JP2005292066A - 状態診断装置、状態診断プログラムおよび状態診断システム。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 外観の状態が変化するエアフィルタ5の診断を行う携帯診断装置120であって、画像撮影部121と、診断部133とを備えている。画像撮影部121は、外観の状態が変化するエアフィルタ5の画像を取得する。診断部133は、診断値に基づいてエアフィルタ5の状態診断を行う。ここでの診断値は、画像を構成する各画素に対して2つの値のいずれかを割り当てる二値化処理を施して二値化画像を作成して、この二値化画像を所定のブロックに分割し、所定のブロックに関するデータを利用することにより求める。
【選択図】 図4
Description
これに対して、ユーザやサービスエンジニア等がフィルタ等の消耗部品の状態を目視によって判断することも可能である。しかし、消耗部品のメンテナンス時期について、熟練された技術や卓越した知識を有するサービスエンジニアによる診断と未熟な技術で知識も不足しているサービスエンジニアによる診断との食い違いが生じる等、一定の基準による安定した診断を行うことが困難な場合がある。
しかし、請求項1に記載の状態診断装置では、取得部が部材の状態が示された画像を取得して、診断部が二値化画像を作成して、ブロックに分割し、各ブロックに関するデータを利用して得られる診断値に基づいて診断を行っている。すなわち、診断部における診断において、部材の状態が一定の判断手法によって反映された値を用いることができる。したがって、統一された判断手法に従って部材の状態診断を行うことが可能になり、診断における信頼性を向上させることが可能になる。例えば、上述した状態診断によると、状態診断に個人的な主観が含まれることを抑えることができるようになる。
これに対して、請求項2に記載の状態診断装置では、診断部が、近傍大型ブロックの数と、近傍小型ブロックの数とに対して重み付けをして得られる値に基づいて診断値を求めることで診断を行う。このように、近傍大型ブロックと近傍小型ブロックとを分けて捕らえて、部材の状態診断において寄与度の異なる両ブロックについて、それぞれ重み付けを施すことにより、部材のより詳細な状態を診断値に反映させることができるようになる。したがって、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
また、ここでは、例えば、一方の値が割り当てられた画素から成るブロックに、所定の近傍距離以内に存在する他方の値が割り当てられた画素をも含めているため、各のブロック毎について、マクロな視点による概略を把握できるようになる。これにより、診断値に診断対象の状態についての概略を反映させることができるようになる。
これに対して、請求項4に記載の状態診断装置では、診断部が、隣接大型ブロックの数と、隣接小型ブロックの数とに対して重み付けをして得られる値に基づいて診断値を求めることで診断を行う。このように、隣接大型ブロックと隣接小型ブロックとを分けて捕らえて、部材の状態診断において寄与度の異なる両ブロックについて、それぞれ重み付けを施すことにより、部材のより詳細な状態を診断値に反映させることができるようになる。したがって、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
請求項5に記載の状態診断装置は、請求項4に記載の状態診断装置であって、少なくとも第3画素数と第4画素数とのいずれか一方は、部材の性質、画像の撮影時における位置、画像の撮影時における距離あるいは画像の撮影時における角度に基づいて定める。なお、ここでの部材の性質としては、例えば、部材の形状に基づく値等が含まれる。具体的には、撮影対象の部材がフィルタである場合には、フィルタの網目を構成する格子間隔の距離等が挙げられる。また、撮影時の画像の位置、距離あるいは角度としては、例えば、撮影カメラが固定されている場合に画像フレームの中の部材もしくは所定のブロックが写っている位置や、撮影時のカメラと部材との距離や、方向が観念される部材の場合には正面からのズレの角度や等が含まれる。
これに対して、請求項6に記載の状態診断装置では、診断部が、画像全体におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素に関する標準偏差を診断値に反映させている。このため、画像全体における一方の値が割り当てられている画素数の分布の偏り度合いを反映させて、部材の状態診断をより詳細にすることが可能になる。
ここでは、所定のブロックに関するデータを利用するだけでなく、さらに面積率に基づいて診断値を求める。このため、部材の状態がより詳細に反映された診断値を得ることができるようになり、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
ここでは、診断部が部材の診断を行う際に、データベースに格納されている複数のデータと診断値を比較して診断することができるようになり、より信頼性の高い診断が可能になる。
ここでは、画像を取得する対象の部材が、フィルタや、空気調和装置に用いられるドレンパンや熱交換器等の場合であっても、状態を診断する場合の信頼性を向上させることができるようになる。
しかし、請求項10に記載の状態診断プログラムでは、この状態診断プログラムが実行されることにより、処理器が、第1ステップで部材の状態が示された画像を取得し、第2ステップで二値化画像を作成して、第3ステップで所定のブロックに分割し、第4ステップで診断値を求め、第5ステップで診断値に基づいて診断を行う。すなわち、状態診断プログラムが実行されることにより、部材の状態が一定の判断手法によって反映された診断値に基づいて、処理器に部材の状態を診断させることができる。したがって、統一された判断手法に従って部材の状態診断を行うことが可能になり、診断における信頼性を向上させることが可能になる。例えば、上述した状態診断によると、状態診断に個人的な主観が含まれることを抑えることができるようになる。
