JP2005289352A - 車両サイドパネル内収納箱アセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の後輪の後方の領域を利用した十分な収納スペースを提供する車両サイドパネル内収納箱アッセンブリを提供することである。
【解決手段】車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12は、取付け構造と収納部32とサイドパネルドア34とを有する。取付け構造は、車体の一対の横方向のクロスフレームに固定連結され、取付け構造に回動可能に取り付けられたサイドパネルドアを有する。収納部は、モジュールユニットとして、取付け構造に固定連結される。サイドパネルドアは、車体サイドパネルの外部を形成すべく構成・配置された外面パネル34aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して、車両サイドパネル内収納箱アセンブリに関する。より詳しくは、本発明は、車両の後輪の後方に取り付けられた車両サイドパネル内収納箱アセンブリに関する。
ピックアップトラックには、追加的な収納スペースが設けられる場合がある。ピックアップトラックなどの車両用には、種々の形式の収納システムがある。そのようなピックアップトラック用の最も一般的な収納システムのひとつは、ピックアップトラックの後部荷台部に配置される後部箱である。最近では、組込み型収納システムが提案されている。例えば、特許文献1では、ピックアップトラックの後輪の後方の下部箱型サイドパネル部に設けられた車両用収納容器が開示されている。この特許の収納容器は、一対のブラケットによって車両に取り付けられる。これらのブラケットは、収納容器全体を閉鎖位置からその収納用開口部が露出した開放位置へと引いたり回転させたりすることを可能とすべく構成されている。この特許の収納容器には、閉鎖位置において収納容器を保持するためのラッチも設けられている。このラッチには、閉鎖位置において収納容器をロックするためのオプションのロックアセンブリを設けることができる。
上記を考慮して、車両サイドパネル内収納箱アセンブリの改良が求められていることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。本発明は、この技術におけるこのニーズおよび本開示から当業者にとって明らかとなるその他のニーズに関する。
米国特許第6,129,401号
上記のような車両用収納容器については、収納用開口部を露出させるために収納容器全体がブラケット内で回転すべく構成されているため、収納のための充分なスペースがないことが判明している。また、この形式の収納容器においてロックを使用すると、ロックを損耗させる恐れのある不利な路面条件にロックが曝される。特にこのような状況になるのは、収納容器が車輪のすぐ後方の車両の下部サイドパネル内に位置しているからである。
本発明の目的のひとつは、車両の後輪の後方の領域を利用した充分な収納スペースを提供する車両サイドパネル内収納箱アセンブリを提供することである。本発明の別の目的は、車両上に容易に設置される車両サイドパネル内収納箱アセンブリを提供することである。
上記の目的は、取付け構造、収納部およびサイドパネルドアを備える車両サイドパネル内収納箱アセンブリを提供することにより基本的に達成される。取付け構造は、底面支持部と、その底面支持部の両端から上方へ延びる一対の側面部と、それらの側面部から外側へ延びる一対の取付け部とを有する。収納部は、収納用開口部を持つ箱を規定する壁構造を有する。収納部は、底面支持部と側面部との間で、取付け構造に固定連結される。サイドパネルドアは、収納部の収納用開口部を覆う閉鎖位置と収納部の収納用開口部を露出させる開放位置との間で移動可能に配置される。サイドパネルドアは、車体サイドパネルの外部を形成すべく構成・配置された外面パネルを有する。
本発明の上記ならびにその他の目的、特徴、態様および利点は、添付図面とともに本発明の好適な実施形態を開示する以下の詳しい説明から、当業者に明らかとなるであろう。
本発明の選択された実施形態を、図面を参照して以下に説明する。本開示から、本発明の実施形態の以下の説明は例示のためにのみ提供されるものであり、添付の請求項およびその均等物により定義される本発明を限定するためのものではないことが、当業者には明らかとなるであろう。
