JP2007212054A - センサモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】センサに対する湿度の影響を回避し、センサによる計測値の高精度化を達成しえるセンサモジュールを提供すること。
【解決手段】湿度センサ21は、基板1によって支持され、外装ケース41、42の内部の湿度を検出する。信号処理部3は、基板1に取り付けられ、湿度センサ21から供給される検出信号を処理する。外装ケース41、42は、異なる面板に開口部61、62を有し、開口部61、62の一方(61)と他方(62)との間の内部空間内に湿度センサ21が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサモジュールに関し、具体的には、データロガーとして用いるのに適したセンサモジュールに係る。
センサモジュールは、様々な場面で用いられる。例えば、クーラー等の空気調和機を遠隔制御する室温センサ付きリモコン(例えば特許文献1)を初めとして、物流や流通分野おけるデータロガー(例えば特許文献2)等にも用いられている。
センサモジュールには、用途に応じて、温度センサ、湿度センサ、又は、衝撃センサなどが組み込まれる。特許文献1に記載されているような室温センサ付きリモコンでは、センサとして、温度センサが備えられるだけであるが、特許文献2などに開示されるデータロガーでは、温度センサのほか、湿度センサや衝撃センサなどが組み込まれる。
これらのセンサ類は、通常、密閉された外装ケース内に組み込まれる。外装ケースの内部には、データ処理を行う中央処理装置(CPU)、メモリ及びこれらを動作させるための電池などが収納されており、外装ケースの内部は、かなりの高密度実装状態になる。しかも、外装ケースは密閉されている。
このため、外気よりも高い湿度または温度を持つ空気が外装ケース内部に篭るようになり、湿度センサや温度センサによる測定値が、外気の状態よりも高い値を表示してしまう。
特許文献1は、外装ケースに通気窓を設けて外気をケース内部に導入する技術を開示している。しかし、単純に、ケースの同一面側に通気窓を設ける構造であるので、外装ケース内部における熱こもり現象を回避することができない。特に、特許文献1には開示されていない湿度センサを組み込んだ場合は、熱こもり現象や空気のよどみ現象などのために、外装ケース内部の湿度が、例えば99%RHにも達してしまうなどの異常状態になり、湿度を正確に検知することが困難になる。外装ケース内における湿度の上昇は、外装ケース内における温度にも影響を与え、温度センサによる温度検出に誤差を生じる。
実開平5−3835号公報 特開2000−302211号公報
本発明の課題は、センサに対する湿度の影響を回避し、センサによる計測値の高精度化を達成しえるセンサモジュールを提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係るセンサモジュールは、基板と、湿度センサと、信号処理部と、外装ケースとを含む。前記基板は、前記外装ケースの内部に配置されている。前記湿度センサは、前記基板の一面側に配置され、前記外装ケースの内部の湿度を検出する。前記信号処理部は、前記基板に取り付けられ、前記湿度センサから供給される検出信号を処理する。
上述の一般的な構造において、外装ケースの内部には、中央処理装置(CPU)やメモリなどで構成される信号処理部、更には、電池などが配置されており、高密度実装状態にあり、しかも、密閉されている。このため、湿気が外装ケース内部に篭るようになり、湿度センサによる測定値が、外気の湿度よりも高い湿度を表示してしまう。
そこで、本発明では、前記外装ケースは、異なる面板に開口部を有し、前記開口部の一方と他方との間の内部空間内に前記湿度センサが配置されている。
上記構成によれば、開口部の一方と他方との間に形成される空気の流れによって、湿度センサの置かれている内部空間に湿気が篭るのを阻止し、湿度センサによる測定値を、外気の湿度に合わせることができるようになる。
開口部は、好ましい一つの態様として、前記外装ケースの相対向する2つの面板の相対向位置に設けられている。この配置によれば、湿度センサの置かれている内部空間内に、スムーズな空気の流れが形成されるので、ケース内部の湿度を、外気の湿度に確実に合わせることができる。
前記湿度センサは、好ましくは、前記開口部の一方と他方の見通し上に配置される。このような配置によれば、湿度センサを空気の流れる雰囲気内におき、湿度センサによる測定値を、外気の湿度に合わせることができる。
そのような配置の具体例は、前記開口部を、前記外装ケースの相対向する2つの面板の相対向位置に設け、2つの面板の間の内部空間に湿度センサを配置することである。
