JP2005271279A - テーパー付中空管の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テーパー形状に起因して生じるプリプレグの繊維配向角度のずれによって引き起こされる反りを軽減するテーパー付中空管の製造方法を提供する。
【解決手段】 上底12及び下底14に対して垂直な側辺10を有する台形であって、強化繊維の繊維軸方向が、(A)側辺と平行、(B)側辺の対辺16に平行、(C)側辺に対して+45°、及び(D)側辺に対して−45°である4枚の略同一形状のプリプレグを、テーパー形状のマンドレルの側面上に、上底12側をマンドレルの小径側に向けると共に側辺10がマンドレルの側面をなす母線と平行になるように巻き付けてテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成した後、加熱により前記成形体を硬化させるテーパー付中空管の製造方法。プリプレグ(A)と(B)との間、プリプレグ(C)と(D)との間で巻き始め位置をそれぞれ半周違えることが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 上底12及び下底14に対して垂直な側辺10を有する台形であって、強化繊維の繊維軸方向が、(A)側辺と平行、(B)側辺の対辺16に平行、(C)側辺に対して+45°、及び(D)側辺に対して−45°である4枚の略同一形状のプリプレグを、テーパー形状のマンドレルの側面上に、上底12側をマンドレルの小径側に向けると共に側辺10がマンドレルの側面をなす母線と平行になるように巻き付けてテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成した後、加熱により前記成形体を硬化させるテーパー付中空管の製造方法。プリプレグ(A)と(B)との間、プリプレグ(C)と(D)との間で巻き始め位置をそれぞれ半周違えることが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、繊維強化樹脂複合材料からなるテーパー付中空管の製造方法に関する。詳細には、ストレート層に、強化繊維の繊維軸方向がマンドレルの芯軸に対して巻き始めが0°の一方向プリプレグと巻き終わりが0°の一方向プリプレグとを組み合わせて使用することにより中空管の反りを軽減するテーパー付中空管の製造方法に関する。
熱硬化性樹脂を用いた繊維強化樹脂複合材料は、軽量で高い剛性を有しており、ゴルフシャフト、釣り竿、テニスラケット等のスポーツ用品、自動車、航空機等の材料に用いられている。
繊維強化樹脂複合材料からなる中空管を製造する方法としては、一般にフィラメントワインディング法やプリプレグを使用する成形法が用いられている。
フィラメントワインディング法は、熱硬化性樹脂を含浸させた強化繊維束をマンドレルに巻き付け、加熱により樹脂を硬化させた後マンドレルを引き抜くことにより中空管を製造する方法である。一方、プリプレグを使用する方法は、一方向に引き揃えた強化繊維シートに熱硬化性樹脂を含浸させて半硬化したプリプレグを、マンドレルに巻き付けて管状に形成した後加熱して樹脂を硬化させる方法である。プリプレグを使用して中空管を製造する方法は、フィラメントワインディング法に比較して、ねじれ剛性や曲げ剛性が比較的に自由に設計できるため、ゴルフシャフト等のスポーツ用品の製造に広く用いられている。
一般に、一方向プリプレグから得た繊維強化樹脂複合材料は、強化繊維の繊維軸方向と繊維軸に垂直方向の2方向間で、熱収縮率や、引張強度、弾性率等の力学的性質が異なる異方性を有していることが知られている。
一方向プリプレグを使用して製造した中空管においては、その芯軸に対して強化繊維の繊維軸方向が対称でない場合には、プリプレグの異方性に起因する応力が打ち消されず、加熱硬化後に反りが生じることとなる。
形状が大径から漸次小径に変化するテーパー形状の中空管を製造する場合には、一方向プリプレグを一端側からマンドレルに巻き付けていくと、徐々にマンドレルの芯軸に対する強化繊維の角度が変化していき、巻きはじめの部分と巻き終わりの部分では、強化繊維の繊維軸方向が異なることとなる。この強化繊維の繊維軸方向のずれは、結果として中空管の反りの原因となっている。
テーパー形状の中空管の反りを低減する方法として、例えば、一方向プリプレグの強化繊維の繊維軸方向とマンドレルの芯軸とのなす角度をαとした場合に、+α/−α/−α/+α、又は−α/+α/+α/−αとなるように一方向プリプレグを積層することにより中空管の反りを抑制する方法がある(特許文献1)。
特開平11−347164号公報(特許請求の範囲)
プリプレグを用いて製造する中空管は、通常、中空管のねじり剛性、ねじり角度を高めるため、中空管の芯軸に対しておよそ±45°方向を強化するアングル層と、曲げ強度を高めるため芯軸方向(0°方向)を強化するストレート層の2層が形成される。上記文献記載の方法は、アングル層については強化繊維の配向が考慮されているものの、ストレート層については巻き始めの配向が0°方向のプリプレグを使用しているのみである。しかしながら、ストレート層を形成するプリプレグにおいても、場合によっては巻きはじめと巻き終わりの強化繊維の配向角度のずれは無視できないものとなり、中空管に反りが生じることとなる。従って、本発明の目的は、テーパー形状に起因して生じるプリプレグの繊維配向角度のずれによって引き起こされる中空管の反りを軽減するテーパー付中空管の製造方法を提供することにある。
