JP2005299018A - 緻密超短立毛布帛およびその製造方法およびカーシート部材 - Google Patents

緻密超短立毛布帛およびその製造方法およびカーシート部材 Download PDF

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Abstract

【課題】地組織部と、該地組織部に編みこまれるか、または織りこまれてなる立毛糸からなる立毛部とを立毛布帛であって、立毛糸の密度が高くかつ立毛長の短い植毛立毛布帛と同様の高級外観と滑らかなタッチとを呈し、しかも立毛糸が地組織部から抜けにくい緻密超短立毛布帛およびその製造方法および前記緻密超短立毛布帛を用いてなるカーシート部材を提供する。
【解決手段】有機繊維糸条からなり編織組織を有する地組織部と、該地組織部に編みこまれ、または織りこまれてなる、単糸繊度が0.1〜1.2dtexかつ熱水収縮率が20%以上の立毛糸からなる立毛部とを有する立毛布帛を織編成した後、該立毛布帛に熱処理を施すことにより前記立毛糸を熱収縮させ、立毛部の立毛糸密度を40000〜300000dtex/cm、立毛糸の立毛長を0.20〜0.80mmの範囲とする緻密超短立毛布帛を得て、必要に応じて該緻密超短立毛布帛を用いてカーシート部材を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、地組織部と立毛部とを有する立毛布帛に関する。さらに詳しくは、地組織部と、該地組織部に編みこまれるか織りこまれている立毛糸からなる立毛部とを有する立毛布帛であって、立毛糸の密度が高くかつ立毛長が短い植毛立毛布帛と同様の高級外観と滑らかなタッチとを呈する緻密超短立毛布帛およびその製造方法およびカーシート部材に関するものである。
従来、立毛部と地組織部とで構成される立毛布帛は、外観および表面タッチに優れているため巾広い分野で使用されている。なかでも、フロック加工とも称される電気植毛によって得られる植毛立毛布帛は、立毛糸の密度を高く(緻密に)かつ立毛長を短くできるため、緻密感かつ超短立毛長に由来する高級外観および滑らかなタッチを呈しており、ポリエステル繊維やナイロン繊維などの素材を用いて、高級品として椅子張り等のインテリア分野、車輌内装材分野、衣料分野など巾広く使用されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、かかる植毛立毛布帛をカーシート部材として使用すると、立毛糸の根元が地組織部に化学的に接着されているため、乗員が乗降を繰り返すうちに立毛糸根元の接着力が低下し、立毛糸が地組織部から抜けるという問題があった。
かかる立毛糸抜けを防止する方法として、特許文献1では、立毛糸を根元部分で結束することも提案されているものの、基本的に化学的接着処理されたものであるため、接着力低下による立毛糸抜けの問題を十分解決するにはいたっていない。
特開平10−168693号公報
本発明は、上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、地組織部と、該地組織部に編みこまれるか、または織りこまれてなる立毛糸からなる立毛部とを有する立毛布帛であって、立毛糸の密度が高くかつ立毛長の短い植毛立毛布帛と同様の高級外観と滑らかなタッチとを呈し、しかも立毛糸が地組織部から抜けにくい緻密超短立毛布帛およびその製造方法およびカーシート部材を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、立毛布帛の立毛糸として高熱収縮糸を配し、かかる立毛布帛に熱処理を施すことにより、立毛長が極端に短い立毛布帛が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「有機繊維糸条からなり編織組織を有する地組織部と、該地組織部に編みこまれ、または織りこまれてなる立毛糸で形成される立毛部とを有する立毛布帛であって、前記立毛部の立毛糸密度が40000〜300000dtex/cmであり、かつ立毛糸の単糸繊度が0.1〜1.2dtex、立毛長が0.20〜0.80mmの範囲にあることを特徴とする緻密超短立毛布帛。」が提供される。