湿度センサは、一般には、平面視して、長手方向と短手方向とを有する。このような一般的な湿度センサの場合、湿度センサは、長手方向が開口部間の空気の流れる方向に向くように配置する。この配置によれば、空気の流れに対する湿度センサの障害の程度が低くなるので、湿度測定精度が向上する。
本発明に係るセンサモジュールも、他の一般的なこの種のセンサモジュールと同様に、温度センサを含むことができる。この場合、温度センサは、湿度センサの配置された基板の一面側とは反対側に配置することが好ましい。このような構成であれば、限られた外装ケース内の内部空間を有効に利用し、湿度のみならず、温度も測定できることになる。
温度センサを、湿度センサの配置された基板の一面側とは反対側に配置した場合、温度センサの少なくとも片側に、基板を板厚方向に貫通する空気流通孔を設ける。かかる空気流通孔を設けることにより、温度センサの配置されている他面側を、空気流通孔を通して、湿度センサの配置されている一面側と連絡させ、温度測定精度を向上させることができる。
一つの態様として、基板は、湿度センサを配置した一面とは反対側の他面が、前記一面よりも、前記外装ケースに近づくように、偏って外装ケース内に配置することができる。このような偏り配置は、湿度センサの置かれている空間の容積を拡大し、空気の流れを促進させることになるので、本来の発明の趣旨に適合するものである。
信号処理部、メモリなどは、湿度センサを配置した基板の一面側とは反対側の他面に配置することが好ましい。かかる配置によれば、信号処理部などによる空気の流れに対する障害を回避し、湿度測定精度を向上させることができる。
また、リード付き部品と表面実装部品の実装面を分けることになるので、ハンダ付け面が片面で済み、製造工程の簡略化も可能となる。
本発明に係るセンサモジュールは、具体的な態様として、電池を含むことができる。前記電池は前記基板に取り付けられ、前記湿度センサ及び前記信号処理部に動作のための電力を供給する。前記電池は、前記基板の一端側に偏在させてあることが好ましい。このような配置であれば、前記湿度センサを、前記基板の他端側において、前記電池の側部に生じる空間内に配置することが可能になるから、電池の側部に生じる比較的広い空間を、湿度センサを配置する空間として利用するとともに、この空間を2つの開口部に連続させ、ケースの内外において、空気の流通を促進することができる。
本発明に係るセンサモジュールは、一般には、USB端子を有し、USB端子を介してパソコンなどに接続され、信号処理部で処理され、記憶された情報を外部に読み出す方式がとられる。
別の方式として、送信回路部と、アンテナ部とを含む無線方式を採用することもできる。前記送信回路部は、前記信号処理部の出力信号が供給され、前記アンテナ部は、前記送信回路部から出力信号が供給される。
この回路構成によれば、センサ部で検出された検出信号を、信号処理部で処理した後、送信回路及びアンテナを通して、無線方式により、遠隔地に送信することができる。
無線方式の別の例として、送信回路部と、受信回路部と、アンテナ部とを含む構成を採用することもできる。この場合、前記送信回路部は、前記信号処理部の後段部に接続される。前記受信回路部は、受信した信号を前記信号処理部に供給する。前記アンテナ部は、前記送信回路部及び前記受信回路部に接続される。
より具体的には、切替回路部を有し、前記切替回路部の操作により、1つのアンテナ部に対して、前記送信回路部及び受信回路部を選択的に接続することができる。
前記送信回路部及び受信回路部とアンテナとの組み合わせとしては、上述したアンテナ共用タイプのほか、アンテナは2つとし、一方は前記送信回路部に、他方は前記受信回路部に接続されている構成を採用することもできる。
本発明の当面の課題は、湿度センサに付随する問題点解決にあるが、センサとしては、、湿度センサのほか、更に、温度センサ、衝撃センサ、照度センサ、CO2センサ等の少なくとも一種を含むことができる。この場合も、センサ類に対する湿度の影響、更には、温度の影響を回避することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
以上述べたように、本発明によれば、センサに対する湿度の影響を回避し、センサによる計測値の高精度化を達成しえるセンサモジュールを提供することができる。
図1は本発明に係るセンサモジュールの正面部分断面図、図2は図1の2―2線断面図、図3は図1の3−3線部分断面図である。図示されたセンサモジュールは、基板1と、湿度センサ21と、信号処理部3と、外装ケース41、42とを含む。図示のセンサモジュールは、更に、電池5を含む。
基板1は、その全周が外装ケース41、42によって支持された状態で、外装ケース41、42の内部に配置されている。基板1の所要部には、厚み方向に貫通する通孔11、12が設けられている。