これに対して、請求項11に記載の状態診断プログラムでは、第4ステップにおいて、処理器に、隣接大型ブロックの数と、隣接小型ブロックの数とに対して重み付けをして得られる値に基づいて診断値を求めさせている。このように、隣接大型ブロックと隣接小型ブロックとを分けて捕らえて、部材の状態診断において寄与度の異なる両ブロックについて、それぞれ重み付けを施すことにより、部材のより詳細な状態を診断値に反映させることができるようになる。したがって、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
請求項12に記載の状態診断プログラムは、請求項10に記載の状態診断プログラムであって、第4ステップでは、処理器に、所定のブロック毎におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素数に関する二値化画像の標準偏差に基づいて診断値を求めさせる。ここでの標準偏差は、画像全体における一方の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いを表す指標となる。すなわち、ここでの標準偏差を算出するには、まず、一方の値が割り当てられている画素数をブロック毎に求め、この画素数の平均値を算出する。次に、この平均値とブロックにおける一方の値が割り当てられている画素数との差の二乗を、ブロック毎に求めて、その合計値を算出する。そして、得られた値をブロック数で除した値に対して平方根を算出して、標準偏差が求められる。標準偏差が小さい場合には、画像全体における一方の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いが小さいことを示す。標準偏差が大きい場合には、画像全体における一方の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いが大きいことを示す。
これに対して、請求項12に記載の状態診断プログラムでは、処理器に、画像全体におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素に関する標準偏差に基づいて診断値を求めさせる。このため、画像全体における一方の値が割り当てられている画素数の分布の偏り度合いを反映させて、部材の状態診断をより詳細にすることが可能になる。
しかし、請求項13に記載の状態診断システムでは、画像取得装置が部材の状態が示された画像を取得して、状態診断装置が二値化画像を作成して、ブロックに分割し、各ブロックに関するデータを利用して得られる診断値に基づいて診断を行っている。すなわち、診断部における診断において、部材の状態が一定の判断手法によって反映された値を用いることができる。したがって、統一された判断手法に従って部材の状態診断を行うことが可能になり、診断における信頼性を向上させることが可能になる。例えば、上述した状態診断によると、状態診断に個人的な主観が含まれることを抑えることができるようになる。
これに対して、請求項14に記載の状態診断システムでは、状態診断装置が、隣接大型ブロックの数と、隣接小型ブロックの数とに対して重み付けをして得られる値に基づいて診断値を求めることで診断を行う。このように、隣接大型ブロックと隣接小型ブロックとを分けて捕らえて、部材の状態診断において寄与度の異なる両ブロックについて、それぞれ重み付けを施すことにより、部材のより詳細な状態を診断値に反映させることができるようになる。したがって、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
請求項15に記載の状態診断システムは、請求項13に記載の状態診断システムであって、状態診断装置は、所定のブロック毎におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素数に関する二値化画像の標準偏差に基づいて診断値を求める。ここでの標準偏差は、画像全体における一方の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いを表す指標となる。すなわち、ここでの標準偏差を算出するには、まず、一方の値が割り当てられている画素数をブロック毎に求め、この画素数の平均値を算出する。次に、この平均値とブロックにおける一方の値が割り当てられている画素数との差の二乗を、ブロック毎に求めて、その合計値を算出する。そして、得られた値をブロック数で除した値に対して平方根を算出して、標準偏差が求められる。標準偏差が小さい場合には、画像全体における一方の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いが小さいことを示す。標準偏差が大きい場合には、画像全体における一方の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いが大きいことを示す。
これに対して、請求項15に記載の状態診断システムでは、状態診断装置が、画像全体におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素に関する標準偏差に基づいて診断値を求めることで診断を行う。このため、画像全体における一方の値が割り当てられている画素数の分布の偏り度合いを反映させて、部材の状態診断をより詳細にすることが可能になる。
請求項2に係る状態診断装置では、部材のより詳細な状態を診断値に反映させることができるようになり、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
請求項3に係る状態診断装置では、第1画素数と第2画素数との少なくともいずれか一方を部材毎や撮影状況毎に定めることができるようになり、より適切な診断値を得ることが可能になる。
