JP4531811B2 - 凹凸加工用布帛 - Google Patents

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Description

本発明は、凹凸加工用布帛に関するものであり、特に、インクジェット捺染による凹凸加工に適した凹凸加工用布帛に関するものである。
近年、車両用やインテリア用内装材の分野では、意匠性に優れ、かつ高級感があるという理由から、表面に凹凸模様を形成した布帛の需要が伸びている。凹凸模様の形成方法としては、従来、物理的に凹凸を形成する方法と化学的に凹凸を形成する方法が用いられている。
物理的な方法としては、エンボス加工やウエルダー加工などがあげられる。しかしながら物理的凹凸を付与された布帛は、風合いの硬化や布帛の扁平化などの問題がある。
一方、化学的な方法としては、特公昭47−23709号公報には、繊維を収縮あるいは減量させる薬剤を捺染糊に混和させてスクリーン捺染やロータリー捺染によって処理を行う手法が開示されている。しかし、このようなスクリーン捺染やロータリー捺染を用いた手法の場合、薬剤を混和させた捺染糊が高粘度であるため、布帛への浸透性が低く、立毛布帛に対して使用する場合、パイル根本まで薬剤が行き届かず凹凸の形成が不十分となる虞があった。また、布帛への捺染時の塗布量のコントロールが難しく、例えば、極細線などの細やかな凹部の表現は困難であった。
この問題を解決するため、特開平10−298863号公報には、繊維を収縮あるいは減量させる薬剤の付与方法としてインクジェット捺染を用いる手法が開示されている。このような手法を用いることにより、スクリーン捺染やロータリー捺染のように柄や布帛の制約をうけることなく、また、解像度45〜1440dpiにおいて1ピクセルレベルでの薬剤の付与量コントロールが可能であるため、凹凸の深さや幅を自由に調整でき、細やかな凹凸表現、たとえば極細線や段階的に凹凸の深さを変化させることによって曲線状の凹部の形成が可能となった。
しかし、インクジェット捺染の場合、小さなノズルから薬剤を含むインクを吐出させるため、ノズルに目詰まりが起こらないように薬剤を含むインクの粘度を下げる必要がある。一般に普及しているインクジェット捺染装置は、1〜10cps程度の低粘度タイプのインク用であるため、スクリーン捺染やロータリー捺染に用いる捺染糊(一般に粘度は3000〜15000cps)と比べると、薬剤が布帛に付与された際、パイル糸に薬剤が保持されずに地組織まで裏抜けしてしまい目的の凹凸効果が得られない虞があった。
このような問題を解決するために、特公昭63−31594号公報には、インク保持剤として水溶性高分子、水溶性塩類、水不溶性無機微粒子のいずれかからなる化合物を布帛に付与した後、インクジェット捺染を行う方法を開示している。この手法を用いることにより、薬剤を含むインクの裏抜け防止に一応の効果は得られるものの、用いる布帛によっては凹凸形成に十分な薬剤量のパイル部での保持が難しく、細やかな凹凸表現ができないという問題があった。
本発明の目的は上記の問題点を解決することにあり、凹凸加工、特に、インクジェット捺染(インクジェット印写とも称する)による凹凸加工において、微細で鮮明な凹凸加工、たとえば鮮明な幅1mm以下の極細線状凹部や、滑らかな曲線による凹部を得ることが可能な凹凸加工に適する布帛を提供することにある。
本発明は上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、特定の条件の布帛を用いることにより上記目的を達成することを見出したものである。
即ち本発明は、第1に、パイル部と地組織部からなる有毛パイル布帛であって、パイル部を構成するパイル糸の単糸が0.05〜3.5dtexの範囲の同一単糸繊度をもち、パイル糸が均一に分布しており、パイル面側の単位面積当たりに占めるパイル糸の割合(即ち式(1)で示されるX)が2〜25%であり、且つ、有毛パイル布帛の地組織部に対する垂直方向断面の電子顕微鏡写真を撮影して求めた断面写真のパイル面側表面から平均パイル高さ全体の50%の部分の単位面積当たりに占めるパイル糸の割合(即ち式(2)で示されるY)が40〜60%であることを特徴とする凹凸加工用布帛である。
