JP2005274346A - 指標及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐蝕性があって、金属光沢の現れた装飾性に富んだ指標を提供する。
【解決手段】 ステンレス鋼材からなって、上面20aが下面20bより幅広で、且つ、上面20aと側面20gは鏡面光沢を有し、下面20bを接着剤25を介して表示板30に貼付けて使用する。また、上面20aは金属蒸着膜21aまたは金属メッキ膜を施して光沢のある金属色にする。上面20aの鏡面光沢は研削加工やラッピング加工、あるいは、光沢ニッケルメッキを施して鏡面仕様に、側面20gの鏡面光沢は電解研磨方法により鏡面を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マーク、記号、数字などの指標に関し、特に、表示板に用いる指標とその製造方法に関する。
時計用表示板には、時字を示す指標や商品名、ブランド名を示すマークなどの指標が用いられるが、これらの指標で厚みがあって立体感の現れた指標は時計自体に高級感を感じさせるものとなっている。この厚みのある指標の作り方に、従来から色々な方法が取られているが、その一つに、下記の特許文献1に示された製造方法がある。
特開平3−176689号公報
上記特許文献1に示された製造方法を図6を用いて説明する。図6は上記特許文献1に示された植字の製造方法を工程順を示した要部断面図を示している。最初に、黄銅板11の表面を鏡面に仕上げ、その上に仕上げメッキを施し、その上に粘着材12a付きベースフィルム12を貼付ける(図6(a))。次に、黄銅板11の反対側の面にフォトレジスト膜13を形成し、その上にフォトマスクを配設して露光、現像などを行い、レジストパターン13aを形成する。そして、エッチング液を吹きかけて植字14を作る(図6(b))。次に、植字14の側面にメッキを施した後、フォトレジスト膜13を溶剤で剥離し、その剥離面の所に接着剤15を形成する(図6(c))。次に、表示板16の所定の位置に植字14を接着剤15を介して接着し、ベースフィルム12を剥離する(図6(d))。
上記の製造方法を取ることによって、光沢があり立体感のある植字が得られたとされている。しかしながら、上記の製造方法の下では、植字の側面は光沢が現れない。エッチング液により黄銅板をエッチングすると面が粗れ、その上にメッキを施してもメッキ面が凹凸していて光沢が現れない。植字の上面は鏡面仕上げになっているので光沢があって綺麗に見えるが、側面は光沢がない。しかも、厚みがあって立体感が現れた植字においては、なお更、その側面も視認され、無光沢の側面が目立つようになり、光沢性もチグハグで、今ひとつ光沢性に物足りなさを感じるものとなっていた。また、材料に黄銅板を使用しているが、この材料は柔らかく、研磨して鏡面に仕上げるにはキズなどが付き易くてなかなか作業が難しい問題を有する。
また、植字の側面は黄銅材表面にメッキが施されてはいるものの、長い期間における耐蝕性を考えると必ずしも十分なものとは言い難い。特に、表面が凹凸していると錆びなどの腐蝕が生じやすい。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その課題を解決するための手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、ステンレス鋼材からなって、上面が下面より幅広で、且つ、上面と側面は鏡面光沢を有し、前記下面を接着剤を介して表示板に接着することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、前記上面が金属蒸着膜または金属メッキ膜が形成されて、着色されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、前記上面には凹凸模様が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、前記下面には少なくとも1個の凹部が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の製造方法は、鏡面を有するステンレス鋼板を洗浄する工程と、前