湿度センサ21は、基板1によって支持され、外装ケース41、42の内部の湿度を検出する。図示実施例では、湿度センサ21は、基板1の下面(図において)側の内部空間内に配置されている。センサとしては、湿度センサ21のほか、温度センサ22、衝撃センサ23を含むことができる。実施例において、温度センサ22及び衝撃センサ23は、湿度センサ21を設けた下面側とは反対側の面において、基板1に取り付けられている。但し、温度センサ22及び衝撃センサ23の取り付け面は、図示実施例に限定されない。更に、図示しない照度センサ、CO2センサ等を含むことができる。
電池5は基板1に取り付けられ、湿度センサ21及び信号処理部3等に動作のための電力を供給する。電池5は、基板1の一端側に偏在させ、電池5の側部に生じる比較的広い空間を、湿度センサ21を配置する空間として利用するとともに、この空間を2つの開口部61、62に連続させてある。電池5としては、いわゆるコイン型のものが適している。もっとも、AC電源からAC/DCコンバータを介して、電源を得てもよい。
信号処理部3は、基板1に取り付けられ、湿度センサ21から供給される検出信号を処理する。信号処理部3は、データ処理を行う中央処理装置(以下、CPUと称する)31、処理された情報を記憶するメモリ32、及び、A/D変換部33などを含んでいる。A/D変換部33は、湿度センサ21、温度センサ22及び衝撃センサ23からのアナログ検出信号をデジタル信号に変換する。
外装ケース41、42は、プラスチックなどでなる第1のケース部材41と、第2のケース部材42とを突き合わせて構成されており、突合せ面で、基板1の周辺を押さえ込んである。第1のケース部材41及び第2のケース部材42は、図示しない結合具、例えば、ねじ、ナットなどによって互いに固定される。
外装ケース41、42の側面には、USBコネクタ7が突出して設けられており、USBコネクタ7を介してパソコンなどに接続され、信号処理部3で処理され、記憶された情報を外部に読み出す。USBコネクタ7は基板1に固定されている。
上述したように、外装ケース41、42の内部には、CPU31、メモリ32、A/D変換部33などで構成される信号処理部3、更には、電池5などが配置されており、高密度実装状態にあり、しかも、密閉されている。このため、何の考慮もしなければ、湿気が外装ケース41、42の内部に篭るようになり、湿度センサ21による測定値が、外気の湿度よりも高い湿度を表示してしまう。
そこで、本発明では、外装ケース41、42の異なる面板に開口部61、62を設け、開口部61、62の一方(61)と他方(62)との間の内部空間内に湿度センサ21を配置してある。
上記構成によれば、開口部61と開口部62との間に形成される空気の流れF1によって、湿度センサ21の置かれている内部空間に、湿気が篭るのを阻止し、湿度センサ21による測定値を、外気の湿度に合わせることができるようになる。
好ましい一つの態様として、湿度センサ21は、開口部61と開口部62の見通し上に配置されている。このような配置によれば、湿度センサ21を空気の流れる雰囲気内におき、湿度センサ21による測定値を、外気の湿度に合わせることができる。開口部61及び開口部62は、その具体的配置例として、外装ケース41、42の相対向する2つの面板の相対向位置に設けられる。この配置によれば、湿度センサ21の置かれている内部空間内に、スムーズな空気の流れF1が形成されるので、外装ケース41、42の内部の湿度を、外気の湿度に確実に合わせることができる。開口部61、62の個数は、特に限定はないが、開口面積の増大は、外装ケース41、42の機械的強度の低下を招くので、外装ケース41、42の機械的強度を考慮して決定する。
図示の湿度センサ21は、平面視して、長手方向と短手方向とを有する。このような湿度センサ21の場合、湿度センサ21は、長手方向が開口部61−62の間の空気の流れF1の方向に向くように配置する。この配置によれば、空気の流れF1に対する湿度センサ21の障害の程度が低くなるので、湿度測定精度が向上する。
温度センサ22は、湿度センサ21の配置された基板1の一面側とは反対側に配置されているから、限られた外装ケース41、42の内部空間を有効に利用し、湿度のみならず、温度も測定できる。
温度センサ22を、湿度センサ21の配置された基板1の一面側とは反対側に配置した場合、温度センサ22の少なくとも片側に、基板1を板厚方向に貫通する空気流通孔11、12を設ける。かかる空気流通孔11、12を設けることにより、温度センサ22の配置されている他面側を、空気流通孔11、12を通して、湿度センサ21の配置されている一面側と連絡させ、温度測定精度を向上させることができる。
