JP2021197158A - 予兆判定装置、予兆判定システム、予兆判定方法及びプログラム - Google Patents

予兆判定装置、予兆判定システム、予兆判定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電動機および電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる予兆判定装置を提供する。【解決手段】予兆判定装置は、電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部と、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部と、周波数成分の時系列データに基づいて、電動機および電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、予兆判定装置、予兆判定システム、予兆判定方法及びプログラムに関する。
特許文献1は、電動機の定格電流の基準正弦波信号波形から求められた参照振幅確率密度関数と、電動機の稼働時の電流波形から求められた点検時振幅確率密度関数に基づいて、電動機に異常があるか否かを判定する電動機の異常診断方法の技術が開示されている。
特開2011−257362号公報
特許文献1には、電動機により駆動される負荷の軸受に異常があるか否かを判定する技術が開示されている。しかし、軸受の異常の検知だけではなく軸受以外の異常を検知する技術も求められている。
本開示の目的は、予兆判定対象を適切に判定することが可能な予兆判定装置、予兆判定システム、予兆判定方法及びプログラムを提供することにある。
本開示に係る予兆判定装置は、電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部と、前記計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部と、前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部と、を備える。
本開示に係る予兆判定システムは、端末装置と通信可能な予兆判定装置からなる異常の予兆判定システムであって、前記端末装置は、電動機および前記電動機の負荷に関して異常の予兆判定を要求する要求部と、を備え、前記予兆判定装置は、前記端末装置からの要求により、前記電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部と、前記計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部と、前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部と、を備える。
本開示に係る予兆判定方法は、電動機を流れる電流の計測結果を取得することと、前記計測結果に基づいて、前記電流を周波数解析して周波数成分に分解することと、前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することと、を含む。
本開示に係るプログラムは、コンピュータに、電動機を流れる電流の計測結果を取得することと、前記計測結果に基づいて、前記電流を周波数解析して周波数成分に分解することと、前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することと、を実行させる。
本開示に係る予兆判定方法は、端末装置が、電動機および前記電動機の負荷に関して異常の予兆判定を要求する要求ステップと、を有し、前記端末装置と通信可能な予兆判定装置が、前記端末装置からの要求により、前記電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得ステップと、前記計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析ステップと、前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測ステップと、を有する予兆判定方法。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、電動機および電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
第1の実施形態に係る予兆判定システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る予兆判定装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る画像の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る要因情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における時間情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る予兆判定システムの動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る予兆判定システムの構成を示す図である。 第2の実施形態における教師データの一例を示す第1の図である。 第2の実施形態における教師データの一例を示す第2の図である。 第2の実施形態に係る予兆判定システムの動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る予兆判定システムの構成を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
《予兆判定システムの構成》
以下、図面を参照しながら実施形態に係る予兆判定システム1の構成について詳しく説明する。
予兆判定システム1は、電動機11により駆動される負荷13の異常の予兆を判定する。
図1は、第1の実施形態に係る予兆判定システム1の構成を示す図である。
予兆判定システム1は、電力源10と、電動機11と、電線12と、負荷13と、計測器16と、変換器17と、予兆判定装置100を備える。
電力源10は電線12を介して電動機11に電流を供給する。
電動機11は電線12を介して電力源10から電流を受け入れる。電流を受け入れた電動機11は、電動機11が備える軸14Aを回転させて、負荷13が備える軸14Bを回転させる。
電動機11により軸14Bが回転される。すなわち、負荷13は電動機11により駆動される。また、負荷13は、軸14Bを支持する軸受15A及び軸受15Bを備える。軸受15A及び軸受15Bには潤滑油が供給される。潤滑油は軸受15A及び軸受15Bと軸14Bとの摩擦を低減させる。
計測器16は電線12を流れる電流を計測する。すなわち、計測器16は電線12を介して電動機11に流れる電流を計測する。計測器16の例としては、検流器(Current Transducer、CT)が挙げられる。計測器16は、電流を計測してアナログの電流波形を取得する。
変換器17は、計測器16で取得したアナログの電流波形をデジタルの電流データに変換する。変換器17は、変換したデジタルの電流データを予兆判定装置100に送信する。すなわち、変換器17は、電動機11を流れる電流の計測結果を予兆判定装置100に送信する。
《予兆判定装置の構成》
以下、予兆判定装置100の構成について説明する。
予兆判定装置100は、電動機11により駆動される負荷13の軸受15A及び軸受15Bの異常の予兆があるか否かを判定する。
軸受15A及び軸受15Bの異常の例としては、軸14Bと軸受15A及び軸受15Bの摩擦による、軸受15A及び軸受15Bの形状変化が挙げられる。
図2は、予兆判定装置100の構成を示す概略ブロック図である。
予兆判定装置100は、計測結果取得部101と、解析部102と、画像生成部103と、検出部104と、第1判定部105(予測部の一例)と、算出部106と、第2判定部107と、特定部108と、更新部109と、出力部110と、記憶部111を備える。
計測結果取得部101は、変換器17から送信されたデジタルの電流データを取得する。すなわち、計測結果取得部101は電動機11を流れる電流の計測結果を取得する。計測結果とは、デジタルの電流データである。
解析部102は、FFT(Fast Fourier Transform)により、計測結果取得部101が取得した計測結果を複数の周波数成分に分解する。
画像生成部103は複数の周波数成分のそれぞれの時系列データと、当該周波数成分に関連付けられたエネルギーの値の時系列データを示す画像を生成する。また、画像生成部103が生成する画像は、周波数成分を時間及び周波数を軸とするカラーグラフとして示し、カラーグラフ上にエネルギーの値を示す。カラーグラフは、点の集合によって表される。
図3は、画像生成部103が生成する画像の一例である。
例えば、解析部102は計測結果を2つの周波数成分に分解する。図3には、分解された2つの周波数成分のカラーグラフが示されている。時間T2に負荷13の軸受15の異常が発生したとする。
時間T1まで2つのエネルギー値に対する周波数の値は一定の帯域の値である。負荷13に異常がない場合、電動機11に流れる電流に変化が無いため、電流の計測結果の分解による2つの周波数成分の値は、時間T1までは一定の帯域の値である。