記ステンレス鋼板の鏡面上に金属蒸着膜を形成する工程と、該蒸着膜を形成した面上に保護シールを貼付ける工程と、前記ステンレス鋼板の下面にフォトレジスト膜を形成する工程と、該フォトレジスト膜上にフォトマスクを配設して露光・現像し、不要部分のフォトレジスト膜を溶解除去する工程と、残されたフォトレジスト膜を乾燥した後に前記ステンレス鋼板をエッチングする工程と、該エッチングの後に電解研磨する工程と、前記フォトレジスト膜を剥離する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載の製造方法は、鏡面を有するステンレス鋼板を洗浄すると共に鏡面を少し粗す工程と、該鏡面を少し粗したステンレス鋼板上にストライクニッケルメッキを施す工程と、該ストライクニッケルメッキを施した後に光沢ニッケルメッキを施す工程と、該光沢ニッケルメッキを施した後に着色メッキを施す工程と、該着色メッキを施した面上に保護シールを貼付ける工程と、前記ステンレス鋼板の下面にフォトレジスト膜を形成する工程と、該フォトレジスト膜上にフォトマスクを配設して露光・現像し、不要部分のフォトレジスト膜を溶解除去する工程と、残されたフォトレジスト膜を乾燥した後に前記ステンレス鋼板をエッチングする工程と、該エッチングの後に電解研磨する工程と、前記フォトレジスト膜を剥離する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載の製造方法は、前記の請求項5または請求項6に記載の製造方法において、ステンレス鋼板の上面に凹凸模様が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8に記載の製造方法は、前記の請求項5または請求項6に記載の製造方法において、ステンレス鋼板の下面に少なくとも1個の凹部が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9に記載の製造方法は、前記の請求項5または請求項6に記載の製造方法において、ステンレス鋼板の厚みが0.2mmよりも薄いときは、電解研磨工程を省くことができることを特徴とするものである。
発明の効果として、本発明の指標は、ステンレス鋼材で出来ている。従って、耐蝕性が非常に良い。また、材料が硬質であることからキズなどが付き難く、綺麗な鏡面が得られる。また、上面が下面より幅広にできている。従って、上方から見ると下面側は見えず、また、側面側も見えない。また、指標を斜め方向から見ても側面は見えにくい状態にある。更に、上面と側面は鏡面仕上げになっていて光沢を持っている。表面全体に光沢が現れて、一見して、上面、側面の区別がつかない。指標全体に光沢が現れて立体感を感じさせると共に高級感を感じさせる。
更に、本発明の指標は、上面に金属蒸着膜や金属メッキ膜が形成されて、所望の色調の金属光沢色調が現れる。装飾性が高まると共に、カラーバリエーションを豊富にできる。また、上面に凹凸模様も形成している。光沢のある模様が現れ、これも装飾性を高める作用をなす。模様とカラーでデザインバリエーションを豊富に取り揃えることができる。
また、本発明の指標は、下面に凹部を持っている。この凹部は接着剤溜まりと接着面積を広く取る目的で設けるもので、指標と接着剤との接着面積が増え、接着固定を強固にする効果を生む。また、この凹部を設けることで指標からの接着剤のはみ出しを少なくし、指標と表示板との接着部の外観品質を高める効果を生む。
このような指標を得る製造方法は請求項5、請求項6に記載の製造方法を取ることによって得られる。請求項5、請求項6に記載の製造方法で指標を製作し、接着剤を介して表示板に貼付けて使用する。更に、請求項5、請求項6に記載の製造方法を取ることにより、厚みの厚い指標が得られる。厚みの厚い指標は立体感を感じさせる。
厚みがあって金属光沢の現れた本発明の指標を、下面に設けた接着剤を介して表示板に貼付ければ、その表示板に、金属光沢感、貴金属感、高装飾感、立体感を付与して高級感を感じさせる効果も生む。