本発明者は鋭意研究の結果、ストレート層に使用するプリプレグとして、従来使用している巻きはじめが0°のプリプレグに加えて、巻き終わりが0°になるプリプレグを組み合わせて使用することにより、中空管の反りが軽減できることを見出し本発明を完成するに到った。
上記課題を解決する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 上底及び下底に対して垂直な側辺を有する台形であって、強化繊維の繊維軸方向が、(A)側辺と平行、及び(B)側辺の対辺に平行である2枚の略同一形状のプリプレグを、テーパー形状のマンドレルの側面上に、上底側をマンドレルの小径側に向けると共に側辺がマンドレルの側面をなす母線と平行になるように巻き付けてテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成した後、加熱により前記成形体を硬化させることを特徴とするテーパー付中空管の製造方法。
〔2〕 テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体において、プリプレグの対辺がマンドレルの母線と平行に形成されたものである〔1〕に記載のテーパー付中空管の製造方法。
〔3〕 プリプレグ(A)と(B)との間でそれぞれ巻き始めの位置を半周違えてマンドレルに巻き付けることによりテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する〔1〕に記載のテーパー付中空管の製造方法。
〔4〕 上底及び下底に対して垂直な側辺を有する台形であって、強化繊維の繊維軸方向が、(A)側辺と平行、(B)側辺の対辺に平行、(C)側辺に対して+45°、及び(D)側辺に対して−45°である4枚の略同一形状のプリプレグを、テーパー形状のマンドレルの側面上に、上底側をマンドレルの小径側に向けると共に側辺がマンドレルの側面をなす母線と平行になるように巻き付けてテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成した後、加熱により前記成形体を硬化させることを特徴とするテーパー付中空管の製造方法。
〔5〕 テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体において、プリプレグの対辺がマンドレルの母線と平行に形成されたものである〔4〕に記載のテーパー付中空管の製造方法。
〔6〕 プリプレグ(A)と(B)との間、プリプレグ(C)と(D)との間でそれぞれ巻き始めの位置を半周違えてマンドレルに巻き付けることによりテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する〔4〕に記載のテーパー付中空管の製造方法。
〔7〕 プリプレグ(C)と(D)とを半周違えて同時にマンドレルに巻き付けてマンドレルの側面上に交互に積層した後、プリプレグ(A)と(B)とを巻き始めの位置を互いに半周違えてプリプレグ(C)及び(D)上に巻き付けることによりテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する〔4〕に記載のテーパー付中空管の製造方法。
本発明によれば、中空管のストレート層に、テーパー形状に起因する繊維配向角度のずれによって生じる中空管を変形させる応力を打ち消し合う2枚のプリプレグを組み合わせて使用することにより、反りを抑えたテーパー付中空管が製造できる。
以下、本発明のテーパー付中空管の製造方法について図面を参照して説明する。
まず、テーパー付マンドレルに巻き付ける4枚の未硬化プリプレグを準備する。本発明で使用するプリプレグの一例を図1(i)〜(iv)に示す。プリプレグ1〜4はいずれも同じ形状の一方向プリプレグである。プリプレグ1〜4は、1の辺(側辺)10が2つの底12、14に対する垂線をなす台形である。本発明においては、台形の2つの底のうち、短い方を上底、長い方を下底と定義する。側辺10と対をなす辺(対辺)16と下底14のなす内角θは、プリプレグをマンドレルの側面に沿って巻き付けたときに巻き終わりの対辺16が、マンドレルの芯軸と同一平面上になる角度である。
プリプレグ1、2の強化繊維の繊維軸方向は、側辺10に対してそれぞれ+45°、−45°である。一方、プリプレグ3の強化繊維の繊維軸方向は、側辺10に対して0°、即ち平行である。プリプレグ4については、強化繊維の繊維軸方向が対辺16に平行となっている。
プリプレグ1〜4としては、一方向に引き揃えた炭素繊維シートにエポキシ樹脂を含浸させたものが例示できる。
次いで、大径から漸次小径に変化するテーパー形状のマンドレルの側面上に上記4枚の未硬化プリプレグ1〜4を巻き付けることにより積層し、テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する。テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体の概略断面図を図2に示す。
テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体20の積層構成としては、成形体の内周から外周へ向かって、プリプレグ1及び2が交互に3層ずつ積層したアングル層24、プリプレグ3が3層積層したストレート層26、プリプレグ4が3層積層したストレート層28となっている。プリプレグ1〜4は、図2に示す断面図において、マンドレル22の芯軸Oを中心にして、それぞれ0°、180°、90°、−90°方向に相当する1x、2x、3x、4xから左回りに巻き付けられている。また、プリプレグ1〜4の巻き終わりの位置1y、2y、3y、4yは、それぞれ巻き始めの位置1x、2x、3x、4xと略同じ方向となっている。
プリプレグ1及び2をマンドレル22に巻き付けた状態を示す側面図を図3に示す。
アングル層24は、プリプレグ1及び2をマンドレル22の側面上に半周違えて同時に巻き付け交互に積層することにより形成する。
プリプレグ1は、側辺10側から巻きはじめ、対辺16側が巻き終わりとなっている。プリプレグ1の巻きはじめにおいては、上底12側をマンドレル22の小径側先端30に向けて、プリプレグ1の側辺10をマンドレルの側面を形成する母線32に一致させ位置決めを行う。プリプレグ1は、巻き終わりの対辺16についても母線32上になるように形成されている。プリプレグ2については、マンドレルの芯軸を中心に母線32を180°回転した位置(図2における180°の位置)からプリプレグ1と同様にしてマンドレルに巻き付ける。
アングル層24を積層後、ストレート層26の積層を行う。ストレート層26については、プリプレグ3をアングル層24上に、図2に示す90°の位置に存在する母線上に側辺をプリプレグ1及び2と同様にして位置決めし、アングル層24上に巻き付け形成する。更に、プリプレグ3が形成するストレート層26上に、プリプレグ4を同様にして図2に示す−90°の位置から巻き付けることにより、テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体20を形成する。
その後、テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体20をマンドレル22と共に加熱し、硬化させる。加熱温度は80〜200℃程度とすることが好ましい。テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体20が硬化した後、内部のマンドレル22を引き抜き、必要により積層が完全でない両端部を切断し、テーパー形状の中空管を得る。
なお、上記説明においては、マンドレル22の側面上に、プリプレグ1〜4を3層ずつ積層してある。プリプレグの積層数は、アングル層を形成するプリプレグ1と2同士が同じ積層数であって、ストレート層を形成するプリプレグ3と4の積層数の差が2層以内、好ましくは1層以内であれば所望の積層数とすることが可能である。また、巻き始めの位置1x〜4x、巻き終わりの位置1y〜4yについても、それぞれプリプレグ1と2、3と4同士がマンドレル22の芯軸Oを中心にして180°異なっていればいずれの位置としてもよい。
プリプレグ1〜4の形状は、上記の側辺と対辺の関係を有する、即ち所定の角度をなす2つの辺を有する形状であれば台形に限定することなく任意の形状とすることができる。かかる形状としては、扇形を挙げることができる。また、アングル層を形成するプリプレグ1と2、ストレート層を形成するプリプレグ3と4とが略同一形状であれば、プリプレグ1〜4の全てが同一の形状でなくてもよい。
中空管の用途によって高いねじり剛性が要求されない場合には、プリプレグ3と4のみを使用してストレート層のみからなる中空管としてもよい。更に、本発明の効果を妨げない範囲内で、上記4枚のプリプレグ以外のプリプレグを使用してもよい。
プリプレグに用いる強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、金属繊維等の通常のプリプレグに用いる強化繊維が使用できるが、軽量であることから炭素繊維を用いることが好ましい。炭素繊維としては、ピッチ系、液晶系、レーヨン系、アクリロニトリル系等の何れの炭素繊維も使用できるが、アクリロニトリル系炭素繊維が生産性やコストや性能の点で好ましい。炭素繊維の繊度、強度等の特性も特に制限が無く、従来のものが何れも使用できる。
プリプレグに用いる熱硬化性樹脂としては、通常のプレプリグ製造に用いる熱硬化性樹脂が使用できる。具体的には、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、マレイミド樹脂、シアン酸エステル樹脂、マレイミド樹脂とシアン酸エステル樹脂を予備重合した樹脂等を挙げることができる。本発明においては、中でも耐熱性、弾性率に優れたエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
実施例1及び比較例1
