JP2005298803A - 水性黒色インク組成物及び着色体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】黒色色素として、実質的に1種の黒色染料化合物又はその塩を含有する黒色インク組成物の赤系調色成分として、下記式(1)
【化1】
(式(1)中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、(C1〜C4)アルキル基、(C1〜C4)アルコキシ基を、m及びnはそれぞれ独立に0、1又は2をそれぞれ表す。又、Xは(C1〜C3)アルカノールアミノ基又はモルホリノ基を表す。)
で表される染料化合物又はその塩を含有することを特徴とする水性黒色インク組成物。
Description
即ち本発明は、
(1)黒色色素として実質的に1種の黒色染料化合物を含有する水性黒色インク組成物の赤系調色成分として、下記式(1)
で表される染料化合物又はその塩を含有することを特徴とする水性黒色インク組成物
(2)黒色染料化合物が、青味、紫味又は緑味の色相を帯びた黒色染料化合物である(1)に記載の水性黒色インク組成物、
(3)前記式(1)で表される染料化合物又はその塩の含有量が総色素重量中、0.1〜50重量%である(1)又は(2)に記載の水性黒色インク組成物、
(4)黒色染料化合物が下記式(2)
又は下記式(4)
を表し、Bはフェニル基、ナフチル基(これらのフェニル基及びナフチル基は、ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシル基、スルホ基、スルファモイル基(アルキル基又はフェニル基で置換されていても良い)、ホスホ基、ニトロ基、アシル基、ウレイド基、(C1〜C4)アルキル基(ヒドロキシル基又は(C1〜C4)アルコキシ基で置換されていても良い)、(C1〜C4)アルコキシ基(ヒドロキシル基、(C1〜C4)アルコキシ基、スルホ基又はカルボキシル基で置換されていても良い)又はアシルアミノ基によって置換されていても良い)又は、下記式(5)
を表す。)
で表される染料化合物又はその塩である(1)〜(3)のいずれか一項に記載の水性黒色インク組成物、
(5)前記式(2)で表される染料化合物又はその塩が下記式(6)
で表される染料化合物又はその塩である(4)に記載の水性黒色インク組成物(6)前記式(6)で表される染料化合物又はその塩が下記式(7)
で表される染料化合物又はその塩である(5)に記載の水性黒色インク組成物、
(7)前記式(7)で表される染料化合物又はその塩が、それぞれ下記式(8)及び式(9)
で表される染料化合物又その塩である(6)に記載の水性黒色インク組成物、
(8)前記式(8)及び式(9)において、R11〜R16は、それぞれ独立して、水素原子、メトキシ基、スルファモイル基、ニトロ基、カルボキシル基又はスルホ基を表し、且つR11〜R13及びR14〜R16のそれぞれにおいて少なくとも一つはスルホ基又はカルボキシル基である(7)に記載の水性黒色インク組成物、
(9)調色成分として、更に黄色系の色相をもつ染料化合物を総色素重量中0.1〜30重量%含有する(1)〜(8)のいずれか一項に記載の水性黒色インク組成物、
(10)黄色系の色相をもつ染料化合物がC.I.ダイレクトイエロー132又はC.I.ダイレクトイエロー86である(9)に記載の水性黒色インク組成物、
(11)(1)乃至(10)のいずれか一項に記載の水性黒色インク組成物を装填したインクジェットプリンタ、
(12)(11)に記載のインクジェットプリンタによって着色された着色体
に関する。
本発明において、実質的に1種の染料化合物で黒色を呈する染料化合物としては、耐オゾン性が良好で、例えば、白色無機顔料等による多孔質の素材を用いているインクジェット専用紙上で、例えばオゾン濃度通常12ppmの条件下において通常2時間の試験を行った際に、色相濃度残存率が通常80%以上、色差ΔEが通常20以下である染料化合物が好ましい。そのうち、青味の色相を帯びた黒色染料化合物として、水中で350nm〜700nmの範囲全てにおいて吸収があり、かつ最大吸収波長が通常560nm以上の範囲にあり、更にインクに調製して普通紙上に印刷した際に、印刷物の濃度D値が1.0±0.2の範囲での色相角Hの値が200°〜270°の範囲にある黒色染料化合物が好ましい。また、紫味の色相を帯びた黒色染料化合物として、水中で350nm〜700nmの範囲全てにおいて吸収があり、かつ最大吸収波長が560nm以上の範囲にあり、更にインクに調製して普通紙上に印刷した際に、印刷物の濃度D値が1.0±0.2の範囲での色相角Hの値が270°〜320°の範囲にある黒色染料化合物が好ましい。更に、緑味の色相を帯びた黒色染料化合物として、水中で350nm〜700nmの範囲全てにおいて吸収があり、かつ最大吸収波長が560nm以上の範囲にあり、更にインクに調製して普通紙上に印刷した際に、印刷物の濃度D値が1.0±0.2の範囲での色相角Hの値が120°〜200°の範囲にある黒色染料化合物が好ましい。この様な特性を有する黒色染料化合物として、式(2)で示される染料化合物又はその塩(以下において、「染料化合物又その塩」を単に「染料化合物」ということがある。)が好ましい。尚、上記において、濃度D値、色相角H値及び色差ΔEは市販の測色機を用いて測定される。
