JP4642397B2 - 光走査型顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光走査型顕微鏡装置に関するものである。
被検体を拡大観察する光走査型顕微鏡装置としては、従来、特許文献1および特許文献2に示される構造のものがあった。これらの特許文献1,2に示される光走査型顕微鏡装置は、比較的大型の顕微鏡装置本体に可動式の対物レンズを備えた構造のものである。
また、光走査型顕微鏡の2次元スキャナ装置としては、2つのガルバノミラーを用いてそれぞれ90°の偏向角度で光を偏向しながら、各ガルバノミラーを揺動させることで、2次元的に光を走査させる構造のものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。この特許文献3の2次元スキャナ装置を始め、2枚のガルバノミラーを用いる通常の、いわゆる近接ガルバノミラーを利用した2次元スキャナ装置は、その走査方向と各ガルバノミラーによる偏向方向とを概略一致させるために各ガルバノミラーによる偏向角度を90°に設定しているのが一般的である。
特開2003−172878号公報([0042]、図2等) 特開2001−356256号公報([0020].図2等) 特開平10−68901号公報(図2等)
しかしながら、特許文献1および特許文献2の光走査型顕微鏡装置は、ラットやマウス等の実験小動物の各種臓器を生きたままの状態(in vivo)で観察することについては想定していない。すなわち、実験小動物等の内部組織の状態を拡大して観察する際には、実験小動物の外部の状態をも並行して観察することが必要となる。この場合には、光走査型顕微鏡装置と、それよりも低倍率で広い範囲を観察可能な実体顕微鏡装置とを組み合わせて観察を行うことが考えられる。したがって、光走査型顕微鏡装置は、実体顕微鏡装置の視野をできるだけ遮らないように小さく構成することが必要である。
また、ガルバノミラーとしては、視野を広く確保するために、電磁駆動式のマイクロマシンミラーが採用されるが、電磁力でミラーを揺動させるには、ミラーをシリコンなどの非金属とコイルを形成する金属の層等からなる積層構造にする必要がある。この積層構造を採用すると、各層が異なる材料特性を有するため、ミラー面の平面度が劣化し、ミラー面の曲率が大きくなるという不都合がある。そして、この場合に、各ガルバノミラーにおいて光を90°偏向させるようにすると、非点収差が大きくなり、画像の劣化が著しくなるという不都合がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、実体顕微鏡装置の視野をできるだけ遮らないように小型化することができ、しかも、非点収差を低減して高画質な画像を得ることができる光走査型顕微鏡装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、光源と、該光源からの光を伝達する光伝達部材と、該光伝達部材の一端に取り付けられ前記光伝達部材により伝達された光を走査する走査ミラーを有する筐体と、該筐体に取り付けられ前記走査ミラーにより走査された光を被検体に集光する集光光学系とを備える顕微鏡装置本体と、前記被検体から前記顕微鏡装置本体および前記光伝達部材を介して戻る戻り光を検出する光検出器とを備え、前記顕微鏡装置本体の前記筐体内部に、前記光伝達部材によって伝達された光を平行光にするコリメート光学系と、コリメート光学系から発せられた平行光を90°より小さい偏向角度で偏向し、かつ、被検体において走査させる前記走査ミラーと、前記集光光学系と前記走査ミラーとの間に配置される瞳投影光学系とが備えられ、前記走査ミラーが、1軸走査型のマイクロマシンミラー2個を対向させてなる近接ガルバノメータ式ミラーであり、光路上において前記光源側に配置された第1の走査ミラーおよび前記集光光学系側に配置された第2の走査ミラーを備え、これら第1、第2の走査ミラーが、前記光源から前記光伝達部材を経て前記第1の走査ミラーへ入射する光の入射角θ、光束半径r、第2の走査ミラーの幅W、第1の走査ミラーと第2の走査ミラーとの距離dとして、下式を満たすよう配置されている光走査型顕微鏡装置を提供する。
0.5×(α+sin −1 (r/(d +w /4) 0.5 ))≦θ<45°
但し、α=cos −1 (d/(d +w /4) 0.5
また、本発明は、光源と、該光源からの光を伝達する光伝達部材と、該光伝達部材の一端に取り付けられ前記光伝達部材により伝達された光を走査する走査ミラーを有する筐体と、該筐体に取り付けられ前記走査ミラーにより走査された光を被検体に集光する集光光学系とを備える顕微鏡装置本体と、前記被検体から前記顕微鏡装置本体および前記光伝達部材を介して戻る戻り光を検出する光検出器とを備え、前記顕微鏡装置本体の前記筐体内部に、前記光伝達部材によって伝達された光を平行光にするコリメート光学系と、コリメート光学系から発せられた平行光を90°より小さい偏向角度で偏向し、かつ、被検体において走査させる前記走査ミラーと、前記集光光学系と前記走査ミラーとの間に配置される瞳投影光学系とが備えられ、前記走査ミラーが、光路上に対向して配置され、前記光源側に配置された走査ミラーおよび前記集光光学系側に配置された固定式ミラーを備えた2軸走査型のマイクロマシンミラーからなり、前記走査ミラーおよび前記固定式ミラーが、前記光源から前記光伝達部材を経て前記走査ミラーへ入射する光の入射角θ、光束半径r、固定式ミラーの幅W、走査ミラーと固定式ミラーとの距離dとして、下式を満たすよう配置されている光走査型顕微鏡装置を提供する。
0.5×(α+sin −1 (r/(d +w /4) 0.5 ))≦θ<45°
但し、α=cos −1 (d/(d +w /4) 0.5
この発明によれば、光源から発せられた光が光伝達部材を介して装置本体に伝達され、装置本体から被検体に照射される。被検体において発せられた戻り光は装置本体および光伝達部材を介して戻り、光検出器により検出される。装置本体においては、光伝達部材から伝達されてきた光がコリメート光学系によって平行光に変換され、走査ミラーによって偏向され、偏向角度を変化させることにより走査される。走査ミラーによって走査された光は瞳投影光学系によって中間像を結像した後に集光光学系によって被検体に集光され、被検体において蛍光または反射光からなる戻り光を発生させる。被検体からの戻り光は、集光光学系を通って装置本体内に戻り、瞳投影光学系、走査ミラーを介してコリメート光学系により光伝達部材に集光され、光伝達部材を介して伝達され、ダイクロイックミラーなどの光分離手段で分離された後、光検出器まで導かれる。
