JP2006291473A - 先行手摺枠及び緊結式枠組足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建築現場等に使用する先行手摺枠及びその先行手摺枠を用いてなる緊結式枠組足場を提供する。先行手摺枠を設置する際の作業の手間と工数を削減することができるとともに、リース代や運搬費用を節約することができる。
【解決手段】
左右の建地材2と上下の横地材4、5から形成される枠と枠内に設けられた補強材6を有する先行手摺枠であって、下部横地材5の両端に固定金具9を設けてなることを特徴とする先行手摺枠と、この先行手摺枠の下部横地材5を緊結部付布材として用いる緊結式枠組足場。
【選択図】図3

Description

本発明は、建築現場等に使用する先行手摺枠及びその先行手摺枠を用いてなる緊結式枠組足場に関する。
建築現場等で用いられる枠組足場は、大別すると、(1)建枠を含む部材を組み立ててなる建枠式足場と、(2)支柱部材や緊結部付布材等の足場構成部材を緊結して組み立ててなる緊結式足場がある。
(1)の「建枠式足場」は、通常、横桟と縦柱から構成される鳥居形状やH形状の建枠を複数個組み立てることによって形成される。
そして、その組立及び解体の際に作業員が転落することを防止すべく、先行手摺工法が用いられている。この工法によれば、作業員が下段の足場から、上段の足場の道路側の手摺を先行して取り付けることができるので、作業員は安全に枠組足場の組立をすることができる。また、作業員が下段の足場から、上段の足場の道路側の手摺を取り外すことができるので、作業員は安全に枠組足場の解体をすることができる。
この複数個の建枠を組み立てて足場を形成する際の先行手摺工法として、主として、「先行手摺枠据え置き方式」が用いられている。ここでは、次のようにして、建枠を用いて枠組み足場が組み立てられる。
すなわち、複数個の建枠を所定の間隔で建物と直角に立設し、隣接する建枠の間の建物側に筋違(すじかい)を取り付け固定して建枠を自立させた後、隣接する建枠の間の建物側とは反対側に手摺枠を取り付け固定し、さらに隣接する建枠間の建枠の横桟の上に足場板(布板)を架け渡すことで、1単位の足場を形成する。次に、既に立設した建枠の上に、別途用意した建枠を載置し、この建枠にも別途用意した筋違と手摺枠を取り付け固定した後、新たに形成された自立した建枠の横桟の上に別途用意した足場板を架け渡すことによって一つ上の段の足場を形成する。建枠の上に別の建枠を載置するには、通常、建枠を構成する縦柱の上に、別の建枠の縦柱を継ぎ足すようにして載置する。これを順次繰り返すことによって、全体の枠組み足場を形成する。
ここで、用意した手摺枠は、ある段の足場を形成する際に取り付けるのではなく、その1つ下の段の足場から、先行して取り付けられるため、「先行手摺枠」と呼ばれる。また、先行手摺枠は、いずれも枠組足場にそのまま据え置かれ、枠組み足場を構成する部材の一つとして組み込まれることになるため、「先行手摺枠据え置き方式」と呼ばれる。作業員が、新たに一つ上の段の足場を形成するために1つ上の段の足場板の上に立ったときには、既にその段の手摺は取り付け済みであるから、作業員は安全に作業をすることができる。
図11は、上部に横桟を有する鳥居形状の建枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。
作業員20の立っている現足場の一段下の足場は、次のようにして形成される。一段下の足場の隣り合う建枠43の間に、建物40の側に筋違41が交叉状に取り付けられて、複数の建枠43が自立した構造を形成し、そして、建物の反対側には、一段下の足場用の先行手摺枠42の上部固定金具7と現足場用の先行手摺枠52の下部固定金具9とが固定されていて、一段下の足場用の先行手摺枠42だけでなく現足場用の先行手摺枠52も既に設置されている。
そして、現足場用の先行手摺枠52は、作業員20が一段下の足場板(図示せず)に立って隣り合う建枠43の間に取り付けたものである。また、作業員20の立っている現足場の足場板51は、一段下の足場板に立って作業員20が一段下の足場の隣接する建枠43の横桟44の上に架け渡したものである。
作業員20は、現在、この足場板51の上に乗って、一段下の足場用の建枠43の2本の縦柱45の上に現足場用の建枠53の2本の縦柱55を縦方向に嵌合連結して、現足場用の建枠53を複数設置しているところである。作業員20は、既に先行して設置されている現足場用の先行手摺枠52に安全帯70の一端を取り付け、他端を自分の腰に取り付けることで、転落防止を図ることができる。なお、現足場用の先行手摺枠52の上部固定金具7は、現足場用の建枠53を設置したのちに、その建枠53の縦柱55に固定する。
図12に、据え置き方式の先行手摺枠を建枠に取り付ける際の作業手順を示す。(a)は取り付け作業の正面図、(b)は取り付け作業の右側面図である。