で表される化合物を常法によりジアゾ化し、下記式(11)
で表される化合物とカップリング反応し、生成した下記式(12)
で表される化合物に、式(13)
で表される化合物を常法によりジアゾ化したものをカップリング反応させ、得られる式(14)
に式(15)
で表される化合物を常法によりジアゾ化したものとカップリング反応させ、式(2)で表される染料化合物を得ることができる。
とp−トルエンスルホニルクロライドとをアルカリ存在下で反応させることにより得られる式(17)
で表される化合物を常法によりジアゾ化し、式(11)で表される化合物とカップリング反応し、生成した式(18)
で表される化合物に、式(13)で表される化合物を常法によりジアゾ化したものをカップリング反応させ、得られる式(19)
で表される化合物をアルカリ条件下、加水分解し式(20)
で表される化合物を得る。これに式(15)で表される化合物を常法によりジアゾ化したものとカップリング反応させ、式(2)で表される染料化合物を得ることができる。
式(1)中のR1及びR2において、(C1〜C4)アルキル基の例としては例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルが挙げられ、(C1〜C4)アルコキシ基としては例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシが挙げられる。
本発明の水性インク組成物中に含有される染料化合物は、それぞれ遊離酸の形で、あるいはその塩の形で存在しうる。塩としては、アルカリ金属塩、有機アミンのカチオン、又はアンモニウムイオンである。アルカリ金属としては、例えばナトリウム、カリウム、リチウムなどが挙げられる。有機アミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどが挙げられる。水素原子、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミンイオンなどが挙げられる。
水溶性紫外線吸収剤としては、例えばスルホン化したベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ−ル系化合物、サリチル酸系化合物、桂皮酸系化合物、トリアジン系化合物が挙げられる。
本発明の水性黒色インク組成物を用いたインクジェット記録方法においては、前記水性黒色インク組成物を含有してなるインクジェット用インクを用いて受像材料に記録を行うが、その際に使用するインクノズル等については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、公知の方法、例えば、静電誘引力を利用してインクを吐出させる電荷制御方式、ピエゾ素子の振動圧力を利用するドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式)、電気信号を音響ビームに変えインクに照射して放射圧を利用してインクを吐出させる音響インクジェット方式、インクを加熱して気泡を形成し、生じた圧力を利用するサーマルインクジェット(バブルジェット(登録商標))方式等を用いることができる。なお、前記インクジェット記録方式には、フォトインクと称する濃度の低いインクを小さい体積で多数射出する方式、実質的に同じ色相で濃度の異なる複数のインクを用いて画質を改良する方式や無色透明のインクを用いる方式が含まれる。
特許文献8の例3に記載の方法にて下記式(21)
化合物例1の合成において、原料に用いた下記式(22)の化合物
(第一工程)水500部中に6−アミノ−4−ナフトール−2−スルホン酸23.9部を仕込み、20%水酸化ナトリウムにてpH値7〜8に中和溶解後、30〜40℃で無水酢酸12.2部を添加しアセチル化する。次いで、反応液を20%水酸化ナトリウム水溶液にてpH値8に中和後、加熱し55〜60℃、pH値8〜9でp−トルエンスルホニルクロライド19.1部と反応させた。反応後15℃まで冷却することにより灰白色の沈殿が析出する。これをろ過して下記式(25)の化合物41.3部を得た。
この化合物について、後記する実施例1に記載の処方により色素としてこの化合物のみを含むインクを調製し、普通紙に印刷した時の濃度D値が0.8〜1.2になる時の色相角H値を測定したところ、196°で緑味の色相を呈していた。
(第一工程)水200部中に4−メトキシアニリン−2−スルホン酸20.3部を水酸化ナトリウムでpH5.5〜8.0に調整しながら溶解した後、5〜10℃とし、35%塩酸31.3部、40%亜硝酸ナトリウム水溶液18.1部を添加しジアゾ化した。このジアゾ懸濁液を7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸(J酸)23.9部のアルカリ性水溶液に15〜30℃で滴下した。滴下中は反応液のpH値を炭酸ナトリウムにて8.5〜9.5に保持した。滴下終了後、更にpH値8.5〜9.5、温度15〜30℃で3時間攪拌しカップリング反応を完結させ、このあと塩化ナトリウムを加えて塩析を行い、濾過して得られたウェットケーキを乾燥して下記式(31)のモノアゾ化合物36.3部を得た。
