JP2005296259A - 医療システム用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 医療システムを構成する複数の医療機器に供給される電力を監視し、適正な制御を行う医療システム用制御装置を提供する。
【解決手段】 集中制御装置41は、電流センサ45により検出されるシステム本体2における接続機器全体での総消費電流値を取り込み、その値が接続機器全体における正常な状態の最大値より大きく設定した第1の閾値を超えるか否か判断すると共に、ブレーカ44により許容される最大消費電流値に近い第2の閾値を超えるか否かを判断し、判断結果を告知したり、優先度の低い接続機器への電流を遮断する制御等を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源装置等の医療機器の電源状態を制御する医療システム用制御装置に関する。
内視鏡を用いて内視鏡検査あるいは治療処置を行う場合においては、光源装置等の医療機器をラック等にまとめて内視鏡システムを構成したり、これらの装置を搭載したラックを組み合わせるなどして、内視鏡検査等を行うことが一般的である。
本出願人は、例えば特開平3−284230号公報において、複数の装置を1つの筐体内に収納し、これら複数の装置を集中制御する集中制御部と、複数の装置を集中的に操作する集中操作部とを備えた内視鏡システムを開示している。
このような内視鏡システムは、内視鏡を介して被検体へ照明光を供給するための光源装置、内視鏡からの画像信号を処理する映像信号処理装置(ビデオプロセッサあるいはビデオシステムセンタ)、内視鏡からの光学像を撮影する撮影装置、被検部位を焼灼して治療を行う焼灼装置(ヒートプローブ装置)、被検部位を切除する電気メス装置、内視鏡画像を表示する観察モニター、検査時に患者を載せるベッド等、多様な装置があり、これらの周辺機器を目的に合わせて組み合わせて構成されている。
そして、前記周辺機器を集中操作するための集中操作部として、各操作用のスイッチを表示する液晶ディスプレイ等の操作画面表示部、及び操作画面表示部上に配設されたタッチパネル等の入力検出部が設けられている。前記操作画面表示部には、操作画面が表示され、操作画面上の目的の操作スイッチを押す(あるいは触れる)と、タッチパネル上の押された位置が検出されて集中制御部へ操作指令が入力され、集中制御部により該当する装置の制御が行われるようになっている。
このように構成することにより、内視鏡による検査や治療処置の際に各周辺機器を集中的に操作、制御することができ、また各装置の動作状態を確認できるため、各装置の操作時における操作者の負担を軽減でき、操作性を向上できる。また、使用する装置が異なる場合においても、目的に応じて装置を組み合わせて内視鏡システムを構成でき、システムの構成に応じて各周辺機器を集中制御することができる。
特開平3−284230号公報
しかしながら、従来例では、目的に応じて周辺機器を組み合わせて内視鏡システムを構成できる反面、接続される複数の周辺機器による電力使用量が異なるため、適正な電力供給状態を維持することが困難であった。
例えば、接続された周辺機器の1つが部分的に故障して、正常な電力使用状態よりも大きな電力使用状態になってしまっても、その状態で使用し続けなければならないため、より適正に制御できると便利である。
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、内視鏡システム等の医療システムを構成する複数の医療機器に供給される電力を監視し、監視結果に対応するより適正な制御を行うことができる医療システム用制御装置を提供することを目的とする。
本発明の医療システム用制御装置は、医療システムを構成する複数の医療機器に対して電源装置から供給される電力を監視する電力監視手段と、
前記電力監視手段により、前記複数の医療機器に供給される電力が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段の出力により、前記複数の医療機器における少なくとも1つの医療機器に供給される電力を遮断する遮断手段と、
を具備したことを特徴とする。
上記構成により、医療システムを構成する複数の医療機器に供給される電力が適正な電力値を超えるような場合には、医療システムを構成する複数の医療機器における主要な機能に関係しない医療機器に供給する電力を遮断する等して主要な機能を実行する電力を確保し易くしている。
本発明によれば、医療システムを構成する複数の医療機器における主要な機能に関係しない医療機器に供給する電力を遮断する等して主要な機能を実行する電力を確保し易くなる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図9は本発明の実施例1に係り、図1は内視鏡システムの外観構成を示す図、図2は内視鏡システムの制御系の構成を示すブロック図、図3は操作パネルにより各周辺機器を制御する際の機能的構成を示すブロック図、図4は内視鏡システム制御装置の内部構成を示すブロック図、図5は内視鏡システム制御装置による電力監視の制御処理を示すフローチャート図である。
また、図6は操作パネルの準備画面例を示す図、図7は操作パネルの接続機器の画面例を示す図、図8は接続機器の画面例における全消費電流値に基づく情報を表示する例を示す図、図9は個々の接続機器への電源供給のON/OFFにより接続チェックを行う処理のフローチャート図を示す。
図1に示すように、本実施例を備えた内視鏡システム1は、システム本体2と、図示しない患者を載せるベッド3と、患者に対する内視鏡検査を行う内視鏡4と、内視鏡画像を表示する観察モニタ5とを備えて主要部が構成されている。
前記システム本体2には、内視鏡システムの集中操作を行う(医療システム用制御装置としての)内視鏡システム制御装置6(図2参照)と、この内視鏡システム制御装置6に接続され、制御指示入力操作等を行う操作パネル7等を備えている。
また、システム本体2から上方に支柱が取り付けられ、内視鏡ハンガが形成されている。なお、ベッド3は、上下方向等に移動可能となっている。
内視鏡4は、患者等の体腔内に挿入される細長の挿入部8と、この挿入部8の後端に設けられた操作部9と、この操作部9から延出されたユニバーサルケーブル10とを有する。
内視鏡4の操作部9における例えば後端付近にはフリーズ等の指示操作を行うことができるスコープスイッチ部11が設けてある。また、内視鏡4のユニバーサルケーブル10の端部のコネクタは、システム本体2内に収納された光源装置12(図2参照)とビデオプロセッサ13(図2参照)とに接続される。
図2に示すように、前記システム本体2内には、内視鏡4に対して、照明光を供給する光源装置12と、内視鏡4の制御や画像信号の処理を行うビデオプロセッサ13と、内視鏡4の管路系を介して送気・送水を行うポンプを備えた送気・送水装置14等を収納可能である。
図2では、システム本体2を構成し、内視鏡周辺機器を集中制御する内視鏡システム制御装置6は、シリアルインタフェース(シリアルI/Fと略記)を制御するシリアルコントローラ15及びパラレルインタフェース(パラレルI/Fと略記)を制御するパラレルコントローラ16を介して内視鏡周辺機器を集中制御する構成にしている。また、内視鏡システム制御装置6には、さらに観察モニタ5が接続される。
内視鏡システム制御装置6とシリアルコントローラ15を介したシリアルライン17には、上述した光源装置12、ビデオププロセッサ12の他に、病変部位等を切除する電気メス装置21、病変部位等を焼灼して治療を行うヒートプローブ装置(焼灼装置)24、表示される内視鏡画像のハードコピーを得るビデオプリンタ22、映像信号を記録するビデオテープレコーダ(VTRと略記)23、表示される内視鏡画像の写真撮影する撮影装置25等を接続することができる。
また、内視鏡システム制御装置6とパラレルコントローラ16を介したパラレルライン18には、上記操作パネル7、送気・送水装置14の他に、映像信号をRGBの映像信号に変換するRGBエンコーダ26が接続されている。
図1に示すように上記操作パネル7は、システム本体2の上部に設けられており、図2に示すように液晶ディスプレイ(LCDと略記)7a等の表示モニタからなる操作画面表示部と、この操作画面表示部上に密接して設けられた透明のタッチパネル7b等による入力検出部とにより構成されている。
この表示モニタ(となるLCD7a)にシステム本体2内の周辺機器を操作するための操作スイッチを配置した操作画面を表示し、操作画面の操作スイッチの部分を押す(触れる)ことにより、タッチパネル7bによって指示入力操作を検出できるようにしている。ここでは、前記タッチパネル7bはマトリックス状に配置された多数の透明電極のスイッチで構成されており、タッチパネル7bをスキャンしてどの部分のスイッチが押されたか、スイッチの座標を検出するようになっている。
図3はユーザが操作パネル7を操作することにより、各周辺機器を制御する際の機能的構成を示したものである。内視鏡システム制御装置6に対して(ユーザの操作により)操作パネル7から操作指示情報が送られると、内視鏡システム制御装置6は、シリアルコントローラ15を介してシリアルライン17に接続された該当する周辺機器へ制御信号を送出する。
シリアルライン17には、光源用インターフェース(I/F)27を介して光源装置12が、ビデオプロセッサ用インターフェース(I/F)28を介してビデオプロセッサ13が、電気メス用インターフェース(I/F)29を介して電気メス装置21が、ヒートプローブ用インターフェース(I/F)30を介してヒートプローブ装置24がそれぞれ接続されており、各周辺機器は、内視鏡システム制御装置6からの制御信号によって集中制御される。
図3ではシリアルライン17に接続された周辺機器の場合を示したが、パラレルライン18に接続された周辺機器の場合もほぼ同様のものとなる。
上記操作パネル7には、画面選択エリア上に切換スイッチが表示され、画面上に操作スイッチ、操作状況や動作状態の表示などが設けられる。ここで、画面選択エリア上における切換スイッチを選択することによって、操作したい目的の装置の操作画面が瞬時に表示される。また、内視鏡システム制御装置6には、操作するユーザ毎の設定値等を記憶する設定値記憶手段19が接続されており、ユーザ毎にそのユーザに適した設定値で周辺機器の設定を行えるようにしている。
このように上記内視鏡システム制御装置6は、この内視鏡システム制御装置6に接続された各周辺機器に対して制御信号の入出力を行い、周辺機器の動作を制御する。この場合、前記操作パネル7あるいは内視鏡4の操作部9に設けられたスコープスイッチ部11のスイッチを操作することによって、内視鏡システム制御装置6に操作指示情報を送り、内視鏡システム制御装置6により対象の周辺機器に対して制御信号が送出されてその周辺機器の制御を行うようになる。
操作パネル7を操作した場合は、前述のように押されたスイッチの座標を検出し、内視鏡システム制御装置6によりスイッチの座標と操作画面とを対応させて画面に表示された操作スイッチに該当する指示の制御信号を周辺機器へ送出する。なお、操作パネル7において、表示した操作画面に応じて、押されたスイッチの座標を基に該当する指示をコマンドとして内視鏡システム制御装置6へ送出し、内視鏡システム制御装置6より周辺機器へ制御信号を送出するようにしても良い。
前記操作パネル7に表示される操作画面としては、内視鏡システム1の複数の周辺機器を制御するために機能別に分けられた複数の操作画面が用意されており、内視鏡システム1を操作する操作画面の例として、図6に示す準備画面G1を表示するようになっている。この準備画面G1は、例えば内視鏡システム1の準備時に表示して、内視鏡システム1の主要な準備を行えるようになっている。
この準備画面G1には、ユーザ名表示エリア71、接続機器電源表示エリア72、準備開始/終了連動設定エリア73、ベッド操作エリア74、患者データ表示エリア75、ビデオプロセッサ基本設定表示エリア76、フットスイッチ設定表示エリア77,記録先接続表示エリア78、モニタ出力選択エリア79、ユーザスイッチ表示エリア80、画面選択エリア81等が表示される。
また、操作パネル7には、内視鏡使用時の各種設定・操作を行うための内視鏡画面、超音波内視鏡使用時に各種設定・操作を行うための超音波画面、ヒートプローブ装置24や電気メス装置21などの処置装置を操作するための処置装置画面、接続機器の設定をする図7に示す接続機器画面G2を表示できるようにしている。
これらの操作画面は、必要に応じて装置の設定スイッチや使用頻度の少ない操作スイッチを配置した他の操作画面を有しており、これらを階層構造として切り換えて操作を行うようになっている。前記内視鏡画面、超音波画面、処置装置画面、接続機器画面は、画面選択エリア上に表示された切換スイッチを選択することにより表示され、各種操作を行えるようになっている。
本実施例では、内視鏡システム制御装置6は、この内視鏡システム制御装置6に接続される周辺機器全体の消費電力、より具体的には消費電流を監視し、所定値を超える状態になった場合には、優先度の高い周辺機器を残して、優先度の低い周辺機器への電力供給を遮断するなどの制御を行うようにしている。
以下、その構成を図4を参照して説明する。
図4に示すように内視鏡システム制御装置6は、CPUボード等により構成される集中制御を行う集中制御装置41と、この集中制御装置41と制御線により接続され、組込CPU等により構成される制御装置42とを有する。この制御装置42には、(集中制御装置41の集中的な制御下で)この制御装置42により直接的に制御される周辺機器として例えば、光源装置12、ビデオプロセッサ13、観察モニタ5、送気・送水装置14、電気メス装置21、ビデオプリンタ22、VTR23が制御線を介して接続される。
また、これら光源装置12、ビデオプロセッサ13、…、VTR23等の周辺機器は、制御装置42によりON/OFFが制御されるリレー43a〜43gを介して動作用の電源が供給されるようにしている。
つまり、光源装置12、ビデオプロセッサ13、…、VTR23等の周辺機器には、リレー43a〜43gをそれぞれ介して、内視鏡システム制御装置6内のブレーカ44、電流センサ45、電源スイッチ46を介して、商用電源が供給される。
また、電源スイッチ46に並列にメインリレー47が接続されており、電源スイッチ46がONされることにより、メインリレー47がONして、このメインリレー47を介して商用電源が各部に供給されるようになる。なお、このメインリレー47がONの状態において、電源スイッチ46が操作されるとメインリレー47はOFFとなり、各部に供給されていた商用電源はOFFになる。
つまり、メインリレー47がONされると、このONになったメインリレー47を介してDC電源48(の入力端)に商用電源が供給されると共に、メインリレー47にそれぞれ接続されたリレー43a〜43eを介して、光源装置12、ビデオプロセッサ13、…、電気メス装置21等の周辺機器にも商用電源が供給される。
また、DC電源48のDC電源出力端には、集中制御装置41と制御装置42とが接続され、それぞれ動作に必要な直流電源が供給される。
また、電流センサ45は、商用電源から内視鏡システム制御装置6に供給される電流を検出して、検出した出力信号を集中制御装置41に送る。また、制御装置42は、メインリレー47のON/OFFの制御を行うようにしている。
また、集中制御装置41内は、プログラムの実行を行う作業エリアに使用したり、必要なデータを保持するためのメインメモリ49を内蔵している。また、この集中制御装置41には、ハードディスク50が接続されており、このハードディスク50にはオペレーショナルシステムプログラムとそのオペレーショナルシステム上で動作するアプリケーションプログラムとなる(後述する)電流監視のプログラムが格納されている。
そして、このシステム本体2の電源が投入されると、集中制御装置41内の図示しないCPUは、ハードディスク50内のプログラムを読み込み電流監視の動作を行う。
また、制御装置42は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとして例えばフラッシュメモリ51を内蔵している。このフラッシュメモリ51における格納エリア51aには、例えば各周辺機器における正常な状態における消費電流の情報が格納されている。そして、集中制御装置41は、動作状態になると、制御装置42からその情報を受けて、正常な状態における最大電流値の例えば10%程度高く設定した第1の閾値を決定し、メインメモリ49に格納する。
また、このフラッシュメモリ51には、システム本体2における最大許容電流を規定するブレーカ44によるその最大許容電流、つまりその値を超える電流になると遮断するブレーカトリップ電流の値が格納されている。そして、集中制御装置41は、そのブレーカトリップ電流の値よりも例えば5〜10%程度低く設定した第2の閾値を決定し、メインメモリ49に格納する。
そして、集中制御装置41は、起動状態になると、これら第1の閾値及び第2の閾値を用いて電流監視の動作を行う。
このような構成による本実施例の作用を説明する。
まず、本実施例の内視鏡システム1を操作する際の動作について説明する。ユーザは、内視鏡4をシステム本体2の光源装置12,ビデオプロセッサ13等に接続する。そして、電源スイッチ46をONにすることにより、システム本体2に接続された周辺機器の電源が投入され、内視鏡4による内視鏡検査を行うことができる。
また、治療或いは処置を行う場合には、電気メス装置21に接続された電気メス等を内視鏡4のチャンネルに挿通したり、ヒートプローブ装置24等により治療、処置を行うことができる。このとき、システム本体2に設けられた操作パネル7を操作して各周辺機器を集中的に制御することができる。
本実施例においては、集中制御装置41は、システム本体2に接続された光源装置12等の接続機器全体により消費される総消費電流値を電流センサ45の検出電流により監視し、かつその総消費電流値が正常な使用状態のものに該当するか否かの判断を行い、判断結果に応じた制御を行う。
その電流監視の動作内容を図5を参照して説明する。
電源スイッチ46がONにされると、集中制御装置41が起動して電流監視の動作を開始する。
図5に示すように最初のステップS1において、集中制御装置41は、接続機器から正常な総消費電流値を算出し、その場合に対応する閾値Taを決定する。
つまり、集中制御装置41は、制御装置42側からシステム本体2に実際に接続されている接続機器(図4の場合には、光源装置12、ビデオプロセッサ13、観察モニタ5、送気・送水装置14、電気メス装置21、ビデオプリンタ22、VTR23)に対する正常な動作状態における総消費電流値を例えばフラッシュメモリ51から得る。
そして、集中制御装置41は、正常な動作状態における最大値より少し大きな値を閾値Taとして設定する。集中制御装置41は、この閾値Taを、正常な動作状態にあるか否かの判断(判別)基準に使用する。
次のステップS2において、集中制御装置41は、ブレーカ44による電流遮断の動作を行うブレーカトリップ電流値の情報からこのブレーカトリップ電流値より少し低い値を閾値Tbに設定する。そして、この閾値Tbを超えるような消費電流で使用する状態においては、ブレーカ44による電流遮断の機能が働く可能性があるので、後述するようにその状態では優先度の低い接続機器への電流を遮断することになる。
次のステップS3において、集中制御装置41は、電流センサ45から実際に接続機器全体により消費される消費電流値を読み込む。そして、次のステップS4において、集中制御装置41は、正常な状態か否かを判別するために設定した閾値Taが実際に消費されている消費電流値より大きいか否か(つまり、Ta≧実際の接続機器全体の消費電流値)の判断を行う。
このステップS4の判断結果が閾値Ta≧実際の接続機器全体の消費電流値となる場合には、正常な使用状態に該当するため、ステップS1に戻る。図5においてステップS3に戻す場合でも対処できる場合があるが、ステップS1に戻すことにより、内視鏡検査中において、実際に使用する接続機器が変更される場合もあるため、その場合にも対応できるように、ステップS1に戻している。
一方、ステップS4の判断結果が閾値Ta<実際の接続機器全体の消費電流値となる場合には、集中制御装置41は、正常な使用状態に該当しないと判断して、ステップS5側に進む。
つまり、ステップS5において、集中制御装置41は、特定機器の使用を禁止する制御処理を行った後、ステップS6に進む。ステップS5においては、内視鏡検査に対して必須の接続機器ではない特定の接続機器、例えば電気メス装置21の使用を禁止する。但し、使用中である場合には、その使用後における継続的な使用を禁止する。
ステップS6において、集中制御装置41は、ブレーカ44に対して設定した閾値Tbが実際の消費電流値より大きいか否か(つまり、Tb≧実際の接続機器全体の消費電流値)の判断を行う。
このステップS6の判断結果が閾値Tb≧実際の接続機器全体の消費電流値となる場合には、集中制御装置41は、ステップS7に示すように消費電流値が正常な範囲を逸脱することをユーザに通知して、ステップS1に戻る。
一方、ステップS6の判断結果が閾値Tb<実際の接続機器全体の消費電流値となる場合には、集中制御装置41は、ステップS8に示すように内視鏡検査に必須となる必須機器以外の接続機器のリレーをOFFにする。この場合、内視鏡検査に対する使用優先度の低い接続機器のリレーをOFFにする。
図4の場合には、内視鏡検査には、光源装置12、ビデオプロセッサ13、観察モニタ5、送気・送水装置14は、必須機器となり、その他の接続機器としての電気メス装置21、ビデオプリンタ22、VTR23は、必須機器に対して優先度の低い接続機器となる。この場合、例えば最初にビデオプリンタ22用のリレー43fがOFFにされたり、VTR23用のリレー43gがOFFにされる。必須機器に対して優先度の低い接続機器の優先度は、工場出荷時に予め設定されているが、ユーザ側において設定することもできるようにしている。
ステップS8により、使用優先度の低い接続機器のリレーをOFFにした後、次のステップS9において、集中制御装置41は、消費電流値が正常な範囲を逸脱していることと、そのために一部の接続機器の電源をOFFにしたことをユーザに通知して、ステップS1に戻る。
このような電流監視及び電流監視結果により使用優先度の低い接続機器への電源をOFFにしてその使用を禁止することにより、内視鏡検査に必須の接続機器への電源使用を優先するように確保でき、良好な操作性を確保できる。
具体的には優先度の低い接続機器の電源をOFFにした分だけ、必須機器への電源供給量を増大でき、内視鏡検査をより続行しやすい状態に設定できる。
なお、最初に接続する接続機器の数を多く設定し過ぎた場合には、正常な状態においてもシステム本体2におけるブレーカ44により供給可能なブレーカトリップ電流を超えてしまうことがある。このため、図8に示す接続機器画面において、合計電流値(図8では14.1A)がシステム本体2から供給可能な電流値(14.6A)を超える場合には、電源接続スイッチを操作して、システム本体2とは別の電源を設定して、別途電源コードを用いてシステム本体2とは別の電源で使用するような主旨の表示を行うようにしても良い。
また、本実施例において、電源スイッチ46をONにした場合、図9に示すように接続チェックの処理動作の結果から前記閾値Taを算出し、図5に示す電流監視の動作を行うようにしても良い。
ステップS11に示すように電源スイッチ46がONにされると、集中制御装置41は、ステップS12に示すようにメインリレー47をON、全接続機器用リレー43a〜43gをOFFにする。
そして、次のステップS13において、集中制御装置41は、接続機器の1つ、例えば光源装置12に対して制御ラインを介して信号を送り、通信できるかの判断を行う。
ステップS13において、光源装置12と通信できた場合には、ステップS14に示すように集中制御装置41は、光源装置12の接続がNG(おかしい)と判断した後、ステップS15に移る。
一方、ステップS13において、光源装置12と通信できない場合には、集中制御装置41は、光源装置の接続状態がOKと判断して、ステップS15に移る。
ステップS15において、集中制御装置41は、光源装置用リレー43aをONにした後、次のステップS16において集中制御装置41は、この光源装置12に対して制御ラインを介して信号を送り、通信できるかの判断を行う。
ステップS16において、光源装置12と通信できない場合には、ステップS17に示すように集中制御装置41は、光源装置12の接続がNG(おかしい)と判断した後、ステップS18に移る。
一方、ステップS16において、光源装置12と通信できた場合には、集中制御装置41は、光源装置の接続状態がOKと判断して、ステップS18に移り、光源装置用リレー43aをOFFにする。
ステップS18の次のステップS19において、集中制御装置41は、ビデオプロセッサ13に対して、ステップS13において光源装置12に対して行ったのと同様に通信できるかの判断処理を行う。
この場合、ステップS13からステップS18は、光源装置12に対する接続チェックの処理Saであり、集中制御装置41は、このような処理Saをビデオプロセッサ13等の他の接続機器に対しても同様に行う。この処理を図7ではSbで示している。
このようにして、全接続機器に対して処理Sa、Sbを行った後、ステップS20において、集中制御装置41は、接続チェックの処理により、接続NGの接続機器の有無の判断を行う。
そして、接続NGの接続機器がない場合には、集中制御装置41は、この接続チェック処理を終了し、接続NGの接続機器が有る場合には、ステップS21において、接続NGの接続機器のリレーをOFFにして使用禁止にする。さらにステップS21において、接続NG、使用禁止の情報をユーザに通知してこの接続チェック処理を終了する。
この接続チェック終了結果に基づき、使用許可機器の正常な動作状態における消費電流値を前記フラッシュメモリ51から読み出し、それぞれを加算することで正常な動作状態における総消費電流値を得る。この総消費電流値より前記閾値Taを設定する。
このように個々の接続機器に対して電源ラインによる電源供給のON/OFFを行って、制御装置42は、制御ラインによる通信を行うか否かを判断することにより、個々の接続機器が正しく接続されたいるか否かを判断でき、最適な前記閾値Taを設定可能となる。
次に本発明の実施例2を図10及び図11を参照して以下に説明する。
図10は、実施例2における内視鏡システム制御装置6B周辺部の構成を接続機器が接続された状態で示す。図4の実施例1の内視鏡システム制御装置6においては、接続された接続機器全体で消費される消費電流値を検出する電流センサ45のみが設けてあったが、本実施例の内視鏡システム制御装置6Bは、さらに個々の接続機器の消費電流値を検出できるように電流センサ61a〜61eが設けてある。
つまり、電源スイッチ46及びメインリレー47から各接続機器に接続される各電源ラインには、実施例1においてはリレー43a〜43gが配置されていたが、本実施例においてはリレー43a〜43eに直列に電流センサ61a〜61eを設けている。
なお、図10においては、簡単化のため、接続機器は、光源装置12、ビデオプロセッサ13、観察モニタ5、電気メス装置21、ビデオプリンタ22の場合によって説明する。
電流センサ61a〜61eによる検出電流値は、制御装置42を介して集中制御装置41に取り込まれる。その他の構成は実施例1と同様であある。
本実施例では、図11に示すような電流監視を行う。
図11に示すように電源スイッチ46がONにされると、最初のステップS31において、集中制御装置41は、各接続機器の正常な消費電流値の情報から各接続機器の正常と異常との判断を行うための閾値を決定する。
つまり、集中制御装置41は、制御装置42側からシステム本体2に実際に接続されている接続機器(図10の場合には、光源装置12、ビデオプロセッサ13、観察モニタ5、電気メス装置21、ビデオプリンタ22に対する正常な動作状態におけるそれぞれの消費電流値の最大値を例えばフラッシュメモリ51から得る。
そして、集中制御装置41は、正常な動作状態における最大値より少し大きな値を各消費電流閾値として設定する。
次のステップS32において、集中制御装置41は、ブレーカ44による電流遮断の動作を行うブレーカトリップ電流値の情報からこのブレーカトリップ電流値より少し低い値を閾値Tbとして設定する。
次のステップS33において、集中制御装置41は、電流センサ45から実際に接続機器全体により消費される消費電流値Itを読み込む。そして、次のステップS34において、集中制御装置41は、ブレーカ用に設定した閾値Tbが実際に電流センサ45により検出された総消費電流値Itより大きいか否か(つまり、Tb≧It)の判断を行う。
ステップS34の判断がTb≧Itの条件を満たさない場合には、ステップS35において、集中制御装置41は、内視鏡検査に必須となる検査必須機器以外の接続機器に接続されたリレーを使用優先度の低いものからOFFにする。
そして、次のステップS36において、集中制御装置41は、消費電流値が正常範囲から逸脱することと、一部の接続機器の電源OFFをユーザに通知して、この電流監視の処理を終了する。
一方、ステップS34の判断がTb≧Itの条件を満たす場合には、ステップS37において、集中制御装置41は、内視鏡検査に必須でない非検査必須機器の電流を検出する電流センサ61d、61eの消費電流値Id,Ieを読み込む。
そして、次のステップS38において、集中制御装置41は、各非検査必須機器に対して各消費電流閾値が電流センサ61d、61eにより検出された消費電流値Id,Ieより大きいか否かの判断を行う。
そして、各消費電流閾値が消費電流値Id,Ieより大きい場合には、集中制御装置41は、正常と判断してステップS41に移る。逆に、各消費電流閾値が消費電流値Id,Ie以下となる場合には、集中制御装置41は、ステップS39においてそれに該当する機器のリレーをOFFにする。
さらに、次のステップS40において、集中制御装置41は、該当機器の消費電流値が正常範囲を逸脱することと、その該当機器の電源OFFをユーザに通知して、ステップS41に進む。
ステップS41において、集中制御装置41は、電流センサ61a、61b、61cにより検査必須機器となる光源装置12、ビデオプロセッサ13、観察モニタ5の各消費電流値Ia、Ib、Icを読み込む。
そして、次のステップS41において、集中制御装置41は、各消費電流閾値が電流センサ61a、61b、61cによりそれぞれ検出された消費電流値Ia、Ib、Icより大きいか否かの判断を行う。
ステップS41における判断において、各消費電流閾値が消費電流値Ia、Ib、Icより大きいと判断した場合には、集中制御装置41は、正常と判断してステップS33に戻る。
一方、ステップS41における判断において、各消費電流閾値が消費電流値Ia、Ib、Ic以下と判断した場合には、集中制御装置41は、正常な範囲を逸脱するとして、該当機器の消費電流値が正常範囲を逸脱することをユーザに通知して、ステップS33に戻る。
本実施例によれば、各接続機器に対してその消費電流値を監視でき、従って内視鏡検査に必須でない接続機器が正常な状態における消費電流値を超えたような場合には、その接続機器への電源を遮断して使用禁止にし、そのことをユーザに告知する。従って、より適切な対応が可能となる。
なお、上述の説明では、内視鏡4を用いた内視鏡システム1の場合で説明したが、超音波診断システム、医療用顕微鏡システム等、他の医療システムにおいても同様に適用できる。
[付記]
1.請求項1において、前記複数の医療機器は、内視鏡に照明光を供給する光源装置、内視鏡に送気、送水を行う送気送水装置、内視鏡に内蔵された撮像手段に対する信号処理を行う信号処理装置を含む。
2.請求項1において、各医療機器に対する電源電流を遮断した状態において通信ラインを介して通信が可能か否かのチェックを行う接続チェック手段を有する。
3.請求項6において、各医療機器に対する電源電流を遮断した状態において通信ラインを介して通信が可能か否かのチェックを行う接続チェック手段を有し、第1の閾値を接続チュック手段の結果に基づき算出する閾値算出手段を有する。
4.医療システムを構成する複数の医療機器に対して電力の供給を制御する医療システム用電力供給制御方法において、
前記複数の医療機器に対して正常な状態での総消費電流を算出し、該総消費電流から正常な状態での最大消費電流を越える第1の閾値を設定する処理を行う第1のステップと、 前記複数の医療機器に対して電源から予め設定された最大許容電流を越えると遮断するブレーカにおける前記最大許容電流より少し低い第2の閾値を設定する処理を行う第2のステップと、
電流検出手段により前記複数の医療機器により実際に消費される実消費電流値を検出する処理を行う第3のステップと、
前記実消費電流値が前記第1の閾値を越えるか否かを判別する処理を行う第4のステップと、
前記実消費電流値が前記第1の閾値を越える場合には、第1の特定の医療機器の使用を禁止する処理を行う第5のステップと、
前記実消費電流値が前記第2の閾値を越えるか否かを判別する処理を行う第6のステップと、
前記実消費電流値が前記第2の閾値を越える場合には、第2の特定の医療機器に供給される電源を遮断する処理を行う第7のステップと、
を備えたことを特徴とする医療システム用電力供給制御方法。
5.付記4において、前記第2の特定の医療機器は、優先度の低い医療機器である。
6.付記4において、前記第4のステップにおいて、前記実消費電流値が前記第1の閾値を越える場合には、前記実消費電流値が正常な範囲を逸脱する情報を告知する処理を行う。
7.医療システムを構成する複数の医療機器における第1の医療機器と、前記第1の医療機器よりも優先度が低い第2の医療機器とに電源装置からそれぞれ供給される電力を監視する電力監視手段と、
前記第1の医療機器と第2の医療機器それぞれに供給される電力値が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段の出力により、前記第2の医療機器における少なくとも1つの医療機器に供給される電力を遮断する遮断手段と、
を具備したことを特徴とする医療システム用制御装置。
8.医療システムを構成する複数の医療機器に対して電源装置から供給される電力を監視する電力監視手段と、
前記複数の医療機器に供給される電力値が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果を告知する告知手段と、
を具備したことを特徴とする医療システム用制御装置。
9.付記8において、前記電力監視手段により、前記複数の医療機器に供給される電力値が前記所定値を越える第2の所定値を越えるか否かを判別する第2の判別手段を有し、前記第2の判別手段の判別結果により前記複数の医療機器における少なくとも1つの医療機器に供給される電力を遮断する。
10.医療システムを構成する複数の医療機器における個々の医療機器それぞれに電源装置から供給される電力を監視する電力監視手段と、
前記電力監視手段により、個々の医療機器に供給される電力値が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段の出力により、使用優先度の低い少なくとも1つの医療機器に供給される電力を遮断する遮断手段と、
を具備したことを特徴とする医療システム用制御装置。
11.医療システムを構成する複数の医療機器に対して電源装置から供給される電力を監視する電力監視ステップと、
前記複数の医療機器に供給される電力値が複数の医療機器における正常な使用状態における最大消費電力値を超えるか否かのために最大消費電力値以上に設定された第1の閾値を設定する第1の閾値設定ステップと、
前記複数の医療機器に供給される電力値が前記電源装置から供給可能な最大電力値より低く設定された第2の閾値を設定する第2の閾値設定ステップと、
前記第1の閾値により、正常な使用状態か否かの判断を行う第1の判断ステップと、
前記第2の閾値を超えるか否かの判断を行う第2の判断ステップと、
前記第1の判断ステップ及び第2の判断ステップによる判断結果に対応した制御を行う制御ステップと、
を備えた医療システム用制御方法。
複数の医療機器を接続して内視鏡検査等を行う場合、実際の消費電流値を監視してその実際の消費電流値が正常な状態における最大値を超えるような状態や、ブレーカにより遮断される許容最大値に近い状態に対して適切な制御を行い、使い易い医療システムを実現する。
内視鏡システムの外観構成を示す図。 内視鏡システムの制御系の構成を示すブロック図。 操作パネルにより各周辺機器を制御する際の機能的構成を示すブロック図。 本発明の実施例1の内視鏡システム制御装置の内部構成を示すブロック図。 内視鏡システム制御装置による電力監視の制御処理を示すフローチャート図。 操作パネルの準備画面例を示す図。 操作パネルの接続機器の画面例を示す図。 接続機器の画面例における全消費電流値に基づく情報を表示する例を示す図。 個々の接続機器への電源供給のON/OFFにより接続チェックを行う処理のフローチャート図。 本発明の実施例2の内視鏡システム制御装置の内部構成を示すブロック図。 内視鏡システム制御装置による電力監視の制御処理を示すフローチャート図。
符号の説明
1…内視鏡システム
2…システム本体
3…ベッド
4…内視鏡
5…観察モニタ
6…内視鏡システム制御装置
7…操作パネル
8…挿入部
9…操作部
12…光源装置
13…ビデオプロセッサ
14…送気・送水装置
21…電気メス装置
22…ヒートプローブ装置
23…VTR
24…撮影装置
41…集中制御装置
42…制御装置
43a〜43g…リレー
44…ブレーカ
45…電流センサ
46…電源スイッチ
47…メインリレー
49…メインメモリ
50…ハードディスク
51…フラッシュメモリ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (6)

  1. 医療システムを構成する複数の医療機器に対して電源装置から供給される電力を監視する電力監視手段と、
    前記複数の医療機器に供給される電力値が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段の出力により、前記複数の医療機器における少なくとも1つの医療機器に供給される電力を遮断する遮断手段と、
    を具備したことを特徴とする医療システム用制御装置。
  2. 前記遮断手段は、電力の遮断を行う医療機器に対して優先順位の低いものから先に遮断する優先的遮断手段であることを特徴とする請求項1に記載の医療システム用制御装置。
  3. 前記判別手段により複数の医療機器に供給される電力が所定値以上か否かの判別結果に関連する情報を告知する告知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の医療システム用制御装置。
  4. 前記所定値は、電源装置側から供給可能な最大電力値に対応して設定された閾値であることを特徴とする請求項1に記載の医療システム用制御装置。
  5. さらに前記複数の医療機器に供給される電力値が前記所定値より低い第2の所定値以上か否かを判別する第2の判別手段を有することを特徴とする請求項1に記載の医療システム用制御装置。
  6. 医療システムを構成する複数の医療機器に対して電源装置から供給される電力を監視する電力監視手段と、
    前記複数の医療機器に供給される電力値が複数の医療機器における正常な使用状態における最大消費電力値以上の値に設定された第1の閾値を超えるか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記複数の医療機器に供給される電力値が前記電源装置から供給可能な最大電力値より低く設定された第2の閾値を超えるか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第1の判別手段の出力により、正常な使用状態か否かの告知を行う告知手段と、
    前記第2の判別手段の出力により、前記複数の医療機器における少なくとも1つの医療機器に供給される電力を遮断する遮断手段と、
    を具備したことを特徴とする医療システム用制御装置。
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