請求項5に係る状態診断装置では、診断値に反映されるブロックの画素数を調整することが可能となり、より適切な診断値を得ることができるようになる。
請求項7に係る状態診断装置では、診断値に対してさらに面積率を反映させることができ、部材の状態がより詳細に反映された状態診断を行うことが可能になる。
請求項8に係る状態診断装置では、データベースに格納されている複数のデータと診断値を比較して診断するため、より信頼性の高い診断が可能になる。
請求項10に係る状態診断プログラムでは、統一された判断手法に従って部材の状態診断を行うことが可能になり、診断における信頼性を向上させることが可能になる。
請求項12に係る状態診断プログラムでは、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
請求項14に係る状態診断システムでは、部材の状態診断において寄与度の異なる各ブロックに対してそれぞれ重み付けを施すことにより、部材のより詳細な状態を診断値に反映させることができるようになり、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る状態診断システムのブロック概略構成図を図1において示す。ここに示す状態診断システムは、主として空気調和装置のエアフィルタの状態診断を行い、その診断結果に対する処理態様をサービスエンジニアに対して報知させるためのシステムである。
図1において示すように、この状態診断システムは、主として空気調和装置10と、携帯電話端末20と、情報管理センタ40とを備えている。このうち、携帯電話端末20と情報管理センタ40とは、無線回線50を介して通信を行う。
<空気調和装置の構成>
空気調和装置10は、図示しない室内機と室外機等とから構成されており、エアフィルタ5や、ドレンパン6や、熱交換器7等の空気調和装置10を構成する各種部品を備えている。このうちエアフィルタ5は、空気中の埃や塵を取り除いて空気を清浄化させるものであり、空気調和装置10を運転・使用するにつれて目詰まりが生ずることにより、汚染が進行して状態が変化していく。このようにして汚染が進行したエアフィルタ5洗浄されたり、新たなエアフィルタ5と交換されたりする。
携帯電話端末20は、主として画像撮影部21と、通信部22と、表示部23とを備えている。
画像撮影部21は、本システムにおける状態診断の対象となるエアフィルタ5の撮影を行う。この画像撮影部21には、自動ピント調節機能、ズーム機能、絞り調整機能、フラッシュ機能、撮影方向調整機能、モノクロ・カラー切り換え機能等の各種機能、レンズ、移動機構等が設けられており、撮影に際しては、エアフィルタ5に対する適した撮影位置にレンズを移動させて撮影を行う。この際、画像撮影部21によって、エアフィルタ5だけでなく指標物体についてもフレームに収まるようにして撮影する。この指標物体は、情報管理センタ40において画像データの処理を行う際に、撮影時のエアフィルタ5に対する位置、距離、角度等の撮影条件に関する撮影条件データを解析するために用いられる。指標物体としては、撮影者が有している物やエアフィルタ5に隣接して配置されている物等であって、情報管理センタ40においても準備可能な物もしくは情報管理センタ40において当該物に関するデータが格納されている物であればよい。例えば、1円玉等を指標物体として採用する場合には、エアフィルタ5に対して一定の位置・向きとなるように条件を定めて1円玉を配置して、エアフィルタ5と1円玉等とがフレームに収まるおようにして撮影を行う。
表示部23は、通信部22が受信したデータ等各種表示を行う。例えば、通信部22が受信した処理態様データの内容を表示したりする。
情報管理センタ40は、状態診断装置30等を備えている。
状態診断装置30は、通信部31と、入力部32aと、診断部33と、出力部32bとを備えている。
通信部31は、無線回線50を介して携帯電話端末20の通信部22と通信を行う。
診断部33は、記憶装置35や処理装置34等を備えており、入力部32aによって得られる画像データ等に基づいて、撮影条件データの解析や、エアフィルタ5の状態に対応する処理内容についての処理態様データの作成を行う。記憶装置35は、図2において示すように、プログラム36,メモリ37,データベース38a,重回帰係数38b,LUT38c(ルックアップテーブル)等を備えており、処理装置34は、演算部34aや制御部34b等を備えている。ここで、記憶装置35において入力部32aからの画像データ等が得られると、演算部34aは、記憶装置35からプログラム36を読み出してデータ処理に関するさまざまな演算を行う。具体的には、演算部34aは、画像データを記憶装置35から読み出して、指標物体に基づいて撮影条件データを解析して補正等の処理を施した後に、プログラム36に基づいて後述する二値化処理等の演算処理を実行し、エアフィルタ5の状態情報が数値化された処置番号Yに相当する演算結果を得る。なお、ここでの撮影条件データの解析においては、画像データに含まれている指標物体の向きや大きさ等の情報について、記憶装置における別個のデータベース(図示せず)に格納されている指標物体に関する情報と比較させることで、エアフィルタ5がどのような位置、距離、角度等の撮影条件において撮影されたのかについての情報を、画像データから逆算して求めるという作業が行われる。
データベース38aには、エアフィルタ5の状態診断に関する知識や経験を十分に有しているベテランのサービスエンジニアが過去に行った多くの診断結果をサンプルとして格納されている。具体的には、図2において示すように、撮影された画像データに基づいて求められる様々な特徴抽出パラメータの数値データがサンプル毎に格納されている。なお、データベース38aでは、サービスエンジニアがエアフィルタ5についての新たな状態診断を行った場合に、その新たなデータについてもサンプルとして格納させて、その内容の充実化を図っている。
Y=a0+a1・X1+a2・X2+a3・X3+a4・X4+a5・X5