時間T2以降の周波数成分の値は、時間T1以前に示した一定の帯域の値からZの分が変化している。時間T2において軸受15に異常が発生し、電動機11に流れる電流の計測結果を分解した場合、時間T1とは異なる値の周波数成分となるためである。
図3の横軸が周波数を示し、縦軸が時間を示しているが、横軸に時間を示し、縦軸に周波数を示しても良い。
2つの周波数成分のカラーグラフ上には、それぞれの周波数成分のエネルギーの値が色で示される。色の例としては、青色、緑色、黄色、赤色が挙げられる。エネルギーの値が低い場合、青色で示し、エネルギーの値が高くなるほど、緑色、黄色、赤色の順で色を示すようになる。
軸受の状態を示す周波数成分のエネルギー値は、ある一定以上の値を持っている為、時間T1以前、T1〜T2、T2以降も同色(例えば、赤色)で示される。
画像生成部103は、カラーグラフ上だけでなく、カラーグラフ以外の箇所に色を示しても良い。例えば、画像生成部103は、生成する画像においてカラーグラフ以外の箇所を濃い青色で示し、該当周波数に、エネルギーの値がゼロ又はゼロに近い値であることを示しても良い。
検出部104は、画像生成部103が生成した画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出する。例えば、画像が図3のようなグラフである場合、検出部104は変化値としてZを検出する。
第1判定部105は、検出部104が検出した変化値を、予め設定された第1閾値に照らし合わせて、軸受15の異常の予兆があるか否かを判定する。例えば、第1判定部105は、検出部104が検出した変化値が第1閾値以上である場合、軸受15の異常の予兆があると判定する。また、第1判定部105は、検出部104が検出した変化値が第1閾値以上でない場合、軸受15の異常の予兆がないと判定する。軸受15の異常が発生した場合、周波数成分の値は変化するため、変化値を一定の閾値に照らし合わせることで、軸受15の異常の予兆があるか否かを判定することができる。
算出部106は、軸受15の異常が発生する要因に関連付けられた画像の特徴量と、画像生成部103により生成された画像の特徴量に基づいて、類似度を算出する。要因の例としては、潤滑不良と、取り付け不良と、異物侵入と、錆と、すきま過少などが挙げられる。
予兆判定システム1のユーザは予め、要因と画像とを関連付けた情報である要因情報を、記憶部111に記録する。上記画像とは、周波数成分の時系列データとエネルギーの値を示す画像である。
図4は、要因情報における画像の一例である。例えば、予兆判定システム1のユーザは、図4のAの画像と要因Aとを関連付けた要因情報を記憶部111に記録する。また、予兆判定システム1のユーザは、図4のBの画像と要因Bとを関連付けた要因情報を記憶部111に記録する。
例えば、算出部106は、畳み込みニューラルネットワーク(Convolution Neural Network、CNN)の手法により、要因に関連付けられた図4のような画像の特徴量を抽出する。また、算出部106は、畳み込みニューラルネットワークの手法により、画像生成部103が生成した画像の特徴量を抽出する。算出部106は、抽出した上記の特徴量の間の類似度を算出する。算出部106は、要因情報における要因に関連付けられた、複数の画像の特徴量と、画像生成部103により生成された画像の特徴量との類似度を算出する。すなわち、算出部106は、複数の要因情報におけるそれぞれの画像との間で、複数の類似度を算出する。
なお、算出部106の動作の態様としては、予兆判定システム1のユーザが予兆判定システム1を用いる前に、既知の要因と既知の画像に基づいて抽出する態様と、予兆判定システム1のユーザが予兆判定システム1を用いるときに、新たに発生した要因と新たに発生した画像とに基づいて抽出する態様が挙げられる。
第2判定部107は、第1判定部105により予兆があると判定された場合、算出部106が算出した類似度が、予め設定された第2閾値以上であるか否かを判定する。算出部106が複数の類似度を算出した場合、第2判定部107は、複数の類似度のそれぞれについて、第2閾値以上であるか否かを判定する。
特定部108は、第2判定部107が第2閾値以上であると判定した場合、算出部106により算出された類似度に係る要因を特定する。例えば、図4のAの画像との類似度が第2閾値以上である場合、第2判定部107は第2閾値以上であると判定する。特定部108は図4のAの画像に関連付けられた要因を特定する。
尚、第2判定部107が第2閾値以上であると判定した場合に部位を特定することも可能であり、また、第1判定部105あるいは第2判定部107の少なくとも1方で予兆があるあるいは第2閾値以上であると判定した場合に部位を特定することが可能である。
また、特定部108は、第1判定部105により予兆があると判定された場合、周波数成分を、周波数成分と異常が発生する部位とが関連付けられた部位情報に照らし合わせて、部位を特定する。上記部位の例としては、軸受15の内輪と、軸受15の外輪と、軸受15の内輪と外輪の間のボールが挙げられる。
予兆判定システム1のユーザは予め、部位情報を記憶部111に記録する。なお、予兆判定システム1のユーザは予兆判定システム1を用いるときに新たに発生した部位情報を記憶部111に記録しても良い。
例えば、図3の周波数成分の値がF1からZの分だけ変化して、第1判定部105が軸受15の異常の予兆があると判定したとする。この場合、特定部108は周波数成分の値であるF1を部位情報に照らし合わせる。部位情報に周波数成分の値のF1と、部位の軸受15の内輪が関連付けられた場合、特定部108は軸受15の内輪を異常が発生する部位と特定する。
また、特定部108は、特定した要因を、要因と異常が発生するまでの時間を関連付けた時間情報と照らし合わせて、さらに時間を特定する。
予兆判定システム1のユーザは予め、時間情報を記憶部111に記録する。なお、予兆判定システム1のユーザは予兆判定システム1を用いるときに新たに発生した時間情報を記憶部111に記録しても良い。
図5は、第1の実施形態における時間情報の一例を示す図である。例えば、特定部108が要因Aを特定したとする。図5に示すように、時間情報において要因Aと、異常が発生するまでの時間T3が関連付けられている場合、特定部108は時間T3を特定する。
特定部108は異常が発生するまでの時間T3の代わりに、異常が発生する時刻を特定しても良い。
更新部109は、第2判定部107により類似度が第2閾値以上でないと判定された場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する。
例えば、画像生成部103が生成した画像が、要因情報における画像との類似度が、第2閾値以上でないと判定されたとする。出力部110は、予兆判定システム1が備えるディスプレイ装置(図示しない)に画像生成部103が生成した画像を出力する。予兆判定システム1のユーザはディスプレイ装置を通じて、出力された画像を確認する。予兆判定システム1のユーザが、予兆判定装置100以外の装置などを用いて軸受15の異常が発生する要因を特定する。予兆判定システム1のユーザは新たに特定した要因と、出力された画像とを関連付けて要因情報として、予兆判定システム1に入力する。更新部109は入力を受け入れて要因情報を更新する。
これにより、第2判定部107が判定できない要因であっても、要因情報を更新することができ、第2判定部107が判定できる要因を増やすことができる。
出力部110は特定部108により特定した内容を、予兆判定システム1が備える報知装置に出力する。報知装置の例としては、ディスプレイ装置と、スピーカなどが挙げられる。出力部110が出力する信号は画像を示す信号と、音声に係る信号が挙げられる。
例えば、出力部110は特定部108が特定した要因と、部位と、時間をディスプレイ装置に出力する。予兆判定システム1のユーザはディスプレイ装置の表示により、軸受15の異常が発生する要因と、軸受15の異常が発生する部位と、軸受15の異常が発生するまでの時間を確認することができる。このように、出力部110がディスプレイ装置に画像を示す信号を出力することで、ユーザは容易に特定部108が特定した内容を把握できる。
記憶部111は、予兆判定システム1のユーザにより記録された要因情報と、部位情報と、時間情報を記憶する。記憶部111の例としては、ハードディスクが挙げられる。
《予兆判定システムの動作》
以下、予兆判定システム1の動作について説明する。
図6は、予兆判定システム1の動作を示すフローチャートである。
計測器16は電流を計測してアナログの電流波形を取得する(ステップS1)。
変換器17はステップS1で取得したアナログの電流波形を、デジタルのデータに変換する(ステップS2)。
計測結果取得部101は変換器17からデジタルのデータである計測結果を取得する(ステップS3)。
解析部102はステップS3で取得した計測結果をFFTにより周波数成分に分解する(ステップS4)。
画像生成部103は周波数成分の時系列データおよびエネルギーの値を示すカラーグラフの画像を生成する(ステップS5)。
検出部104はステップS5で生成された画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出する(ステップS6)。