その際、立毛糸の立毛角度が70〜90度の範囲にあることが好ましい。また、かかる立毛糸は、リサイクル性の点でポリエステル系繊維糸であることが好ましい。地組織部を形成する有機繊維糸条もリサイクル性の点でポリエステル系繊維糸条であることが好ましい。
前記の緻密超短立毛布帛は、「有機繊維糸条からなり編織組織を有する地組織部と、該地組織部に編みこまれ、または織りこまれてなる、単糸繊度が0.1〜1.2dtex、かつ熱水収縮率が20%以上の立毛糸で形成される立毛部とを有する立毛布帛を織編成した後、該立毛布帛に熱処理を施すことにより前記立毛糸を熱収縮させ、立毛部の立毛糸密度を40000〜300000dtex/cm、立毛糸の立毛長を0.20〜0.80mmの範囲とする請求項1に記載の緻密超短立毛布帛の製造方法。」により得られる。
その際、地組織部を形成する有機繊維糸条として、熱水収縮率が20%以上の糸条,および/または捲縮率が30%以上の仮撚捲縮加工糸を用いると、立毛部において前記の立毛糸密度が得られ易く好ましい。
また、本発明によれば、前記の緻密超短立毛布帛を用いてなるカーシート部材が提供される。
本発明によれば、地組織部と、該地組織部に編みこまれ、または織りこまれてなる立毛糸からなる立毛部とを有する立毛布帛であって、立毛糸の密度が高くかつ立毛長の短い植毛立毛布帛と同様の高級外観と滑らかなタッチとを呈し、しかも立毛糸が地組織部から抜けにくい緻密超短立毛布帛およびその製造方法およびかかる緻密超短立毛布帛を用いてなるカーシート部材が提供される。
本発明の立毛布帛は、有機繊維糸条からなる編織組織を有する地組織部(A)と、前記地組織部に編みこまれ、または織りこまれ、前記地組織部から、その少なくとも1面側に伸び出ている複数の立毛糸(カットパイル)からなる立毛部(B)とを有するものである。本発明の立毛布帛において、立毛糸が地組織部に編みこまれるか織りこまれているので、従来の植毛立毛布帛と比べて、立毛糸が地組織部から抜けにくいという特徴を有している。
前記立毛糸は、その単糸繊度が0.1〜1.2dtex(好ましくは0.2〜0.6dtex)、かつ立毛長が0.20〜0.80mm(好ましくは0.30〜0.70mm)の範囲にある必要がある。前記単糸繊度が0.1dtexよりも小さいと、立毛状態を保持することが困難となるだけでなく、摩擦による立毛糸切れや染色堅牢性の低下などの問題が発生するおそれがある。逆に、該単糸繊度が1.2dtexよりも大きいと滑らかなタッチを呈することが困難となるため好ましくない。また、前記立毛長が0.20mmよりも小さいと地組織部の透け感が増加するため、いらついた外観となり高級外観が損なわれ好ましくない。逆に、該立毛長が0.80mmよりも大きいと立毛糸の直立状態を保持することが困難となるため、やはり高級外観が損なわれ好ましくない。なお、本発明において、立毛長は図1に示すL/sinαの距離である。
かかる立毛糸で形成される立毛部の立毛糸密度としては、40000〜300000dtex/cm(好ましくは50000〜150000dtex/cm、特に好ましくは100000〜140000dtex/cm)の範囲にある必要がある。該立毛糸密度が40000dtex/cmより小さいと立毛糸が毛倒れしやすくなるため、本発明の主目的とする、植毛立毛布帛と同様の高級外観および滑らかなタッチが得られず好ましくない。かかる毛倒れ現象は、本発明の緻密超短立毛布帛を過酷な使用条件であるカーシート部材として用いると顕著である。逆に、該立毛糸密度が300000dtex/cmよりも大きいと、風合いが硬化するだけでなく製造コストも高くなるため好ましくない。なお、前記の立毛糸密度を有する立毛部は、地組織部用糸条として、後記のように高熱収縮糸条か仮撚捲縮加工糸を用いることにより容易に得ることができる。
