JP2898309B2 - コンクリートの製造方法 - Google Patents
コンクリートの製造方法Info
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Description
トの製造方法に係る。
クリートスラリーを固化させてからピアノ線等で切断し
て所定の形状に整形したものをオートクレーブ養生する
方法や、型枠にコンクリートスラリーを流し込んで所定
の形状に固化整形したものをオートクレーブ養生する、
所謂プレフォーム法がある。
の表面には、ピアノ線による切断等により生じた傷や、
脱型の際に一部のコンクリートが型枠側に付着すること
によって生じた凹凸があり、表面が荒くなっている。鏡
面仕上げ軽量気泡コンクリートを製造するには、この荒
い表面を平滑に仕上げることが必要となる。
軽量気泡コンクリートの表面に塗布する塗布工程、この
塗布されたフィラーを硬化させる硬化工程、および、硬
化させたフィラーとともに表面を研磨する研磨工程の三
種類の工程がある。これらの工程を経て仕上げ塗装を行
い、鏡面仕上げの軽量気泡コンクリートの製造を完了し
ていた。
コンクリートを型枠から離型する際に、型枠からの離型
を容易にするため硬質オイル系等の離型剤を型枠内側表
面に塗っていた。これにより、型枠へのコンクリートの
付着を防ぎ、平滑な平面を得ていた。
滑な鏡面とするには、塗布、硬化および研磨の各工程を
2回以上繰り返す必要があり、軽量気泡コンクリートの
完成に工程数が多く、かつ、時間がかかる。このため、
軽量気泡コンクリートの生産性が悪いという問題があ
る。
トクレーブ前の半成形の軽量気泡コンクリートの表面に
付着し、オートクレーブ養生時にコンクリート表面の硬
化を阻害し、軽量気泡コンクリートの品質を低下させ
る。このため、前記離型剤にかわり合成樹脂フィルム等
からなる離型材を用い、この離型材で型枠内側表面を覆
う方法が提案された。しかし、この離型材は、コンクリ
ートスラリーが型枠に注入される際に、シワになってし
まうので、平滑な表面を得ることができないという問題
がある。
のコンクリート等においても同様に生じる。
いコンクリートの製造方法を提供するにある。
あること、および、オートクレーブ養生前の半成形のコ
ンクリートが強いアルカリ性であることに着目し、金属
の中でも特に、酸およびアルカリと反応する所謂両性元
素の金属からなる箔をプレフォーム法の離型材として用
いる方法である。
属箔からなる離型材で型枠の内側表面を覆い、前記型枠
内にコンクリートスラリーを注入し、このスラリーを固
化させて半成形のコンクリートを整形し、この半成形の
コンクリートを前記離型材とともに型枠から取り出した
後、高温高圧の水蒸気中でコンクリートの養生を行うオ
ートクレーブ養生により前記半成形のコンクリートの養
生を行って前記離型材を劣化させ、除去することを特徴
とするコンクリートの製造方法である。
もしくは熱アルカリと反応するもの、例えば、亜鉛、ス
ズ、アルミニウム等の箔があげられるが、オートクレー
ブ養生の温度でアルカリと良く反応するアルミ箔が好ま
しい。
説明する。
設された型枠10でパネル状の軽量気泡コンクリートを整
形する。この型枠10の内側表面を、第1図に示されるよ
うに、アルミ箔からなる離型材12で覆う。この離型材12
で覆われた型枠10の内側に、必要に応じて鉄筋等の補強
材(図示せず)を入れ、型枠10に気泡コンクリートスラ
リー13を流し込む。この際、アルミ箔からなる離型材12
は、気泡コンクリートスラリー13が流し込まれてもシワ
になりにくく、離型材12と接する気泡コンクリートスラ
リー13の表面が平滑化される。
化し、半成形の軽量気泡コンクリート15となり、離型材
12とともに枠型10より脱型される。この半成形の軽量気
泡コンクリート15は、第2図に示されるように、型枠10
の開口に配置された面14のみが露出し、他の面全てが離
型材12に覆われている。
トクレーブ内に運ばれてオートクレーブ養生される。こ
のオートクレーブ養生により、半成形の軽量気泡コンク
リート15は、加熱されて、例えば、180℃の高温にな
る。この高温と気泡コンクリート15の強アルカリによっ
て前記アルミ箔からなる離型材12が劣化し、粉末化す
る。
コンクリート17をオートクレーブ内から搬出し、粉末化
した離型材12を取り除く、離型材12に覆われていた面16
が、第3図に示されるように、離型材12の除去によって
鏡面仕上げたれた平滑な面となってあらわれる。このよ
うにして、鏡面仕上げされた軽量気泡コンクリート17が
製造される。この際、粉末化した離型材12は、アルカリ
により付着性を喪失している。このため、圧縮空気を吹
きつけることにより離型材12の除去を容易に行うことが
できる。
る。
で、鏡面仕上げ軽量気泡コンクリート17の生産性を良い
ものにできる。
の型枠10からの脱型を容易にでき、かつ、粉末化した離
型材12の除去も容易にできるので、平滑な表面を有する
鏡面仕上げ軽量気泡コンクリート17を容易に製造でき
る。
養生時に、離型材12が半成形の軽量気泡コンクリート15
の表面の硬化を阻害しないので、良好な品質の鏡面仕上
げ軽量気泡コンクリート17が製造できる。
く、次に示すような変形等を含むものである。
ズ等の箔でもよく、要するに、アルカリで劣化する金属
の箔であればよい。
に限らず、円柱、角柱等の柱状でもよく、要するに、そ
の形状は限定されない。
型枠10の開口に配置された面14以外の全面に形成される
ものに限らず、面14の反対側の一面のみが鏡面仕上げさ
れたものでもよい。また、面14を含めた全面が鏡面仕上
げされたものでもよい。この全面が鏡面仕上げされた軽
量気泡コンクリート17を製造する際には、例えば、開閉
自在な蓋が設けられた型枠10を用いればよい。具体的に
は、前記蓋の内側表面を含めた型枠10の内側表面を離型
材12で覆って、気泡コンクリートスラリー13を注入した
後、蓋を閉じてこの蓋を気泡コンクリートスラリー13に
密着させる。この状態で気泡コンクリートスラリー13を
固化して半成形の軽量気泡コンクリート15を成形し、以
降前記実施例と同様にして軽量気泡コンクリート17を製
造すればよい。
た、これに限らず、例えば、通常のコンクリート等を用
いてもよい。要するに、そのコンクリートスラリーがア
ルカリ性であれば、コンクリートの種類は限定されな
い。
れば、生産性の良い鏡面仕上げを行うことができる。
のコンクリートに整形されるコンクリートスラリーを型
枠に注入したときの断面図、第2図は固化整形させた半
成形のコンクリートを型枠から離型材とともに脱型した
ときの断面図、第3図はコンクリートから離型材を劣
化、除去したときの断面図である。 10……型枠、12……離型材、13……コンクリートスラリ
ー、15,17……コンクリート。
Claims (1)
- 【請求項1】アルカリで劣化可能な金属箔からなる離型
材で型枠の内側表面を覆い、前記型枠内にコンクリート
スラリーを注入し、このスラリーを固化させて半成形の
コンクリートを整形し、この半成形のコンクリートを前
記離型材とともに型枠から取り出した後、高温高圧の水
蒸気中でコンクリートの養生を行うオートクレーブ養生
により前記半成形のコンクリートの養生を行って前記離
型材を劣化させ、除去することを特徴とするコンクリー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23312089A JP2898309B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | コンクリートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23312089A JP2898309B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | コンクリートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0396304A JPH0396304A (ja) | 1991-04-22 |
JP2898309B2 true JP2898309B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16950076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23312089A Expired - Fee Related JP2898309B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | コンクリートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898309B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP23312089A patent/JP2898309B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0396304A (ja) | 1991-04-22 |
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