以下、本発明の最良の実施形態を図1〜図5を用いて説明する。最初に図の説明をする。図1は本発明の第1実施形態に係る指標を表示板に貼付けた時における要部断面図を示している。また、図2は図1における指標の製造方法を示す工程図で、図2(a)はステンレス鋼板の上面を鏡面にした状態の断面図、図2(b)は金属蒸着膜を形成した状態の断面図、図2(c)は保護シートを貼付けた状態の断面図、図2(d)はフォトレジスト膜を形成した状態の断面図、図2(e)はフォトマスクを配設して露光している状態の断面図、図2(f)は現像して不要部分のフォトレジスト膜を溶解除去した状態の断面図、図2(g)はステンレス鋼板をエッチングした状態の断面図、図2(h)は電解研磨した状態の断面図、図2(i)は残りのフォトレジスト膜を剥離した状態の断面図、図2(j)は接着剤を塗布した状態の断面図を示している。また、図3は図2(g)と図2(h)におけるエッチングした後に電解研磨を施した時の状態を説明する拡大断面図を示している。図4は本発明の第2実施形態に係る指標を表示板に貼付けた時における要部断面図を示している。また、図5は図4における指標の製造方法を示す工程図で、図5(a)はステンレス鋼板の上面を鏡面にした状態の断面図、図5(b)は図5(a)のステンレス鋼板を洗浄した状態を示す断面図、図5(c)はストライクニッケルメッキを施した断面図、図5(d)は光沢ニッケルメッキを施した断面図、図5(e)は装飾用金属メッキを施した断面図、図5(f)は保護シートを貼付けた状態の断面図を示している。
本発明の第1実施形態に係る指標29は、図1に示すように、ステンレス鋼材からなる指標チップ20cと、その上面20aに形成した金属蒸着膜21aとから構成されている。そして、この指標29は接着剤25を介して表示板30の所定の位置に接着固定されるようになっている。金属蒸着膜21aは装飾用に着色するために設けるもので、本実施形態では、金(Au)蒸着膜を形成して金色の色調を出したが、特に限定するものではなく、他の金属の蒸着膜を形成しても良い。例えば、クロム(Cr)蒸着膜と酸化クロム(Cr)蒸着膜の薄膜を積層すると黒色とかブルー色(これらの色はCr蒸着膜とCr蒸着膜のそれぞれの膜厚を変えることによって出現する)などの色調を出すことができる。指標チップ20cは、ステンレス鋼材から出来ており、後述するエッチング、電解研磨などによる蝕刻方法で形成する。また、上面20aと両側面20gは鏡面に仕上げられていて光沢を有している。従って、上面20aに設けた金属蒸着膜21aも光沢を持っている。また、指標チップ20cの下面20bは接着剤25を介して表示板30の所定の位置に接着固定される。
更に、この指標29は、上面の幅寸法m1が下面の幅寸法m2より大きくなっている。従って、指標29の上方より指標29を見ると、側面20gは見えず、金蒸着膜21aだけが光沢のある金色を呈して視認される。また、斜め方向から見た場合においても、指標29の厚みが薄い場合には側面が殆ど視認されない。指標29の厚みが厚い場合には側面との区別は多少視認されるが、側面にも光沢が現れており、且つ、上面の光沢有る金蒸着膜の金色が目立って見えることより殆ど側面が目立たない。また、全体に光沢感が現れて、しかも貴金属感を感じさせる指標が視認される。また、この指標29はステンレス鋼材を用いて形成している。耐蝕性に強く、硬質であることからキズなどが発生しずらく、綺麗な鏡面が得られる。
次に、この指標29の製造方法を図2を用いて説明する。所望の厚みのステンレス鋼板20を用意し、上面20aをラッピング加工などにより鏡面に仕上げる(図2(a))。これは、市販の鏡面加工が施されたステンレス鋼板を購入して使用しても構わない。次に、このステンレス鋼板20の洗浄を行う。これは、次工程で行う金属蒸着の付着性を良くするために行うもので、中性洗剤液による脱脂→塩酸の3%溶液または硫酸の5%溶液による酸洗い→純水による水洗い→熱風などによる乾燥の工程を経て洗浄する。次に、鏡面に仕上げた上面20aに金属蒸着膜21を形成する(図2(b))。本実施形態では金の蒸着膜を形成しているいるが、これは、真空蒸着機を用いて、蒸着機のチャンバー内の蒸着時の圧力を、1×10−6〜5×10−5torr(1.33×10−4〜6.65×10−3Pa)で行うのが良い。蒸着膜厚は700〜1000Å位の範囲に形成すると金本来の金属色が得られる。次に、保護シート22を接着剤を介して貼付ける(図2(c))。保護シート22としてはポリエチレンテレフタレート樹脂シートなどが好適に使用できるが、特に材質には限定するものではなく、耐熱性に強く、張りのあるシートが好ましい。次に、ステンレス鋼板22の下面20bにフォトレジスト膜23をスクリーン印刷、回転塗布機などの公知の方法で形成する(図2(d))。膜厚は10〜20μm位の範囲で良い。