X(%)=(3.1×10−5×D×c×w)/ρ (1)
但し、Dはパイル糸の平均デシテックス数
cは長手方向のパイルの株数/吋
wは幅方向のパイルの株数/吋
ρはパイル糸の平均比重
Y(%)=A/B×100 (2)
但し、Aは断面写真の布帛のパイル糸上部50%部分におけるパイル糸部分の面積
Bは断面写真の布帛のパイル糸上部50%部分の面積
本発明の凹凸加工用布帛は、好ましい態様において、パイル面側の表面において1平方吋当たりのパイル糸を構成する単糸断面の総外周長が、6.3〜22.5m/吋である。
本発明の凹凸加工用布帛は、好ましい態様において、有毛パイル布帛の平均パイル高さが、0.5〜3.0mmである。
本発明の凹凸加工用布帛は、好ましい態様において、有毛パイル布帛のパイル部が、ポリエステル系繊維からなる。
本発明は、第2に、上記の凹凸加工布帛を繊維分解剤を含有するインクを用いてインクジェット印写することを特徴とする凹凸加工布帛の製造方法である。
本発明の凹凸加工布帛の製造方法は、好ましい態様において、凹凸加工布のパイル部はポリエステル系繊維からなり、繊維分解剤はグアニジン塩、フェノール類、アルコール類およびアルカリ性化合物類からなる群から選ばれる。
本発明の凹凸加工用布帛は、従来の凹凸加工に供することで、微細で鮮明な凹凸加工、たとえば鮮明な幅1mm以下の極細線状凹部や、滑らかな曲線状の凹部を得ることができる。
図1は布帛の垂直方向断面上部50%におけるパイル糸の占有面積を示す説明図である。
図2はパイル糸断面の外周を示す説明図である。
図3はインクジェット捺染による凹凸加工柄の1例を示す説明図である。
図4はインクジェット捺染による凹凸加工柄の1例を示す説明図である。
図中、1は凹凸加工用布帛、2はパイル糸、3はパイル糸を構成する単繊維、4は単繊維の外周、5は凹部、6は凸部、Aは布帛のパイル糸上部50%部分におけるパイル糸部分、そしてBは布帛のパイル糸上部50%部分を示す。
以下本発明の凹凸加工用布帛について、詳しく説明する。
本発明者らは、分解によりパイル糸を構成する繊維を減量や収縮させる薬剤を付与することによる凹凸加工方法、特にインクジェット捺染による凹凸加工において、布帛に鮮明な幅1mm以下の極細線状凹部や段階的に凹部の深さを変化させることによって得られる曲線状の凹部を形成するためには、布帛の凹部を形成したい部分のみに、パイル糸を除去するのに十分な量の薬剤を保持させることが重要であることに着目し、パイル部を構成するパイル糸の単糸繊度が0.05〜3.5dtexであって、パイル糸がパイル面側に単位面積当たり2〜25%で均一に分布し、且つ、有毛パイル布帛の垂直方向断面において、パイル面側表面から平均パイル高さ全体の50%の部分の断面積に対して、パイル糸の面積の占める割合が40〜60%とすることによって、布帛の薬剤保持量を向上させ、凹凸加工特にインクジェット捺染による凹凸加工において鮮明な凹凸表現を可能にすることを見出した。
本発明に用いられる布帛としては、ダブルラッセル、モケット、シンカーパイル、ポールトリコット、有線モケットなどのカットパイルを有する有毛パイル布帛や、フルカットトリコット、別珍などの起毛パイルを有する有毛パイル布帛などの公知の有毛パイル布帛が挙げられるが、緻密な立毛の配列ができるという点でカットパイルを有する有毛パイル布帛が好ましい。
本発明の凹凸加工布帛はパイル部と地組織部からなる有毛パイル布帛であって、パイル部を構成するパイル糸の単糸繊度は0.05〜3.5dtexである。単糸繊度が0.05dtexより小さいと薬剤の繊維分解作用が強く働き、凹凸形状のコントロールが困難になる虞があり、3.5dtexより大きいと薬剤の繊維分解作用効率が悪く、十分な凹凸形状が得られない虞がある。
特には単糸繊度が0.2〜2.2dtexの範囲が好ましい。この繊度範囲のパイル糸を用いると繊維分解作用によりパイル糸が先細形状になり、凸部と凹部とでパイル糸の形状が異なるため、触感や風合に変化のある布帛となる。
