JP2007204993A - 作業車のキャノピ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 キャノピフレーム46の上部に運転席7の上方を覆うキャノピルーフ47を取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、キャノピフレーム46を、運転席7の側方に立設された支持フレーム49と、この支持フレーム49の上部に設けられ且つキャノピルーフ47の下面側に配置されていて該キャノピルーフ47が取り付けられる取付フレーム50とから構成し、前記取付フレーム50を支持フレーム49に対して着脱可能に取り付ける。
【選択図】図1
Description
この場合、キャノピルーフをキャノピフレームから取り外したとしても、キャノピフレームの上部の、キャノピルーフが取り付けられる取付部分が邪魔物となる。
そこで、本発明は、前記問題を解消した作業車のキャノピを提供することを目的とする。
図1、2において、1はキャノピを備えた作業車(旋回作業機)として例示するバックホーであり、図面は超小旋回型のバックホー1を例示している。
このバックホー1は、クローラ式走行装置によって構成された下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
運転席7及びキャノピ8は旋回台5の右側(左右一側)に配置されており、運転席7の前方側には、操作ボックス12に、掘削装置6を操作する掘削装置操作レバー13、走行装置2を操縦する走行装置操縦レバー14を備えた操縦装置15が配置されている。
エンジン、ラジエータ9、燃料タンク10、作動油タンク11及びバッテリー31等は旋回台5の上面から上方に突出しており、これらの機器及びタンク類等はカバー体32によって覆われている。
ボンネット33は、エンジン配置部24の前部上方及び前方側を覆う固定カバー体36と、エンジン配置部24の後部上方及び背面を覆う開閉カバー体37と、エンジン配置部24の左側方を覆う左側部カバー体38とから主構成されている。
左側部カバー体38は、カバー前部38Aとカバー後部38Bとに分割され、カバー前部38Aは前記支持体に固定され、カバー後部38Bは、その前端側が旋回フレーム16に固定された支持部材39にヒンジ部材40を介して上下方向の軸心回りに回動自在に支持されていて、開閉自在とされている。
前記ロック部材42の操作は、開閉カバー体37を開いた状態で可能であり、開閉カバー体37を閉じた状態では操作不能である。
前記キャノピ8は、図1、図2、図6〜12に示すように、運転席7の旋回台左右方向中央側の側方、すなわち運転席7の右側の側方に立設されたキャノピフレーム46と、このキャノピフレーム46の上部に取り付けられたキャノピルーフ47と、このキャノピルーフ47の左側後部を支持する外側支柱48とから主構成されている。
支持フレーム49は、パイプ材からなる前後一対の支柱51,52と、この前後の支柱51,52にわたって設けられたパネル53と、前後支柱51,52の上端同志を連結するように設けられた上枠材54と、前後の支柱51,52の下部同志を連結するように設けられた補強枠材55とから主構成されている。
また、前支柱51の下部は、連結部材57によって操縦装置15の操作ボックス12の左側面に連結されている。
パネル53は前後支柱51,52の右側で且つ左側縦リブ21の左側に配置されていて、前後端縁が前後の支柱51,52に固着されていると共に、前部下端側が左側縦リブ21にボルト固定されている。
この窓60の左側の上下方向中途部には、前後の支柱51,52を連結するように設けられた上下一対の保護部材61が設けられ、この上下保護部材61の前部側を連結するように手摺り62が設けられている。
取付フレーム50は、支持フレーム49の上枠材54に着脱自在に取り付けられる取付体65と、この取付体65の前後に設けられていると共にキャノピルーフ47の下面側に位置されていてキャノピルーフ47の前後部分を支持する前後一対の支持部材66,67とを有する。
第1プレート68は板材を折曲してなり、上壁部71と、この上壁部71の左側縁部から下方に延出された側壁部72とから構成されており、上壁部71の右側部は右方に行くに従って下方に移行する傾斜状に形成され、側壁部72は、その下側部分72aが上側部分72bに対して右方側に位置ずれするように上下方向中途部で折曲されている。
前後の支持部材66,67はパイプ材によって形成されており、前側の支持部材66は、その右端側が第1プレート68の側壁部72の上側部分72bの前端側に固着され、後側の支持部材67は、その右端側が取付部材73を介して取付体65の後端側に固着されている。
この前側の支持部材66の左端側の上面側には、キャノピルーフ47が取り付けられる取付片74が設けられている。
後側の支持部材67は、下面壁77の左側上面から少し上方に延出した後、左方に行くに従って上方に移行する傾斜方向に延出し、その後、左方に延出するように折曲されている。