一方向プリプレグ(東邦テナックス社製、Q−U11H 1280)を切断し、表1に示す長さの底及び辺を有し、強化繊維が表2に示すように配向した台形形状の一方向プリプレグa〜dを用意した。テーパー付マンドレル(テーパー比 7.7/1000)の側面上に、最初にプリプレグa及びbを、上底側をマンドレルの小径側に向け、側辺をマンドレルの母線に一致させて位置決めし、側辺側から同一方向に3層ずつ巻き付けた。その後プリプレグc、dの順に同様にして3層ずつ巻き付け積層した。なお、プリプレグa及びb、c及びdは、互いに巻き始めの位置が半周異なるように積層した。
一方向プリプレグ(東邦テナックス社製、Q−U11H 1280)を切断し、表1に示す長さの底及び辺を有し、強化繊維が表2に示すように配向した台形形状の一方向プリプレグa〜dを用意した。テーパー付マンドレル(テーパー比 7.7/1000)の側面上に、最初にプリプレグa及びbを、上底側をマンドレルの小径側に向け、側辺をマンドレルの母線に一致させて位置決めし、側辺側から同一方向に3層ずつ巻き付けた。その後プリプレグc、dの順に同様にして3層ずつ巻き付け積層した。なお、プリプレグa及びb、c及びdは、互いに巻き始めの位置が半周異なるように積層した。
プリプレグをマンドレルに巻き付けた状態で、130℃中2時間加熱して硬化させ、マンドレルを引き抜いてテーパー付中空管を得た。得られた中空管の形状は、小径側の外径0.75cm、大径側の外径1.60cm、長さ118cmであった。中空管の最大変位(反り)の値を強化繊維の配向と併せて表2に示す。
1、2、3、4 一方向プリプレグ
1x、2x、3x、4x 巻き始め位置
1y、2y、3y、4y 巻き終わり位置
10 側辺
12 上底
14 下底
16 対辺
20 テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体
22 マンドレル
24 アングル層
26、28 ストレート層
30 マンドレル先端
32 母線
O 芯軸
1x、2x、3x、4x 巻き始め位置
1y、2y、3y、4y 巻き終わり位置
10 側辺
12 上底
14 下底
16 対辺
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22 マンドレル
24 アングル層
26、28 ストレート層
30 マンドレル先端
32 母線
O 芯軸
Claims (7)
- 上底及び下底に対して垂直な側辺を有する台形であって、強化繊維の繊維軸方向が、(A)側辺と平行、及び(B)側辺の対辺に平行である2枚の略同一形状のプリプレグを、テーパー形状のマンドレルの側面上に、上底側をマンドレルの小径側に向けると共に側辺がマンドレルの側面をなす母線と平行になるように巻き付けてテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成した後、加熱により前記成形体を硬化させることを特徴とするテーパー付中空管の製造方法。
- テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体において、プリプレグの対辺がマンドレルの母線と平行に形成されたものである請求項1に記載のテーパー付中空管の製造方法。
- プリプレグ(A)と(B)との間でそれぞれ巻き始めの位置を半周違えてマンドレルに巻き付けることによりテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する請求項1に記載のテーパー付中空管の製造方法。
- 上底及び下底に対して垂直な側辺を有する台形であって、強化繊維の繊維軸方向が、(A)側辺と平行、(B)側辺の対辺に平行、(C)側辺に対して+45°、及び(D)側辺に対して−45°である4枚の略同一形状のプリプレグを、テーパー形状のマンドレルの側面上に、上底側をマンドレルの小径側に向けると共に側辺がマンドレルの側面をなす母線と平行になるように巻き付けてテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成した後、加熱により前記成形体を硬化させることを特徴とするテーパー付中空管の製造方法。
- テーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体において、プリプレグの対辺がマンドレルの母線と平行に形成されたものである請求項4に記載のテーパー付中空管の製造方法。
- プリプレグ(A)と(B)との間、プリプレグ(C)と(D)との間でそれぞれ巻き始めの位置を半周違えてマンドレルに巻き付けることによりテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する請求項4に記載のテーパー付中空管の製造方法。
- プリプレグ(C)と(D)とを半周違えて同時にマンドレルに巻き付けてマンドレルの側面上に交互に積層した後、プリプレグ(A)と(B)とを巻き始めの位置を互いに半周違えてプリプレグ(C)及び(D)上に巻き付けることによりテーパー付筒状未硬化プリプレグ成形体を形成する請求項4に記載のテーパー付中空管の製造方法。
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