この場合において、装置本体内においては、走査ミラーがコリメート光学系から瞳投影光学系に入射させる平行光を90°より小さい偏向角度で偏向するので、走査ミラーにおいて発生する非点収差を抑制し、光検出器に検出される戻り光の画像の画質を向上することができる。また、走査ミラーを近接ガルバノミラーとする場合に、装置本体に対し水平方向に入射させた光を鉛直下方の被検体に向けて照射するには、一旦略水平方向に偏向した後に、鉛直下方に向けて再度偏向させる。したがって、装置本体は、被検体に光を照射する方向に対して直交する方向、この場合は水平方向に一定の幅寸法を必要とする。本発明によれば、走査ミラーによる偏向角度が90°より小さい角度に設定されているので、90°に偏向する場合と比較すると装置本体の幅寸法を小さくすることができ、実体顕微鏡による視野を遮らないように構成することができる。
上記発明においては、前記顕微鏡装置本体の前記筐体内部に固定配置され、前記コリメート光学系、走査ミラーおよび瞳投影光学系を取り付けるベースとなる基準部材を備えることが好ましい。
各光学部品を同一の基準部材に取り付けることにより、簡易に組み立てることができるとともに、光軸調整等の各種調整も容易に行うことができる。また、同一の基準部材に取り付けることで、各光学部品相互間の組立精度も向上することができる。
また、上記発明においては、前記基準部材に、前記走査ミラーを、その原点位置において90°より小さい偏向角度となるように取り付ける取付面が設けられていることが好ましい。
このようにすることで、取付面を高い加工精度で製造することができるので、組立精度を向上することができる。また、光軸調整も微調整で足りる。
さらに、上記発明においては、前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示を備え、該走査方向表示が前記顕微鏡装置本体の外表面に描かれていることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記光検出器により検出された被検体の画像を表示するモニタと、前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示とを備え、該走査方向表示が前記モニタのフレームに描かれていることとしてもよい。
また、上記発明においては、光前記光検出器により検出された被検体の画像を表示するモニタと、前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示とを備え、該走査方向表示が被検体の画像に合成されていることとしてもよい。
走査ミラーにおいて90°偏向する場合には、装置本体の幅方向および長さ方向と、走査ミラーによる走査方向とを一致させることができるが、90°より小さい角度で偏向する場合には、装置本体の幅方向および長さ方向と走査ミラーによる走査方向とを一致させることが困難である。そこで、走査方向表示を設けることにより、光検出器により検出された被検体の画像がどの方向を向いているのかを表示することができる。
また、上記発明においては、前記コリメート光学系を光軸方向に沿って変位させるステッピングモータを備えることとしてもよい。このようにすることで、ステッピングモータの作動によりコリメート光学系を光軸方向に沿って変位させ、集光光学系の焦点位置を光軸方向に移動させることができる。
本発明によれば、走査ミラーにより発生する非点収差を低く抑えて、高い画質の画像を得ることができるという効果を奏する。また、走査ミラーによって光を偏向して走査する際に、コンパクトに折り畳むように偏向することにより、装置本体の幅寸法を抑えて、同時に使用される実体顕微鏡の視界を遮らないように、配置することが可能となるという利点がある。
本発明の一実施形態に係る光走査型顕微鏡装置について、図1から図3を参照して、以下に説明する。
本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1は、図1に示される顕微鏡観察システム2において使用される。この顕微鏡観察システム2は、図1に示されるように、実験小動物等の被検体Aを載置するステージ3と、該ステージ3の上方に配置される本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1と、さらにその上方とに配置される実体顕微鏡装置4とを備えている。
実体顕微鏡装置4は、ステージ3を備えるベース5から立ち上がる支柱6に、上下方向に移動可能に設けられ、被検体Aを比較的小さな倍率で観察するための接眼部7およびCCDカメラ8を備えている。CCDカメラ8は、ケーブル9によって第1のモニタ10に接続され、撮像された画像を第1のモニタ10において観察することができるようになっている。
本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1は、図1に示されるように、顕微鏡装置本体11とこれに接続される光源12、光検出器13、制御装置14および第2のモニタ15を備えている。
顕微鏡装置本体11も、ベース5から立ち上がる支柱16に上下方向に移動可能および任意の角度方向に傾斜可能に設けられている。顕微鏡装置本体11と光源12とは光ファイバ(光伝達部材)17により接続されている。また、顕微鏡装置本体11と制御装置14、光検出器13と制御装置14とはそれぞれケーブル18,19によって接続されている。第2のモニタ15には、制御装置14内において画像処理を加えられた画像が表示されるようになっている。
前記顕微鏡装置本体11は、図2および図3に示されるように、光ファイバ17の一端に取り付けられる筐体20と、該筐体20に取り付けられる対物レンズユニット(集光光学系)21とを備えている。
筐体20はカバー部材22とその内部に固定配置される基準部材23とから構成されている。基準部材23は、コリメート光学系、走査ミラー、瞳投影光学系等、後述する種々の部材を固定し、あるいは摺動可能に支持するベースとして機能している。
基準部材23は、略直方体ブロック状の部材であって、その長手方向(X方向)に貫通する第1の貫通孔24と該第1の貫通孔24に交差する第2の貫通孔25と、該第2の貫通孔25に交差する第3の貫通孔26とを備えている。第1の貫通孔24の一端開口には、図2〜図4に示されるように、光ファイバ17の先端を取り付けるフェルール27がネジ27aにより固定されている。フェルール27は、その先端面27bを斜めにカットすることにより、光ファイバ17の出射端面を、長さ方向に対して斜めに形成し、該出射端面における光ファイバ17内の反射光が後述する光検出器13に戻ることを防止するように構成されている。なお、フェルール27の位置および傾きは、基準部材23との間に必要により挟むシムプレート27cを調節することにより、簡易に微調整することができるようになっている。
前記第1の貫通孔24の他端は、図2および図4に示すように、略直方体ブロック状の基準部材23の長手方向(X方向)の一端の角部にY方向に対して45°より小さい角度例えば、30°の角度で、鉛直方向(Z方向)に沿って切り欠かれた第1の傾斜面28に開口している。前記第2の貫通孔25の一端は、第1の傾斜面28に第1の貫通孔24と同一の位置に開口し、図4に示されるように、第1の貫通孔24に対して90°より小さい角度、例えば、60°の角度をなして交差している。第2の貫通孔25の他端は、該第2の貫通孔25の長手方向および上下方向(Z方向)に対して45°の角度で切り欠かれた第2の傾斜面29に開口している。また、第3の貫通孔26の一端は、第2の傾斜面29に第2の貫通孔25の同一の位置に開口し、第2の貫通孔25に略90°の角度をなして交差して、図中鉛直下方に向かう方向(Z方向)に延びている。
第1および第2の傾斜面28,29には、それぞれ貫通孔24〜26の開口を塞ぐように第1のガルバノミラー(走査ミラー)30、第2のガルバノミラー(走査ミラー)31がネジ32により、ミラー面に平行な方向に微調整可能に取り付けられている。各ガルバノミラー30,31は、それぞれ、単一の軸線回りに揺動可能な1次元のガルバノミラーであり、第1のガルバノミラー30は、Z方向に沿って配される軸線回りに揺動し、第2のガルバノミラー31はXY平面に沿う軸線回りに揺動するようになっている。
走査ミラー30,31は、例えば、電磁駆動式のマイクロマシンミラーの場合は、図12に示すようなユニットにより構成される。すなわち、光を反射させるミラー本体64と、ミラー本体64をヒンジ部65を介して取り付けるミラーフレーム66と、磁場を形成するためのマグネット67を有するユニットとにより構成される。図12では、ミラー本体64はy軸回りに揺動させられ、x方向の所望の範囲に光を走査する。ミラーフレーム66には、調整ネジ用の穴68が設けられており、ミラーフレーム66を傾斜面28,29で基準部材23に取り付けるとき、基準部材23に対してミラー本体64の位置を微調整しながら取り付けることができる。また、ミラーフレーム66には、カバー部材22内にコンパクトに収納できる構造になるように面取り部69が設けられている。
前記各傾斜面28,29は、それぞれ第1、第2のガルバノミラー30,31の原点位置における偏向角度を精度よく設定するように、高い精度で加工されている。これにより、ネジ32を弛めて傾斜面28,29とガルバノミラー30,31との間に必要に応じて挟むシムプレート(図示略)の厚さを調節することにより、簡易にガルバノミラー30,31の位置および角度を微調整することができるようになっている。
また、上述のように走査ミラーを位置調整する手段が設けられていることにより、走査ミラー故障時等に該走査ミラーを交換することができるので、装置本体の使用耐久期間を延長することが可能である。
光ファイバ17はシース33によって被覆されている。シース33の先端開口部と筐体20とは水密シール34によって密封状態に接続されている。また、シース33内には、顕微鏡装置本体11内の各機器、例えば、第1,第2のガルバノミラー30,31、ステッピングモータ等と制御装置14とを接続するケーブル18が配線されている。ケーブル18の先端にはコネクタ35が取り付けられており、基準部材23に備えられた図示しない端子と接続することにより、信号を中継するようになっている。
基準部材23の第1の貫通孔24内には、コリメートレンズユニット36が、該第1の貫通孔24の長さ方向に沿って移動可能に支持されている。コリメートレンズユニット36は、1枚以上のコリメートレンズ37をレンズ枠38内に収容している。
また、基準部材23には前記第1の貫通孔24に平行に設けられた穴39内に第1の貫通孔24に平行に延びるリードネジ40と、該リードネジ40を長手軸線回りに回転させるステッピングモータ41と、リードネジ40に螺合され、リードネジ40の回転によって第1の貫通孔24に沿う方向に直線移動させられるナット42とからなるアクチュエータ43が収容されている。
なお、ステッピングモータ41の代わりにエンコーダ付DCモータ等の他の駆動手段を用いてもよい。
この穴39と第1の貫通孔24とは連通部44によって相互に連絡しており、前記ナット42と前記レンズ枠38とが接続されている。
第1の貫通孔24内には、前記レンズ枠38の移動範囲の両端に、該レンズ枠38を検出する動作範囲検出器45が備えられている。また、リードネジ40が収容されている穴39内には、ナット42の移動範囲の両端に、該ナット42を検出する動作範囲検出器46が設けられている。これら動作範囲検出器45,46はいずれか一方であってもよい。
また、第1の貫通孔24の一端には、前記レンズ枠38の端面を突き当てる突き当て面47が設けられている。ステッピングモータ41の作動によってリードネジ40を一方向に回転させ続け、レンズ枠38の端面を突き当て面47に突き当てた状態から、さらに回転させることによって、ステッピングモータ41が脱調させられるので、その後所定回転角度だけ戻す方向にリードネジ40を回転させることによって、原点位置を正確に再現することができるようになっている。
アクチュエータ43は、図3に示されるように、顕微鏡装置本体11内のうち、第1のガルバノミラー30、第2のガルバノミラー31および瞳投影レンズユニット48の内側に囲まれる空間に配置することにより、顕微鏡装置本体11の幅寸法を抑え、本光走査型顕微鏡装置1と同時に使用される実体顕微鏡装置4の視界を遮らないように、顕微鏡装置本体11をコンパクトな構造とすることができる。
また、第3の貫通孔26の一端開口には、瞳投影レンズ48aを有する瞳投影レンズユニット48がブラケット49によって固定されている。瞳投影レンズユニット48は、第2のガルバノミラー31によって偏向されたレーザ光を、一端中間像位置Bに結像させるようになっている。これにより、レーザ光は軸外光の発散が防止されるとともに、光束径を小さくして、細長い対物レンズユニット21の内部を通過させられるようになっている。
また、瞳投影レンズユニット48のブラケット49は、シムプレート50を挟んで基準部材23にネジ51により固定され、必要によりシムプレート50の厚さ調整によって、簡易に位置および傾きを調整することができるようになっている。
瞳投影レンズユニット48が顕微鏡装置本体11に取り付けられた後、基準部材23に対して水密シール63を介してカバー部材22を取り付けることにより、顕微鏡装置本体11内の水密が保たれるように構成することができる。
前記対物レンズユニット21は、前記瞳投影レンズユニット48のブラケット49に嵌合される嵌合部を有するブラケット52を備え、その内部に、1枚以上の対物レンズ52aを収容している。対物レンズ52aは、瞳投影レンズユニット48によって結像された中間像を、被検体Aにおいて再結像させるように構成されている。また、対物レンズユニット21は、ネジ21aにより瞳投影レンズユニット48に固定されている。
なお、前記ブラケット52のブラケット49に嵌合する側の端面に、その一部を切り欠く等して形成された各対物レンズユニット21に固有の識別符号部(図示略)を設け、対物レンズユニット21が複数ある場合に、各対物レンズユニット21をブラケット49に嵌合させた状態で、識別符号部を読み取るようにしてもよい。
また、筐体20内に図示しない着脱センサを備え、対物レンズユニット21の着脱状態を検出することにしてもよい。
また、このようにガルバノミラー30,31によって光を偏向することにより、対物レンズユニット21を鉛直方向に配置したときに、第1の貫通孔24がほぼ水平方向に配置され、したがって、対物レンズユニット21先端から筐体20の上端までの距離を抑えることができるようになっている。その結果、筐体20の上方に配置されている実体顕微鏡装置4から被検体Aまでの距離を短くすることができるようになっている。
また、基準部材23を被覆するカバー部材22の上面には、図5に示されるように、ガルバノミラー30,31による走査方向を示す走査方向表示53が描かれている。すなわち、第2のガルバノミラー31が、X方向およびY方向に対して傾斜しているため、その走査方向が顕微鏡装置本体11に対して傾斜している。走査方向表示53は、例えば、走査方向2方向を示す矢印53aと、概略の走査範囲を示す四角形53bとから構成されている。したがって、顕微鏡装置本体11を操作するオペレータが、この走査方向表示53を見ることにより、被検体Aをどの方向から見ているのかを顕微鏡装置本体11の外観から一目で確認できるようになっている。
なお、図中符号54は、顕微鏡装置本体11を支柱16から延びるアーム55に固定するための取付部であり、この取付部54も基準部材23に固定され、カバー部材22との間を水密シール56によって密封されている。
前記光源12は、例えば、複数の波長の励起光を選択的に出射可能なレーザ光源である。光源12の波長を選択する選択手段は、制御装置14内に含まれている。前記光検出器13は、例えば光電子増倍管(PMT:Photomultiplier Tube)であり、光源12内のダイクロイックミラー57によって戻り光から分離された蛍光を検出して、画像信号として制御装置14に入力するように構成されている。
前記制御装置14は、光源12に対し、出射する光の波長を変更する指示を出力するようになっている。また、顕微鏡装置本体11のステッピングモータ41に作動指令を出力し、ガルバノミラー30,31に偏向角度指令を出力するようになっている。また、顕微鏡装置本体11からは、動作範囲検出器45,46からの出力信号が入力されるようになっている。さらに、光検出器13からは、撮像された画像情報が入力されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1の作用について以下に説明する。
上述した顕微鏡観察システム2によって被検体Aを観察するには、まず、マウスやラット、を初めとする実験小動物等の被検体Aをステージ3に固定し、その上方に配置した実体顕微鏡装置4を用いて観察対象部位の画像を第1のモニタ10に表示しながら、表皮を切開し、内部組織を露出させる。このとき、光走査型顕微鏡装置1の顕微鏡装置本体11は実体顕微鏡装置4の視野内から待避した位置に配置されている。
また、光走査型顕微鏡装置1においては、所望の観察倍率を達成するのに適した対物レンズユニット21を瞳投影レンズユニット48に取り付けておく。対物レンズユニット21と瞳投影レンズユニット48とは、図示しないOリング等により、水分が内部に入らないように密封される。
そして、準備ができた時点で、光走査型顕微鏡装置1の顕微鏡装置本体11を実体顕微鏡装置4と被検体Aとの間に挿入する。
本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1によれば、光を導く第1の貫通孔24と第3の貫通孔26とがガルバノミラー30,31により相互に90°の角度をなして配置されているので、第3の貫通孔26およびそれに続く対物レンズユニット21を鉛直方向に配したときに、第1の貫通孔24を略水平に配置することができる。したがって、被検体Aに照射するレーザ光を真上からではなく真横から導くことができ、高さ方向の寸法を低減できる。そして、それによって、実体顕微鏡装置4と被検体Aとの距離を近づけることが可能となる。
また、オペレータは、筐体20のカバー部材22の上面に描かれた走査方向表示53を確認することにより、取得される画像が、被検体Aをどのように走査した画像であるのかを把握して、見たい方向の画像が得られるように顕微鏡装置本体11の水平方向の角度を調節することができる。
そして、顕微鏡装置本体11に設けられた対物レンズユニット21の先端を露出させられた被検体Aの観察対象部位に押し付ける。これにより、被検体Aが脈動を生じても、対物レンズユニット21の先端によって観察対象部位の脈動を抑え、画像がブレることを防止することができる。
この状態で制御装置14、光源12および光検出器13等を作動させ、制御装置14が光源12の波長指令、アクチュエータ43の作動指令、ガルバノミラー30,31の偏向角度指令を出力する。
光源12への波長指令が光源12に送られると、光源12は図示しない波長調整手段によって、指定された波長のレーザ光を出力するように設定される。
光源12から出射されたレーザ光は、光ファイバ17を介して顕微鏡装置本体11の筐体20内に伝播される。光ファイバ17の先端はフェルール27によって筐体20内の基準部材23に固定されており、その先端面から第1の貫通孔24に向けてレーザ光が出射される。光ファイバ17の先端面は斜めにカットされているので、該先端面における反射光が光ファイバ17内を戻って光検出器13により検出されることが防止される。
光ファイバ17の先端から発せられたレーザ光は、コリメートレンズユニット36を通過させられることにより平行光に変換され、第1のガルバノミラー30に入射される。第1のガルバノミラー30は、コリメートレンズユニット36の光軸(X方向)に対して45°より大きな角度、例えば、60°の角度をなして配置されているので、コリメートレンズユニット36から入射された光を60°の偏向角度で偏向して出力する。また、第1のガルバノミラー30は、制御装置14からの偏向角度指令に応じて、レーザ光を、例えば、図4のξ方向に走査する。また、第2のガルバノミラー31は、制御装置14からの偏向角度指令に応じて、レーザ光を図4のη方向に走査する。これにより、第1、第2のガルバノミラー30,31によって偏向されたレーザ光が瞳投影レンズユニット48および対物レンズユニット21を通過させられて被検体Aに照射される際に、2次元的に走査されて、所定の視野範囲にわたって被検体Aに照射される。
この場合において、本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1によれば、第1の貫通孔24と第2の貫通孔25とが90°ではなく、90°より小さい角度、例えば、略60°の角度をなして交差しているので、以下の利点がある。
まず第1に、図6に示されるように、2つのガルバノミラー30,31の距離を同一とした場合には、第1のガルバノミラー30による偏向角度が90°の場合よりも、60°の場合の方が、ガルバノミラー30,31間のY方向の距離をδだけ小さくすることができる。したがって、筐体20のY方向の寸法、すなわち、幅寸法を小さくすることができる。その結果、顕微鏡装置本体11によって実体顕微鏡装置4の視野をさほど遮ることがなく、実体顕微鏡装置4による観察対象部位の観察を継続しながら、光走査型顕微鏡装置1により高倍率の観察を行うことができるという利点がある。
第2に、図7に示されるように、第1のガルバノミラー30による偏向角度を90°より小さくすると、該第1のガルバノミラー30への光の入射角度θが小さくなる。すなわち、偏向角度が90°の場合には入射角度は45°であり、偏向角度が60°の場合には入射角度は30°となる。
ガルバノミラー30,31は、上述したように金属と非金属との積層構造であるために、ミラー面の平坦度が悪く、所定の曲率r1を有し、このために非点収差αを生じる。そして、非点収差αの値と、ガルバノミラー30,31への入射角度θとの関係は、図7の通りとなる。
すなわち、入射角度θが大きくなればなるほど、非点収差αの値は大きくなる。また、ミラーの曲率rが大きくなるほど、同じ非点収差αの値を得るために、ガルバノミラー30,31への入射角度θを小さくする必要がある。
したがって、ガルバノミラー30への入射角度θを30°に設定することにより、入射角度θが45°の場合と比較して大幅に非点収差αを低減することができるという利点がある。その結果、得られる画像における非点収差αによる解像度の低下を防止して鮮明な高解像度の画像を得ることができるという利点がある。
第1,第2のガルバノミラー30,31において偏向されたレーザ光は、瞳投影レンズユニット48によって中間像を結像した後、対物レンズユニット21によって被検体Aに再結像させられる。レーザ光が被検体Aに照射されると、被検体Aにおいて蛍光が発せられ、発せられた蛍光は、対物レンズユニット21、瞳投影レンズユニット48、第1、第2のガルバノミラー30,31、コリメートレンズユニット36、光ファイバ17を介して同一光路を戻り、ダイクロイックミラー57によってレーザ光から分離されて光検出器13により検出される。
アクチュエータ43の作動指令がステッピングモータ41に送られると、指令された回転角度だけリードネジ40を回転させることにより、ナット42を第1の貫通孔24に沿う方向に移動させる。ナット42が移動させられると、該ナット42に接続されているレンズ枠38が変位させられることになり、レンズ枠38とともに内部のコリメートレンズ37が変位させられることによって、対物レンズユニット21先端におけるレーザ光の焦点位置が調節されることになる。
また、光走査型顕微鏡装置1による観察倍率を変更する場合には、図示しない入力手段から倍率を入力する。制御装置14においては、入力された倍率を達成するためのアクチュエータ43の移動量が改めて演算され、ステッピングモータ41に作動指令が送られる。これにより、コリメートレンズユニット36が光軸方向に沿って変位させられ、対物レンズユニット21先端におけるレーザ光の焦点位置が変更されることになる。
また、焦点位置の設定および変更に際して、対物レンズユニット21先端を変位させることなく、筐体20内のコリメートレンズユニット36を変位させるだけで済むので、被検体Aの脈動を抑えたまま、継続的に観察を行うことができる。したがって、ブレのない鮮明な画像を得ることができる。
また、アクチュエータ43の配置は、上記実施形態に限定されるものではない。光源、光伝達部材、コリメート光学系、走査ミラー、集光光学系、瞳投影光学系、光検出器、アクチュエータ、制御装置を有し、小型化、細径化された集光光学系を用いた光走査型顕微鏡一般について有効である。
なお、本実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1においては、第1のガルバノミラー30による偏向角度を60°に設定したが、90°より小さい任意の偏向角度(45°より小さい入射角度)とすることにより非点収差低減効果がある。また、実質的には70°より小さい偏向角度とすることが好ましい。さらに、偏向角度は、可能な限り0°に近いことが望ましいが、ガルバノミラー30,31の大きさや光路径等の幾何学的な制限がある。
例えば、図8に示されるように、第1の貫通孔24内の光路径寸法を2r、第2のガルバノミラー31の幅寸法をW、第1のガルバノミラー30における入射角度をθ、第1のガルバノミラー30と第2のガルバノミラー31との距離をdとすると、第2のガルバノミラー31が第1の貫通孔24内の光路に重ならないためには、以下の条件を満たすことが必要となる。
θ≧0.5×(α+sin−1(r/(d+w/4)0.5))
但し、α=cos−1(d/(d+w/4)0.5
また、上記実施形態においては、第1のガルバノミラー30における偏向角度を90°より小さい60°に設定し、第2のガルバノミラー31においては偏向角度を略90°に設定した例について説明したが、これに代えて、第2のガルバノミラー31における偏向角度についても90°より小さくなるように設定してもよい。この場合、構造が複雑化するが、各ガルバノミラー30,31における非点収差の発生を低減できる点で効果的である。
また、2枚のガルバノミラー30,31によって偏向する場合について説明したが、これに代えて、3枚以上のガルバノミラーを用いて偏向する場合に適用してもよい。この場合に、全てのガルバノミラーについて偏向角度を90°より小さく設定することにしてもよく、少なくともいずれかについて90°より小さく設定してもよい。
また、対向配置した2枚の1次元のガルバノミラー30,31によって光を偏向して、2次元的に走査する方式のものを例に挙げて説明したが、これに代えて、例えば、第1のガルバノミラー30として、直交する2軸回りに揺動する2次元のガルバノミラーを採用し、第2のガルバノミラー31の位置に、非走査型の固定ミラーを配置してもよい。このようにすると、固定ミラーは走査ミラーのヒンジ部が不要になるために小型に構成できるので、さらに幅方向のコンパクト化を図ることができるという利点がある。
また、2次元のガルバノミラーを採用する場合には、第1の貫通孔24を略30°の角度で斜め上向きに延びる貫通孔とし、該第1の貫通孔24に交差して鉛直下方に延びる第2の貫通孔25との交差位置に2次元のガルバノミラーを配置することにしてもよい。このようにすることで、幅方向の寸法を最もコンパクトに構成でき、かつ、非点収差を低減することができるという利点がある。
また、走査方向表示53として、顕微鏡装置本体11のカバー部材22の上面に、走査方向の矢印53aと画像範囲を示す四角形53bを描くこととしたが、これに代えて、図9に示されるように、モニタ15のフレーム15aに、顕微鏡装置本体11の方向を示す表示線58を設けることにより、間接的に走査方向表示を行うことにしてもよい。また、図10に示されるように、モニタ画面に、顕微鏡装置本体11の方向を示す表示線59を描いてもよい。また、この表示線59を、光走査型顕微鏡装置1の観察画像と重ね合わせる画像として表示してもよい。また、この場合に、表示線59の表示、非表示を切り替えることができるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、基準部材23の外面に形成した傾斜面28,29にガルバノミラー30,31を取り付けるように構成したが、これに代えて、図11に示されるように、基準部材60の内部空間の内面に傾斜面61,62を設けて、ガルバノミラー30,31を接着等により固定してもよい。なお、図11においては、上記実施形態に係る光走査型顕微鏡装置1がコリメートレンズユニット36を移動させることとしていたのに対し、光ファイバ17を支持するフェルール28を移動させている。このように構成しても上記と同様に、対物レンズユニット21の先端面を被検体Aに密着状態に保持したまま焦点位置調整を行うことができる。
[付記]
なお、上記実施形態から以下の構成の発明が導かれる。
1. 光源と、該光源からの光を伝達する光伝達部材と、該光伝達部材により伝達された光を被検体に照射する装置本体と、被検体から装置本体および光伝達部材を介して戻る戻り光を検出する光検出器とを備え、前記装置本体に、該光伝達部材によって伝達された光を平行光にするコリメート光学系と、コリメート光学系から発せられた平行光を90°より小さい偏向角度で偏向し、かつ、被検体において走査させる走査ミラーと、該走査ミラーによって走査された光を被検体に集光させる集光光学系と、該集光光学系と前記走査ミラーとの間に配置される瞳投影光学系とが備えられている光走査型顕微鏡装置。
2. 前記コリメート光学系、走査ミラーおよび瞳投影光学系を取り付ける基準部材を備える付記項1に記載の光走査型顕微鏡装置。
各光学部品を同一の基準部材に取り付けることにより、簡易に組み立てることができるとともに、光軸調整等の各種調整も容易に行うことができる。また、同一の基準部材に取り付けることで、各光学部品相互間の組立精度も向上することができる。
3. 基準部材に、前記走査ミラーを、その原点位置において90°より小さい偏向角度となるように取り付ける取付面が設けられている付記項2に記載の光走査型顕微鏡装置。
取付面を高い加工精度で製造することができるので、組立精度を向上することができる。また、光軸調整も微調整で足りる。
4. 前記走査ミラーを基準部材に位置調節しながら組み付け可能な位置調整手段を有する付記項1から付記項3のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
位置調整手段を用いることで走査ミラーを基準部材に対して精度よく組み立てることができる。また、走査ミラー故障時等に該走査ミラーを交換することができるので、装置本体の使用耐久期間を延長することが可能である。
5. 前記集光光学系の光軸方向に沿って被検部に集光された焦点の位置を変更する焦点位置変更手段を有し、該焦点位置変更手段の駆動手段が基準部材に組み付けられている付記項2から付記項4のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
焦点位置変更手段を用いて観察中の被検部の焦点位置を変更することにより、焦点位置を微小変化させて、所望の深さ位置の画像を取得したり、焦点位置変更手段を連続的に動かすことにより3次元の断層画像を取得することができる。
6. 焦点位置変更手段の駆動手段を基準部材に位置調節しながら組み付け可能な位置調整手段を備える付記項5に記載の光走査型顕微鏡装置。
位置調整手段を用いることで、焦点位置変更手段の駆動手段を基準部材に対して交換可能に組み立てることができる。駆動手段の故障時等に該駆動手段を交換することができるので、装置本体の使用耐久期間を延長することが可能である。
7. 前記焦点位置変更手段の駆動手段が、前記装置本体内のうち、前記走査ミラーと前記瞳投影光学系の内側に囲まれる空間に配置されている付記項1から付記項6のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
焦点位置変更手段の駆動手段が上述のように配置されることにより、装置本体の幅寸法を抑え、光走査型顕微鏡装置と同時に使用される実体顕微鏡の視界を遮らないように、装置本体をコンパクトな構造にすることができる。
8. 前記光伝達部材の先端を保持する保持部材を有し、該保持部材が基準部材に組み付けられている付記項2から付記項7のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
保持部材を基準部材に取り付けることにより、簡易に組み立てることができるとともに、光軸調整等の各種調整も容易に行うことができる。
9. 前記保持部材を基準部材に位置調節しながら組み付け可能な位置調整手段を備える付記項8に記載の光走査型顕微鏡装置。
位置調整手段を用いることで、保持部材を基準部材に対して交換可能に組み立てることができる。光伝達手段の破損時等に保持部材とともに光伝達手段を交換することができ、装置本体の使用耐久期間を延長することが可能である。
10. 前記保持部材の端面が光伝達部材の端面と面一に、光軸に対して斜めに研磨されている付記項8または付記項9に記載の光走査型顕微鏡装置。
このように構成することで、光伝達部材の端面の反射光が光検出器に戻ることを防止できる。
11. 瞳投影光学系を基準部材に位置調節しながら組み付け可能な位置調整手段を備える付記項1から付記項10のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
位置調整手段を用いることで、瞳投影光学系を基準部材に対して交換可能に組み立てることができる。瞳投影光学系の故障時等に該瞳投影光学系を交換することができ、装置本体の使用耐久期間を延長することが可能である。
12. 位置調整手段がネジからなる付記項4から付記項11のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
13. 位置調整手段がネジとシムプレートとからなり、シムプレートの厚さにより角度調節可能である付記項4から付記項11のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
14. 基準部材に、電気配線を着脱可能に接続するコネクタが設けられている付記項2から付記項13のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
15. 前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示を備える付記項1から付記項14のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
走査ミラーで90°より小さい角度で偏向する場合は、装置本体の幅方向および長さ方向と走査ミラーによる走査方向とを一致させることが困難であるが、走査方向表示手段を設けることにより、光検出器により検出された被検体の画像がどの方向を向いているのかを表示することができる。
16. 走査方向表示が外表面に描かれている付記項15に記載の光走査型顕微鏡装置。
17. 光検出器により検出された被検体の画像を表示するモニタを備え、走査方向表示がモニタのフレームに描かれている付記項15に記載の光走査型顕微鏡装置。
18. 光検出器により検出された被検体の画像を表示するモニタを備え、走査方向表示が、被検体の画像に合成されている付記項15に記載の光走査型顕微鏡装置。
19. 走査方向表示の表示、非表示が切替可能である付記項18に記載の光走査型顕微鏡装置。
20. 前記走査ミラーが、1軸走査型のマイクロマシンミラー2個を対向させてなる近接ガルバノメータ式ミラーである付記項1から付記項19のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
21. 光源に近い光路上に配置された第1の走査ミラーと、集光光学系に近い光路上に配置された第2の走査ミラーとを備え、
これら第1、第2の走査ミラーが、光源から光伝達部材を経て第1の走査ミラーへ入射する光の入射角θ、光束半径r、第2の走査ミラーの幅W、第1の走査ミラーと第2の走査ミラーとの距離dとして、下式を満たすよう配置されている付記項20に記載の光走査型顕微鏡装置。
0.5×(α+sin−1(r/(d+w/4)0.5))≦θ<45°
但し、α=cos−1(d/(d+w/4)0.5
22. 入射角θが35°以下である付記項21に記載の光走査型顕微鏡装置。
23. 走査ミラーが電磁駆動式である付記項20から付記項22のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
24. 前記走査ミラーが2軸走査型のマイクロマシンミラーからなり、これに対向配置される固定式ミラーを備える付記項1から付記項19のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
非走査型の固定式ミラーを用いることにより、走査型ミラーのようなヒンジ部が不要となるため、ミラーをコンパクトな構造にすることができる。
25. 光源に近い光路上に配置された走査ミラーと、集光光学系に近い光路上に配置された固定式ミラーとを備え、
これら走査ミラーと固定式ミラーとが、光源から光伝達部材を経て走査ミラーへ入射する光の入射角θ、光束半径r、固定式ミラーの幅W、走査ミラーと固定式ミラーとの距離dとして、下式を満たすよう配置されている付記項24に記載の光走査型顕微鏡装置。
0.5×(α+sin−1(r/(d+w/4)0.5))≦θ<45°
但し、α=cos−1(d/(d+w/4)0.5