この図中の作業員20は、現足場用の足場板51の上に立って、一段上の足場用の先行手摺枠62を持ち上げ、2個の位置決め金具8を、隣り合う建枠53の横桟54の所定位置に載置したのち、2個の位置決め金具8を支点として先行手摺枠62を回転させ、その先行手摺枠62に設けられた2個の下部固定金具9を、隣り合う建枠53の縦柱55に押し当て、固定する。こうして、一段上の足場用の先行手摺枠62は、現足場用の隣り合う建枠53に固定されることになる。
また、逆に、枠組足場を順次上から取り外す際には、一段下の足場に立つ作業者が下部固定金具を建枠から取り外した後に、位置決め金具を支点として手摺り枠を逆回転させるだけで、簡単に取り外しができる。
以上は、鳥居形状の建枠からなる先行手摺据え置き方式による枠組み足場を説明してきたが、鳥居形状の建枠に代えて、H形状の建枠からなる先行手摺据え置き方式による枠組み足場を形成することもできる。
図13は、中間部に横桟を有するH型形状のH枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。ここでは、手摺枠は、1段の枠組毎に上部手摺枠63と下部手摺枠64の2つからなる。
H枠33は中央部に横桟34を有することから、H枠の中央部に足場板(布板)51が架け渡される。この点が、上部に横桟を有する鳥居形状の建枠とは異なるところである。H枠を用いて枠組足場を形成する手順は、鳥居枠を用いて枠組足場を形成する手順と基本的には同じである。
すなわち、複数個のH枠33を所定の間隔で建物40と直角に立設し、隣接するH枠の間の建物側に筋違(図示せず)を取り付け固定してH枠を自立させ、隣接するH枠の間の建物側とは反対側に現足場用の上部手摺枠63と一段上の足場用の下部手摺枠64を取り付け固定した後、さらに隣接するH枠の間の横桟34の上に足場板(布板)51を架け渡すことで、1単位の足場を形成する。次に、既に立設したH枠の上に、別途用意したH枠を載置し、このH枠にも別途用意した筋違と手摺枠を取り付け固定した後、新たに形成された自立したH枠の横桟の上に別途用意した足場板を架け渡すことによって一段上の段の足場を形成する。H枠の上に別のH枠を載置するには、通常、H枠を構成する縦柱35の上に、別のH枠の縦柱を継ぎ足して載置する。これを順次繰り返すことによって、全体の枠組み足場を形成する。ここで、下部手摺枠64が先行手摺枠であり、一段下の足場の上に立った作業員によって取り付けられたものである。上部手摺枠63は、作業員がその足場に立った後に取り付けられるから、先行手摺枠ではない。しかし、作業員が新たに一段上の足場を形成するために一段上の足場板の上に立ったときに既に下部手摺枠64が先行して取り付けられているため、作業員はその下部手摺枠64に安全帯70の一端を取り付け、他端を自分の腰に取り付けることで、転落防止を図ることができる。このように、鳥居形状の建枠に代えてH枠等の特殊な形状の建枠を使用する先行手摺方式を、一般に「手摺先行専用足場方式」という。
以上は、(1)の建枠を含む部材を組み立ててなる「建枠式足場」について述べたが、枠組足場としては、前記(2)の支柱部材や緊結部付布材等の足場構成部材を緊結して組み立ててなる「緊結式足場」がある。
(2)の「緊結式足場」は、「コマ」と呼ばれる取付部材が設けられた支柱部材に、緊結部付布材、腕木材、斜材(ブレース材)等の足場構成部材をコマを介して取り付け、そして、コマにおいて楔等によってこれらの足場構成部材を緊結した後、足場板(布板)を架け渡すことによって、組み立てられる。
図14に、緊結式足場の構造の一例を示す。(a)は緊結式足場の正面図、(b)は取り付け部材(コマ)の周辺の拡大図、そして、(c)は緊結式足場の右側面図である。
緊結式足場は、次のようにして、形成される。建物側の支柱17と建物とは反対側の支柱18の間に、支柱17と支柱18のコマ22を結ぶ形で腕木材21を取り付け、コマ22において楔等で腕木材21が緊結され、そして、建物40の側の隣接する支柱17の間に支柱17のコマ22を結ぶ形で斜材19が取り付けられ、さらに、建物とは反対側の隣接する支柱18の間に支柱18のコマ22を結ぶ形で、作業用手摺を兼ねた緊結部付布材23が取り付けられ、それぞれ、コマ22において楔等で斜材19及び緊結部付布材23が緊結されることで、支柱が自立する。その後、隣接する腕木材21の上に足場板(布板)51を架け渡すことで、1段の緊結式足場が形成される。なお、斜材19は建物とは反対側の隣接する支柱18の間に取り付ける場合もある。
次に、この足場の最上部に位置する支柱部材16の上に別の支柱部材16が縦方向に継ぎ足され、同様にして、一段上の足場が形成される。これを順次繰り返すことによって、全体の緊結式足場が形成される。
なお、ここでは、作業用手摺を兼ねた緊結部付布材を用いて「緊結式足場」を組み立てる方法を説明したが、作業員の転落防止のためには、作業用手摺を兼ねた緊結部付布材を、その1つ下の段の足場から先行して取り付けることが求められる。したがって、「緊結式足場」を組み立てる際にも、先行手摺を適用することが求められている。