また、パイル糸がパイル面側に単位面積当たり2〜25%で均一に分布する。単位面積当たりのパイル糸の占める割合が2%未満であると薬剤を含むインクを十分に保持できない虞があり、25%を越えると編成できなくなる虞がある。また均一に分布するとは、パイル糸が布帛全体に亘って偏りが無く分布していることを表す。
また、パイル糸の単位面積当たりの割合X%は下記の式(1)により算出される。
X=(3.1×10−5×D×c×w)/ρ (1)
D パイル糸の平均デシテックス数
c 長手方向のパイルの株数/吋
w 幅方向のパイルの株数/吋
ρ パイル糸の平均比重
また、有毛パイル布帛の垂直方向断面において、パイル面側表面から平均パイル高さ全体の50%の部分の断面積に対して、パイル糸の面積の占める割合が40〜60%である凹凸加工用布帛である。
この割合が40%未満であると、パイル糸上部での薬剤保持力が低下し付与された薬剤が裏抜けしやすくなり、鮮明な凹凸形成がしにくくなる。また、60%より大きくなると、風合いが硬くなり、目付が重くなってしまい、更には製編、製織が困難になる虞がある。
この算出方法は次のとおりである:
図1に示すように布帛の垂直方向断面の電子顕微鏡写真を撮影する。撮影した断面写真のパイル糸先端から、即ちパイル面側表面から、平均パイル高さの50%の部分Bまでをスキャナーでパソコンに読みとり、パイル糸部分Aとそれ以外の部分を2値化した。単位面積あたりのパイル糸の占める部分の割合Yを下記の式(2)で求めた。
Y(%)=A/B×100 (2)
A 上記の断面写真の布帛のパイル糸上部50%部分におけるパイル糸部分の面積
B 上記の断面写真の布帛のパイル糸上部50%部分の面積
これらの条件を同時に満たすことにより、曲線状の凹部を形成した場合に滑らかな曲線が得られる。本発明における滑らかな曲線による凹部とは、段階的に繊維分解剤の付与量を変化させることにより、布帛断面における凹凸部の深さを変化させたものをいう。このように凹凸部の深さが一定でなく変化していることにより、明暗のグラデーションがランダムに生じるため、どの角度から見ても立体感が得られる。
また、パイル面側の表面1平方吋当たりのパイル糸を構成する単糸断面の総外周長は6.3〜22.5m/吋であることが好ましい。6.3m/吋未満であると薬剤を十分保持できない虞があり、22.5m/吋より大きいと編成しにくくなり、また布帛の風合いが硬く、コストアップになる虞がある。
パイル糸断面の総外周長とは図2に示すように、パイル面側の表面1平方吋に存在するパイル糸を構成している単繊維断面の外周の長さの総和である。
この単位面積当たりのパイル糸を構成する単糸の総外周長が長いほど単位面積当たりのパイル糸の表面積は大きくなり、従ってインクジェット捺染によって吐出された繊維分解剤を含有したインクを受け止める面積が大きくなり、布帛の薬剤保持量が向上する。これにより薬剤が裏抜けすることなく、パイル糸を除去したい部分に薬剤を必要量保持することが可能になり鮮明な凹凸形成が可能となる。
また単位面積当たりのパイル糸を構成する単糸の総外周長が長いほど単位面積当たりのパイル糸の密度が高くなる傾向にある。これにより薬剤の裏抜けが防止されるだけでなく、シャープな形状の凹部を得ることができ、また段階的に繊維分解剤の付与量を変化させて曲線状の凹凸部を形成する場合にはより滑らかな曲線が得られる。
また、本発明で使用される凹凸加工用布帛を構成する繊維は、半合成繊維、合成繊維から適宜選択可能である。なかでもポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリル系繊維などの合成繊維は、その製法上均一な先端断面を確保できる点、および単繊維太さを調整できる点で好ましい。また、その中でも強度、耐光堅牢度などの物性耐久性の点でポリエステル系繊維を用いることが好ましい。
また、パイル糸を構成する単糸の断面形状についてはどのような形状でもよいが、多葉断面、多角断面など異形断面形状のものが好ましい。同繊度の丸断面と異形断面の断面外周の長さを比較すると、異形断面の方が断面外周が長く糸の表面積も大きくなるため、薬剤の保持量が向上するためである。