前記立毛糸の立毛角度としては、70〜90度の範囲にあることが、植毛立毛布帛と同様の高級外観および滑らかなタッチを得る上で好ましい。該立毛角度が70度よりも小さいと立毛部に方向性が生じ、目的とする高級外観および滑らかなタッチが得られないおそれがある。かかる立毛角度は、立毛糸密度が前記の範囲となるよう立毛布帛を製編織したのち、必要に応じて、表面にストレート針布を有する通常の回転式ヒートブラシで立毛糸を直立させることにより容易に得られる。なお、立毛角度は、図1で示す立毛糸と地組織部とがなす角度αであり、直角が90度である。
前記立毛糸を形成する繊維の種類としては特に限定されず、綿、羊毛、麻、ビスコースレーヨン繊維、ポリエステル繊維、ポリエーテルエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリオレフィン繊維、セルロースアセテート繊維、アラミド繊維などの通常の繊維でよい。なかでも、リサイクル性の点でポリエステル系繊維が特に好ましい。ポリエステル系繊維はジカルボン酸成分とジグリコール成分とから製造される。ジカルボン酸成分としては、主としてテレフタル酸が用いられることが好ましく、ジグリコール成分としては主としてエチレングリコール、トリメチレングリコール及びテトラメチレングリコールから選ばれた1種以上のアルキレングリコールを用いることが好ましい。また、ポリエステル樹脂には、前記ジカルボン酸成分及びグリコール成分の他に第3成分を含んでいてもよい。該第3成分としては、カチオン染料可染性アニオン成分、例えば、ナトリウムスルホイソフタル酸;テレフタル酸以外のジカルボン酸、例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸;及びアルキレングリコール以外のグリコール化合物、例えばジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールスルフォンの1種以上を用いることができる。さらには、ポリ乳酸などの生分解性を有するポリエステル繊維でもよい。
繊維を形成する樹脂中には、必要に応じて、艶消し剤(二酸化チタン)、微細孔形成剤(有機スルホン酸金属塩)、着色防止剤、熱安定剤、難燃剤(三酸化二アンチモン)、蛍光増白剤、着色顔料、帯電防止剤(スルホン酸金属塩)、吸湿剤(ポリオキシアルキレングリコール)、抗菌剤、その他の無機粒子の1種以上が含まれていてもよい。
立毛糸の形状としては、非捲縮立毛糸でもよいし、仮撚捲縮加工法や機械捲縮加工法、さらにはサイバイサイド型潜在捲縮性複合繊維を熱処理して得られた捲縮立毛糸でもよく特には限定されないが、高級な外観を得る上で非捲縮立毛糸であることが好ましい。
立毛糸の単繊維横断面形状としては特に制限はなく、通常の円形断面のほか、三角、扁平、くびれ付扁平、十字形、六様形、あるいは中空形の断面形状でもよい。
本発明の緻密超短立毛布帛において、地組織部は有機繊維糸条からなり編織組織を有する。かかる有機繊維糸条を構成する繊維としては、前記の立毛糸用として例示した繊維と同様のものでよい。特に、リサイクル性の点でポリエステル系繊維が好ましい。
地組織部を構成する有機繊維糸条の形態は特に限定されないが、長繊維(マルチフィラメント糸条)であることが好ましい。該有機繊維糸条の単糸繊維繊度および総繊度は、布帛の風合いを損なわない上で、単糸繊維繊度0.5〜5.0dtex、総繊度30〜300dtexであることが好ましい。また、単糸繊維の断面形状には制限はなく、通常の円形断面のほかに三角、扁平、くびれ付扁平、十字形、六様形、あるいは中空形の断面形状であってもよい。さらに、かかる有機繊維糸条は、仮撚捲縮加工糸や2種以上の構成糸条を空気混繊加工や複合仮撚加工させた複合糸、さらには芯部に弾性糸、鞘部に非弾性糸が位置するカバリング糸であってもよい。
本発明の緻密超短立毛布帛は、例えば、下記の製造方法により容易に得ることができる。
まず、立毛糸用糸条として単糸繊度が0.1〜1.2dtex(好ましくは0.2〜0.6dtex)の前述の繊維からなる糸条と、地組織部用有機繊維糸条として前述の繊維からなる糸条とを用いて立毛布帛を製編織する。