次に、指標の形状を撮し取ったフォトマスク24をフォトレジスト膜23上に載置し、紫外線照射を行い、露光する(図2(e))。そして、現像などを行って指標部分に当たる所の硬化したレジスト膜23aを残し、それ以外の柔らかい部分のレジスト膜23bをレジスト専用の有機溶媒、例えば、キシレン、トルエン又はアセトン等を用いて溶解処理して除去する(図2(f))。そして、残されたレジスト膜23aを乾燥して完全に硬化させた後に、35〜45Be′の塩化第2鉄、40°Cのエッチング液を吹きかけてステンレス鋼材を所定の深さの所まで溶解する(図2(g))。このエッチングは仕上がり寸法に対して30〜50μm残した状態で止める。なお、塩化第2鉄のエッチング液に塩酸を少量加えるとエッチング速度を速めることもできる。そして次に、エッチングした部分を電解研磨を行って仕上げる(図2(h))。電解研磨は、リン酸65〜75%、硫酸15〜12%、無水クロム酸15〜12%、(重量%)比重1.74の浴液を用い、電流密度35〜50A/dm、温度65〜80°C、時間10〜15分の条件で行い、30〜50μm研磨する。この電解研磨によって指標となる素材の指標チップ20cが得られ、また、金属蒸着膜21も削られて指標チップ20cの所の金属蒸着膜21aだけ残る。また、この電解研磨によって指標チップ20cの側面20gは鏡面に仕上がる。次に、残されている硬化したフォトレジスト膜23aを剥離液でもって剥離する(図2(i))。これによって指標チップ20cと金属蒸着膜21aから構成される指標29が得られる。そして次に、表示板にこの指標29を貼付けるに当たって、剥離したフォトレジスト膜23aの跡の所に接着剤25を形成する(図2(j))。接着剤25の形成はマスキングを施して吹き付け塗装、印刷、その他公知の方法で行うことができる。なお、マスキングをしないでスクリーン印刷方法やオフセット印刷方法で接着剤25を設けることも可能ではある。最後に、この指標29を接着剤25を介して表示板30の所定の位置に貼付け、保護シート22を剥離すると図1に示す指標29を貼付けた表示板が得られる。
ここで、本発明の指標29は上面の幅m1が下面の幅m2より幅広に出来ている。この幅広に形成する方法を図3を用いて説明する。ステンレス鋼板20にエッチングを施すと、深さ方向ばかりでなく幅方向、即ち、側面側も溶解して削り取られて太鼓状の形状を示して蝕刻される。しかも、深さ方向の奥のコーナ部、即ち、図3の中で丸印で示したA部はR形状をもって蝕刻されてくる。また、エッチングの後に30〜50μmの電解研磨を施してもエッチングで蝕刻された形状に倣って研磨されるので、奥のコーナ部はR状に仕上がる。そこで、エッチングの時間、及び電解研磨の研磨時間を十分管理して、指標29の上面の幅が下面の幅より所要幅大きくなる所で電解研磨を終わらすようにすると、上面の幅を下面の幅より幅広に形成することができる。
以上の製造方法を取ることにより、指標の上面、側面が鏡面に仕上げられ、鏡面光沢が現れる。また、指標の上面を下面より幅広に形成することが出来るので、側面が見えないようになってくる。
また、金属蒸着膜は装飾用の着色のために設けるものであるので、使用する金属の種類を変えて色々な色調を出すことができる。また、2種の金属を積層してその厚みなどを微妙に変えることにより色々な色調の指標が得られる。そして、指標の色のバリエーションを豊富に持つことができる。また、指標の上面に凹凸模様も設けることもできる。鏡面のステンレス鋼板に型打ち方法で凹凸模様を設けても良い。模様を設けることにより、また、その装飾バリエーションを増やすことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る指標について図4、図5を用いて説明する。図4は本発明の第2実施形態に係る指標を表示板に貼付けた状態の要部断面図を示している。また、図5は図4における指標の製造方法を示す一部の工程図である。