糸種としては、どのような糸形態でもよいが、好ましくはウーリー加工糸やスパンなど捲縮のある糸が含まれていることが望ましい。同繊度の生糸に比べて、断面積に占めるパイル糸の割合が高くなり薬剤の保持量が向上するためである。
本発明の凹凸加工布のパイル糸は、総繊度33〜900dtexの範囲の糸を用いることが好ましく、84〜600dtexの糸がより好ましい。繊度が33dtex未満の場合、単位面積当たりのパイル糸の密度が低くなり、シャープな形状の凹凸部や、滑らかな曲線状の凹凸部が得られない虞がある。繊度が900dtexを超える場合、パイル糸の間隔が大きくなり、毛割れなど外観品位を損なう虞がある。
また、パイル糸を構成する単繊維は同繊度の糸で構成されている。繊度により繊維分解剤による除去性が異なるため、単繊維繊度が異なる糸を2種類以上用いてパイル糸が構成されている場合、繊度の大きい糸は繊度の小さい糸よりも繊維分解剤によって除去されにくいため、鮮明で、滑らかな形状の凹部が得られない虞がある。
本発明の凹凸加工用布帛の平均パイル高さは0.5〜3.0mm、更に1.0〜2.0mmが好ましい。0.5mmより短い場合、凹部と凸部の高低差が最大でも0.5mm以下となってしまうため、段階的な凹部深さの変化を有する滑らかな曲線状の凹部が得られず、見栄えの劣る凹凸加工布しか得られない。また、3.0mmより長い場合、パイル糸の立毛性や形態保持性が悪く、鮮明な極細線状凹凸部や、滑らかな曲線による凹凸部が形成されない虞がある。
本発明の凹凸加工用布帛のパイル糸の密度については、薬剤の保持力と滑らかな曲線状凹部形成の観点から2.0×10〜2.0×10dtex/吋が好ましく、特に5.0×10〜1.0×10dtex/吋が好ましい。2.0×10dtex/吋未満の場合、パイル糸の間隔が大きくなるため薬剤の裏抜けが生じる虞がある。また、凹凸部の深さを段階的に調整して曲線状の凹凸部を形成する場合に、凹凸部が滑らかな曲線状とならない虞がある。また、2.0×10dtex/吋より大きいと製編性、製織性が悪くなる虞がある。
本発明の凹凸加工用布帛の染色加工、乾燥、起毛処理、剪毛処理等については、通常用いられている手法でよく、特に限定されず必要に応じて工程を選択してよいが、起毛処理、剪毛処理後には整毛処理を行うことが好ましい。整毛処理を行うことによりパイル糸が一定の方向性をもって立毛することとなり、形成された凹部の形状が滑らかで外観品位の良好なものが得られる。
また、薬剤やインクの滲みや、裏抜けを防止するために、布帛にあらかじめインク受容剤を含有する前処理液を付与する前処理を施して、布帛に予めインク受容層を設けることが好ましい。インク受容剤としては、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、メチルセルロースおよびデンプンなどの糊剤が主に挙げられる。中でも、耐薬品性および耐アルカリ性に優れるカルボキシメチルセルロースが好ましい。この前処理液には必要に応じて、pH調整剤、耐光向上剤、酸化防止剤および還元防止剤を配合してもよい。インク受容剤の付与方法については、コーティング法、スクリーン法およびディップニップ法など公知の手法を用いることが可能である。
このように布帛にインク受容剤を付与することにより、インク保持力が一層向上する。
本発明の凹凸加工用布帛にインクジェット捺染にて繊維分解剤を含有するインクを付与することにより繊維を分解し凹凸を形成する。
付与される繊維分解剤としては、半合成繊維のアセテートなどではフェノール類、アルコール類が、合成繊維のポリエステル系ではグアニジン塩、フェノール類、アルコール類、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物などのアルカリ性化合物が、ポリアミド系ではフェノール類、アルコール類が、ポリアクリル系ではフェノール類があげられる。なかでも、得られる凹凸効果が大きく、環境および安全面で優れている点で、グアニジンの弱酸塩が好ましい。
また、インク中に含有される繊維分解剤の濃度は、10〜35重量%の範囲が好ましく、更には15〜30重量%の範囲が好ましい。10重量%より少ないと繊維を十分に分解できず十分な凹凸模様を形成することができない虞があり、35重量%を超えると、水への溶解限度に近くなるため、インク中に析出物が発生するなどノズル詰まりの原因となり、長時間安定したインクの吐出が不可能になる虞がある。