特許文献1には、「コマ」と呼ばれる取付部材が設けられた支柱部材に、緊結部付布材、腕木材、斜材(ブレース材)等の足場構成部材をコマを介して取り付け、そして、コマにおいて楔等によってこれらの足場構成部材を緊結した後、足場板(布板)を架け渡すことによって、組み立てられる「緊結式足場」が開示されているが、緊結式足場に適した先行手摺枠据え置き方式の先行手摺枠についての記載はない。
特開2000−248737号公報
種々の先行手摺工法が提案されているが、「建枠式足場」は建枠自体が大型であり、その搬送や取り付けに手間がかかる上に、完成した枠組み足場に組み込まれるため、建枠を多数用意しなければならないため、リース代や運搬費用が嵩んで、建築工事のコストアップ要因となる。
これに対して、「緊結式足場」は、「コマ」と呼ばれる取付部材が設けられた支柱部材に、緊結部付布材、腕木材、斜材(ブレース材)等の足場構成部材をコマを介して取り付け、そして、コマにおいて楔等によってこれらの足場構成部材を緊結した後、足場板(布板)を架け渡すことによって、組み立てられる。「建枠式足場」との違いは、建枠を用いる代わりに、「緊結部付布材」と呼ばれる横材を隣接する支柱間を結ぶ形で、各段の足場の少なくとも1個所に設置されることである。緊結部付布材の両端は、コマに取り付けられて、コマにおいて楔等によって緊結部付布材が固定され、各段の足場の枠組が自立安定することになる。通常、鋼管やアルミニウム管等の金属管が用いられが、強度が要求されることから、その外径は42.7±0.25mm以上にするのが好ましい。
このように、緊結式足場の場合は、用意する足場構成部材はいずれも小型であり、その搬送や取り付けに余り手間がかからないため、リース代や運搬費用を節約することができる。しかしながら、緊結式足場を組み立てる際にも、先行手摺を適用することが求められているが、緊結式足場に建枠足場で用いられている先行手摺枠据え置き方式の先行手摺枠を適用すると、隣接する支柱間に緊結部付布材を設置した上に、さらに先行手摺枠を設置することになるため、その分、枠組足場の組立及び解体の際に、作業の手間が増えることになる。
図15は、緊結式足場に、建枠足場で用いられている従来の先行手摺枠を取り付けたときの一例を示す正面図である。
緊結式足場は、前述したとおりの手順によって形成される。作業員20が立っている現足場は、建物とは反対側の正面から見ると、建物とは反対側の隣接する支柱部材16のそれぞれに設けられたコマ22を結ぶ形で、隣接する支柱部材16の間に緊結部付布材23が取り付けられており、そして、隣接する腕木材(図示せず)の上に足場板51が架け渡されることによって、形成されている。ここで、現足場用の先行手摺枠52は、その1つ下の段の足場から、既に先行して取り付けられている。
次に、支柱部材16の上に別の支柱部材16が縦方向に継ぎ足された後、現足場と同様にして、継ぎ足たされた支柱部材16の間に緊結部付布材23が取り付けられ、そして、足場板51が架け渡されることによって、上段の足場が形成されることになる。
上段の足場用の先行手摺枠62の取付は、次の手順で、現足場から先行して取り付けられ、固定される。
すなわち、上段の足場用の先行手摺枠62を作業員20が持ち上げ、左右2個の位置決め金具8を、隣り合う支柱のコマに載置したのち、2個の位置決め金具8を支点として先行手摺枠62を回転させ、その先行手摺枠に設けられた2個の下部固定金具9を、隣り合う支柱部材16に押し当てた後、固定する。
しかしながら、隣接する支柱間に、緊結部付布材と先行手摺枠の両方を設けることになるため、枠組足場の組立及び解体の作業の手間が増えることになる。
また、建枠足場で用いられている先行手摺枠は、もともと、建枠の縦柱に固定されて用いられるため、その固定金具は建地材に設けられている。固定金具は、先行手摺枠の建地材の下部に1個所に設けられるか、又は、建地材の下部の1個所(下部固定金具)に加えて建地材の上部の1個所(上部固定金具)にも設けられる(図12参照)。
そして、特に建地材の下部に設ける固定金具(下部固定金具)は、先行手摺枠の建地材を、建枠の縦柱にしっかりと固定できるように、建枠の縦柱を挟み込む構造のクランプ式や楔式のものが用いられるので、構造上、重くかつ高価なものとならざるを得ない。
図16に、建枠に先行手摺枠を固定するための楔式の下部固定金具の一例(上面図)を示す。この下部固定金具9は、建枠の縦柱35を抱き込む形状の湾曲部を有する継手部材11と、同じくその縦柱を抱き込む形状の湾曲部を有するとともにその先端に楔(クサビ)金具13を有する押さえ部材12とからなる。下部固定金具9は、軸14を中心に回動可能の状態で、ボルトナット及び溶接で手摺枠の建地材2に取り付けられている。そして、建枠の縦柱35を抱き込む湾曲部を解放状態で保持するために、板バネ10を継手部材11に内蔵することによって、楔金具13を有する押さえ部材12を継手部材から強制的に離間させている。この下部固定金具9は、建枠の縦柱35を継手部材11の湾曲部に抱き込み、楔金具13を有する押さえ部材12を矢印方向に手作業で回転させたのちに、楔を打ち込むことによって固定される。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、緊結式足場に先行手摺枠を設置する際の作業の手間と工数を軽減するとともに、その支柱に先行手摺枠を固定するための固定金具を軽量かつ安価なものに置き換えることができる先行手摺枠を提供することと、この先行手摺枠を用いてなる緊結式足場を提供することを目的とする。
