JP2005289520A - キャリアテープ - Google Patents

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JP2005289520A
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Kenji Miyagawa
健志 宮川
Hisaji Tokunaga
久次 徳永
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

【課題】キャリアテープおよび電子部品を収納しカバーテープで蓋をしてなるキャリアテープ体を提供する。
【解決手段】本発明はプラスチック製発泡シートからなるキャリアテープおよびそれを用いてなるキャリアテープ体である。本発明のキャリアテープは内容物を収納するための凹部を有している。凹部は一方の面に開口面を有している。凹部底面には内容物よりも小さな形状の貫通孔を設けることも可能である。本発明のキャリアテープにはガイド孔を付けることができる。
【選択図】図1



Description

本発明は電子部品を収納するキャリアテープおよび、電子部品を収納してなるキャリアテープ体に関する。
電子部品を収納するキャリアテープには、プラスチック製シート基材をエンボス加工してポケット状収納部を成形し、蓋材としてプラスチック製フィルムを使用したエンボスキャリアテープ、厚紙製の基材に貫通穴を形成し、基材の片側面に底材として紙製若しくはプラスチック製のフィルムを取り付け更に蓋材として紙製若しくはプラスチック製のフィルムを使用したパンチキャリアテープが知られている。
本発明は新規なキャリアテープおよび電子部品を収納しカバーテープで蓋をしてなるキャリアテープ体を提供することを目的とする。
すなわち、本発明はプラスチック製発泡シートからなるキャリアテープおよびそれを用いてなるキャリアテープ体である。
本発明によれば、上記本発明の目的を達成することができる。
本発明のキャリアテープは内容物を収納するための凹部を有している。凹部は一方の面に開口面を有している。開口面を含む凹部の形状は内容物を収納できる形状であれば特に限定されない。凹部の底面の形状も内容物に合わせて変えることができる。凹部の深さは実施例にあるようにプラスチック製発泡シートの厚さより小さいことが好ましいが、若干であれば厚さよりも大きくすることもできる。この場合開口面と反対側のキャリアテープの面は平面とはならず、凹部が突き出た状態となる。凹部底面には内容物よりも小さな形状の貫通孔を設けることも可能である。本発明のキャリアテープにはガイド孔を付けることができる。
本発明のプラスチック製発泡シートとは熱可塑性樹脂からなる発泡シートである。中でもポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂の何れかを主成分とするものが好ましい。これら樹脂はそのまま使用しても良いが架橋されていても良い。発泡シートの製造に使用する発泡剤の種類としては脂肪族炭化水素類、塩化炭化水素類、フッ化塩化炭化水素類、窒素等の物理発泡剤や重曹、炭酸塩、亜硝酸塩、重炭酸塩、イソシアネート化合物、アゾ化合物、ヒトラジン誘導体、ニトロソ化合物、トリアゾール化合物などの化学発泡剤等公知の物を使用できる。またいわゆるガス発泡されたものでもよい。プラスチック製発泡シートには他の樹脂成分を改質剤として添加することも可能であり、また、必要に応じて滑剤、可塑剤、酸化防止剤等の加工助剤、無機フィラーの各種添加剤を添加することが可能である。
プラスチック製発泡シートから本発明のキャリアテープを得るには例えば該発泡シートを所望の幅にスリットし、スプロケットホールと言われるガイド孔を打ち抜くとともに、シート底面を支持する型とシート表面側を凹状に押し圧する型によって圧縮成形することにより得ることができる。これら加工する順序は特に規定はなく、例えば圧縮成形後にスリットすることも可能である。また圧縮成形に際しては常温で行うことも可能であるが、より容易に成形するためには適当な温度に加熱することが好ましい。
発泡シートの発泡倍率は要求されるキャリアテープの強度、材料の種類により適宜設定することができ、特に限定されないが、シートの厚さに対する凹部のシートの厚さの逆数以上であることが好ましい。例えば、厚さ600μmのシートに深さ400μmの凹部を設けるとすると、凹部のシートの厚さは200μmとなり、発泡シートの発泡倍率は3倍以上となる。
本発明のキャリアテープは、輸送中や実装機上での振動等により生じる内容物との摩擦により生じる静電気を防止するために表面比抵抗を104〜1014Ω/□とすることができる。表面比抵抗を104〜1014Ω/□とするためには、カーボンブラック等の導電フィラーを練り込む方法、帯電防止剤を練り込む方法、帯電防止剤を塗布する方法、導電性ポリマーを練り込む方法、導電性ポリマーをコーティングする方法など公知の方法を用いることができ、更に表面に未発泡の導電層を積層することも可能である。
以下本発明を実施例により更に詳細に説明する。
(実施例1)
ポリスチレン系樹脂(三菱化学社 ダイヤレックスHH−105)と発泡剤(イソブタン)を使用し、直径65mm押し出し機とサーキュラーダイを用いて発泡倍率が約5倍、厚さ700μmの発泡シートを得た。該シートを8mm幅にスリットし、ガイド孔を打ち抜くとともに圧縮成形により図1に示す形状のキャリアテープを得た。
(実施例2)
ポリプロピレン系樹脂(グランドポリマー社 グランドポリプロJ101)と発泡剤(炭酸ガス)を使用し、実施例1と同様にして発泡倍率が約3倍、厚さ400μmのシートを得た。実施例1と同様にして図2に示す形状のキャリアテープを得た。
(実施例3)
ポリエステル系樹脂(イーストマンコダック社 PET10388)と発泡剤(重曹)を使用し、実施例1と同様にして発泡倍率が約5倍、厚さ1000μmの発泡シートを得た。実施例1と同様にして図3に示す形状のキャリアテープを得た。実施例1から3のキャリアテープの凹部には電子部品を収納することができ、更にプラスチック製の蓋材、カバーテープにより蓋をしてキャリアテープ体とすることができる。
実施例1のキャリアテープの断面図 実施例2のキャリアテープの断面図 実施例3のキャリアテープの断面図 本発明のキャリアテープの例(上面図)

Claims (7)

  1. プラスチック製発泡シートからなるキャリアテープ。
  2. 収納用の凹部を有する請求項1のキャリアテープ。
  3. 凹部底面に内容物よりも小さな形状の貫通孔を有する請求項2のキャリアテープ。
  4. ガイド孔を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のキャリアテープ。
  5. プラスチック製発泡シートがポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂の何れか一以上を主成分とすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のキャリアテープ。
  6. 表面比抵抗が104〜1014Ω/□である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のキャリアテープ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のキャリアテープの凹部に電子部品を収納し、蓋材をされてなるキャリアテープ体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019010845A (ja) * 2017-07-03 2019-01-24 デンカ株式会社 積層シート

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