またインクは、凹凸加工用基布へ10〜100g/mの範囲で付与されることが好ましい。インクの付与量が10g/mより少ないと、十分な凹凸模様の形成が困難となる虞があり、100g/mを超えると、インクがにじみ、凹凸模様のシャープ性に劣る虞がある。
繊維分解剤の凹凸加工基布への付与量は、1〜30g/mの範囲が好ましい。繊維分解剤の付与量が1g/mより少ないと十分な凹凸模様の形成が困難となる虞があり、30g/mを超えると、凹凸模様形成に必要以上の量となるため、コスト高になるだけでなく、用いる加工基布によっては穴が空いてしまうという問題が起こる虞がある。
インクの粘度は、25℃において、1〜10cpsであることが好ましく、さらには1〜5cpsであることが好ましい。1cps未満では吐出したインクの滴が飛翔中に分裂し、凹凸模様のシャープ性に劣る傾向があり、10cpsを超えると、高粘度のためノズルからのインクの吐出が困難となる傾向にある。
なお、前記インクは、繊維分解剤を水に溶解させたものであることが、長時間安定した吐出が可能となる点で好ましい。また、繊維分解剤を安定して水へ溶解させるため尿素の添加や、ノズルのエア詰まり防止のため多価アルコール、多価アルコール誘導体、またはエチレンオキサイドが付加された界面活性剤などを含有させることが好ましい。
繊維分解剤を付与し熱処理をした後、布帛上に残留しているインク受容剤、未固着染料、さらには繊維の分解物を布帛から脱落させることを目的として、洗浄処理を行うことが好ましい。この洗浄処理方法については、通常実施されているハイドロサルファイト、界面活性剤およびソーダ灰などを用いた還元洗浄などが用いられる。
上述の方法によって得られた凹凸加工の施された布帛は、鮮明な幅1mm以下の極細線状凹部や、滑らかな曲線状の凹部を有する外観品位に優れたものとなる。
(実施例)
次に本発明を実施例によって説明する。
作成したそれぞれの凹凸加工布帛について、下記の項目の評価を行った。
<凹凸感>
○・・・凹部と凸部で高低差が明瞭
△・・・凹部と凸部の高低差が不明瞭
×・・・凹部と凸部の高低差がない
<曲線状凹部の滑らかさ>
○・・・曲線状凹部に高低差による段差がない
△・・・曲線状凹部に高低差による段差がわずかに見られる
×・・・曲線状凹部に高低差による段差がはっきりと見られる
<細線表現>
○・・・幅が1.0mmの細線が明瞭に表現されている
△・・・幅が1.0mmの細線が不連続な線に表現されている
×・・・幅が1.0mmの細線が全く表現できない
(実施例1〜3および比較例1〜4)
3Bar 28Gのトリコット編機を使用して、パイル糸に84dtex/36f(単糸繊度 2.3dtex)のポリエステル ウーリー加工糸を使用してトリコット編布を得た。得られた布帛を190℃で1分間セットし、130℃にて染色し乾燥後、針布起毛機にてフルカット起毛を施した後、整毛処理後190℃で1分間セットし、仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり4.0%で均一に分布した、平均パイル高さが1.0mm、編密度が59コース/吋、36ウエル/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が7.0m/吋、断面のパイル占有面積が48%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛にカルボキシメチルセルロースを付与量2g/mとなるよう付与してインク受容層を設け下記条件にて繊維分解剤を付与した。
<繊維分解剤処方>
炭酸グアニジン 25部
水 73部
プロピレングリコール 2部
<インクジェット印写条件>
印写装置 : オンデマンド方式シリアル走査線型インクジェット印写装置
ノズル径 : 50μm
駆動電圧 : 100V
周波数 : 5KHz
解像度 : 360dpi
<凹凸模様>
図3、図4および幅が1.0mmの細線の各凹凸模様を作成。
