JP2002339612A - 車両用電子キー装置 - Google Patents

車両用電子キー装置

Info

Publication number
JP2002339612A
JP2002339612A JP2001145715A JP2001145715A JP2002339612A JP 2002339612 A JP2002339612 A JP 2002339612A JP 2001145715 A JP2001145715 A JP 2001145715A JP 2001145715 A JP2001145715 A JP 2001145715A JP 2002339612 A JP2002339612 A JP 2002339612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vehicle
electronic key
code
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001145715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3858621B2 (ja
Inventor
Yoshiki Konuma
吉樹 小沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001145715A priority Critical patent/JP3858621B2/ja
Publication of JP2002339612A publication Critical patent/JP2002339612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858621B2 publication Critical patent/JP3858621B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正使用を防止して防盗性能を向上させたハ
ンズフリー式の車両用電子キー装置を提供する。 【解決手段】 車載装置から電子キーへ第1の信号を送
信し、電子キーで第1の信号を受信したら電子キーから
車載装置へ第2の信号を送信し、第1の信号を送信して
から第2の信号を受信するまでの時間が所定時間以上の
場合は車両ドアの解錠を禁止する。これにより、電子キ
ーを所持した運転者が車両から離れているときの車両ド
アの不正な解錠を防止することができ、防盗性能を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンズフリー式の車
両用電子キー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンズフリー式の車両用電子キー装置が
知られている。この種の装置では、運転者が例えばカー
ド型に形成された電子キーを所持し、車両のドアに設け
られた押しボタンスイッチを操作すると、車載装置は、
予め定められた周波数でIDコード要求信号を電子キー
へ送信する。IDコード要求信号を受信した電子キー
は、上記周波数でIDコードを車載装置へ送信する。車
載装置は、電子キーから送信されたIDコードを受信す
ると、このIDコードを予め登録されている正規のID
コードと照合し、両者が一致する場合に車両のドアを解
錠する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンズフリー式の車両用電子キー装置では、電子キーを
所持する運転者が車両から離れた場所にいるときに、不
正に車両のドアを解錠されるおそれがある。
【0004】本発明の目的は、不正使用を防止して防盗
性能を向上させたハンズフリー式の車両用電子キー装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の構成を示
す図1および図2に対応づけて本発明を説明すると、 (1) 請求項1の発明は、携帯用電子キー20と車載
装置10とから構成される車両用電子キー装置であっ
て、携帯用電子キー20は、無線送受信機21,22と
IDコードを記憶するメモリ22bとを有し、車載装置
10は、無線送受信機12,12a,13,13a,1
7,17aと、予め登録された正規のIDコードを記憶
するメモリ11cと、携帯用電子キー20のIDコード
と正規のIDコードとを照合するID照合部11bと、
ID照合結果に基づいて車両ドアの施錠または解錠を制
御する制御部11aとを有する車両用電子キー装置に適
用される。そして、車載装置10は電子キー20へ第1
の信号を送信し、電子キー20は第1の信号を受信した
ら車載装置10へ第2の信号を送信し、車載装置10の
制御部は、第1の信号を送信してから第2の信号を受信
するまでの時間が所定時間以上の場合は車両ドアの解錠
を禁止する。 (2) 請求項2の車両用電子キー装置は、第1の信号
が車載装置10から電子キー20へ送信されるIDコー
ドの要求信号であり、第2の信号は電子キー20から車
載装置10へ送信されるIDコードの信号である。 (3) 請求項3の車両用電子キー装置は、第1の信号