本発明は、次の(1)〜(9)の先行手摺枠及び(10)〜(11)の緊結式足場に関する。以下、(1)〜(11)を総称して、本発明ということもある。
(1)建地材と横地材から形成される枠と枠内に設けられた補強材を有する先行手摺枠であって、下部横地材の両端に固定金具を設けてなることを特徴とする先行手摺枠。
(2)下部横地材が他の部材よりも外径が太い管からなることを特徴とする、上記(1)の先行手摺枠。
(3)建地材に位置決め金具を設けてなることを特徴とする、上記(1)又は(2)の先行手摺枠。
(4)建地材にも固定金具を設けてなることを特徴とする、上記(1)〜(3)の先行手摺枠。
(5)下部横地材の両端に設ける固定金具が楔形状であることを特徴とする、上記(1)〜(4)の先行手摺枠。
(6)下部横地材が先行手摺枠から分離可能であることを特徴とする、上記(1)〜(5)の先行手摺枠。
(7)下部横地材を先行手摺枠から分離可能にするための接続金具を用いることを特徴とする、上記(6)の先行手摺枠。
(8)下部横地材を先行手摺枠から分離可能にするための接続用孔を下部横地材に設けたことを特徴とする、上記(6)の先行手摺枠。
(9)下部横地材を分離したのちの先行手摺枠が折りたたみ可能であることを特徴とする、上記(7)〜(8)の先行手摺枠。
(10)支柱と緊結部付布材と腕木材と斜材からなる緊結式枠組足場であって、上記(1)〜(9)の先行手摺枠の下部横地材を緊結部付布材として用いるとともに、隣接する腕木材の間に布板が架設されていることを特徴とする緊結式枠組足場。
本発明に係る先行手摺枠によれば、緊結式足場を形成して先行手摺枠を設置する際の作業の手間と工数を削減することができるとともに、リース代や運搬費用を節約することができる。そして、その足場の支柱に先行手摺枠を固定するための固定金具を軽量かつ安価なものに置き換えることができる。また、下部横地材を先行手摺枠から分離可能にした場合には、その搬送に手間がかからず、また、保管にも場所をとらないという利点がある。
本発明に係る先行手摺枠と、この先行手摺枠を用いた緊結式足場を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る先行手摺枠の一例を示す正面図である。
先行手摺枠1は、左右2本の建地材2と、これらの2本の建地材2を結ぶ上下2本の横地材4、5から形成される枠と、枠内に設けられた補強材6からなる。ここでは、左右2本の建地材2と上部横地材4は一体的に形成されているが、それぞれ別々の部材として形成したものを接続して形成してもよい。
補強材6は、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向補強材と、この横方向補強材と下部横地材5とを結ぶ2本の縦方向補強材とからなっている。補強材は、外径21.7〜34.0mmの鋼管やアルミニウム管等の金属管またはプラスチック管を用いることができる。補強材は、先行手摺枠が枠形状を保って破損を防止するためのものである。補強材は、1本だけでもよいし、複数本を用いてもよい。また、補強材全体を一体化して形成してもよいし、様々な形状の部材を別々に形成して、組み合わせて用いてもよい。また、補強材と、建地材又は横地材との接続は特に限定されるものではなく、溶接、ボルトナット等、種々の接続方法を用いることができる。
なお、先行手摺枠を形成する建地材及び横地材には、外径21.7〜42.7mmの鋼管やアルミニウム管等の金属管またはプラスチック管を用いることができる。先行手摺枠の軽量化を計りたいときは、その外径が27.2±0.25mm以下の管を用いるのが好ましい。ただし、下部横地材に、緊結部付布材の機能を持たせるときは、他の部材よりも外径が太い管を用いるのが好ましい。また、その外径は42.7±0.25mm以上にするのが好ましい。
下部横地材4の両端には、先行手摺枠1を緊結式足場の支柱(図示せず)に固定するための固定金具9が設けられている。固定金具9としては、クランプやネジ等で固定できる金具を用いてもよいが、ここでは、下方に尖った楔形状のものが用いられている。下方に尖った楔形状の固定金具9を用いた場合には、先行手摺枠1の全体を上方から下方に滑らせ、先行手摺枠1の固定金具9の楔部分を支柱に設けられたコマ(図示せず)に挿入することによって、先行手摺枠1を支柱に取り付けることができる。このように、この先行手摺枠1の下部横地材5はその両端に設けられた固定金具9によって、隣接して設置されている支柱部材の間を直接に結ぶものであるから、緊結部付布材の機能を兼ねることができる。