印写した布帛を乾燥した後、175℃で10分間湿熱処理した。その後、洗浄および乾燥し、整毛工程を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。
28G ダブルラッセル編機を使用して、パイル糸に250dtex/144f(単糸繊度 1.74dtex)のポリエステル ストレート糸とウーリー加工糸の複合糸を使用してダブルラッセル編地を得た。得られた布帛をセンターカットし整毛処理後、190℃で1分間セットし、130℃で染色乾燥後、仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり9.3%で均一に分布した、平均パイル高さが1.2mm、編密度が52コース/吋、32ウエル/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が19.1m/吋、断面のパイル占有面積が56%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛に実施例1と同様にインク受容層を設け凹凸加工を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。
23羽/吋の2重ビロード織機を使用して、パイル糸に167dtex/72f(単糸繊度 2.32dtex)の先染めポリエステル ウーリー加工糸を使用してモケット織物を得た。得られた布帛を揃毛及び整毛処理し、190℃で1分間セットし、仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり6.9%で均一に分布した、平均パイル高さが、1.5mm、織密度が縦糸80本/吋、緯糸23本/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が12.2m/吋、断面のパイル占有面積が54%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛に実施例1と同様にインク受容層を設け凹凸加工を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。
比較例1
28G ダブルラッセル編機を使用して、パイル糸に84dtex/36f(単糸繊度 2.3dtex)のポリエステル ストレート糸を使用してダブルラッセル編地を得た。得られた布帛をセンターカットし整毛処理後190℃で1分間セットし、130℃で染色後乾燥後、190℃で1分間セットして仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり3.4%で均一に分布した、平均パイル高さが1.4mm、編密度が53コース/吋、34ウエル/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が6.0m/吋、断面のパイル占有面積が35%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛に実施例1と同様にインク受容層を設け凹凸加工を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。
比較例2
3Bar 28Gのトリコット編機を使用して、パイル糸に167dtex/24f(単糸繊度 7.0dtex)のポリエステル ストレート糸とウーリー加工糸の複合糸を使用してトリコット編地を得た。得られた布帛を190℃で1分間セットし、130℃で染色乾燥後、針布起毛機にてフルカット起毛を施した後、整毛処理し190℃で1分間セットし、仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり8.1%で均一に分布した、平均パイル高さが0.3mm、編密度が55コース/吋、37ウエル/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が7.8m/吋、断面のパイル占有面積が55%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛に実施例1と同様にインク受容層を設け凹凸加工を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。