ここでは、過去においてベテランのサービスエンジニアが行ってきた処置態様(図2参照)が番号化された値に対して、対応する画像データから得られる特徴値を各サンプルの各特徴抽出パラメータ毎にプロットして、最小二乗法によって切片および各特徴抽出パラメータ毎の係数(a0〜a5)を求めて格納している。なお、ここでは、上述のようにしてデータベース38aにおいて新たにサンプルデータが格納される毎に、もしくは新たなサンプルデータが所定の数だけ追加された時点や所定の時間経過した時点等において、上述の最小二乗法によって、切片および各特徴抽出パラメータ毎の係数(a0〜a5)を更新することができる。
演算部34aは、重回帰係数38bを参照して得られる重回帰式に、撮影された画像データから得られる情報を入力して、処置番号Yを算出する。そして、LUT38cを参照することで、この処置番号Yに対して最も良く対応する処理態様データを特定する。ここでの処理態様データは、具体的には、図2において示すように、「処置不要」や「交換」等のテキストデータ等からなるものである。
出力部32bは、記憶装置35から送られてきた処理態様データ等の出力を行う。例えば、情報管理センタ40において、エアフィルタ5の処理態様データを把握できるように、状態診断装置30の図示しないディスプレイ等において表示させたりする。また、出力部32bは、通信部31によって、無線回線50を介して携帯電話端末20に対して処理態様データを送信する。
まず、情報管理センタ40において所定の時間間隔によって定期的に、あるいは、現地におけるユーザやサービスエンジニア等による状態診断の要求があった場合等に、状態診断装置30の通信部31と携帯電話端末20の通信部22とが無線回線50を介して通信を行い、状態診断装置30は、携帯電話端末20の画像撮影部21によって撮影されるエアフィルタ5の画像データ等を取得する。ここでの画像撮影部21による撮影では、通常、あらかじめ定められた撮影位置、角度、距離に従って、エアフィルタ5と上述の指標物体とが共に撮影される。
記憶装置35において画像データ等が得られると、画像データのうちの指標物体の様子をもとに撮影条件データを解析し、演算部34aによってプログラム36が実行されることで、エアフィルタ5の状態情報を数値化し処置番号Yを算出する。そして、演算部34aは、LUT38cを参照して、算出された処置番号Yに最も対応する処置番号によって処理態様データの特定を行う。
そして、処理態様データは、出力部32bによって出力され、通信部31によって携帯電話端末20の通信部22に対して送信される。
処理態様データを受信した携帯電話端末20は、表示部23によって処理態様データの内容を表示して、エアフィルタ5が設置されている現地のユーザやサービスエンジニア等にエアフィルタ5に対して施すべき処理内容を了知させる。
図3において、演算部34aにおいて、プログラム36に従って行われる演算処理の流れをフローチャートで示す。
図3に示すステップS1では、演算部34aが、記憶装置35に格納されている画像データおよび指標物体に関する情報や、プログラム36を読み込む。
X2は、連結成分数を示すパラメータである。ここで、連結成分とは、「1」の値が割り当てられている画素が互いに連結して存在しているもののうち、連結成分閾値よりも多い数の画素数を有している固まりのことをいう。図4においては、連結成分閾値が10の場合を例として挙げている。すなわち、この場合には、「1」の値が割り当てられている画素が10個以上連結されている成分でなければ、連結成分とならない。なお、連結成分閾値は、エアフィルタ5の格子間隔等に基づく等して、エアフィルタ5の種類毎の性質、画像撮影条件、ベテランのサービスエンジニアが蓄積した診断結果のデータ等によって経験的に定められる。ここでの診断対象であるエアフィルタ5の格子間隔は、水平方向の格子間が垂直方向の格子間に比べて長くなっており、連結成分閾値は、このうちの短い方に相当する垂直方向の格子間に基づいて定められている。
X5は、標準偏差についてのパラメータである。すなわち、二値化画像の全体における値が「1」の画素の分布の偏り度合いについての指標となるパラメータである。ここでは、図4において示すように、二値化画像をC1、C2、C3、C4の4つに分割した場合を例に挙げている。具体的には、ここでのX5の算出においては、まず、各分割連結成分におけるC1、C2、C3、C4に含まれる画素数が150画素で互いに等しくなるように均等に分割し、分割連結成分毎の画素数を求め、この画素数についての平均値を算出する。次に、この平均値と分割連結成分における画素数との差を二乗した値を、分割連結成分毎に求め、これらを合計する。そして、この合計値を、分割した連結成分の数である4で除して、得られる値の平方根を算出する。この値がX5として算出される値となる。ここで、標準偏差が小さい場合には、画像全体における「1」の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いが小さいことを示す。逆に、標準偏差が大きい場合には、画像全体における「1」の値が割り当てられた画素の分布の偏り度合いが大きいことを示す。
<第1実施形態に関する特徴>
(1)
一般に、空気調和装置に設けられているフィルタは、運転されることにより次第に汚染の度合いが増していく。このようにフィルタの汚染度合いが進行した場合にはメンテナンスを行う必要が生じるが、従来、ユーザやサービスエンジニア等が目視によってフィルタの汚染進行度合い等についての状態判断を行っている。ところが、目視によって状態診断を行っているために、フィルタの汚染進行度合い等について定量化させることが困難である。また、熟練された技術や知識を有するサービスエンジニアによって診断された場合と未熟なサービスエンジニアによって診断された場合とで食い違いが生じる等、一定の基準による安定した診断を行うことが難しく、診断結果は信頼性に欠けたものとなるおそれがある。
