JPH08261737A - 網形状物検査装置及び網形状物検査方法 - Google Patents

網形状物検査装置及び網形状物検査方法

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JPH08261737A
JPH08261737A JP7087444A JP8744495A JPH08261737A JP H08261737 A JPH08261737 A JP H08261737A JP 7087444 A JP7087444 A JP 7087444A JP 8744495 A JP8744495 A JP 8744495A JP H08261737 A JPH08261737 A JP H08261737A
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area
net
shaped object
mesh
opening
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JP7087444A
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English (en)
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Shigeo Kobayashi
繁雄 小林
Nagataka Hayafusa
長隆 早房
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、網形状物検査装置及び網形状物検査
方法において、網形状物の網目欠損や目詰りを高い精度
でかつ高速に検出し得るようにする。 【構成】網形状物を撮像する撮像手段と、撮像手段の出
力に基づいて網形状物の網目の開口状態を検出し、検出
した開口状態を基準状態と比較して、基準状態との差異
の有無を検出する検出手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図8及び図11) 作用(図8及び図11) 実施例(図1〜図13) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は網形状物検査装置及び網
形状物検査方法に関し、例えば平板状の空気濾過用網状
フイルタを検査するものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、網状フイルタ(以下、ワークとい
う)の網目の欠損や目詰りは、一般に、作業者の目視に
よつて検査されていた。また目詰りの検査では、ワーク
の前後の流量比を測定することもあつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に目視によつて検査する場合には、作業者の個人差や検
査のときの環境等によつて、ワークの網目の欠損を見落
とすことがあると共に、網目の目詰り箇所のデジタル的
な検査に時間がかかるという問題があつた。このため目
視による検査では、1日に検査できるフイルタの数が少
ないという欠点があつた。一方、流量比で目詰りを算出
する場合には精密測定が必要となる。ところが測定装置
の構成が複雑となるため、この方法による精密測定は、
実際上、困難である。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、網形状物の網目欠損や目詰りを高い精度でかつ高速
に検出し得る網形状物検査装置及び網形状物検査方法を
提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、網形状物を撮像する撮像手段と、
撮像手段の出力に基づいて網形状物の網目の開口状態を
検出し、検出した開口状態と予め記憶した基準状態とを
比較して基準状態との差異の有無を検出する検出手段と
を設ける。
【0007】
【作用】撮像手段は、網形状物を撮像して画像データを
出力する。検出手段は、画像データに基づいて網目の開
口状態を検出し、検出した開口状態と予め記憶した基準
状態とを比較して、開口状態が基準状態とほぼ同一であ
るか否かを検出することにより、網形状物の網目欠損や
目詰りを目視で検査する場合に比して高い精度でかつ高
速に検出できる。