その際、立毛糸用糸条としては20%以上(好ましくは22〜40%)の熱水収縮率(BWS)を有することが肝要である。このように熱水収縮率が大きい糸条を立毛糸用糸条として使用することにより、後記の熱処理で立毛糸を熱収縮させることができ、0.20〜0.80mmと極めて短い立毛長を得ることができる。かかる高熱水収縮率を有する糸条として、例えば下記のポリエステルフィラメント糸条が好適に例示される。すなわち、通常のジカルボン酸成分及びアルキレングリコール成分に加えて、第3成分としてイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸などのジカルボン酸類、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのグリコール類、ビスフェノールA及びビスフェノールスルフォンなどからなる群から選ばれた1種以上を共重合させた共重合ポリエステル樹脂を、通常の紡糸工程に供し、得られた未延伸フィラメント糸条を通常の方法で延伸することにより得られる。さらに高い熱水収縮率を有するポリエステルフィラメント糸条を得る場合には、得られた未延伸フィラメント糸条をこれに延伸を施すことなく、直接3500m/分程度の巻取り速度で巻取り、この未延伸フィラメント糸条を60〜80℃の温度において、1.3〜1.5倍の延伸倍率でわずかに延伸することによりさらに高い熱収縮率を有するポリエステルフィラメント糸条が得られる。
また、地組織部用有機繊維糸条としては、熱水収縮率が20%以上(好ましくは40%以上、特に好ましくは50〜90%)の糸条を用いるか、捲縮率が30%以上(好ましくは35〜50%)の通常の仮撚捲縮加工糸を用いると、熱処理による熱収縮または仮撚捲縮糸の弾性回復力により布帛が収縮するため、前記範囲の立毛糸密度が得られやすく好ましい。
ここで、地組織部が編組織を有する立毛布帛を得る場合には、地組織を製編し、その上に伸び出るシンカーパイル、ポールトリコットパイル、ダブルラッセルパイルなどのループパイル組織を形成し、このループパイルをカットする方法などが用いられる。ポールトリコットパイルは、トリコット編組織のパイル編み部分を、起毛機を用いてループパイルに形成することによって得られる。
一方、地組織部が織物組織を有する立毛布帛を得る場合には、経パイル織物又は緯パイル織物を製織し、そのループパイルをカットするか、あるいはモケット織物を製織し、そのパイル糸をセンターカットする方法が用いられる。
次いで、かかる立毛布帛に通常の染色仕上げ加工を施すことによりその際の熱により、立毛糸を熱収縮させ、立毛部の立毛糸密度を40000〜300000dtex/cm、立毛糸の立毛長を0.20〜0.80mmの範囲とすることにより本発明の緻密超短立毛布帛が得られる。なお、染色仕上げ加工を施さない場合には、80〜130℃(より好ましくは100〜110℃)の湿熱処理法か、150〜200℃(より好ましくは160〜180℃)の乾熱処理法により、立毛糸を熱収縮させること好ましい。
かくして得られた立毛布帛において、0.1〜1.2dtexと細い単糸繊度を有する立毛糸が、高い立毛糸密度でかつ極端に短い立毛長で立毛部を形成しているので、植毛によって製造された植毛立毛布帛と同様の高級外観と滑らかなタッチとが得られる。しかも、かかる立毛糸が地組織部に編みこまれるか、または織りこまれているので、従来の植毛立毛布帛と比べて立毛糸抜けが発生しにくい。
なお、本発明の緻密超短立毛布帛の地組織部において、立毛部と反対側の面には、公知のバックコーテイング層や立毛部などの他の層が形成されていてもよい。さらには、常法の染色仕上げ加工、着色プリント、撥水加工、紫外線遮蔽剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例中の各物性は下記の方法により測定したものである。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(1)立毛糸脱落量(PCO)
巾70mm、長さ300mmの大きさの試験布帛を、立毛布帛の経、緯各方向から1枚準備する。準備した試験布帛の裏面に、該試験布帛と同様の大きさのスラブウレタンフォームを添える。次いで、該試験布帛が緩みのない状態でその両端を固定する。そして、20mm×20mmの接触面積を有する摩擦子にかかる荷重を9.8±0.098Nとして試験布帛140mm間を60±10回/分の速さで往復10000回摩擦する。それぞれの方向ごとに試験を行い、下記式にて立毛糸脱落量(PCO)を計算し、その平均値を算出した。