まず図1から図3を参照すると、本発明の好適な実施形態による車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12を備えた車両10が図示されている。本発明を説明するために車両10としてピックアップトラックが図示されているが、本発明が、これらに限定するわけではないが、スポーツ用多目的車(SUV)、ミニバン、トラックなどの様々な異なる種類の車両で実施可能であることは、本開示から当業者には明らかであろう。図示された実施形態において、車両10は、シャーシつまりフレーム(図示せず)に取り付けられた前部運転室部14と後部荷台部16を有する。車両10の構造の大半は、従来のものであり、かつ/または、本発明にとって重要ではないため、本発明に関連する車両10の部品または部分のみをここで検討または図示する。換言すれば、前部運転室部14と後部荷台部16の正確な構成は、本発明にとって重要ではない。したがって、本発明を説明するために、車両10の簡略化された図を用いる。
次に、図4を参照して、車体の一部を形成する後部荷台部16の下面部分を説明する。後部荷台部16は、少なくとも、床パネル20、一対のサイドパネル22(一方のみ図示)、および床パネル20の底面に取り付けられ且つシャーシつまり車両フレーム26の上部に取り付けられた複数の横方向のクロスメンバ24(2本のみ図示)を含む。床パネル20、サイドパネル22および横方向のクロスメンバ24は、好適には、所望の形状に曲げられる板金材からなる。より具体的には、床パネル20、サイドパネル22および横方向のクロスメンバ24は、板金材、および/または、車体製造に適したその他の材料からなる。
車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12は、サイドパネル22の後輪格納構造28のすぐ後方にある一対の隣接した横方向のクロスメンバ24に取り付けられる。この配置により、耐久性が向上し、後部荷台部16の領域が強化される。好適には、車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12は、必要に応じて車両10に容易に設置できるモジュール式アセンブリである。車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12は、また、サイドパネル22の外面に融合するように車体のサイドパネル22の一方(好適には運転者側)に組み込まれる。車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12は、車輪格納構造28の湾曲した車輪格納開口部の一部も形成し、魅力的な外観を与えると共に、車両10の後輪の後方の領域を有効に利用する。
基本的に、車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12は、取付け構造30、収納箱つまり収納部32、サイドパネルドア34および支え部材36を含む。車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12を後部荷台部16に取り付けると、サイドパネルドア34は、後部荷台部16の外部側の表面の一部を形成する。より好適には、サイドパネルドア34は、車輪格納構造28の湾曲した車輪格納開口部の一部を形成する。したがって、図2からわかるように、サイドパネルドア34の外面は、サイドパネル22の外面と実質的に面一であり、車両10の輪郭に従って美的に好ましい外観を提供する。換言するならば、サイドパネルドア34の外面は、車体サイドパネル22の外側部分を形成すべく構成・配置される。
図4〜図7および図9を参照すると、取付け構造30は、好適には、図示されたようにいくつかの部材から構成される。ただし、取付け構造の部材の中には必要または要求に応じて組み合わせて単一部材とすることのできるものがあるということは、本開示から当業者には明らかであろう。基本的に、図示された実施形態の取付け構造30は、底面ブラケット40、前側ブラケット42、後側ブラケット44、サイドパネルブラケット46およびヒンジアセンブリ48を含む。好適には、これらの部材は、収納箱つまり収納部32に対する支持構造を形成する剛性金属材料からなる。さらに、サイドパネルドア34は、ヒンジアセンブリ48を介して、取付け構造30にヒンジ式に取り付けられる。この構成により、サイドパネルドア34が確実に車体にしっかりと固定され、一体化された構造が得られる。
底面ブラケット40は、概ねU字形の形状を有する金属製ブラケットであることが好ましい。特に、底面ブラケット40は、中央支持部40a、前側取付け部40b、後側取付け部40cならびに一対のヒンジタブ40dおよび40eを有する。中央支持部40aは、収納部32の底面を支持し、前側取付け部40bおよび後側取付け部40cは、複数の締結具を介して前側ブラケット42および後側ブラケット44に固定される。ヒンジアセンブリ48は、ヒンジタブ40dおよび40eにより、底面ブラケット40に固定連結される。したがって、サイドパネルドア34は、底面ブラケット40に回動可能に取り付けられ、概ね車両10の前後方向に延びる水平な回動軸のまわりを回動する。