【0008】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0009】図1において、1は全体として網形状物、
例えば平らなワーク2を検査するフイルタ検査装置を示
す。フイルタ検査装置1は、架台上に載置した矩形のベ
ース3上に2本のレール4及び5が平行に敷設されてい
る。フイルタ検査装置1は、ワーク2を供給部6に載置
してレール4及び5に沿つて検査部7に搬送し、検査部
7で検査したワーク2をレール4及び5に沿つて排出部
8に搬送する。フイルタ検査装置1は、検査部7での検
査結果に従つて、ワーク2を排出部8によつて異なる方
向に排出して良品及び不良品に選別する。フイルタ検査
装置1は、ベース3に隣接して配設されているモニタ9
に検査状態を表示させる。
【0010】ワーク2は、材質がプラスチツクでなり、
空気を濾過するフイルタとして使用するためほぼ矩形平
板状に一体射出成型されている。図2に示すように、ワ
ーク2は例えば幅5〜7〔mm〕の太枠10によつて周縁
部が形成されていると共に、太枠10によつて長手方向
及び幅方向にそれぞれ区切られて、9つのブロツク11
〜19に区画されている。またワーク2は、裏面のうち
短辺20及び21中央部を除く周辺付近に補強リブ22
及び23が配設されている。図3に示すように、それぞ
れのブロツク11〜19は、例えば幅1〔mm〕の細枠2
4によつて長手方向及び幅方向にそれぞれ複数に区切ら
れて、複数のウインドウ25に区画されている。
【0011】図4に示すように、それぞれのウインドウ
25は、例えば幅 0.3〔mm〕の最小格子によつて長手方
向及び幅方向にそれぞれ等間隔で複数に区切られて、矩
形の1層の網目が複数形成されている。これにより網目
の開口26の大きさは、長手方向及び幅方向に例えばそ
れぞれ1.25〔mm〕及び1.25〔mm〕でなる。図5に示すよ
うに、ワーク2の表側の格子27は、ワーク2を金型か
ら容易に取り外すため、断面が金型の抜きテーパ形状と
合つたほぼV字形状であり、ワーク2の長手方向に形成
されている。裏側の格子28は、断面が半円形状であ
り、ワーク2の幅方向に形成されている。
【0012】因みに、ワーク2は、補強リブ22及び2
3が配置されていない長手方向中央部が凹む傾向があ
る。このため図6に示すように、裏側の格子28が反つ
て、表側の格子27のV字先端の向きが揃わない。この
状態でワーク2を下方から照明すると照明光29が表側
の格子27の側面でそれぞれ異なる方向に反射して、図
7の斜線で示すように、表側の格子27のエツジ部にお
いては、光量が不均一となる。このため、開口率を正し
く測定できなくなる可能性や2値化の閾値レベルを任意
の値に設定できない可能性がある。従つて、常にワーク
2の透過像が安定して撮像できるように、ワーク2を平
坦とすることが必要である。
【0013】図1に示すように、供給部6は、ワーク2
を載置して移動する検査用枠体30を有する。また供給
部6は、枠体30の開口中央部で昇降するワーク受け台
(図示せず)がベース3上に配設されている。さらに供
給部6には、外部からロボツト(図示せず)や人手によ
つてワーク2が供給されるリフタ(図示せず)が隣接し
て配設されている。図8に示すように、ワーク2を載置
した枠体30は、検査部7のモータ制御回路32で制御
されるモータ33によつて、光源部34上に端部から等
間隔で順次送られる。光源部34は、光源箱35の底に
配設された光源36の光束を拡散板37に与えて拡散光
38を射出させる。
【0014】図8に示すように、検査部7は、下方から
拡散光38で照明して得たワーク2の像を撮像手段、例
えばCCD(Charge Coupled Device )を使用した第1
〜第4カメラ39〜42によつてそれぞれ上方から撮像
する。第1〜第4カメラ39〜42は、ワーク2の搬送
方向に直交する方向に沿つて並べられている。
【0015】図9に示すように、検査部7は、検査の要
求精度を満たすため、第1〜第4カメラ39〜42と、
複数回(ここでは5回)の搬送方向に沿つたピツチ送り
とを併用して、ワーク2面内を複数(ここでは20)の
矩形の撮像エリア43〜62に領域分けする。検査部7
は、撮像エリア43〜62の境界がウインドウ25の細
枠24に沿つて設定されていると共に、ウインドウ25
が開口率検査の最小単位として設定されている。第1〜
第4カメラ39〜42は、ワーク2が1回位置決めされ
る毎に、搬送方向と直交する方向に沿つて4つずつ撮像