PCO(%)=(W1−W2)/(W1×0.152)×100
ただし、W1は摩耗前の試験布帛の質量、W2は摩耗後の試験布帛の質量である。
(2)立毛糸の立毛角度
キーエンス(株)製マイクロスコープ(型式:VH−6300)を用いて、立毛布帛の断面を撮影(倍率50倍)し、図1に示す立毛糸と地組織部とがなす角度αを測定した。なお、n数は5でその平均値を求めた。
(3)立毛糸の立毛長(パイル高さ)
キーエンス(株)製マイクロスコープ(型式:VH−6300)を用いて、立毛布帛の断面を撮影(倍率50倍)し、全体厚みおよび地組織部の厚みを測定して、下記式により立毛糸の立毛長(L/sinα)を算出した。なお、全体厚みは地組織部の最底部から立毛糸の最高部までの距離を測定した。n数は5でその平均値を求めた。パイル高さについても同様に測定した。
L=全体厚み(mm)−地組織部厚み(mm)
立毛長(mm)=L/sinα
(4)立毛糸密度
キーエンス(株)製マイクロスコープ(型式:VH−6300)を用いて、立毛布帛の表面を撮影(倍率500倍)し、1cm(1cm×1cm)あたりの立毛糸本数を測定し次式により算出した。なお、n数は5でその平均値を求めた。
立毛糸密度(dtex/cm)=単糸繊度(dtex)×立毛糸本数(本/cm
(5)熱水収縮率(BWS)
供試フィラメント糸条を、周長1.125mの検尺機のまわりに10回巻きつけて、かせを調製し、このかせを、スケール板の吊るし釘に懸垂し、懸垂しているかせの下端に、かせの総質量の1/30の荷重をかけて、かせの収縮処理前の長さL1を測定する。
このかせから荷重を除き、かせを木綿袋に入れ、このかせを収容している木綿袋を沸騰水から取り出し、この木綿袋からかせを取り出し、かせに含まれる水をろ紙により吸収除去した後、これを室温において24時間風乾する。この風乾されたかせを、前記スケール板の吊し釘に懸垂し、かせの下部分に、前記と同様に、かせの総質量の1/3の荷重をかけて、収縮処理後のかせの長さL2を測定する。
供試フィラメント糸条の熱水収縮率(BWS)を、下記式により算出する。
BWS(%)=((L1−L2)/L1)×100
(6)捲縮率CP
供試フィラメント糸条を、周長が1.125mの検尺機のまわりに巻きつけて、乾繊度が3333dtexのかせを調製する。
前記かせを、スケール板の吊り釘に懸垂して、その下部分に6gの初荷重を付加し、さらに600gの荷重を付加したときのかせの長さL0を測定する。その後、直ちに、前記かせから荷重を除き、スケール板の吊り釘から外し、このかせを沸騰水中に30分間浸漬して、捲縮を発現させる。沸騰水処理後のかせを沸騰水から取り出し、かせに含まれる水分をろ紙により吸収除去し、室温において24時間風乾する。この風乾されたかせを、スケール板の吊り釘に懸垂し、その下部分に、600gの荷重をかけ、1分後にかせの長さL1aを測定し、その後かせから荷重を外し、1分後にかせの長さL2aを測定する。供試フィラメント糸条の捲縮率(CP)を、下記式により算出する。
CP(%)=((L1a−L2a)/L0)×100
(7)高級外感の評価
試験者3名により、外観を目視判定した。高級感の点で優れているものを〇、やや劣るものを△、劣るものを×とした。
(8)表面タッチの評価
試験者3名により、表面タッチを官能評価した。滑らかさに優れるものを〇、滑らかさにやや劣るものを△、滑らかさに劣るものを×とした。
[実施例1]
酸成分がモル比93/7のテレフタル酸及びイソフタル酸からなり、グリコール成分がエチレングリコールからなり、相対粘度1.45を有する共重合ポリエステルを調製した。この共重合ポリエステル樹脂を、溶融紡糸し、3500m/分の巻取り速度で巻き取って、部分配向未延伸共重合ポリエステルマルチフィラメントを製造した。この未延伸マルチフィラメント糸条を延伸装置の温度65℃の第1ローラーと、温度75℃の第2ローラーの間で、熱セットを施すことなく、延伸倍率:1.4倍で延伸し、共重合ポリエステルフィラメント糸条(ヤーンカウント:100dtex/12本)を得て地組織用糸条とした。この共重合ポリエステルフィラメント糸条の熱水収縮率(BWS)は65%であった。