および第2の信号がともに、車載装置10から電子キー
20へ送信されるIDコードの要求信号の前に送受され
る信号であって、且つIDコードの要求信号またはID
コードの信号よりもデータ長が短い信号である。 (4) 請求項4の車両用電子キー装置は、第1の信号
が、車載装置10と電子キー20との間の通信周波数を
表す周波数設定信号であり、車載装置10は、周波数設
定信号に応じた周波数のIDコードの要求信号を前記電
子キーへ送信し、電子キー20は、周波数設定信号に応
じた周波数のIDコードの信号を車載装置10へ送信す
るようにしたものである。 (5) 請求項5の車両用電子キー装置は、車載装置1
0が、第1の信号を送信してから第2の信号を受信する
までの時間が所定時間以上の場合はIDコードの要求信
号を送信しないようにしたものである。 (6) 請求項6の車両用電子キー装置は、車載装置1
0は、第1の信号を送信してから第2の信号を受信する
までの時間が所定時間以上の場合は報知手段16により
報知するようにしたものである。
【0006】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、車載
装置から電子キーへ第1の信号を送信し、電子キーで第
1の信号を受信したら電子キーから車載装置へ第2の信
号を送信し、第1の信号を送信してから第2の信号を受
信するまでの時間が所定時間以上の場合は車両ドアの解
錠を禁止するようにしたので、電子キーを所持した運転
者が車両から離れているときの車両ドアの不正な解錠を
防止することができ、防盗性能を向上させることができ
る。 (2) 請求項2の発明によれば、第1の信号を車載装
置から電子キーへ送信されるIDコードの要求信号と
し、第2の信号を電子キーから車載装置へ送信されるI
Dコードの信号としたので、請求項1と同様な効果が得
られる。 (3) 請求項3の発明によれば、第1の信号および第
2の信号をともに、車載装置から電子キーへ送信される
IDコードの要求信号の前に送受される信号で、且つI
Dコードの要求信号またはIDコードの信号よりもデー
タ長が短い信号としたので、請求項1の上記効果に加
え、車載装置から第1の信号を送信して電子キーから第
2の信号を受信するまでの時間が短くなり、電子キーを
所持した運転者が正規の車載装置と電子キーとの間の通
信可能距離を超えて車両から遠く離れているときの、車
両ドアの不正な解錠を防止でき、防盗性能をさらに向上
させることができる。 (4) 請求項4の発明によれば、第1の信号を車載装
置と電子キーとの間の通信周波数を表す周波数設定信号
とし、車載装置から周波数設定信号に応じた周波数のI
Dコードの要求信号を電子キーへ送信し、電子キーから
周波数設定信号に応じた周波数のIDコードの信号を前
記車載装置へ送信するようにしたので、請求項1の上記
効果に加え、車載装置と電子キーとの間で「ID要求信
号」と「ID信号」の通信を行うたびに、それらの信号
の通信周波数を任意に設定することができ、IDコード
の傍受を防止でき、防盗性能をさらに向上させることが
できる。 (5) 請求項5の発明によれば、第1の信号を送信し
てから第2の信号を受信するまでの時間が所定時間以上
の場合はIDコードの要求信号を送信しないようにした
ので、車載装置と電子キーとの間の「ID要求信号」と
「ID信号」の送受が行われず、請求項1の上記効果に
加え、IDコードの傍受を確実に防止でき、防盗性能を
さらに向上させることができる。 (6) 請求項6の発明によれば、第1の信号を送信し
てから第2の信号を受信するまでの時間が所定時間以上
の場合は報知手段により報知するようにしたので、車両
ドアの不正な解除が報知され、請求項1の上記効果に加
え、防盗性能をさらに向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】一実施の形態の車両用電子キー装
置は、図1に示す車載装置10と図2に示す携帯用電子
キー20とから構成される。
【0008】電子キー20は、従来のイグニッションキ
ーのようなキープレートがなく、運転者が携帯しやすい
例えばカード型に形成される。この電子キー20には、
図2に示すように、アンテナ21、電子キーコントロー
ラー22、バッテリー23などが内蔵されている。
【0009】電子キーコントローラー22はCPU22
aと不揮発性メモリ22bなどの周辺部品から構成さ
れ、アンテナ21を介して車載装置1と無線通信を行
う。不揮発性メモリ22bには、車両の運行を許可され
た者を識別するためのIDコードと、予め定められた3
種類の周波数とが記憶されており、電子キーコントロー
ラー22は、車載装置10からの「周波数設定信号」に
応答して「受信確認信号」を車載装置10へ送信すると
ともに、車載装置10からの「周波数設定信号」にした
がって次回の通信に使用する周波数を設定する。
【0010】電子キーコントローラー22はまた、車載
装置10からの「ID要求信号」に応答して不揮発性メ
モリ22bからIDコードを読み出し、このIDコード
を含む「ID信号」を車載装置10へ送信する。なお、