エリア43〜62をそれぞれ撮像する。但し、検査部7
は、1回の位置決めで1度に2つのカメラで2つの撮像
エリアを撮像する。
【0016】図8に示すように、検査部7はメモリ64
を有しており、第1〜第4カメラ39〜42がそれぞれ
出力した画像データS1〜S4を検出手段、例えば画像
処理用コンピユータ(以下、画像処理用CPUという)
65によつてメモリ64に記憶させる。画像処理用コン
ピユータ65は、メモリ64に記憶した画像データS1
〜S4を2値化し、この2値化データS5をメモリ66
に記憶する。
【0017】また画像処理用CPU65は、メモリ66
に記憶した2値化データS5に基づいて開口の面積を検
出し、この面積が良品ワーク2の開口面積と異なる網目
を検出する。さらに画像処理用CPU65は、検出した
網目の開口面積に応じて網目欠損か目詰りかを検出し、
それぞれの数を算出して算出結果S6を判定手段、例え
ば制御用CPU67に通信手段で伝達する。メモリ68
には、予め良品ワーク2の開口面積の2値化データが記
憶されている。
【0018】画像処理用CPU65は、検査に先立ち、
2値化の閾値と、それぞれのウインドウ25と、それぞ
れのウインドウ25の開口面積(画素数)とが設定され
る。2値化の閾値は、太枠10、細枠24、格子27及
び28及び開口26の目詰り部分が黒となり、これ以外
の正常な開口26が白となるレベルに設定される。それ
ぞれのウインドウ25は、良品ワーク2のスルー画像に
基づいて設定される。それぞれのウインドウ25の開口
面積(画素数)は、予め良品ワーク2を所定の位置にセ
ツトし、第1〜第4カメラ39〜42で開口面積をそれ
ぞれ実測して設定される。
【0019】検査部7は、ワーク2が搬送されて来る
と、図11に示すワーク検査手順に従つてワーク2を検
査する。すなわち検査部7は、開始ステツプSP10か
ら入り、ステツプSP11において、例えば撮像エリア
43及び44を第1及び第2カメラ39及び40でそれ
ぞれ撮像する。これにより、画像処理用CPU65は、
画像データS1及びS2をメモリ64に取り込むとステ
ツプSP12に移る。
【0020】ステツプSP12において、画像処理用C
PU65は、メモリ64の画像データS1及びS2を黒
画素及び白画素に2値化してメモリ66に転送するとス
テツプSP13に移る。ステツプSP13において、画
像処理用CPU65は、設定されたそれぞれのウインド
ウ25に基づいて、検査対象の2値化データの画素の位
置を補正するとステツプSP14に移る。
【0021】ステツプSP14において、画像処理用C
PU65は、2値化データの白画素のみが連続する領域
を1つのラベルとしてウインドウ内の全てのラベルを認
識するとステツプSP15に移る。ステツプSP15に
おいて、画像処理用CPU65は、ウインドウ25内の
それぞれのラベル面積を算出するとステツプSP16に
移る。
【0022】ここで、図11に示すように、格子27及
び28の欠損は、格子27及び28の一部が欠けるマイ
ナス形欠損と、格子27及び28の交点部が欠けるプラ
ス形欠損とに分類される。正常な開口(図中の右下がり
斜線部分)26が単位面積Sを有する単位面積ラベルで
あると考えると、1つの格子欠損によるマイナス形欠損
で連続する2つの開口(図中の右上がり斜線部分)26
は、図12(A)に示すように、約2Sの面積を有する
大面積ラベル78と考えられる。
【0023】同様に2つの格子欠損によるマイナス形欠
損で連続する3つの開口26は、図12(B)に示すよ
うに、約3Sの面積を有する大面積ラベル79と考えら
れる。さらに1つの交点部欠損によるプラス形欠損で連
続する4つの開口26は、図12(C)に示すように、
約4Sの面積を有する大面積ラベル80と考えられる。
一方、目詰まりした網目は、零の面積を有するラベルと
考えられる。このようにして画像処理用CPU65は、
単位面積のラベルの整数倍として認識することにより、
単位面積Sと異なる面積のラベルを容易に検出すること
ができる。
【0024】ステツプSP16において、画像処理用C
PU65は、それぞれのラベルの面積を単位面積Sと比
較し、大面積ラベル78〜80を検出する。画像処理用
CPU65は、検出した大面積ラベル78〜80の数を
面積2S、3S、4S毎にそれぞれ計数して欠損数とし
て測定するとステツプSP17に移る。ステツプSP1