また、現地のユーザやサービスエンジニアは、携帯電話端末20によって画像を取得して情報管理センタ40に対して送信するという簡易な動作を行うだけで、ベテランのサービスエンジニアによる多くの診断結果が反映された処置態様データを得ることができ、自動的で簡易且つ迅速に処置態様を把握することができる。このため、ユーザやサービスエンジニア等のメンテナンス作業時間のうち、判断に要する時間を短縮化させることができる。すなわち、現地のユーザやサービスエンジニアは、エアフィルタ5の状態を把握できた場合であっても、その状態に対して施すべき具体的な処置態様が分からなかったり迷ったりすることがある。このような場合でも、上記システムによって自動的で簡易且つ迅速に処置態様を把握することができる。また、サービスエンジニアが現地へ出動する前に、異常原因や必要部品(取替え部品等)の処置態様についてのデータを把握することが可能になるため、出動を要するようなメンテナンスを行う場合において、必要な部品を初めから用意していくことができる。このため、1回の出動によって、もしくは少ない出動回数によって、効果的にメンテナンスを終了させることができるようになり、修理部品を持ち合わせていないために再度の出動が必要となる等の無駄な作業時間を削減して、メンテナンスの効率を向上させることができる。さらに、サービスエンジニアの出動を効率化させることで、サービスエンジニアの必要人員数を少なく抑えることにより人件費の削減化も可能になり、メンテナンスコストの低減化を図ることができる。
また、エアフィルタ5を撮影して得られた各画像データにおいて、汚れがひどく見える部分やほとんど汚れていないように見える部分等、汚れている部分や程度にはばらつきが生じていることがあるが、撮影された画像データを全体的に処理するのであれば、このような汚れのばらつき等が考慮されないままの診断となってしまう。
エアフィルタ5の画像診断において二値化された画像から特徴を抽出するに際して、独立して存在する小さな画像成分は誤差の原因となることがある。
これに対して、上記第1実施形態に係る状態診断システムにおいては、連結成分数が連結成分閾値を越えているようなある程度大きな成分を特化させて重回帰式に反映しており、連結成分に含まれる画素数が連結成分閾値を越えないような連結成分についてはあまり重回帰式に反映されていない。これにより、エアフィルタ5の状態診断において、誤差の原因となるようなデータの影響を抑えて、状態診断における信頼性を向上させている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上述した第1実施形態では、重回帰式における特徴抽出パラメータの一つとして、同じ値が割り当てられて隣接して存在する画素から連結成分が構成されており、離れている画素は同じ連結成分には含まれないとする概念を用いている。
また、例えば、図5において示すように、異なる値が割り当てられている画素であっても、「0」の値が割り当てられている画素が、2つ以上の「1」の値の画素であって同一連結成分に属するものそれぞれに対して所定の近傍距離内に配置されているという条件を満たしている場合には、その「0」の値の画素は、「1」の値の画素から成る連結成分に含めるとして画素数をカウントする近傍内連結成分の概念を用いてもよい。
また、二値化画像中における近傍内成分としては、例えば、図5において示すように、「0」の値の画素についても、2つ以上の「1」の値の画素であって同一連結成分に属するものそれぞれに対して所定の4−近傍距離(=1)内に配置されているという条件を満たせばカウントするとしたうえで、所定の近傍内成分閾値(=15)と、所定の大小閾値(=30)とによって、近傍内大型成分NLと、近傍内小型成分NSとに分けられる。
(数式2)
Y=a0+a8・X8+a2・X2+a6・X6+a7・X7+a5・X5
ここで、X6は近傍大型成分の数を、X7は近傍小型成分の数を示す。また、X8は、近傍内成分の数を示す。他の演算処置については、上述した第1実施形態における状態診断システムと同様である。
(B)
上述した第1実施形態では、画像データに対して1回の二値化処理が施されて得られる二値化画像に基づいて特徴抽出を行っているが、画像データに対する二値化処理は1回に限られる必要はない。
また、連結成分閾値や大小閾値について、例えば、二値化画像全体のうちの所定の特定場所を定めて、その所定の特定場所に属する連結成分に対する連結成分閾値や大小閾値を、他の場所に属する連結成分の画素数に対するものよりも多くしたり少なくしたりして、両者に差を設けてもよい。エアフィルタ5の設置状況やフレームの形状との関係により汚れやすい部分等の特徴がある場合には、その特徴をより的確に抽出することが可能となる。具体的には、二値化画像中のエアフィルタ5のメンテナンスの必要性に関して影響を与えにくい部分については、その部分に属する連結成分に対する連結成分閾値や大小閾値を大きい値に設定する等の方法が考えられる。
上述した第1実施形態では、状態診断システムにおける診断対象が空気調和装置10に設けられたエアフィルタ5である場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明における診断対象はこのようなエアフィルタ5に限られるものではなく、図1において示すように、空気調和装置10の水回りに関するドレンパン6や、熱交換器7等、外観が徐々に変化していく様子が映像によって判断可能な消耗部品等であれば診断対象とすることができる。例えば、使用によって状態が変化したり、劣化したり、色彩が変化したりするようなものでもよい。
上述した第1実施形態の二値化処理においては、各画素が有している明度に基づいて明度閾値を基準にして処理が行われている。しかし、二値化処理の基準としては明度に限られるものではなく、鮮度や色相等についても基準とすることができる。また、これら明度や、鮮度、色相を総合評価して二値化処理を行うようにしてもよい。画像データがカラー画像の場合には、これら鮮度、色相等について状態診断におけるパラメータついて反映させることができ、より詳細な状態診断を行うことが可能になる。