前側ブラケット42は、車体の横方向のクロスメンバ24のひとつに固定連結された上端部を有する剛性金属材料からなる逆L字形のブラケットであることが好ましい。前側ブラケット42の下端部は、複数の締結具により底面ブラケット40の前側取付け部40bに固定連結される。また、サイドパネルブラケット46も、車体に対して確実に保持されるように、前側ブラケット42の外縁に沿って連結されることが好ましい。
図4、図6および図9を参照すると、後側ブラケット44は、実質的に前側ブラケット42の鏡像をなしている。したがって、後側ブラケット44は、剛性金属材料からなる逆L字形の部材であることが好ましい。後側ブラケット44の上端部は、横方向のクロスメンバ24のひとつに固定連結される。特に、前側ブラケット42および後側ブラケット44は、一対の隣接した横方向のクロスメンバ24に連結され、それらが取付け構造30によって横端部で確実に互いに接続されるようにする。したがって、後部荷台部16の剛性は、取付け構造30を用いることにより強化される。後側ブラケット44の下端部は、複数の締結具により底面ブラケット40の後側取付け部40cに固定連結される。サイドパネルブラケット46も、後側ブラケット44の外縁に固定連結される。サイドパネルブラケット46は、前側ブラケット42および後側ブラケット44ならびに後部荷台部16のサイドパネル22に固定連結された実質的にU字形の部材であることが好ましい。したがって、取付け構造30は、サイドパネル22に対しても剛性を与える。特に、サイドパネルブラケット46は、前側ブラケット42および後側ブラケット44に固定連結された4つの取付けタブ46b、46c、46dおよび46eを備えたU字形の本体部46aを有している。また、サイドパネルブラケット46は、サイドパネル22に連結された前側取付けフランジ46fおよび後側取付けフランジ46gを有する。前側取付けフランジ46fは、それに連結された支え部材36の一端も有する。
図3からわかるように、サイドパネルブラケット46は、収納部32内に延びるフックラッチ46hも含む。このフックラッチ46hは、収納部32の上壁部32dを貫いて延びる概ねU字形の棒材である。フックラッチ46hは、以下に説明するように、サイドパネルドア34を収納部32に固定すべく構成・配置される。
図4〜図6を参照すると、ヒンジアセンブリ48は、基本的に、取付けブラケット50、一対のピボットピン52および54ならびにトーションバー56を含む。取付けブラケット50は、中央ドア取付け部50aと該ドア取付け部50aの両端から延びる一対のヒンジフランジ50bおよび50cとを有するU字形の部材であることが好ましい。ヒンジフランジ50bおよび50cは、ピボットピン52および54により、底面ブラケット40のヒンジタブ40dおよび40eに回動可能に連結される。ピボットピン52および54は、サイドパネルドア34が閉鎖位置から開放位置へと移動される際にサイドパネルドア34を収納部32に対して下方に回動させるべく構成・配置された水平配置の下側回動軸を形成する。サイドパネルドア34の下方への回動は、サイドパネルブラケット46の前側取付けフランジ46fとサイドパネルドア34の内側表面との間に連結された支え部材36により制限される。
やはり図4〜図6を参照すると、トーションバー56は、取付け構造30の中央支持部48に固定された第1の端部と取付けブラケット50のヒンジフランジ50bに連結された第2の端部とを有する金属棒材であることが好ましい。特に、トーションバー56の後方つまり第1の端部は、底面ブラケット40のねじ孔にねじ込まれる締結具が挿入されるループ状の部分を有する。トーションバー56の第2つまり前方の端部は、好適には、ピボットピン52を通過するフック状の部分であり、ヒンジフランジ50bに形成された孔に挿入される。
収納箱つまり収納部32は、一体型の、剛性プラスチック材などの硬質剛性の非金属材料製のユニット部材として構成されることが好ましい。収納部32は、従来の締結具を用いて、前側ブラケット42および後側ブラケット44に固定される。さらに、収納部32は、車体にしっかりと固定されるように、サイドパネルブラケット46およびサイドパネル22にも連結されることが好ましい。基本的に、収納部32は、底壁部32a、一対の側壁部32bおよび32c、上壁部32dおよび後壁部32eを有する。したがって、これらの壁部32a〜32eは、側面収納用開口部を持つ箱を規定する壁構造をなす。収納部32の側面収納用開口部は、サイドパネルドア34により選択的に覆われる。好適には、壁部32a〜32eにより規定される壁構造は、側壁部32bおよび32cならびに上壁部32dから外側に且つ実質的に垂直に延びる取付けフランジ32fを有する。好適には、取付けフランジ32fは、従来の締結具によりサイドパネルブラケット46およびサイドパネル22に取り付けるための複数の孔を有する。
