JP2005297508A - エンボス模様付押出成形セメント板の製造方法及びエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置 - Google Patents

エンボス模様付押出成形セメント板の製造方法及びエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンボス模様付押出成形セメント板の口金内部での型付けによって生じる、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の徴妙な押出力の差に起因するエンボス模様の再現性不良を改善する。
【解決手段】中玉25を配設した口金21から水硬性材料を押出して中空部27を有する生板23を押出成形し、口金21から押出した生板23をベルトコンベア29上に受けて移送するに際し、口金21から所定間隔Lを設けた押出方向下流位置で、表面に凹凸による模様を形成した無端状エンボスベルト33を生板23の上面に密着させて凹凸模様を生板23に転写する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セメントなどの水硬性材料を用いて、外壁、間仕切壁などの建築材料を押出成形する押出成形方法に関し、特に表面にエンボス模様を施したエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法及びエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置に関する。
セメントなどの水硬性材料を補強繊維、混和材等と混練して押出した押出成形セメント板が、建築物の外壁や間仕切り壁として用いられている。また、押出成形セメント板の製造時に表面に凹凸のエンボス模様を施し、付加価値を高めたエンボス模様付押出成形セメント板も用いられている。
例えば、下記特許文献1に開示される凹凸模様付無機質建材の押出成型方法では、押出成形口金の中子体(中玉)に対面させたエンボスベルトによって口金内部で模様を付与する。また、下記特許文献2に開示される模様付押出成形板の製造方法では、押出機の口金からエンボスベルトを押出速度に合わせて押出し、押出成形機より加えられる圧力により模様を付与する。
このようなエンボス模様付の押出成形板は、セメント等の水硬性材料等を押出成形機から口金の開口形状と同形状に押し出すと共に、エンボスローラーやエンボスベルトにより表面にエンボス摸様を付与し、所定長さに切断後、養生鉄板(受け板)に載置し、一次養生、オートクレーブ養生、仕上工程を経て製造される。
エンボス模様付押出成形セメント板の製造は、押出機内部を真空にしてスクリューから押出し、押出成形機の口金で最終的に口金形状に成形するに際し、最終段階であるトップダイの部分(口金の内部)でエンボスローラーやエンボスベルトを表面に密着させ、エンボス模様を付与して製造する。このようにすることにより、押出圧によって原料がエンボス柄に入り込みやすく、模様付けが容易にできる。また、口金には中玉があるため、中空部の変形を起こさずに模様を付与することができる。
特開昭55−93410号公報 特開昭56−144138号公報
しかしながら、軽量骨材を配合したものや、柔練りの配合の生板は、型付けされて押出された後、原料(生板)が圧力から開放されることによりエンボス模様に変形が生じ易い。これは、軽量骨材などが圧縮から開放されたり、材料自体が柔練りでやわらかいためで、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右(生板幅方向の左右)の微妙な押出力の差により生じる。また、材料のやわらかさは、生板からのエンボスベルト剥がし時に、エンボスベルト表面への原料の付着を発生させた。これらの問題によって、口金から押し出され、エンボスベルトが外れた押出成形セメント板・生板のエンボス模様面には図3に示すような、毛羽立ち(長さのあるざらつき)、めくれ(模様部の生板はがれ)、ざらつき(滑らかさがない)、巣穴(小さい穴)、部分柄不良(エンボス模様の付与不良)などが発生した。また、縦横の目地を持つような柄の場合には、横目地や縦目地ピッチのずれ・曲がりなどが発生しやすかった。そのため、エンボス模様の型付け不良に起因するエンボス柄の再現性の悪さから、エンボス模様を付与する摸様(柄)に制限が生じた。特に、パネル内に縦横の目地を持つような模様の場合、目地のずれが生じやすいため、単純な模様の付与を行うことが多かった。また、エンボスベルト表面への原料の付着を防止するためには剥離油の塗布を行う必要があり、この剥離油が生板表面の汚れに繋がることがあった。