図1では、さらに、建地材2に位置決め金具8が設けられている。位置決め金具は必ずしも必要ではないが、位置決め金具8を建地材2に設けた場合には、緊結式足場の支柱に先行手摺枠を固定する際のガイドとしての役割を果たすことができる。また、固定金具9を補完する機能を有しているので、固定金具9とともに用いるのが好ましい。位置決め金具8の形状としては、差し込むだけのアングルやコマに落とし込む逆U字でもよいが、ここでは、L字形のものが用いられている。この位置決め金具8のL字形部分を、支柱に設けられたコマに差し込むことによって、左右及び前後の動き(揺れ)を防ぐことができ、また、先行手摺枠1の固定金具9の楔部分を支柱に取り付けられたコマに挿入し易くすることができる。
次に、建地材に設ける固定金具について、説明する。
建地材に固定金具を設けることは、必ずしも必要ではないが、建地材に固定金具を設けると、先行手摺枠を支柱に堅固に固定することができる。この場合、固定金具は、先行手摺枠の下部と上部に設けられることになる。ただし、その設置場所はそれぞれ異なり、下部固定金具9は先行手摺枠1の下部横地材5の両端に設けられ、そして、上部固定金具(図示せず)は先行手摺枠1の左右の建地材2に設けられる。
上部固定金具を建地材2に設けるときは、予め建地材2に組み込んでおいてもよいし、別途用意しておいて、建地材2に取り付けることもできる。上部固定金具は、緊結式足場の支柱に建地材2を固定できるものであればよく、クランプ等の一般に用いられる固定金具を挙げることができる。また、緊結式足場の支柱に手摺柱を固定する場合には、支柱材の取付部材(コマ)を利用して固定することもできる。固定金具の種類は、特に限定するものではないが、先行手摺枠の建地材を緊結式足場の支柱に強固に固定でき、かつ、枠組足場を解体する際に外しやすい構造を有するとともに、その取付位置も枠組足場の組立と解体の邪魔にならないものが好ましい。
図2に、緊結式足場の支柱部材16に建地材2を固定する際に用いることができる、種々の位置決め金具を例示する。(a)は支柱部材16に当てるだけの位置決め金具、そして、(b)と(c)はコマ利用の位置決め金具である。
(a)の当て部材85を用いるときは、緊結式足場の支柱部材16に当てることにより建地材の前後左右の動きを固定する。(b)と(c)は、緊結式足場の支柱部材16のコマ22を利用して前後左右の動きを固定するものである。(b)は、コマに横方向から、建地材2に設けられたコの字型の金具86を差し込み、前後左右の動きを固定するものであり、(c)は建地材2に設けられた下向きの突起をもった金具88をコマに差し込み、前後左右の動きを固定するものである。
図3は、本発明に係る先行手摺枠を緊結式足場に取り付けたときの一例を示す正面図である。
作業員20が立っている現足場には、建物とは反対側の正面から見ると、建物とは反対側の隣接する支柱部材16の間に、現足場用の先行手摺枠52が、その1つ下の段の足場から、既に先行して取り付けられている。この先行手摺枠52の下部横地材5は、その両端に設けられた固定金具9によって、隣接して設置されている支柱部材16のそれぞれに設けられたコマ22の間を直接に結ぶものであるから、緊結部付布材の機能を兼ねることができる。したがって、図15に示した緊結式足場とは異なり、緊結部付布材の設置を省くことができる。そして、隣接する腕木材(図示せず)の上に足場板51が架け渡されることによって、作業員20が立っている現足場が形成されたものである。
上段の足場は、現足場に立っている作業員20が、支柱部材16の上に別の支柱部材16を現足場から縦方向に継ぎ足した後、上段の足場用の先行手摺枠62を持ち上げ、左右2個の位置決め金具8を隣り合う上段の足場の支柱部材16のコマ22に載置するとともに、下部横地材5の両端に設けられた下部固定金具9を上段の足場の支柱部材16のコマに上方から挿入することによって、形成される。このとき、位置決め金具8がコマ22に挿入されているため、先行手摺枠62の前後左右の動きを止めることになる。その後、隣接する腕木材(図示せず)の上に足場板51が架け渡される。
なお、建地材に上部固定金具を設けることは、必ずしも必要ではないが、ここでは、上部固定金具7が先行手摺枠62の左右の建地材2に設けられている例を示している。建地材にクランプのような上部固定金具7を設けると、先行手摺枠を支柱に堅固に固定することができ、筋違の役割を先行手摺枠62が果たすことになる。上部固定金具7による固定は、下部固定金具9とは異なり、作業員20が上段の足場に立ってから行われる。
このように、本発明に係る先行手摺枠を用いて緊結式足場を形成すると、緊結部付布材の設置を省略することができるので、緊結式足場の組立と解体の作業の手間と工数を削減することができる。また、その足場の支柱に先行手摺枠を固定するための固定金具を軽量かつ安価なものに置き換えることができる。
また、ここでは、本発明に係る先行手摺枠は緊結部付布材の機能を兼ねるので、緊結部付布材の設置を省略することができるとしているが、本発明に係る先行手摺枠に加えて、さらに、隣接する支柱の間に、緊結部付布材又は作業用手摺を取り付けることを妨げるものではない。緊結部付布材又は作業用手摺を取り付けると、緊結式足場をさらに堅固に形成することができるし、作業者の安全をさらに図ることが可能となる。
