JP2005267288A - 自動販売機の入力設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設定入力器の移動を行わなくて済むとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合をなくすことができるだけでなく、さらに、製造コストの低減化を図ることができ、しかも、入力項目に応じて、外扉の裏側に行ったり接客面側に回ったりしなくても済む自動販売機の入力設定装置を提供する。
【解決手段】 自動販売機の販売動作を行う販売モードと自動販売機の運転管理項目に関して入力する設定モードとを切り換えるモード切換手段を設け、運転管理項目に関する設定入力機能を複数の商品選択釦20に割り付け、外扉に設けられた投入額表示部11に、前記商品選択釦20による入力情報を表示させるように構成した。
【選択図】 図4

Description

本発明は自動販売機の入力設定装置に関する。
従来、自動販売機では、商品と商品収納部(いわゆる収納コラム)と商品選択釦との割り当ての設定や、商品価格の設定、商品販売テストモードや販売休止モードの設定、売上集計を行うモードの設定など、販売運転の管理に関する各種の設定を行うために、図7に示すように、自動販売機本体1に回動自在に取り付けられている外扉2の裏面に、キー入力部3と表示部4とを有するリモコン形状の設定入力器5が着脱可能な状態で取り付けられている。この設定入力器5は、カールコード6により外扉2の裏面側に配設された制御部7に接続されている。また、例えば、設定入力器5の裏面に磁石板が貼り付けられており、設定入力時には自動販売機の管理者や係員が、外扉2を開けた状態で、必要に応じて設定入力器5を外扉2の裏面から取り外し、カールコード6を延ばしながら設定入力器5を外扉2の接客面側に持ち出して、接客面に一時的に磁着させるなどして入力する。
図8に示すように、缶飲料やパック飲料、たばこなどの商品を販売する自動販売機では、外扉2の接客面に、複数種類の商品に対応してそれぞれ商品見本8と商品選択釦9と商品価格表示部10とが関連づけられて配設されている。したがって、自動販売機の管理者や係員などが、商品と商品収納部と商品選択釦9との関連づけの設定や、商品価格の設定などを行う際には、これらの設定作業を誤らないようにすべく、外扉2を開けて設定入力器5を外扉2の接客面側まで持ち出した状態で、商品見本8と商品選択釦9と商品価格10とを目で確認しながら入力作業を行っている。なお、図8における11は、外扉2の接客面に設けられた投入額表示部で、商品販売時に投入金額が表示される。また、図9に示すように、商品選択釦9には、投入金額が商品金額に達した際に点灯する販売可ランプ14と、商品が売り切れた際に点灯する売切ランプ15とが内蔵されている。
ところで、自動販売機においては、その製造コストを低減すべく、設定入力器5において表示部4を省き、外扉2の投入額表示部11に、前記表示部4で表示させていたデータを表示させるように構成したものもある。この種の自動販売機では、全ての設定入力操作を行う際に、設定入力器5を外扉2の接客面側に持ち出して、投入額表示部11を見ながら設定入力器5のキー入力部3から入力する。
しかし、何れの構成の自動販売機においても、上記のように設定入力器5を外扉2の接客面側で入力するためには、設定入力器5を外扉2の裏面から接客面側まで持ち出し、また、設定入力が終わると、設定入力器5を裏面側に戻して取り付け直さなければならないため、多くの手間がかかって煩わしい問題があった。また、設定入力器5を外扉2の接客面側に移動させる際に、設定入力器5をつないでいるカールコード6が外扉2の開放側端辺の角部に引っ掛かってスムーズに持ち出せず、操作性が悪い欠点もあった。さらに、外扉2の接客面側まで設定入力器5を持ち出して磁石板で磁着させる際に、うまく取り付けられず、設定入力器5を落としてしまい、設定入力器5を損傷させることがあった。また、カールコード6が断線することがある不具合もあった。
これらの問題や不具合に対処するものとして、特許文献1には、商品と収納部と商品選択釦との関連づけの設定や、商品価格の設定を行う際には、商品選択釦からの入力を受付可能に構成し、金額表示部に設定項目の簡略表示と入力値との表示を行わせ、この表示を見ながら商品選択釦を操作することで、商品と収納部と商品選択釦との関連づけの設定動作並びに商品価格の設定動作については、設定入力器を用いなくても済ませることができるように構成した自動販売機が開示されている。なお、この自動販売機においても、外扉の裏面には設定入力器が取り付けられており、上記設定項目以外の項目に係る設定入力時には、この設定入力器の表示部を見ながら、そのキー入力部から入力操作を行うよう構成されている。