一方、上記と同じ共重合ポリエステルを溶融紡糸し、3500m/分の巻取り速度で巻き取って、部分配向未延伸共重合ポリエステルマルチフィラメントを製造し、通常の延伸により共重合ポリエステルフィラメント糸条(ヤーンカウント:140dtex/288本)を得てパイル用糸条とした。この共重合ポリエステルフィラメント糸条の熱水収縮率(BWS)は24%であった。
次いで、通常のポールシンカー編機(カールマイヤー社製、28ゲージ、ポールシンカー高さ1mm)を用いて、前記地組織用糸条をバック筬に、前記パイル用糸条をフロント筬にフルセット配列し、編み方(フロント:10/45、バック:10/12)で、ループパイルのパイル高さが1.0mmの立毛編地を得た。
次いで、通常のシャーリング機(日機(株)製)を用いて、前記立毛編地のパイルの先端部を0.21mmカットし、立毛長が0.79mmである立毛糸(カットパイル)を有する立毛布帛とした。その後、該立毛布帛を、通常の乾熱セッターを用いて190℃の温度で45秒間乾熱処理を行うことにより地組織用糸条および立毛糸を熱収縮させ、立毛部の立毛糸密度が125000dtex/cmであり、かつ立毛糸の立毛長が0.60mmの立毛布帛を得た。
該立毛布帛を、通常の液流染色機((株)日阪製作所製)を使用して通常の分散染料で、温度130℃、時間30分間で染色した。染色後、染色中に発生した立毛糸倒れを直立化させるため、日機(株)製回転式ヒートブラシ機(ストレート針布)を用いて温度170℃、時間1分間で立毛糸倒れの直立化処理を行った。そして、最後に通常の乾熱セッター((株)ヒラノテクシード製)で温度180℃、時間1分間の乾熱処理を行い、立毛部の立毛糸密度が130000dtex/cm、立毛糸の立毛長が0.60mm、立毛角度が83度、立毛糸の単糸繊度0.49dtexの緻密超短立毛布帛を得た。得られた緻密超短立毛布帛は、立毛糸脱落量(PCO)が0.82%と優れた抗立毛糸脱落性と、優れた高級外観(○)および滑らかな表面タッチ(○)を呈するものであった。
[実施例2]
実施例1において、地組織用糸条として、通常のポリエチレンテレフタレートからなる捲縮率40%の仮撚捲縮加工糸条(ヤーンカウント:167dtex/48本)を使用すること以外は実施例1と同様にして立毛編地を編成した。次いで、通常のシャーリング機(日機(株)製)を用いて、前記立毛編地のパイルの先端部を0.15mmカットし、立毛長が0.85mmである立毛糸(カットパイル)を有する立毛布帛とした。その後、実施例1と同様の熱処理、染色、立毛糸の直立処理、乾熱処理を施し、立毛部の立毛糸密度が105000dtex/cm、立毛糸の立毛長が0.68mm、立毛角度が78度、立毛糸の単糸繊度0.49dtexの緻密超短立毛布帛を得た。得られた緻密超短立毛布帛は、立毛糸脱落量(PCO)が0.92%と優れた抗立毛糸脱落性と、優れた高級外観(○)および滑らかな表面タッチ(○)を呈するものであった。さらに、該立毛布帛は伸縮性を有しているため、縫製加工の際の取扱い性に優れるものであった。
[実施例3]
実施例1において、パイル用糸条として、通常のポリエチレンフタレートからなる熱水収縮率3.2%の延伸糸(ヤーンカウント:167dtex/48本)を用いること以外
は実施例1と同様にして立毛編地を編成した。次いで、通常のシャーリング機(日機(株)製)を用いて、前記立毛編地のパイルの先端部を0.23mmカットし、立毛長が0.77mmである立毛糸(カットパイル)を有する立毛布帛とした。その際、シャーリングカッターの負荷が大きくなり、シャーリング段等による表面品位の低下が少し発生した。その後、実施例1と同様の熱処理、染色、立毛糸の直立処理、乾熱処理を施し、立毛糸の立毛長が0.74mm緻密超短立毛布帛を得た。得られた緻密超短立毛布帛において、前記シャーリング段等による表面品位の低下が少しみられた。
[比較例1]