次に、本発明に係る先行手摺枠は、下部横地材を先行手摺枠から分離可能の構造にすることもできる。分離できない構造であっても構わないが、下部横地材を先行手摺枠から分離可能の構造にした場合には、コンパクトになるため、その搬送に手間がかからず、また、保管にも場所をとらないという利点がある。また、先行手摺枠を、下部横地材の部材とその他の部材とに分けて、別々にして運搬できるという利点もある。
下部横地材を先行手摺枠から分離可能の構造とするには、先行手摺枠の建地材の最下部において、下部横地材から分離可能とするのがよい。下部横地材を先行手摺枠から分離可能にするための接続金具としては、クランプ、楔、落下錠等の金具を用いることができる。あるいは、接続用の孔を開けておき、ピン又はボルトによって接続してもよい。
図4は、下部横地材を先行手摺枠から分離することができる構造の一例である。ここでは、分離可能にするための接続金具として、落下錠が用いられている。
先行手摺枠は、下部横地材5と、その他の部材に分離されている。その他の部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向補強材6と、この横方向補強材の中間部と建地材を結ぶ2本の補強材6とからなる。そして、建地材2の最下部は下部横地材5を挿入できる大きさの開口部80を有し、さらに下部横地材5を挿入した後に下部横地材が外れないようにするための落下錠79が取り付けられている。
下部横地材5を、その他の部材に接続する際には、建地材2の最下部に下部横地材5を挿入し、落下錠79をかければよく、もって下部横地材5をその他の部材に固定することができる。
図5は、下部横地材を先行手摺枠から分離することができる構造の他の例である。ここでは、分離可能にするために、接続用のピンが用いられている。
先行手摺枠は、下部横地材5と、その他の部材に分離されている。その他の部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向補強材6と、この横方向補強材の中間部と建地材を結ぶ2本の補強材6とからなる。そして、建地材2の最下部と下部横地材5の両端部には、接続用のピンを挿入する孔81、82が、それぞれに設けられている。
下部横地材を、その他の先行手摺枠の部材に接続する際には、建地材2の最下部の接続用孔81と、下部横地材5の接続用孔82にピン(図示せず)を通すことで、下部横地材を建地材に固定することができる。
さらに、本発明に係る先行手摺枠は、下部横地材を先行手摺枠から分離可能の構造にするだけでなく、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることもできる。折りたたみできない構造であっても構わないが、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能の構造にした場合には、下部横地材を分離した残りの部材がさらにコンパクトになるし、下部横地材の部材とその他の部材とに分けて、別々にして運搬できるとともに、保管し易くなるという利点がある。
下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能の構造とするには、先行手摺枠の建地材と上部横地材を一体化しないで、それぞれ別々の部材として形成したものを回転可能に接続すればよい。また、先行手摺枠の枠内の補強材の形状を工夫してもよいし、補強材を複数部材から形成してもよい。補強材を複数部材から形成する際には、互いに回転可能または伸縮自在とすることも可能である。
図6は、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。
先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向補強材6からなる。そして、建地材2の上端部と上部横地材4の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と上部横地材4が互いに回転可能となっている。また、建地材2の中間部と補強材6の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と補強材6が互いに回転可能となっている。
したがって、先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、容易に折りたたむことができて、(b)の運搬時の状態とすることができる。そして、矢印の方向に動かすことによって、(a)の使用時の形にすることができる。また、(b)の運搬時には折りたたまれてコンパクトになるから、運搬しやすくなる。
図7は、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。