7において、画像処理用CPU65は、ウインドウ25
内のラベルの面積を合計して、このウインドウ25に設
定された開口面積と比較する。
【0025】これにより画像処理用CPU65は、良品
ワーク2の開口率を100 %として、それぞれのウインド
ウ25の開口率を測定するとステツプSP18に移る。
ステツプSP18において、画像処理用CPU65は、
それぞれのウインドウ25毎に測定して得た欠陥数及び
開口率を制御用CPU67に通知するとステツプSP1
9に移る。
【0026】ステツプSP19において、画像処理用C
PU65は、次の撮像エリア(ここでは撮像エリア45
及び46)を第3及び第4カメラ41及び42によつて
撮像して画像データS3及びS4を取り込んだか否かを
判断する。ステツプSP19において、否定結果を得る
と、画像処理用CPU65は、ステツプSP20に移
る。ステツプSP20において、第3及び第4カメラ4
1及び42によつて撮像エリア45及び46の画像デー
タS3及びS4を取り込むとステツプSP12に戻り上
述の手順を繰り返す。
【0027】ステツプSP19において、肯定結果を得
ると、画像処理用CPU65は、ワーク2の搬送方向に
直交する同一方向に配列された全ての撮像エリアの画像
データS1〜S4を取り込んだと判断してステツプSP
21に移る。ステツプSP21において、画像処理用C
PU65は、ワーク2の全面の検査が終了したか否かを
判断して、否定結果を得ると、ステツプSP22に移
る。ステツプSP22において、画像処理用CPU65
は、枠体30を制御用CPU67の制御によつて所定ピ
ツチだけ搬送させてステツプSP11に戻り上述の手順
を繰り返す。
【0028】やがてステツプSP21において肯定結果
を得ると、画像処理用CPU65は、ワーク2全面の検
査が終了したと判断し、ステツプSP23に移る。ステ
ツプSP23において、制御用CPU67は、検査済の
ワーク2を制御用CPU67の制御によつて排出部8に
搬送させてステツプSP24に移り、ワーク2の検査を
終了する。
【0029】制御用CPU67は、良品ワーク2の基準
データに基づいて許容欠損数及び許容開口率が予め設定
される。制御用CPU67は、この許容欠損数及び許容
開口率と、画像処理用CPU65から通知された欠損数
及び開口率とを比較して、検査対象のワーク2が良品か
否かを判定する。因みに、制御用CPU67は、例えば
マイナス形欠損が3つ以上又はプラス形欠損が1つ以上
あると不良品と判断する。
【0030】また制御用CPU67は、入出力インタフ
エース回路(図中I/O回路で示す)69を介して、枠
体搬送制御用センサ(図示せず)や空圧機器(図示せ
ず)を制御する。制御用CPU67は、画像処理用CP
U65から伝達された算出結果S6を加工して、モニタ
9に表示したり、メモリ70に記憶させる。メモリ70
には、良品ワーク2の基準データ、それぞれのワーク2
の測定データ及び測定に係わるパラメータ等が記憶され
ており、オペレータによつて任意に加工される。
【0031】図1に示すように、排出部8は、枠体30
が上方で停止して検査済のワーク2のクランプを解除す
ると、テーブル71を上昇させる。これにより排出部8
は、テーブル71上に配設されたワーク受け板72及び
回り止めブラシ73によつて、ワーク2を枠体30から
受け取る。この後、排出部8は、制御用CPU67の判
定に従つてワーク受け板72を傾斜させて、ワーク2を
シユータ74又は75に排出する。シユータ74及び7
5は、それぞれベース3のレール5側の辺と、ベース3
の排出部8側の辺に配設されている。良品のワーク2は
シユータ74を通り、コンベア76上に落下して外部に
搬出される。不良品のワーク2はシユータ75を通り、
収納箱77内に落下する。
【0032】以上の構成において、フイルタ検査装置1
は、図13に示す全体的ワーク処理手順に従つてワーク
を良品と不良品とに選別する。すなわちフイルタ検査装
置1は、開始ステツプSP0から入り、ステツプSP1
において、リフタ上に、表側を下方に向けたワーク2を
供給されるとステツプSP2に移る。ステツプSP2に
おいて、フイルタ検査装置1は、リフタを降下させ、ワ
ーク受け台上に、ワーク2を載置するとステツプSP3
に移る。
【0033】ステツプSP3において、フイルタ検査装
置1は、枠体30上のクランパ(図示せず)によつて、
ワーク2をクランプしてワーク2の姿勢をほぼ平坦に矯