この特許文献1の構成によれば、商品と収納部と商品選択釦との関連づけの設定や、商品価格の設定を行う際に、設定入力器を外扉の裏面から接客面側まで持ち出す操作を行わなくて済むので、その分だけ、手間を省くことができるとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合自体が生じない。
特開平4−88595号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成でも、設定入力器を必要とするのでその分だけ製造コストの低減化を図れない欠点がある。また、設定入力時には入力項目に応じて、外扉の裏側に行ったり、接客面側に回ったりしなければならず、この点で手間が掛かって煩わしい欠点もある。
本発明は上記欠点などを解決するもので、設定入力器の移動を行わなくて済むとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合をなくすことができるだけでなく、さらに、製造コストの低減化を図ることができ、しかも、入力項目に応じて、外扉の裏側に行ったり接客面側に回ったりしなくても済む自動販売機の入力設定装置を提供することを目的とする。
上記不具合や欠点を解決するために請求項1記載の発明は、商品を選択する複数の商品選択釦が外扉の接客面に設けられた自動販売機においてその運転管理項目に関して入力する入力設定装置であって、自動販売機の販売動作を行う販売モードと自動販売機の運転管理項目に関して入力する設定モードとを切り換えるモード切換手段を設け、運転管理項目に関する情報を入力する設定入力器を用いることなく運転管理項目に関する設定入力機能を複数の商品選択釦に割り付け、外部から目視できる位置に設けた設定情報表示部に、前記商品選択釦による入力情報を表示させるように構成したことを特徴とする。
この構成により、自動販売機の運転管理項目について入力する場合には、モード切換手段により設定モードに切り換えた後、設定入力機能を割り付けた複数の商品選択釦を用いて、設定情報表示部を見ながら入力操作をする。したがって、従来設けられていた設定入力器を省くことができて、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。また、当然ながら、設定入力器の移動操作を行わなくて済むとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合自体が生じない。しかも、入力する運転管理項目に応じて、外扉の裏側に行ったり接客面側に回ったりしなくても済む。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動販売機の入力設定装置において、設定入力機能を割り付けた商品選択釦毎に対応させて、その商品選択釦に割り付けた運転管理項目情報を設定モードの際に表示させる項目情報表示手段を外部から目視できる位置に設けたことを特徴とする。
この構成において、モード切換手段により設定モードに切り換えられると、設定入力機能が割り付けられた商品選択釦毎の運転管理項目情報が表示される。これにより、各商品選択釦の運転管理項目情報を見ながら便利に入力できる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の自動販売機の入力設定装置において、項目情報表示手段を各商品選択釦に設け、設定入力機能を割り付けた商品選択釦毎に運転管理項目情報をランプで表示したことを特徴とする。これにより、各商品選択釦の運転管理項目情報を見ながら便利に入力できる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の自動販売機の入力設定装置において、商品選択釦に対応する位置に、その商品の商品情報を表示する商品情報表示部を設け、設定モードの際に商品選択釦に対応する運転管理項目情報を前記商品情報表示部に表示させるように構成したことを特徴とする。