実施例1において、パイル用糸条として、通常のポリエチレンフタレートからなる熱水収縮率3.2%の延伸糸(ヤーンカウント:167dtex/48本)を用いること以外
は実施例1と同様にして立毛編地を編成した。次いで、通常のシャーリング機(日機(株)製)を用いて、前記立毛編地のパイルの先端部を0.14mmカットし、立毛長が0.86mmである立毛糸(カットパイル)を有する立毛布帛とした。その後、実施例1と同様の熱処理、染色、立毛糸の直立処理、乾熱処理を施し、立毛糸の立毛長が0.83mm緻密超短立毛布帛を得た。得られた緻密超短立毛布帛において、立毛糸の立毛長が長いため、高級外観の点でやや劣る(△)ものであった。
[比較例2]
通常のポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸条(ヤーンカウント:84dtex/36本)を用いて、トリコット編サテン組織を有する編地を編成した後、該編地に、電気植毛(フロック加工)により立毛糸を植毛し、立毛部の立毛糸密度が84000dtex/cm、立毛糸の立毛長が0.38mm、立毛糸の単糸繊度0.1dtexの電気植毛緻密超短立毛布帛を得た。
該電気植毛緻密超短立毛布帛において、立毛糸脱落量(PCO)が4.13%と抗立毛糸脱落性の点で不十分であった。
[比較例3]
実施例1において、立毛部の立毛糸密度を38000dtex/cmと変更すること以外は実施例1と同様にした。得られた超短立毛布帛において、立毛糸の立毛角度が56度と立毛糸の直立状態を保持することが困難であり、立毛糸の方向性を生じるものであった。そのため、高級外観の点で劣り(×)、タッチの滑らかさにも劣る(×)ものであった。
本発明の緻密超短立毛布帛は、立毛糸の密度が高くかつ立毛長の短い植毛立毛布帛と同様の高級外観と滑らかなタッチとを呈し、しかも立毛糸が地組織部から抜けにくいという特徴を有するため、カーシート部材、椅子張りなどのインテリア部材、カーペット部材などの用途に使用することができる。特に、乗降耐久性が求められるカーシート部材の用途に好適に使用することができる。
本発明の緻密超短立毛布帛において、立毛糸の立毛角度αおよび立毛長を説明するための説明図である。
符号の説明
1 地組織部
2 立毛糸
3 立毛部

Claims (8)

  1. 有機繊維糸条からなり編織組織を有する地組織部と、該地組織部に編みこまれ、または織りこまれてなる立毛糸からなる立毛部とを有する立毛布帛であって、前記立毛部の立毛糸密度が40000〜300000dtex/cmであり、かつ立毛糸の単糸繊度が0.1〜1.2dtex、立毛長が0.20〜0.80mmの範囲にあることを特徴とする緻密超短立毛布帛。
  2. 立毛糸の立毛角度が70〜90度の範囲にある請求項1に記載の緻密超短立毛布帛。
  3. 立毛糸がポリエステル系繊維糸である請求項1または請求項2に記載の緻密超短立毛布帛。
  4. 地組織部を形成する有機繊維糸条がポリエステル系繊維糸条である請求項1〜3のいずれかに記載の緻密超短立毛布帛。
  5. 有機繊維糸条からなり編織組織を有する地組織部と、該地組織部に編みこまれ、または織りこまれてなる、単糸繊度が0.1〜1.2dtexかつ熱水収縮率が20%以上の立毛糸からなる立毛部とを有する立毛布帛を織編成した後、該立毛布帛に熱処理を施すことにより前記立毛糸を熱収縮させ、立毛部の立毛糸密度を40000〜300000dtex/cm、立毛糸の立毛長を0.20〜0.80mmの範囲とする請求項1に記載の緻密超短立毛布帛の製造方法。
  6. 地組織部を形成する有機繊維糸条として熱水収縮率が20%以上の糸条を用いる請求項5に記載の緻密超短立毛布帛の製造方法。
  7. 地組織部を形成する有機繊維糸条として捲縮率が30%以上の仮撚捲縮加工糸を用いる請求項5に記載の緻密超短立毛布帛の製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の緻密超短立毛布帛を用いてなるカーシート部材。
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