JP2005287505A - 電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品及びその調理方法 - Google Patents

電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品及びその調理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005287505A
JP2005287505A JP2005061819A JP2005061819A JP2005287505A JP 2005287505 A JP2005287505 A JP 2005287505A JP 2005061819 A JP2005061819 A JP 2005061819A JP 2005061819 A JP2005061819 A JP 2005061819A JP 2005287505 A JP2005287505 A JP 2005287505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
frozen
food
microwave oven
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005061819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4129007B2 (ja
Inventor
Tetsuo Takinami
哲郎 滝浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichirei Foods Inc
Original Assignee
Nichirei Foods Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichirei Foods Inc filed Critical Nichirei Foods Inc
Priority to JP2005061819A priority Critical patent/JP4129007B2/ja
Publication of JP2005287505A publication Critical patent/JP2005287505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4129007B2 publication Critical patent/JP4129007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Noodles (AREA)

Abstract

【課題】一度の電子レンジ加熱調理により、茹で麺体食品の冷凍物を、解凍後の良好な食感を維持した状態まで十分に解凍でき、しかも、解凍された流動性食品と容易な混合操作により混合できる形態を有し、所望の冷製感が得られる冷し麺体食品用の包装冷凍食品及びその調理方法を提供すること。
【解決手段】本発明の電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品は、耐熱性を有し、水不透過性を示す容器(X)内に、流動性食品の冷凍物(A)と、茹で麺体食品の冷凍物(B)と、複数の小塊状氷とを含み、前記冷凍物(B)を前記冷凍物(A)の上部に載置し、且つ前記小塊状氷を前記冷凍物(B)の内部、上部及び下部の少なくともいずれかの箇所に固定して存在させ、更に必要により、耐熱性及び可撓性を有する容器(Y)内に収容した、薬味及び/又は具の冷凍物(C)を含み、該容器(Y)を、前記容器(X)の冷凍物(A)側に配置したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、うどん類、そば類、中華麺類、パスタ類、米粉麺類等の冷し麺体食品にかかる電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品及びその調理方法に関し、更に詳細には、冷凍した食品の種類による誘電損失率の差を利用して電子レンジ加熱調理において、一度の解凍加熱操作で喫食に適した食感、冷製感が味わえる温度に容易に解凍調理することが可能な冷し麺体食品用の包装冷凍食品及びその調理方法に関する。
近年、冷凍技術や電子レンジにかかる技術の進展に伴ない、各種冷凍食品の販売が増加傾向にある。一般に電子レンジ加熱調理される冷凍食品は、加熱調理後、温かい食品として喫食するものが多い。
一方、例えば、冷しうどん、冷しそば、冷し中華、冷麺等の、食する際に冷製感や、それに伴なう食感及び風味を楽しむ食品についても、電子レンジ加熱調理により簡易に喫食することが可能な冷し麺体食品用の冷凍食品もいくつか提案されている。このような冷し麺体食品用の冷凍食品は、誘電損失係数が低い氷が、電子レンジによる電磁波照射によってほとんど解凍されないことを利用した技術等が採用されている。
例えば、特許文献1には、茹で麺に凍結処理を施して、それを氷塊もしくは氷片と共に容器に収容してなる即席冷凍冷し麺の考案が記載されている。特許文献2には、液状の麺汁、茹で麺及び各種の具を個々に凍結し、容器の底辺に適量の水をはり凍結して氷にしたものを予備しておき、その上に冷凍麺汁、冷凍茹で麺及び具を重ねた即席冷麺にかかる発明が記載されている。
実開平2−67788号公報 特開平5−244888号公報
前記特許文献1に記載された即席冷凍冷し麺の考案では、茹で麺の冷凍麺と氷塊もしくは氷片とが容器に収容され、調味汁及び具材の冷凍物が別に小袋に収容されている。そして、これらを同時に電子レンジにより加熱調理できることが記載されている。しかし、これらを、通常の冷凍麺が十分に解凍されうるように同時に電子レンジ加熱調理をした場合、誘電損失係数が高い調味汁及び具材の冷凍物が過加熱となり、電子レンジ加熱調理後においてこれらを混合しても所望の冷製感が得られ難いか、若しくは混合操作が煩雑になる。
一方、調味汁及び具材の冷凍物が過加熱とならないように冷凍麺と同時に電子レンジ加熱調理した場合には、冷凍麺が十分に解凍されず、その後の麺と調味液の混合が煩雑化するばかりか、麺の食感や風味も低下するという問題がある。
前記特許文献2に記載された即席冷麺では、容器中央部を突起状態に凍結した一体の氷を底面に収容し、その上にドーナツ状に凍結した麺と調味汁と具材とが重ねて収容されているため、誘電損失係数が低い前記一体の氷を半解凍状態になるまで電子レンジ加熱調理するには、加熱時間が長くなり、麺や具材が過加熱となり所望の食感が維持できない。
一方、麺や具材の過加熱を防止するように電子レンジ加熱調理した場合には、前記一体の氷が半解凍とならず、大きな塊として存在するので、冷却のための混合操作が煩雑化するという問題が生じる。
従って、本発明の課題は、一度の電子レンジ加熱調理により、茹で麺体食品の冷凍物を、解凍後の良好な食感を維持した状態まで十分に解凍でき、しかも、解凍された流動性食品と容易な混合操作により混合できる形態を有すると共に、該混合後に所望の冷製感が得られる冷し麺体食品用の包装冷凍食品及びその調理方法を提供することにある。
本発明の別の課題は、一度の電子レンジ加熱調理により、茹で麺体食品の冷凍物を、解凍後の良好な食感を維持した状態まで十分に解凍でき、しかも、解凍された流動性食品と容易な混合操作により混合できる形態を有すると共に、加熱された具材を含めて前記混合後に所望の冷製感が得られる冷し麺体食品用の包装冷凍食品及びその調理方法を提供することにある。
すなわち、本発明によれば以下の(1)〜(13)が提供される。
(1)電子レンジで加熱調理する冷し麺体食品用の包装冷凍食品であって、電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有し、水不透過性を示す容器(X)内に、流動性食品の冷凍物(A)と、茹で麺体食品の冷凍物(B)と、複数の小塊状氷とを含み、前記冷凍物(B)を前記冷凍物(A)の上部に載置し、且つ前記小塊状氷を前記冷凍物(B)の内部、上部及び下部の少なくともいずれかの箇所に固定して存在させたことを特徴とする電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品。
(2)前記流動性食品が、冷し麺用調味液単独、若しくは薬味及び/又は具からなる固形物と冷し麺用調味液との混合物であり、前記茹で麺体食品が茹で麺であることを特徴とする前記(1)記載の包装冷凍食品。
(3)前記茹で麺体食品が、うどん類、そば類、中華麺類、パスタ類及び米粉麺類からなる群より選択される前記(1)又は(2)記載の包装冷凍食品。
(4)前記小塊状氷の1個あたりの質量が、3〜20gであることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の包装冷凍食品。
(5)冷凍物(A)中の冷し麺用調味液の質量及び冷凍物(B)の質量の合計量に対する複数の小塊状氷の質量比((冷凍物(A)の冷し麺用調味液の質量+冷凍物(B)の質量)/複数の小塊状氷の合計質量)が、7.7以下であることを特徴とする前記(2)記載の包装冷凍食品。
(6)前記容器(X)が、可撓性を示す容器であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の包装冷凍食品。
(7)前記容器(X)が、ハード容器であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の包装冷凍食品。
(8)電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有し、且つ可撓性を示す容器(Y)内に収容した、薬味及び/又は具の冷凍物(C)を更に含み、該容器(Y)を、前記容器(X)の冷凍物(A)側に配置したことを特徴とする前記(6)記載の包装冷凍食品。
(9)冷凍物(C)が、複数種類の薬味及び/又は具からなり、容器(Y)が該冷凍物(C)を収容した状態で真空引きされていることを特徴とする前記(8)記載の包装冷凍食品。
(10)前記容器(X)、若しくは容器(X)及び(Y)が、電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有する容器(Z)内に収容された形態であることを特徴とする前記(6)、(8)又は(9)のいずれかに記載の包装冷凍食品。
(11)前記(1)〜(7)のいずれかに記載の包装冷凍食品を、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(A)側を下方にして容器(X)を載置するか、若しくは電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(A)側を上方にして容器(X)を載置する工程(a1)と、容器(X)内の小塊状氷の少なくとも一部の固形が残り、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b1)と、工程(b1)の後、電子レンジから容器(X)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c1)と、工程(c1)の後、容器(X)を開封する工程(d1)とを含むことを特徴とする包装冷凍食品の調理方法。
(12)前記(8)〜(10)のいずれかに記載の包装冷凍食品を、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては容器(Y)側を下方にして容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を載置するか、若しくは電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては容器(Y)側を上方にして容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を載置する工程(a2)と、容器(X)内の小塊状氷の少なくとも一部の固形が残り、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b2)と、工程(b2)の後、電子レンジから容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c2)と、工程(c2)の後、容器(X)及び(Y)を開封する工程(d2)とを含むことを特徴とする包装冷凍食品の調理方法。
(13)工程(c2)において容器(X)の内容物の混合を、容器(Y)が容器(X)に接触した状態で実施することを特徴とする前記(12)記載の調理方法。
本発明の電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品は、所定性能の容器(X)内に、流動性食品の冷凍物(A)と、茹で麺体食品の冷凍物(B)と、複数の小塊状氷とを所定の配置で含むので、電子レンジの種類に応じて、電子レンジ内に載置する容器(X)の載置方向を変えるのみで、一度の電子レンジ加熱調理によって、茹で麺体食品の冷凍物を、解凍後の良好な食感を維持した状態まで十分に解凍でき、しかも、該解凍された麺体食品と解凍された流動性食品とを、前記電子レンジ加熱調理した同一の容器(X)内で、解凍されない状態の小塊状氷と容易に混合することができ、この際、小塊状氷が溶けることにより、麺体食品及び流動性食品に所望の冷製感を容易に付与することができる。
また、本発明の電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品が前記容器(X)に加えて、所定性能の容器(Y)内に収容した、薬味及び/又は具の冷凍物(C)を更に含む場合には、該容器(Y)が、前記容器(X)の冷凍物(A)側に配置されているので、電子レンジの種類に応じて、電子レンジ内に載置する方向を容器(X)側又は容器(Y)側に変えるのみで、一度の電子レンジ加熱調理によって、茹で麺体食品の冷凍物と薬味及び/又は具の冷凍物とを、解凍後の良好な食感を維持した状態まで十分に解凍でき、しかも、該解凍された麺体食品と解凍された流動性食品とを、前記電子レンジ加熱調理した同一の容器(X)内で、解凍されない状態の小塊状氷と容易に混合することができる。この際、小塊状氷が溶けることにより、麺体食品及び流動性食品に所望の冷製感を容易に付与することができ、更には、該混合により容器(X)に接する容器(Y)内の具材等も熱が奪われ、冷し麺体食品用の具として良好な温度状態にすることができる。
本発明の調理方法では、前記工程(a1)〜(d1)又は(a2)〜(d2)、特に、容器(X)内の小塊状氷の固形が保持され、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b1)と、工程(b1)の後、電子レンジから容器(X)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c1)とを含むか、容器(X)内の小塊状氷の固形が保持され、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b2)と、工程(b2)の後、電子レンジから容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c2)とを含むので、一度の電子レンジ加熱調理によって、茹で麺体食品の冷凍物、更には薬味及び/又は具の冷凍物を、解凍後の良好な食感を維持した状態まで十分に解凍でき、しかも、該解凍された麺体食品と解凍された流動性食品とを電子レンジ加熱調理に使用した袋を開封せずにそのまま用いて所望状態まで混合冷却することができるという非常に容易な方法によって冷し麺体食品を調理することができる。
従って、本発明では、簡易に本格的な冷しうどん、そば、中華麺等の冷し麺体食品を味わうことができる、保存性に優れた包装冷凍食品及びその調理方法を提供することができる。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明の包装冷凍食品は、電子レンジで加熱調理する冷し麺体食品用の冷凍食品であって、特定性状の容器(X)内に、流動性食品の冷凍物(A)と、茹で麺体食品の冷凍物(B)と、複数の小塊状氷とを含む。
前記容器(X)は、電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有し、水不透過性を示す。また、容器(X)は、袋等の可撓性を示す容器又はハード容器のいずれでも良く、後述する電子レンジ加熱調理後の流動性食品及び茹で麺体食品の冷却のための混合操作が容易な点からは可撓性を示す容器の使用が好ましい。容器(X)の材質は、電子レンジによる電磁波をなるべく透過しうる公知の材料等から適宜選択することができる。
前記流動性食品としては、冷し麺用の各種調味液、該調味液に薬味及び/又は具からなる固形物を混合した混合物や、ミートソース、カレーソース等の所望の粘度を有し、所望により固形物又はペースト物を有する各種ソース類等が挙げられ、全体として流動性を示すものであれば良い。中でも、冷し麺用調味液単独、若しくは薬味及び/又は具からなる固形物と冷し麺用調味液との混合物が、電子レンジ加熱調理後の流動性食品及び茹で麺体食品の冷却のための混合操作が容易な点から好ましい。流動性食品のBrix値は特に限定されないが、誘電損失率を制御し、電子レンジ加熱調理時の条件を容易に決定するために、Brixが10〜30%程度となるように調整することが好ましい。
前記薬味及び/又は具は、冷凍食品の種類に応じて適宜選択することができ、その量も冷凍食品の種類に応じて適宜決定することができる。
前記茹で麺体食品は、茹で麺等が挙げられる。更に具体的には、例えば、うどん、きしめん、冷麦、そうめん等のうどん類;各種そば類;各種中華麺類;各種ロングパスタ、各種ショートパスタ等のパスタ類;及びビーフン、フォー等の米粉麺類等からなる群より選択される茹で麺体を好ましく挙げることができる。茹で麺体食品のBrix値は特に限定されない。
前記小塊状氷は、各氷が独立して存在しうる形状であれば個々の氷の形状は特に限定されず、小片状でも良いが、1個あたりの質量は、3〜20g程度であることが、後述する電子レンジ加熱調理後の流動性食品及び茹で麺体食品の混合操作が容易であるので好ましい。
また、前記冷凍物(A)が冷し麺用調味液単独、若しくは薬味及び/又は具からなる固形物と冷し麺用調味液との混合物の冷凍物であり、且つ前記冷凍物(B)が茹で麺の冷凍物である場合には、冷凍物(A)中の冷し麺用調味液の質量及び冷凍物(B)の質量の合計量に対する複数の小塊状氷の質量比((冷凍物(A)の冷し麺用調味液の質量+冷凍物(B)の質量)/複数の小塊状氷の合計質量)は、後述する電子レンジ加熱調理後の流動性食品及び茹で麺体食品の混合操作時における冷却効率を十分なものにするために、好ましくは7.7以下、特に好ましくは6.5以下とすることができ、通常5〜7.7程度とすることができる。
本発明の包装冷凍食品は、容器(X)内において、前記冷凍物(B)を前記冷凍物(A)の上部に載置する必要がある。ここで、上部に載置した際の形態は、冷凍物(A)の上方垂直方向から目視した際に、冷凍物(A)の90%以上、好ましくは100%が目視できないような形態であることが望ましい。加えて、前記小塊状氷は、前記冷凍物(B)の内部、上部及び下部の少なくともいずれかの箇所に存在させる必要があり、前記部分の2以上に存在させることが好ましく、また小塊状氷の各々は、なるべく接することが無いように配置することが好ましい。
このような状態を説明する概略図を図1に示すが、本発明はこの例に限定されない。
図1において10は、本発明の一実施形態である包装冷凍食品であって、該包装冷凍食品10は、可撓性を有する袋状の容器(X)内に、流動性食品の冷凍物(A)上に、茹で麺体食品の冷凍物(B)を備え、該冷凍物(B)の内部には小塊状氷(11a,11b)が、上部には小塊状氷12が存在している。該流動性食品は、上述したように冷し麺用の各種調味液、該調味液に薬味及び/又は具からなる固形物を混合した混合物や、ミートソース、カレーソース等の所望の粘度を有し、所望により固形物又はペースト物を有する各種ソース類等のいずれであっても良い。
ここで、図1においては、小塊状氷が冷凍物(B)の内部及び上部の両方に存在している状態を示したが、小塊状氷が冷凍物(B)の下部に存在していても良い。但し、例えば、輸送中等における思わぬ温度上昇等が生じた場合に、小塊状氷の解凍をなるべく抑制するために、また、万が一氷の一部が融解し再凍結した場合に、複数の小塊状氷が一体化することを抑制するために、小塊状氷を冷凍物(B)の内部になるべく多く存在させることが好ましい。このように小塊状氷を冷凍物(B)の内部等に存在させるには、例えば、茹で麺体食品を冷凍するに際して、予め冷凍しておいた小塊状氷を茹で麺体食品中に存在させ冷凍することにより得ることができる。
尚、小塊状氷を冷凍物(B)の下部に全部を存在させる場合には、該小塊状の氷が冷凍物(A)に接し、電子レンジ加熱調理の際に冷凍物(A)の温度上昇による小塊状氷の過度の解凍が生じる恐れがあるので、小塊状氷の全てが冷凍物(A)と接する状態としないことが好ましい。
また、図1に示す態様では、容器(X)を可撓性を有する袋状容器としたが、電子レンジ加熱調理可能なプラスチック製等のカップ麺用のハード容器を用いることもできる。
図1に示す包装冷凍食品10を電子レンジ加熱調理する場合、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(A)側を下方にして容器(X)を電子レンジ内に載置し、また、電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(A)側を上方にして、即ち図1に示す状態を逆にして容器(X)を電子レンジ内に載置した後に電子レンジ加熱調理を行なう。
このような電子レンジ加熱調理をすることにより、冷凍物(A)は誘電損失係数が高いにもかかわらず、電磁波が直接照射されない位置に載置されるので、電磁波が直接照射される冷凍物(B)が十分加熱解凍されても過加熱されることなく、適度に解凍される。一方、小塊状氷は、電磁波が直接照射される位置にある場合にも、誘電損失係数が極めて低いので、電磁波の影響による解凍はほとんど為されず、冷凍物(A)及び冷凍物(B)が適当に解凍された状態では、これらからの熱により周囲が溶解する程度で小塊状氷の一部の固形が残る。
そして、このような状態で電子レンジ加熱調理を終了した後は、例えば、容器(X)を振とうしたり、揉んだりすることで内容物を混合し、前記残存した小塊状氷を溶解することにより、流動性食品及び茹で麺体食品を所望の冷製感が得られる温度、即ち、通常20℃以下、好ましくは15℃以下の温度に冷却させることができる。
本発明の包装冷凍食品は、容器(X)が袋等の可撓性を有する容器である場合、電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有する袋等の可撓性の容器(Y)内に収容した、薬味及び/又は具の冷凍物(C)を更に含んでいても良い。このような冷凍物(C)を採用する場合には、前記冷凍物(A)が、冷し麺用調味液単独、若しくは薬味及び/又は小型の具と冷し麺用調味液との混合物のいずれかであることが好ましい。
該可撓性の容器(Y)の材質は、電子レンジによる電磁波をなるべく透過し、耐熱性を有するものであれば特に限定されず、材質的には可撓性を有する容器(X)の材質と同様なものを用いることができる。
また、容器(Y)内に収容する薬味及び/又は具は、前記流動性食品や茹で麺体食品の種類等に合わせて適宜選択することができる。更に、冷凍物(C)が、複数種類の薬味及び/又は具からなり、解凍した際に容器(Y)内における配列を維持し、薬味及び/又は具をその配列の状態で盛付けしたい場合には、容器(Y)が該冷凍物(C)を収容した状態で真空引きされていることが好ましい。この真空引きは、解凍した際に容器(Y)内の複数の薬味及び/又は具の配列が維持しうる程度の真空引き操作により行うことができる。
このような容器(Y)を含む場合には、該容器(Y)内の冷凍物(C)が、電子レンジ加熱調理した際に過加熱されることを防止するために、該容器(Y)を、前記容器(X)の冷凍物(A)側に配置する必要がある。また、容器(Y)は、収容する薬味及び/又は具の種類等に応じて複数の容器に分けられていても良い。複数の容器(Y)を含む場合には、袋の大きさ等にもよるが、通常、各容器(Y)を、前記容器(X)の冷凍物(A)側に水平に配置することが好ましいが、適宜各容器(Y)が重なっていても良い。更に、容器(Y)の水平方向の面積は、容器(X)の水平方向の面積と同等若しくは小さいことが本発明の効果が得られ易いので好ましい。
以上のように配置されたそれぞれ可撓性を示す容器(X)及び(Y)、若しくは上記容器(X)が可撓性を有する場合の容器(X)単独は、電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有する容器(Z)内に更に収容された形態であっても良い。該容器(Z)は、可撓性を有するものであっても、プラスチックトレー等のハード容器であっても良い。
ここで、例示として、容器(X)及び(Y)が、容器(Z)内に更に収容された状態を説明する概略図を図2に示すが、本発明はこの例に限定されない。尚、図1と同じ構成は同一番号を付しその説明を簡略する。
図2において20は、本発明の一実施形態である包装冷凍食品であって、該包装冷凍食品20は、図1に示す、冷凍物(A)、冷凍物(B)、小塊状氷(11a,11b)及び小塊状氷12を備える袋状の容器(X)内と、該容器(X)の冷凍物(A)側に、薬味及び/又は具の冷凍物(C)を収容する袋状の容器(Y)を備え、これら容器(X)及び(Y)が、袋状の容器(Z)内に収容されている。
ここで、容器(X)及び(Y)がこの状態で保持される形態の場合には、必ずしもこれらが容器(Z)に収容されている必要はない。
図2に示す包装冷凍食品20を電子レンジ加熱調理する場合、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(C)側を下方にして容器(Z)を電子レンジ内に載置し、また、電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(C)側を上方にして、即ち図2に示す状態を逆にして容器(Z)を電子レンジ内に載置した後に電子レンジ加熱調理を行なう。
このような電子レンジ加熱調理をすることにより、冷凍物(A)及び冷凍物(C)は誘電損失係数が高いにもかかわらず、電磁波が直接照射されない位置に載置されるので、電磁波が直接照射される位置に載置された冷凍物(B)が十分加熱解凍されても過加熱されることなく、適度に解凍される。一方、小塊状氷は、図1において説明したのと同様に、冷凍物(A)、冷凍物(B)及び冷凍物(C)が適当に解凍された状態では、周囲が溶解する程度で小塊状氷の固形が残る。
そして、このような状態で電子レンジ加熱調理を終了した後は、例えば、少なくとも容器(X)を振とうしたり、揉んだりすることで容器(X)の内容物を混合し、前記残存した小塊状氷の一部若しくは全部を溶解することにより、流動性食品及び茹で麺体食品を所望の冷製感が得られる温度、即ち、通常20℃以下、好ましくは15℃以下の温度に冷却させることができる。また、この際、容器(Y)が容器(X)に接した状態で上記混合を行なうことにより、容器(Y)内の加熱された薬味及び/又は具も冷却させることができる。
ここで、容器(X)と容器(Y)が別個にされているので、所望容器に盛付ける際には、容器(X)の内容物を所望容器に移した後に、容器(Y)内の内容物を容器(X)の内容物の上に載置することができ、見た目においても食欲を向上させる美的な盛付けが可能となる。
本発明の調理方法では、まず、前記容器(X)を用い、容器(Y)を用いない包装冷凍食品の場合には、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される、通常ターンテーブルを有する電子レンジにおいては冷凍物(A)側を下方にして容器(X)を載置するか、若しくは電磁波が下面側から照射される、通常ターンテーブルを有していない電子レンジにおいては冷凍物(A)側を上方にして容器(X)を載置する工程(a1)を、また、前記容器(Y)や容器(Y)及び(Z)を有する包装冷凍食品の場合には、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては容器(Y)側を下方にして容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を載置するか、若しくは電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては容器(Y)側を上方にして容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を載置する工程(a2)を行なう。
このような各包装冷凍食品を電子レンジの電磁波照射形態に応じて、単にその上下の方向を変えるのみで、各冷凍物の誘電損失係数の差を有効に利用することができ、また、後述する一度の電子レンジ加熱調理時における加熱条件の選択も容易に行なうことができる。
本発明の調理方法では、次に、容器(X)内の小塊状氷の固形が保持され、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b1)又は(b2)を行なう。
ここで、茹で麺体食品の冷凍物(B)が解凍される状態においては、該冷凍物(B)よりも通常誘電損失率が高い冷凍物(A)や冷凍物(C)は、解凍され、しかも冷凍物(B)に電磁波が照射される位置よりも遠い位置に載置されているので、過加熱されることが抑制される。そして、工程(b1)又は(b2)の電子レンジ加熱調理条件は、上記状態となるように、各冷凍物の量や種類等に応じて適宜、簡単な試験等により決定することができる。
本発明の調理方法では、前記工程(b1)の後、電子レンジから容器(X)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c1)、若しくは前記工程(b2)の後、電子レンジから容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c2)を行なうことにより、容器(X)内の内容物の温度を前述の冷製感が得られる所望温度に容易に調整することができる。
ここで、混合は、容器(X)内の内容物が混合され、小塊状氷の一部若しくは全部が溶解しうる方法であれば特に限定されず、通常、振とう、可撓性の容器を揉みながら混合する方法等が挙げられる。
更に、前記工程(c2)において容器(X)の内容物の混合を、容器(Y)が容器(X)に接触した状態で実施することにより、上述したとおり容器(Y)内の内容物も、容器(X)の内容物と接触させない状態で同時に冷却することもできる。
本発明の調理方法では、前記工程(c1)の後、容器(X)を開封する工程(d1)、若しくは前記工程(c2)の後、容器(X)及び(Y)を開封する工程(d2)を行なうことにより、所望の冷し麺体食品を調理することができる。開封した内容物は、所望容器に盛り付けることができる。
この際、工程(d1)又は(d2)の後、所望の薬味や具材を更に盛付けることもできる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1−1〜1−5
茹で中華麺、中華麺のタレ(Brix20%)及び1個あたり5〜15gの小塊状氷を用意し、表1に示す組成となるように選択し、各々を冷凍した。続いて、図1に示す形態となるようにポリエチレン製の袋に入れ、冷し中華麺用包装冷凍食品を製造した。
次に、ターンテーブル付き電子レンジ(600W、電磁波が天井面及び側面から照射されるタイプ)に、図1における冷凍物(A)(中華麺タレの冷凍物)が下方となるように載置し、表1に示す時間で電子レンジ加熱調理を行なった。この際、各冷凍食品は、加熱後、小塊状氷がその形状を保持して残っており、麺及びタレは完全に解凍していた。
加熱調理後の袋を電子レンジから取出し、小塊状氷が溶解するまで振とう混合を行なった後、直ちに袋の内容物を容器に移し、タレ温度を測定した。結果を表1に示す。また、各調理後の冷し中華麺を食したところ、いずれも冷し中華麺としての冷製感に優れ、中華麺の食感も加熱具合が良好であった。
Figure 2005287505
実施例2−1〜2−15
茹でうどん、冷しうどんの液状タレ(Brix20%)、具及び1個あたり5〜20gの小塊状氷を用意し、表2に示す組成となるように選択し、各々を冷凍した。尚、具は短冊切りしたハムを用い、タレ中に冷凍されるように同時に冷凍した。続いて、図1に示す形態となるようにポリエチレン製の袋に入れ、冷しうどん用包装冷凍食品を製造した。
次に、ターンテーブル付き電子レンジ(600W、電磁波が天井面及び側面から照射されるタイプ)に、図1における冷凍物(A)(タレ及び具の冷凍物)が下方となるように載置し、表2に示す時間で電子レンジ加熱調理を行なった。この際、各冷凍食品は、加熱後、小塊状氷が一部融解しているが固体を保持して残っており、麺、タレ及び具は完全に解凍していた。
加熱調理後の袋を電子レンジから取出し、小塊状氷が溶解するまで振とう混合を行なった後、直ちに袋の内容物を容器に移し、タレ温度を測定した。結果を表2に示す。また、各調理後の冷しうどんを食したところ、いずれも冷しうどんとしての冷製感に優れ、うどんの食感も加熱具合が良好であった。
Figure 2005287505
実施例3−1〜3−12
麺の種類の相違による作用の相違を調べるために、表3に示す茹で麺200gと、麺用液状タレ(Brix20%)100gと、表3に示す種類の具を同表に示す量と、1個あたり5〜20gの小塊状氷50gとを用意し、各々を図1に示す態様となるように冷凍した。尚、具はタレ中に冷凍されるように同時に冷凍した。続いて、図1に示す形態となるようにポリエチレン製の袋に入れ、冷し麺用包装冷凍食品を製造した。ここで、(麺+タレ)/氷の質量比は全て6.0である。
次に、ターンテーブル付き電子レンジ(600W、電磁波が天井面及び側面から照射されるタイプ)に、図1における冷凍物(A)(タレ及び具の冷凍物)が下方となるように載置し、表3に示す時間で電子レンジ加熱調理を行なった。この際、各冷凍食品は、加熱後、小塊状氷が一部融解しているが固体を保持して残っており、麺、タレ及び具は完全に解凍していた。
加熱調理後の袋を電子レンジから取出し、小塊状氷が溶解するまで振とう混合を行なった後、直ちに袋の内容物を容器に移し、タレ温度を測定した。結果を表3に示す。また、各調理後の冷し麺を食したところ、いずれも冷し麺としての冷製感に優れ、食感も加熱具合が良好であったので、麺の種類が相違する場合であっても同様な作用効果が得られることが判った。
Figure 2005287505
実施例4−1〜4−8
茹でそば200gと、冷しそば用の液状タレ(Brix20%)100gと、表4に示す種類の具40gと、1個あたり5〜20gの小塊状氷50gとを用意した。次いで、表4に示す具とタレの凍結方法に従って、各々を図1に示す態様となるように冷凍し、図1に示す形態となるようにポリエチレン製の袋に入れ、冷し麺用包装冷凍食品を製造した。ここで、(麺+タレ)/氷の質量比は全て6.0である。
尚、表4中の「別冷凍」とは、タレを冷凍した後、該冷凍タレ上に具を載置して再び冷凍し、タレと具を一体冷凍したことを意味し、「同時冷凍」とは、液状のタレと具を同時に冷凍し、冷凍タレ中に冷凍された具が存在するように一体冷凍したことを意味する。
次に、ターンテーブル付き電子レンジ(600W、電磁波が天井面及び側面から照射されるタイプ)に、図1における冷凍物(A)(タレ及び具の冷凍物)が下方となるように載置し、表4に示す時間で電子レンジ加熱調理を行なった。この際、各冷凍食品は、加熱後、小塊状氷が一部融解しているが固体を保持して残っていた。続いて、加熱調理後の袋を電子レンジから取出し、小塊状氷が溶解するまで振とう混合を行なった後、直ちに袋の内容物を容器に移し、タレ温度を測定した。結果を表4に示す。また、いずれの場合も、麺、タレ及び具は完全に解凍していた。従って、具をタレと別に冷凍した場合でも、また同時に冷凍した場合でも同様な効果が得られることが判った。更に、各調理後の冷しそばを食したところ、いずれも冷しそばとしての冷製感に優れ、食感も加熱具合が良好であった。
Figure 2005287505
流動性食品の冷凍物、茹で麺体食品の冷凍物及び複数の小塊状氷を袋に収容した本発明の包装冷凍食品の一実施形態を説明するための模式的説明概略図である。 流動性食品の冷凍物、茹で麺体食品の冷凍物及び複数の小塊状氷を袋に収容し、薬味及び/又は具の冷凍物を他の袋に収容し、更に別の袋にこれらを収容した本発明の包装冷凍食品の他の一実施形態を説明するための模式的説明概略図である。
符号の説明
10,20:包装冷凍食品
(X),(Y),(Z):容器
(A):流動性食品の冷凍物
(B):茹で麺体食品の冷凍物
(C):薬味及び/又は具の冷凍物
11a,11b,12:小塊状氷

Claims (13)

  1. 電子レンジで加熱調理する冷し麺体食品用の包装冷凍食品であって、
    電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有し、水不透過性を示す容器(X)内に、流動性食品の冷凍物(A)と、茹で麺体食品の冷凍物(B)と、複数の小塊状氷とを含み、
    前記冷凍物(B)を前記冷凍物(A)の上部に載置し、且つ前記小塊状氷を前記冷凍物(B)の内部、上部及び下部の少なくともいずれかの箇所に固定して存在させたことを特徴とする電子レンジ加熱調理用包装冷凍食品。
  2. 前記流動性食品が、冷し麺用調味液単独、若しくは薬味及び/又は具からなる固形物と冷し麺用調味液との混合物であり、前記茹で麺体食品が茹で麺であることを特徴とする請求項1記載の包装冷凍食品。
  3. 前記茹で麺体食品が、うどん類、そば類、中華麺類、パスタ類及び米粉麺類からなる群より選択される請求項1又は2記載の包装冷凍食品。
  4. 前記小塊状氷の1個あたりの質量が、3〜20gであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の包装冷凍食品。
  5. 冷凍物(A)中の冷し麺用調味液の質量及び冷凍物(B)の質量の合計量に対する複数の小塊状氷の質量比((冷凍物(A)の冷し麺用調味液の質量+冷凍物(B)の質量)/複数の小塊状氷の合計質量)が、7.7以下であることを特徴とする請求項2記載の包装冷凍食品。
  6. 前記容器(X)が、可撓性を示す容器であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の包装冷凍食品。
  7. 前記容器(X)が、ハード容器であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の包装冷凍食品。
  8. 電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有し、且つ可撓性を示す容器(Y)内に収容した、薬味及び/又は具の冷凍物(C)を更に含み、該容器(Y)を、前記容器(X)の冷凍物(A)側に配置したことを特徴とする請求項6記載の包装冷凍食品。
  9. 冷凍物(C)が、複数種類の薬味及び/又は具からなり、容器(Y)が該冷凍物(C)を収容した状態で真空引きされていることを特徴とする請求項8記載の包装冷凍食品。
  10. 前記容器(X)、若しくは容器(X)及び(Y)が、電子レンジ加熱調理可能な耐熱性を有する容器(Z)内に収容された形態であることを特徴とする請求項6、8又は9のいずれか1項記載の包装冷凍食品。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項記載の包装冷凍食品を、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(A)側を下方にして容器(X)を載置するか、若しくは電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては冷凍物(A)側を上方にして容器(X)を載置する工程(a1)と、
    容器(X)内の小塊状氷の少なくとも一部の固形が残り、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b1)と、
    工程(b1)の後、電子レンジから容器(X)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c1)と、
    工程(c1)の後、容器(X)を開封する工程(d1)とを含むことを特徴とする包装冷凍食品の調理方法。
  12. 請求項8〜10のいずれか1項記載の包装冷凍食品を、電磁波が天井面側及び/又は側面側から照射される電子レンジにおいては容器(Y)側を下方にして容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を載置するか、若しくは電磁波が下面側から照射される電子レンジにおいては容器(Y)側を上方にして容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を載置する工程(a2)と、
    容器(X)内の小塊状氷の少なくとも一部の固形が残り、且つ冷凍物(B)が解凍される状態まで電子レンジ加熱調理する工程(b2)と、
    工程(b2)の後、電子レンジから容器(X)と(Y)とを、又は容器(Z)を取出し、容器(X)の内容物を混合する工程(c2)と、
    工程(c2)の後、容器(X)及び(Y)を開封する工程(d2)とを含むことを特徴とする包装冷凍食品の調理方法。
  13. 工程(c2)において容器(X)の内容物の混合を、容器(Y)が容器(X)に接触した状態で実施することを特徴とする請求項12記載の調理方法。
JP2005061819A 2004-03-08 2005-03-07 電子レンジ加熱調理用の包装冷やし麺体冷凍食品及びその調理方法 Active JP4129007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005061819A JP4129007B2 (ja) 2004-03-08 2005-03-07 電子レンジ加熱調理用の包装冷やし麺体冷凍食品及びその調理方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004063937 2004-03-08
JP2005061819A JP4129007B2 (ja) 2004-03-08 2005-03-07 電子レンジ加熱調理用の包装冷やし麺体冷凍食品及びその調理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005287505A true JP2005287505A (ja) 2005-10-20
JP4129007B2 JP4129007B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=35321146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005061819A Active JP4129007B2 (ja) 2004-03-08 2005-03-07 電子レンジ加熱調理用の包装冷やし麺体冷凍食品及びその調理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4129007B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074432A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Nissin Food Prod Co Ltd 包装即席麺及びその製造方法、並びに包装即席麺とカップ状容器からなる即席麺セット、及びその調理方法
JP2009291109A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nisshin Foods Kk 冷凍麺類及びその製造方法
RU2744189C1 (ru) * 2020-02-10 2021-03-03 Старинская Елена Леонидовна Способ приготовления порционного пищевого продукта
ES2912365A1 (es) * 2020-11-25 2022-05-25 Renato Letizia Metodo para la preparacion de un producto alimenticio congelado y producto obtenido

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074432A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Nissin Food Prod Co Ltd 包装即席麺及びその製造方法、並びに包装即席麺とカップ状容器からなる即席麺セット、及びその調理方法
JP2009291109A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nisshin Foods Kk 冷凍麺類及びその製造方法
RU2744189C1 (ru) * 2020-02-10 2021-03-03 Старинская Елена Леонидовна Способ приготовления порционного пищевого продукта
ES2912365A1 (es) * 2020-11-25 2022-05-25 Renato Letizia Metodo para la preparacion de un producto alimenticio congelado y producto obtenido
WO2022112637A1 (es) 2020-11-25 2022-06-02 Letizia Renato Método para la preparación de un producto alimenticio congelado a base de pasta o arroz y producto preparado

Also Published As

Publication number Publication date
JP4129007B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4129007B2 (ja) 電子レンジ加熱調理用の包装冷やし麺体冷凍食品及びその調理方法
JP2013202003A (ja) 冷凍米飯食品及びその製造方法
WO2019027027A1 (ja) 冷凍ミートソース及びその製造方法
JP3647172B2 (ja) 冷凍食品及びその製造方法
JP6931450B2 (ja) 冷凍食品および容器入り冷凍食品
JP7171206B2 (ja) 凍結食品、容器入り冷凍食品および食品生成方法
JPS58116640A (ja) 容器入り米飯食品の製造法
JP2021159059A (ja) 電子レンジ調理用麺類
JP5392736B2 (ja) 乳のコク味が向上した調味料及び食品
JP2007006742A (ja) 即席食品
EP4230058A1 (en) Method for preparing a frozen pasta or rice based food product and product prepared
JP2015154749A (ja) 冷凍食品及び冷凍食品の製造方法
US20060246188A1 (en) Method for preparing tomato sauce using convective heating and sauce and pasta products produced thereby
JP4130919B2 (ja) 電子レンジ加熱用冷凍デザート食品
WO2022102662A1 (ja) デリバリー用電子レンジ調理麺類
JP5254546B2 (ja) ルウ及びホワイトソース
JP3217402U (ja) 液体調味料用容器
JP2008173038A (ja) 複合ソースおよびその製造・販売方法
JP4130918B2 (ja) 電子レンジ加熱用冷凍デザート食品
JPS6387954A (ja) 調味ソ−ス入り豆腐
JP2015149938A (ja) 冷たい麺の製造方法とその製造容器
JP3075684U (ja) 袋詰めそばがき
JP2023059739A (ja) 冷凍冷やし麺食品およびその調理方法
JPH0767374B2 (ja) 容器入り即席冷凍▲麺▼
JP2001061458A (ja) 容器入りレトルト食品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080515

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4129007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250