JP2005297709A - 車両用タイヤ盗難防止装置 - Google Patents

車両用タイヤ盗難防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両用タイヤが盗難されるのを未然に防ぐ。
【解決手段】 タイヤ圧センサ80aは、タイヤが脱輪されたと判定したときに、携帯端末13から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定すると、警報装置200により警報音をそれぞれ発生させる。これによれば、携帯端末13を持たない人、例えば、泥棒が車両からタイヤを外すと、このタイヤに設けられるタイヤ圧センサは、タイヤが脱輪されたと判定し、かつ携帯端末13から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定して、警報装置200により警報音を発生させることになる。このように泥棒がタイヤを外すと警報装置200により警報音を発生させることが周知になれば、車両用タイヤが盗難されるのを未然に防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用タイヤが盗難されるのを未然に防ぐ車両用タイヤ盗難防止装置に関する。
従来、複数個の車輪のそれぞれに設けられ、タイヤの空気圧等の状態をタイヤ毎に検出して、この検出される状態を含む検出信号をそれぞれ電波を媒体として送信する複数の空気圧センサと、車体側に取り付けられて複数の空気圧センサから送信されるそれぞれの検出信号に基づいてタイヤ内の状態をそれぞれ求める車体側制御部と、を有するタイヤ圧検出システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−528378号公報
ところで、近年、車両用タイヤが、車両駐車時にて、盗難される被害が後を絶っておらず、車両ユーザに対して、大変な大きな損害を与えて、車両ユーザが大きな迷惑を被っている。しかし、上述の特許文献1には、タイヤ圧検出システムについて記載されているものの、タイヤの盗難を防止することについては、記載されていない。
本発明は、上記点に鑑み、車両用タイヤが盗難されるのを未然に防ぐようにする車両用タイヤ盗難防止装置を提供することを目的とする。
本発明は、携帯端末との間の無線通信を介して車両ドアの開錠、施錠を制御する制御システムが備えられる車両の場合において、ユーザが車両に近づくときには携帯端末を必ず携帯していることに着目して成されたものである。
請求項1に記載の発明では、携帯端末(13)との間の無線通信を介して車両ドアの開錠、施錠を制御するドアロック制御部(2)と、
タイヤをそれぞれ具備する複数個の車輪のそれぞれに設けられ、前記携帯端末から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合する複数のタイヤ制御部(80a〜80d)と、
警報を発生する警報手段(90)と、を備えており、
前記複数のタイヤ制御部は、
前記タイヤが車体から外されたと判定したときに、前記携帯端末から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定すると、前記警報手段により警報をそれぞれ発生させることを特徴とする車両用タイヤ盗難防止装置。
請求項1に記載の発明によれば、携帯端末を持たない人、例えば、泥棒が車体からタイヤを外すと、このタイヤに設けられるタイヤ制御部は、タイヤが車体から外されたと判定し、かつ携帯端末から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定するので、警報手段により警報を発生させることになる。
このように泥棒がタイヤを外すと警報手段により警報を発生させることが周知になれば、車両用タイヤが盗難されるのを未然に防ぐことができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、複数のタイヤ制御部(80a〜80d)は、前記タイヤの空気圧を前記タイヤ毎に検出し、その検出される空気圧を含む検出信号を前記タイヤ毎にそれぞれ送信する複数の空気圧センサであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、空気圧センサを利用してタイヤ制御部を構成するので、タイヤ制御部を専用に設ける場合に比べて、低コスト化を図ることができる。
ここで、具体的には、複数のタイヤ制御部は、請求項3に記載の発明のように、前記前記タイヤが車体から外されたと判定すると、センサ識別コードをそれぞれ送信するものであり、
前記携帯端末は、前記複数の空気圧センサからセンサ識別コードをそれぞれ受信すると、前記端末識別コードを送信するようになっている。
さらに、請求項4に記載の発明のように、前記複数のタイヤ内には、タイヤ自体の振動を検出する振動検出手段(802)がそれぞれ設けられており