第2実施形態に係る指標49は、図4に示すように、ステンレス鋼材からなる指標チップ40cと、その上面40aに形成したストライクニッケルメッキ膜41a、このストライクニッケルメッキ膜41aの上に施した光沢ニッケルメッキ膜42a、更に、この光沢ニッケルメッキ膜42aの上に施した装飾用の金属メッキ膜43aとから構成されている。即ち、ストライクニッケルメッキ膜41aと光沢ニッケルメッキ膜42aと装飾用金属メッキ膜43aの3層が積層した構成を取っている。そして、接着剤45を介して表示板30の所定の位置に貼付けられて使用されるようになっている。前述の第1実施形態の指標は金属蒸着膜で指標の色調を出したが、本実施形態の指標は、その色調を金属メッキ膜で出すものである。本実施形態の指標49は、装飾用の金属メッキ膜43aとして金メッキ膜を形成して、金色の着色を施している。装飾用の着色は最上層の金属メッキの金属の種類を選択することによって他の色調も出現できる。例えば、白色ロジウムのメッキを施すと白色気味の指標が、黒ルテニウムのメッキを施すと黒色の指標が得られる。また、最上層に形成した金属メッキ膜43aは鏡面光沢を持っている。この鏡面光沢は光沢ニッケルメッキ膜42aを設けてあることにより出現する。また、指標チップ40cの両側面40gも鏡面光沢を持っている。また、本実施形態の指標49は、前述の第1実施形態のものと同様に、指標49の上面幅が下面40b(表示板との接着面側)より幅広に形成されている。更に、本実施形態の指標49はその下面40bに凹部40hを持っている。この凹部40hは表示板30との接着強度を更に強固にするために設けている。凹部があるとその中に接着剤が入り込み、接着面積が広くなる。接着面積が広くなることにより接着強度も強くなる。また、この凹部に接着剤が入り込むことで、指標の外周にはみ出す接着剤の量も少なくなり、外観向上の効果にも結びついている。この凹部40hの形状は特に限定するものではなく、溝状に設けても良いし、円錐状に設けても良い。また、必要ならば2個、3個と設けても良い。特に、数や形状には限定しない。
以上のような構成を取る指標49は、前述の第1実施形態の指標と同じ効果を持つと同時に、表示板との接着強度が増す効果も現れる。また、当然ながら、指標49の上面に色々な凹凸模様も設けることができる。
次に、上記構成を取る指標49の製造方法について図5を用いて説明する。本実施形態の指標は、前述の第1実施形態と同様に、鏡面が形成されたステンレス鋼板を使用する。図5(a)は、上面40aが鏡面になって、下面40bには凹部40hが形成されているステンレス鋼板40を示している。凹部40hはプレス加工方法や切削加工方法などによって設けられる。また、鏡面は研削研磨、ラッピング研磨、電解研磨などの方法で設けることができる。次に、このステンレス鋼板40を脱脂・洗浄する。脱脂・洗浄は、脱脂→酸洗い→純水洗い→乾燥の手順で行う。脱脂は中性洗剤溶液でもって洗浄する。酸洗いは10〜20%の硫酸溶液、約70°Cの加温の中で、ガスが発生するまで浸漬して行う。この酸洗いは硫酸の濃度を濃い目にして行うので鏡面が犯されて表面が少し粗面になり梨地調の表面になる。純水洗いは表面に付着する硫酸溶液を中和すると共に良く洗い流すために行う。乾燥は熱風乾燥、遠心乾燥などで行う。この洗浄工程は、ステンレス鋼板を洗浄すると共に、鏡面なる表面を粗している。これは、メッキの密着性を良くするために行うもので、上面40aは梨地調の表面になっている(図5(b))。次に、ストライクニッケルメッキを行い、0.3μm程度のニッケルメッキ膜41を設ける(図5(c))。このストライクニッケルメッキは、次の光沢ニッケルメッキの密着性を良くするために行うもので、塩化ニッケル240g/l、塩酸80〜120g/lのメッキ浴液に、電流密度5〜20A/dmの下で、常温にて2〜4分間浸漬することで行われる。次に、このストライクニッケルメッキ膜41の上に光沢ニッケルメッキを施して光沢ニッケルメッキ膜42を形成する(図5(d))。メッキ厚は3〜10μmの範囲であるが、これによってメッキ表面が鏡面仕上がりになり光沢が現れる。次に、この光沢ニッケルメッキ膜42の上に装飾用の金属メッキを施し、金属メッキ膜43を形成する(図5(e))。本実施形態では金メッキを施して金色の着色をしたものであるが、白色ロジウムメッキを施すと白色系の着色が得られる。また、黒ルテニウムメッキを施すと黒色の着色が得られる。この装飾用の金属メッキは着色用であるので0.1〜0.3μm程度の厚みがあれば良い。次に、保護シート44を金属メッキ膜43の上に貼る(図5(f))。保護シートを貼る工程の以降の工程は前述の第1実施形態の工程と全く同じ工程を取る。即ち、ステンレス鋼板40の下面40b側にフォトレジスト膜を形成し、フォトマスクを配設し、紫外線照射して露光し、現像などを行って指標となる部分以外の部分のレジスト膜を除去し、次に、残されたレジスト膜を乾燥して完全に硬化させた後にエッチング、電解研磨を行い、最後に、フォトレジスト膜の剥離などを行って指標49を得る。これらの工程は第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
以上の工程を経ることによって図4に示した指標49を得る。指標49の最上層の金属メッキ膜43に光沢が現れ、また、側面40gにも光沢が現れることから側面が殆ど目立たず、全体に光沢のある指標が得られる。見える部分の指標全面が鏡面仕上げになっているからステンレス鋼材の効用と共に耐蝕性も非常に良い。また、指標49の最上層に設ける装飾用の金属メッキ膜の金属の種類を変えることにより色々な色の装飾を得ることができる。そして、装飾色のバリエーションを豊富に揃えることができる。また、当然ながら色々な凹凸模様も設けることも可能である。また、本実施形態の如く、指標の下面に凹部を設けると接着強度が更に強くなる効果も得る。
なお、第1実施形態の指標及び第2実施形態の指標は、何れも電解研磨によって指標の側面を鏡面仕様に仕上げている。しかしながら、指標の上面が下面より幅広になっていると、指標の厚みが0.2mm以下に薄くなると側面は殆ど視認することが出来ない。従って、耐蝕性のある素材を使用していることもあって、電解研磨の工程を省き、エッチングだけの工程で指標形状を成形しても全く問題なく使用できる。また、電解研磨後に、洗浄・乾燥を行い、乾式メッキ法(蒸着、イオンプレーティング、スパッタリングなど)や湿式メッキ法を行うことで指標チップの側面にも装飾用の金属膜を形成することが可能である。そして、指標を完全に同一色調で統一することも可能である。なお、指標チップの側面に装飾用の金属膜を設けた場合は、レジスト膜の剥離は、金属膜の形成後に剥離液によって行えば良い。
本発明の指標は各種の表示板に使用できる。時計用の表示板、各種機器装置のメータ類の表示板、銘板類等であるが、その他に、各種機器装置の単体指標としても使用できるものである。
本発明の第1実施形態に係る指標を表示板に貼付けた時における要部断面図である。 図1における指標の製造方法を示す工程図で、図2(a)はステンレス鋼板の上面を鏡面にした状態の断面図、図2(b)は金属蒸着膜を形成した状態の断面図、図2(c)は保護シートを貼付けた状態の断面図、図2(d)はフォトレジスト膜を形成した状態の断面図、図2(e)はフォトマスクを配設して露光している状態の断面図、図2(f)は現像して不要部分のフォトレジスト膜を溶解除去した状態の断面図、図2(g)はステンレス鋼板をエッチングした状態の断面図、図2(h)は電解研磨した状態の断面図、図2(i)は残りのフォトレジスト膜を剥離した状態の断面図、図2(j)は接着剤を塗布した状態の断面図である。 図2(g)と図2(h)におけるエッチングした後に電解研磨を施した時の状態を説明する拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る指標を表示板に貼付けた時における要部断面図である。 図4における指標の製造方法を示す工程図で、図5(a)はステンレス鋼板の上面を鏡面にした状態の断面図、図5(b)は図5(a)のステンレス板を洗浄した状態を示す断面図、図5(c)はストライクニッケルメッキを施した断面図、図5(d)は光沢ニッケルメッキを施した断面図、図5(e)は装飾用金属メッキを施した断面図、図5(f)は保護シートを貼付けた状態の断面図である。 特許文献1に示された植字の製造方法を行程順を示した要部断面図で、図6(a)は、鏡面に仕上げた黄銅板の表面に仕上げメッキを施し、粘着材付きベースフィルムを貼付けた状態を示した断面図、図6(b)は、黄銅板の反対側の面にフォトレジスト膜を設け、フォトマスクを用いて露光、現像などを行ってレジストパターンを形成し、エッチング液にて植字を形成した状態を示す断面図、図6(c)は、植字の側面にメッキを施した後にフォトレジスト膜を剥離して接着剤を形成した状態を示す断面図、図6(d)は、表示板に植字を接着剤を介して接着してベースフィルムを剥離した状態を示す断面図である。
符号の説明
20、40 ステンレス鋼板
20a、40a 上面
20b、40b 下面
20c、40c 指標チップ
20g、40g 側面
40h 凹部
21、21a、 金属蒸着膜
22、44 保護シート
23、23a フォトレジスト膜
24 フォトマスク
25、45 接着剤
30 表示板
41、41a ストライクニッケルメッキ膜
42、42a 光沢ニッケルメッキ膜
43、43a 装飾用の金属メッキ膜
m1 上面の幅
m2 下面の幅

Claims (9)

  1. ステンレス鋼材からなって、上面が下面より幅広で、且つ、上面と側面は鏡面光沢を有し、前記下面を接着剤を介して表示板に接着することを特徴とする指標。
  2. 前記上面は金属蒸着膜または金属メッキ膜が形成されて、着色されていることを特徴とする請求項1に記載の指標。
  3. 前記上面に凹凸模様が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指標。
  4. 前記下面に少なくとも1個の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の指標。
  5. 鏡面を有するステンレス鋼板を洗浄する工程と、
    前記ステンレス鋼板の鏡面上に金属蒸着膜を形成する工程と、
    該蒸着膜を形成した面上に保護シールを貼付ける工程と、
    前記ステンレス鋼板の下面にフォトレジスト膜を形成する工程と、
    該フォトレジスト膜上にフォトマスクを配設して露光・現像し、不要部分のフォトレジスト膜を溶解除去する工程と、
    残されたフォトレジスト膜を乾燥した後に前記ステンレス鋼板をエッチングする工程と、
    該エッチングの後に電解研磨する工程と、
    前記フォトレジスト膜を剥離する工程と、
    を有することを特徴とする指標の製造方法。
  6. 鏡面を有するステンレス鋼板を洗浄すると共に鏡面を少し粗す工程と、
    該鏡面を少し粗したステンレス鋼板上にストライクニッケルメッキを施す工程と、
    該ストライクニッケルメッキを施した後に光沢ニッケルメッキを施す工程と、
    該光沢ニッケルメッキを施した後に着色メッキを施す工程と、
    該着色メッキを施した面上に保護シールを貼付ける工程と、
    前記ステンレス鋼板の下面にフォトレジスト膜を形成する工程と、
    該フォトレジスト膜上にフォトマスクを配設して露光・現像し、不要部分のフォトレジスト膜を溶解除去する工程と、
    残されたフォトレジスト膜を乾燥した後に前記ステンレス鋼板をエッチングする工程と、
    該エッチングの後に電解研磨する工程と、
    前記フォトレジスト膜を剥離する工程と、
    を有することを特徴とする指標の製造方法。
  7. 前記ステンレス鋼板の上面に凹凸模様を形成したことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の指標の製造方法。
  8. 前記ステンレス鋼板の下面に少なくとも1個の凹部を形成したことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の指標の製造方法。
  9. 前記ステンレス鋼板の厚みが0.2mmよりも薄いときは、前記電解研磨工程を省くことができることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の指標の製造方法。
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