26. 入射角θが35°以下である付記項25に記載の光走査型顕微鏡装置。
なお、上述した各実施形態等を部分的に組み合わせて形成される他の実施形態も本発明に属するものである。
本発明の第1の実施形態に係る光走査型顕微鏡装置を含む顕微鏡観察システムを示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る光走査型顕微鏡装置の概略構造を示す斜視図である。 図2の光走査型顕微鏡装置の内部構造を示す縦断面図である。 図2の光走査型顕微鏡装置の内部構造を示す平断面図である。 図2の光走査型顕微鏡装置の平面図である。 第1のガルバノミラーへの入射角度の変化による幅寸法の変化を説明する模式図である。 ガルバノミラーへの入射角度と非点収差との関係を示すグラフである。 第1のガルバノミラーへの入射角度の幾何的な制限を説明する模式図である。 走査方向表示の変形例を示す模式図である。 走査方向表示の他の変形例を示す模式図である。 図2の光走査型顕微鏡装置の変形例を示す縦断面図である。 走査ミラーの一例を示す図である。
符号の説明
A 被検体
1 光走査型顕微鏡装置
11 顕微鏡装置本体(装置本体)
12 光源
13 光検出器
17 光ファイバ(光伝達部材)
21 対物レンズユニット(集光光学系)
23 基準部材
28,29 傾斜面(取付面)
30 第1のガルバノミラー(走査ミラー)
36 コリメートレンズユニット(コリメート光学系)
48 瞳投影レンズユニット(瞳投影光学系)
53 走査方向表示
58,59 表示線(走査方向表示)

Claims (8)

  1. 光源と、
    該光源からの光を伝達する光伝達部材と、
    該光伝達部材の一端に取り付けられ前記光伝達部材により伝達された光を走査する走査ミラーを有する筐体と、該筐体に取り付けられ前記走査ミラーにより走査された光を被検体に集光する集光光学系とを備える顕微鏡装置本体と、
    前記被検体から前記顕微鏡装置本体および前記光伝達部材を介して戻る戻り光を検出する光検出器とを備え、
    前記顕微鏡装置本体の前記筐体内部に、
    前記光伝達部材によって伝達された光を平行光にするコリメート光学系と、
    コリメート光学系から発せられた平行光を90°より小さい偏向角度で偏向し、かつ、被検体において走査させる前記走査ミラーと、
    前記集光光学系と前記走査ミラーとの間に配置される瞳投影光学系とが備えられ、
    前記走査ミラーが、1軸走査型のマイクロマシンミラー2個を対向させてなる近接ガルバノメータ式ミラーであり、光路上において前記光源側に配置された第1の走査ミラーおよび前記集光光学系側に配置された第2の走査ミラーを備え、これら第1、第2の走査ミラーが、前記光源から前記光伝達部材を経て前記第1の走査ミラーへ入射する光の入射角θ、光束半径r、第2の走査ミラーの幅W、第1の走査ミラーと第2の走査ミラーとの距離dとして、下式を満たすよう配置されている光走査型顕微鏡装置。
    0.5×(α+sin −1 (r/(d +w /4) 0.5 ))≦θ<45°
    但し、α=cos −1 (d/(d +w /4) 0.5
  2. 光源と、
    該光源からの光を伝達する光伝達部材と、
    該光伝達部材の一端に取り付けられ前記光伝達部材により伝達された光を走査する走査ミラーを有する筐体と、該筐体に取り付けられ前記走査ミラーにより走査された光を被検体に集光する集光光学系とを備える顕微鏡装置本体と、
    前記被検体から前記顕微鏡装置本体および前記光伝達部材を介して戻る戻り光を検出する光検出器とを備え、
    前記顕微鏡装置本体の前記筐体内部に、
    前記光伝達部材によって伝達された光を平行光にするコリメート光学系と、
    コリメート光学系から発せられた平行光を90°より小さい偏向角度で偏向し、かつ、被検体において走査させる前記走査ミラーと、
    前記集光光学系と前記走査ミラーとの間に配置される瞳投影光学系とが備えられ、
    前記走査ミラーが、光路上に対向して配置され、前記光源側に配置された走査ミラーおよび前記集光光学系側に配置された固定式ミラーを備えた2軸走査型のマイクロマシンミラーからなり、前記走査ミラーおよび前記固定式ミラーが、前記光源から前記光伝達部材を経て前記走査ミラーへ入射する光の入射角θ、光束半径r、固定式ミラーの幅W、走査ミラーと固定式ミラーとの距離dとして、下式を満たすよう配置されている光走査型顕微鏡装置。
    0.5×(α+sin −1 (r/(d +w /4) 0.5 ))≦θ<45°
    但し、α=cos −1 (d/(d +w /4) 0.5
  3. 前記顕微鏡装置本体の前記筐体内部に固定配置され、前記コリメート光学系、走査ミラーおよび瞳投影光学系を取り付けるベースとなる基準部材を備える請求項1または請求項2に記載の光走査型顕微鏡装置。
  4. 前記基準部材に、前記走査ミラーを、その原点位置において90°より小さい偏向角度となるように取り付ける取付面が設けられている請求項に記載の光走査型顕微鏡装置。
  5. 前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示を備え、該走査方向表示が前記顕微鏡装置本体の外表面に描かれている請求項1から請求項のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
  6. 前記光検出器により検出された被検体の画像を表示するモニタと、前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示を備え、該走査方向表示が前記モニタのフレームに描かれている請求項1から請求項のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
  7. 光前記光検出器により検出された被検体の画像を表示するモニタと、前記走査ミラーによる走査方向を示す走査方向表示を備え、該走査方向表示が被検体の画像に合成されている請求項1から請求項のいずれかに記載の光走査型顕微鏡装置。
  8. 前記コリメート光学系を光軸方向に沿って変位させるステッピングモータを備える請求項1または請求項2に記載の光走査型顕微鏡装置。
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