第1判定部105は、ステップS6で検出した変化値を、第1閾値に照らし合わせて、軸受15の異常の予兆があるか否かを判定する(ステップS7)。
異常の予兆がないと判定された場合(ステップS7:NO)、予兆判定システム1はステップS1に戻り、ステップS1からの動作を行う。
他方、異常の予兆があると判定された場合(ステップS7:YES)、算出部106は、要因情報における画像の特徴量と、ステップS5で生成された画像の特徴量の類似度を算出する(ステップS8)。
第2判定部107は、ステップS8で算出された類似度が第2閾値以上であるか否かを判定する(ステップS9)。
類似度が第2閾値以上であると判定された場合(ステップS9:YES)、特定部108は、類似度に係る要因を特定する(ステップS10)。
特定部108は、軸受15の異常が発生する部位を特定する(ステップS11)。また、特定部108は、軸受15の異常が発生するまでの時間を特定する(ステップS12)。
出力部110は、特定部108が特定した内容を報知装置に出力する(ステップS13)。
報知装置は、特定部108が特定した内容を予兆判定システム1のユーザに表示する(ステップS14)。
他方、類似度が第2閾値未満であると判定された場合(ステップS9:NO)、出力部110は、ステップS5で生成した画像をディスプレイ装置に出力する(ステップS15)。その後、特定部108は、軸受15の異常が発生する部位を特定する(ステップS11)。
ステップS15で出力された表示により、予兆判定システム1のユーザは、予兆判定装置100とは別装置を用いて異常が発生する要因を特定する。予兆判定システム1のユーザはステップS16で特定された要因に係る新たな要因情報を予兆判定システム1に入力する。
更新部109は、ステップS17で入力された要因情報により、記憶部111に記録されている要因情報を更新する。
《作用・効果》
本開示に係る予兆判定装置100は、電動機11を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部101と、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部102と、周波数成分の時系列データを示す画像を生成する画像生成部103と、画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定する第1判定部105を備える。
予兆判定装置100は電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、予兆判定装置100は、振動が発生し、温度変化の影響のある軸受15の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100の解析部102は、FFTにより複数の周波数成分に分解し、画像は、複数の周波数成分のそれぞれの時系列データを示す。
予兆判定装置100は、FFTにより分解された複数の周波数成分を示す画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100の画像は、周波数成分に関連付けられたエネルギーの値の時系列データを、さらに示し、画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出する検出部104と、を備え、第1判定部105は、変化値を予め設定された第1閾値に照らし合わせて予兆があるか否かを判定する。
予兆判定装置100は、周波数成分及びエネルギーの値を示す画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100の画像は、エネルギー値に対する周波数を時間及び周波数を軸とするカラーグラフとして示し、カラーグラフのカラーグラフ上にエネルギーの値を色で示す。
予兆判定装置100は、周波数成分及びエネルギーの値を示すカラーグラフの画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100は、予兆があると判定された場合、周波数成分を、周波数成分と異常が発生する部位が関連付けられた部位情報に照らし合わせて、部位を特定する特定部108を備える。
予兆判定装置100は部位情報に基づいて、異常が発生する部位を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15の異常が発生する部位を特定することができる。
また、予兆判定装置100の特定部108は、予兆があると判定された場合、画像と異常が発生する要因が関連付けられた要因情報に基づいて、さらに要因を特定する。
予兆判定装置100は要因情報に基づいて、異常が発生する要因を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15の異常が発生する要因を特定することができる。
また、予兆判定装置100は、要因に関連付けられた画像の特徴量と、画像生成部103により生成された画像の特徴量に基づいて、類似度を算出する算出部106と、予兆があると判定された場合、類似度が、予め設定された第2閾値以上であるか否かを判定する第2判定部107と、を備え、特定部108は、第2閾値以上であると判定された場合、算出された類似度に係る要因を特定する。
予兆判定装置100は画像の特徴量に基づいて類似度を算出して異常が発生する要因を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15の異常が発生する要因を特定することができる。
また、予兆判定装置100は、類似度が第2閾値以上でないと判定された場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する更新部109を備える。
予兆判定装置100は、予兆判定装置100が要因を特定できない場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する。これにより、予兆判定装置100はより多くの要因を特定することができる。
また、予兆判定装置100の特定部108は、特定した要因を、要因と異常が発生するまでの時間を関連付けた時間情報と照らし合わせて、さらに時間を特定する。
予兆判定装置100は時間情報に基づいて、異常が発生するまでの時間を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15の異常が発生するまでの時間を特定することができる。
また、予兆判定装置100は、特定部108により特定した内容を出力する出力部110を備える。
予兆判定装置100は、特定部108が特定した要因と、部位と、時間などの内容を出力する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、特定部108が特定した要因と、部位と、時間などの内容を確認することができる。
本開示に係る予兆判定方法は、電動機11を流れる電流の計測結果を取得することと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解することと、周波数成分の時系列データを示す画像を生成することと、画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することを含む。
予兆判定方法のユーザは予兆判定方法を用いることにより、電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
本開示に係るプログラムは、コンピュータを、電動機11を流れる電流の計測結果を取得することと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解することと、周波数成分の時系列データを示す画像を生成することと、画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することとして実行させる。
プログラムのユーザはプログラムを実行させることにより、電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、電動機11により駆動される負荷13の軸受15に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
〈第2の実施形態〉
《予兆判定システムの構成》
以下、図面を参照しながら実施形態に係る予兆判定システム1の構成について詳しく説明する。
第1の実施形態に係る予兆判定システム1は、負荷13の軸受15A及び軸受15Bの異常の予兆を判定するものであった。第2の実施形態に係る予兆判定システム1は、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常について予兆を判定する。
第2の実施形態に係る予兆判定システム1の構成は、図1に示した第1の実施形態に係る予兆判定システム1の構成と同様であるため各構成の説明を省略し、以後、当該構成については、同一符号を用いて本実施形態についての説明を行う。
《予兆判定装置の構成》
以下、予兆判定装置100の構成について説明する。