比較例3
28G ダブルラッセル編機を使用して、パイル糸に56dtex/24f海島型割繊糸(島成分:海成分=60:40、36分割)を6本合撚した(単糸繊度 0.04dtex)のポリエステルウーリー加工糸を使用してダブルラッセル編地を得た。得られた布帛をセンターカットし整毛処理後、得られた布帛を190℃で1分間セットした。次に90℃で減量後、130℃で染色乾燥し、190℃で1分間セットして仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり7.4%で均一に分布した、平均パイル高さが0.6mm、編密度が52コース/吋、32ウエル/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が43.8m/吋、断面のパイル占有面積が53%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛に実施例1と同様にインク受容層を設け凹凸加工を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。
比較例4
22G ダブルラッセル編機を使用して、パイル糸に84dtex/36f(単糸繊度 2.3dtex)のポリエステル高捲縮加工糸を使用してダブルラッセル編地を得た。得られた布帛をセンターカットし整毛処理後、得られた布帛を190℃で1分間セットし、130℃で染色乾燥後、190℃で1分間セットして仕上がり時のパイル糸がパイル面側の単位面積当たり1.7%で均一に分布した、平均パイル高さが1.2mm、編密度が40コース/吋、23ウエル/吋、表面パイル糸を構成する単糸断面の総外周長が3.2m/吋、断面のパイル占有面積が41%である凹凸加工用布帛を得た。
得られた布帛に実施例1と同様にインク受容層を設け凹凸加工を施した。得られた凹凸加工布帛の評価を表1に示す。

Claims (6)

  1. パイル部と地組織部からなる有毛パイル布帛であって、パイル部を構成するパイル糸の単糸が0.05〜3.5dtexの範囲の同一単糸繊度をもち、パイル糸が均一に分布しており、パイル面側の単位面積当たりに占めるパイル糸の割合(即ち式(1)で示されるX)が2〜25%であり、且つ、有毛パイル布帛の地組織部に対する垂直方向断面の電子顕微鏡写真を撮影して求めた断面写真のパイル面側表面から平均パイル高さ全体の50%の部分の単位面積当たりに占めるパイル糸の割合(即ち式(2)で示されるY)が40〜60%であることを特徴とする凹凸加工用布帛。
    X(%)=(3.1×10−5×D×c×w)/ρ (1)
    但し、Dはパイル糸の平均デシテックス数
    cは長手方向のパイルの株数/吋
    wは幅方向のパイルの株数/吋
    ρはパイル糸の平均比重
    Y(%)=A/B×100 (2)
    但し、Aは断面写真の布帛のパイル糸上部50%部分におけるパイル糸部分の面積
    Bは断面写真の布帛のパイル糸上部50%部分の面積
  2. パイル面側の表面において1平方吋当たりのパイル糸を構成する単糸断面の総外周長が、6.3〜22.5m/吋である請求項1記載の凹凸加工用布帛。
  3. 有毛パイル布帛の平均パイル高さが、0.5〜3.0mmである請求項1または2記載の凹凸加工用布帛。
  4. 有毛パイル布帛のパイル部が、ポリエステル系繊維からなる請求項1〜3のいずれか1項記載の凹凸加工用布帛。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の凹凸加工用布帛を繊維分解剤を含有するインクを用いてインクジェット印写することを特徴とする凹凸加工布帛の製造方法。
  6. 凹凸加工布のパイル部がポリエステル系繊維からなり、繊維分解剤がグアニジン塩、フェノール類、アルコール類およびアルカリ性化合物類からなる群から選ばれる請求項5記載の凹凸加工布帛の製造方法。
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