先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向補強材6からなる。この横方向補強材6は、中間部が2重管90となっているため、横方向に伸縮可能となっている。そして、建地材2の上端部と上部横地材4の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と上部横地材4が互いに回転可能となっている。また、建地材2の中間部と補強材6の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と補強材6が互いに回転可能となっているとともに、補強材6は、横方向に伸縮可能となっている。
したがって、先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、容易に折りたたむことができて、(b)の運搬時の状態とすることができる。そして矢印の方向に動かすことによって、(a)の使用時の形にすることができる。また、(b)の運搬時には折りたたまれてコンパクトになるから、運搬しやすくなる。
図8は、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。
先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向補強材6からなる。この横方向補強材6は、中間にヒンジ91が設けられていて、屈曲可能となっている。そして、建地材2の上端部と上部横地材4の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と上部横地材4が互いに回転可能となっている。また、建地材2の中間部と補強材6の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と補強材6が互いに回転可能となっているとともに、補強材6は、中間部で屈曲可能となっている。
したがって、先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、容易に折りたたむことができて、(b)の運搬時の状態とすることができる。そして矢印の方向に動かすことによって、(a)の使用時の形にすることができる。また、(b)の運搬時には折りたたまれてコンパクトになるから、運搬しやすくなる。
図9は、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。
先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、2本の建地材2を結ぶ1本の横方向の補強材6と、上部横地材4の中間部と横方向補強材6の中間部を結ぶ縦方向補強材93からなる。上部横地材4の中間部と横方向補強材6の中間部とは、縦方向補強材93によって結ばれているが、いずれもヒンジ91によって接続されており、屈曲可能となっている。ただし、上部横地材4の中間部のヒンジ91にはその上部に当て材92が設けられているので、屈曲の方向は下方に限られる。
そして、建地材2の上端部と上部横地材4の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と上部横地材4が互いに回転可能となっている。また、建地材2の中間部と補強材6の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と補強材6が互いに回転可能となっている。さらに、上部横地材4と横方向の補強材6は、いずれも、中間部で屈曲可能となっている。
したがって、先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、容易に折りたたむことができて、(b)の運搬時の状態とすることができる。そして矢印の方向に動かすことによって、(a)の使用時の形にすることができる。また、(b)の運搬時には折りたたまれてコンパクトになるから、運搬しやすくなる。
図10は、下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。
先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、左右2本の建地材2と上部横地材4と、上部横地材4の両端部近傍を1本の曲線で結ぶ補強材6からなる。さらに、補強材6の両端部近傍にはそれぞれ当て金具94が設けられているので、先行手摺枠としての使用時に必要な枠形状を形成するとともに強度を持たせることができる。そして、建地材2の上端部と上部横地材4の両端部には、接続用のピンを挿入する孔(図示せず)が、それぞれに設けられ、接続用のピン89が挿入され、このピン89を支点として、建地材2と上部横地材4が互いに回転可能となっている。
したがって、先行手摺枠から下部横地材を分離した残りの部材は、容易に折りたたむことができて、(b)の運搬時の状態とすることができる。そして矢印の方向に動かすことによって、(a)の使用時の形にすることができる。また、(b)の運搬時には折りたたまれてコンパクトになるから、運搬しやすくなる。
以上のとおりであるから、本発明によれば、作業の手間と工数を削減することができるとともに、リース代や運搬費用を節約することができる先行手摺枠を提供することができる。また、この先行手摺枠を用いてなる緊結式足場を提供することができる。