予兆判定装置100は、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定する。
予兆判定装置100の構成は、図2に示した第1の実施形態に係る予兆判定装置100の構成と同様であるため各構成の説明を省略し、異なる構成についてのみ説明を行う。また、以後、当該構成については同一符号を用いて本実施形態についての説明を行う。
画像生成部103は、生成する画像に関して、異常の予兆がある場合、第1の実施形態に係る軸受15の異常の予兆と同様に、図3に示した画像のように周波数成分が大きく変化する。
例えば、解析部102は計測結果を2つの周波数成分に分解する。画像生成部103が生成する画像が図3に示した分解された2つの周波数成分のカラーグラフが示されているものとし、時間T2に軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生したとする。
この場合、第1の実施形態と同様に、時間T2以降の周波数成分の値は、時間T1以前に示した一定の帯域の値からZの分が変化している。時間T2において軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生し、電動機11に流れる電流の計測結果を分解した場合、時間T1とは異なる値の周波数成分となるためである。
軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化の状態を示す周波数成分のエネルギー値は、ある一定以上の値を持っている。時間T1以前、T1〜T2、T2以降で、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化の少なくとも1つを含む異常があると、この周波数成分のエネルギー値は変化する場合がある。
キャビテーションは、複数の周波数成分のエネルギー値の増加により判別される。時間T1にてキャビテーションが発生した場合、時間T1以降の複数の周波数成分のエネルギー値が増加(例えば、青色から黄色)することで判別が可能となる。
検出部104は、画像生成部103が生成した画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出する。例えば、画像が図3のようなグラフである場合、検出部104は変化値としてZを検出する。
第1判定部105は、検出部104が検出した変化値を、予め設定された第1閾値に照らし合わせて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定する。例えば、第1判定部105は、検出部104が検出した変化値が第1閾値以上である場合、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があると判定する。また、第1判定部105は、検出部104が検出した変化値が第1閾値以上でない場合、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆がないと判定する。軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生した場合、周波数成分の値は変化するため、変化値を一定の閾値に照らし合わせることで、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
算出部106は、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する要因に関連付けられた画像の特徴量と、画像生成部103により生成された画像の特徴量に基づいて、類似度を算出する。要因の例としては、軸受15については潤滑不良と、取り付け不良と、異物侵入と、錆と、すきま過少など、電動機11における回転子バーの折損、および電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化については経年劣化、キャビテーションについては電動機11により動作するポンプ(不図示)の異常などが挙げられる。
第1の実施形態と同様に、特定部108は、第1判定部105により予兆があると判定された場合、周波数成分を、周波数成分と異常が発生する部位とが関連付けられた部位情報に照らし合わせて、部位を特定する。上記部位の例としては、軸受15については軸受15の内輪と、軸受15の外輪と、軸受15の内輪と外輪の間のボール、電動機11における回転子バーの折損については回転子バー、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化についてはベルト、キャビテーションについては電動機11により動作するポンプが挙げられる。
例えば、図3の周波数成分の値がF1からZの分だけ変化して、第1判定部105が電動機11における回転子バーの折損について異常の予兆があると判定したとする。この場合、特定部108は周波数成分の値であるF1を部位情報に照らし合わせる。部位情報に周波数成分の値のF1と、回転子バーが関連付けられた場合、特定部108は回転子バーを異常が発生する部位と特定する。
第1の実施形態と同様に、更新部109は、第2判定部107により類似度が第2閾値以上でないと判定された場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する。
例えば、画像生成部103が生成した画像が、要因情報における画像との類似度が、第2閾値以上でないと判定されたとする。このように判定された場合、予兆判定システム1のユーザが、予兆判定装置100以外の装置などを用いて軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する要因を特定することが可能である。
第1の実施形態と同様に、出力部110は特定部108により特定した内容を、予兆判定システム1が備える報知装置に出力する。
例えば、出力部110は特定部108が特定した要因と、部位と、時間をディスプレイ装置に出力する。予兆判定システム1のユーザはディスプレイ装置の表示により、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する要因と、その異常が発生する部位と、その異常が発生するまでの時間を確認することができる。このように、出力部110がディスプレイ装置に画像を示す信号を出力することで、ユーザは容易に特定部108が特定した内容を把握できる。
《予兆判定システムの動作》
以下、予兆判定システム1の動作について説明する。
この場合の予兆判定システム1の動作を示すフローチャートは、第1の実施形態に係る予兆判定システム1の動作を示すフローチャートである図6と同様であるため、各処理内容の説明を省略し、異なる処理内容についてのみ説明を行う。
ステップS7において、第1判定部105は、ステップS6で検出した変化値を、第1閾値に照らし合わせて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定する。
ステップS10を経由したステップS11では、特定部108は、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する部位を特定する。また、ステップS12では、特定部108は、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生するまでの時間を特定する。
他方、ステップS15を経由したステップS11では、特定部108は、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する部位を特定する。
尚、本実施形態では、解析部102により複数の周波数成分に分解し、当該周波数成分を用いた形態について説明を行ったが、解析部102により分解した周波数成分のうち、ピークとなる周波数成分を取得し、当該ピークとなる周波数成分を用いた態様を取ることが可能となる。
このとき、ピークとなる周波数成分は、当該周波数における閾値を設けて、当該閾値を超えた場合にピークとなる周波数成分を取得する。
また、ピークとなる周波数成分のエネルギー値を色による識別化することで、想定外の周波数成分にピークが発生した場合でも、異常の予兆があるか否かを判別することが可能となる。
《作用・効果》
本開示に係る予兆判定装置100は、電動機11を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部101と、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部102と、周波数成分の時系列データを示す画像を生成する画像生成部103と、画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定する第1判定部105を備える。
予兆判定装置100は電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、予兆判定装置100は、電動機11、負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100の解析部102は、FFTにより複数の周波数成分に分解し、画像は、複数の周波数成分のそれぞれの時系列データを示す。