バッテリー23は電子キーコントローラー22へ電力を
供給するための交換可能な電池である。
【0011】車載装置10は、図1に示すように、パッ
シブコントロールユニット11、送信機12,13、ド
アロックスイッチ14,15,ブザー16、受信機1
7、施解錠コントローラー18などを備えている。
【0012】パッシブコントロールユニット11は制御
部11a、ID照合部11b、不揮発性メモリ11c、
計時部11dなどから構成される。ID照合部11b
は、電子キー20から送られるIDコードを正規のID
コードと照合し、一致または不一致の照合結果を制御部
11aへ送る。
【0013】不揮発性メモリ11cには、電子キー20
との間で通信を行う際の3種類の周波数と、予め登録さ
れた正規のIDコードが記憶される他に、施解錠コント
ローラー18から送られるロック信号およびアンロック
信号に基づいて運転席ドアおよび助手席ドアのロック状
態またはアンロック状態が記憶される。計時部11d
は、制御部11aの指令にしたがって「周波数設定信
号」の送信から「受信確認信号」を受信するまでの経過
時間を計時する。
【0014】制御部11aはマイクロコンピューターを
有し、後述する制御プログラムを実行して電子キー20
との通信による車両ドアの施解錠制御を行う。
【0015】運転席側の送信機12とドアアンテナ12
aは、図3に示すように運転席ドア31のドアアウトサ
イドハンドル周辺に配置され、パッシブコントロールユ
ニット11から送られた「周波数設定信号」や「ID要
求信号」などをドアアンテナ12aから運転席ドア31
の周辺へ向けて送信する。この運転席側ドアアンテナ1
2aから送信される信号を電子キー20で受信可能な領
域は、図3に示すように運転席ドア31の周辺の領域3
2である。
【0016】同様に、助手席側の送信機13とドアアン
テナ13aは、図3に示すように助手席ドア33のドア
アウトサイドハンドル周辺に配置され、「周波数設定信
号」や「ID要求信号」などをドアアンテナ13aから
助手席ドア33の周辺へ向けて送信する。この助手席ド
アアンテナ13aから送信される信号を電子キー20で
受信可能な領域は、図3に示すように助手席ドア33の
周辺の領域34である。なお、「周波数設定信号」は、
車載装置10と電子キー20との間で通信を行う際の周
波数を設定するための信号であり、予めメモリ11cに
記憶された3種類の周波数の内から任意の周波数を選択
する。
【0017】スイッチ14,15はそれぞれ、運転席ド
ア31と助手席ドア33のドアロック動作およびドアア
ンロック動作を開始させるためのドアロックスイッチで
ある。図4に示すように、運転席側ドアロックスイッチ
14は運転席ドア31のドアアウトサイドハンドル35
周辺の車外に設けられ、運転席ドア31をロックまたは
アンロックするときに車外から操作される。なお、図4
には運転席ドア31のみを示すが、助手席ドア33にも
同様に、ドアアウトサイドハンドル周辺の車外に助手席
側ドアロックスイッチ15が設けられ、助手席ドア33
をロックまたはアンロックするときに車外から操作され
る。
【0018】受信機17およびアンテナ17aは車両後
部のリヤパーセルに設置され、アンテナ17aを介して
電子キー20から送られる「受信確認信号」および「I
D信号」を受信し、パッシブコントロールユニット11
へ送る。
【0019】施解錠コントローラー18は、パッシブコ
ントロールユニット11から送られる「施錠要求信号」
と「解錠要求信号」にしたがってドアロックアクチュエ
ーター18aを駆動し、運転席ドア31および助手席ド
ア33のロックまたはアンロックを行うとともに、これ
らのドア31,33のロック状態を示すロック信号また
はアンロック状態を示すアンロック信号をパッシブコン
トロールユニット11へ送る。
【0020】図5〜図6は、電子キー20との通信によ
る車両ドアの施解錠制御を示すフローチャートである。
これらのフローチャートにより一実施の形態の動作を説
明する。ステップ1において、運転席側ドアロックスイ
ッチ14または助手席側ドアロックスイッチ15が操作
されると、電子キー20との通信による車両ドア31,
33の施解錠制御を開始する。
【0021】なお、運転席側ドアロックスイッチ14が
操作された場合は運転席ドア31の近くに運転者がいる
と判断し、運転席側送信機12およびドアアンテナ12
aを用いて電子キー20と通信を行い、助手席側ドアロ
ックスイッチ15が操作された場合は助手席ドア33の
近くに運転者がいると判断し、助手席側送信機13およ
びドアアンテナ13aを用いて電子キー20と通信を行
う。
【0022】ステップ2で、不揮発性メモリ11cに記
憶された3種類の周波数の中から任意の周波数を選択
し、選択した周波数を示す「周波数設定信号」を運転席
側送信機12およびドアアンテナ12aまたは助手席側
送信機13およびドアアンテナ13aを介して電子キー
20へ送信する。続くステップ3では、計時部11dに
よる計時を開始する。
【0023】この実施の形態では、車載装置10と電子
キー20との間の通信周波数として、314.8MH