図3、図7および図8を参照すると、環状ガスケット60が壁部32a〜32eの各縁に装着されて、サイドパネルドア34が閉鎖位置にある際に壁部32a〜32eの外縁とサイドパネルドア34との間にシールが形成されることが好ましい。ガスケット60つまりシールは、優れた耐候特性を有する材料またはその他の材料からなる。特に、ガスケット60は、サイドパネルドア34が閉鎖位置にある際にガスケット60が圧縮されて耐候性シールを形成するように、構成・配置されている。サイドパネルドア34が開放位置へ回動されると、ガスケット60は、その材料の弾性のゆえに原形(非圧縮状態)へ復帰する。収納部32の取付けフランジ32fは、良好な密封性を確保するために、ガスケット60よりも内側に車体中心方向へ引っ込んでいることが好ましい。
さらに、収納部32の上縁および後縁に沿って付加的なガスケット62が形成されることが好ましい。特に、付加的なガスケット62は、収納部32の縁のふたつに沿った付加的な外側シールを形成するように、ガスケット60よりも外側に間隔をおいて配置される。換言するならば、サイドパネルドア34が閉鎖位置にある際に、付加的なガスケット62は、サイドパネルドア32とサイドパネル22との間で圧縮されて、それらの間で耐候性シールを形成する。ガスケット62は、ガスケット60と同一または類似の材料からなることが好ましい。
図3および図7を参照すると、好適には、収納部32は、側壁部32bおよび32cならびに後壁部32eに沿って延びる複数のリブ32gを有する。これらのリブ32gは、ひとつ以上のオプションのトレイ(または棚)66を支えるためのトレイ支持桟を形成する。トレイ66は、追加的な付属品を底壁部32aの上方の棚に収納できるようにリブ32gのひとつに載せられるべく、そのサイズを決定される。トレイ66は、リブ32gに載せられるだけなので、必要または要求に応じて容易に取り外すことができる。
サイドパネルドア34は、好適には板金材料製の剛性部材として形成され、実質的に矩形の形状を有する。サイドパネルドア34の外面パネル34aは、車体のサイドパネル22の外面の一部を規定する平滑な外面形状を有する。特に、サイドパネルドア34の外面パネル34aは、湾曲した前縁、実質的に真直な上縁、実質的に真直な後縁および実質的に真直な下縁を有する。サイドパネルドア34の外面パネル34aの上縁および下縁は、実質的に水平に延び、前縁および後縁は、上縁と下縁との間に延びていることが好ましい。サイドパネルドア34の外面パネルの前縁は、車体側部の車輪格納開口部の一部を規定する凹んだアーチ形状を有する。したがって、外面パネル34aは、サイドパネル22の残りの部分と面一をなすような輪郭をもち、サイドパネル22の残りの部分の形状と融合することができるような輪郭をもつ。換言するならば、車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12を持つサイドパネル22は、車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12を備えていない他方のサイドパネル22と実質的に同一の外観を有する。
言うまでもないが、車両サイドパネル内収納箱アセンブリ12が必要または要求に応じてサイドパネル22のどちらにも取り付け可能であることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。
再度、図3、図11および図12を参照すると、サイドパネルドア34は、サイドパネルドア34の内面に取り付けられたロックユニット70を有することが好ましい。このロックユニット70は、サイドパネルドア34を収納部32に固定するためにフックラッチ46hを解放可能に把持すべく構成・配置されている。ロックユニット70は、図11および図12に示すように、サイドパネルドア34の外面パネル34aを介して操作できるシリンダ錠72を持つ鍵操作式ラッチング機構71を含む。
図2、図11および図12を参照すると、外面パネル34aは、ピボットピン76によりサイドパネルドア34に回動可能に連結されたシリンダ錠カバー74を備えていることが好ましい。このシリンダ錠カバー74は、好適には、ゴムまたは成形パッドなどの弾性シール材料からなるシール部材つまりガスケット78を含む。シリンダ錠カバー74は、シリンダ錠72を汚染物から保護するためにシール部材78をシリンダ錠72の外面に押し付けるねじりばね80によって、閉鎖位置に付勢されることが好ましい。換言するならば、シリンダ錠カバー74は、シリンダ錠カバー74がその通常の閉鎖位置にある際にシリンダ錠72を汚染物から保護すべく構成・配置されたシール部材74を有する。言うまでもないが、シリンダ錠72を操作するためには、ユーザーは、シリンダ錠カバー74がピボットピン76のまわりを回動してシリンダ錠72が露出されるように、シリンダ錠カバー74を付勢部材80の負荷力に抗して回動させるだけでよい。