正すると共に、位置決めして枠体30上に保持すると、
ステツプSP4に移る。ステツプSP4において、フイ
ルタ検査装置1は、枠体30に保持したワーク2を検査
部7に移動させるとステツプSP5に移る。
【0034】ステツプSP5において、フイルタ検査装
置1は、検査部7でワーク2を撮像して画像データを取
り込む。続いて、フイルタ検査装置1は、この画像デー
タに基づいて網目の開口面積を検出し、この開口面積を
良品ワーク2の開口面積と比較してワーク2の網目欠損
や目詰り状態の欠陥網目を検出する。これにより作業者
の個人差や検査のときの環境に影響されず、目視に比し
て一段と高精度でかつ高速に欠陥網目を検出できる。続
いて、フイルタ検査装置1は、検出した欠陥網目の数を
測定し、良品ワーク2の基準データに基づいてワーク2
の形状の良否を判定する。
【0035】ステツプSP5において、肯定結果を得る
と、フイルタ検査装置1はワーク2が良品であると判断
してステツプSP6に移る。ステツプSP6において、
フイルタ検査装置1は、ワーク受け板72を傾斜させ、
良品のワーク2をシユータ74に排出してステツプSP
7に移り、1つのワーク2の処理を終了する。
【0036】一方、ステツプSP5において、否定結果
を得ると、フイルタ検査装置1はワークが不良品である
と判断してステツプSP8に移る。ステツプSP8にお
いて、フイルタ検査装置1は、ワーク受け板72を回動
して、ワーク2の方向を変換すると、ステツプSP9に
移る。ステツプSP9において、フイルタ検査装置1
は、ワーク受け板72を傾斜させ、不良品のワーク2を
シユータ75に排出してステツプSP7に移り、1つの
ワーク2の処理を終了する。
【0037】以上の構成によれば、ワーク2を第1〜第
4カメラ39〜42で撮像して得た画像データS1〜S
4に基づいて網目の開口面積を検出し、検出した開口面
積が単位面積Sの整数倍の面積を有するものとして単位
面積Sと比較して、単位面積Sを超えたり零となる開口
面積を有する欠陥網目を検出し、この欠陥網目の数を定
量的に測定することにより、ワーク2の網目欠損や目詰
りを目視で検査する場合に比して一段と高い精度でかつ
高速に検出できる。また検出した網子欠損数及び開口率
を、任意に設定した許容欠損数及び許容開口率と比較し
て、ワーク2の形状の適否を判定することにより、均質
なレベルのワーク2を得ることができる。
【0038】なお上述の実施例においては、ワーク2を
第1〜第4カメラ39〜42で撮像する際、光源36の
光束を拡散板37で拡散させて得た拡散光をワーク2に
照射する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、拡散板37に代えて、第1〜第4カメラ39〜42
とワーク2との間に透過スクリーンを配設し、光源36
の光束を下方から照射してワーク2の投影像を撮像する
場合にも適用し得る。
【0039】また上述の実施例においては、ワーク2の
長辺方向及び短辺方向に等間隔で複数配設された格子2
7及び28によつて、開口26がそれぞれ長辺方向及び
短辺方向に揃うように配列された場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、開口が市松状や蜂の巣状
等、任意の位置に配置されている場合にも適用できる。
【0040】さらに上述の実施例においては、ワーク2
に同一面積の矩形の開口26が配置されている場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、ほぼ同一面積の
開口である限り、開口の形状は矩形以外の任意の形状、
例えば6角形や円形等でも良く、異なる形状の開口が混
在していても良い。
【0041】さらに上述の実施例においては、ワーク2
の全面に亘つて1つの単位面積Sを設定する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、区画した領域毎や
それぞれの開口毎に任意の単位面積を設定する場合にも
適用できる。
【0042】さらに上述の実施例においては、空気を濾
過するフイルタとして使用するワーク2を検査する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、水や油等、
任意の流体を濾過するフイルタとして使用する網形状物
を検査する場合にも適用できる。