前記複数のタイヤ制御部は、前記振動検出手段により振動を検出されたときに、前記タイヤが車体から外されたとそれぞれ判定してもよい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1〜図4に、本発明に係る車両用タイヤ盗難防止装置の一実施形態を示す。図1は本実施形態の車両用タイヤ盗難防止装置の概略構成を示す模式図である。以下に、図1を用いて、本実施形態の車両用タイヤ盗難防止装置の概略について説明する。
例えば、前部右側タイヤに装着されるタイヤ圧センサ80bは、タイヤを脱輪されたと判定すると、自己のIDコード(以下、センサIDコードという)を送信する。ここで、タイヤの脱輪が車両のユーザによって行われたものである場合には、通常、ユーザは携帯端末13を所持しているので、その携帯端末13はセンサIDコードを受信すると、自己のIDコード(以下、端末IDコード)を送信する。その後、タイヤ圧センサ80bが端末IDコードを受けると、警報音は鳴らさない。なお、タイヤの脱輪とは、タイヤが車体から外されることを意味する。
一方、タイヤの脱輪が車両の泥棒によって行われたものである場合には、通常、泥棒は携帯端末13を所持していないので、タイヤ圧センサ80bは、タイヤを脱輪されたと判定して、センサIDコードを送信しても、端末IDコードを受けることができない。このため、センサIDコードを送信してから一定期間経過しても端末IDコードを受けることができないときには、IDコードの照合不能と判定して、警報装置200から警報音を発令させる。
次に、本実施形態の車両用タイヤ盗難防止装置の具体的構成について図2〜図4を用いて説明する。図2、図3は、車両用タイヤ盗難防止装置のタイヤ圧検出システムの構成を示す図である。
先ず、図2、図3に示すように、タイヤ圧検出システム300は、車両に取り付けられるもので、タイヤ圧センサ80a〜80d、およびタイヤ空気圧検出ECU70を有して構成されている。
タイヤ圧センサ80a〜80dは、図2に示すように、車両60における各車輪にそれぞれ取り付けられている。タイヤ圧センサ80a〜80dは、それぞれ同様の構成を有しており、以下、タイヤ圧センサ80aの具体的な構成について説明する。
すなわち、タイヤ圧センサ80aは、図3(図中では、タイヤ圧センサ80aだけが示されて、タイヤ圧センサ80b〜80dが省略されている)に示すように、通信部81、送信アンテナ82、電池83、および受信アンテナ84を有して構成されている。通信部81は、タイヤ圧センサエレメント800、通信制御部801、および、加速センサエレメント802を備えている。
タイヤ圧センサエレメント800は、タイヤホイールにおけるエア注入バルブにてタイヤの内側に露出するように配置されており、タイヤ圧センサエレメント800は、タイヤ空気圧を検出するようになっている。なお、タイヤ圧センサエレメント800としては、例えばダイアフラム式のタイヤ圧センサが用いられている。
通信制御部801は、タイヤ空気圧検出ECU70からの要求信号を受信アンテナ84を介して受信すると、センサエレメント800、802により検出されるタイヤ空気圧、等を含む検出信号を生成して送信アンテナ82から電波を媒体として送信させるものである。さらに、通信制御部801は、後述するように、車両の停車時にて、スマートシステムの携帯端末13との間の無線通信を利用して、タイヤ盗難を監視する役割を果たす。
また、加速センサエレメント802は、タイヤ自体の加速度、具体的には振動を検出するセンサであり、電池83は、通信部81に電力供給する。
一方、タイヤ空気圧検出ECU70は車体側に設けられるものであって、送信アンテナ71a〜71d、受信アンテナ72、送信部73、受信部74、マイクロコンピュータ75、およびメモリ76を有して構成されている。
送信部73は、マイクロコンピュータ75からの要求信号を送信アンテナ71a〜71dから送信させる。送信アンテナ71a〜71dは、各車輪にそれぞれの近傍に配置されている。受信部74は、受信アンテナ72を介してタイヤ圧センサ80a〜80dからの検出信号を受信してマイクロコンピュータ75に出力する。
なお、要求信号(電力信号)を送信する際に用いられる無線周波数と検出信号を送信する際に用いられる無線周波数とは異なっている。
マイクロコンピュータ75は、イグニッションスイッチIGを介して車載バッテリBaから電源供給されて、タイヤ圧センサ80a〜80dに対してセンサ1つずつ時分割で要求信号を送信し、かつ、タイヤ圧センサ毎にその検出信号を受信するための送受信処理、および、この送受信処理により受信される検出信号に基づいて警告表示を行うための警告処理等を実行する。
また、マイクロコンピュータ75には、警報装置90、操作部91、および電話器91が接続されており、警報装置90は、警報音、すなわちサイレンを車室外に発生する。操作部91は、後述する登録モード等を開始するための操作をユーザから受ける。また、電話器91は、移動体通信事業者の基地局との間の無線通信を介して、ユーザの携帯電話との間で通信を行う。
さらに、メモリ76は、RAM、フラッシュメモリなどから構成されて、コンピュータプログラム以外に、マイクロコンピュータ75の処理に伴うデータ等を記憶する。
次に、車両用タイヤ盗難防止装置のスマートシステムの構成について図4を用いて説明する。
スマートシステムは、スマートECU2、発信機4〜11、RF受信機12、および携帯端末13を備えており、スマートECU2は、ROM、フラッシュメモリ、およびCPU(中央演算装置)3から構成される周知の制御装置である。このスマートECU2は、後述するように、LF発信機4〜11およびRF受信機12を介して携帯端末13との間で無線通信して、各ドアの施錠、開錠を遠隔制御するための制御処理を実行する。
LF発信機4〜9は、それぞれ携帯端末13に呼出信号を送信アンテナ4a〜9aから送信するものである。例えば、D席車室外LF発信機4は、車室外にて前席運転席側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機であり、P席車室外LF発信機5は、車室外にて前席助手席側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機である。
DR席車室外LF発信機6は、車室外にて後席右側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機であり、PR席車室外LF発信機7は、車室外にて後席左側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機である。
車室内前席LF発信機8は、車室内にて前席側に通信可能エリアを生成する発信機であり、車室内後席LF発信機9は、車室内にて後席側に通信可能エリアを生成する発信機である。
なお、LF発信機4〜9によりそれぞれ生成される通信可能エリアは、例えば、約1m程度の略円形のエリアである。
RF受信機12は、携帯端末13からの信号を受信アンテナ12aで受信するものであり、LF発信機4〜9により生成される各通信可能エリアをカバーする通信可能エリアを生成する。
携帯端末13は、LF受信部14およびRF発信部15を備えており、LF受信部14は、LF発信機4〜11から送信される信号を受信アンテナ14aにて受信する。RF発信部15は、LF発信機4〜11に信号を送信アンテナ15aから送信する。
また、スマートシステムには、ドア開錠スイッチ4b〜7b、ドア施錠スイッチ4c〜7c、およびドアロックモータ4d〜7dが設けられている。
D席側ドア開錠スイッチ4bは、前席運転席側ドアのドアハンドルに設けられ、前席運転席側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチである。P側ドア開錠スイッチ5bは、前席助手席側のドアハンドルに設けられ、前席助手席側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチである。
DR側ドア開錠スイッチ6bは、後席左側ドアのドアハンドルに設けられ、後席左側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチであり、PR側ドア開錠スイッチ7bは、後席右側ドアのドアハンドルに設けられ、後席右側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチである。
D席側ドア施錠スイッチ4cは、前席運転席側ドアのドアハンドル付近に設けられ、前席運転席側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチである。P側ドア施錠スイッチ5cは、前席助手席側のドアハンドル付近に設けられ、前席助手席側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチである。
DR側ドア施錠スイッチ6cは、後席左側ドアのドアハンドル付近に設けられ、後席左側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチであり、PR側ドア施錠スイッチ7cは、後席右側ドアのドアハンドル付近に設けられ、後席右側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチである。
ドアロックモータ4dは、前席運転席側ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータであり、ドアロックモータ5dは、前席助手席ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータである。
ドアロックモータ6dは、後席右側ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータであり、ドアロックモータ7dは、後席左側ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータである。
次に、本実施形態の特徴である、タイヤ圧センサ80b〜80dによるIDコード照合:警報処理の説明に先立って、スマートシステムの概略作動について図5、図6を用いて説明する。
先ず、スマートECU2は、車両の各ドアが全てロックされているときに、ドア開錠処理を実施して、施錠スイッチ4c〜7cのいずれかが操作されたときドア施錠処理を実施する。
先ず、ドア開錠処理について説明する。スマートECU2は、図5(a)に示すフローチャートにしたがって、ドア開錠処理を実施する。また、携帯端末13は、図5(b)に示すフローチャートにしたがって、開錠返信処理を実施する。
具体的には、スマートECU2がLF発信機4〜11からそれぞれ呼出信号を送信させる(ステップS100)。
このとき、運転者が携帯端末13を携帯してD席車室外LF発信機4の通信可能アリア入ると、D席車室外LF発信機4からの呼出信号が携帯端末13のLF受信部14で受信され、このLF受信部14において、呼出信号に含まれるセンサIDコードと予め記憶されるセンサIDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS200)。なお、携帯端末13のLF受信部14には、後述するID登録処理によりセンサIDコードが記憶される。
ここで、呼出信号に含まれる発信機IDコード(これは、LF発信機4を識別する識別情報である)と予め記憶される発信機IDコードとが一致するときにはYESと判定してRF発信部15から返信信号を送信させる(ステップS210)。
この返信信号には端末IDコード(これは、携帯端末13を識別する識別情報である)が含まれており、この返信信号がRF受信機12により携帯端末13から受信されると、この返信信号に含まれる端末IDコードと予め記憶される端末IDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS110)。ここで、返信信号に含まれる端末IDコードと予め記憶される端末IDコードとが一致するときにはYESと判定する。
そして、運転者が運転席側ドアのドアハンドルにタッチすると、DR側ドア開錠スイッチ6bがオンする。これに伴い、DR側ドア開錠スイッチ6bがドアを開錠するために操作されたとして、ステップ120でYESと判定して、運転席側ドア、助手席側ドア、後席右側ドア、後席左側ドアのそれぞれのドアロックモータ4d、5d、6d、7dを制御して各ドアをアンロックさせる(ステップS130)。
次に、スマートECU2によるドア施錠処理について図6(a)、(b)を用いて説明する。
スマートECU2は、図6(a)に示すフローチャートにしたがって、ドア施錠処理を実施する。また、携帯端末13は、図6(b)に示すフローチャートにしたがって、施錠返信処理を実施する。
先ず、運転者が車両から降りて運転席側ドアを閉めた際に、D席側ドア施錠スイッチ4cを押下すると、スマートECU2は、ドア施錠処理の実施を開始する。
最初に、携帯端末13が車室外に在るか否かを判定する(ステップS150)。具体的には、車室内前席LF発信機8、および車室内後席LF発信機9のそれぞれから呼出信号を一定期間、送信させる。
その後、スマートECU2により一定期間の間にて携帯端末13から返信信号が受信されないときには、携帯端末13が車室外に在るとしてYESと判定する。これに伴い、スマートECU2は、D席車室外LF発信機4から呼出信号を送信させる(ステップS160)。
その後、D席車室外LF発信機4からの呼出信号が携帯端末13のLF受信部14で受信され、このLF受信部14において、呼出信号に含まれる発信機IDコードと予め記憶される発信機IDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS220)。
ここで、呼出信号に含まれる発信機IDコードと予め記憶される発信機IDコードとが一致するときにはYESと判定してRF発信部15から返信信号を送信させる(ステップS230)。
この返信信号には端末IDコードが含まれており、この返信信号がRF受信機12により携帯端末13から受信されると、この返信信号に含まれる端末IDコードと予め記憶される端末IDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS170)。
ここで、返信信号に含まれる端末IDコードと予め記憶される端末IDコードとが一致するときにはYESと判定する。これに伴い、運転席側ドア、助手席側ドア、後席右側ドア、後席左側ドアのそれぞれのドアロックモータ4d、5d、6d、7dを制御して各ドアをロックさせる(ステップS180)。
次に、本実施形態の特徴である、タイヤ圧センサ80b〜80dによるIDコード照合:警報処理について説明する。
先ず、イグニッションスイッチIGがオフされると、スイッチオフ信号がタイヤ空気圧検出ECU70によりタイヤ圧センサ80a〜80dに向けて送信される。そして、タイヤ圧センサ80a〜80dは、スイッチオフ信号を受信すると、IDコード照合:警報処理を開始する。以下、タイヤ圧センサ80aの通信制御部801により実行されるIDコード照合:警報処理について図7のフローチャートを用いて説明する。
先ず、人によりタイヤが脱輪されるとき、タイヤ自体は必ず振動する。このため、前部右側のタイヤが脱輪されると、タイヤ圧センサ80aの通信制御部801は、加速センサエレメント802から出力される検出信号に基づいて、所定以上の加速度、すなわち、振動が発生したとして、ステップS400にてYESと判定する。これに伴い、通信制御部801は、センサIDコード(これは、タイヤ圧センサ80aを識別する識別情報である)を送信アンテナ82から送信させる。
ここで、タイヤの脱輪が車両のユーザによって行われたものである場合には、通常、ユーザは携帯端末13を所持しているので、その携帯端末13はセンサIDコードを受信したとき、この受信されるセンサIDコードと、予め登録されるセンサIDコードとが一致すると判定する。
すなわち、携帯端末13は受信されるセンサIDコードと予め登録されるセンサIDコードとが一致していると判定すると、端末IDコードを送信する。その後、タイヤ圧センサ80aにおいて、通信制御部801が受信アンテナ84を介して端末IDコードを受ける。
これに伴い、通信制御部801がこの受信された端末IDコードと予め登録される端末IDコードとが一致するとき、当該受信された端末IDコードを照合可能であるとして、ステップ410でNOと判定して、警報音は鳴らさない。なお、タイヤ圧センサ80aの通信制御部801には、後述するIDコード登録処理によって端末IDコードが登録される。
一方、タイヤの脱輪が車両の泥棒によって行われたものである場合には、通常、泥棒は携帯端末13を所持していないので、タイヤ圧センサ80aは、センサIDコードを送信しても、端末IDコードを受けることができない。このため、センサIDコードを送信してから一定期間経過しても端末IDコードを受けることができないときには、IDコードの照合不能としてステップS410にてYESと判定して、警報装置200から警報音を発令させる(ステップS420)。また、電話器91を制御して、タイヤの盗難が発生した旨を知らせるためのメールをユーザの携帯電話、および、予め委託されている警備会社の通信端末等に送信する。
次に、IDコード登録処理について図8を用いて説明する。IDコード登録処理は、ドア開錠処理、ドア施錠処理、IDコード照合:警報処理などの処理以前、すなわち車両出荷以前にて工場で行われるものである。
先ず、工場の担当者がID登録モードを開始するために操作部91を操作すると、タイヤ空気圧検出ECU70は、タイヤ圧センサ80a〜80dに対して、順次、指令信号を送信する。
例えば、タイヤ圧センサ80aにおいて受信アンテナ84を介して指令信号を受信すると、通信制御部801が登録処理を開始する(ステップS300)。
具体的には、通信制御部801が自己のセンサIDコードを送信アンテナ82から送信させる。その後、携帯端末13がLF受信部14にてセンサIDコードを受信するとこのセンサIDコードを登録し、かつ、端末IDコードを送信する。一方、タイヤ圧センサ80aにおいて通信端末801が、携帯端末13から送信される端末IDコードを受信アンテナ84を介して受信すると、この受信される端末IDコードを登録する。
以上のように、タイヤ圧センサ80aが端末IDコードを登録し、さらに、携帯端末13がタイヤ圧センサ80aのセンサIDコードを登録することができる。
その後、タイヤ圧センサ80b、80c、80dは、ID登録処理(ステップS310〜S330)を実行する。このため、タイヤ圧センサ80b、80c、80dは、携帯端末13との間の無線通信を介して、端末IDコードをそれぞれ登録し、また、携帯端末13も、タイヤ圧センサ80b、80c、80dのそれぞれのセンサIDコードを登録することができる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態の車両用タイヤ盗難防止装置において、タイヤ圧センサ80a〜80dは、タイヤの空気圧をタイヤ毎に検出しその検出される空気圧を含む検出信号をタイヤ毎にそれぞれ送信する。タイヤ空気圧検出ECUは、車体側に設けられ、タイヤ圧センサ80a〜80dから送信されるそれぞれの検出信号を受信する。一方、スマートECU2は、携帯端末13との間の無線通信を介して車両ドアの開錠、施錠を制御する。
ここで、タイヤ圧センサ80a〜80dは、タイヤが脱輪されたと判定したときに、携帯端末13から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定すると、警報装置200により警報音をそれぞれ発生させる。
これによれば、携帯端末13を持たない人、例えば、泥棒が車両からタイヤを外すと、このタイヤに設けられるタイヤ圧センサは、タイヤが脱輪されたと判定し、かつ携帯端末13から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定して、警報装置200により警報音を発生させることになる。
このように泥棒がタイヤを外すと警報装置200により警報音を発生させることが周知になれば、車両用タイヤが盗難されるのを未然に防ぐことができる。
本実施形態において、タイヤ圧センサ80a〜80dは、携帯端末13から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードとが照合不能か否かを判定してその判定結果に応じて警報を発令させるタイヤ制御部の機能を果たすように構成されている。
すなわち、タイヤ圧センサ80a〜80dを利用して当該タイヤ制御部を構成するので、当該タイヤ制御部を専用に設ける場合に比べて、低コスト化を図ることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、タイヤ圧センサ(空気圧センサ)として電池を内蔵してその電池の電力に基づいて動作するものを示したが、これに限らず、タイヤ圧センサが、タイヤ空気圧検出ECU70からの電力信号を受けその電力信号に基づいて電力をコンデンサに蓄え、その蓄えた電力に基づいて動作するようにしてもよい。
上述の実施形態では、携帯端末13としては、ユーザからの操作を受けずに、スマートECU2との間の無線通信を行うことにより車両ドアの開錠、施錠を行うようにした例について説明したが、これに代えて、携帯端末13としては、ユーザからの車両ドアの開錠、施錠を指令するための操作を受けると、スマートECU2との間の無線通信を介して開錠、施錠を指令するようにしてもよい。
本発明に係る車両用タイヤ盗難防止装置の一実施形態の概略構成を示す模式図である。 上述の一実施形態においてタイヤ圧検出システムの構成を示す図である。 上述の一実施形態においてタイヤ圧検出システムの構成を示す図である。 上述の一実施形態においてスマートシステムの構成を示す図である。 図4中のスマートECUの開錠処理の一部を示すフローチャートである。 図4中のスマートECUの施錠処理の残りを示すフローチャートである。 図2中のタイヤ空気圧ECUのID照合:警報処理を示すフローチャートである。 図2中のID登録処理を示すフローチャートである。
符号の説明
13…携帯端末、80a〜80d…タイヤ圧センサ、200…警報装置。

Claims (4)

  1. 携帯端末(13)との間の無線通信を介して車両ドアの開錠、施錠を制御するドアロック制御部(2)と、
    タイヤをそれぞれ具備する複数個の車輪のそれぞれに設けられ、前記携帯端末から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合する複数のタイヤ制御部(80a〜80d)と、
    警報を発生する警報手段(90)と、を備えており、
    前記複数のタイヤ制御部は、
    前記タイヤが車体から外されたと判定したときに、前記携帯端末から送信される端末識別コードと予め登録された端末識別コードを照合不能であると判定すると、前記警報手段により警報をそれぞれ発生させることを特徴とする車両用タイヤ盗難防止装置。
  2. 前記複数のタイヤ制御部(80a〜80d)は、前記タイヤの空気圧を前記タイヤ毎に検出し、その検出される空気圧を含む検出信号を前記タイヤ毎にそれぞれ送信する複数の空気圧センサであることを特徴とする請求項1に記載の車両用タイヤ盗難防止装置。
  3. 前記複数のタイヤ制御部は、前記タイヤが車体から外されたと判定すると、センサ識別コードをそれぞれ送信するものであり、
    前記携帯端末は、前記複数の空気圧センサからセンサ識別コードをそれぞれ受信すると、前記端末識別コードを送信するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用タイヤ盗難防止装置。
  4. 前記複数のタイヤ内には、タイヤ自体の振動を検出する振動検出手段(802)がそれぞれ設けられており
    前記複数のタイヤ制御部は、前記振動検出手段により振動を検出されたときに、前記タイヤが車体から外されたとそれぞれ判定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用タイヤ盗難防止装置。
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