ロックユニット70は、当該技術において周知の従来の部品である。例えば、ロックユニット70は、車両のグローブボックスに多用されるロックユニットと同様の方法で製作することができる。したがって、ロックユニット70については、ここでは詳しく説明・図示しない。
支え部材36は、好適には、サイドパネル22の車輪格納部と収納部32の前方に面する側壁部32bとの間の領域に位置しサイドパネルブラケット46の前側取付けフランジ46fに固定連結された第1の端部を有する可撓ケーブルである。支え部材36の第2の端部は、サイドパネルドア34の内壁に固定連結される。したがって、支え部材36は、収納部32に対するサイドパネルドア34の下降回動の動きを制限する。
本明細書において使用される以下の方向用語「前方、後方、上方、下方、垂直、水平、下、横」およびその他の類似した方向用語は、本発明が適用された車両における方向をいう。したがって、本発明を説明するために用いられるこれらの用語は、本発明が適用された車両を基準として解釈される。さらに、請求項において「手段+機能」として表現される用語は、本発明の当該部分の機能を実施するために用いることができるすべての構造を含む。本明細書において使用される「実質的に」、「およそ」および「概略」などの程度を表す用語も、最終的な結果が著しく変わらないように、修飾された用語の妥当な大きさの偏差を意味している。例えば、これらの用語は、修飾する語の意味を無効にしない偏差であるかぎり、修飾された用語の少なくとも±5%の偏差を含むものと解釈することができる。
本発明を説明するために、選択された実施形態のみが記載されているが、添付の請求項において定義される本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更および修正が可能であることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。さらに、本発明による実施形態の上記の説明は、例示のためにのみ提供されるものであり、添付の請求項およびその均等物により定義される本発明を限定するためのものではない。したがって、本発明の範囲は開示された実施形態のみに限定されるものではない。
本開示の一部である添付図面について、以下に説明する。
本発明の好適な実施形態による車両サイドパネル内収納箱アセンブリを有する車両の運転者側の立面図である。 車両サイドパネル内収納箱アセンブリのサイドパネルドアが閉鎖位置にある図1に示された車両の後端部の部分側面斜視図である。 車両サイドパネル内収納箱アセンブリのサイドパネルドアが開放位置にある図1および図2に示された車両の後端部の部分側面斜視図である。 本発明の好適な実施形態による図1から図3に示された車両の下面に取り付けられた車両サイドパネル内収納箱アセンブリの背面斜視図である。 説明のためにサイドパネルドアを開放位置に回動させた状態の車両サイドパネル内収納箱アセンブリの前側立面図である。 説明のためにサイドパネルドアを取り外した状態の図1から図5に示された車両の下面に取り付けられた車両サイドパネル内収納箱アセンブリの底面図である。 説明のためにサイドパネルドアを取り外した状態の図1から図6に示された車両の下面に取り付けられた車両サイドパネル内収納箱アセンブリの外部側立面図である。 説明のためにサイドパネルドアを取り外した状態の図7の切断線8−8に沿って見た車両サイドパネル内収納箱アセンブリの横断面図である。 説明のために収納箱つまり収納部を取り外した状態の車両サイドパネル内収納箱アセンブリの取付け構造の外部側立面図である。 説明のために車両サイドパネル内収納箱アセンブリの取付け構造から取り外された収納箱つまり収納部の外部側斜視図である。 ロックユニットの領域における車両サイドパネル内収納箱アセンブリのサイドパネルドアの外部側の拡大部分立面図である。 図11の切断線12−12に沿って見たロックユニットの領域におけるサイドパネルドアの部分断面図である。

Claims (46)

  1. 底面支持部と、前記底面支持部の両端から上方へ延びる一対の側面部と、前記側面部から外側へ延びる一対の取付け部とを有する取付け構造と、
    収納用開口部を持つ箱を規定する壁構造を有し、前記底面支持部と前記側面部との間で前記取付け構造に固定連結されている収納部と、
    前記収納部の収納用開口部を覆う閉鎖位置と前記収納部の収納用開口部を露出させる開放位置との間で移動可能に配置され、車体サイドパネルの外部を形成すべく構成・配置された外面パネルを有するサイドパネルドアと、