予兆判定装置100は、FFTにより分解された複数の周波数成分を示す画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100の画像は、周波数成分に関連付けられたエネルギーの値の時系列データを、さらに示し、画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出する検出部104と、を備え、第1判定部105は、変化値を予め設定された第1閾値に照らし合わせて予兆があるか否かを判定する。
予兆判定装置100は、周波数成分及びエネルギーの値を示す画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100の画像は、エネルギー値に対する周波数を時間及び周波数を軸とするカラーグラフとして示し、カラーグラフ上にエネルギーの値を色で示す。
予兆判定装置100は、周波数成分及びエネルギーの値を示すカラーグラフの画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
また、予兆判定装置100は、予兆があると判定された場合、周波数成分を、周波数成分と異常が発生する部位が関連付けられた部位情報に照らし合わせて、部位を特定する特定部108を備える。
予兆判定装置100は部位情報に基づいて、異常が発生する部位を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する部位を特定することができる。
また、予兆判定装置100の特定部108は、予兆があると判定された場合、画像と異常が発生する要因が関連付けられた要因情報に基づいて、さらに要因を特定する。
予兆判定装置100は要因情報に基づいて、異常が発生する要因を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する要因を特定することができる。
また、予兆判定装置100は、要因に関連付けられた画像の特徴量と、画像生成部103により生成された画像の特徴量に基づいて、類似度を算出する算出部106と、予兆があると判定された場合、類似度が、予め設定された第2閾値以上であるか否かを判定する第2判定部107と、を備え、特定部108は、第2閾値以上であると判定された場合、算出された類似度に係る要因を特定する。
予兆判定装置100は画像の特徴量に基づいて類似度を算出して異常が発生する要因を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生する要因を特定することができる。
また、予兆判定装置100は、類似度が第2閾値以上でないと判定された場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する更新部109を備える。
予兆判定装置100は、予兆判定装置100が要因を特定できない場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する。これにより、予兆判定装置100はより多くの要因を特定することができる。
また、予兆判定装置100の特定部108は、特定した要因を、要因と異常が発生するまでの時間を関連付けた時間情報と照らし合わせて、さらに時間を特定する。
予兆判定装置100は時間情報に基づいて、異常が発生するまでの時間を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常が発生するまでの時間を特定することができる。
また、予兆判定装置100は、特定部108により特定した内容を出力する出力部110を備える。
予兆判定装置100は、特定部108が特定した要因と、部位と、時間などの内容を出力する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、特定部108が特定した要因と、部位と、時間などの内容を確認することができる。
本開示に係る予兆判定方法は、電動機11を流れる電流の計測結果を取得することと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解することと、周波数成分の時系列データを示す画像を生成することと、画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することを含む。
予兆判定方法のユーザは予兆判定方法を用いることにより、電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
本開示に係るプログラムは、コンピュータを、電動機11を流れる電流の計測結果を取得することと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解することと、周波数成分の時系列データを示す画像を生成することと、画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することとして実行させる。
プログラムのユーザはプログラムを実行させることにより、電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
〈第3の実施形態〉
以下、第3の実施形態に係る予兆判定装置100について説明する。
第1の実施形態および第2の実施形態に係る予兆判定装置100では、検出部104は生成された画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出し、第1判定部105は、検出部104が検出した変化値が第1閾値以上である場合に、異常の予兆があると判定するものとして説明した。また、算出部106は、畳み込みニューラルネットワークの手法により、画像生成部103が生成した画像の特徴量を抽出し、抽出した特徴量の間の類似度を算出するものとして説明した。また、第2判定部107は、第1判定部105により予兆があると判定された場合、算出部106が算出した類似度が、予め設定された第2閾値以上であるか否かを判定し、第2判定部107が第2閾値以上であると判定した場合、特定部108は、算出部106により算出された類似度に係る要因を特定するものとして説明した。しかしながら、第3の実施形態に係る予兆判定装置100では、後述する処理部112が、異常の予兆があるか否かを特定し、異常の予兆がある場合にその異常が発生するまでの時間、異常の発生個所、および異常の要因を特定する。
予兆判定装置100は、図7に示すように、計測結果取得部101、解析部102、処理部112(処理部の一例)、更新部109、出力部110、および記憶部111を備える。
処理部112は、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データに基づいて、異常の予兆の有無と、その異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因とを予測する。処理部112は、例えば、機械学習の1つである教師データを用いてパラメータを決定した学習済みモデル(例えば、畳み込みニューラルネットワーク)を用いることにより、異常の予兆の有無と、その異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因とを予測する。ここで、処理部112がそれぞれの予測に用いる学習済みモデルについて説明する。
なお、軸受15の異常の予兆を予測するために処理部112が用いる学習済みモデルを第1学習済みモデルとする。また、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆を予測するために処理部112が用いる学習済みモデルを第2学習済みモデルとする。なお、以下の説明では、パラメータの決定の仕方を容易に理解できるように、学習済みモデルの一具体例として軸受15の異常の予兆を予測する第1学習済みモデルを挙げている。
(第1学習済みモデル)
まず、第1学習済みモデルについて説明する。なお、処理部112は、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データに基づいて、軸受15の異常の予兆を予測するものである。ここでは、処理部112は、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データに基づいて、軸受15の異常の予兆を予測する場合の学習済みモデルについて説明する。
この場合、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データが入力データの1つとなる。また、その入力データに対する異常が発生するまでの時間、異常の発生個所および異常の要因が出力データの1つとなる。そして、入力データとその入力データに対応する出力データとの組み合わせが教師データの1つとなる。例えば、予兆判定装置100により異常の予兆を予測する前に、他の装置が異常の予兆の予測に使用した場合の解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データである入力データについて、出力データ(すなわち、異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因を示すデータ)を特定する。または、例えば、実験やシミュレーションなどを行うことにより、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データである入力データについて、出力データ(すなわち、その時系列データに対するその異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因を示すデータ)を特定する。このように、入力データと出力データとを組み合わせた複数のデータから成る教師データを用意することができる。なお、教師データとは、パラメータの値が決定されていない学習モデルにおいて、パラメータの値を決定するために使用されるデータである。