z,314.85MHzおよび314.9MHzの3種
類の周波数を用いる例を示し、各周波数の「周波数設定
信号」をそれぞれ”01”,”10”および”11”の
2ビット信号で表す。
【0024】上述したように、「周波数設定信号」と
「受信確認信号」は、車載装置10から電子キー20へ
送信される「ID要求信号」の前に、車載装置10と電
子キー20との間で送受される信号であって、且つID
要求信号またはIDコードの信号よりもデータ長が短い
信号である。なお、車載装置10から電子キー20へ送
信される「ID要求信号」の前に、車載装置10と電子
キー20との間で送受される信号であって、且つID要
求信号またはIDコードの信号よりもデータ長が短い信
号であれば、この一実施の形態の「周波数設定信号」と
「受信確認信号」に限定されない。
【0025】電子キー20は、「周波数設定信号」を受
信すると、例えば2ビットの「受信確認信号」を車載装
置10へ送信するとともに、受信した「周波数設定信
号」にしたがって次回の通信に使用する周波数を設定す
る。例えば受信した「周波数設定信号」が”01”であ
れば314.8MHzを、”10”であれば314.8
5MHzを、”11”であれば314.9MHzを次回
の通信周波数に設定する。以下ではパッシブコントロー
ルユニット11から314.8MHzを示す”01”の
「周波数設定信号」が送信された例を示す。なお、「受
信確認信号」と「周波数設定信号」の周波数は同一周波
数としてもよいし、異なる周波数としてもよい。
【0026】ステップ4において、受信機17およびア
ンテナ17aにより電子キー20から送信された「受信
確認信号」を受信したか否かを確認し、電子キー20か
ら「受信確認信号」を受信したらステップ5へ進み、計
時部11dによる計時を終了して「周波数設定信号」の
送信から「受信確認信号」の受信までの時間を算出す
る。
【0027】ステップ6で、「周波数設定信号」の送信
から「受信確認信号」の受信までの時間が所定時間以内
かどうかを確認し、所定時間以内の場合はステップ7へ
進み、所定時間を超えている場合はステップ16へ進
む。ここで、上記所定時間を例えば20μsecとする。
なお、この所定時間は、正規の車載装置10と電子キー
20との間の通信可能距離以内で実際に通信を行い、
「周波数設定信号」の送信から「受信確認信号」の受信
までに要した時間よりもわずかに長い時間を設定すれば
よい。
【0028】「周波数設定信号」の送信から「受信確認
信号」の受信までの時間が所定時間以内の場合は、ステ
ップ7で運転席側送信機12およびドアアンテナ12a
または助手席側送信機13およびドアアンテナ13aを
介して電子キー20へ「ID要求信号」を送信する。こ
のとき、今回選択した周波数で「ID要求信号」を送信
する。なお、「ID要求信号」は例えば80ビットの信
号で構成されている。
【0029】一方、「周波数設定信号」の送信から「受
信確認信号」の受信までの時間が所定時間を超える場合
は、ステップ16で予め定めた所定時間の間、「ID要
求信号」の送信を禁止する。なお、この送信を禁止する
所定時間は、車両ドアを不正な手口で解錠しようとする
者が解錠を諦める程度の時間、例えば30分とか1時間
とすればよい。続くステップ17で、ブザー16を吹鳴
して正常な通信が行われなかったことを報知し、すべて
の処理を終了する。
【0030】電子キー20は「ID要求信号」を受信す
ると、先に車載装置10により指定された”01”の周
波数314.8MHzの「ID信号」を車載装置10の
受信機17へ送信する。なお、「ID信号」は例えば8
0ビットの信号で構成されており、その中には車両の運
行を許可された者を識別するためのIDコードが含まれ
ている。
【0031】ステップ8において、受信機17およびア
ンテナ17aにより「ID信号」を受信したか否かを確
認し、電子キー20から送られた「ID信号」を受信し
たらステップ9へ進む。ステップ9では、照合部11b
により受信した「ID信号」に含まれるIDコードが不
揮発性メモリ11cに記憶されている正規のIDと照合
し、受信IDコードが正規のIDコードであればステッ
プ10へ進み、そうでなければステップ17へ進む。
【0032】ここで、「ID要求信号」と「ID信号」
がそれぞれ80ビット程度のデータであるとすると、通
常、「ID要求信号」の送信から実際にID照合を終了
するまでの時間は170±2msec程度である。
【0033】電子キー20から送られたIDコードが正
規のIDコードと一致しない場合は、ステップ17でブ
ザー16を吹鳴して報知する。
【0034】一方、電子キー20から送られたIDコー
ドが正規のIDコードである場合は、ステップ10で不
揮発性メモリ11cに記憶されている車両ドア31,3
3の施解錠状態を読み出し、ステップ11へ進む。ステ
ップ11では、ドア31,33の施解錠状態がロック状
態か否かを確認し、ロック状態の場合はステップ12へ
進み、アンロック状態の場合はステップ14へ進む。
【0035】車両ドア31,33がロック状態の場合
は、ステップ12で「解錠要求信号」を施解錠コントロ