したがって、取付フレーム50は、支持フレーム49に取り付けられる位置よりも、キャノピルーフ47が取り付けられる位置の方が高い位置にある。
また、第1プレート68の上壁部71は取付部材73の下面壁77の上方に延出され、この延出部分と下面壁77との間に、一端が後側の支持部材67に固着され他端が取付部材73の正面壁77に固着された補強部材79が設けられている。
外側支柱48は、その上端側に前方に向けて突出状とされた取付片81が固着され、この取付片81の前部が後側の支持部材67の取付片78の左側にボルト固定されている。
また、手摺り部48cの前端側の湾曲部83は、下部側が右方に変位するように傾斜されている。
なお、外側支柱48は、上部48a、中途部48b及び下部48cの後部側が平面視でキャノピルーフ47の外縁からはみ出さないように収められ、且つ、旋回台5の外縁から内方にはいるように(旋回台5からはみ出さないように)形成されている。
また、外側支柱48の上部48a及び中途部48bを運転席7の後部側に配置したので、作業時において外側支柱48がオペレータの視界の邪魔物とならないと共に、外側支柱48の下部を手摺り部48cとした(支柱の一部を手摺り部48cとした)ので、外側支柱の他に、手摺りを別途設ける場合に比べて、部品点数及び組立工数の低減を図ることができる。
図16〜18に示すように、本実施の形態のバックホー1にあっては、マフラ25から排気されるガスが後方に排出される状態と下方に排出される状態とに選択可能とされている。
すなわち、本実施の形態では、排気口88が後方側を向く排気パイプ89を取り付けた場合に排気ガスを後方側に排出させるための第1の排ガス排出部90がプロテクタ17に設けられていると共に、排気口88が下方側を向く排気パイプ89を取り付けた場合に排気ガスを下方側に排出させるための第2の排ガス排出部91が旋回台5の下面側に設けられている。
本実施の形態のバックホー1にあっては、排気ガスを後方に排出させると、熱気等によって植木が枯れる惧れのある場所や排気ガスが運転席7に回るような狭い場所では、排気口88が下向きの排気パイプ89を取り付けることにより、快適に現場作業が行える。
5 旋回台
7 運転席
46 キャノピフレーム
47 キャノピルーフ
48 外側支柱
49 支持フレーム
50 取付フレーム
X 旋回軸心
Claims (2)
- キャノピフレーム(46)の上部に運転席(7)の上方を覆うキャノピルーフ(47)を取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、
前記キャノピフレーム(46)を、運転席(7)の側方に立設された支持フレーム(49)と、この支持フレーム(49)の上部に設けられ且つキャノピルーフ(47)の下面側に配置されていて該キャノピルーフ(47)が取り付けられる取付フレーム(50)とから構成し、前記取付フレーム(50)を支持フレーム(49)に対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする作業車のキャノピ。 - 走行装置(2)上に上下方向の旋回軸心(X)回りに回動自在に設けられた旋回台(5)を備え、この旋回台(5)上の左右一側に運転席(7)を配置し、この運転席(7)の旋回台左右方向中央側の側方に前記支持フレーム(49)を設け、前記取付フレーム(50)を旋回台左右方向中央側から左右一側の外端側に向けて延びるように設け、旋回台(5)の左右一側に、キャノピルーフ(47)の旋回台左右方向一側を支持する外側支柱(48)を着脱自在に設け、この外側支柱(48)の上端側を前記取付フレーム(50)に着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1に記載の作業車のキャノピ。
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003336289A (ja) * | 2002-05-20 | 2003-11-28 | Yanmar Co Ltd | 掘削作業車のキャノピ |
JP2005271630A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械のキャノピ |
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2006
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WO2016060028A1 (ja) * | 2014-10-16 | 2016-04-21 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
US10427518B2 (en) | 2014-10-16 | 2019-10-01 | Yanmar Co., Ltd. | Work vehicle |
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