図8は、教師データの一例を示す図である。解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データである入力データと、その入力データに対する出力データ(すなわち、異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因を示すデータ)とが1組のデータとなる。図8に示す例では、教師データは、10000組のデータを含む。
例えば、図8に示す10000組のデータから成る教師データを用いて学習モデルにおけるパラメータを決定する場合を考える。この場合、教師データは、例えば、訓練データと、評価データと、テストデータとに分けられる。訓練データと、評価データと、テストデータとの割合の例としては、70%、15%、15%や95%、2.5%、2.5%などが挙げられる。例えば、データ#1〜#10000の教師データが、訓練データとしてデータ#1〜#7000、評価データとしてデータ#7001〜#8500、テストデータ15%としてデータ#8501〜#10000に分けられたとする。この場合、訓練データであるデータ#1を学習モデルである畳み込みニューラルネットワークに入力する。畳み込みニューラルネットワークは、異常の発生がないこと、または異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因のどちらかを出力する。訓練データの入力データが畳み込みニューラルネットワークに入力され、異常の発生がないこと、または異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因が畳み込みニューラルネットワークから出力される度に(この場合、データ#1〜#7000のそれぞれのデータが畳み込みニューラルネットワークに入力される度に)、その出力に応じて例えばバックプロパゲーションを行うことにより、ノード間のデータの結合の重み付けを示すパラメータを変更する(すなわち、畳み込みニューラルネットワークのモデルを変更する)。このように、訓練データをニューラルネットワークに入力してパラメータを調整する。
次に、訓練データによってパラメータが変更された畳み込みニューラルネットワークに、評価データの入力データ(データ#7001〜#8500)を順に入力する。畳み込みニューラルネットワークは、入力された評価データに応じて、異常の発生がないこと、または異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因のどちらかを出力する。ここで、畳み込みニューラルネットワークが出力するデータが、図8において入力データに関連付けられている出力データと異なる場合、畳み込みニューラルネットワークの出力が図8において入力データに関連付けられている出力データとなるようにパラメータを変更する。このように、パラメータが決定された畳み込みニューラルネットワーク(すなわち、学習モデル)が、第1学習済みモデルである。
次に、最終確認として、第1学習済みモデルの畳み込みニューラルネットワークに、テストデータ(データ#8501〜#10000)の入力データを順に入力する。学習済みモデルの畳み込みニューラルネットワークは、入力されたテストデータに応じて、異常の発生がないこと、または異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因のどちらかを出力する。すべてのテストデータに対して、学習済みモデルの畳み込みニューラルネットワークが出力する出力データが、図8において入力データに関連付けられている出力データと一致する場合、第1学習済みモデルの畳み込みニューラルネットワークが所望のモデルである。また、テストデータのうちの1つでも、第1学習済みモデルの畳み込みニューラルネットワークが出力する出力データが、図8において入力データに関連付けられている出力データと一致しない場合、新たな教師データを用いて学習モデルのパラメータを決定する。上述の学習モデルのパラメータの決定は、所望のパラメータを有する第1学習済みモデルが得られるまで繰り返される。所望のパラメータを有する第1学習済みモデルが得られた場合、その第1学習済みモデルが記憶部111に記録される。
(第2学習済みモデル)
次に、第2学習済みモデルについて説明する。図9は、教師データの一例を示す図である。第2学習済みモデルは、上述の第1学習済みモデルと同様の方法でパラメータを決定することができる。ただし、図9に示すように、異常の発生箇所が軸受以外に電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションなどがあり、異常の要因も複数存在する。
《予兆判定システムの動作》
以下、予兆判定システム1の動作について説明する。
図10は、予兆判定システム1の動作を示すフローチャートである。
計測器16は電流を計測してアナログの電流波形を取得する(ステップS1)。
変換器17はステップS1で取得したアナログの電流波形を、デジタルのデータに変換する(ステップS2)。
計測結果取得部101は変換器17からデジタルのデータである計測結果を取得する(ステップS3)。
解析部102はステップS3で取得した計測結果をFFTにより周波数成分に分解する(ステップS4)。
処理部112は、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データを、学習済みモデルに入力する(ステップS21)。処理部112の学習済みモデルは、異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因を出力する(ステップS22)。
出力部110は、処理部112が特定した内容(すなわち、異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因)を報知装置に出力する(ステップS23)。
報知装置は、処理部112が特定した内容を予兆判定システム1のユーザに報知する(ステップS24)。
《作用・効果》
本開示に係る予兆判定装置100において、処理部112は、解析部102によるFFTによって複数の周波数成分に分解されたそれぞれの時系列データに基づいて、異常の予兆の有無と、その異常が実際に発生するまでの時間、その異常の発生個所および異常の要因とを予測する。
予兆判定装置100は、処理部112による予測結果に基づいて、軸受15、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、キャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
〈第4の実施形態〉
以下、第4の実施形態に係る予兆判定装置100について説明する。
予兆判定装置100は、要因情報として、軸受15の異常が発生する要因と、画像と、要因への対策とを関連付けた情報であっても良い。これにより、予兆判定装置100のユーザは、要因に加えて当該要因に適切な対策も確認することができる。
また、予兆判定装置100の更新部109は、外部から入力を受け入れて、時間情報又は部位情報を更新しても良い。
〈第5の実施形態〉
以下、第5の実施形態に係る予兆判定装置100について説明する。
図11は、第5の実施形態に係る予兆判定システム1の一例を示す図である。予兆判定システム1において、予兆判定装置100は、要求部2001を有する端末装置200と通信可能なシステムとして構成しても良い。この場合、端末装置200の要求部2001から予兆判定装置100へ、電動機11および電動機11の負荷13の異常の予兆判定の要求を行う構成としても良い。
また、端末装置200が出力部110の機能を有し、端末装置200が、前述した報知装置として、予兆判定装置100における異常の予兆判定結果を出力する構成としても良い。
〈コンピュータ構成〉
図12は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の予兆判定装置100は、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータに接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
〈付記〉
各実施形態に記載の予兆判定装置100は、例えば以下のように把握される。