ーラー18へ出力し、続くステップ12でドアロックア
クチュエーター18aにより車両ドア31,33の解錠
動作を実行させる。一方、車両ドア31,33がアンロ
ック状態の場合は、ステップ14で「施錠要求信号」を
施解錠コントローラー18へ出力し、続くステップ15
でドアロックアクチュエーター18aにより車両ドア3
1,33の施錠動作を実行させる。
【0036】このように、車載装置10と電子キー20
との間で「ID要求信号」と「ID信号」の送受信を行
うのに先立って、車載装置10と電子キー20との間の
通信周波数を表す「周波数設定信号」を車載装置10か
ら電子キー20へ送信し、「周波数設定信号」を受信し
た電子キー20から車載装置10へ「受信確認信号」を
送信する。そして、「周波数設定信号」を送信してから
「受信確認信号」を受信するまでの時間が所定時間以上
の場合は、車載装置10から電子キー20への「ID要
求信号」の送信を禁止するようにした。これにより、車
載装置10と電子キー20との間で「ID要求信号」と
「ID信号」の送受信が行われず、電子キー20を所持
した運転者が車両から離れているときの車両ドアの不正
な解錠を防止することができ、防盗性能を向上させるこ
とができる。
【0037】また、上述した一実施の形態によれば、車
載装置10から「周波数設定信号」に応じた周波数の
「ID要求信号」を電子キー20へ送信し、電子キー2
0から「周波数設定信号」に応じた周波数の「ID信
号」を車載装置10へ送信するようにしたので、車載装
置10と電子キー20との間で「ID要求信号」と「I
D信号」の通信を行うたびに、それらの信号の通信周波
数を任意に設定することができ、IDコードの傍受を防
止でき、防盗性能をさらに向上させることができる。
【0038】なお、上述した一実施の形態では車載装置
10と電子キー20との間の通信を314.8,31
4.85,314.9MHzの3種類の周波数を用いて
行う例を示したが、通信周波数の種類と数値は上記実施
の形態に限定されない。
【0039】また、上述した一実施の形態では「周波数
設定信号」の送信から「受信確認信号」の受信までの時
間を計時する例を示したが、「ID要求信号」の送信か
ら「ID信号」の受信までの時間を計時し、予め定めた
判定基準時間と比較し、通信異常か否かを判定してもよ
い。計時した時間が判定基準時間以上で通信異常と判定
された場合には、車両ドアの解錠を禁止する。これによ
り、上述した一実施の形態と同様に、電子キー20を所
持した運転者が車両から離れているときの車両ドアの不
正な解錠を防止することができ、防盗性能を向上させる
ことができる。
【0040】さらに、上述した一実施の形態では運転席
ドア31と助手席ドア33のロック、アンロック動作を
行う例を示したが、前席ドアの他に後部座席ドアのロッ
ク、アンロック動作を同時に行ってもよい。
【0041】上述した一実施の形態ではブザー16を吹
鳴して異常状態を報知する例を示したが、報知手段はブ
ザーに限定されず、例えばスピーカーを用いて音声によ
り異常状態を報知してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の車載装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 一実施の形態の電子キーの構成を示す図であ
る。
【図3】 車載装置の送信機とドアアンテナの配置図で
ある。
【図4】 運転席ドアのドアハンドルとドアロックスイ
ッチの配置図である。
【図5】 電子キーとの通信による車両ドアの施解錠制
御を示すフローチャートである。
【図6】 図5に続く、電子キーとの通信による車両ド
アの施解錠制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車載装置 11 パッシブコントロールユニット 12,13 送信機 12a,13a ドアアンテナ 14,15 ドアロックスイッチ 16 ブザー 17 受信機 17a アンテナ 18 施解錠コントローラー 18a ドアロックアクチュエーター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯用電子キーと車載装置とから構成され
    る車両用電子キー装置であって、 前記携帯用電子キーは、無線送受信機とIDコードを記
    憶するメモリとを有し、 前記車載装置は、無線送受信機と、予め登録された正規
    のIDコードを記憶するメモリと、前記携帯用電子キー
    のIDコードと前記正規のIDコードとを照合するID
    照合部と、ID照合結果に基づいて車両ドアの施錠また
    は解錠を制御する制御部とを有する車両用電子キー装置
    において、 前記車載装置は前記電子キーへ第1の信号を送信し、前
    記電子キーは前記第1の信号を受信したら前記車載装置
    へ第2の信号を送信し、 前記車載装置の制御部は、前記第1の信号を送信してか
    ら前記第2の信号を受信するまでの時間が所定時間以上
    の場合は車両ドアの解錠を禁止することを特徴とする車
    両用電子キー装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用電子キー装置にお
    いて、 前記第1の信号は前記車載装置から前記電子キーへ送信
    されるIDコードの要求信号であり、前記第2の信号は
    前記電子キーから前記車載装置へ送信されるIDコード
    の信号であることを特徴とする車両用電子キー装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の車両用電子キー装置にお
    いて、 前記第1の信号および前記第2の信号はともに、前記車
    載装置から前記電子キーへ送信されるIDコードの要求
    信号の前に送受される信号であって、且つIDコードの
    要求信号またはIDコードの信号よりもデータ長が短い
    信号であることを特徴とする車両用電子キー装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の車両用電子キー装置にお
    いて、 前記第1の信号は、前記車載装置と前記電子キーとの間
    の通信周波数を表す周波数設定信号であり、 前記車載装置は、前記周波数設定信号に応じた周波数の
    IDコードの要求信号を前記電子キーへ送信し、 前記電子キーは、前記周波数設定信号に応じた周波数の
    IDコードの信号を前記車載装置へ送信することを特徴
    とする車両用電子キー装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の車両用電
    子キー装置において、 前記車載装置は、前記第1の信号を送信してから前記第
    2の信号を受信するまでの時間が所定時間以上の場合は
    前記IDコードの要求信号を送信しないことを特徴とす
    る車両用電子キー装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかの項に記載の車両
    用電子キー装置において、 前記車載装置は、前記第1の信号を送信してから前記第
    2の信号を受信するまでの時間が所定時間以上の場合は
    報知手段により報知することを特徴とする車両用電子キ
    ー装置。
JP2001145715A 2001-05-16 2001-05-16 車両用電子キー装置 Expired - Fee Related JP3858621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001145715A JP3858621B2 (ja) 2001-05-16 2001-05-16 車両用電子キー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001145715A JP3858621B2 (ja) 2001-05-16 2001-05-16 車両用電子キー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002339612A true JP2002339612A (ja) 2002-11-27
JP3858621B2 JP3858621B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=18991482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001145715A Expired - Fee Related JP3858621B2 (ja) 2001-05-16 2001-05-16 車両用電子キー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3858621B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183351A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Alpha Corp ロッカー装置
JP2007276595A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Denso Corp 車両用セキュリティー装置及び車両用セキュリティーシステム
JP2008082152A (ja) * 2006-08-31 2008-04-10 Tokai Rika Co Ltd 携帯機、通信制御装置、及び通信制御システム
JP2010116705A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両用ドアの開扉操作制御装置
US8532576B2 (en) 2007-04-05 2013-09-10 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho System for controlling wireless communication between portable device and communication controller