上述した第1実施形態では、空気調和装置10に設けられているエアフィルタ5についての状態診断において、携帯電話端末20の画像撮影部21によって撮影された画像データが状態診断装置30へ送信されて、データベース38aに格納されている。
これに対して、エアフィルタ5の画像を定期的に撮影して診断を行う場合等には、診断を行う毎に得られるエアフィルタ5の画像データや処置態様データをデータベース38aに蓄積させていくようにしてもよい。この場合には、後に画像データを取得して診断する場合に、前回の画像データと比較して視覚的変化が著しい部分のデータや前回の診断からの経過時間等をデータ特徴抽出パラメータとして採用することもできるようになり、より対象の性質に見合った診断を行うことができるようになる。
また、定期的にもしくは常時エアフィルタ5の画像データを取得する場合には、例えば、二値化処理や重回帰式によって得られる値によって、エアフィルタ5の汚れが所定の汚染度合いを超えているか否かを判断して、所定の汚染度合いを越えた時点で携帯電話端末20の表示部23にその旨を報知するようにしてもよい。これにより、メンテナンスが必要となるタイミングを容易に把握することができる。また、汚染度合いが進んだエアフィルタ5について洗浄処理や交換処理を施す場合には、定期的にもしくは常時エアフィルタ5の洗浄中や洗浄後または交換後における画像データを取得して二値化処理や重回帰式によって得られる値によって、メンテナンスが終了したか否かを判断して、メンテナンスが終了した時点でその旨を報知することができるようにしてもよい。なお、同様に洗浄処理や交換処理が終了した際に、完了した旨を報知できるような構成にしてもよい。
上述した第1実施形態では、携帯電話端末20の画像撮影部21を用いて各ユーザやサービスエンジニア等が現地で撮影した画像データに対して、情報管理センタ40の状態診断装置30において二値化処理を施している。
これに対して、画像処理機能および通信機器を備えている携帯電話端末20や他の通信装置によって、エアフィルタ5の撮影をする際に、画像データそのままを送信するのではなく、現地で先に二値化処理を施して情報管理センタ40に対して送信するようにしてもよい。この場合には、情報管理センタ40の状態診断装置30における二値化処理を省略することができる。また、撮影されたそのままの画像データを送信する場合と比較して通信データ量を少なくすることができる。また、これにともない、通信速度を向上させて、より迅速なメンテナンスを行うことも可能になる。
上述した第1実施形態における状態診断装置30の診断対象が、空気中の非常に微細な粒子を取り除いたり臭気成分を低減(脱臭)したり除菌したりすることが可能なもの(例えば、活性炭や、脱臭フィルタ等)である場合や、その他の非常に微細構造を有する診断対象である場合には、画像撮影部21においてミクロンオーダー等での微細構造や微細部分の観察が可能な顕微鏡等を設けて、診断対象の表面にピントを合わせて撮影させることもできる。この場合には、熟練されたベテランのサービスエンジニアであっても微妙な判断が要求され判断が困難な場合であっても、診断部33に状態診断させることができる。
上述した第1実施形態では、現地のサービスエンジニアは、携帯電話端末20に送られてくる処置態様データに基づいてエアフィルタ5の処置を行っている。これに対して、現地のサービスエンジニアが状態診断データの最終確認を行うことができるようにするため、処置態様データだけでなく他のデータ(処置番号Y付近の処置態様データ等の内容も含めたデータ等)を送信するようにしてもよい。これにより、現地のサービスエンジニアは、得られたデータの最終確認を行うことができる。この場合には、サービスエンジニアが、自ら最終確認を行うことにより処置態様を必要に応じて訂正することも可能になり、システム全体における信頼性を向上させることができるようになる。
上述した第1実施形態におけるデータベース38aは、状態診断装置30の内部に設けられているが、これらとは別個独立した場所や、情報管理センタ40とは別の場所に設けられていてもよい。また、上記第1実施形態では、情報管理センタ40と携帯電話端末20とは、無線回線50を介して通信を行っているが、有線を介することにより通信を行うものであってもよい。また、記録媒体を介して、現地と情報管理センタ40との間で情報のやり取りを行うようにしてもよい。
上述した第1実施形態における重回帰式では、処置番号Yを算出するための特徴抽出パラメータがX1からX5までの5つの場合を例に挙げて説明したが、ここでのパラメータとしては、5つ以上であってもよいし、5つより少ない場合であってもよい。
また、他の特徴抽出パラメータとしては、空気調和装置10の使用状況等を採用してもよい。例えば、運転時間と汚染の進行との間の相関を考慮して、空気調和装置10の積算運転時間や1日の平均運転時間等を特徴抽出パラメータとして採用するようにしてもよい。また、埃の濃度レベル等の検知が可能な空気調和装置であれば、埃の濃度に関する値を特徴抽出パラメータとして採用するようにしてもよい。この他、技術内容を熟知しているベテランのサービスエンジニアの診断において判断基準とされているような特徴が抽出されたパラメータであればよい。
(K)
上述した第1実施形態におけるエアフィルタ5の撮影条件データの解析においては、エアフィルタ5と指標物体との両方がフレームに収まるように撮影を行い、情報管理センタ40に共通の指標物体に関する情報を持たせておく等によって、撮影条件データの解析を可能にしている。
本発明の第2実施形態に係る携帯診断装置120のブロック概略構成図を図6に示す。ここに示す携帯診断装置120は、主として空気調和装置のエアフィルタの状態診断を行い、その診断結果に対する処理態様をサービスエンジニアに対して報知させるための装置である。
携帯診断装置120は、主として画像撮影部121と、表示部123と、診断部133とを備えている。