【0043】さらに上述の実施例においては、空気を濾
過するフイルタとして使用するワーク2を検査する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光演
算マスクの開口や液晶表示装置の画素電極用露光マスク
のパターン等、基体の有無に関わらず、任意の材料で一
体に形成した網目あるいは網目として識別可能な形状を
有する任意の網形状物を検査する場合にも広く適用でき
る。
【0044】さらに上述の実施例においては、全体とし
て平らなワーク2を検査する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、ワークの開口を所定の方向から撮
像して、ワーク全面の画像データを正しく取り込むこと
ができる限り、任意の形状に形成されたワークを検査す
る場合にも適用できる。例えば全体として円筒形状に形
成されたワークを検査する場合には、ワークの画像デー
タはカメラ等の撮像手段とワークとを相対的に回転走査
して取り込まれる。
【0045】さらに上述の実施例においては、ワーク2
全面の画像データS1〜S4を得る際に、ワーク2を第
1〜第4カメラ39〜42に対して走査する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、ワーク全面を任意
の数のカメラで一度に撮像する場合にも適用できる。
【0046】さらに上述の実施例においては、光源部3
4をベース3上に第1〜第4カメラ39〜42に対向さ
せて配設する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、光源部34を配設しない場合や、光源部をワーク
の上方にすなわちカメラ側に配設する場合にも適用でき
る。
【0047】さらに上述の実施例においては、ワーク2
の網目の開口面積を検出し、この開口面積と基準開口面
積とを比較して、基準開口面積との差異の有無を検出す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、網目
の開口形状を検出し、この開口形状と基準開口形状とを
比較して、基準開口形状との差異の有無を検出する場合
にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、網形状物
を撮像する撮像手段と、撮像手段の出力に基づいて網形
状物の網目の開口状態を検出し、検出した開口状態を基
準状態と比較して、基準状態との差異の有無を検出する
検出手段とを設けることにより、網形状物の網目欠損や
目詰りを一段と高い精度でかつ高速に検出し得る網形状
物検査装置及び網形状物検査方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による網形状物検査装置及び網形状物検
査方法の一実施例によるフイルタ検査装置を示す斜視図
である。
【図2】ワークの形状を示す斜視図である。
【図3】ブロツクの形状を示す略線図である。
【図4】ウインドウの形状を示す略線図である。
【図5】格子の形状を示す断面図である。
【図6】格子に歪みがあるときの照明光の透過状態を示
す略線図である。
【図7】格子に歪みがあるときの透過光量の状態を示す
略線図である。
【図8】検査装置の構成を示す略線図である。
【図9】それぞれのカメラの撮像エリアを示す略線図で
ある。
【図10】実施例によるワーク検査手順の説明に供する
フローチヤートである。
【図11】格子欠損の種類を示す略線図である。
【図12】ラベルの形状を示す略線図である。
【図13】全体的ワーク処理手順を示すフローチヤート
である。
【符号の説明】
1……フイルタ検査装置、2……ワーク、3……ベー
ス、4、5……レール、6……供給部、7……検査部、
8……排出部、9……モニタ、10……太枠、11〜1
9……ブロツク、20、21……短辺、22、23……
補強リブ、24……細枠、25……ウインドウ、26…
…開口、27……表側の格子、28……裏側の格子、2
9……照明光、30……枠体、32……モータ制御回
路、33……モータ、34……光源部、35……光源
箱、36……光源、37……拡散板、38……拡散光、
39〜42……第1〜第4カメラ、43〜62……撮像
エリア、64、66、68、70……メモリ、65……
画像処理用CPU、67……制御用CPU、69……I
/O回路、71……テーブル、72……ワーク受け板、
73……回り止めブラシ、74、75……シユータ、7
6……コンベア、77……収納箱、78〜80……大面
積ラベル。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網形状物を検査する網形状物検査装置にお
    いて、 上記網形状物を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段の出力に基づいて上記網形状物の網目の開
    口状態を検出し、当該検出した開口状態と予め記憶した
    基準状態とを比較して当該基準状態との差異の有無を検
    出する検出手段とを具えることを特徴とする網形状物検
    査装置。
  2. 【請求項2】上記網形状物は、ほぼ平板形状であり、複
    数の上記網目が1層で一体に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の網形状物検査装置。
  3. 【請求項3】上記網目の開口状態は、当該網目の開口面
    積であり、 上記基準状態は、基準面積であり、 上記検出手段は、上記出力に基づいて上記開口面積を検
    出し、当該開口面積を上記基準面積と比較し、上記基準
    面積と異なる上記開口面積を有する上記網目の数を計測
    することを特徴とする請求項1に記載の網形状物検査装
    置。
  4. 【請求項4】上記検出手段は、上記開口面積を上記基準
    面積と比較するとき、当該開口面積が上記基準面積のほ
    ぼ整数倍の面積を有するものとして比較することを特徴
    とする請求項1又は請求項3に記載の網形状物検査装
    置。
  5. 【請求項5】上記検出手段は、上記基準面積と異なる上
    記開口面積を有する上記網目の数を計測するとき、上記
    基準面積のほぼ整数倍の面積を有する上記開口面積毎に
    分類して計測することを特徴とする請求項1、請求項3
    又は請求項4に記載の網形状物検査装置。
  6. 【請求項6】上記検出手段の計測結果を基準計測数と比
    較して上記網形状物の形状の適否を判定する判定手段を
    有することを特徴とする請求項1、請求項3、請求項4
    又は請求項5に記載の網形状物検査装置。
  7. 【請求項7】網形状物を検査する網形状物検査方法にお
    いて、 上記網形状物を撮像する撮像ステツプと、 上記撮像手段の出力に基づいて上記網形状物の網目開口
    状態を検出すると共に、上記検出した網目開口状態と予
    め記憶した基準状態とを比較して当該基準状態との差異
    の有無を検出する検出ステツプとを具えることを特徴と
    する網形状物検査方法。
  8. 【請求項8】上記網形状物は、ほぼ平板形状であり、複
    数の上記網目が1層で一体に形成されていることを特徴
    とする請求項7に記載の網形状物検査方法。
  9. 【請求項9】上記網目の開口状態は、当該網目の開口面
    積であり、 上記基準状態は、基準面積であり、 上記検出ステツプでは、上記出力に基づいて上記開口面
    積を検出し、当該開口面積を上記基準面積と比較し、上
    記基準面積と異なる上記開口面積を有する上記網目の数
    を計測することを特徴とする請求項7に記載の網形状物
    検査方法。
  10. 【請求項10】上記検出ステツプでは、上記開口面積を
    上記基準面積と比較するとき、当該開口面積が上記基準
    面積のほぼ整数倍の面積を有するものとして比較するこ
    とを特徴とする請求項7又は請求項9に記載の網形状物
    検査方法。
  11. 【請求項11】上記検出ステツプでは、上記基準面積と
    異なる上記開口面積を有する上記網目の数を計測すると
    き、上記基準面積のほぼ整数倍の面積を有する上記開口
    面積毎に分類して計測することを特徴とする請求項7、
    請求項9又は請求項10に記載の網形状物検査方法。
  12. 【請求項12】上記検出ステツプで得た計測結果を基準
    計測数と比較して上記網形状物の形状の適否を判定する
    ステツプを具えることを特徴とする請求項7、請求項
    9、請求項10又は請求項11に記載の網形状物検査方
    法。
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