    を備える車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  2. 前記サイドパネルドアが、前記取付け構造と前記サイドパネルドアとの間に取り付けられたヒンジアセンブリにより、前記取付け構造に回動可能に連結される、
    請求項1に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  3. 前記ヒンジアセンブリが、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動する際に前記サイドパネルドアを前記収納部に対して下方に回動させるべく構成・配置された水平配置の下側回動軸を有する、
    請求項2に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  4. 前記取付け構造に連結された第1の端部と前記サイドパネルドアに連結された第2の端部とを有し、前記収納部の外側に位置し、前記サイドパネルドアの下方への動きを制限すべく構成された支え部材、
    をさらに備える請求項3に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  5. 前記支え部材が、前記サイドパネルドアが閉鎖位置にある際にサイドパネルドアにより完全に覆われるケーブルステーである、
    請求項4に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  6. 前記収納部が、主に非金属材料からなり、
    前記取付け構造が、主に剛性金属材料からなる、
    請求項1に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  7. 前記サイドパネルドアの外面パネルが、前縁、上縁、後縁および下縁を有し、
    前記上縁および前記下縁は、実質的に水平方向に延びており、
    前記前縁および前記後縁は、前記上縁と前記下縁の間に延びている、
    請求項1に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  8. 前記取付け構造に連結された第1の端部と前記サイドパネルドアに連結された第2の端部とを有し、前記収納部の外側に位置し、前記サイドパネルドアの下方への動きを制限すべく構成された支え部材、
    をさらに備える請求項7に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  9. 前記前縁が、車体側部の車輪用開口部を規定する凹んだ弧の形状を有する、
    請求項8に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  10. 前記前縁が、車体側部の車輪用開口部を規定する凹んだ弧の形状を有する、
    請求項7に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  11. 前記サイドパネルドアが、ラッチング部材を含み、
    前記取付け構造が、前記サイドパネルドアを閉鎖位置において保持するために前記サイドパネルドアのラッチング部材と協働すべく配置されたラッチ部材を含む、
    請求項1に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  12. 前記ラッチング部材が、シリンダ錠およびシリンダ錠カバーを含む、
    請求項11に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  13. 前記シリンダ錠カバーが、前記シリンダ錠を覆う被覆位置と前記シリンダ錠を露出させる非被覆位置との間で前記サイドパネルドアに対して回動すべく配置される、
    請求項12に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  14. 前記シリンダ錠カバーが、付勢要素により被覆位置へ付勢される、
    請求項13に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  15. 前記シリンダ錠カバーが、前記シリンダ錠を汚染物から保護すべく構成・配置されたシール部材を含む、
    請求項14に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  16. 底面支持部と、前記底面支持部の両端から上方へ延びる一対の側面部と、前記側面部から外側へ延びる一対の取付け部とを有する取付け構造と、
    収納用開口部を持つ箱を規定する壁構造を有し、前記底面支持部と前記側面部との間で前記取付け構造に固定連結されている収納部と、
    前記収納部の収納用開口部を覆う閉鎖位置と前記収納部の収納用開口部を露出させる開放位置との間で前記取付け構造に回動可能に取り付けられたサイドパネルドアと、
    を備える車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  17. 前記サイドパネルドアが、前記取付け構造とサイドパネルドアとの間に取り付けられたヒンジアセンブリにより、前記取付け構造に回動可能に連結される、
    請求項16に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  18. 前記ヒンジアセンブリが、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動する際に前記サイドパネルドアを前記収納部に対して下方に回動させるべく構成・配置された水平配置の下側回動軸を有する、
    請求項17に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  19. 前記取付け構造に連結された第1の端部と前記サイドパネルドアに連結された第2の端部とを有し、前記収納部の外側に位置し、前記サイドパネルドアの下方への動きを制限すべく構成された支え部材、
    をさらに備える請求項18に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  20. 前記支え部材が、前記サイドパネルドアが閉鎖位置にある際にサイドパネルドアにより完全に覆われるケーブルステーである、
    請求項19に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  21. 前記収納部が、主に非金属材料からなり、
    前記取付け構造が、主に剛性金属材料からなる、
    請求項16に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  22. 前記サイドパネルドアが、前縁、上縁、後縁および下縁を持つ外面パネルを有し、
    前記上縁および前記下縁は、実質的に水平方向に延びており、
    前記前縁および前記後縁は、前記上縁と前記下縁の間に延びている、
    請求項16に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  23. 前記取付け構造に連結された第1の端部と前記サイドパネルドアに連結された第2の端部とを有し、前記収納部の外側に位置し、前記サイドパネルドアの下方への動きを制限すべく構成された支え部材、
    をさらに備える請求項22に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  24. 前記前縁が、車体側部の車輪用開口部を規定する凹んだ弧の形状を有する、
    請求項23に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  25. 前記前縁が、車体側部の車輪用開口部を規定する凹んだ弧の形状を有する、
    請求項22に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  26. 前記サイドパネルドアが、ラッチング部材を含み、
    前記取付け構造が、前記サイドパネルドアを閉鎖位置において保持するために前記サイドパネルドアのラッチング部材と協働すべく配置されたラッチ部材を含む、
    請求項16に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  27. 前記ラッチング部材が、シリンダ錠およびシリンダ錠カバーを含む、
    請求項26に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  28. 前記シリンダ錠カバーが、前記シリンダ錠を覆う被覆位置と前記シリンダ錠を露出させる非被覆位置との間で前記サイドパネルドアに対して回動すべく配置される、
    請求項27に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  29. 前記シリンダ錠カバーが、付勢要素により被覆位置へ付勢される、
    請求項28に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  30. 前記シリンダ錠カバーが、前記シリンダ錠を汚染物から保護すべく構成・配置されたシール部材を含む、
    請求項29に記載の車両サイドパネル内収納箱アセンブリ。
  31. 床パネルと、サイドパネルと、前記床パネルの底面に固定連結された一対の横方向のクロスメンバとを有する車体と、
    前記車体に連結された車両サイドパネル内収納箱アセンブリと、
