JP4130919B2 - 電子レンジ加熱用冷凍デザート食品 - Google Patents

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本発明は、常温で流動性を示すデザート用流動性食品の冷凍物を冷製感が味わえる状態に、且つ複数の白玉、団子又は餅の冷凍固形物を、その形態を保持して内部まで柔らかくなるように、一度の電子レンジ加熱により解凍し、該加熱後に単に混ぜるだけで、冷製白玉ぜんざい、冷製おしるこ、白玉フルーツ、冷製シロップ団子等として喫食できる、電子レンジ加熱用冷凍デザート食品に関する。
近年、冷凍技術や電子レンジにかかる技術の進展に伴ない、各種冷凍食品の販売が増加傾向にある。一般に電子レンジ加熱される冷凍食品は、加熱後、温かい食品として喫食するものが多いが、最近、電子レンジ加熱後に冷製感が味わえる冷凍食品も多数提案されている。このような冷製感を味わうことができる冷凍食品は、誘電損失係数が低い氷が電子レンジによるマイクロ波照射によってほとんど解凍されないことを利用したものが多い。
例えば、特許文献1には、液状の麺汁、茹で麺及び各種の具を個々に凍結し、容器の底辺に適量の水をはり凍結して氷にしたものを予備しておき、その上に冷凍麺汁、冷凍茹で麺及び具を重ねた電子レンジ加熱調理用の即席冷麺が開示されている。特許文献2には、大型氷塊と飲用部液の凍結物とが、マイクロ波で均一に解凍しうる容器に収納されてなる大型氷塊入り飲料が開示されている。特許文献3には、オーバーランさせフリージングした組成物と粒状の氷塊との混合物を、上層及び下層の二層にて容器に充填し、冷凍した電子レンジ用シェークアイスが開示されている。特許文献4には、氷片と、該氷片よりも体積が大きい氷塊が封入された容器とを備えた電子レンジ加熱により解凍する冷凍飲料が開示されている。
ところで、白玉粉、モチ粉、上新粉及びもち米の少なくとも1種を用いて調製した白玉、団子又は餅の冷凍物は、電子レンジ加熱によって解凍する場合や、加熱が充分でない場合に、もちもちとした食感が得られないばかりか、中心部等に解凍されない箇所が発生し、芯が残った食感となり喫食が困難になる。一方、加熱が充分過ぎると形状維持が困難であり、元の形態が維持できず、所望の白玉ぜんざい等に使用できなくなる。
上記問題が発生しないように白玉、団子又は餅の冷凍物を電子レンジ加熱により解凍するには、該加熱時間の制御幅が狭く非常に困難である。そのため、従来、電子レンジ加熱により解凍して食する冷製白玉ぜんざい等の白玉、団子又は餅の冷凍物を使用した冷凍デザート食品については提案がなされていない。
特開平5−244888号公報 特開平2−53465号公報 特開平2−182152号公報 特開平11−192076号公報
本発明の課題は、常温で流動性を示すデザート用流動性食品の冷凍物を冷製感が味わえる状態に、また複数の白玉、団子又は餅の冷凍固形物を、その形態を保持し、且つ喫食できる状態まで内部が柔らかくなるように、一度の電子レンジ加熱により解凍し、該加熱後に単に混ぜるだけで、冷製白玉ぜんざい、冷製おしるこ、白玉フルーツ、冷製シロップ団子等として喫食できる、冷製感が味わえる電子レンジ加熱用冷凍デザート食品を提供することにある。
すなわち本発明によれば、常温で流動性を示すデザート用流動性食品の冷凍物(A)と、白玉粉、モチ粉、上新粉及びもち米の少なくとも1種を用いて調製した複数の白玉、団子又は餅の冷凍固形物(B)とを含み、前記冷凍物(A)は冷製感が味わえる状態に、且つ前記冷凍固形物(B)は、その形態を保持して内部まで柔らかくなるように、一度の電子レンジ加熱により解凍しうる冷凍デザート食品であって、前記冷凍物(A)のBrix値が15〜35%であり、且つ前記冷凍物(A)と前記冷凍固形物(B)とが電子レンジ加熱の際、各々が実質的に重ならないように電子レンジ内の同一平面上に配置しうる形態で包装したことを特徴とする電子レンジ加熱用冷凍デザート食品が提供される。
本発明の電子レンジ加熱用冷凍デザート食品は、前記冷凍物(A)のBrix値を特定範囲とし、好ましくは前記冷凍物(A)と前記冷凍固形物(B)を隔離して特定の包装具に収容し、前記冷凍物(A)と前記冷凍固形物(B)とが電子レンジ加熱の際、各々が実質的に重ならないように電子レンジ内の同一平面上に配置しうる形態で包装しているので、厳密な加熱時間制御を行うことなく、ある程度の加熱時間幅における一度の電子レンジ加熱により解凍することで、該加熱後に単に混ぜるだけで冷製感及び白玉、団子又は餅の食感を味わうことができる。従って、本発明は、冷製白玉ぜんざい、冷製おしるこ、白玉フルーツ、冷製シロップ団子等の冷凍デザート食品として有用である。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明の冷凍デザート食品は、常温で流動性を示すデザート用流動性食品の冷凍物(A)と、白玉粉、モチ粉、上新粉及びもち米の少なくとも1種を用いて調製した複数の白玉、団子又は餅の冷凍固形物(B)とを含み、前記冷凍物(A)は冷製感が味わえる状態に、且つ前記冷凍固形物(B)は、その形態を保持して内部まで柔らかくなるように、一度の電子レンジ加熱により解凍しうる冷凍デザート食品である。
冷凍物(A)は、白玉、団子又は餅を用いた冷製デザート食品に使用される常温で流動性を示す食品であれば特に限定されず、例えば、ぜんざい又はおしるこの餡入り汁、シロップ、フルーツソース、蜜、クリーム、抹茶等の冷凍物が挙げられる。この際、常温で流動性を示すデザート用流動性食品には、流動性を妨げない小片や粒状物等の固形物が含まれていても良い。
冷凍物(A)のBrix値は、冷凍固形物(B)がその形態を保持して内部まで柔らかくなるように喫食可能状態まで充分に温めることが可能な、例えば、電子レンジ加熱時間1分間程度の加熱条件であっても冷製感が維持されるように、15〜35%の範囲に制御する必要がある。該Brix値が15%未満の場合、1分間程度の短時間の電子レンジ加熱では冷凍物(A)がほとんど解凍せず、一方、35%を超えると得られる流動物の温度が18℃を超え易くなり所望の冷製感が得られ難くなる恐れがある。
本発明において、冷凍物(A)は、電子レンジ加熱終了時に半解凍、例えば、流動状態に解凍している割合が20〜55質量%となるように電子レンジ加熱される。ここで、冷凍物(A)の一部が流動状態ではなくシャーベット状を維持したいデザートの場合、前記Brix値をなるべく15%に近くなるように低く設定することが好ましく、逆に、ほとんど全てを流動状態まで解凍する場合には、前記Brix値をなるべく35%に近くなるように高く設定することが好ましい。
本発明においては、冷凍物(A)のBrix値を上記特定範囲とすることにより、また後述する特定包装することにより、例えば、後述する包装具からの解放前に振とう処理した場合、該振とう後に流動状態部分を冷製感が味わえる18℃以下、好ましくは15℃以下に容易にすることができる。
前記冷凍固形物(B)は、白玉粉、モチ粉、上新粉及びもち米の少なくとも1種を用いて公知の方法等により調製した白玉、団子又は餅の冷凍物であれば特に限定されない。この際、これら冷凍物の冷凍劣化を防止するために、各種公知の添加剤等が配合されていても良い。
本発明において、前記冷凍固形物(B)を構成する白玉、団子又は餅は、複数用いられるが、その数は、冷凍物(A)の種類や量等に応じて、所望の効果が得られるように適宜決定することができ特に限定されないが、好ましくは1人分で2〜6個程度が適当である。
冷凍固形物(B)の各々の大きさは、所望の効果が得られるように適宜決定でき、通常、1個あたり5〜10g程度であることが好ましい。
更に、前記冷凍物(A)と共に行う一度の電子レンジ加熱、例えば、1分間程度の短時間の電子レンジ加熱を行う場合に、前記冷凍固形物(B)を変形させること無くその形態を保持し、且つ充分に喫食し得る内部まで柔らかくなるよう解凍するために、冷凍物(A)を収容する包装具の同一空間内の内容物(a)量と、冷凍固形物(B)量との割合(冷凍固形物(B)/内容物(a))が質量比で通常1.5以下、好ましくは0.18〜0.28になるように前記冷凍固形物(B)の質量を調整することが好ましい。
本発明の冷凍デザート食品においては、前記冷凍物(A)及び冷凍固形物(B)の他に、必要に応じて常温で固体である複数の小塊状固形食材の冷凍物(A-1)等を含有させることができる。該冷凍物(A-1)を用いる場合には、前記冷凍物(A)の電子レンジ加熱後の冷製感を保持し、本発明の所望の効果を更に向上させるために、前記冷凍物(A)を収容する包装具の同一空間内に含ませる必要がある。該小塊状固形食材としては、例えば、ミカン、パイナップル、モモ、メロン等の果物、豆類、寒天、ゼリー、杏仁豆腐、プリン等の小塊状固形食材を挙げることができ、各種缶詰製品等を用いることもできる。
前記冷凍物(A-1)を用いる場合、小塊状固形食材を複数用いるが、その数は、前記冷凍物(A)の種類、該小塊状固形食材の種類、大きさ、形状等に応じて、所望の効果が得られるように適宜決定することができる。通常、1人分の場合には3〜10個程度が適当である。
冷凍物(A-1)の各々の大きさは、所望の効果が得られるように適宜決定でき、その形状も任意であるが、通常、1個あたり10g以下程度であることが好ましい。
冷凍物(A-1)を構成する小塊状固形食材のBrix値は、上述した冷凍物(A)のBrix値以下であることが好ましく、冷凍物(A)と同一のBrix値又はそれ未満のBrix値とすることで所望の冷製感が得られ易い。
前記小塊状固形食材のBrix値の測定は、通常、該固形食材の液状分を分離して、該液状分のBrix値を測定することにより行うことができる。
尚、電子レンジ加熱後の該小塊状固形食材は、その大きさ等により異なるが、上記短時間の加熱においては、通常、その中心部まで完全に解凍されることはなく、冷製感が更に向上される。
前記冷凍物(A)と前記冷凍物(A-1)とは、該冷凍物(A-1)の各々の少なくとも一部が、若しくは全部が冷凍物(A)内に存在するように冷凍物(A)及び冷凍物(A-1)が一体化した冷凍状態であることが、前述の冷製感を得るための作用が発揮され易いので好ましい。この際、冷凍物(A-1)の各々は接触しないように前記冷凍物(A)と一体化していることがより好ましい。
従って、冷凍物(A)及び冷凍物(A-1)の製造にあたっては、常温で流動性を示すデザート用流動性食品と、常温で固体である複数の小塊状固形食材とを別個にそれぞれ凍結させ、後述する包装具に配置することもできるが、上記一体化を可能にするようにそれぞれを一緒に凍結させることが好ましい。
前記冷凍物(A)を収容する包装具内には、前記所望による冷凍物(A-1)の他に、得られるデザートの冷製感を向上させるために小片の氷塊等を適宜含有させることもできる。このような氷塊の大きさ、数等は上記所望の効果を勘案して適宜決定することが好ましい。しかし、このような氷塊が溶解することにより、冷凍物(A)の解凍物の濃度が変化するので、この点を考慮して氷塊の量等を調整することが必要である。
本発明の冷凍デザート食品は、好ましくは電子レンジ加熱可能な耐熱性及び水不透過性を示す包装具内に、前述の冷凍物(A)、必要により冷凍物(A-1)、更に氷塊等を収容し、電子レンジ加熱可能な耐熱性を示す包装具内に前記冷凍固形物(B)を収容するが、冷凍物(A)と、冷凍固形物(B)とが隔離された状態であれば、包装具は空間が2分された1つの包装具であっても別個の包装具であっても良い。また、電子レンジ加熱時に冷凍物(A)及び冷凍固形物(B)とが実質的に重ならない状態を保持しうる場合には、これらが同一空間の包装具に収容されていても良い。
前記包装具は、内容物の電子レンジ加熱が可能である、マイクロ波をなるべく透過しうる耐熱性、更には水不透過性を有するものであれば特に限定されず、硬質素材及び軟質素材のいずれで形成されていても良い。しかし、電子レンジ加熱後に前記冷凍物(A)を収容した包装具は、半解凍の冷凍物(A)等を振とう混合して容易に冷製感を付与するために、可撓性を有する素材で形成された袋等を用いることができる。また、前記振とう混合せずに、半解凍状態の収容物であっても冷製感を味わうことができる。
本発明の冷凍デザート食品を電子レンジにより加熱する場合において、前記冷凍物(A)を収容した包装具と前記冷凍固形物(B)を収容した包装具との電子レンジ内での配置は、一度の電子レンジ加熱により、前記冷凍物(A)は冷製感が味わえる状態に、且つ前記冷凍固形物(B)は、その形態を保持して内部まで柔らかくなるようにするために、冷凍物(A)を収容した包装具と冷凍固形物(B)を収容した包装具とが実質的に重ならないように、各包装具を電子レンジ内の同一平面上のテーブル等に配置する必要がある。このため、本発明における包装具は、このような電子レンジ加熱が実施しうるような包装具を用いる必要がある。
このような包装具は、特に限定されず、販売時に冷凍物(A)を収容した包装具と冷凍固形物(B)を収容した包装具とが重なっていても、電子レンジ加熱時に上記態様が可能な形態であれば良い。
尚、前記冷凍物(A)を収容した包装具と冷凍固形物(B)を収容した包装具とが実質的に重ならないとは、包装具同士が重なり合っても、本発明の所望の効果が得られない程度に内容物が重なっていない状態を意味する。ここで、内容物が極端に重なる場合には、解凍にムラが生じ、所望の効果が得られない。
本発明の冷凍デザート食品は、例えば、600Wの電子レンジにより加熱時間1〜2分間程度で所望のデザートが得られるように各成分を調製することが好ましい。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1〜7、比較例1〜5
1個あたり7gの白玉を3個ずつ1組にして、−18℃で凍結させた後にポリエチレン製の袋に収容した。一方、Brix値17〜18%の5〜6個(合計25g)のフルーツを含む表1に示すBrix値のフルーツ餡ソース85gを−18℃で凍結した後にポリエチレン製の袋に収容した。この際、白玉3個/フルーツ餡ソースの質量比は0.25である。
冷凍白玉と冷凍ソースとを上述のとおり別々の袋に収容して以下の試験を行った。結果を表1に示す。
上記で用意した各冷凍デザートを、600Wの電子レンジのターンテーブル上に各袋が同一平面状に位置するように載置し、表1に示す加熱時間で電子レンジ加熱を行った。また、冷凍白玉3個のみを収容したポリエチレン製の袋を同様に電子レンジ加熱したところ、20秒間の加熱では、一部解凍が充分でなく喫食に不向きであり、30秒間の加熱では喫食ができる程度に解凍されており、40秒間の加熱では白玉の形態が維持されず過加熱であった。
上記電子レンジ加熱後、ソース温度は、フルーツ餡ソースが入った袋を数秒間振とう混合した後に測定した。更に、電子レンジ加熱後に袋を開封し、白玉をフルーツ餡ソースに入れて食した。その際のソース及び白玉の食感を観察した。結果を表1に示す。尚、白玉の外観と食感は、形状が維持され、且つ喫食可能に解凍されているものを○、そうでないものを×とした。
Figure 0004130919
実施例8〜12
1個あたり7gの白玉を3個ずつ1組にして、−18℃で凍結させた後にポリエチレン製の袋に収容した。一方、Brix値17〜18%の5〜6個(合計25g)のフルーツを含むBrix値25%の表2に示す質量のフルーツ餡ソースを−18℃で凍結した後にポリエチレン製の袋に収容した。この際、白玉3個/フルーツ餡ソースの質量比は表2に示すとおりである。
冷凍白玉と冷凍ソースとを上述のとおり別々の袋に収容して以下の試験を行った。
上記で用意した各冷凍デザートを、600Wの電子レンジのターンテーブル上に各袋が同一平面状に位置するように載置し、表2に示す加熱時間で電子レンジ加熱を行った。
上記電子レンジ加熱後、ソース温度は、フルーツ餡ソースが入った袋を数秒間振とう混合した後に測定した。更に、電子レンジ加熱後に袋を開封し、白玉をフルーツ餡ソースに入れて食した。その際の白玉の外観と食感を観察した。結果を表2に示す。尚、白玉の外観と食感は、形状が維持され、且つ喫食可能に解凍されているものを○とした。
Figure 0004130919
実施例13〜21
1個あたり7gの白玉を表3に示す個数ずつ1組にして、−18℃で凍結させた後にポリエチレン製の袋に収容した。一方、Brix値17〜18%の5〜6個(合計25g)のフルーツを含むBrix値25%の表3に示す質量のフルーツ餡ソースを−18℃で凍結した後にポリエチレン製の袋に収容した。この際、白玉/フルーツ餡ソースの質量比は表3に示すとおりである。
冷凍白玉と冷凍ソースとを上述のとおり別々の袋に収容して以下の試験を行った。
上記で用意した各冷凍デザートを、600Wの電子レンジのターンテーブル上に各袋が同一平面状に位置するように載置し、表3に示す加熱時間で電子レンジ加熱を行った。
上記電子レンジ加熱後、ソース温度は、フルーツ餡ソースが入った袋を数秒間振とう混合した後に測定した。更に、電子レンジ加熱後に袋を開封し、白玉をフルーツ餡ソースに入れて食した。その際の白玉の外観と食感を観察した。結果を表3に示す。尚、白玉の外観と食感は、形状が維持され、且つ喫食可能に解凍されているものを○とした。
Figure 0004130919

Claims (8)

  1. 常温で流動性を示すデザート用流動性食品の冷凍物(A)と、白玉粉、モチ粉、上新粉及びもち米の少なくとも1種を用いて調製した複数の白玉、団子又は餅の冷凍固形物(B)とを含み、前記冷凍物(A)は冷製感が味わえる状態に、且つ前記冷凍固形物(B)は、その形態を保持して内部まで柔らかくなるように、一度の電子レンジ加熱により解凍しうる冷凍デザート食品であって、
    前記冷凍物(A)のBrix値が15〜35%であり、且つ前記冷凍物(A)と前記冷凍固形物(B)とが電子レンジ加熱の際、各々が実質的に重ならないように電子レンジ内の同一平面上に配置しうる形態で包装したことを特徴とする電子レンジ加熱用冷凍デザート食品。
  2. 前記冷凍物(A)を、電子レンジ加熱可能な耐熱性及び水不透過性を示す包装具に収容し、前記冷凍固形物(B)を電子レンジ加熱可能な耐熱性を有する包装具に、前記冷凍物(A)と隔離して収容していることを特徴とする請求項1記載の冷凍デザート食品。
  3. 前記冷凍物(A)を収容する包装具の同一空間内に、常温で固体である複数の小塊状固形食材の冷凍物(A-1)を含み、且つ前記冷凍物(A-1)のBrix値が、前記冷凍物(A)のBrix値以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍デザート食品。
  4. 前記冷凍物(A-1)の少なくとも一部が前記冷凍物(A)内に存在するように一体化した冷凍物である請求項3記載の冷凍デザート食品。
  5. デザート用流動性食品が、ぜんざい又はおしるこ用餡入り流動物、シロップ、フルーツソース、蜜、クリーム、抹茶の少なくとも1種である請求項1〜4のいずれか1項記載の冷凍デザート食品。
  6. 前記小塊状固形食材が、果物、豆類、寒天、ゼリー、杏仁豆腐、プリンの少なくとも1種を含む請求項3〜5のいずれか1項記載の冷凍デザート。
  7. 冷凍物(A)を収容する包装具が、電子レンジ加熱後に振とう混合しうる可撓性を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の冷凍デザート食品。
  8. 冷凍固形物(B)を構成する複数の白玉、団子又は餅の1個あたりの質量が5〜10gであり、且つ冷凍物(A)を収容する包装具の同一空間内の内容物(a)量と、冷凍固形物(B)量との割合(冷凍固形物(B)/内容物(a))が質量比で1.5以下である請求項1〜7のいずれか1項記載の冷凍デザート食品。
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