そして、上記特許文献1、特許文献2に開示されるいずれの製造方法も、口金内で型付けを行うため、生板が押出された時に、圧力から生板が開放されるので前述の問題が発生した。また、特許文献1に開示の成型方法では、エンボスベルトが短いので単純な模様の繰り返しとなった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、エンボス模様付押出成形セメント板の口金内部での型付けによって生じる、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の徴妙な押出力の差に起因するエンボス模様の再現性不良が改善されるエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法及びエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置を得ることにある。また、その第2の目的は、剥離油を塗布せずにエンボスベルト表面への原料の付着が防止されるエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法及びエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置を得ることにある。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法は、中玉を配設した口金から水硬性材料を押出して中空部を有する生板を押出成形し、前記口金から押出した生板をベルトコンベア上に受けて移送するに際し、前記口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で、表面に凹凸による模様を形成した無端状エンボスベルトを前記生板の上面に密着させて前記凹凸模様を前記生板に転写することを特徴とする。
このエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法では、口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で、無端状エンボスベルトが生板に密着され、押出圧力が開放された後、すなわち、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の微妙な押出力の差により生じる変形が終息した後に、凹凸模様が生板に転写される。したがって、エンボス模様付押出成形セメント板の口金内部での型付けに起因していたエンボス模様の再現性不良が改善される。また、エンボスベルトを押出機に導入しないで模様付けが行え、無端状エンボスベルトを従来よりも短くすることが可能となる。
請求項2記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法は、前記口金から押出された前記所定間隔における前記生板の膨らみを測定し、凹凸模様を転写した後の生板が所定の幅及び厚みとなるように、前記測定によって得られた膨らみ値に応じて、前記ベルトコンベアと、該ベルトコンベアに同調し前記無端状エンボスベルトを前記生板へ押圧する同調押えローラーとの駆動速度を可変制御することを特徴とする。
このエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法では、押出後の生板厚み(膨らみ値)が測定され、その膨らみ値に応じて無端状エンボスベルトとベルトコンベアが駆動制御される。すなわち、無端状エンボスベルトとベルトコンベアの駆動速度が調節されることで、模様付け時の圧力が一定に保たれ、エンボス模様に変形のない、しかも、幅及び厚みが一定に保たれたエンボス模様付押出成形セメント板の押出成形が可能となる。
請求項3記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法は、前記所定間隔における前記生板の上面に圧縮空気を吹き付けることを特徴とする。
このエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法では、エンボス型付け前の生板表面に圧縮空気が吹き付けられることで、生板表面が乾燥し、剥離油を塗布せずに無端状エンボスベルトヘの生板原料(水硬性材料)の付着が防止される。
請求項4記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置は、中玉が開口内部に配設され水硬性材料が押出される口金と、口金から押出した生板を受けて移送するベルトコンベアと、表面に凹凸による模様を有し前記口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で前記生板の上面に密着して凹凸模様を前記生板に転写する無端状エンボスベルトと、該ベルトコンベアに同調し前記無端状エンボスベルトを前記生板へ押圧する同調押えローラーと、前記所定間隔における前記生板の膨らみを測定する膨らみ測定手段と、該膨らみ測定手段からの膨らみ値に応じて前記ベルトコンベアと前記同調押えローラーとの駆動速度を可変制御する制御装置とを具備したことを特徴とする。
このエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置では、押出後の圧力が開放された状態で型付けが行われるとともに、押出直後の生板の膨らみ値に応じて、模様付け時の圧力が調節される。これにより、エンボス模様に変形が生じなくなり、エンボス模様付押出成形セメント板の幅及び厚みも一定となる。
請求項5記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置は、前記ベルトコンベアと前記同調押えローラーとの間に、前記中玉に連結される第二の中玉が配設されたことを特徴とする。
このエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置では、口金より押出方向下流位置においても、第二の中玉が設けられていることで、無端状エンボスベルトが押圧されることによる中空部の変形が防止される。また、第二の中玉からの反力が有効に生板への型付力として作用するようになり、より鮮明な凹凸模様の転写が可能となる。
本発明に係るエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法によれば、口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で、表面に凹凸による模様を形成した無端状エンボスベルトを生板の上面に密着させるので、水硬性材料が軽量骨材を配合したものや、柔練りの配合のものであっても、押出圧力が開放された後、すなわち、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の微妙な押出力の差により生じる変形が終息した後に、凹凸模様を生板に転写することができる。したがって、エンボス模様付押出成形セメント板の口金内部での型付けに起因するエンボス模様の再現性不良を改善することができる。この結果、エンボス模様の変形(毛羽立ち、めくれ、ざらつき、巣穴、部分柄不良、目地ピッチずれ・曲がり)などが発生しなくなり、エンボス柄の再現性の良い押出成形セメント板を得ることができる。これにより、柄の制限がなくなり、複雑な模様の転写を可能にすることができる。また、エンボスベルトを押出機に導入しないで模様付けが行えるので、従来に比べてベルト長を短くできる。これにより、無端状エンボスベルトの交換が簡易化でき、多様な模様の押出成形セメント板を効率よく製造することができるようになる。
本発明に係るエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置によれば、口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で、凹凸模様を転写する無端状エンボスベルトと、所定間隔における生板の膨らみを測定する膨らみ測定手段と、膨らみ測定手段からの膨らみ値に応じてベルトコンベアと同調押えローラーとの駆動速度を可変制御する制御装置とを備えたので、押出後の圧力が開放された状態で型付けを行うことができるとともに、押出直後の生板の膨らみ値に応じて、模様付け時の圧力を調節することができる。この結果、エンボス模様に変形のない、しかも、幅及び厚みが一定に保たれたエンボス模様付押出成形セメント板を押出成形することができる。
以下、本発明に係るエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法及びエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置の要部断面図、図2は口金押出直後の生板の正面視を(a)、型付後の生板の正面視を(b)に表した説明図である。
エンボス模様付押出成形セメント板の製造装置(以下、単に「製造装置」と言う。)100は、圧送路を形成した図示しない押出機を有し、圧送路に内蔵するスクリューを回転することで、ホッパー等から供給したセメント等の水硬性材料、補強繊維、混和材等を混練して吐出管部へ圧送する。吐出管部の先端には口金21が設けられ、口金21は例えば図1の紙面直交方向に長い矩形状の押出開口を有している。これにより、口金21から押し出される未硬化状態の水硬性材料は、断面矩形状の生板23となって押出成形される。
口金21は、内部に中玉25を設けるものであってもよい。中玉25を設けることにより、口金21から押し出された生板23には、中玉25と同一断面形状の図2に示す中空部27が押出方向に形成可能となる。中玉25は、生板23の厚みによって中空部27の大きさと位置が変わるため、中玉25の上下位置が調整できるようになっている。また、中玉25は図示しない中玉ステイ(中玉25を支持する取り付け部)から取り外して異なる大きさのものに交換できるようになっている。
口金21の押出方向下流側には口金21から押出した生板23を受けて移送するベルトコンベア29が配設され、ベルトコンベア29は図示しない駆動モータに接続される駆動ローラ29aと従動ローラ29bとの間に無端ベルト29cを掛け渡してなる。このベルトコンベア29の駆動モータは、制御装置30によって駆動速度が制御される。制御装置30としては、CPUを備えたコンピュータなどを好適に用いることができる。
口金21から所定間隔Lを設けた押出方向下流位置には同調押えローラー31が図示しない駆動モータにより図1の時計回りに回転駆動可能に設けられ、同調押えローラー31の外周には表面に凹凸による模様を有した無端状エンボスベルト33が掛け渡されている。無端状エンボスベルト33は、少なくとも最大長の生板23の上面に密着可能となるように下流側が図示しないガイドローラに掛け渡されている。同調押えローラー31は、ベルトコンベア29に同調し無端状エンボスベルト33を生板23へ押圧する。無端状エンボスベルト33は、生板23の上面に密着して凹凸模様を生板に転写可能としている。この同調押えローラー31の駆動モータも、後述の制御装置30によって駆動速度が制御される。つまり、上記のベルトコンベア29と無端状エンボスベルト33とは、制御装置30によって同調して同一速度で速度制御されるようになっている。
ベルトコンベア29と(無端状エンボスベルト33を介しての)同調押えローラー31との間には第二の中玉35が配設され、第二の中玉35は上記の中玉25に図示しない連結棒等によって連結される。口金21より押出方向下流位置においても、この第二の中玉35が設けられていることで、無端状エンボスベルト33が押圧されることによる中空部27の変形が防止されるようになっている。また、第二の中玉35からの反力が有効に生板23への型付力として作用するようになり、より鮮明な凹凸模様の転写が可能となっている。なお、第二の中玉35は、トップダイ(中玉25)からそのままの大きさで延出させることも考えられるが、中玉25の距離が長くなると押出し抵抗が大きくなるため、中玉25と第二の中玉35の2段階で設けるのが好ましい。
無端状エンボスベルト33によるエンボス型付を行う位置は、口金21の先となるが、第二の中玉35を配置しなければならないので口金21からの無端状エンボスベルト33までの間隔(すなわち、所定間隔L)は、l00〜300mm程度が好ましい。また、100〜300mmの間隔を保つことで、押出後の圧力が十分に開放された状態(換言すれば、変形が終息した状態)での型付けを行うことができる。なお、ここで言う変形は、押出圧力に起因するもので、後述する膨らみに伴って変動する型付後の生板変形とは異なる。
口金21と無端状エンボスベルト33との間、すなわち、所定間隔Lの任意領域には圧縮空気吹付手段37が設けられている。圧縮空気吹付手段37は、生板23の幅方向に延在するパイプに、所定ピッチで複数のノズル孔が穿設され、図示しない圧縮空気供給手段から圧送されるシリカゲル等によって乾燥された空気を、生板23の上面に均一に吹付けできるように構成されている。これにより、エンボス型付け前の生板表面に圧縮空気が吹き付けられることで、生板表面が乾燥し、剥離油を塗布せずに無端状エンボスベルト33ヘの生板原料(水硬性材料)の付着が防止されるようになっている。
同調押えローラー31の近傍には生板23の両側に摺接する一対の生板ガイド39が配設され、生板ガイド39は生板23の押出方向に沿う両側を規制することで生板23を一定幅とするよう働く。なお、この生板ガイド39によっては生板幅Wの拡大が規制される。生板幅Wの縮小は後述の制御によって規制されることになる。
同調押えローラー31と口金21との間には、所定間隔Lにおける生板23の厚み(膨らみ)を測定する膨らみ測定手段41が設けられている。膨らみ測定手段41としては、偏光干渉法を用いたレーザ測長器等を用いることができる。膨らみ測定手段41は、検出した膨らみ値を制御装置30へ送出する。制御装置30は、この膨らみ測定手段41からの膨らみ値に応じて、ベルトコンベア29と同調押えローラー31との駆動速度を可変制御可能としている。
次に、上記の製造装置100を用いたエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法を説明する。
この製造方法では、口金21から水硬性材料を押出して生板23を押出成形し、ベルトコンベア29上に受けて移送するに際し、口金21から所定間隔Lを設けた押出方向下流位置で、無端状エンボスベルト33を生板23の上面に密着させて凹凸模様43を生板23に転写する。これにより、口金内部における押出圧力が開放された後、すなわち、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の微妙な押出力の差により生じる変形が終息した後に、凹凸模様43が生板23に転写されることになる。
また、押出後の生板厚み(膨らみ値)が膨らみ測定手段41によって測定され、その膨らみ値に応じて無端状エンボスベルト33とベルトコンベア29が制御装置30によって駆動制御される。口金21から押出される生板23は、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の微妙な押出力の差により変化する。また、口金21から押出し直後の生板23は、図2(b)に示したエンボス模様付押出成形セメント板の規定幅W、規定厚Tに対し、図2(a)に示すように、幅Waが小さく(Wa<W)、厚みTaが大きい(Ta>T)。すなわち、膨らみ(T−Ta)を有している。
押出直後に圧力開放された生板23はこの膨らみが変動する。これに伴って模様付け時の圧力も変動する。その結果、エンボス模様付押出成形セメント板の規定幅W、規定厚Tにも少なからず影響が生じる。本製造方法では、膨らみ値と型付圧とが正比例することに着目し、測定した膨らみ値に応じて、無端状エンボスベルト33とベルトコンベア29の駆動速度を制御装置30によって増減調節するようにしている。すなわち、膨らみ値が大きければ減速制御がなされ、膨らみ値が小さければ加速制御がなされる。
これにより、模様付け時の圧力が一定に保たれ、エンボス模様に変形のない、しかも、幅W及び厚みTが一定に保たれたエンボス模様付押出成形セメント板の押出成形が可能となっている。
また、所定間隔Lにおける生板23の上面に圧縮空気を吹き付けることで、生板表面が乾燥し、剥離油を塗布せずに無端状エンボスベルト33ヘの生板原料(水硬性材料)の付着が防止される。
上記の製造方法によれば、口金21から所定間隔Lを設けた押出方向下流位置で、表面に凹凸による模様を形成した無端状エンボスベルト33を生板23の上面に密着させるので、水硬性材料が軽量骨材を配合したものや、柔練りの配合のものであっても、押出圧力が開放された後、すなわち、押出時の圧力、スクリューの脈動、左右の微妙な押出力の差により生じる変形が終息した後に、凹凸模様を生板23に転写することができる。したがって、エンボス模様付押出成形セメント板の口金内部での型付けに起因するエンボス模様の再現性不良を改善することができる。この結果、エンボス模様の変形(毛羽立ち、めくれ、ざらつき、巣穴、部分柄不良、目地ピッチずれ・曲がり)などが発生しなくなり、エンボス柄の再現性の良い押出成形セメント板を得ることができる。これにより、柄の制限がなくなり、複雑な模様の転写を可能にすることができる。そして、押出直後の生板の膨らみ値に応じて、模様付け時の圧力が調節されるので、エンボス模様43に変形が生じなくなり、エンボス模様付押出成形セメント板45の幅W及び厚みTも一定となる。
また、無端状エンボスベルト33を押出機に導入しないで模様付けが行えるので、従来に比べてベルト長を短くできる。これにより、無端状エンボスベルト33の交換が簡易化でき、多様な模様の押出成形セメント板45を効率よく製造することができるようになる。
また、上記の制御装置によれば、口金21から所定間隔Lを設けた押出方向下流位置で、凹凸模様を転写する無端状エンボスベルト33と、所定間隔Lにおける生板23の膨らみを測定する膨らみ測定手段41と、膨らみ測定手段41からの膨らみ値に応じてベルトコンベア29と同調押えローラー31との駆動速度を可変制御する制御装置30とを備えたので、押出後の圧力が開放された状態で型付けを行うことができるとともに、押出直後の生板23の膨らみ値に応じて、模様付け時の圧力を調節することができる。この結果、エンボス模様43に変形のない、しかも、幅W及び厚みTが一定に保たれたエンボス模様付押出成形セメント板45を押出成形することができる。
本発明に係るエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置の要部断面図である。 口金押出直後の生板の正面視を(a)、型付後の生板の正面視を(b)に表した説明図である。 従来の製造方法で発生する変形の例を表した生板の斜視図である。
符号の説明
21…口金、23…生板、25…中玉、27…中空部、29…ベルトコンベア、30…制御装置、31…同調押えローラー、33…無端状エンボスベルト、35…第二の中玉、41…膨らみ測定手段、43…エンボス模様、45…エンボス模様付押出成形セメント板、100…エンボス模様付押出成形セメント板の製造装置、L…所定間隔、T…所定の厚み、W…所定の幅

Claims (5)

  1. 中玉を配設した口金から水硬性材料を押出して中空部を有する生板を押出成形し、前記口金から押出した生板をベルトコンベア上に受けて移送するに際し、
    前記口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で、表面に凹凸による模様を形成した無端状エンボスベルトを前記生板の上面に密着させて前記凹凸模様を前記生板に転写することを特徴とするエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法。
  2. 前記口金から押出された前記所定間隔における前記生板の膨らみを測定し、
    凹凸模様を転写した後の生板が所定の幅及び厚みとなるように、前記測定によって得られた膨らみ値に応じて、前記ベルトコンベアと、該ベルトコンベアに同調し前記無端状エンボスベルトを前記生板へ押圧する同調押えローラーとの駆動速度を可変制御することを特徴とする請求項1記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法。
  3. 前記所定間隔における前記生板の上面に圧縮空気を吹き付けることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造方法。
  4. 中玉が開口内部に配設され水硬性材料が押出される口金と、
    口金から押出した生板を受けて移送するベルトコンベアと、
    表面に凹凸による模様を有し前記口金から所定間隔を設けた押出方向下流位置で前記生板の上面に密着して凹凸模様を前記生板に転写する無端状エンボスベルトと、
    該ベルトコンベアに同調し前記無端状エンボスベルトを前記生板へ押圧する同調押えローラーと、
    前記所定間隔における前記生板の膨らみを測定する膨らみ測定手段と、
    該膨らみ測定手段からの膨らみ値に応じて前記ベルトコンベアと前記同調押えローラーとの駆動速度を可変制御する制御装置と
    を具備したことを特徴とするエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置。
  5. 前記ベルトコンベアと前記同調押えローラーとの間に、前記中玉に連結される第二の中玉が配設されたことを特徴とする請求項4記載のエンボス模様付押出成形セメント板の製造装置。
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