(1)本開示に係る予兆判定装置100は、電動機11を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部101と、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部102と、周波数成分の時系列データに基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部105を備える。
予兆判定装置100は電動機11の電流の周波数成分に基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、予兆判定装置100は、振動の発生、温度変化などの影響のある電動機11および負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
(2)また、予兆判定装置100の解析部102は、FFTにより複数の周波数成分に分解し、予測部(105、112)は、複数の周波数成分のそれぞれの時系列データに基づいて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する。
予兆判定装置100は、FFTにより分解された複数の周波数成分に基づいて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
(3)また、予兆判定装置100の予測部(105、112)が判定する電動機11の異常の予兆は、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、およびキャビテーションの少なくとも1つを含む。
予兆判定装置100は、電動機11における回転子バーの折損、電動機11と負荷13とをつなぐベルトの張力変化、およびキャビテーションの少なくとも1つを含む異常の予兆があるか否かを判定することができる。
(4)また、予兆判定装置100の予測部(112)は、周波数成分の時系列データを入力データとし、入力データに対して異常の予兆があるか否かの判定結果を出力データとする教師データを用いてパラメータが決定された学習済みモデルを含む。
予兆判定装置100は、教師データを用いてパラメータが決定された学習済みモデルを用いて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
(5)また、予兆判定装置100は、周波数成分の時系列データを示す画像を生成する画像生成部103、を備え、予測部105は、画像に基づいて電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する。
予兆判定装置100は電動機11の電流の周波数成分を示す画像に基づいて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。予兆判定装置100は、振動の発生、温度変化などの影響のある電動機11および負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
(6)また、予兆判定装置100の解析部102は、FFTにより複数の周波数成分に分解し、画像は、複数の周波数成分のそれぞれの時系列データを示す。
予兆判定装置100は、FFTにより分解された複数の周波数成分を示す画像に基づいて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
(7)また、予兆判定装置100の画像は、周波数成分に関連付けられたエネルギーの値の時系列データを、さらに示し、画像に基づいて、周波数成分の変化値を検出する検出部104と、を備え、予測部105は、変化値を予め設定された第1閾値に照らし合わせて予兆があるか否かを判定する。
予兆判定装置100は、周波数成分及びエネルギーの値を示す画像に基づいて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
(8)また、予兆判定装置100の画像は、周波数成分を時間及び周波数を軸とするカラーグラフとして示し、カラーグラフ上にエネルギーの値を色で示す。
予兆判定装置100は、周波数成分及びエネルギーの値を示すカラーグラフの画像に基づいて、電動機11および負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。
(9)また、予兆判定装置100は、予兆があると判定された場合、周波数成分を、周波数成分と異常が発生する部位が関連付けられた部位情報に照らし合わせて、部位を特定する特定部108を備える。
予兆判定装置100は部位情報に基づいて、異常が発生する部位を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、電動機11および負荷13の少なくとも一方の異常が発生する部位を特定することができる。
(10)また、予兆判定装置100の特定部108は、予兆があると判定された場合、画像と異常が発生する要因が関連付けられた要因情報に基づいて、さらに要因を特定する。
予兆判定装置100は要因情報に基づいて、異常が発生する要因を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、軸受15の異常が発生する要因を特定することができる。
(11)また、予兆判定装置100は、要因に関連付けられた画像の特徴量と、画像生成部103により生成された画像の特徴量に基づいて、類似度を算出する算出部106と、予兆があると判定された場合、類似度が、予め設定された第2閾値以上であるか否かを判定する第2判定部107と、を備え、特定部108は、第2閾値以上であると判定された場合、算出された類似度に係る要因を特定する。
予兆判定装置100は画像の特徴量に基づいて類似度を算出して異常が発生する要因を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、電動機11および負荷13の少なくとも一方の異常が発生する要因を特定することができる。
(12)また、予兆判定装置100は、類似度が第2閾値以上でないと判定された場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する更新部109を備える。
予兆判定装置100は、予兆判定装置100が要因を特定できない場合、外部から入力を受け入れて、要因情報を更新する。これにより、予兆判定装置100はより多くの要因を特定することができる。
(13)また、予兆判定装置100の特定部108は、特定した要因を、要因と異常が発生するまでの時間を関連付けた時間情報と照らし合わせて、さらに時間を特定する。
予兆判定装置100は時間情報に基づいて、異常が発生するまでの時間を特定する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、電動機11および負荷13の少なくとも一方の異常が発生するまでの時間を特定することができる。
(14)また、予兆判定装置100は、特定部108により特定した内容を出力する出力部110を備える。
予兆判定装置100は、特定部108が特定した要因と、部位と、時間などの内容を出力する。これにより、予兆判定装置100のユーザは、特定部108が特定した要因と、部位と、時間などの内容を確認することができる。
(15)また、予兆判定システム1は、端末装置200と通信可能な予兆判定装置100からなる異常の予兆判定システムであって、端末装置200は、電動機11および電動機11の負荷13に関して異常の予兆判定を要求する要求部2001と、を備え、予兆判定装置100は、端末装置200からの要求により、電動機11を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部101と、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部102と、周波数成分の時系列データに基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部105と、を備える。
予兆判定システム1は、電動機11の電流の周波数成分に基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、予兆判定装置100は、振動の発生、温度変化などの影響のある電動機11および負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
(16)本開示に係る予兆判定方法は、電動機11を流れる電流の計測結果を取得することと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解することと、周波数成分の時系列データに基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することを含む。
予兆判定方法のユーザは予兆判定方法を用いることにより、電動機11の電流の周波数成分に基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、予兆判定方法のユーザは予兆判定方法を用いることにより、振動の発生、温度変化などの影響のある電動機11および負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