基板1は、湿度センサ21を配置した一面とは反対側の他面が、一面と外装ケース42との間の距離よりも、外装ケース41に近づくように、偏って配置してある。このような偏り配置によれば、湿度センサ21の置かれている空間の容積を拡大し、空気の流れF1を促進させることができる。
信号処理部31、メモリ32及びA/D変換部33などは、湿度センサ21を配置した基板1の一面側とは反対側の他面に配置することが好ましい。かかる配置によれば、信号処理部31、メモリ32及びA/D変換部33などによる空気の流れF1に対する障害を回避し、湿度測定精度を向上させることができる。
更に、実施例では、電池5は、基板1の一端側に偏在させ、電池5の側部に生じる比較的広い空間を、湿度センサ21を配置する空間として利用するとともに、この空間を2つの開口部61、62に連続させてあるから、外装ケース41、42の内外において、空気の流通を促進することができる。
次に、本発明に係るセンサモジュールの奏する効果、即ち、湿度及び温度の測定値の高精度化について、比較例と対比して説明する。図1〜図3に示したセンサモジュールを実施例とし、図1〜図3に示したセンサモジュールにおいて、開口部61、62を持たない(閉じてある)構造としたものを、比較例とする。
<湿度の測定値>
外気の相対湿度(%RH) ⇒ 20、40、70、80、90、95
比較例の測定値(%RH) ⇒ 22、40、71、82、94、99
実施例の測定値(%RH) ⇒ 22、40、71、82、92、97
上述した測定値を見ると明らかなように、開口部61、62を持たない比較例の場合、90%RH以上の高い湿度では、基準となる外気の相対湿度95%RHに対して、99%RHという高い測定誤差を生じている。これは、比較例では開口部61、62を持たないため、湿度センサ21の表面に結露が生じてしまったことによると思われる。
これに対して、実施例の場合は、90%RH以上の高い湿度でも、基準となる外気の相対湿度95%RHに対して、97%RHという僅かな測定誤差を生じるにとどまる。これは、実施例の場合、開口部61と開口部62との間に形成される空気の流れF1によって、湿度センサ21の置かれている内部空間に、湿気が篭るのが阻止されるためである。
<温度の測定値>
周囲温度(℃) ⇒ 0.1、20.5、30.4、40.5、50.2、60.6
比較例の測定値(℃) ⇒ 0.6、20.1、30.6、41.0、51.2、61.9
実施例の測定値(℃) ⇒ 0.6、20.1、30.6、40.7、50.5、60.9
上述した測定値を見ると明らかなように、開口部61、62を持たない比較例の場合、50℃以上の高い温度になると、基準となる周囲温度に対して、高い測定誤差を生じるようになる。例えば、周囲温度60.6℃に対して、比較例の測定値は61.9℃となっており、1.3℃の測定誤差を生じている。
これに対して、実施例の場合は、50℃以上の高い温度でも、基準となる周囲温度に対する測定誤差が、比較例の場合よりも、かなり小さくなっている。例えば、周囲温度60.6℃に対して、比較例の測定値では、前述したように、1.3℃の測定誤差を生じているのに対して、本発明に係る実施例では、60.9℃であり、0.3℃の測定誤差を生じるに過ぎない。
開口部61、62の形成位置に関しては、種々の変更が可能である。要すれば、湿度センサ21の置かれている空間に、湿気や温度が篭ることがないよう、空気の流れる通路を形成してやればよい。その例を、図4〜図8に示してある。
まず、図4では、開口部61、62を、向き合わせるのではなく、相対的にずらしてある。このような配置であっても、開口部61、62の間には、空気の流れF1が生じるので、図1〜図3の実施例と同様の作用効果を奏する。
次に、図5の実施例では、開口部61、62を、電池5の両側に配置してある。空気の流れF1は先の実施例の場合よりも悪くなるが、充分に評価できる効果を示す。
図6は本発明に係るセンサモジュールの更に別の実施例を示す正面部分断面図、図7は図6の7−7線部分断面図、図8は図6及び図7に示した実施例の部分破断平面図である。図6〜図8の実施例では、基板1及び第1のケース部材41の所要位置に、開口部13、及び、開口部61を設けてある。従って、開口部61、開口部13及び開口部62を通る空気の流れF1が生じ、その空気の流れF1の作用が、湿度センサ21に及ぶことになるので、先に述べた実施例と同等の作用効果を奏する。
次に、本発明に係るセンサモジュールの回路構成について説明する。図9は図1〜図8に示したセンサモジュールの回路構成を示すブロック図である。図を参照すると、例えばマイコンから構成されたCPU31の統括制御作用により、湿度センサ21、温度センサ22及び衝撃センサ23などを含むセンサ部2からの信号を、A/D変換部33によってデジタル信号に変換し、これをメモリ32へ送り記憶する。