画像撮影部121は、状態診断の対象となるエアフィルタを撮影する。この画像撮影部121には、自動ピント調節機能、ズーム機能、絞り調整機能、フラッシュ機能、撮影方向調整機能、モノクロ・カラー切り換え機能等の各種機能、レンズ、移動機構等が設けられており、撮影に際しては、エアフィルタに対する適した撮影位置にレンズを移動させて撮影を行う。この際、画像撮影部121によって、エアフィルタだけでなく指標物体についてもフレームに収まるようにして撮影する。この指標物体は、診断部133において画像データの処理を行う際において、撮影時のエアフィルタに対する位置、距離、角度等の撮影条件に関する撮影条件データを解析するために用いられる。指標物体としては、撮影者が有している物やエアフィルタに隣接して配置されている物等であって、診断部133において当該物に関するデータが格納されている物であればよい。例えば、1円玉等を指標物体として採用する場合には、エアフィルタに対して一定の位置・向きとなるように条件を定めて1円玉を配置して、撮影を行う。また、取得された画像データ等は、診断部133の記憶装置135に送られる。
<第2実施形態に関する特徴>
なお、ここでの第2実施形態に係る携帯診断装置120の特徴ついては、上記第1実施形態における状態診断システムにおける特徴として説明した内容であって第2実施形態に係る携帯診断装置120についても同様の特徴については記載を省略する。
上記第1実施形態における状態診断システムにおいては、携帯電話端末20から一度情報管理センタ40に対して情報を送信することで、処置態様データを取得している。
これに対して、上記第2実施形態における携帯診断装置120では、画像撮影部121によって取得されるエアフィルタの画像データを、他のセンタや装置等に対して送信することなく、スタンドアロンで状態診断および処置態様データをサービスエンジニアに報知させることが可能になる。これによって、現地サービスエンジニアはより迅速により信頼性の高いデータに基づいてエアフィルタのメンテナンスを行うことができるようになる。
上記第2実施形態における携帯診断装置120では、画像データを通信することなく状態診断を行い、処置態様データを作成することができる。このため、通信コストを削減させることができる。また、通信の確立が困難な場所や通信を確立するために専用線の設置が必要となる等設備費用がかさむような場所において診断対象が設けられている場合であっても、上述した第2実施形態における携帯診断装置120では、通信を行う必要がないため、このようなコストを削減することができる。また、このような通信の確立が困難な現地でエアフィルタを撮影した後に、通信可能なエリアまで移動して通信する等の煩雑な動作が不要となる。
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、本発明は上記第2実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお、上記第1実施形態における状態診断システムの変形例として説明した内容であって、第2実施形態に係る携帯診断装置120に対しても同様に適応可能な例については記載を省略する。
上述した第2実施形態に係る携帯診断装置120は、カメラ付き携帯電話端末に内蔵させるようにして、携帯診断装置120の画像撮影部121は、携帯電話端末のカメラ部分を流用させることによって実現させるような構成であってもよい。
(B)
上述した第2実施形態に係る携帯診断装置120のデータベース138a,重回帰係数138b,LUT138c等は、記憶装置135に設けられているが、このようなデータを記録媒体に格納させて随時内容の更新が可能なものを用意して、携帯診断装置120の内部構成を簡素化させ、携帯診断装置120自体を小型化を図ってもよい。
6 部材(ドレンパン)
7 部材(熱交換器)
10 空気調和装置
20 画像取得装置(携帯電話端末)
30 状態診断装置
31 取得部(通信部)
33 診断部
34 処理器(処理装置)
36 状態診断プログラム(プログラム)
38 データベース
120 携帯診断装置
121 取得部(画像撮影部)
AL 所定のブロック、隣接ブロック、隣接大型ブロック(大型連結成分)
AS 所定のブロック、隣接ブロック、隣接小型ブロック(小型連結成分)
NL 所定のブロック、近傍ブロック、近傍大型ブロック(大型近傍内成分)
NS 所定のブロック、近傍ブロック、近傍小型ブロック(小型近傍内成分)
C1、C2、C3、C4 所定のブロック(分割連結成分)
X1 面積率
X3 データ、隣接大型ブロックの数(大型連結成分の数)
X4 データ、隣接小型ブロックの数(小型連結成分の数)
X5 データ、標準偏差
X6 データ、近傍大型ブロックの数(大型近傍内成分の数)
X7 データ、近傍小型ブロックの数(小型近傍内成分の数)
Y 診断値(処理番号)
Claims (15)
- 外観の状態が変化する部材(5,6,7)の診断を行う状態診断装置(30,120)であって、
前記部材(5,6,7)の画像を取得する取得部(31,121)と、
前記画像の画素に対して2つの値のいずれかを割り当てる二値化処理を施して二値化画像を作成し、前記二値化画像を所定のブロック(NL,NS,AL,AS,C1,C2,C3,C4)に分割し、前記所定のブロック(NL,NS,AL,AS,C1,C2,C3,C4)に関するデータ(X3,X4,X5,X6,X7)を利用して診断値(Y)を求め、前記診断値(Y)に基づいて前記部材(5,6,7)の状態診断を行う診断部(33,133)と、
を備えた状態診断装置(30,120)。 - 前記診断部(33,133)は、前記二値化画像において所定の距離以内の近傍に位置する同じ値の画素によって構成される前記ブロックに含まれる画素数が第1画素数以上の近傍ブロック(NL,NS)のうち、前記第1画素数よりも大きい第2画素数以上の画素数を有する近傍大型ブロック(NL)の数(X6)と、前記第2画素数に満たない画素数を有する近傍小型ブロック(NS)の数(X7)とに重み付けをして得られる値に基づいて前記診断値(Y)を求める、
