の他の変形例を示す正面図である。 図1の生体観察装置のステージの変形例を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る生体観察装置を示す正面図である。
符号の説明
A 生体
1,40 生体観察装置
3 対物光学系
4 測定ヘッド
5 レーザ光源(光源)
8 光ファイバ
9 回転機構
10,41 ステージ
14 ステージ昇降機構
18 光走査部
30 回転アーム
31 直動機構
36 ステージ回転機構
42 円弧軌道部材(円弧軌道)
43 軌道回転機構
44 スライダ

Claims (11)

  1. 生体を載置するステージと、
    光源から発せられた光をステージ上の生体に照射し、生体からの戻り光を受光する測定ヘッドと、
    前記ステージ上の定点を中心として前記測定ヘッドを回転させる回転機構とを備える生体観察装置。
  2. 前記回転機構が、ステージの上方および下方に測定ヘッドを配置可能な動作範囲を備える請求項1に記載の生体観察装置。
  3. 前記ステージが透明な材質からなる請求項1または請求項2に記載の生体観察装置。
  4. 前記回転機構が、水平な軸線回りに回転可能な回転アームを備え、
    該回転アームに、半径方向に沿って前記測定ヘッドを移動させる直動機構が備えられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の生体観察装置。
  5. 前記ステージを鉛直軸線回りに回転させるステージ回転機構を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載の生体観察装置。
  6. 前記ステージを鉛直方向に移動させるステージ昇降機構を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の生体観察装置。
  7. 前記回転機構が、前記定点を中心に配置される円弧軌道と、該円弧軌道に沿って移動可能なスライダとを備え、
    該スライダに測定ヘッドが取り付けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の生体観察装置。
  8. 前記測定ヘッドの焦点位置を通る水平な軸線回りに前記円弧軌道を回転させる軌道回転機構を備える請求項7に記載の生体観察装置。
  9. 外部に設置された光源と、該光源から発せられた光を測定ヘッドまで伝播する光ファイバとを備え、
    前記測定ヘッドが、光源からの光を走査させる光走査部と、該光走査部により走査された光をステージ上に結像させる対物光学系とを備える請求項1から請求項8のいずれかに記載の生体観察装置。
  10. 前記定点が、前記焦点位置と一致するように構成されている請求項1から請求項9のいずれかに記載の生体観察装置。
  11. 前記ステージを水平方向に移動させる水平移動機構を備える請求項1から請求項10のいずれかに記載の生体観察装置。
JP2004113155A 2004-04-07 2004-04-07 生体観察装置 Expired - Fee Related JP4587693B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113155A JP4587693B2 (ja) 2004-04-07 2004-04-07 生体観察装置
US11/095,518 US7268938B2 (en) 2004-04-07 2005-04-01 In-vivo examination apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113155A JP4587693B2 (ja) 2004-04-07 2004-04-07 生体観察装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005300665A true JP2005300665A (ja) 2005-10-27
JP4587693B2 JP4587693B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=35332302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004113155A Expired - Fee Related JP4587693B2 (ja) 2004-04-07 2004-04-07 生体観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4587693B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229290A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Shimadzu Corp 試料保持装置及びその試料保持装置を備えた生体画像取得装置
JP2009257777A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Shimadzu Corp 蛍光イメージング装置
JP2013072996A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Olympus Corp 顕微鏡システム
JP2014106350A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Olympus Corp 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法
JP2015127779A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社キーエンス 顕微鏡及びこれを用いた拡大観察方法
WO2016035108A1 (ja) * 2014-09-03 2016-03-10 オリンパス株式会社 撮像装置
US9915814B2 (en) 2015-03-19 2018-03-13 Olympus Corporation Fluorescence observation unit and fluorescence observation apparatus
JP2018169549A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社フォブ 観察装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152669U (ja) * 1982-04-05 1983-10-13 平 美智男 地球儀用拡大鏡
JPS62151514U (ja) * 1986-03-18 1987-09-25
JPH1194192A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Wilson:Kk カメラスタンド
JPH11311609A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
JP2001059599A (ja) * 1999-06-15 2001-03-06 Keyence Corp 拡大観察用のスタンド装置
JP2002148518A (ja) * 1991-10-11 2002-05-22 L'oreal Sa 皮膚またはこれに類似した組織の微細構造をインビボにおいて観察するための装置
JP2002196248A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Runakkusu Kk テレビ撮像装置
JP2003322803A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Olympus Optical Co Ltd 手術用顕微鏡

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152669U (ja) * 1982-04-05 1983-10-13 平 美智男 地球儀用拡大鏡
JPS62151514U (ja) * 1986-03-18 1987-09-25
JP2002148518A (ja) * 1991-10-11 2002-05-22 L'oreal Sa 皮膚またはこれに類似した組織の微細構造をインビボにおいて観察するための装置
JPH1194192A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Wilson:Kk カメラスタンド
JPH11311609A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
JP2001059599A (ja) * 1999-06-15 2001-03-06 Keyence Corp 拡大観察用のスタンド装置
JP2002196248A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Runakkusu Kk テレビ撮像装置
JP2003322803A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Olympus Optical Co Ltd 手術用顕微鏡

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009229290A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Shimadzu Corp 試料保持装置及びその試料保持装置を備えた生体画像取得装置
JP2009257777A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Shimadzu Corp 蛍光イメージング装置
JP2013072996A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Olympus Corp 顕微鏡システム
JP2014106350A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Olympus Corp 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法
JP2015127779A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社キーエンス 顕微鏡及びこれを用いた拡大観察方法
WO2016035108A1 (ja) * 2014-09-03 2016-03-10 オリンパス株式会社 撮像装置
JPWO2016035108A1 (ja) * 2014-09-03 2017-06-15 オリンパス株式会社 撮像装置
US10107620B2 (en) 2014-09-03 2018-10-23 Olympus Corporation Image pickup apparatus
US9915814B2 (en) 2015-03-19 2018-03-13 Olympus Corporation Fluorescence observation unit and fluorescence observation apparatus
US10495864B2 (en) 2015-03-19 2019-12-03 Olympus Corporation Fluorescence observation unit and fluorescence observation apparatus
JP2018169549A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社フォブ 観察装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4587693B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7268938B2 (en) In-vivo examination apparatus
TW201105445A (en) Apparatus for processing glass substrate by laser beam
JPWO2009031477A1 (ja) オートフォーカス装置および顕微鏡
US7436562B2 (en) Scanning examination apparatus, lens unit, and objective-lens adaptor
JP4889375B2 (ja) 共焦点顕微鏡および多光子励起型顕微鏡
JP2005121796A (ja) レーザー顕微鏡
JP2006239196A (ja) 眼底撮影装置及び眼底撮影方法
JP5311195B2 (ja) 顕微鏡装置
JP4587693B2 (ja) 生体観察装置
JP2006133499A (ja) 共焦点スキャナ及び共焦点顕微鏡
JP2009025488A (ja) 顕微鏡及びその観測方法
JP2008114059A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP4681834B2 (ja) 生体観察装置
JP4642397B2 (ja) 光走査型顕微鏡装置
US7616292B2 (en) Examination apparatus
EP1684107B1 (en) Examination method and examination-assisting tool
JP5016340B2 (ja) 蛍光顕微鏡
JP5131552B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2016110004A (ja) レーザ顕微鏡
JP6543849B2 (ja) 観察装置
JP6971770B2 (ja) 拡大観察装置
JP2006267432A (ja) 走査型観察装置
JP2007225874A (ja) 生体観察方法および生体観察装置
JP6332627B2 (ja) 対物レンズ位置決め装置
JP2004085811A (ja) 顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100907

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees