JP4181177B2 - 車載機器遠隔制御装置 - Google Patents

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この発明は車載機器遠隔制御装置に関し、特に携帯機との通信によるコード照合を行って、照合結果に基づいて車両の使用許可または不許可の制御などを行う車載機器遠隔制御装置に関する。
携帯機の操作部を操作して車両のドアの施錠/解錠を行う遠隔操作機能に加えて、前記操作部を操作することなく、車両側からの送信要求信号に対して返送コード信号を返送し、コードを照合することによりドアの施錠/解錠を行うスマートエントリシステムが従来から知られている。例えば特開平5−106376号公報(先行技術1)には、第1の受信手段で呼出信号が受信されると、応答信号を送信する第1の送信手段を備えた携帯無線装置と、所定の時間間隔で呼出信号を送信する第2の送信手段と、携帯無線装置から送信された応答信号が第2の受信手段で受信されると、車両のドアを解錠するための信号を出力し、応答信号が受信されなければ、所定時間経過後に車両のドアを施錠するための信号を出力する制御手段とを備えた車載無線装置とから構成されたシステムが記載されている。また、車両側からの送信要求信号に対して返送コード信号を返送し、コードを照合することによりステアリングロック機構の解錠とエンジン始動禁止装置の解除を行い、機械的キーを使用しないエンジン始動操作を可能にしたスマートスタートシステムが従来から知られている。例えば特開昭63−1765号公報(先行技術2)には、携帯無線機に呼出信号を送信して、携帯無線機からの暗証コード信号を受信し、内部コードと照合して両コードが一致したときにはステアリングロック機構の解錠動作、イグニッションスイッチのスイッチング動作およびアクセサリスイッチのスイッチング動作を各々許可する手段から構成されたシステムが記載されている。
上記両方のシステムを合わせたシステムの名称として以下、スマートエントリ/スタートシステムと称す。スマートエントリ/スタートシステムでは、無線通信を使用しているが、無線通信を使用しているシステムは他にも多くあり、増加の傾向にある。異なるシステムで、使用周波数が近いと電波の干渉が発生して通信障害となりシステムが正常に動作できない場合が起きる。例えば、給油所には無線通信を使用した自動決済システムがあり、基地局(給油スタンド側)から車内にある給油カードに対してLF(低周波)電波で送信して、給油カード側からはUHF(超高周波)電波で応答し、利用者を認証して無人給油サービスを提供するシステムである。この場合、スマートエントリ/スタートシステムの使用LF電波と自動決済システムの使用LF電波の周波数が近いため、電波の干渉が発生して、スマートエントリ/スタートシステムに通信障害が発生することがある。
このように同じ周波数帯での通信で干渉(衝突)が発生する場合、その干渉を回避する方法には、例えば特許3665270号公報(先行技術3)に記載されているようなキャリアセンス方式が良く知られている。
特開平5−106376号公報 特開昭63−1765号公報 特許3665270号公報
しかしながら、電波の干渉(衝突)を回避するキャリアセンス方式では、送信側に、送信に利用する周波数帯の使用状況を検知するための受信手段が必要であるが、スマートエントリ/スマートスタートシステムでは、通常この手段は装備しておらず、装備すると高価となる。
この発明は、上記の点に鑑みなされたもので、新たな装置を追加してコストを増加することなく、電波干渉(衝突)を回避できる車載機器遠隔制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、携帯機に対して呼出信号を送信し、呼出信号を受信した携帯機から返送される応答信号を受信すると、携帯機に対して質問信号を送信し、質問信号を受信した携帯機から返送される回答信号の中の返送コードとのコード照合がなされたとき車載機器の作動状態を制御する作動制御手段を有する車載機器遠隔制御装置において、呼出信号送信から質問信号送信までは所定時間間隔で実施され、携帯機は、受信信号の強度を検知する受信信号強度検知手段と、この受信信号強度検知手段で検知した呼出信号の受信信号強度を記憶する記憶手段と、受信信号強度が受信に充分なレベルであるが受信不成功の場合に干渉モードと判定する干渉判定手段とを有し、干渉判定手段が干渉モードと判定した場合には、回答信号の代わりに否定応答信号を返信すると共に、妨害電波の受信信号強度が記憶した受信信号強度より低くなり干渉モードが解消されたときに再度、応答信号を送信するようにしたものである。
更にこの発明は、携帯機に対して呼出信号を送信し、呼出信号を受信した携帯機から返送される応答信号を受信すると、携帯機に対して質問信号を送信し、質問信号を受信した携帯機から返送される回答信号の中の返送コードとのコード照合がなされたとき車載機器の作動状態を制御する作動制御手段を有する車載機器遠隔制御装置において、車載機は、携帯機からの応答信号が無い場合又は回答信号が無い場合は干渉モードとする干渉検知手段と、干渉モードを検知した場合には干渉モード情報を含む呼出信号を送信する送信手段とを有し、携帯機は、干渉モード情報を含む呼出信号を受信した場合の受信信号強度を記憶し、その後、妨害電波の受信信号強度が記憶した受信信号強度に対して高いレベルから記憶強度に対して低いレベルになったときに、応答信号を送信するようにしたものである。
上述の如く、この発明は、車載機の送信周波数帯の妨害電波の有無を携帯機の干渉判定手段で検知し、妨害電波の無いタイミングで応答信号を送信することにより、車載機からの送信を行うようにしたので、車載機の送信周波数に近い周波数を使用している他のシステムが動作している環境でも、スマートエントリ/スマートスタートシステムが障害を受けることなく動作できる。また車載機側は送信周波数監視のための受信手段を追加することもないので安価に構成でき、携帯機側にもコストアップになる装置が不要で、従来のスマートエントリ/スマートスタートシステムからコストアップすることなく、電波干渉の障害を回避でき、より信頼性の高いシステムが実現できる。
またこの発明の別の発明では、携帯機からの返信がない状態では車載機側が干渉と検知し、電波干渉を回避するようにしたので、より早いタイミングで通信完了できる可能性が高くなり、システムの利便性が向上できる。また送信側に送信周波数監視のための受信手段を追加することなく安価に構成でき、他のシステムからの干渉電波のない状態を検知して通信できる妨害に強いシステムが実現できる。
実施の形態1
この発明の実施の形態1における車載機器遠隔制御装置の構成を示す図1〜図4について説明する。図1は車載機のブロック図を、図2は携帯機のブロック図を、図3は携帯機の詳細ブロック図を、図4は車載アンテナと携帯機の通信の模式図を示している。
図1において、車載機10は、車内用アンテナ11として第1車内送信アンテナ11a及び第2車内送信アンテナ11bの2つのアンテナを有し、また車外用アンテナ12として第1〜第4車外送信アンテナ12a〜12dの4つのアンテナを有し、合計6つの送信アンテナを有している。図4(b)に示すように、車内用アンテナ11aは車室内のセンターコンソールに設置され、車内用アンテナ11bは後部座席下付近に設置されている。一方、車外用アンテナ12a〜12dは、それぞれ車両(4輪車)の例えば前後左右のドアの取っ手に設けられている。各送信アンテナ11、12は送信部17に接続され、送信部17はECU(電子制御装置)20に接続されている。
ECU20は送信部17に送信コードと送信アンテナ11、12のうちの一つを指定する信号を供給し、この送信コードが変調された周波数例えば134kHz(LF波)のコード要求信号としての質問信号が、指定された図2に示す携帯機50に対して送信される。また、車両には受信アンテナ18が設けられており、この受信アンテナ18で受信された携帯機50よりの周波数例えば315MHz(UHF波)の信号は受信部19で復調されてECU20に供給される。
ECU20にはメモリ24が内蔵されており、このメモリ24には後述する呼出信号、質問信号用およびイモビライザ用のIDコードと、イモビライザ用および回答コードの復号用の暗号キーが格納されている。メモリ24はEEPROM等の不揮発性メモリであり、電源が遮断されてもその記憶内容は保持される。操作検出部21はユーザによる各種スイッチ操作を検出するものであり、例えば各アウタドアハンドルに設置された起動スイッチ(コード要求信号の送信を開始するための信号源)や、エンジンスイッチを押すことでロック解除のための交信を起動するためのキーノブスイッチや、エンジンスイッチの(始動、イグニッションオン、アクセサリオン、オフそしてロックなどの)位置を検出し、その操作検出信号をECU20に供給する。ドア開閉検出部22は全てのドアの個別の開閉および全てのドアの個別の施錠/解錠状態を検出し、その検出信号をECU20に供給する。センサ群23は、車速や変速位置やエンジン運転状態を検出する各種センサであり、これらの各種センサの検出信号はECU20に供給される。
また、ECU20には、ステアリングロック部32、イモビライザ部34、ドアロック部36、シフトロック部38、報知部25が接続されている。ステアリングロック部32はエンジンスイッチのLock位置からの回動ロック機構を解除すると同時に、ステアリング操作の機械的ロック機構も解除する。エンジンスイッチがロック位置に戻されると両ロック機構はロック状態になる。イモビライザ部34はエンジン40への燃料供給及びイグニッション動作を禁止する機構である。ドアロック部36は全てのドアのロック/アンロックを行う機構である。シフトロック部38は変速機ギアシフト機構でパーキングレンジからその他のレンジへの移行を禁止するロック装置で、ECU20からロック解除の許可/不許可の信号を出す。報知部25はドアロック/アンロックをした場合のいわゆるアンサーバックとしての車両のライト点灯やホーン吹鳴を行うアンサーバック装置や、各種警報のためのブザーの発音する警報装置や、状態表示のための表示装置を含んでいる。また、ECU20はエンジン制御部30が接続されており、エンジン制御部30はセルモータを利用してエンジン40の始動を制御すると共に、エンジン40の駆動停止も制御できる。
このようにECU20は、エンジン制御部30からシフトロック部38までの車載機器の作動状態を制御しており、これらを制御する作動制御手段として機能している。
図2はこの発明の実施の形態1の携帯機50のブロック図を示し、図2において、ECU52にはメモリ53が内蔵されており、このメモリ53には、正規であれば上記車載機10のメモリ24に格納されているのと同じ、IDコード、暗号キーが格納されている。携帯機50は、送信アンテナ56と受信アンテナ58を有している。送信アンテナ56は送信部55に、受信アンテナ58は受信部57にそれぞれ接続され、送信部55と受信部57はECU52に接続されている。この受信アンテナ58で受信された車載機10よりの周波数例えば134kHzの質問信号は受信部57で復調されてECU52に供給される。また、ECU52は前記質問信号に対応した暗号キーをメモリ53から読み出し、前記質問信号中の質問コードを暗号化して、回答信号を作成し送信部55に供給し、送信部55で変調されて、周波数例えば315MHzの信号として送信アンテナ56から車載機10に対して送信される。また、携帯機50にはキーレスエントリ機能としての、ドアのロック/アンロックの遠隔操作をするLOCKキー/UNLOCKキーなどがあって、これらの信号は操作検出部51よりECU52に入力される。報知部54は、車載機から送信されてくる各種警報のためのブザーなどの警報装置や、状態表示のための表示装置を含んでいる。
図3は、図2の受信部57の内部ブロックと、ECU52及び受信アンテナ58との接続状態を示したものである。受信部57は、受信アンテナ58で受信された後述する図5(a)、(c)に示す信号のプリアンブル部分で、所定の周波数成分が復調可能レベル以上になった場合、ECU52に対してwake信号を出力する起動検知部57aと、プリアンブル部分以降のコード部分を復調してECU52にdate信号を出力する復調部57bと、同じくプリアンブル部分で受信レベルを保持してECU52にRSSI(受信信号強度)信号として出力する受信磁界強度検出部57cと、reset信号が入力されると次の新しい受信に備えて起動検知部57a、受信磁界強度検出部57cをリセットする制御部57dから構成される。またECU52のメモリ53は、受信磁界強度検出部57cが検出した受信信号強度を記憶する記憶手段としても機能する。ECU52の干渉判定手段57eは受信信号強度が受信に充分なレベルであるが、車載機10から送信される信号が受信不成功の場合に干渉モードと判定するものである。
図4に車載機10の各送信アンテナ11、12と携帯機50との通信を模式的に示す。図4(a)は携帯機50が車外にある場合、同図(b)は携帯機50が車内にある場合の説明図である。携帯機50が正規登録機かどうかを確認する方式(相手認証方式)は、例としていわゆるチャレンジ・レスポンス方式(秘密鍵暗号ベース相手認証方式)で説明している。
図4において、車載機10の各送信アンテナ11、12からは、周波数134kHzのコード要求信号(質問信号)が送信され、携帯機50はこの質問信号を受信すると、受信した質問信号に応じた暗号キーと質問コード(平文)から作成した回答コード(暗号文)で変調した周波数315MHzの回答信号を返送する。車載機10の受信アンテナ18で受信された周波数315MHzの信号は受信部19で復調されてECU20に供給され、ECU20は上記回答信号を分析する。車載機10は、送信した質問コード(平文)を対応した暗号キーで作成した暗号文と受信した回答コードを照合して、携帯機が正規登録機であるかどうかを確認する。
車載機10の各送信アンテナ11、12から携帯機50へは、低周波(以下LFと略す)信号を使用しているのは、携帯機の位置を確認しやすいように電磁波の内でその強度が距離の3乗に逆比例する磁界成分を利用するためで、通常通信距離は1m程度である。一方、携帯機50から車載機10の受信アンテナ18への通信はUHF帯が使用されていて、通常5〜20mの通信距離である。
次にこの発明の実施の形態1における動作について説明する。図5はこの発明に使用される通信信号の構成例であり、図6は車載機10のECU20が実行する携帯機50との通信に係わる部分のフローチャートを、図7は携帯機50のECU52が実行する車載機10との通信に係る部分のフローチャートを、図8は車載機と携帯機間の通信例のタイムチャートを示している。
図5は車載機10および携帯機50が送信する通信信号の一例で、呼出信号、応答信号、質問信号、回答信号および遠隔制御信号の構成例を示す。同図(a)は車載機10から携帯機50に送信される呼出信号の構成で、プリアンブル(例えば5ms程度のバースト信号)、固定長のID情報からなる固定IDコード(例えば20ビット)、同じIDを持つ携帯機の番号ビット、呼出信号であることを示すビット、干渉モードかどうかのビットを含む付加コード(例えば5ビット)、及びパリティビットから構成される。同図(b)は携帯機50から車載機10に送信される応答信号の構成で、プリアンブル、固定IDコード、受信の成功/不成功を示すビットと、携帯機番号等の情報を含む付加コード(例えば4ビット)、及びパリティビットから構成される。同図(c)は車載機10から携帯機50に送信される質問信号の構成で、プリアンブル、固定IDコード、質問信号であることを示すビット、応答すべき携帯機の番号を含む付加コード、毎回ランダムに生成される平文(例えば32ビット)である質問コード、及びパリティビットから構成される。同図(d)は携帯機50から車載機10に送信される回答信号の構成で、プリアンブル、固定IDコード、回答信号を示すビット、携帯機番号等の情報を含む付加コード、受信した質問コードを暗号キーで暗号化した暗号文である回答コード、及びパリティビットから構成される。