請求項1に記載の状態診断装置(30,120)。 - 少なくとも前記第1画素数と前記第2画素数とのいずれか一方は、前記部材(5,6,7)の性質、前記画像の撮影時における位置、前記画像の撮影時における距離あるいは前記画像の撮影時における角度に基づいて定める、
請求項2に記載の状態診断装置(30,120)。 - 前記診断部(33,133)は、前記二値化画像において隣接して連なる同じ値の画素数が第3画素数以上である隣接ブロック(AL,AS)のうち、前記第3画素数よりも大きい第4画素数以上の画素数を有する隣接大型ブロック(AL)の数(X3)と、前記第4画素数に満たない画素数を有する隣接小型ブロック(AS)の数(X4)とに重み付けをして得られる値に基づいて前記診断値(Y)を求める、
請求項1に記載の状態診断装置(30,120)。 - 少なくとも前記第3画素数と前記第4画素数とのいずれか一方は、前記部材(5,6,7)の性質、前記画像の撮影時における位置、前記画像の撮影時における距離あるいは前記画像の撮影時における角度に基づいて定める、
請求項4に記載の状態診断装置(30,120)。 - 前記診断部(33,133)は、前記ブロック(C1,C2,C3,C4)毎におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素数に関する前記二値化画像の標準偏差(X5)に基づいて前記診断値(Y)を求める、
請求項1に記載の状態診断装置(30,120)。 - 前記診断部(33,133)は、前記二値化画像の全画素数に対する前記二値化画像の内のいずれか一方の値が割り当てられた画素の数の割合である面積率(X1)に基づいて前記診断値(Y)を求める、
請求項1から6のいずれか1項に記載の状態診断装置(30,120)。 - 前記部材(5,6,7)の状態に対応する数値データを複数有するデータベース(38)をさらに備え、
前記診断部(33,133)は、前記診断値(Y)に基づいた診断において、前記データベース(38)を参照する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の状態診断装置(30,120)。 - 前記部材(5,6,7)は、フィルタ(5)、空気調和装置(10)に用いられるドレンパン(6)および熱交換器(7)を含む、
請求項1から8のいずれか1項に記載の状態診断装置(30,120)。 - 外観の状態が変化する部材(5,6,7)の画像を、演算処理を行う処理器(34)に処理させる状態診断プログラム(36)であって、
前記処理器(34)に、前記部材(5,6,7)の画像を取得させる第1ステップと、
前記処理器(34)に、前記画像の画素に対して2つの値のいずれかを割り当てる二値化処理を行わせて二値化画像を作成させる第2ステップと、
前記処理器(34)に、前記二値化画像を、所定のブロック(NL,NS,AL,AS,C1,C2,C3,C4)に分割させる第3ステップと、
前記処理器(34)に、前記所定のブロック(NL,NS,AL,AS,C1,C2,C3,C4)に関するデータ(X3,X4,X5,X6,X7)を利用して診断値(Y)を求めさせる第4ステップと、
前記処理器(34)に、前記診断値(Y)に基づいて前記部材(5,6,7)の状態を診断させる第5ステップと、
を備えた状態診断プログラム(36)。 - 前記第3ステップにおける前記所定のブロック(AL,AS)は、前記二値化画像において隣接して連なる同じ値の画素数が第3画素数以上である隣接ブロック(AL,AS)のうち、前記第3画素数よりも大きい第4画素数以上の画素数を有する隣接大型ブロック(AL)と、前記第4画素数に満たない画素数を有する隣接小型ブロック(AS)とであり、
前記第4ステップでは、前記処理器(34)に、前記隣接大型ブロック(AL)の数(X3)と、前記隣接小型ブロック(AS)の数(X4)とに重み付けをして得られる値に基づいて前記診断値(Y)を求めさせる、
請求項9に記載の状態診断プログラム(36)。 - 前記第4ステップでは、前記処理器(34)に、前記所定のブロック(C1,C2,C3,C4)毎におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素数に関する前記二値化画像の標準偏差(X5)に基づいて前記診断値(Y)を求めさせる、
請求項9に記載の状態診断プログラム(36)。 - 外観の状態が変化する部材(5,6,7)の診断を行う状態診断システムであって、
前記部材(5,6,7)の画像を取得する画像取得装置(20)と、
前記画像取得装置(20)が取得した前記画像の画素に対して2つの値のいずれかを割り当てる二値化処理を施して二値化画像を作成し、前記二値化画像が分割された所定のブロック(NL,NS,AL,AS,C1,C2,C3,C4)に関するデータ(X3,X4,X5,X6,X7)を利用して診断値(Y)を求め、前記診断値(Y)に基づいて前記部材(5,6,7)の状態診断を行う状態診断装置(30)と、
を備えた状態診断システム。 - 前記状態診断装置(30)は、前記二値化画像において隣接して連なる同じ値の画素数が第3画素数以上である隣接ブロック(AL,AS)のうち、前記第3画素数よりも大きい第4画素数以上の画素数を有する隣接大型ブロック(AL)の数(X3)と、前記第4画素数に満たない画素数を有する隣接小型ブロック(AS)の数(X4)とに重み付けをして得られる値に基づいて前記診断値(Y)を求める、
請求項12に記載の状態診断システム。 - 前記状態診断装置(30)は、前記所定のブロック(C1,C2,C3,C4)毎におけるいずれか一方の値が割り当てられている画素数に関する前記二値化画像の標準偏差(X5)に基づいて前記診断値(Y)を求める、
請求項12に記載の状態診断システム。
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