本発明に係る先送り式の先行手摺枠の一例を示す正面図である。 緊結式足場の支柱部材16に建地材2を固定する際に用いることができる、種々の固定金具を例示する。 本発明に係る先行手摺枠を緊結式足場に取り付けたときの一例を示す正面図である。 下部横地材を先行手摺枠から分離することができる構造の一例である。 下部横地材を先行手摺枠から分離することができる構造の他の例である。 下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。 下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。 下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。 下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。 下部横地材を分離した残りの部材を折りたたみ可能とすることができる構造の他の一例である。(a)が使用時、そして、(b)が運搬時の状態である。 上部に横桟を有する鳥居形状の建枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す。 据え置き方式の先行手摺枠を建枠に取り付ける際の作業手順を示す。(a)は取り付け作業の正面図、(b)は取り付け作業の右側面図である。 中間部に横桟を有するH型形状のH枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。 緊結式足場の構造の一例を示す。(a)は緊結式足場の正面図、(b)は取り付け部材(コマ)の周辺の拡大図、そして、(c)は緊結式足場の右側面図である。 緊結式足場に、建枠足場で用いられている従来の先行手摺枠を取り付けたときの一例を示す正面図である。 建枠に先行手摺枠を固定するための楔式の下部固定金具の一例(上面図)を示す。
符号の説明
1 先行手摺枠
2 建地材
4 上部横地材
5 下部横地材
6 補強材
7 上部固定金具
8 位置決め金具
9 (下部)固定金具
10 板バネ
11 継手部材
12 押さえ部材
13 楔金具
14 軸
15 作業用手摺
16 支柱部材
17 建物側の支柱
18 建物と反対側の支柱
19 斜材
20 作業員
21 腕木材
22 コマ
23 緊結部付布材
33 H枠
34 横桟
35 縦柱
40 建物
41 筋違
42 下方の足場用の先行手摺枠
43 下方の足場用の建枠
44 下方の足場用の横桟
45 下方の足場用の縦柱
51 足場板
52 現足場用の先行手摺枠
53 現足場用の建枠
54 現足場用の横桟
55 現足場用の縦柱
62 上段の足場用の先行手摺枠
63 上部手摺枠
64 下部手摺枠
70 安全帯
79 落下錠
80 開口部
81 建地材の接続用ピン
82 下部横地材の接続用ピン
85 当て部材
86 コの字形の金具
88 下向きの突起をもった固定金具
89 ピン
90 2重管
91 ヒンジ
92 当て材
93 縦方向の補強材
94 当て金具

Claims (10)

  1. 左右の建地材と上下の横地材から形成される枠と、枠内に設けられた補強材を有する先行手摺枠であって、下部横地材の両端に固定金具を設けてなることを特徴とする先行手摺枠。
  2. 下部横地材が他の部材よりも外径が太い管からなることを特徴とする、請求項1に記載の先行手摺枠。
  3. 建地材に位置決め金具を設けてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の先行手摺枠。
  4. 建地材にも固定金具を設けてなることを特徴とする、請求項1から3までのいずれかに記載の先行手摺枠。
  5. 下部横地材の両端に設ける固定金具が楔形状であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載の先行手摺枠。
  6. 下部横地材が先行手摺枠から分離可能であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれかに記載の先行手摺枠。
  7. 下部横地材を先行手摺枠から分離可能にするための接続金具を用いることを特徴とする、請求項6に記載の先行手摺枠。
  8. 下部横地材を先行手摺枠から分離可能にするための接続用孔を下部横地材に設けたことを特徴とする、請求項6に記載の先行手摺枠。
  9. 下部横地材を分離したのちの先行手摺枠が折りたたみ可能であることを特徴とする、請求項7又は8に記載の先行手摺枠。
  10. 支柱と緊結部付布材と腕木材と斜材からなる緊結式枠組足場であって、請求項1から9までのいずれかの先行手摺枠の下部横地材を緊結部付布材として用いるとともに、隣接する腕木材の間に布板が架設されていることを特徴とする緊結式枠組足場。
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