CPU31は、更に、当該センサモジュールが、USBコネクタ7を利用してパソコン等に接続された時に、メモリ32に保存されたセンサデータを、USBコネクタ7へ送る為の信号処理を行なう。
メモリ32へデータを送るには、例えば、8回程度の測定データをまとめて送ってもよいし、予め、プログラム内に閾値を設定し、閾値を超えた場合のみ、メモリ32へデータを送ってもよい。また、USBコネクタ7から送られる信号をトリガにして、データをUSBコネクタ7へ送ることもできる。
パソコンなどにUSBコネクタ7が接続された場合、パソコンからUSBコネクタ7に、直流動作電圧(例えばDC5V)が供給されるので、この信号をCPU31で受け、メモリ32内のデータを送出する指令をだす。この場合、直流動作電圧をもとにCPU31を動作させ、CPU31において、メモリ32から受けたセンサデータをセンサ値へ変換する計算処理を行なうか、または、CPU31ではこの計算処理を行なわずに、パソコンなどの送出先のシステムで、センサ値への計算処理を行なってもよい。
メモリ32は、たとえばEEPROMから構成され、CPU31からの信号をもとに、CPU31から送られたA/D変換されたセンサデータの保存と送出を行なう。メモリ容量はたとえば512kバイト程度あればよい。
図1〜図9に図示した実施例では、外部のパソコンへのデータ取り込みに当たり、USBコネクタ7を用いる例を示した。これとは別の方式として、無線方式を採用することもできる。その例を図10に示す。図10はセンサ送受信装置のブロック図であって、センサモジュールAと、受信装置Bとを含んでいる。
センサモジュールAは、USBコネクタの代わりに、無線通信方式に必要な構成を備えている点を除けば、基本的には、図1〜図9に示したセンサモジュールと同じである。
このセンサモジュールAは、センサ部2、信号処理部3のほか、送信回路部81及びアンテナ部82とを含んでいる。センサ部2は、図1〜図9に図示し、説明したように、湿度センサ、温度センサ、及び、衝撃センサ等を含んでいる。信号処理部3は、CPU、メモリ、及び、A/D変換部などを含んでいることは、既に述べたとおりである。
送信回路部81は、信号処理部3の出力信号が供給され、アンテナ部82は、送信回路部81から出力信号が供給され、供給された信号を空中に放射する。
受信装置Bは、センサモジュールAのアンテナ82から放射された信号を、アンテナ83及び受信回路部84で受信し、受信回路部84から出力される信号を、CPU85で処理する。
この回路構成によれば、センサ部2で検出された検出信号を、信号処理部3で処理した後、送信回路81及びアンテナ82を通して、無線方式により、遠隔地にある受信装置Bに送信し、受信装置Bによって受信し、処理することができる。
図11は無線方式に採用されるセンサモジュールの別の例を示すブロック図である。図示のセンサモジュールは、送信回路部81と、受信回路部86と、アンテナ部80とを含む。送信回路部81は、信号処理部3の後段部に接続され、受信回路部86は、受信した信号を信号処理部3に供給する。アンテナ部82は、送信回路部81及び受信回路部86に接続される。
より具体的には、切替回路部87を有し、切替回路部87の操作により、1つのアンテナ部80に対して、送信回路部81及び受信回路部86を選択的に接続する。
図12は無線方式に採用されるセンサモジュールの更に別の例を示すブロック図である。図示のセンサモジュールでは、2つのアンテナ821、822を備え、一方のアンテナ821は送信回路部81に、他方のアンテナ822は受信回路部86に接続されている。
図11、図12の何れにおいても、図示はされていないが、図10に示した受信装置Bが備えられる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係るセンサモジュールの正面部分断面図である。 図1の2―2線断面図である。 図1の3−3線部分断面図である。 本発明に係るセンサモジュールの別の実施例を示す部分断面図である。 本発明に係るセンサモジュールの更に別の実施例を示す部分断面図である。 本発明に係るセンサモジュールの更に別の実施例を示す正面部分断面図である。 図6の7−7線部分断面図である。 図6及び図7に示した実施例の部分破断平面図である。 図1〜図8に示したセンサモジュールの回路構成を示すブロック図である。 センサ送受信装置のブロック図である。 無線方式に採用されるセンサモジュールの別の例を示すブロック図である。 無線方式に採用されるセンサモジュールの別の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 基板