この化合物について化合物例3の場合と同様にして色相角H値を測定したところ、251°で青味の色相を呈していた。
(第一工程)2−アミノ−5−ナフトール−1,7−ジスルホン酸20.1部とp−トルエンスルホニルクロライド12.6部とをpH8.0〜8.5、70℃で1時間反応させた後、酸性にて塩析、ろ過して得られる下記式(34)の化合物28.4部を水300部中に、炭酸ナトリウムでpH6.0〜8.0に調整しながら溶解し、35%塩酸18.7部の添加後、0〜5℃とし、40%亜硝酸ナトリウム水溶液10.7部を添加し、ジアゾ化した。
この化合物について化合物例3の場合と同様にして色相角H値を測定したところ、265°で青味の色相を呈していた。
化合物例5の2−アミノベンゼン−1,4−ジスルホン酸モノナトリウム塩12.2部を3−アミノ−7−ニトロナフタレン−1,5−ジスルホン酸18.8部とする以外は化合物例5と同様の方法で式(39)の化合物30.9部を得た。この化合物の水中での最大吸収波長は591nmであり、また水への溶解度は100g/l(25℃)以上であった。
この化合物について化合物例3の場合と同様にして色相角H値を測定したところ、271°で紫味の色相を呈していた。
実施例1
下記成分を混合することによりインク組成物を調製し、0.45μmのメンブランフィルターで濾過する事によりインクジェット用の本発明の水性黒色インク組成物を得た。また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10になるように0.5%水酸化リチウムで調整した。この水性インク組成物は、貯蔵中にまた長期間保存後においても沈殿分離が生ぜず物性の変化は生じなかった。
化合物例1で得られた化合物 0.5部
化合物例3で得られた化合物 4.5部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム 75.9部
計 100.0部
下記成分を混合することによりインク組成物を調製し、0.45μmのメンブランフィルターで濾過する事によりインクジェット用の本発明の水性黒色インク組成物を得た。また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10になるように0.5%水酸化リチウムで調整した。この水性黒色インク組成物は、貯蔵中にまた長期間保存後においても沈殿分離が生ぜず物性の変化は生じなかった。
化合物例1で得られた化合物 1.0部
化合物例4で得られた化合物 3.5部
C.I.ダイレクトイエロー132 0.5部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム 75.9部
計 100.0部
下記成分を混合することによりインク組成物を調製し、0.45μmのメンブランフィルターで濾過する事によりインクジェット用の本発明の水性黒色インク組成物を得た。また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10になるように0.5%水酸化リチウムで調整した。この水性黒色インク組成物は、貯蔵中にまた長期間保存後においても沈殿分離が生ぜず物性の変化は生じなかった。
化合物例2で得られた化合物 3.5部
化合物例5で得られた化合物 1.0部
C.I.ダイレクトオレンジ17 0.5部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム 75.9部
計 100.0部
下記成分を混合することにより本発明の水性黒色インク組成物を調製し、0.45μmのメンブランフィルターで濾過する事によりインクジェット用の水性黒色インク組成物を得た。また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10になるように0.5%水酸化リチウムで調整した。この水性黒色インク組成物は、貯蔵中にまた長期間保存後においても沈殿分離が生ぜず物性の変化は生じなかった。
化合物例1で得られた化合物 0.75部
化合物例6で得られた化合物 3.5部
C.I.ダイレクトイエロー86 0.75部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム 75.9部
計 100.0部
特許文献8のExample2に示される色素(下記式(40))を用い、下表8の組成でインク組成物を調製し、0.45μmのメンブランフィルターで濾過する事によりインクジェット用の本発明の水性黒色インク組成物を得た。また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10になるように0.5%水酸化リチウムで調整した。この水性黒色インク組成物は、貯蔵中にまた長期間保存後においても沈殿分離が生ぜず物性の変化は生じなかった。
尚、式の(40)の化合物について、化合物例3の場合と同様にして色相角H値を測定したところ、240°で青味の色相を呈していた。
化合物例1で得られた化合物 0.3部