(17)本開示に係るプログラムは、コンピュータに、電動機11を流れる電流の計測結果を取得することと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解することと、周波数成分の時系列データに基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定すること、を実行させる。
プログラムのユーザは、コンピュータにプログラムを実行させることにより、電動機11の電流の周波数成分に基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、プログラムのユーザは、コンピュータにプログラムを実行させることにより、振動の発生、温度変化などの影響のある電動機11および負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
(18)本開示に係る予兆判定方法は、端末装置200が、電動機11および電動機11の負荷に関して異常の予兆判定を要求する要求ステップと、を有し、端末装置200と通信可能な予兆判定装置100が、端末装置200からの要求により、電動機11を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得ステップと、計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析ステップと、周波数成分の時系列データに基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測ステップと、を有する。
予兆判定方法のユーザは予兆判定方法を用いることにより、電動機11の電流の周波数成分に基づいて、電動機11および電動機11の負荷13の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することができる。また、予兆判定方法のユーザは予兆判定方法を用いることにより、振動の発生、温度変化などの影響のある電動機11および負荷13の周辺に設けられなくても、遠距離にて上記予兆があるか否かを判定することができる。
1 予兆判定システム
10 電力源
11 電動機
12 電線
13 負荷
14 軸
15 軸受
16 計測器
17 変換器
100 予兆判定装置
101 計測結果取得部
102 解析部
103 画像生成部
104 検出部
105 第1判定部
106 算出部
107 第2判定部
108 特定部
109 更新部
110 出力部
111 記憶部
112 処理部
200 端末装置
1100 コンピュータ
1110 プロセッサ
1120 メインメモリ
1130 ストレージ
1140 インタフェース
2001 要求部

Claims (18)

  1. 電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部と、
    前記計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部と、
    前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部と、
    を備える予兆判定装置。
  2. 前記解析部は、
    FFT(Fast Fourier Transform)により複数の前記周波数成分に分解し、
    前記予測部は、
    前記複数の周波数成分のそれぞれの時系列データに基づいて、前記電動機および負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する、
    請求項1に記載の予兆判定装置。
  3. 前記予測部が判定する前記電動機の異常の予兆は、
    前記電動機における回転子バーの折損、前記電動機と前記負荷とをつなぐベルトの張力変化、およびキャビテーションの少なくとも1つを含む、
    請求項1又は請求項2に記載の予兆判定装置。
  4. 前記予測部は、
    前記周波数成分の時系列データを入力データとし、前記入力データに対して前記異常の予兆があるか否かの判定結果を出力データとする教師データを用いてパラメータが決定された学習済みモデルを含む、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の予兆判定装置。
  5. 前記周波数成分の時系列データを示す画像を生成する画像生成部、
    を備え、
    前記予測部は、
    前記画像に基づいて前記電動機および負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する、
    請求項1に記載の予兆判定装置。
  6. 前記解析部は、
    FFT(Fast Fourier Transform)により複数の前記周波数成分に分解し、
    前記画像は、前記複数の周波数成分のそれぞれの時系列データを示す、
    請求項5に記載の予兆判定装置。
  7. 前記画像は、前記周波数成分に関連付けられたエネルギーの値の時系列データを、さらに示し、
    前記画像に基づいて、前記周波数成分の変化値を検出する検出部と、を備え、
    前記予測部は、前記変化値を予め設定された第1閾値に照らし合わせて前記予兆があるか否かを判定する、
    請求項5又は請求項6に記載の予兆判定装置。
  8. 前記画像は、前記周波数成分を時間及び周波数を軸とするカラーグラフとして示し、前記カラーグラフ上に前記エネルギーの値を色で示す、
    請求項7に記載の予兆判定装置。
  9. 前記予兆があると判定された場合、前記周波数成分を、前記周波数成分と前記異常が発生する部位が関連付けられた部位情報に照らし合わせて、前記部位を特定する特定部と、
    を備える請求項5から請求項8の何れか1項に記載の予兆判定装置。
  10. 前記特定部は、前記予兆があると判定された場合、前記画像と前記異常が発生する要因が関連付けられた要因情報に基づいて、さらに前記要因を特定する、
    請求項9に記載の予兆判定装置。
  11. 前記要因に関連付けられた前記画像の特徴量と、前記画像生成部により生成された前記画像の特徴量に基づいて、類似度を算出する算出部と、
    前記予兆があると判定された場合、前記類似度が、予め設定された第2閾値以上であるか否かを判定する第2判定部と、を備え、
    前記特定部は、前記第2閾値以上であると判定された場合、算出された前記類似度に係る前記要因を特定する、
    請求項10に記載の予兆判定装置。
  12. 前記類似度が前記第2閾値以上でないと判定された場合、外部から入力を受け入れて、前記要因情報を更新する更新部と、
    を備える請求項11に記載の予兆判定装置。
  13. 前記特定部は、特定した前記要因を、前記要因と前記異常が発生するまでの時間を関連付けた時間情報と照らし合わせて、さらに前記時間を特定する、
    を備える請求項10から請求項12の何れか1項に記載の予兆判定装置。
  14. 前記特定部により特定した内容を出力する出力部と、
    を備える請求項9から請求項13の何れか1項に記載の予兆判定装置。
  15. 端末装置と通信可能な予兆判定装置からなる異常の予兆判定システムであって、
    前記端末装置は、
    電動機および前記電動機の負荷に関して異常の予兆判定を要求する要求部と、
    を備え、
    前記予兆判定装置は、
    前記端末装置からの要求により、前記電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得部と、
    前記計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析部と、
    前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測部と、
    を備える予兆判定システム。
  16. 電動機を流れる電流の計測結果を取得することと、
    前記計測結果に基づいて、前記電流を周波数解析して周波数成分に分解することと、
    前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することと、
    を含む予兆判定方法。
  17. コンピュータに、
    電動機を流れる電流の計測結果を取得することと、
    前記計測結果に基づいて、前記電流を周波数解析して周波数成分に分解することと、
    前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定することと、
    を実行させるプログラム。
  18. 端末装置が、
    電動機および前記電動機の負荷に関して異常の予兆判定を要求する要求ステップと、
    を有し、
    前記端末装置と通信可能な予兆判定装置が、
    前記端末装置からの要求により、前記電動機を流れる電流の計測結果を取得する計測結果取得ステップと、
    前記計測結果を周波数解析して周波数成分に分解する解析ステップと、
    前記周波数成分の時系列データに基づいて、前記電動機および前記電動機の負荷の少なくとも一方に異常の予兆があるか否かを判定する予測ステップと、
    を有する予兆判定方法。
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