JPH09108742A - 異形形材の曲げ加工方法 - Google Patents

異形形材の曲げ加工方法

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JPH09108742A
JPH09108742A JP29171495A JP29171495A JPH09108742A JP H09108742 A JPH09108742 A JP H09108742A JP 29171495 A JP29171495 A JP 29171495A JP 29171495 A JP29171495 A JP 29171495A JP H09108742 A JPH09108742 A JP H09108742A
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JP
Japan
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bending
shaped steel
special shaped
bent
urethane resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29171495A
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English (en)
Inventor
Norimasa Miura
教昌 三浦
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール成形法による異形形材のR曲げ加工に
際し、ウレタン樹脂で異形形材を覆うことにより、折
れ,皺等の発生を防止する。 【解決手段】 異形形材1を型枠9内に配置し、型枠9
内の成形空間部11に硬質ウレタン樹脂10を異形形材
1の高さまで注入する。硬質ウレタン樹脂が異形形材1
を包み込んで硬化した後、ウレタン被覆層12に切れ目
13を入れ、このウレタン被覆層12で覆われた異形形
材1をロール成形法でR曲げ加工をする。曲げ加工終了
後、ウレタン被覆層12は、曲げ成形品14から取り外
され、次回の曲げ加工に再使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁材等として使用さ
れる異形形材役物の製造に適した異形形材の曲げ加工方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】異形形材の曲げ加工では、異形形材1を
上ロール2と下ロール3との間に直接通し、R曲げする
ロール成形法(図1),異形形材に沿った形状に加工し
た上金型4及び下金型5を使用し、タンジェント曲げに
より異形形材を曲面曲げするプレス成形法(図2)等が
使用されている。また、特開平3−124325号公報
は、波板の波形を変形することなく、ロール成形法で波
板をコンター加工することを紹介している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロール成形法でR曲げ
するとき、上ロール2を圧下させた後で異形形材1を曲
げ加工するため、図3に示すように異形形材1に折れ6
や皺7が発生し易い。また、異形形材1に上ロール2が
直接接触した状態で曲げ加工されるため、塗装鋼板を異
形形材1に使用する場合、表面にカジリや疵が発生す
る。プレス成形法でタンジェント曲げする場合、目標と
する形状Rに上金型4及び下金型5を機械加工によって
作製する必要がある。プレス成形では、1製品1金型と
なり形状Rが異なるごとに、個々の金型を作製する必要
がある。その結果、金型に要するコストが高くなり、ま
た多種多様な製品に対応するため多数の金型をストック
しておく必要も生じる。更には、複雑な断面形状をもつ
異形形材を製造する場合、ロール成形法では曲げ加工が
困難となり、囲う条件によっては折れ,皺等の欠陥8が
発生することもある。プレス成形法でも、金型の機械加
工や仕上げに時間がかかる。本発明は、このような問題
を解消すべく案出されたものであり、ウレタン樹脂で覆
われた異形形材をロール成形法でR曲げ加工することに
より、折れ,皺等の欠陥発生を抑制し、良好な形状をも
つ曲げ加工製品を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の異形形材の曲げ
加工方法は、その目的を達成するため、異形形材を型枠
内に配置し、型枠内の成形空間部に硬質ウレタン樹脂を
異形形材の高さまで注入し、硬質ウレタン樹脂が異形形
材を包み込んで硬化した後、ウレタン被覆層に切れ目を
入れ、このウレタン被覆層で覆われた異形形材をロール
成形法でR曲げ加工をすることを特徴とする。本発明に
従った加工方法では、硬質ウレタン層で異形形材を覆
い、ウレタン層を介して異形形材が曲げ加工される。そ
のため、異形形材は、成形ロールに直接接触することな
くR曲げ加工されるので、傷等の表面欠陥や不規則な形
状変化が抑制される。曲げ加工される異形形材として
は、普通鋼板,塗装鋼板,表面処理鋼板,ステンレス鋼
板,アルミ板,銅板等の多様な材質が使用される。異形
形材1には、曲げ加工に先立って離型剤を塗布しておく
ことが好ましい。
【0005】
【実施例】外壁材の目地部に使用する役物の製造に本発
明の曲げ加工法を適用した例を説明する。 実施例1:(図4) 異形形材1として、板厚0.5mmのカラー鋼板の両端
を図4(a)に示すように折り曲げたものを使用した。
この異形形材1を型枠9に収容した。ゴム硬度計で90
度の硬質ウレタン樹脂10を、異形形材1と同じ高さま
で型枠9内の成形空間11に注入した(b)。ウレタン
樹脂10が硬化した後、型枠9を外し、異形形材1を取
り出せるようにウレタン被覆層12にカッターで切れ目
13を付けた(c)。
【0006】ウレタン被覆層12で覆われた異形形材1
を上ロール2と下ロール3との間に通し、ロール成形法
でR曲げ加工した(d)。本実施例では、直径300m
mのロール2,3で構成したピラミッド型の3本ロール
成形機を使用し、図5に示すようにロール間ギャップG
を10mmに設定した。曲げ加工後、曲げ成形品14か
らウレタン被覆層12を分離した(e)。得られた曲げ
成形品14は、曲げ半径が500mmで、曲げ加工に起
因した折れや皺がなく、非常に良好な表面状態を呈して
いた。ウレタン被覆層12は、切れ目13が付けられて
いるので曲げ成形品14から容易に取り外すことができ
た。取り外したウレタン被覆層12は、次の異形形材1
のR曲げ加工に十分繰返し使用できた。また、ロール間
ギャップGの調整により、曲げ成形品14の曲げ半径を
変えることができた。
【0007】実施例2:(図6) 異形形材1として、板厚0.5mmのカラー鋼板の両端
を図6(a)に示すように折り曲げ、中央部に窪みを付
けたチャンネル材を使用した。この異形形材1を型枠9
に収容した。ゴム硬度計で90度の硬質ウレタン樹脂1
0を、異形形材1と同じ高さまで型枠9内の成形空間1
1に注入した(b)。ウレタン樹脂10が硬化した後、
型枠9を外し、異形形材1を取り出せるようにウレタン
被覆層12にカッターで切れ目13を付けた(c)。ウ
レタン被覆層12で覆われた異形形材1を上ロール2と
下ロール3との間に通し、ロール成形法でR曲げ加工し
た(d)。本実施例では、直径300mmのロール2,
3で構成したピラミッド型の3本ロール成形機を使用
し、ロール間ギャップGを15mmに設定した。曲げ加
工後、曲げ成形品15からウレタン被覆層12を分離し
た(e)。
【0008】得られた曲げ成形品15は、曲げ半径が5
00mmで、曲げ加工に起因した折れや皺がなく、非常
に良好な表面状態を呈していた。また、ロール間ギャッ
プGの調整により、曲げ成形品15の曲げ半径を変える
ことができた。この場合も、ウレタン被覆層12を繰返
し使用できた。このようにして作製された曲げ成形品1
4,15は、たとえば曲面形状をもつ建築物の外壁基材
に組み込まれて使用される。図7は、その一例を示すも
のであり、曲げ成形品14,15を組み合わせて、通常
のR曲げした外壁材16,16の間に配置され、建築物
の外壁にアクセントを持たせる。また、曲げ成形品1
4,15の空洞部は、配管,配線等に使用することもで
きる。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の曲げ方
法は、硬質ウレタンで覆われた異形形材をロール成形法
で曲げ加工するため、異形形材の表面に折れ,皺等の欠
陥を発生させることなく、良好な表面状態をもったR曲
げ成形品が製造され、製作時間も大幅に短縮される。ま
た、同一形状のR曲げ成形品を製造する場合には、すで
に加工された曲げ成形品からウレタン被覆層を取り外
し、次の異形形材に装着させることにより、ウレタン被
覆層をR曲げ成形に繰返し使用できる。その結果、トー
タルとして製作時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のロール成形法
【図2】 従来のプレス成形法
【図3】 ロール成形により発生した折れ(a),皺
(b)及びプレス成形で発生した欠陥部(c)
【図4】 本発明に従った曲げ成形法の工程の一例
【図5】 同曲げ成形法におけるロール配置
【図6】 本発明に従った曲げ成形法の工程の他の例
【図7】 本発明に従った曲げ成形品を外壁材に組み込
んだ一例
【符号の説明】
1:異形形材 2:上ロール 3:下ロール
4:上金型 5:下金型 6:折れ 7:皺 8:欠陥 9:型枠 1
0:硬質ウレタン樹脂 12:ウレタン被覆層 13:切れ目 14,1
5:曲げ成形品 16:外壁材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異形形材を型枠内に配置し、型枠内の成
    形空間部に硬質ウレタン樹脂を異形形材の高さまで注入
    し、硬質ウレタン樹脂が異形形材を包み込んで硬化した
    後、ウレタン被覆層に切れ目を入れ、このウレタン被覆
    層で覆われた異形形材をロール成形法でR曲げ加工をす
    ることを特徴とする異形形材の曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のR曲げ加工によって得ら
    れた曲げ成形品からウレタン被覆層を取り外し、次回の
    R曲げ加工に再使用する曲げ加工方法。
JP29171495A 1995-10-12 1995-10-12 異形形材の曲げ加工方法 Withdrawn JPH09108742A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105478542A (zh) * 2014-10-06 2016-04-13 株式会社日立制作所 辊轧成形辊以及使用该辊轧成形辊的辊轧成形方法
CN111570589A (zh) * 2020-04-02 2020-08-25 福建捷思金属科技发展有限公司 一种拱形屋面的阳脊收边条加工方法

Cited By (3)

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CN105478542A (zh) * 2014-10-06 2016-04-13 株式会社日立制作所 辊轧成形辊以及使用该辊轧成形辊的辊轧成形方法
CN105478542B (zh) * 2014-10-06 2018-01-30 株式会社日立制作所 辊轧成形辊以及使用该辊轧成形辊的辊轧成形方法
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