この構成により、モード切換手段により設定モードに切り換えられると、商品選択釦に対応した商品情報表示部に各商品選択釦の運転管理項目情報が表示される。これにより、商品情報表示部に表示された運転管理項目情報を見ながら便利に入力できるとともに、従来の構造の商品選択釦をそのまま使用できる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の自動販売機の入力設定装置において、商品情報表示部が、商品価格および冷温表示の少なくとも一方を表示する液晶表示部であることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、複数の商品選択釦に設定入力機能を割り付けたので、従来設けられていた設定入力器を省くことができ、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。また、当然ながら、設定入力器の移動を行わなくて済むとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合自体が生じなくなり、しかも、入力項目に応じて、外扉の裏側に行ったり接客面側に回ったりしなくても済むので、利便性も向上する。
また、設定入力機能を割り付けた商品選択釦毎に対応させて、その割り付けた運転管理項目情報を設定モードの際に表示させる項目情報表示手段を外部から目視できる位置に設けるることで、設定入力機能が割り付けられた商品選択釦の運転管理項目情報の表示を見ながら便利に入力でき、さらに利便性が向上する。
また、商品の商品情報を表示する商品情報表示部を項目情報表示手段としても兼用させることで、商品情報表示部と項目情報表示手段とを個別に設けた場合と比較して、表示手段の数を少なく抑えることができて、製造コストの低減化を図ることができる。また、従来の構造の商品選択釦をそのまま使用できる。
以下、本発明の実施の形態にかかる自動販売機の設定装置を図面に基づき説明する。なお、従来の自動販売機と同機能のものには同符号を付す。
図1、図2に示すように、自動販売機本体1に開閉自在に支持されている外扉2には複数の商品選択釦20が複数段(図2においては2段)に並べられて配設されている。また、外扉2の接客面において、商品見本8と商品選択釦20と商品価格表示部10とが対応して配設されている。なお、この実施の形態においては、商品価格表示部10は価格表示板を手動で交換可能に構成されている。また、図1、図2における12は商品見本8が載せられているサンプル棚、11は外扉2の接客面に設けられて販売待機時には利用者が投入した貨幣の金額が表示される投入額表示部、16は外扉2を開閉するための錠付き開閉レバーで、錠付き開閉レバー16は所定の鍵により操作可能状態になる。また、17は当入金を返却操作するための返却レバーである。
図3に示すように、自動販売機本体1内には、商品が収容されている商品収容部としての複数列の収納コラム13が設けられている。また、外扉2の裏面には、自動販売機の販売動作を行う販売モードと自動販売機の運転に必要な項目について入力する設定モードとを切り換えるモード切換スイッチ21が設けられている。しかし、外扉2の裏面には、従来あったような設定入力器は設けられてはいない。なお、7は、各種設定項目などを含めた情報が記憶されて自動販売機の制御を行う制御部である。
図1、図4に示すように、複数の商品選択釦20には全ての設定入力機能が割り付けられている。つまり、従来の設定入力器に設けられていた入力キーの機能が、各商品選択釦20に振り分けられて割り付けられている。そして、設定入力機能を割り付けた商品選択釦20に、割り付けた運転管理項目に関する情報(運転管理項目情報)22が記載されている(実際には商品選択釦20の透明釦の裏側に収納されているシートに印刷されている)。また、これらの商品選択釦20には、投入金額が商品金額に達した際に点灯する販売可ランプ14と、商品が売り切れた際に点灯する売切ランプ15とに加えて、運転管理項目情報22を表示させる設定項目ランプ23が内蔵されている。
ここで、設定モードにおける前記運転管理項目としては、具体的には、例えば、売上情報を表示させる「売上」モードに切り換える項目、販売テストを行う「テスト」モードに切り換える項目、販売を休止する「販売休止」モードを選択する項目、収納コラム13と商品選択釦20とを関連付ける「コラム設定」モードを選択する項目、売上集計を行う「売上」集計モードを選択する項目、商品に対応させて販売価格を設定する「価格」設定モードに切り換える項目、表示中の数字データを減らすときに使用する「ダウン」項目、表示中の数字データを増やすときに使用する「アップ」項目、変更したデータを確定して制御記憶部に記憶させる「書込み」項目、設定入力モードを終了して販売待機状態に戻る「終了」項目、販売テストの開始ならびに終了などを指示する「スタート・ストップ」項目、商品選択釦20を設定の入力用としてではなく、商品選択釦20としての機能に戻したり切り換えたりするための「切換」項目などがある。そして、それぞれ割り付けられた運転管理項目情報22が、その項目の商品選択釦20に記載されている。