特許文献8のExample2の化合物 4.4部
C.I.ダイレクトイエロー86 0.3部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム 75.9部
計 100.0部
特許文献9の実施例1に示される色素(下記式(41))を用い、下表9の組成でインク組成物を調製し、0.45μmのメンブランフィルターで濾過する事によりインクジェット用の本発明の水性黒色インク組成物を得た。また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10になるように0.5%水酸化リチウムで調整した。この水性黒色インク組成物は、貯蔵中にまた長期間保存後においても沈殿分離が生ぜず物性の変化は生じなかった。
尚、式の(41)の化合物について、化合物例3の場合と同様にして色相角H値を測定したところ、181°で緑味の色相を呈していた。
化合物例1で得られた化合物 1.0部
特許文献9のE実施例1の化合物 4.0部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム 75.9部
計 100.0部
上記で得られたそれぞれの水性黒色インク組成物を使用し、インクジェットプリンタ(商品名 Canon社製 BJ−S630)により、専用光沢紙1(キヤノン社製 プロフェッショナルフォトペーパー PR101)及び専用光沢紙2(セイコーエプソン社製 写真用紙<光沢> KA420PSK)にインクジェット記録を行った。印刷の際は、反射濃度が数段階の階調で得られるように画像パターンを作り、ハーフトーンの黒色印字物を得た。印刷時はグレースケールモードを用いているため、この淡色部分においては水性黒色インク組成物(インク)以外のイエロー、シアン、マゼンタの各記録液は併用されていない。以下に記する試験方法のうち、測色機を用いて評価する項目である濃度評価では、反射濃度D値が最も高い部分で測定を行った。また、同様に測色機を用いて評価する項目である耐光性試験、耐オゾンガス性試験の測定の際には、試験前の印刷物の反射濃度D値が1.0に最も近い階調部分を用いて測定を行った。
本発明の水性黒色インク組成物による記録画像につき、印字濃度、濃色域での色相評価、淡色域での色相評価、耐光性試験後の濃度変化、耐オゾンガス性試験後の濃度変化の5点について評価を行った。その結果を表15に示した。
(1)濃度評価
記録画像の色相濃度は前記測色機を用いて測色し、印字濃度D値を算出した。判定基準を以下に示す。
○・・・D≧2.2
△・・・2.2>D≧2.0
×・・・2.0>D
(2)濃色域での色相評価
記録画像の印字濃度D値が最大の部分で、目視にて評価を行った。判定基準を以下に示す。また、ブラックとして僅かに色味が認められる場合、前記測色機を用いて色相角H値を測定し、このH値から緑味、青味又は紫味を判別し、記載した。その判定基準を以下に示す。ブラックであるとは言い難いほど色味がある場合は、目視によって確認した色相を記載した。
○・・・・色味のないブラックである。
△・・・・やや色味があるがブラックであると言える。
×・・・・明らかに色味があり、ブラックであるとは言い難い。
緑味・・・色相角Hが120°以上、200°未満。
青味・・・色相角Hが200°以上、270°未満。
紫味・・・色相角Hが270°以上、320°未満。
(3)淡色域での色相評価
記録画像の印字濃度D値が0.8<D<1.2の部分で、目視にて評価を行った。判定基準を以下に示す。また、ブラックとして僅かに色味が認められる場合、色相角H値から、緑味、青味又は紫味を判別して、記載した。その判定基準を以下に示す。ブラックであるとは言い難いほど色味がある場合は、目視によって確認した色相を記載した。
○・・・・色味のないブラックである。
△・・・・やや色味があるがブラックであると言える。
×・・・・明らかに色味があり、ブラックであるとは言い難い。
緑味・・・色相角Hが120°以上、200°未満。
青味・・・色相角Hが200°以上、270°未満。
紫味・・・色相角Hが270°以上、320°未満。
(4)耐光性試験
キセノンウェザオメーターCi4000(ATLAS社製)を用い、専用光沢紙1及び専用光沢紙2の印刷サンプルに温度24℃、湿度60%RHの条件下で0.36W/平方メートルの照度で50時間照射した。試験終了後上記の測色システムを用いて試験前後の色差ΔE値を測定した。判定基準を以下に示す。
○・・・ΔE<5
△・・・5≦ΔE<10
×・・・10≦ΔE
(5)耐オゾンガス性試験
オゾンウェザーメーター(スガ試験機社製)を用いてオゾン濃度を12ppm、湿度60%RH、温度24℃で専用光沢紙1及び専用光沢紙2の印刷サンプルを2時間放置した。試験終了後上記の測色機を用いて試験前後の色差ΔE値を測定した。
○・・・ΔE<5
△・・・5≦ΔE<10
×・・・10≦ΔE
比較対象として水溶性インクジェット用黒色色素として用いられているアゾ系色素のC.I.フードブラック2(下記式(42))を下記表10の組成でインク組成物を調製した。得られた記録画像の濃度評価、色相評価、耐光性評価、耐オゾンガス性評価の結果を表15に示した。
表10
