JP2005271630A - 建設機械のキャノピ - Google Patents

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Yoshihiro Okamoto
吉弘 岡本
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Abstract

【課題】運転席を覆うキャノピによって規定される建設機械の高さを、クレーンのような吊り上げ手段を用いてキャノピを取り外すことなく容易に低くすることができ、かつキャノピに、例えば転倒時に運転席のオペレータを保護することができる強度を付与することができ、さらに最小限の製作コストで構成することができる、建設機械のキャノピを提供する。
【解決手段】運転席の上方を覆うキャノピルーフを支持する支柱を、その高さ方向の途中において分断し、組立及び分解が自在な連結部によって連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械の運転席の上方を覆うキャノピの構造に関する。
典型的な建設機械、例えば油圧ショベルは、運転席の上方を覆う、キャノピルーフを機体に立設した支柱によって支持したキャノピを備えている。この種の建設機械は稼働現場の仕事の進捗に合わせてトレーラ、トラックなどに載せられ頻繁に移動される。この輸送に際しては、建設機械を搭載した状態のトレーラ、トラックの高さが道路を通行する上で制限され、建設機械によってはキャノピの上端が制限高さを超えてしまう。したがって、このような場合には高さを低くするためにキャノピが機体から取り外され輸送先の稼働現場で再度取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
取り外されそして再度取り付けられるキャノピが比較的軽い場合には着脱作業を人力によって比較的容易に行うことができるが、キャノピが重い場合、例えば建設機械が万一転倒した時に運転席のオペレータを保護できるように全体に剛性を備えたキャノピにおいては、人力による着脱が不可能であり、クレーン等の吊り上げ手段が必要になり、着脱する現場にクレーン車の準備が必要になる。したがって比較的重いキャノピを装備した場合には、着脱作業に手間がかかり、また費用がかかる。
この問題を除くために、キャノピの支柱をリンク機構に構成し、機体への取付部を中心にキャノピ全体を傾動させてキャノピの高さを必要に応じて低くできるようにした技術が開発されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながらこのリンク機構を用いたキャノピは製作コストがかかるとともに、建設機械転倒時に運転席のオペレータを保護できるように全体に剛性を持たせるのは構造上また製作コスト上実際的でない。
特開2003−312538号公報(第3図) 特開平9−279512号公報(第1図)
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、運転席を覆うキャノピによって規定される建設機械の高さを、クレーンのような吊り上げ手段を用いてキャノピを取り外すことなく容易に低くすることができ、かつキャノピに例えば転倒時に運転席のオペレータを保護することができる強度を付与することができ、さらに最小限の製作コストで構成することができる、建設機械のキャノピを提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決する建設機械のキャノピとして、運転席の上方を覆うキャノピルーフを支持する支柱が、その高さ方向の途中において分断され、組立及び分解が自在な連結部により連結されている、ことを特徴とする建設機械のキャノピが提供される。
好適には、該連結部が、分断された支柱の端部それぞれに差し渡された連結部材と、この連結部材を分断された端部それぞれに着脱を自在に取り付けるボルトを備えている。また、該連結部材を該支柱のいずれか一方の端部に取り付けることにより、この連結部材によって、他方の端部を自在に挿脱が可能な嵌合部が形成される。さらに、該支柱は矩形の断面を有し、該連結部材がこの矩形断面の略半分に被せられるチャンネル形状の連結片を対向させて一対備えている。
本発明に従って構成された建設機械のキャノピは、運転席の上方を覆うキャノピルーフを支持する支柱が、その高さ方向の途中において分断され組立及び分解を自在に連結された連結部を備えている。したがって、連結部においてキャノピを上下に分解できるので、上方の部分のみを人力で外せるサイズにし、残ったキャノピの支柱の上端高さすなわち建設機械の高さを低くし、さらに連結部によってキャノピ全体としての強度を付与することができる。また、支柱に組立分解が自在な連結部を備えればよいから製作コストも最小限にすることができる。
以下、本発明に従って構成された建設機械のキャノピについて、典型的な建設機械である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
キャノピの、側面図である図1、正面図である図2、上方からキャノピルーフを見た図3、及び支柱の取付部の平面図である図4を参照して説明する。全体を番号2で示すキャノピは、油圧ショベルの下部走行体4上に旋回作動を自在に装備された上部旋回体6に備えられている。上部旋回体6には運転席8が備えられ、その上方を覆うキャノピルーフ10を支持して複数本の支柱P(P1〜P5)が上部旋回体6に立設されている。支柱Pの各々は、高さ方向(図1の上下方向)の途中において分断され、それぞれが連結部Rによって組立及び分解を自在に連結されている。
本実施例においては、後に詳述するように、支柱Pは5本、連結部Rは支柱Pそれぞれに1個計5個備えられている。支柱P及び連結部Rは、その設置位置によって大きさ、形状などが多少異なることがあるが、基本的には同一の構成を備えている。したがってそれらを区別する必要のあるときには、それぞれの符号Pの後に数字を追加して区別する。
5本の支柱Pは、上部旋回体6の床6aの、運転席8の前側の左右に2本(P1、P2)、左側に1本(P3)、そして後側のフレーム6b上に左右2本(P4、P5)取り付けられている。
支柱Pは、矩形断面の鋼管によって形成されている。支柱P1、P2、P3は、床6a側の基部側の端をそれぞれ基板12に一体的に溶接接合して立設され、基板12は床6aにボルト14、4個によって取り付けられている。支柱P4、P5は、その基部側の端をそれぞれ基板16に一体的に溶接接合して立設され、基板16はフレーム6bにボルト18,2個によって取り付けられている。5本の支柱P各々の連結部Rを介して延びた上端に、キャノピルーフ10が鋼板によって形成され溶接によって一体に接合されている。
キャノピルーフ10は、主として図2、図3を参照して説明すると、支柱P1、P3、P4の上端に実質上水平に連結された平坦部10aと、平坦部10aから下方に向けて折り曲げられ支柱P2、P5の上端に連結された片流れ部10bを有している。平坦部10aには長穴状の透視窓10cが、また片流れ部10bには長穴状の透視窓10dが、それぞれ透明アクリル板をグロメットによって取り付けて備えられている。
なお、支柱P1〜P5それぞれの間、支柱P1〜P5とキャノピルーフ10との間、また支柱P1〜P5とそれぞれに当接した基盤12,16との間には適宜に、補強板あるいは梁が一体的に溶接接合されているが、これらの補強板、梁等は本発明の新規特徴を構成するものではないので、その説明は省略する。
支柱P1、P2、P3は床6a面から高さH1のところで分断され、支柱P2、P5はキャノピルーフ10の片流れの形状に合わせてそれより低い床6a面から高さH2のところで分断され、分断された部分がそれぞれ連結部Rによって連結されている。
連結部Rについて、図1及び図2とともに連結部Rの詳細図である図5を参照して説明する。連結部Rは、分断された支柱Pの端部それぞれに差し渡された連結部材としての一対の連結片20、20と、連結片20、20を支柱Pの分断された端部それぞれに取り付けるボルト22、22を備えている。連結片20は、支柱Pの矩形断面の略半分に被さるチャンネル形状に鋼板を成形して形成され、支柱Pの分断端から支柱Pの延びる上下方向に所定の長さを有して差し渡され、一対の連結片20、20はチャンネル形状の凹部同士を対向させて取り付けられている。
連結片20,20と支柱Pには同一線上にボルト22が挿通される貫通穴が形成され、この貫通穴を通されたボルト22はナット24によって固定され、連結部Rによって支柱Pの分断されたそれぞれの端部が連結固定される。ボルト22が挿通される部分の支柱Pの中には、このボルト22が通されるパイプ26がポルト22の締付けにより支柱Pが潰れないように備えられている。
かくして支柱Pの基部側の高さH1の上端の上に、高さH3のキャノピルーフ10側が乗せられたキャノピ2が形成される。
一対の連結片20、20を支柱Pのいずれか一方の端部に取り付けた状態、図5(d)においては、連結片20、20の対向した凹部によって支柱Pの他方の端部を自在に挿脱可能な嵌合部Kが形成される。
上述のように組み立てられたキャノピ2において上部のキャノピルーフ10側の部分を取り外すには、5箇所の連結部Rのキャノピルーフ10側のボルト22を緩めて抜き取りキャノピルーフ10側を上方に持ち上げ連結部Rの一対の連結片20、20の間の嵌合部Kから抜き去る。さらに一対の連結片20,20を基部側のボルト22を緩め抜き去ることにより、高さH1+H3のキャノピ2はH3の分低い高さはH1になる。
なお一対の連結片20、20は、キャノピルーフ10の側に残こすようにしてもよい。さらに、連結片20,20を、要求されるキャノピの上端の高さによって取り外す必要のないときには、外さないで残してもよい。
キャノピルーフ10側の部分が取り外されたキャノピ2を組み立てるには、上述の手順と逆に支柱Pの文壇された端を連結部Rによって組み立てればよい。
上述したとおりの建設機械のキャノピ2の作用について説明する。
キャノピ2は、キャノピルーフ10を支持する支柱Pがその高さ方向の途中において分断され組立及び分解を自在に連結した連結部Rを備えている。したがって連結部Rにおいてキャノピ2を上下に分解することができるので、上方のキャノピルーフ10の側のみを人力で外せる大きさ、重さに構成して取り外すことができるようにし、残った基部側の支柱Pの上端の高さを所望の高さになるように低く設定することができる。さらに支柱Pを分断して連結部Rによって連結したので、キャノピ全体としては十分に強度を維持、また強度を付与することができる。また、支柱Pに組立及び分解を自在に連結部Rを備えればよいので、製作コストも最小限にすることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
本実施例においては、支柱Pの分断された端はそれぞれ連結部材20をボルト22で止めて連結したが、いずれか一方側の支柱Pと連結部材20を外す必要がなければ溶接によって接合してもよい。
本実施例においては、支柱として矩形断面の管が用いられたが、支柱は円形断面の管であってもよいし、中実の棒であってもよい。
本発明に従って構成されたキャノピを、建設機械の典型例である油圧ショベルの機体である上部旋回体に取り付けた状態で示した側面図。 図1のA−A矢印方向に見たキャノピの正面図。 図1のB−B矢印方向に見たキャノピルーフの平面図。 図1のC−C矢印断面方向に見たキャノピ取付部の平面図。 (a)連結部の代表拡大側面図。(b)(a)をD−D矢印方向に見て一部断面して示した図。(c)(a)をE−E矢印方向に見た断面図。(d)連結部から一方の支柱を外した状態の図。
符号の説明
2:キャノピ
8:運転席
10:キャノピルーフ
20:連結片(連結部材)
P1〜P5:支柱
R:連結部

Claims (4)

  1. 運転席の上方を覆うキャノピルーフを支持する支柱が、その高さ方向の途中において分断され、組立及び分解が自在な連結部により連結されている、ことを特徴とする建設機械のキャノピ。
  2. 該連結部が、分断された支柱の端部それぞれに差し渡された連結部材と、この連結部材を分断された端部それぞれに着脱を自在に取り付けるボルトを備えている、請求項1記載の建設機械のキャノピ。
  3. 該連結部材を該支柱のいずれか一方の端部に取り付けることにより、この連結部材によって、他方の端部を自在に挿脱が可能な嵌合部が形成される、請求項2記載の建設機械のキャノピ。
  4. 該支柱が矩形の断面を有し、該連結部材がこの矩形断面の略半分に被せられるチャンネル形状の連結片を対向させて一対備えている、請求項3記載の建設機械のキャノピ。
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