    を備え、
    前記車両サイドパネル内収納箱アセンブリが、
    底面支持部と、前記底面支持部の両端から上方へ延びる一対の側面部と、前記側面部から外側へ延び前記横方向のクロスメンバに連結されている一対の取付け部と、を有する取付け構造と、
    収納用開口部を持つ箱を規定する壁構造を有し、前記底面支持部と前記側面部との間で前記取付け構造に固定連結されている収納部と、
    前記収納部の収納用開口部を覆う閉鎖位置と前記収納部の収納用開口部を露出させる開放位置との間で移動可能に配置され、前記サイドパネルの外部輪郭に従う外面パネルを有するサイドパネルドアと、
    を含む、
    車両構造。
  32. 前記サイドパネルドアが、前記取付け構造とサイドパネルドアとの間に取り付けられたヒンジアセンブリにより、前記取付け構造に回動可能に連結された、
    請求項31に記載の車両構造。
  33. 前記ヒンジアセンブリが、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動される際に前記サイドパネルドアを前記収納部に対して下方に回動させるべく構成・配置された水平配置の下側回動軸を有する、
    請求項32に記載の車両構造。
  34. 前記取付け構造に連結された第1の端部と前記サイドパネルドアに連結された第2の端部とを有し、前記収納部の外側に位置し、前記サイドパネルドアの下方への動きを制限すべく構成された支え部材、
    をさらに備える請求項33に記載の車両構造。
  35. 前記支え部材が、前記サイドパネルドアが閉鎖位置にある際にサイドパネルドアにより完全に覆われるケーブルステーである、
    請求項34に記載の車両構造。
  36. 前記収納部が、主に非金属材料からなり、
    前記取付け構造が、主に剛性金属材料からなる、
    請求項31に記載の車両構造。
  37. 前記サイドパネルドアの外面パネルが、前縁、上縁、後縁および下縁を有し、
    前記上縁および前記下縁は、実質的に水平方向に延びており、
    前記前縁および前記後縁は、前記上縁と前記下縁の間に延びている、
    請求項31に記載の車両構造。
  38. 前記取付け構造に連結された第1の端部と前記サイドパネルドアに連結された第2の端部とを有し、前記収納部の外側に位置し、前記サイドパネルドアの下方への動きを制限すべく構成された支え部材、
    をさらに備える請求項37に記載の車両構造。
  39. 前記車体のサイドパネルが、車体側部の車輪用開口部の第1の部分を形成し、
    前記前縁が、前記車体側部の車輪用開口部の第2の部分を規定する凹んだ弧の形状を有する、
    請求項38に記載の車両構造。
  40. 前記車体のサイドパネルが、車体側部の車輪用開口部の第1の部分を形成し、
    前記前縁が、前記車体側部の車輪用開口部の第2の部分を規定する凹んだ弧の形状を有する、
    請求項37に記載の車両構造。
  41. 前記サイドパネルドアが、ラッチング部材を含み、
    前記取付け構造が、前記サイドパネルドアを閉鎖位置において保持するために前記サイドパネルドアのラッチング部材と協働すべく配置されたラッチ部材を含む、
    請求項31に記載の車両構造。
  42. 前記ラッチング部材が、シリンダ錠およびシリンダ錠カバーを含む、
    請求項41に記載の車両構造。
  43. 前記シリンダ錠カバーが、前記シリンダ錠を覆う被覆位置と前記シリンダ錠を露出させる非被覆位置との間で前記サイドパネルドアに対して回動すべく配置された、
    請求項42に記載の車両構造。
  44. 前記シリンダ錠カバーが、付勢要素により被覆位置へ付勢されている、
    請求項43に記載の車両構造。
  45. 前記シリンダ錠カバーが、前記シリンダ錠を汚染物から保護すべく構成・配置されたシール部材を含む、
    請求項44に記載の車両構造。
  46. 床パネルと、サイドパネルと、前記床パネルの底面に固定連結された第1および第2の横方向のクロスメンバとを有する車体と、
    前記車体に連結された車両サイドパネル内収納箱アセンブリと、
    を備え、
    前記車両サイドパネル内収納箱アセンブリが、
    前記第1および第2の横方向のクロスメンバに固定連結された取付け構造と、
    収納用開口部を持つ箱を規定する壁構造を有し、前記取付け構造に固定連結されている収納部と、
    前記収納部の収納用開口部を覆う閉鎖位置と前記収納部の収納用開口部を露出させる開放位置との間で前記取付け構造に回動可能に取り付けられたサイドパネルドアと、
    を含む、
    車両構造。
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