C.I.フードブラック2 5.0部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム水溶液 75.9部
計 100.0部
実施例1の比較対象として化合物例1で得られた化合物の代わりに特許文献10の化合物例No.(1)に示される色素(下記式(43))を用い、下表11のインク組成でインク組成物を調製した。得られた記録画像の濃度評価、色相評価、耐光性評価、耐オゾンガス性評価の結果を表15に示した。
化合物例3で得られた化合物 4.5部
特許文献10の化合物 0.5部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム水溶液 75.9部
計 100.0部
実施例2の比較対象として化合物例1で得られた化合物の代わりに特許文献10の化合物例No.(1)に示される色素(上記式(43))を用い、下表12のインク組成でインク組成物を調製した。得られた記録画像の耐光性評価と耐オゾンガス性評価の結果を表15に示した。
化合物例4で得られた化合物 3.5部
特許文献10の化合物 1.0部
C.I.ダイレクトイエロー132 0.5部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム水溶液 75.9部
計 100.0部
本発明で用いた各黒色色素化合物の特性について試験した。
耐オゾン性が良好でかつ青味、紫味又は緑味の色相を帯びる黒色色素化合として化合物例3で得られた化合物(参考例1)、化合物例4で得られた化合物(参考例2)、化合物例5で得られた化合物(参考例3)、化合物例6で得られた化合物(参考例4)、特許文献8のExample2の化合物(参考例5)又は特許文献9の実施例1の化合物(参考例6)のみを用いて下記表14のインク組成でインク組成物を調製した。得られた記録画像の濃度評価、色相評価、耐光性評価、耐オゾンガス性評価の結果を表15に示した。
各黒色色素化合物 5.0部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
イソプロピルアルコール 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤 0.1部
(サーフィノール105 日信化学社製)
水+水酸化リチウム水溶液 75.9部
計 100.0部
また、化合物例1又は2の染料のみを用いたインク組成物では耐光性や耐オゾンガス性の性能がやや低いが、これらの染料を耐光性や耐オゾンガス性の良好な黒色インク組成物に配合した場合、黒色インク組成物としての耐光性、耐オゾンガス性等の性能低下を誘起しない。
Claims (12)
- 黒色染料化合物が、青味、紫味又は緑味の色相を帯びた黒色染料化合物である請求項1に記載の水性黒色インク組成物
- 前記式(1)で表される染料化合物又はその塩の含有量が総色素重量中、0.1〜50重量%である請求項1又は請求項2に記載の水性黒色インク組成物
- 黒色染料化合物が下記式(2)
又は下記式(4)
を表し、Bはフェニル基、ナフチル基(これらのフェニル基及びナフチル基は、ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシル基、スルホ基、スルファモイル基(アルキル基又はフェニル基で置換されていても良い)、ホスホ基、ニトロ基、アシル基、ウレイド基、(C1〜C4)アルキル基(ヒドロキシル基又は(C1〜C4)アルコキシ基で置換されていても良い)、(C1〜C4)アルコキシ基(ヒドロキシル基、(C1〜C4)アルコキシ基、スルホ基又はカルボキシル基で置換されていても良い)又はアシルアミノ基によって置換されていても良い)又は、下記式(5)
を表す。)
で表される染料化合物又はその塩である請求項1〜3のいずれか一項に記載の水性黒色インク組成物 - 前記式(7)で表される染料化合物又はその塩が、それぞれ下記式(8)及び式(9)
で表される染料化合物又その塩である請求項6に記載の水性黒色インク組成物 - 前記式(8)及び式(9)において、R11〜R16は、それぞれ独立して、水素原子、メトキシ基、スルファモイル基、ニトロ基、カルボキシル基又はスルホ基を表し、且つR11〜R13及びR14〜R16のそれぞれにおいて少なくとも一つはスルホ基又はカルボキシル基である請求項7に記載の水性黒色インク組成物
- 調色成分として、更に黄色系の色相をもつ染料化合物を総色素重量中0.1〜30重量%含有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の水性黒色インク組成物
- 黄色系の色相をもつ染料化合物がC.I.ダイレクトイエロー132又はC.I.ダイレクトイエロー86である請求項9に記載の水性黒色インク組成物
- 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の水性黒色インク組成物を装填したインクジェットプリンタ
- 請求項11に記載のインクジェットプリンタによって着色された着色体
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