また、投入額表示部11は、設定モードにおいては、設定項目などの簡略表示と商品選択釦20による入力に応じた表示が行われる設定情報表示部として機能する。
上記構成において、商品販売待機時には、図1(a)に示すように、売り切れている商品に対応する商品選択釦20の売切ランプ15が点灯し、また、販売を休止している商品コラム13がある場合には、この商品コラム13に対応する商品選択釦20の売切ランプ15も点灯する。また、利用者が貨幣を投入した際には、その商品の金額以上の貨幣が投入された場合には該当する商品の商品選択釦20の販売可ランプ14が点灯する。また、その際の投入金額が、図1(b)に示すように、投入額表示部11に表示される。
自動販売機の管理者や係員などが、自動販売機の運転管理項目について入力する場合には、錠付き開閉レバー16の錠を所定の鍵により解錠して操作し、図3に示すように、外扉2を開けてモード切換スイッチ21により販売モードから設定モードに切り換える。これにより、図4(a)に示すように、設定入力機能が割り付けられた全ての商品選択釦20の設定項目ランプ23が点灯され、商品選択釦20の運転管理項目情報22が見やすい表示状態となる。なお、この際、全ての売切ランプ15を強制的に消灯させるように制御してもよい。
前記管理者や係員は、商品選択釦20の運転管理項目情報22を見ることで、それぞれに割り付けられた商品選択釦20の機能を容易に理解でき、これらの商品選択釦20を従来の設定入力器のキー入力部の代わりに用いて必要な項目情報を入力する。例えば、「テスト」に割り付けられている商品選択釦20を所定回数(例えば2回)押すことにより、所定の収納コラム13の販売テストを行える状態に設定され、投入額表示部11の表示内容(図4(b)においては、8番の収納コラム13の販売テストを行うように表示している場合を示す)を見て確認しながら、「アップ」項目や「ダウン」項目に割り付けられている商品選択釦20を押して収納コラム13の番号を指定し、「スタート・ストップ」項目に割り付けられている商品選択釦20を押して販売テストを開始・終了させる。
なお、この自動販売機においては、割り付けられている項目の機能を用いることなく、商品選択釦20を押すことでその商品選択釦20自体を指定しながら設定する機能を有する。例えば、商品選択釦20に対応する商品の販売テストを行う場合には、まず、「テスト」に割り付けられている商品選択釦20を所定回数(例えば1回)押し、この後、「切換」項目に割り付けられている商品選択釦20を押して、通常の商品選択釦20としての機能に戻した状態で、販売テストを行う商品選択釦20(複数も可)を押して指定し、再度、「切換」項目に割り付けられている商品選択釦20を押した後、「スタート・ストップ」項目に割り付けられている商品選択釦20を押して、指定した商品選択釦20に対応する販売テストを行わせる。
また、例えば、商品価格の設定を行う場合には、「価格」項目に割り付けられている商品選択釦20を押した後、「アップ」項目や「ダウン」項目に割り付けられている商品選択釦20を押して価格を決定し、「切換」項目の商品選択釦20を押し、価格設定を行う商品選択釦20(複数も可)を押して指定し、再度、「切換」項目に割り付けられている商品選択釦20を押した後、「終了」項目の商品選択釦20を押して設定を記憶させる。
なお、「切換」項目に割り付けられている商品選択釦20を押した際に、所定時間(例えば30秒間)だけ、通常の商品選択釦20として機能し、その後、前記所定時間経過後には自動的に、その項目に割り付けられている機能に戻るように構成してもよい。また、設定モード中において商品選択釦20として機能させる際には、設定項目ランプ23を点滅させるなどして、設定モード中であることをわかり易く表示させてもよい。さらに、この「切換」項目の処理を、商品選択釦20を使用しないで、返却レバー17を操作することで代用してもよい。
設定処理が終わると、モード切換スイッチ21を切り換えて設定モードから販売モードに切り換える。これにより、設定入力機能が割り付けられた全ての商品選択釦20の設定項目ランプ23が消灯され、商品選択釦20の運転管理項目情報22が殆ど見えない表示状態となる。
この構成によれば、従来設けられていた設定入力器を省くことができて、部品点数を削減できて製造コストを低減することができる。また、当然ながら、設定入力器の移動操作を行わなくて済むとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合自体が生じない。しかも、入力する運転管理項目によって、外扉2の裏側に行ったり接客面側に回ったりしなくても済み、利便性も向上する。
なお、上記実施の形態では、各段のサンプル棚12の商品選択釦20によって異なる機能が割り付けられている場合を述べ、この場合には、各段のサンプル棚12の商品選択釦20によって、異なる設定項目を記載した表示シートを各段の各商品選択釦20に個別に間違えることなく挿入しなければならない。しかし、これに限るものではなく、例えば、1段のサンプル棚12に多数の商品選択釦20が配設されている場合には、1段のサンプル棚12に対応して配設されている多数の商品選択釦20に全ての設定項目の機能を割り付け、同一の配列に共通化させた商品選択釦20を全ての段に配設して、部品の共通化を図るようにしてもよい。この場合には、全段の商品選択釦20の割付機能を有効化して、いずれの段の商品選択釦20を操作しても、項目の設定が行えるようにしてもよいし、これにかえて、所定の段のみの商品選択釦20の設定項目ランプ23を点灯させて、この段の商品選択釦20のみ設定モードで有効化させてもよい。また、設定項目ランプ23を商品選択釦20自体に設けた場合を述べたが、これに限るものではなく、商品選択釦20の近傍など、外部から目視できる位置に、設定項目ランプ23などを商品選択釦20に対応させて設けるとよい。
なお、この実施の形態においては、商品選択釦20に運転管理項目情報22を記載するとともに設定項目ランプ23を内蔵させた場合を述べたが、これに限るものではなく、運転管理項目情報22を記載しないとともに設定項目ランプ23を内蔵させずに、すなわち、従来の商品選択釦9をそのまま設け、単に所定の位置の商品選択釦9に対して、設定入力機能を割り付けるように制御部7で設定するだけでもよい。この場合には、設定入力機能を割り付けた商品選択釦20の位置を予め自動販売機の管理者や係員などが覚えておいて操作したり、その設定入力機能を割り付けた商品選択釦20の位置を記載した表などを持参して、その表を見ながら操作したりすればよい。この構成によれば、従来の商品選択釦9を用いるので、製造コストをさらに削減できる。
次に、図5,図6は本発明の他の実施の形態にかかるもので、この自動販売機においては、各商品選択釦9に対応して液晶表示部30が設けられている。そして通常の販売待機時(販売モード)においては、図5に示すように、この液晶表示部30に、商品情報としての商品価格30aと冷温表示30bとが表示されている。しかし、モード切換スイッチ21により設定モードに切り換えられた際には、図6に示すように、液晶表示部30に、商品選択釦9に対応する運転管理項目情報22を表示させるように構成している。
この構成によれば、商品販売待機時には、図5に示すように、液晶表示部30に商品情報としての商品価格30aと冷温表示30bとが表示される。この状態から、外扉2を開けるなどして自動販売機の管理者や係員などが、モード切換スイッチ21を設定モードに切り換えることで、設定入力機能が割り付けられた商品選択釦9に対応する液晶表示部30にその商品選択釦9の運転管理項目情報22が液晶表示される。前記管理者や係員は、表示された運転管理項目情報22を見ることで、それぞれに割り付けられた商品選択釦9の機能を容易に理解でき、これらの商品選択釦9を従来の設定入力器のキー入力部の代わりに用いて、容易に設定操作を行うことができる。
この構成によっても、上記実施の形態と同様に、従来設けられていた設定入力器を省くことができて、その分だけ部品点数を削減できて製造コストを低減することができる。また、当然ながら、設定入力器の移動操作を行わなくて済むとともに、設定入力器をつないでいるカールコードが外扉の開放側端辺の角部に引っ掛かったり、設定入力器を誤って落としてしまったり、カールコードが断線してしまったりする不具合自体が生じない。しかも、入力する運転管理項目によって、外扉2の裏側に行ったり接客面側に回ったりしなくても済み、利便性も向上する。
さらに、液晶表示は制御部7の制御動作のみ変更すればよく、液晶表示部30は共通のものを用いることができるとともに、商品選択釦9も、設定項目ランプ23などが設けられていない従来の構造のもので済ますことができる。なお、液晶表示部30が、商品価格30aと冷温表示30bとの何れか一方だけの表示機能を有し、残りの機能が、従来のように手動で交換するものでも適用可能である。また、商品情報を表示する商品情報表示部としての液晶表示部30を項目情報表示手段としても兼用させたので、商品情報表示部と項目情報表示手段とを個別に設けた場合と比較して、表示手段の数を少なく抑えることができて、製造コストの低減化を図ることもできる。
なお、上記実施の形態においては、モード切換手段として、外扉2の裏面にモード切換スイッチ21を設けた場合を述べ、この場合には、モード切換スイッチ21が自動販売機の管理者や係員などの関係者以外のものでは、まず、操作されないため、防犯性能が良好に保たれる利点がある。しかし、これに限るものではなく、例えば、錠付き開閉レバー16の錠が所定の鍵により解錠されて錠付き開閉レバー16が開位置に回された際に、自動的に販売モードから設定モードに切り換えられるようにモード切換スイッチを配置したり、外扉2が開けられた際に販売モードから設定モードに切り換えられるようにモード切換スイッチを配置したりしてもよく、この場合は、設定モードに切り換えるために、外扉2の裏面に回ったり、モード切換スイッチを操作しなくても済むため、さらに利便性が向上する。また、返却レバー17や特定の商品選択釦9、20を同時に操作するなど、所定の操作により、販売モードと設定モードとが切り換えられるように構成してもよい。
さらに、上記実施の形態では、商品選択釦9、20による入力情報を投入額表示部11において表示させる場合を述べ、これによれば、商品選択釦9、20による入力情報を別途に設けなくて済む利点があるが、これに限るものではなく、商品選択釦9、20による入力情報を表示させる設定情報表示部を外部から目視できる位置に設けてもよい。
(a)は本発明の実施の形態にかかる自動販売機の入力設定装置のサンプル棚およびその近傍箇所の正面図、(b)は同自動販売機の投入額表示部の正面図であり、販売モードの状態を示す。 同自動販売機の全体斜視図である。 同自動販売機の外扉を開けた状態の斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態にかかる自動販売機の入力設定装置のサンプル棚およびその近傍箇所の正面図、(b)は同自動販売機の投入額表示部の正面図であり、設定モードの状態を示す。 本発明の他の実施の形態にかかる自動販売機の入力設定装置のサンプル棚およびその近傍箇所の正面図で、販売モードの状態を示す。 同他の実施の形態にかかる自動販売機の入力設定装置のサンプル棚およびその近傍箇所の正面図で、設定モードの状態を示す。 従来の自動販売機の外扉を開けた状態の斜視図である。 同従来の自動販売機の全体斜視図である。 同従来の自動販売機の入力設定装置のサンプル棚およびその近傍箇所の正面図である。
符号の説明
1 自動販売機本体
2 外扉
7 制御部
8 商品見本
9、20 商品選択釦
10 商品価格表示部
11 投入額表示部(設定情報表示部)
13 収納コラム(商品収納部)
14 販売可ランプ
15 売切ランプ
16 錠付き開閉レバー
17 返却レバー
21 モード切換スイッチ(モード切換手段)
22 運転管理項目情報
23 設定項目ランプ(項目情報表示手段)
30 液晶表示部(商品情報表示部、項目情報表示手段)
30a 商品価格
30b 冷温表示

Claims (5)

  1. 商品を選択する複数の商品選択釦が外扉の接客面に設けられた自動販売機においてその運転管理項目に関して入力する入力設定装置であって、自動販売機の販売動作を行う販売モードと自動販売機の運転管理項目に関して入力する設定モードとを切り換えるモード切換手段を設け、運転管理項目に関する情報を入力する設定入力器を用いることなく、運転管理項目に関する設定入力機能を複数の商品選択釦に割り付け、外部から目視できる位置に設けた設定情報表示部に、前記商品選択釦による入力情報を表示させるように構成した自動販売機の入力設定装置。
  2. 設定入力機能を割り付けた商品選択釦毎に対応させて、その商品選択釦に割り付けた運転管理項目情報を設定モードの際に表示させる項目情報表示手段を外部から目視できる位置に設けた請求項1記載の自動販売機の入力設定装置。
  3. 項目情報表示手段を各商品選択釦に設け、設定入力機能を割り付けた商品選択釦毎に運転管理項目情報をランプで表示する構成とした請求項2記載の自動販売機の入力設定装置。
  4. 商品選択釦に対応する位置に、その商品の商品情報を表示する商品情報表示部を設け、設定モードの際に商品選択釦に対応する運転管理項目情報を前記商品情報表示部に表示させるように構成した請求項2記載の自動販売機の入力設定装置。
  5. 商品情報表示部が、商品価格および冷温表示の少なくとも一方を表示する液晶表示部である請求項4記載の自動販売機の入力設定装置。
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