CN117774887A (zh) * 2024-02-28 2024-03-29 合众新能源汽车股份有限公司 无线钥匙远程识别方法、系统、计算机设备及介质

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183351A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Alpha Corp ロッカー装置
JP4509768B2 (ja) * 2004-12-28 2010-07-21 株式会社アルファ ロッカー装置
JP2007276595A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Denso Corp 車両用セキュリティー装置及び車両用セキュリティーシステム
US8884739B2 (en) 2006-04-05 2014-11-11 Denso Corporation Vehicle security apparatus and system which prevents unauthorized use of a vehicle by immobilization
JP2008082152A (ja) * 2006-08-31 2008-04-10 Tokai Rika Co Ltd 携帯機、通信制御装置、及び通信制御システム
US8532576B2 (en) 2007-04-05 2013-09-10 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho System for controlling wireless communication between portable device and communication controller
JP2010116705A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両用ドアの開扉操作制御装置
JP4560118B2 (ja) * 2008-11-12 2010-10-13 三井金属鉱業株式会社 車両用ドアの開扉操作制御装置
CN117774887A (zh) * 2024-02-28 2024-03-29 合众新能源汽车股份有限公司 无线钥匙远程识别方法、系统、计算机设备及介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3858621B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7388466B2 (en) Integrated passive entry and remote keyless entry system
JP3489564B2 (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP4476062B2 (ja) 車載制御装置
US7227446B2 (en) Electronic key system for entry objects
EP1614592B1 (en) Keyless entry device
EP2492877B1 (en) Electronic key system
JP4022859B2 (ja) ドアロック制御装置
JP2004187096A (ja) キーレスエントリシステムおよびキーレスエントリ方法
KR20160096127A (ko) 릴레이 어택을 방지하기 위한 차량 제어 시스템
JP2000104429A (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP4213719B2 (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP4505425B2 (ja) 車両用遠隔制御装置
JP3536774B2 (ja) 車両用電子キー装置
JP3760740B2 (ja) 車室内照合装置
JP2003221954A (ja) 車載機器遠隔制御システム
JP2012051421A (ja) 制御システム
JP3589188B2 (ja) 車両用電子キー装置
JP4181177B2 (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP3799961B2 (ja) 車両用電子キー装置
JP2001349110A (ja) 車両用電子キー装置
JP2003127831A (ja) 車両用電子キー装置
JP2003056230A (ja) 車両用電子キー装置
JP3858621B2 (ja) 車両用電子キー装置
EP1339026B1 (en) Electronic key apparatus for vehicle and arrest cancellation method for rotation arresting device
JP4264193B2 (ja) 車載機器遠隔制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees