JP5165338B2 - 内視鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理部の駆動制御に関するものである。
近年、医療用分野において、内視鏡が広く採用されるようになった。この種の内視鏡は、外科用・消化器用など目的に応じ専用のものが備えられており、例えば腹腔鏡下外科手術では開腹することなく治療処置を行うことができるので、患者に与える負担が軽減される。又、新たな試みとして、腹腔鏡下外科手術において、例えば大腸等の管腔内に内視鏡の挿入部を挿入し、腹腔側の内視鏡と管腔側の内視鏡とで処置部位を特定して治療を行う手技が行われている。
このように一回の手術で、外科用内視鏡と消化器用内視鏡等、2つの内視鏡を使用する場合、例えば特許文献1(特開2001−198085号公報)には、各内視鏡毎に制御ユニットとしてのビデオプロセッサを装備し、切換装置を用いて各内視鏡に接続されているビデオプロセッサで処理した映像を選択的にモニタに表示する技術が開示されている。
又、特許文献2(特開2006−55350号公報)には、異なる内視鏡で、1台のビデオプロセッサ、及び1台の光源装置を共用化する技術が開示されている。
特開2001−198085号公報 特開2006−55350号公報
しかし、上述した特許文献1に開示されている技術では、ビデオプロセッサやその周辺機器を内視鏡毎に装備しなければならないため、手術室に2台分の装備が必要となり、手術室が手狭になってしまう問題がある。
一方、特許文献2に開示されている技術では、2つの内視鏡を同時に使用することができないため、使い勝手が悪いという問題がある。
これらの対策として、1台のビデオプロセッサ等の制御ユニットで2つの内視鏡を同時に使用することのできる技術も種々提案されている。この場合、例えば制御ユニットに2つのコネクタを設け、一方のコネクタに腹腔側の内視鏡に設けられているコネクタを接続し、他方のコネクタに管腔側の内視鏡に設けられているコネクタを接続して、2つの内視鏡を同時使用することのできる内視鏡システムが提案されている。
例えば腹腔鏡下外科手術では、腹腔側の内視鏡をメインの内視鏡として使用し、管腔側の内視鏡の内視鏡をサブの内視鏡として使用する。このサブの内視鏡は、手術始めや手術途中で制御ユニットから取り外し、或いは制御ユニットに接続し、又は交換する場合が多い。その際、信号処理回路を保護するため、制御ユニットの電源を一旦、OFFする必要がある。
しかし、制御ユニットの電源をOFFすると、この制御ユニットに接続状態にあるメインの内視鏡に対しても電源の電源の供給が遮断されるため、このメインの内視鏡で捉えた内視鏡画像がモニタに表示されなくなり、内視鏡観察を継続することができなくなる。その結果、内視鏡下手術を一時中断しなければならず、手術進行の障害となる問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、一方の内視鏡による観察を継続しつつ、他方の内視鏡のための信号処理回路を停止させることのできる内視鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明による内視鏡システムは、第一の内視鏡と、第二の内視鏡と、前記第一の内視鏡が取得した撮像信号を信号処理する第一の信号処理部と、前記第二の内視鏡が取得した撮像信号を信号処理する第二の信号処理部と、前記第一の信号処理部及び前記第二の信号処理部の双方を駆動する第一駆動モードと該第一の信号処理部を駆動しつつ該第二の信号処理部を停止させる第二駆動モードとを切換え可能な駆動モード切換手段とを具備し、前記駆動モード切換手段は、前記第二の内視鏡から前記第二の信号処理部への信号入力を遮断してなるものであることを特徴とする。
本発明によれば、内視鏡観察を中断することなく、信号処理回路を保護して2つの内視鏡の内の一方を着脱することができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4に本発明の第1実施形態を示す。図1は腹腔鏡下外科手術システムの全体構成図、図2はカメラコントロールユニットの斜視図、図3は腹腔鏡下外科手術システムの要部回路構成図である。
図1に示すように、腹腔鏡下外科手術システム1は、第一の内視鏡装置2と、第二の内視鏡装置3と、送気システム4を備えると共に、システムコントローラ5と、表示部であるモニタ6と、集中表示パネル7と、集中操作パネル8とを備えている。尚、符号10は患者、11は手術台、12は電気メス装置である。この電気メス装置12に、手術器具である電気メス13が接続される。
又、符号14,15,16は、患者の腹部に穿刺される第一〜第三の各トラカールである。第一トラカール14は、上述した第一の内視鏡装置2を構成する硬性内視鏡21を、第一の観察部位である腹腔内に導くものである。第二トラカール15は、組織の切除や処置を行う電気メス13等の処置具を腹腔内に導くものである。第三トラカール16は、送気システム4を構成する、後述する送気装置41から供給される気腹用気体である、例えば生体に吸収され易い二酸化炭素ガス(以下、炭酸ガスと記載する)を腹腔内に導くものである。
第一の内視鏡装置2は、第一の内視鏡である例えば挿入部が硬性な硬性内視鏡21と、第一光源装置22と、信号処理ユニットとしてのカメラコントロールユニット(CCU)23とを有している。硬性内視鏡21の挿入部(図示せず)が、第一トラカール14に挿通配置される。挿入部内には、被写体像を伝送するリレーレンズ(図示せず)等で構成される観察光学系やライトガイド(図示せず)等で構成される照明光学系を備えている。挿入部の基端部には、観察光学系によって伝送された光学像を観察する接眼部25が設けられている。接眼部25には、内視鏡用カメラ24が着脱自在に配設される。内視鏡用カメラ24の内部には撮像素子の一例であるCCD24a(図3参照)が設けられている。又、内視鏡用カメラ24から撮像ケーブル27が延出されており、この撮像ケーブル27の先端にコネクタ部28(図3参照)が接続されている。更に、硬性内視鏡21の基端部側部からライトガイドケーブル26が延出されており、このライトガイドケーブル26の先端が第一光源装置22に接続されて、硬性内視鏡21に対し照明光が供給される。この照明光は硬性内視鏡21の先端部に設けられている照明窓(図示せず)から出射されて被写体が照明される。
又、第二の内視鏡装置3は、大腸等の第二の観察部位である管腔内に挿入される軟性な挿入部34を有する、第二の内視鏡としての軟性内視鏡31と、第二光源装置32とを有している。軟性内視鏡31は、挿入部34と、操作部35と、ユニバーサルケーブル36とを備えている。挿入部34には、先端部に、撮像素子の一例であるCCD34a(図3参照)が設けられている。又、操作部35には、送気・送水スイッチ35aや吸引スイッチ35b、図示しない湾曲部を湾曲動作させる湾曲操作ノブ37、図示しない処置具チャンネルに連通する処置具挿通口38等が設けられている。
又、ユニバーサルケーブル36の先端部には、光源コネクタ36aが設けられている。この光源コネクタ36aが第二光源装置32に接続されて、照明光がユニバーサルケーブル36に挿通されているライトガイドファイバ(図示せず)を経て挿入部34の先端部に設けられている照明窓(図示せず)から出射されて被写体が照明される。更に、この光源コネクタ36aに電気コネクタ36bが接続され、この電気コネクタ36bから延出する撮像ケーブル39がコネクタ部30(図3参照)を介してCCU23に接続されている。
図2に示すように、CCU23は、その前面にメインコネクタ部23aとサブコネクタ部23bとを有し、更に、メインコネクタ部23aに隣接する位置に、第一の駆動制御スイッチとしてのメイン電源スイッチ23cが配設され、サブコネクタ部23bに隣接する位置にサブ電源スイッチ23dが配設されている。このメインコネクタ部23aに、内視鏡下手術でメインとなる内視鏡のコネクタ部が接続され、一方、サブコネクタ部23bにサブとなる内視鏡のコネクタ部が接続される。尚、本実施形態では、メインとなる内視鏡を硬性内視鏡21、サブとなる内視鏡を軟性内視鏡31としているため、以下においては、メインの内視鏡を硬性内視鏡21、サブの内視鏡を軟性内視鏡31として説明する。
又、送気システム4は、送気装置41と炭酸ガスボンベ42と挿通口用アダプタ43とフットスイッチ44と、チューブ45a,45bとを有している。炭酸ガスボンベ42には炭酸ガスが液化した状態で貯留されている。送気装置41には、腹腔用供給口金41aと管腔用供給口金41bとが設けられている。腹腔用供給口金41aには、腹腔用チューブ45aの一端部が連結され、この腹腔用チューブ45aの他端部が第三トラカール16に連結される。管腔用供給口金41bには、管腔用チューブ45bの一端部が連結され、この管腔用チューブ45bの他端部が挿通口用アダプタ43のチューブ連結部43aに連結される。送気装置41と炭酸ガスボンベ42とは高圧ガス用チューブ46によって連結されている。送気装置41とフットスイッチ44とは、フットスイッチケーブル44bによって電気的に接続されている。
又、システムコントローラ5は、腹腔鏡下外科手術システム1の全体を統括制御するものである。このシステムコントローラ5には、図示しない通信ケーブルを介して、集中表示パネル7、集中操作パネル8、内視鏡周辺装置である電気メス装置12、両光源装置22,32、CCU23、送気装置41等が双方向通信可能に接続されている。又、このシステムコントローラ5は、図示しない映像ケーブルを介してCCU23から撮像信号を受信すると共に、図示しない映像ケーブルを介してモニタ6に撮像信号を出力する。
又、集中表示パネル7には、液晶ディスプレイ等の表示画面が設けられている。この集中表示パネル7は、システムコントローラ5に接続することにより、表示画面上に被写体の内視鏡画像と共に内視鏡周辺装置の動作状態の集中表示が可能となっている。集中操作パネル8は、液晶ディスプレイ等の表示部と、この表示部の表示面上に一体的に設けられたタッチセンサ部とを有して構成されている。集中操作パネル8の表示部には、各内視鏡周辺装置の操作スイッチ等を設定画面として表示させる表示機能と共に、タッチセンサ部の所定領域を触れることによって操作スイッチを操作する操作機能とを有している。
又、この集中操作パネル8は、システムコントローラ5に接続されていることにより、表示部に表示されているタッチセンサ部を適宜操作することによって、各内視鏡周辺装置にそれぞれ設けられている操作スイッチを直接操作したのと同様に、この集中操作パネル8上で遠隔的に各種操作或いは設定等を行うことができる。又、周辺装置である電気メス装置12、光源装置22,32、CCU23、及び送気装置41、システムコントローラ5、集中表示パネル7、集中操作パネル8、炭酸ガスボンベ42等はカート9に搭載されて集約されている。
図3に示すように、内視鏡用カメラ24は、先端部にCCD24aが配設され、このCCD24aが撮像ケーブル27を介してコネクタ部28に接続されている。又、軟性内視鏡31の先端にCCD34aが配設され、このCCD34aがユニバーサルケーブル36、撮像ケーブル39を介してコネクタ部30に接続されている。
又、CCU23には、上述したコネクタ部23a,23b、メイン電源スイッチ23c、サブ電源スイッチ23d以外に、各部に電源を供給する電源部23e、第一の信号処理部としてのメイン撮像信号処理部23f、第二の信号処理部としてのサブ撮像信号処理部23g、画像合成部23h、ビデオ信号処理部23i、及び駆動モード切換手段としての駆動モード切換部23jが備えられている。駆動モード切換部23jには、瞬間的に発生する高電圧(サージ電圧)を吸収する回路(サージ吸収回路)が内蔵されている。又、メイン電源スイッチ23cは電源部23eをON/OFFするもので、一方、サブ電源スイッチ23dは駆動モード切換部23jを切換え動作させるものである。
この駆動モード切換部23jは電源部23eとサブ撮像信号処理部23gとを結ぶ電源線の間に介装されている。この駆動モード切換え部23jはサブ電源スイッチ23dのON/OFFに連動しており、サブ電源スイッチ23dがONすると、第一駆動モードに設定され、サブ電源スイッチ23dがOFFすると、第二駆動モードに設定される。
第一駆動モードでは、メイン撮像信号処理部23fとサブ撮像信号処理部23gとの双方に電源が供給されて両撮像信号処理部23f,23gが駆動される。一方、第二駆動モードでは、メイン撮像信号処理部23fへの電源供給が継続されて、このメイン撮像信号処理部23fが駆動されつつ、サブ撮像信号処理部23gへの電源供給が遮断されて、サブ撮像信号処理部23gの駆動が停止される。
メイン撮像信号処理部23fは内視鏡用カメラ24のCCD24aからの撮像信号を取得し、この撮像信号を画像合成部23hにて処理可能な撮像信号に変換する。又、サブ撮像信号処理部23gは軟性内視鏡31に設けられているCCD34aからの撮像信号を取得し、この撮像信号を画像合成部23hにて処理可能な撮像信号に変換する。
画像合成部23hは、両撮像信号処理部23f,23gから出力される各撮像信号を合成して合成画像を生成する。ビデオ信号処理部23iは、画像合成部23hからの合成画像をPAL(Phase Alternating Line)やNTSC(National Television System Committee)等の標準的な撮像信号に変換する処理を行う。そして、この撮像信号を、システムコントローラ(図においては省略している)を介してモニタ6に出力し、このモニタ6の表示画面に画像を表示させる。
図4に示すように、モニタ6に表示される画像は、同図(a)に示すメイン画面6aのみの表示態様と、同図(b)に示すメイン画面6aの隣にサブ画面6bを小さく表示する2画面の表示態様と、同図(c)に示すメイン画面6aの所定の位置(例えば右隅の位置)にサブ画面6bを重畳させる2画面の表示態様との3態様がある。これら各表示態様は、システムコントローラ5で選択することができる。又、メイン画面6aにはメインコネクタ部23aに入力される撮像信号、すなわち、硬性内視鏡21に設けられている内視鏡用カメラ24のCCD24aで撮像した画像(腹腔内画像)が表示される。又、サブ画面6bにはサブコネクタ部23bに入力される撮像信号、すなわち、軟性内視鏡31に設けられているCCD34aで撮像した画像(管腔内画像)が表示される。尚、この場合、サブコネクタ部23bからサブ内視鏡である軟性内視鏡31のコネクタ部30を取り外すと、モニタ6の表示が自動的にメイン画面6aのみとなるようにしても良い。
次に、このような構成による腹腔鏡下外科手術システム1の作用について説明する。尚、以下においては、腹腔鏡下外科手術において、腹腔内に硬性内視鏡21を挿入すると共に、大腸などの管腔内に軟性内視鏡31を挿入し、処置部位を特定して治療を行う場合について説明する。
先ず、術者は、CCU23のメインコネクタ部23aに、内視鏡下手術でメインとなる内視鏡である硬性内視鏡21に設けられているコネクタ部28を接続し、又、サブコネクタ部23bに、サブとなる内視鏡である軟性内視鏡31に設けられているコネクタ部30を接続する。
次いで、CCU23のメイン電源スイッチ23cをONして、CCU23を起動させる。又、送気装置41をONすると、この送気装置41を介して炭酸ガスボンベ42に貯留されている炭酸ガスが、腹腔用チューブ45a、及び管腔用チューブ45bを通り、第三トラカール16、及び軟性内視鏡31に形成されている処置具チャンネル(図示せず)を経て腹腔内、及び管腔内へ所定に調圧された状態で供給することが可能となる。
次いで、術者は、第一トラカール14に硬性内視鏡21を挿入し、この硬性内視鏡21を腹腔内に臨ませると共に、大腸などの管腔内に軟性内視鏡31を挿入して処置部位を特定する。その際、硬性内視鏡21にて捉えられた腹腔内の内視鏡像が、この硬性内視鏡21の接眼部25に装着されている内視鏡用カメラ24に設けられたCCD24aにより撮像されて光電変換される。そして、このCCD24aで光電変換された内視鏡像の撮像信号が、撮像ケーブル27、コネクタ部28を介して、CCU23に設けられているメインコネクタ部23aに伝送される。
一方、軟性内視鏡31に設けられているCCD34aにより撮像された管腔内の内視鏡像は、このCCD34aにより光電変換される。そして、この光電変換された撮像信号が、ユニバーサルケーブル36、撮像ケーブル39、コネクタ部30を介して、CCU23に設けられているサブコネクタ部23bに伝送される。
CCU23に入力された内視鏡用カメラ24からの撮像信号は、メイン撮像信号処理部23fにて画像合成部23hが処理可能な撮像信号に変換された後、画像合成部23hへ出力される。一方、軟性内視鏡31からの撮像信号は、サブ撮像信号処理部23gにて画像合成部23hが処理可能な撮像信号に変換された後、画像合成部23hへ出力される。
画像合成部23hは、システムコントローラ5で選択されたモニタ6の表示態様(図4参照)に従い画像処理を行う。すなわち、システムコントローラ5でメイン画面6aのみの表示態様(図4(a)参照)が選択されている場合、硬性内視鏡21で捕らえた腹腔内画像のみを表示するように画像処理し、その画像信号をビデオ信号処理部23iへ出力する。又、メイン画面6aの隣にサブ画面6bを小さく表示する2画面の表示態様(図4(b)参照)が選択されている場合、硬性内視鏡21で捕らえた腹腔内画像をメイン画面6aに、軟性内視鏡31で捕らえた管腔内画像をサブ画面6bにそれぞれ収まるように画像処理し、その画像信号をビデオ信号処理部23iへ出力する。又、メイン画面6aの所定の位置(例えば右隅の位置)にサブ画面6bを重畳させる2画面の表示態様(同図(c))が選択されている場合、硬性内視鏡21で捕らえた腹腔内画像をメイン画面6aに、軟性内視鏡31で捕らえた管腔内画像を、このメイン画面6aに重畳されているサブ画面6bにそれぞれ収まるように画像処理し、その画像信号をビデオ信号処理部23iへ出力する。
又、この場合、駆動モード切換部23jが第二駆動モードに設定されて、サブ撮像信号処理部23gから画像合成部23hに画像信号が入力されなくなった場合、モニタ6の表示態様が、図6の(b)或いは(c)に示すメイン画面6aとサブ画面6bとが共に表示されている2画面の表示態様から、(a)に示すメイン画面6aのみを表示する1画面の表示態様に自動的に切り替わるようにしても良い。
ところで、サブ内視鏡として使用されている軟性内視鏡31は、内視鏡下手術中において、取り外したり、異なる内視鏡と交換したりする場合がある。このような場合、CCU23に設けられているサブ撮像信号処理部23gに電源が供給されている状態でコネクタ部30を取り外し、或いは新たな内視鏡に設けられているコネクタ部を、サブコネクタ部23bに装着すると、サブ撮像信号処理部23gに高電圧が瞬間的に印加されてしまう等の不具合が発生する。
従って、本実施形態では、軟性内視鏡31のコネクタ部30をサブコネクタ部23bから取り外すに際し、先ず、CCU23に設けられているサブ電源スイッチ23dをOFF操作して、駆動モード切換部23jを第二駆動モードに切換え、電源部23eからサブ撮像信号処理部23gへ供給する電源を遮断する。その後、サブコネクタ部23bから軟性内視鏡31のコネクタ部30を取り外す。その結果、コネクタ部30を取り外す際に、サブ撮像信号処理部23gに対して瞬間的な高電圧が印加されることが無く、サブ撮像信号処理部23gが保護されると共に、CCU23の耐久性を向上させることができる。
そして、新たな内視鏡に設けられているコネクタ部をサブコネクタ部23bに装着した後、サブ電源スイッチ23dをON操作する。すると、駆動モード切換部23jが第一駆動モードに復帰し、電源部23eの電源が、駆動モード切換部23jを介してサブ撮像信号処理部23gに供給される。その結果、サブ撮像信号処理部23gから画像合成部23hを介してモニタ6のサブ画面6b(図4(b)或いは(c))に、軟性内視鏡31のCCD34aで撮像した内視鏡像が表示される。
又、サブ電源スイッチ23dをOFF操作しても、サブ撮像信号処理部23gに供給する電源が遮断されているだけであるため、メインコネクタ部23aに、コネクタ部28を介して接続されている内視鏡用カメラ24に対しては電源が継続して供給されており、この内視鏡用カメラ24に設けられているCCD24aで撮像した画像(腹腔内画像)は、モニタ6に継続して表示される。従って、サブ内視鏡である軟性内視鏡31を取り外し、或いは交換する場合であっても、手術進行に支障を来すことはなく、スムーズな手術進行を実現することができる。
[第二実施形態]
図5に本発明の第二実施形態による腹腔鏡下外科手術システムの要部回路構成図を示す。上述した第一実施形態では、サブ電源スイッチ23dを操作者が手動にてON/OFF操作する構造であったが、本実施形態では、サブ電源スイッチ23dとして、磁気感応部51aを有する近接スイッチを採用し、軟性内視鏡31のコネクタ部30に、磁気感応部51aを動作させる磁石部51bを配設したものである。
すなわち、コネクタ部30とサブコネクタ部23bとは、各コネクタ部30,23bに設けられているコンタクトピンが互いに嵌合して電気的に導通される。コンタクトピン同士は、あるストロークを有して嵌合されている。サブ電源スイッチ23dに設けられている磁気感応部51aは、この両コネクタ部23a,30間のコンタクトピンの嵌合ストローク内で、磁気感応部51aが磁石部51bの磁力を検知できるようにしたものである。
その結果、術者が軟性内視鏡31に設けられているコネクタ部30を、CCU23に取付けられているサブコネクタ部23bから引き抜くと、その過程において、両コネクタ部23b,30のコンタクトピンが嵌合されたままの状態で、コネクタ部30に固設されている磁石部51bが、サブコネクタ部23bに固設されているサブ電源スイッチ23dの磁気感応部51aから離間する。そして、その離間距離が長くなると磁気感応部51aにて磁石部51bの磁力が検知されなくなり、サブ電源スイッチ23dがOFFする。サブ電源スイッチ23dのOFFにより、駆動モード切換部23jが第二駆動モードに設定され、電源部23eからサブ撮像信号処理部23gに供給される電源が遮断される。その後、両コネクタ部23a,30間のコンタクトピンの嵌合が解離され、軟性内視鏡31に設けられているコネクタ部30がサブコネクタ部23bから取り外される。
このように、軟性内視鏡31のコネクタ部30がCCU23のサブコネクタ部23bから取り外される際に、サブ撮像信号処理部23gに供給される電源が駆動モード切換部23jにより既に遮断されているため、サブ撮像信号処理部23gに高電圧が瞬間的に印加されることが無く、このサブ撮像信号処理部23gを有効に保護することができる。
又、コネクタ部30をサブコネクタ部23bから取り外す前に、電源の供給が自動的に遮断されるため、サブ電源スイッチ23dを一々OFF操作する必要が無く操作性がよい。尚、駆動モード切換部23jが、第一駆動モードから第二駆動モードに切換えられた際の、モニタ6の表示状態は、上述した第一実施形態と同じであるため説明を省略する。
一方、軟性内視鏡31に設けられているコネクタ部30をCCU23のサブコネクタ部23bに装着すると、先ず、両コネクタ部30,23bのコンタクトピンが嵌合する。次いで、コネクタ部30に設けられている磁石部51bが、サブ電源スイッチ23dに設けられている磁気感応部51aに近接し、磁気感応部51aが磁石部51bからの磁力を検知してON動作し、駆動モード切換部23jが自動的に第一駆動モードに復帰される。すると、電源部23eの電源が駆動モード切換部23jを介してサブ撮像信号処理部23gに供給される。
このように、軟性内視鏡31のコネクタ部30をCCU23のサブコネクタ部23bに装着するに際し、両コネクタ部30,23bのコンタクトピンが嵌合された後に、駆動モード切換部23jが自動的に第一駆動モードに復帰されて、電源部23eからの電源がサブ撮像信号処理部23gに供給されるため、このサブ撮像信号処理部23gに高電圧が瞬間的に印加されることが無く、このサブ撮像信号処理部23gを有効に保護することができる。
[第三実施形態]
図6に本発明の第三実施形態による腹腔鏡下外科手術システムの要部回路構成図を示す。本実施形態は上述した第二実施形態の変形例である。尚、第2実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
第二実施形態では、駆動モード切換部23jの切換制御により、第一駆動モードではサブ撮像信号処理部23gに電源を供給し、第二駆動モードではサブ撮像信号処理部23gに供給する電源を遮断するようにしたが、本実施形態では、駆動モード切換部23jが、第二の内視鏡である軟性内視鏡31に対して供給する電源の供給及び供給遮断をも切換えるようにしたものである。
すなわち、本実施形態は、駆動モード切換部23jが、電源部23eとサブコネクタ部23b及びサブ撮像信号処理部23gとを結ぶ電源線の間に介装されている。
そして、術者が軟性内視鏡31に設けられているコネクタ部30を、CCU23に設けけられているサブコネクタ部23bから引き抜くと、その過程において、コネクタ部30に固設されている磁石部51bが、サブコネクタ部23bに固設されているサブ電源スイッチ23dの磁気感応部51aから離間して、サブ電源スイッチ23dがOFFする。すると、このサブ電源スイッチ23dのOFFにより、駆動モード切換部23jが第二駆動モードに設定される。
その結果、この駆動モード切換部23jによりサブコネクタ部23bを介して軟性内視鏡31に供給される電源、及びサブ撮像信号処理部23gに供給される電源が共に遮断される。
一方、軟性内視鏡31に設けられているコネクタ部30をCCU23のサブコネクタ部23bに装着すると、先ず、両コネクタ部30,23bのコンタクトピンが嵌合する。次いで、コネクタ部30に設けられている磁石部51bが、サブ電源スイッチ23dに設けられている磁気感応部51aに近接し、磁気感応部51aが磁石部51bからの磁力を検知してON動作する。その結果、駆動モード切換部23jが自動的に第一駆動モードに復帰され、軟性内視鏡31、及びサブ撮像信号処理部23gに電源が供給される。
尚、本発明は上述した各実施形態に限るものではなく、例えばメイン内視鏡として軟性内視鏡を採用してもよい。同様に、サブ内視鏡として硬性内視鏡を採用しても良い。更に、上述したサブ電源スイッチ及び駆動モード切換部は、CCU23のまメインコネクタ部23a側、或いはメイン内視鏡のコネクタ部側に設けられていても良い。
第一実施形態による腹腔鏡下外科手術システムの全体構成図 同、カメラコントロールユニットの斜視図 同、腹腔鏡下外科手術システムの要部回路構成図 同、モニタの表示態様を示す説明図 第二実施形態による腹腔鏡下外科手術システムの要部回路構成図 第三実施形態による腹腔鏡下外科手術システムの要部回路構成図
符号の説明
1…腹腔鏡下外科手術システム
2…第一の内視鏡装置
3…第二の内視鏡装置
6…モニタ
6a…メイン画面
6b…サブ画面、
21…硬性内視鏡、
23a…メインコネクタ部、
23b…サブコネクタ部、
23c…メイン電源スイッチ、
23d…サブ電源スイッチ、
23e…電源部、
23f…メイン撮像信号処理部、
23g…サブ撮像信号処理部、
23j…駆動モード切換部、
24…内視鏡用カメラ、
24a,34a…CCD、
28,30…コネクタ部、
31…軟性内視鏡、
51a…磁気感応部、
51b…磁石部

Claims (3)

  1. 第一の内視鏡と、
    第二の内視鏡と、
    前記第一の内視鏡が取得した撮像信号を信号処理する第一の信号処理部と、
    前記第二の内視鏡が取得した撮像信号を信号処理する第二の信号処理部と、
    前記第一の信号処理部及び前記第二の信号処理部の双方を駆動する第一駆動モードと該第一の信号処理部を駆動しつつ該第二の信号処理部を停止させる第二駆動モードとを切換え可能な駆動モード切換手段と
    を具備し、
    前記駆動モード切換手段は、前記第二の内視鏡から前記第二の信号処理部への信号入力を遮断してなるものである
    ことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 信号処理ユニットが、前記第一及び第二の内視鏡に電源を供給する電源部を有するものであり、
    前記駆動モード切換手段が、前記第一の内視鏡へ電力を供給しつつ、前記第二の内視鏡への電力を供給及び供給遮断を切換えてなるものである請求項記載の内視鏡システム。
  3. 前記第一及び第二の信号処理部が、前記第二の内視鏡を着脱可能なコネクタ部を有する信号処理ユニットに設けられたものであり、
    前記駆動モード切換手段が、前記コネクタ部と前記第二の内視鏡との着脱状態を検知して駆動モードを切換えるものである請求項1或いは2記載の内視鏡システム。
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