なお、携帯機50に設けてあるボタンを押すことで車両のドアのロック/アンロックを制御するキーレスエントリを行う場合の遠隔制御信号は、図5(e)に示すように回答コードの代わりにローリングコードを設定する。ローリングコードは携帯機が電波を送信する毎にカウントアップされる値であり、車載機側では前回において携帯機から受信した所定のコードに含まれるローリングコードを記憶しておき、今回受信した所定のコードに含まれるローリングコードが前回のローリングコードの値から所定の範囲内であるとき今回のローリングコードは正しいと判別し、受信した所定のコードが特定コードに一致すると判別する。この遠隔制御信号の付加コードには応答信号と遠隔制御信号の識別情報が含まれている。
図6のフローチャートに基づき、携帯機50との通信に係わる車載機10のECU20の動作を説明する。このフローチャートは、ECUが起動後、起動SW、キーノブSW、エンジンスイッチのイグニッションON位置(以下IGオンと称す)の各スイッチがオン状態になったときに実行されるプログラムである。
ステップ200でスタートしたら、ステップ201で、前記実行条件のどの条件であるかが確認される。起動SWがオンであった場合、ステップ202で、呼出送信回数が確認され所定回数(例えば3回)を越える場合は携帯機が存在しないと判断してステップ299で終了する。ステップ202で呼出送信回数が所定回数以下ならばステップ203で起動スイッチに対応した車外アンテナ(例えば右前ドアのアウタハンドル起動SWがオンなら車外アンテナは12a)から呼出信号が送信される。ステップ204では、この呼出信号に対する携帯機からの応答信号の返信を確認する。返信が無ければステップ202に戻り再送するかどうか判断する。応答信号の返信があればステップ205で、同じ車外アンテナから質問信号を送信する。呼出信号の送信から質問信号の送信までの間隔は登録されている携帯機の数で予め決められた時間(=時間間隔条件A)になっている。ステップ206で受信信号が携帯機からの回答信号かどうか確認し、回答信号ならばステップ207で、この質問信号に対する回答信号の内容を確認(照合)する。返信の回答が不正解ならばステップ299で終了する。返信の回答が正解ならば、ステップ208でドアがアンロック状態かどうか確認する。ロック状態ならばステップ214でドア開錠出力を指示し、ステップ299で終了する。アンロック状態ならばステップ209で、エンジンスイッチがLock位置かつ全ドアが閉まっているかどうか(条件1)確認する。条件1が成立しておれば、ステップ210で全車内アンテナから呼出信号を送信して、ステップ211で携帯機が車内に無い(返信が無い)ことが確認できれば、ステップ212でドア施錠出力を指示し、ステップ299で終了する。ステップ209で条件1が不成立の場合、又はステップ211で応答信号の返信がある場合にステップ213で、ロック操作が出来ないことを知らせるため警報出力を指示しステップ299で終了する。
ステップ206で受信信号が(否定)応答信号の場合、携帯機が干渉モードになったことを知らせているので、ステップ215では次の応答信号を確認する。なおこの否定応答信号応答信号は携帯機50が干渉モードと判定した場合に、携帯機50が回答信号の代わりに送信して来るもので、詳細は後述する。応答信号がない場合、ステップ216で応答待ちの制限時間内かどうかを確認する。制限時間内であればステップ215に戻る。ステップ216で制限時間オーバーの場合はステップ299で終了する。ステップ215で応答があれば、干渉電波がない状態という連絡なのでステップ205に戻り質問信号を再送する。ステップ206で受信信号が応答信号、回答信号ともに無い場合はステップ202に戻り再送信を開始するかどうか確認する。
キーノブSW、又はIGがオンであった場合、ステップ250で呼出送信回数が確認され所定回数(例えば3回)を越える場合は携帯機が存在しないと判断してステップ299で終了する。ステップ250で呼出送信回数が所定回数以下ならばステップ251で全車内アンテナから呼出信号が送信される。ステップ252では、この呼出信号に対する応答信号の返信を確認する。返信が無ければステップ250に戻り再送するかどうか判断する。返信があればステップ253で全車内アンテナから質問信号を送信する。ステップ254で受信信号が回答信号かどうか確認し、回答信号ならばステップ255でこの質問信号に対する回答信号の内容を確認(照合)する。返信の回答が不正解ならばステップ299で終了する。返信の回答が正解ならば、ステップ256で、キーノブSWかIGSWかを確認する。キーノブSWがオンならばステップ257で、エンジンSWロック解除を出力する。IGオンならば、ステップ258でエンジン始動許可を指示するし、ステップ299で終了する。
ステップ254で受信信号が(否定)応答信号の場合、携帯機が干渉モードになったことを知らせているので、ステップ259では次の応答信号を確認する。応答信号がない場合、ステップ260で応答待ちの制限時間内かどうかを確認する。制限時間内であればステップ259に戻る。ステップ260で制限時間オーバーの場合はステップ299で終了する。ステップ259で応答があれば、干渉電波がない状態という連絡なのでステップ253に戻り質問信号を再送する。ステップ254で受信信号が応答信号、回答信号ともに無い場合はステップ250に戻り再送信開始するかどうか確認する。
一方、従来のキーレスエントリ機能である、携帯機からの遠隔制御信号(ドアのLOCK信号/UNLOCK信号)を受信した場合は、図6のフローとは無関係にドアのロック/アンロックが実施される。
図7のフローチャートに基づき、携帯機50の動作を説明する。電池交換などでECU52がリセット状態から始まる場合はSTART(ステップ500)より始まり、ステップ501でECU52の初期設定を行いステップ502の待機になる。
ステップ503でLOCKキー入力があれば、WAKE UP(ステップ504)して遠隔操作信号であるLOCK信号を送信する(ステップ505)。送信終了後、ステップ502に戻る。ステップ503でLOCKキー入力がなければステップ506に行く。
ステップ506でUNLOCKキー入力があれば、WAKE UP(ステップ507)して遠隔操作信号であるUNLOCK信号を送信する(ステップ508)。送信終了後、ステップ502に戻る。ステップ506でUNLOCKキー入力がなければステップ509に行く。
ステップ509で車載機からの受信(LF受信)があれば、WAKE UP(ステップ510)し、ステップ511で受信信号が呼出信号かどうかを確認する。呼出信号でなければ質問信号と判断し、ステップ512で質問信号に含まれている携帯機番号が自己の番号と一致しているかどうか確認する。番号が一致している場合は、受信した質問コードから回答コードを生成して回答信号を送信し(ステップ513)、送信終了後、ステップ502に戻る。ステップ512で携帯機番号が不一致の場合はステップ502に戻る。ステップ511で呼出信号の受信であれば、ステップ514で、このときの受信信号強度を記憶(=記憶受信信号強度)し、応答信号を送信して、ステップ515で質問信号受信時刻(前記時間間隔条件Aに対応)まで待ち、ステップ516で質問信号が受信出来たかどうか確認する。受信できた場合はステップ512に移る。受信できなかった場合は、ステップ517で、受信時の受信信号強度(RSSI)が受信できるレベルかどうか確認する。受信可能レベル以上の場合はステップ518で、妨害電波による電波干渉があったと判断して、回答信号の代わりに受信失敗を連絡する否定応答信号(応答信号中の受信の成功/不成功を示すビット=0)を送信しステップ519に移る。ステップ519では妨害電波の動向を観察する制限時間のタイムアウト条件を確認し、タイムアウトの場合はステップ502に戻る。タイムアウトでない場合は、ステップ520で妨害電波の受信信号強度(RSSI)が受信障害にならないレベル(例えば前記記憶受信信号強度の20%以下)に低下したかどうかを確認し、低下した場合はステップ521で、再度、応答信号を送信しステップ502に戻る。妨害電波の受信信号強度(RSSI)が受信障害にならないレベルまで低下しない場合はステップ519に戻る。
この発明の実施の形態1として、車載機の動作を図6に示すフローチャートで、携帯機の動作を図7に示すフローチャートで説明したが、図8は車載機と携帯機間の通信例を示したタイムチャートである。
図8において、横方向は時間の流れで、右が未来、左が過去である。実線の各箱は送信の電波が存在する状態を表して、破線の各箱は、正常ならこの時間に送信の電波が存在することを表している。各箱の中の記号(a〜d)は信号の種類を表し、図5の符号と対応している。携帯機(RSSI)は携帯機が受信する受信信号強度を表している。妨害電波は、車載機が送信する周波数に近いもので、携帯機の受信に干渉する条件で、携帯機が送信する電波には妨害とはならない条件である。
図8において、車載機からの#1、#2の呼出信号aは、妨害電波#1と干渉するため携帯機は受信できないので、正常受信した場合の応答信号bの送信、すなわち破線の#1、#2は送信しないが、携帯機のRSSIは受信可能レベルになっている。車載機よりの呼出信号a#3は、妨害電波のない区間のため携帯機は正常受信して応答信号b#3を送信する。携帯機はこの呼出信号a#3の受信信号強度(RSSI)#2を記憶する。車載機は応答信号b#3の受信を受け、質問信号c#4を送信する。しかし、このタイミングでは、妨害信号の干渉を受けるため携帯機は正常受信できない。携帯機は、車載機の呼出信号aの送信#3から前記時間間隔条件A後に、車載機の質問信号cの送信#4が受信されることを知っているので、受信信号強度(RSSI)が受信可能レベルにあるにもかかわらず、このタイミングで受信できないことは妨害電波の干渉と判断し、質問信号c#4の受信不成功=干渉モード情報を含む応答信号b#4(=否定応答信号)を送信する。車載機はこの応答信号#4を受信し干渉モードになったので、次の応答信号を待つ状態になる。妨害信号#2がなくなり、携帯機のRSSIの#3が低下すると、妨害電波がなくなったことを知らせる携帯機からの応答信号b#5が送信され、続いて車載機から質問信号c#5が送信される。妨害信号のない区間であるから、質問信号を正常受信した携帯機は回答信号d#6を送信し、一連の通信が完了する。
以上のように、この発明の実施の形態1は、車載機の送信周波数帯の妨害電波の有無を携帯機の干渉判定手段で検知し、妨害電波の無いタイミングで応答信号を送信することにより、車載機からの送信を行うようにしたので、車載機の送信周波数に近い周波数を使用している他のシステムが動作している環境でも、スマートエントリ/スマートスタートシステムが障害を受けることなく動作できる。また車載機側は送信周波数監視のための受信手段を追加することもないので安価に構成できる。
実施の形態2
この発明の実施の形態2の車載機器遠隔制御装置について説明する。実施の形態1は携帯機側が干渉モードを認識する例を示したが、実施の形態2は車載機側が干渉モードを認識する例である。
図9はこの発明の実施の形態2における車載機器遠隔制御装置の車載機のブロック図を示す。携帯機のブロック図は、基本的には実施の形態1の図3に示す構成と同じなので省略する。
図9に示す実施の形態2における車載機器遠隔制御装置の車載機のブロック図は、基本的には実施の形態1の図1に示す構成とほぼ同じものであるが、ECU20に干渉検知手段26を備えている点が実施の形態1と異なるだけで、他の構成は同じにつき説明を省略する。
次にこの発明の実施の形態2における動作をフローチャートに基づき説明する。図10は車載機10のECU20が実行する携帯機50との通信に係わる部分のフローチャートを、図11は携帯機50のECU52が実行する車載機10との通信に係る部分のフローチャートを、図12は車載機と携帯機間の通信例のタイムチャートを示している。
図10において、このフローチャートは、ECUが起動後、起動SW、キーノブSW、エンジンスイッチのイグニッションON位置(以下IGオンと称す)の各スイッチがオン状態になったときに実行されるプログラムである。ステップ300でスタートし、ステップ301で、前記実行条件のどの条件であるかが確認される。
起動SWがオンであった場合、ステップ302で、呼出送信回数が確認され所定値2(例えば3回)を越える場合は携帯機が存在しないと判断してステップ399で終了する。ステップ302で呼出送信回数が所定値1(例えば1回)以下ならばステップ303で起動スイッチに対応した車外アンテナ(例えば右前ドアのアウタハンドル起動SWがオンなら車外アンテナは12a)から干渉モードbitが0の呼出信号が送信される。ステップ302で呼出送信回数が所定値1を超え所定値2以下ならば、電波の干渉が起きたと判断し、ステップ305で、起動スイッチに対応した車外アンテナ(例えば右前ドアのアウタハンドル起動SWがオンなら車外アンテナは12a)から干渉モードbitを1にした呼出信号が送信される。ステップ304では、この呼出信号に対する応答信号の返信を確認する。応答信号の返信が無ければステップ302に戻り再送するかどうか判断する。応答信号の返信があればステップ306で、同じ車外アンテナから質問信号を送信する。呼出信号の送信から質問信号の送信までの間隔は登録されている携帯機の数で予め決められた時間(=時間間隔条件A)になっている。ステップ307で受信信号が回答信号かどうか確認し、回答信号ならばステップ308でこの質問信号に対する回答信号の内容を確認(照合)する。返信の回答が不正解ならばステップ399で終了する。返信の回答が正解ならば、ステップ309でドアがアンロック状態かどうか確認する。ロック状態ならばステップ315でドア開錠出力を指示しステップ399で終了する。アンロック状態ならばステップ310で、エンジンスイッチがLock位置かつ全ドアが閉まっているかどうか(条件1)確認する。条件1が成立しておれば、ステップ311で全車内アンテナから呼出信号を送信して、ステップ312で携帯機が車内に無い(返信が無い)ことが確認できればステップ313でドア施錠出力を指示し、ステップ399で終了する。ステップ310で条件1が不成立の場合、又はステップ312で返信がある場合はステップ314で、ロック操作が出来ないことを知らせるため警報出力を指示し、ステップ399で終了する。
ステップ307で受信信号が(否定)応答信号の場合、携帯機が干渉モードになったことを知らせているので、ステップ316では次の応答信号を確認する。応答信号がない場合、ステップ317で応答待ちの制限時間内かどうかを確認する。制限時間内であればステップ316に戻る。ステップ317で制限時間オーバーの場合はステップ399で終了する。ステップ316で応答があれば、干渉電波がない状態という連絡なのでステップ306に戻り質問信号を再送する。ステップ307で受信信号が応答信号、回答信号ともに無い場合はステップ302に戻り、再送信を開始するかどうか確認する。
キーノブSW、又はIGがオンであった場合、ステップ350で呼出送信回数が確認され所定値2(例えば3回)を越える場合は携帯機が存在しないと判断してステップ399で終了する。ステップ350で呼出送信回数が所定値1(例えば1回)以下ならばステップ351で干渉モードbitが0の呼出信号が送信される。ステップ350で呼出送信回数が所定値1を超え所定値2以下ならばステップ353で干渉モードbitを1にした呼出信号が全車内アンテナから送信される。ステップ352では、この呼出信号に対する応答信号の返信を確認する。返信が無ければステップ350に戻り再送するかどうか判断する。返信があれば全車内アンテナから質問信号を送信する(ステップ354)。ステップ355で受信信号が回答信号かどうか確認し、回答信号ならばステップ356でこの質問信号に対する回答信号の内容を確認(照合)する。返信の回答が不正解ならばステップ399で終了する。返信の回答が正解ならば、ステップ357で、キーノブSWかIGSWかを確認する。キーノブSWがオンならばステップ358で、エンジンSWロック解除を出力する。IGオンならば、ステップ359でエンジン始動許可を指示し、ステップ399で終了する。
ステップ355で受信信号が(否定)応答信号の場合、携帯機が干渉モードになったことを知らせているので、ステップ360では次の応答信号を確認する。応答信号がない場合、ステップ361で応答待ちの制限時間内かどうかを確認する。制限時間内であればステップ360に戻る。ステップ361で制限時間オーバーの場合はステップ399で終了する。ステップ360で応答があれば、干渉電波がない状態という連絡なのでステップ354に戻り質問信号を再送する。ステップ355で受信信号が応答信号、回答信号ともに無い場合はステップ350に戻り再送信を開始するかどうか確認する。
上記では1回の呼出信号に対する応答信号がない場合、干渉モードと判断し、干渉モードbitを1にしているが、2回又はそれ以上の呼出信号に対する応答がない場合に干渉モードと判断してもよい。また質問信号に対する回答信号がない場合も、干渉モードと判断し、干渉モードbitを1にすることは、呼出信号の場合と同様である。ここで車載機10のECU20にある干渉検知手段26は、この干渉ビットの処理をすることである。
図11のフローチャートに基づき、実施の形態2の携帯機50の動作を説明する。電池交換などでECU52がリセット状態から始まる場合はSTART(ステップ600)より始まり、ステップ601でECU52の初期設定を行い、ステップ602の待機になる。ステップ603でLOCKキー入力があれば、ステップ604でWAKE UPして遠隔操作信号であるLOCK信号を送信する(ステップ605)。送信終了後、ステップ602に戻る。ステップ603でLOCKキー入力がなければステップ606に行く。
ステップ606でUNLOCKキー入力があれば、ステップ607でWAKE UPして遠隔操作信号であるUNLOCK信号を送信する(ステップ608)。送信終了後、ステップ602に戻る。ステップ606でUNLOCKキー入力がなければステップ609に行く。ステップ609で車載機からの受信(LF受信)があれば、ステップ610でWAKE UPし、ステップ611で受信信号が呼出信号かどうかを確認する。呼出信号でなければ質問信号と判断し、ステップ612で質問信号に含まれている携帯機番号が自己の番号と一致しているかどうか確認する。番号が一致している場合は、受信した質問コードから回答コードを生成して回答信号を送信し(ステップ613)、送信終了後、ステップ602に戻る。ステップ612で携帯機番号不一致の場合はステップ602に戻る。
ステップ611で呼出信号の受信であれば、ステップ614で、このときの受信信号強度を記憶(=記憶受信信号強度)し、応答信号を送信して、ステップ615で受信した呼出信号内の干渉モードbitを確認し、干渉モードでなければステップ602に戻る。干渉モードであればステップ616では現在の受信信号強度が前記記憶受信信号強度に対して受信障害となるレベルより大きい(例えば記憶受信信号強度の50%以上)状態になったかどうか(ステップ617)を観測する制限時間のタイムアウトかどうかを確認する。タイムアウトならステップ602に戻る。タイムアウトでないならステップ617で現在の受信信号強度が前記記憶受信信号強度に対して受信障害となるレベルより大きいかどうか確認して、大きければステップ618に進む。小さければステップ616に戻る。ステップ618では、現在の受信信号強度が前記記憶受信信号強度に対して受信障害とならないレベルより小さい(例えば記憶受信信号強度の20%以下)状態になったかどうか(ステップ619)を観測する制限時間のタイムアウトかどうかを確認する。タイムアウトならステップ602に戻る。タイムアウトでないならステップ619で現在の受信信号強度が前記記憶受信信号強度に対して受信障害とならないレベルより小さいかどうか確認して、小さければステップ620で妨害電波の無い区間になったことを知らせる応答信号を送信してステップ602に戻る。大きければステップ618に戻る。
このように妨害電波の受信信号強度が記憶受信信号強度に対して高いレベルから低いレベルになることを検出する理由は、妨害電波は連続していない前提であると、妨害信号が途絶えた直後のタイミング(妨害電波の受信信号強度レベル高→低)で通信すると、電波の衝突(干渉)する確率が低い為である。
この発明の実施の形態2として車載機の動作を図10に示すフローチャートで、携帯機の動作を図11に示すフローチャートで説明したが、図12は車載機と携帯機間の通信例を示したタイムチャートである。
図12において、車載機からの#1、#2の呼出信号aは、妨害電波#1と干渉するため携帯機は受信できないので、正常受信した場合の応答信号bの送信、すなわち破線の#1、#2は送信しないが、携帯機のRSSIは受信可能レベルになっている。車載機側は最初の呼出信号aの送信#1に対して応答がないことを確認した時点で干渉モードと判定し、呼出信号aの送信#2と続く送信#3には、干渉モードbitを1にした呼出信号aを送信している。車載機よりの呼出信号a#3は、妨害電波のない区間のため携帯機は正常受信して応答信号b#3を送信する。携帯機はこの呼出信号a#3の受信信号強度(RSSI)#2を記憶する。車載機は応答信号b#3の受信を受け、質問信号の送信タイミングを知らせる携帯機からの応答信号を待つことになる。携帯機は、妨害電波のRSSI信号を観測することで、RSSI信号の#3から妨害電波の出現と終了を検知し、応答信号b#4を送信する。続いて車載機から質問信号c#4が送信される。妨害信号のない区間であるから、質問信号を正常受信した携帯機は回答信号d#5を送信し、一連の通信が完了する。
以上のように、この発明の実施の形態2は、携帯機から応答信号または回答信号の返信がない場合は、車載機側が干渉モードと検知する干渉検知手段を有して、干渉モード情報を含む呼出信号を送信するようにし、携帯機は受信信号強度が低いレベルとなったときに応答信号を送信して、電波干渉を回避するようにしたので、より早いタイミングで通信完了できる可能性が高くなり、システムの利便性が向上できる。また車載機側に送信周波数監視のための受信手段を追加することも必要なく安価に構成できる。
実施の形態1及び実施の形態2とも、車載機の呼出信号a#1、#2、#3の送信間隔は、一定間隔でなく、通常干渉回避策として使用されるランダム間隔にすることは、より好適な方法である。また、呼出信号は衝突確率を低くするために、できるだけ通信時間を短くする(通信速度を速くする、通信文を短くする)ことはより好適である。
この発明は車両のドアの施錠/解錠を行うスマートエントリシステムおよびステアリングロック機構の解錠とエンジン始動禁止装置の解除を行い、機械的キーを使用しないエンジン始動操作を可能にするスマートスタートシステムなどに利用できる。
この発明の実施の形態1の車載機のブロック図である。 この発明の実施の形態1の携帯機のブロック図である。 この発明の実施の形態1の携帯機の詳細ブロック図である。 この発明の実施の形態1における車載アンテナと携帯機の通信の模式図である。 この発明の実施の形態1に使用される各種通信信号の構成例である。 この発明の実施の形態1の車載機が行う制御のフローチャートの例である。 この発明の実施の形態1の携帯機が行う制御のフローチャートの例である。 この発明の実施の形態1の車載機と携帯機の通信のタイミングチャートの例である。 この発明の実施の形態2の車載機のブロック図である。 この発明の実施の形態2の車載機が行う制御のフローチャートの例である。 この発明の実施の形態2の携帯機が行う制御のフローチャートの例である。 この発明の実施の形態2の車載機と携帯機の通信のタイミングチャートの例である。
符号の説明
10:車載機 11:車内送信アンテナ
12:車外送信アンテナ 17:送信部(車載機)
18:受信アンテナ(車載機) 19:受信部(車載機)
20:ECU(車載機) 21:操作検出部(車載機)
22:ドア開閉検出部 23:センサ群(車載機)
24:メモリ(車載機) 25:報知部(車載機)
26:干渉検知手段(車載機) 30:エンジン制御部
32:ステアリングロック部 34:イモビライザ部
36:ドアロック部 38:シフトロック部
50:携帯機 51:操作検出部(携帯機)
52:ECU(携帯機) 53:メモリ/記憶手段(携帯機)
54:報知部(携帯機) 55:送信部(携帯機)
56:送信アンテナ(携帯機) 57:受信部(携帯機)
57c:受信磁界強度検出部 57e:干渉判定手段(携帯機)
58:受信アンテナ(携帯機)

Claims (4)

  1. 携帯機に対して呼出信号を送信し、前記呼出信号を受信した携帯機から返送される応答信号を受信すると、前記携帯機に対して質問信号を送信し、前記質問信号を受信した携帯機から返送される回答信号の中の返送コードとのコード照合がなされたとき車載機器の作動状態を制御する作動制御手段を有する車載機器遠隔制御装置において、前記呼出信号送信から前記質問信号送信までは所定時間間隔で実施され、携帯機は、受信信号の強度を検知する受信信号強度検知手段と、この受信信号強度検知手段で検知した呼出信号の受信信号強度を記憶する記憶手段と、受信信号強度が受信に充分なレベルであるが受信不成功の場合に干渉モードと判定する干渉判定手段とを有し、前記干渉判定手段が干渉モードと判定した場合には、前記回答信号の代わりに否定応答信号を返信すると共に、妨害電波の受信信号強度が前記記憶した受信信号強度より低くなり前記干渉モードが解消されたときに再度、応答信号を送信することを特徴とする車載機器遠隔制御装置。
  2. 携帯機に対して呼出信号を送信し、前記呼出信号を受信した携帯機から返送される応答信号を受信すると、前記携帯機に対して質問信号を送信し、前記質問信号を受信した携帯機から返送される回答信号の中の返送コードとのコード照合がなされたとき車載機器の作動状態を制御する作動制御手段を有する車載機器遠隔制御装置において、車載機は、携帯機からの応答信号が無い場合又は回答信号が無い場合は干渉モードとする干渉検知手段と、干渉モードを検知した場合には干渉モード情報を含む呼出信号を送信する送信手段とを有し、携帯機は、干渉モード情報を含む呼出信号を受信した場合の受信信号強度を記憶し、その後、妨害電波の受信信号強度が前記記憶した受信信号強度に対して高いレベルから前記記憶強度に対して低いレベルになったときに、応答信号を送信することを特徴とする車載機器遠隔制御装置。
  3. 呼出信号の送信間隔をランダム間隔とした請求項1または請求項2の車載機器遠隔制御装置。
  4. 呼出信号の送信から質問信号の送信までの時間間隔は、登録されている携帯機の数によって予め決めた時間になっていることを特徴とする請求項1または請求項2の車載機器遠隔制御装置。

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