21 湿度センサ
22 温度センサ
3 信号処理部
41 第1のケース部材
42 第1のケース部材
5 電池
61、62 開口部

Claims (15)

  1. 基板と、湿度センサと、信号処理部と、外装ケースとを含むセンサモジュールであって、
    前記基板は、前記外装ケースの内部に配置されており、
    前記湿度センサは、前記基板の一面側に配置され、前記外装ケースの内部の湿度を検出するものであり、
    前記信号処理部は、前記基板に取り付けられ、前記湿度センサから供給される検出信号を処理するものであり、
    前記外装ケースは、異なる面板に開口部を有しており、
    前記湿度センサは、前記開口部の一方と他方との間の内部空間内に配置されている、
    センサモジュール。
  2. 請求項1に記載されたセンサモジュールであって、前記湿度センサは前記開口部の一方と他方の見通し上に配置されている、センサモジュール。
  3. 請求項1又は2に記載されたセンサモジュールであって、前記開口部は、前記外装ケースの相対向する2つの面板の相対向位置に設けられている、センサモジュール。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載されたセンサモジュールであって、前記湿度センサは、長手方向が前記開口部間の空気の流れる方向に向いている、センサモジュール。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載されたセンサモジュールであって、温度センサを含んでおり、前記温度センサは、前記湿度センサの配置された前記基板の一面側とは反対側に配置されている、センサモジュール。
  6. 請求項5に記載されたセンサモジュールであって、前記基板は、前記温度センサの少なくとも片側に、空気流通孔を有する、センサモジュール。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載されたセンサモジュールであって、
    前記基板は、前記一面とは反対側の他面が、前記一面よりも、前記外装ケースに近づくように、偏って前記外装ケース内に配置されている、
    ンサモジュール。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載されたセンサモジュールであって、
    前記湿度センサを配置した前記基板の一面側とは反対側の他面に、前記信号処理部が配置されている、センサモジュール。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載されたセンサモジュールであって、電池を含んでおり、前記電池は前記基板に取り付けられ、前記湿度センサ及び前記信号処理部に動作のための電力を供給する、センサモジュール。
  10. 請求項9に記載されたセンサモジュールであって、
    前記電池は、前記基板の一端側に偏在させてあり、
    前記湿度センサは、前記基板の他端側において、前記電池の側部に生じる空間内に配置されている、センサモジュール。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載されたセンサモジュールであって、更に、送信回路部と、アンテナ部とを含んでおり、
    前記送信回路部は、前記信号処理部の出力信号が供給され、
    前記アンテナ部は、前記送信回路部から出力信号が供給される、
    センサモジュール。
  12. 請求項1乃至10の何れかに記載されたセンサモジュールであって、更に、送信回路部と、受信回路部と、アンテナ部とを含んでおり、
    前記送信回路部は、前記信号処理部の後段部に接続されており、
    前記受信回路部は、受信した信号を前記信号処理部に供給し、
    前記アンテナ部は、前記送信回路部及び前記受信回路部に接続されている、
    センサモジュール。
  13. 請求項12に記載されたセンサモジュールであって、更に、切替回路部を有し、前記切替回路部は、1つのアンテナ部に対して、前記送信回路部及び受信回路部を選択的に接続する、
    センサモジュール。
  14. 請求項13に記載されたセンサモジュールであって、前記アンテナは2つであり、一方は前記送信回路部に接続され、他方は前記受信回路部に接続されている、
    センサモジュール。
  15. 請求項1乃至14の何れかに記載されたセンサモジュールであって、前記センサ部は、更に、温度センサ、衝撃センサ又は照度センサの少なくとも一種を含む、
    センサモジュール。

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